目次
- リーダーシップは言い換えることで的確に伝わるようになる!
- そもそも「リーダーシップ」とは?
- リーダーシップのある人が企業にもとめられる3つの理由
- ①チームを率いた経験を活かせるため
- ②自分で考えて行動できるため
- ③チームのモチベーション管理ができるため
- 前に出るだけがリーダーじゃない! 「裏のリーダーシップ」とは?
- 強みを具体的に伝えよう! リーダーシップの言い換え表現13選
- 周りの人を巻き込んで行動をすることができる
- チームの先頭に立って主導権を握れる
- 責任感を持って重要な意思決定ができる
- 目標達成に向けて適切な計画を立てられる
- 客観的な視点で指導ができる
- メンバーの能力を引き出す役割を割り振れる
- メンバーの意見やアイデアをまとめられる
- チームの雰囲気を正しい方向に持っていける
- 対話の中でチームの結束力や一体感を高められる
- メンバー同士の交流の場を積極的に作れる
- 積極的にポジティブな発言をして雰囲気を変えられる
- メンバーのモチベーションの変化を見極められる
- 一人ひとりに対して誠実に対応できる
- 見直し必須! リーダーシップをアピールするときの注意点
- 自分の役割ばかりに焦点を当てないようにする
- 自分勝手な行動と捉えられないようにする
- 具体的なエピソードを最低1つは入れる
- リーダーシップを言い換えた自己PRのOK例文
- 例文①アルバイト
- 例文②部活動
- 例文③ゼミ
- 例文④サークル
- 例文⑤ボランティア活動
- 伝え方に注意! リーダーシップを言い換えた自己PRのNG例文
- 例文①自分の役割ばかりに焦点を当てている
- 例文②自分勝手な行動と捉えられるようなエピソード
- リーダーシップの言い換えで具体的な強みを伝えて選考を突破しよう!
リーダーシップは言い換えることで的確に伝わるようになる!
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。自己PRの作成に悩んでいる学生から
「リーダーシップを言い換えたいのですが、良い表現が見つかりません。」
「リーダーシップを言い換えた自己PR例文が知りたいです。」
と、よく相談されます。「リーダーシップ」は自己PRでよく使われる言葉なので、そのままだと周りの学生と差を付けることは難しいですよね。また、実はリーダーシップは意味の広い言葉なので、「リーダーシップがある」とだけアピールすると、気付かぬうちに面接官との間に認識の齟齬が生まれてしまうこともありえます。
このように、周りと差をつけるためにも、自分自身の強みを正確に伝えるためにも、自己PRではリーダーシップを適切に言い換えてアピールをすることがおすすめです。
この記事では、「リーダーシップ」に含まれる能力と、その言い換え表現の例を紹介します。言い換えた表現を使った例文も合わせて紹介するので、リーダーシップをアピールしたいけどうまく伝えられなかったという人はぜひ参考にしてくださいね。
そもそも「リーダーシップ」とは?
リーダーシップを言い換える前に、「リーダーシップ」という言葉の意味を知りましょう。そもそもの言葉の意味を知らないと、本来の意味からずれた言い換え表現になってしまう可能性もあるので、最初に定義を確認しておくことが大切です。
- 指導者としての地位または任務。指導権。
- 指導者としての資質・能力・力量。統率力。
広辞苑の意味としては、役割としてのリーダーシップと、資質としてのリーダーシップがありますが、前者は「リーダーシップをとる」のように使われ、後者は「リーダーシップがある人」のように使われます。
そのため就活の場合は、資質としてのリーダーシップをアピールすることになります。しかし、指導者としての資質のすべてを「リーダーシップ」と表しているので、その中のどのような部分が強みなのかはこの言葉だけでは伝わり切りません。
だからこそリーダーシップを言い換えて、どのような能力が長けているのかを言語化することで、自分の強みを的確に伝えることができるのです。
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リーダーシップのある人が企業にもとめられる3つの理由
就活生
リーダーシップがある人の方が企業から評価されているイメージがあるのですが、なんで評価されるのでしょうか?
キャリアアドバイザー
企業視点で考えられるのは素晴らしいですね。企業側の意図を詳しく解説します!
リーダーシップを発揮したエピソードは企業から評価されやすいイメージがありますが、なぜ企業はリーダーシップのある人材をもとめるのでしょうか。ここでは、企業がリーダーシップのある人をもとめる3つの理由を紹介します。
①チームを率いた経験を活かせるため
多くの企業はチーム単位でプロジェクトを動かしているので、チームを率いた経験がある人は、その経験から得た学びをそのまま活かすことができます。加えて、リーダーの大変さへの理解や組織運営に関する知識もあるため、メンバーとしても活躍できることが期待されるのです。
また、この能力は業界や業種にかかわらず汎用性の高いスキルなので、どんな会社でも活躍してくれそうな人材と映りやすいでしょう。組織を大きくしていくうえでリーダーは必要不可欠な存在なので、多くの企業で評価されるというわけです。
- 統率力
- 指導力
- 意思決定力
- 先を見通す力
②自分で考えて行動できるため
リーダーシップのある人は、ただ指示を待つだけではなく自分で考えて行動することができるので、企業からも評価されやすくなります。
なぜなら、指示の意図やその先も見通した行動ができると、指示をする時間も短縮できて、全体の業務効率化にもつながるためです。加えて自分で考えて行動できる人は、学ぶ意欲も高い場合が多いので、成長スピードも期待されやすいです。
企業側も活躍してくれそうな人材を欲しているので、リーダシップがある人はぴったりな人材といえますね。
- 実行力
- 推進力
③チームのモチベーション管理ができるため
チームで仕事をする際には、メンバーのモチベーション管理がとても重要です。
メンバー間でモチベーションの差が生まれると、モチベーションが低い人だけでなく、高い人にまで影響が出てしまうので、結果的に全体の雰囲気が悪くなってしまいます。そのような事態を防ぐためにも、事前にメンバーのモチベーションを管理して、差が生まれないように業務を調整するのもリーダーシップの1つです。
チームをどんどん前に進めるリーダーシップとは少し異なりますが、チームを支えながら良い方向に持っていける能力は、チームで働くうえで大切なスキルといえますね。
- マネジメント力
- 俯瞰力
- 計画性
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
企業には、いろんなタイプのリーダーシップをもった人が存在しています。たとえば、部下と円滑にコミュニケーションを取りながら仕事の方針を決めるリーダー、自ら役割分担を明確にし直接部下に仕事の指示をするリーダーなど、それぞれのリーダーには幅広い個性があります。
そのため、学生が単に「私はリーダーシップがあります」とだけ伝えてしまうと、「どんな人なんだろう」と疑問を抱かれてしまいます。採用担当者に入社後のイメージを持ってもらえるようにアピールする必要があります。
面接官がイメージしやすいような表現が大切!
たとえば上述の説明「③チームのモチベーション管理」に近づけていうと、「私はアルバイトで仕事をする際に、メンバーのモチベーションを保てるよう一人ひとりの声に耳を傾け、疑問や不安があれば解決できるようサポートしました」のように、アピールすることもできますよね。
難しい言葉を使う必要はなく、採用担当者が入社後のイメージをしやすい言葉に言い換えることをおすすめします。もし自力で言葉が思いつかないようだったら、キャリアアドバイザーなどに自分のエピソードを話して、言葉のヒントをもらってもいいと思いますよ。
前に出るだけがリーダーじゃない! 「裏のリーダーシップ」とは?
リーダシップといえば、チームの先頭に立ってメンバーに指示を出しているイメージを持つ人が多いかもしれません。しかし、前に出ない「裏のリーダシップ」というものもあります。
「裏のリーダーシップ」とは、表立ってみんなを先導するような立場にはつかずに、さりげなくメンバーの意見をまとめたり、チームの方向性を軌道修正したりすることを表します。特に就活のグループワークなどでは、司会進行に立候補してリーダーシップを発揮するよりも、裏のリーダーシップをアピールする方が効果的な場合もあるでしょう。
このように、いわゆる「リーダー」のような立場に苦手意識がある人でも、チームをまとめる資質や能力を持っている可能性もあります。リーダーシップという言葉の意味が広いからこそ、一般的なイメージとは違う「リーダーシップ」もあるということも覚えておきましょう。
- 話し合いの方向がずれているときに軌道修正をする
- メンバーの意見に対して根本の目的と沿っているかを考えられる
- メンバーの意見をまとめて折衷案を出せる
キャリアアドバイザーコメント北浦 ひよりプロフィールをみる
「裏のリーダーシップ」をアピールする際、「私は前に出るのが苦手なので」や「私にはチームを引っ張っていく力はないので」など、ネガティブ要素を前置きに盛り込むのはやめましょう。アピールの仕方を間違えると、消極的だったり主体性がないと思われてしまうので注意が必要です。
ある学生は「裏方に回ってチームに貢献できます。所属していた野球部ではキャプテンの指示を受け、連絡係としてチームに貢献していました」とアピールしたところ、採用担当者から「伝えるだけなら、誰でもできるんじゃない」と突っ込まれ、何も言えなかったそうです。おそらく採用担当者からは、受け身の姿勢や指示待ち人間と思われたのでしょう。
しかし後日、その学生と一緒にエピソードを深掘りすると、「口頭よりもビジュアルの方がわかりやすいと思い自ら資料を作成した」などのエピソードが出てきました。このように、「裏のリーダーシップ」をアピールする際は、どのように発揮したのか、誰のために役立ったのか、どのような効果があったのかなど、しっかり深掘りをして具体的にアピールをしないと誤解されてしまう可能性が高いので注意しましょう。
強みを具体的に伝えよう! リーダーシップの言い換え表現13選
就活生
リーダーシップは言い換えたほうが伝わるんですね……! 実際に言い換えるとどのような表現になるのか知りたいです!
キャリアアドバイザー
13通りの表現を紹介するので、自分に当てはまる表現を見つけてみてくださいね。
リーダーシップを言い換える重要性が理解できても、実際にどのような表現なら伝わるのか悩んでしまいますよね。
ここではリーダーシップを13パターンで言い換えた表現を紹介するので、どれが1番自分の強みに近いか考えてみてくださいね。
周りの人を巻き込んで行動をすることができる
「リーダーシップ」という強みを発揮する前提として、チーム単位で何か行動をすることが必要になります。
このときに、ある程度完成しているチームを動かすよりも、チームを一から作ることの方が得意という人は「周りの人を巻き込んで行動をすることができる」と言い換えてアピールしましょう。
チームを作り上げる能力はどの企業にももとめられるので、どのような点を意識していたかもあわせて伝えてみてくださいね。
私の強みは、周りの人を巻き込んで行動ができることです。チーム内の問題に対して原因を考え、周りと協力しながら解決するための行動を働きかけることができます。
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チームの先頭に立って主導権を握れる
リーダーシップのイメージとして、チームの主導権を握ってメンバーを導いている姿を想像する人も多いのではないでしょうか。
リーダーシップのなかでも、チームの代表となってなにか行動をすることが得意な場合は、「チームの先頭に立って主導権を握れる」と言い換えてみましょう。入社後の再現性の高さを示すためにも、どのような行動をしたことでチームを率いることができたのかも、エピソードとして忘れないようにしてくださいね。
キャリアアドバイザー
リーダーシップといえばの強みですね! そのため周りと被らないようなエピソードにすることも意識できるとなお良くなりますよ。
私の強みは、チームの先頭に立って主導権を握れることです。メンバーが判断に迷ったときは、自ら主導権を握ってチームの方向性を定めることができます。
責任感を持って重要な意思決定ができる
リーダーはチームの方向性を決めるために、重要な意思決定を迫られる場面もあります。そんなときでも、冷静に物事を判断し適切な選択ができる人は「責任感を持って重要な意思決定ができる」と言い換えてみてください。
入社してすぐの段階では重要な意思決定に携われることは少ないかもしれませんが、日々の業務の優先順位を決めるのも意思決定の1つです。
チームでも個人でも強みを発揮できることをアピールできれば、どんな業種・業界でも通用する自己PRになりますよ。
私の強みは、責任感を持って重要な意思決定ができることです。チームの方向性が決まるような大きな意思決定でも、客観的な情報から適切な選択をすることができます。
責任感をアピールしたい人はこちらを読んでおきましょう。
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目標達成に向けて適切な計画を立てられる
社会人になってチームで何か仕事をするとなると、ほとんどの場合、何らかのチーム目標が設定されます。売上を上げることなのか業務効率化なのかは部署によって異なりますが、基本的にそのチーム目標を達成するために働くことになるのです。
この時、ただがむしゃらに業務を進めるのではなく、チームの方向性を示して目標達成への適切な道筋を考えるのもリーダーの役割であり、リーダーシップに含まれます。
このように前に立って引っ張っていくだけでなく、効率的に計画を立ててメンバーを導いていく方が得意なら、「目標達成に向けて適切な計画を立てられる」という表現を使うと、計画性の高さや先を見通す力を持っていることが伝わりやすくなりますよ。
キャリアアドバイザー
適切な目標設定をするためには、メンバーの能力や個性の把握も重要になるので、ぜひその管理能力の高さも一緒にアピールしてみましょう!
私の強みは、目標達成に向けて適切な計画を立てられることです。より効率的に目標を達成できるように、ゴールから逆算して行動を考えることができます。
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自己PRで悩んだら、AIツールを活用しよう!
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客観的な視点で指導ができる
リーダーとメンバーに上下関係はありませんが、チームの進捗状況が悪かったり雰囲気があまり良くなかったりした際に、客観的な視点でフィードバックをすることもリーダーの役割です。
「指導」というと厳しく聞こえる人もいるかもしれませんが、ここでの意味としてはチーム全体を間違った方向から軌道修正するイメージです。このように目的に立ち返って、俯瞰してチームの動きを見れるなら、「客観的な視点で指導ができる」と言い換えてみましょう。リーダーシップのなかでも、俯瞰力や情報整理力が高いということをよりアピールできますよ。
キャリアアドバイザー
チームの内部にいるとどうしても主観が強くなってしまう人も多いので、チームで仕事をする際には重宝される能力ですね。
私の強みは、客観的な視点で指導ができることです。各メンバーの進捗状況やチーム全体の方向性について、適宜確認して軌道修正をすることができます。
メンバーの能力を引き出す役割を割り振れる
チームの力を最大限引き出すためには、適材適所で役割を割り振れることも大切です。どんなにチームの雰囲気が良かったとしても、苦手な業務や納得していない業務をやらされると、モチベーションは下がってしまいますよね。
モチベーションが下がると全体の進捗も悪くなってしまうので、適切な役割を考えられるのは、リーダーとしての必須要素の1つといえます。これを強みとしてまとめると「メンバーの能力を引き出す役割を割り振れる」という表現になります。
「役割を考えて振れるだけでリーダーシップといえるのかな」と不安な人も、ぜひこの言い換えを使って自己PRを作ってみてくださいね。
私の強みは、メンバーの能力を引き出す役割を割り振れることです。対話の中から一人ひとりの個性を理解して、業務を分配できます。
メンバーの意見やアイデアをまとめられる
チームで仕事をしていると、一度はメンバー同士で意見やアイデアがぶつかることもありますよね。特に大規模なチームになればなるほど、全員の納得を得られるように意見をまとめるのは難しくなります。
それぞれの意見の譲れない部分と妥協できる点を見極めるのは難易度が高いですが、そのような経験がある人は「メンバーの意見やアイデアをまとめられる」と言い換えてアピールしてみましょう。
ただ出た意見をまとめるのではなく、より良い案を出せるところがポイントなので、ぜひ強調して伝えてみてくださいね。
キャリアアドバイザー
お互いの意見の良いところを合わせて新たな意見を出すのは、営業や企画、そのほかさまざまな職種で重宝される強みですね。
私の強みは、メンバーの意見やアイデアをまとめられることです。メンバー間で意見が分かれてしまっても、それぞれが納得するような意見を考えることができます。
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チームの雰囲気を正しい方向に持っていける
リーダーの役割として、チーム全体の雰囲気をコントロールするというものがあります。たとえば、険悪な雰囲気や少しだらけてしまっているような雰囲気になったら、原因を探して、チーム全体を正しい方向に軌道修正しなければなりません。
部活動やサークルでも「中だるみ」というものがあるように、社会人になっても同じ現象が起きることがあります。このようなときに、チームの雰囲気を元に戻した経験がある人は「チームの雰囲気を正しい方向に持っていける」という強みをアピールしましょう。
どのようなことを意識して雰囲気をコントロールしたかも具体的に伝えると、エピソードの説得力も高くなりますよ。
私の強みは、チームの雰囲気を正しい方向に持っていけることです。メンバーのモチベーションが下がってしまった場合でも、チーム全体に働きかけて方向性を正すことができます。
対話の中でチームの結束力や一体感を高められる
良いチームを作るためには、チームの結束力を高めることも大切です。そのためにメンバーと積極的に交流をして、リーダーとメンバーの信頼度を高めるのも重要なリーダーシップになります。
求心力のあるリーダーよりも、みんなと協力して一緒に頑張るリーダーの方が得意な人は、「チームの結束力や一体感を高められる」と言い換えてみてください。
リーダーにもタイプがあり、どのタイプにも優劣はありません。自分が向いているタイプのリーダー像を伝えることで価値観を伝えることにもつながりますよ。
キャリアアドバイザー
「リーダー=かっこよくメンバーを引っ張る存在」のようなイメージがありますが、それだけが企業にもとめられるリーダーシップではないので、自信を持ってアピールしましょうね。
私の強みは、対話の中でチームの結束力や一体感を高められることです。積極的にメンバーと交流をすることで、本音を言い合える関係性になれるよう尽力できます。
メンバー同士の交流の場を積極的に作れる
リーダーとメンバーの交流だけでなく、メンバー同士の交流も、チームの結束力や一体感を高めるには必要です。
チームによっては、割り振られる業務が違うとほとんど交流がないこともあるでしょう。そんなときにもリーダーから積極的にメンバー間の交流を促せると、チーム全体の結束力も自然と高まります。
コミュニケーションをとることが好きで、交流の場を設けることが得意な人は「メンバー同士の交流の場を積極的に作れる」とアピールして、リーダーシップのなかでも協調性などの面が強いことを伝えましょう。
私の強みは、メンバー同士の交流の場を積極的に作れることです。チーム全体で交流する機会を設定して、結束力を高める働きかけができます。
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積極的にポジティブな発言をして雰囲気を変えられる
チームの雰囲気をコントロールするうえで、リーダーの発言はとても重要な要素です。リーダーがネガティブな発言をすれば全体の士気は下がってしまいますし、リーダーがポジティブな発言をすれば、チームの雰囲気が悪くてもポジティブな方向に変わることもあります。
積極的にポジティブな発言をして、チームの雰囲気やモチベーションを下げないような対応を意識している人は、「積極的にポジティブな発言をして雰囲気を変えられる」という強みでリーダーシップを表現しましょう。
メンバー全員が気持ちよく仕事ができるような環境を作るのも立派なリーダーシップなので、どのような発言を心掛けたかの具体例とともにアピールしてみてくださいね。
私の強みは、積極的にポジティブな発言をして雰囲気を変えられることです。メンバーが発言しやすい環境を意識して、悪い雰囲気にならないように軌道修正をすることができます。
積極性についてアピールしたい人はこちらを読んでおきましょう。
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例文18選! 自己PRで「積極性」を上手に伝える秘訣
自己PRで積極性をアピールするときに重要なのは「自分なりの積極性を明確にすること」。今回は、積極性の種類や面接で積極性を伝える時のコツをキャリアアドバイザーが解説します。自己PR例文も紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
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メンバーのモチベーションの変化を見極められる
「メンバーのモチベーションの変化を見極められる」という強みも、リーダーとしての資質の基盤となる要素です。
各メンバーのモチベーションを把握するためには、コミュニケーションの量はもちろん、本音を話せる関係性を築くことがポイントです。なんでも話せるような関係性であれば、小さなモチベーションの変化も感じ取ることができて、大きな問題になる前に対処することができるからです。
このように相手の気持ちの変化を敏感に察知して対応できる人は、「メンバーのモチベーションの変化を見極められる」という面でのリーダーシップをアピールしてみましょう。モチベーションの変化を見極めたうえで、どのような行動を取るのかも重要になってくるので、行動と結果も合わせて伝えることを忘れないようにしてくださいね。
私の強みは、メンバーのモチベーションの変化を見極められることです。日頃からメンバーとコミュニケーションを取ることで、小さな変化も察知できるように努めることができます。
一人ひとりに対して誠実に対応できる
リーダーとしてチームを率いるためには、カリスマ性や統率力も大切ですが、まず人として信頼されることも必要ですよね。そのため、誰に対しても誠実な対応がもとめられます。
これはリーダーシップの基礎となる要素になるので、「一人ひとりに対して誠実に対応できる」という強みとあわせて、その対応のおかげでチームがどのようによくなったかもアピールするようにしましょう。
キャリアアドバイザー
誠実さだけでも十分なアピールにはなりますが、「リーダーシップ」の言い換えとするなら、チームに対してどのような変化があったのか付け加えるようにしましょう。
私の強みは、一人ひとりに対して常に誠実な対応を心掛けていることです。この意識によって、チーム内でお互いを尊重する意識が広まり、本音をより引き出せるようになりました。
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自己PRが思いつかない就活生は、AIツールを使うのが一番おすすめ!
自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
そこで紹介したいのが「自己PR作成ツール」です。ツールを使えば、簡単な質問に答えるだけで裏付けるエピソードが思いつかなくてもあなたの強みが完璧に伝わる自己PRが自動で完成します。
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見直し必須! リーダーシップをアピールするときの注意点
就活生
自分に合った表現の仕方が見つかった気がします! なにかアピールするときに気を付けたほうが良いことってありますか?
キャリアアドバイザー
それは良かったです! 3点あるので詳しく解説していきますね。
自分に合った言い換え表現が見つかっても、面接官に上手く伝わらなければ意味がありませんよね。ここでは、リーダーシップをアピールするときの注意点を紹介します。以下の3点を意識しながら自己PRを作成しましょう!
自分の役割ばかりに焦点を当てないようにする
多くの学生は「リーダシップがある人=リーダーの肩書きを持っている人」と考えがちですが、必ずしもそうではありません。肩書きがあってもリーダーの資質がない人もいれば、肩書きがなくてもリーダーの資質がある人もいます。
このように、リーダーという役割ばかりに焦点をあててしまうと、自分の強みが伝わらず、根拠のない自己PRになってしまいます。肩書きのアピールだけでなく、その立場で「何をしたのか」を伝えるようにしましょうね。
キャリアアドバイザー
大規模な団体のリーダーを経験している人ほど、具体的な行動より肩書きをアピールしてしまうので注意が必要ですよ!
自分勝手な行動と捉えられないようにする
リーダーシップを発揮したエピソードは、伝え方によっては自分勝手に行動をしたと捉えられてしまう可能性があります。
たとえば、「チームのメンバーに指示を出した」や「チームを引っ張って前進させた」などのエピソードは、当時の状況をしっかり説明しないと、独断で行動をしたと思われてしまうかもしれません。
特にエントリーシート(ES)などの文字だけのコミュニケーションだと誤解されやすいので、自分勝手な行動と受け取られないような伝え方を意識しましょうね。
具体的なエピソードを最低1つは入れる
どのような自己PRでも共通しますが、ただ強みを伝えるだけでは信憑性が薄いアピールになってしまいます。自分の強みを信じてもらうためにも、具体的なエピソードを最低1つは入れましょう。
具体的なエピソードを入れるときは、はじめてその話を聞く人でも、当時の状況が想像できるような具体性を意識してください。具体性が高ければアピールポイントも伝わりやすくなるので、文量とのバランスも見ながら調整しましょうね。
キャリアアドバイザーコメント上村 京久プロフィールをみる
就活でリーダーシップをアピールする際、「委員長」「アルバイトリーダー」「部長」といった肩書きがないから、自分にはリーダーシップはないと決めつけてしまう人がいますがそれは間違っています。
企業は肩書きや立場を評価したいのではなく、その人ならではのリーダーシップを発揮した経験や考えなどの「人間性」を知りたがっています。他人が持っている肩書きを聞くと、つい「自分には何もないや」と悲観的になってしまう人がいますが、そうではなく誰かのために自ら動いた経験を探してみましょう。
周りの人との関係性から自分なりのリーダーシップが見つかる
探し方のポイントは、第三者の存在です。「忍耐力」「継続力」などは1人で黙々とおこなうことで成り立ちますが、リーダーシップは必ず他人との関係性がエピソードに出てくるはずです。
そのため、リーダーシップのエピソードが思いつかないという人は、自分の周りにどのような人間が存在したのか、関係性はどうだったのかを分析すると発見できることが多くあります。自分にはリーダーシップの経験はないとあきらめる前に、もう一度自己分析をやってみることをおすすめします。
リーダーシップを言い換えた自己PRのOK例文
就活生
自分なりにリーダーシップの言い換え表現を使って自己PRを書いてみたのですが、なぜかしっくりこなくて……。
キャリアアドバイザー
それは良かったです! 3点あるので詳しく解説していきますね。
リーダーシップの要素を言い換える表現がわかっても、エピソードと合わせてみたらうまく嚙み合わないということもありますよね。ここではリーダーシップの言い換え表現を使った自己PR例文を紹介するので、うまく伝えられない人はぜひ参考にしてみてくださいね。
例文①アルバイト
私の強みは、目標達成に向けて適切な計画を立てられることです。これは、3年間続けている雑貨屋でのアルバイトで身につけることができました。
そこはアルバイトでもノルマがあるお店で、バイト歴が長かった私は、あるときから後輩3人分のノルマ管理も任されることになりました。マネジメント経験がなかった私は、最初の2カ月はうまくサポートができず、3人のノルマを達成させることができませんでした。
その悔しさから、どこに課題があるのか、接客の得意不得意はあるのかなどの分析と同時に、目標から逆算して週ごとに新たなノルマを設定しました。その結果、3カ月目には1人がギリギリ達成できて、4カ月目以降は3名とも未達になることはありませんでした。
この経験を活かして、貴社の営業職として入社した際も、自分の管理はもちろん周りのサポートもできるよう尽力します。
キャリアアドバイザー
リーダーシップの中でも計画性の高さが伝わってくる自己PRですね! 文字数にもよりますが、入社後にどのように活かすのかをもう少し詳しく書けるとより良くなりますよ。
アルバイト経験をアピールしたい人はこちらを読んでおきましょう。
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厳選5例文|自己PRでアルバイトを魅力的に伝えるための3つの要素
アルバイト経験は自己PRのテーマにおすすめです。「どのように考え行動したのか」を押さえれば効果的なアピールが可能になります。 この記事では、アルバイト経験を伝えるメリットや伝え方、例文をキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画も参考にして魅力的な自己PRにしましょう!
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例文②部活動
私の強みは、メンバーの意見やアイデアをまとめられることです。私は大学時代、バレーボール部で部長を務めていて、特に活動のなかでは練習メニューの改善に注力しました。
練習メニューについての不満は以前から課題だったので、部員に意見をもとめつつ改善を進めていきました。メンバーごとにやりたいことが少しずつ違うので、意見が食い違うこともありましたが、全員が納得した状態で練習をしてほしかったので、なるべく意見が偏らないようにメニューを組み直しました。その結果、朝練の参加率も20%上がり、チームとしても成長することができました。
この経験を活かして、貴社の企画職として入社してからも、チーム内で意見が食い違った際は互いの意見の良い点をかけ合わせた意見を出せるような存在になりたいと考えています。
キャリアアドバイザー
「全員が納得した状態で進めたい」という価値観も伝わってくる自己PRですね! 入社後にどのように活かすかもイメージしやすくて良いですね。
部活動の経験を魅力的にアピールしたい人はこちらを読んでおきましょう。
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自己PRで部活経験を魅力的にアピールするコツ|例文あり
自己PRで部活のエピソードを話すのは好印象? こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活で部活の経験をアピールする就活生は多いですよね。マイナビの2024年卒マイナビ企業新卒採用予定調査によると、採用担当者が選考時 […]
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例文③ゼミ
私の強みは、チームの雰囲気を正しい方向に持っていけることです。これは大学のゼミのグループ研究で、リーダーをしたことで身につけられました。
グループ研究はお互いの意見を出し合って高めていくことが大切なのですが、メンバー全員グループ研究自体がはじめてだったこともあり、最初は遠慮をして意見も言い出しにくい雰囲気になってしまうことも多くありました。そこで私は、まず自分がなにか発言してメンバーが話しやすい雰囲気を作ろうと心掛けました。
意見を絞り出すのも大変でしたが、これでチームの議論が捗るならと思い、自分から発言をしてメンバーに話を振ることを続けました。その結果、徐々に周りからも意見が出るようになり、最終的には全員で良い議論ができるようになりました。
この経験を活かして、もしチームの雰囲気があまり良くないときには、まず自分がなにか行動を起こして変化を与えられるような存在になりたいと考えています。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
キャリアアドバイザー
どのような想いで行動をしていたのかも伝わってくるので、価値観と能力が伝わる自己PRになっていますね!
ゼミの経験をアピールしたい人はこちらを読んでおきましょう。
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例文7選|ゼミのガクチカには王道の構成がある! 伝え方コツも解説
ゼミ活動をテーマにガクチカを作る際は構成に重要になります。ゼミをテーマにした場合に、アピールすべきポイントや伝え方のコツがあります。例文付きでに詳しく解説しますので、是非参考にしてみてください。
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例文④サークル
私の強みは、チームの先頭に立って主導権を握れることです。これは大学のダンスサークルのチームリーダーを務めたときに身につけました。
所属するダンスサークルでは、年に2回、学外のダンスサークルも含めた大きな発表会を開いているのですが、私も3年生のときに5人グループで初めて出場しました。最初は特にリーダーを立てずに練習の方向性を決めていたのですが、意見をまとめて意思決定をする人がいないせいで、方向性が段々ブレてしまうこともありました。
この状態を変えたいと決心し、ある時、私がリーダーの立場としてチームをまとめたいと提案しました。みんなすぐに了承してくれ、その結果、練習のメリハリもついてクオリティもあげることができました。
このときはもともとメンバーとの信頼関係があったので意思決定もしやすかったですが、貴社に入社後に同じようにリーダーとなる機会があったら、まずはメンバーとの信頼関係を築くことを意識して、ついていきたいと思ってもらえる存在になれるよう尽力したいと思います。
キャリアアドバイザー
チームの主導権を握るための要素も分析できていますね。リーダーとしてどのような取り組みをしたのかをより具体的に書けるとより良くなりますよ。
例文⑤ボランティア活動
私の強みは、周りの人を巻き込んで行動できることです。これはボランティア活動を通して身につけることができました。
私は学業の一環として福祉関係のボランティアに参加する機会が多かったのですが、仕事に慣れてきた頃、もっと利用者を楽しませたいという想いから新しいイベントを開きたいと思うようになりました。
1人でもできる範囲でしたが、みんなで協力して開催したいと考えて、周りの人にイベントのメリットをプレゼンしました。その結果、周りのメンバーや職員も賛同してくれ、予定より大きなイベントを開くことができました。
この経験から、周りを巻き込んで行動をしたほうが大きな影響を与えられると実感したので、この強みを活かして、入社後も周りの協力を得たいときは適切にメリットを提示し、納得して協力してもらえるような意識で仕事に取り組もうと考えています。
キャリアアドバイザー
周りを巻き込むための行動力が伝わってきますね! どのような点を意識してプレゼンしたのかが再現性につながるので、そこもアピールすると良いかもしれませんね。
ボランティア経験をアピールしたい人はこちらを読んでおきましょう。
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自己PRでボランティア経験をアピールすときは、能力や人柄が伝わる内容にすることで効果的に伝えましょう。今回は、自己PRでボランティア経験で効果的に自己PRする4つのステップや自己PR例文をキャリアアドバイザーが紹介します。
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伝え方に注意! リーダーシップを言い換えた自己PRのNG例文
就活生
例文のおかげで自分なりの自己PRを書くことができました!
キャリアアドバイザー
素晴らしいですね! 念のため最後の見直しとして、NG例文も確認しておきましょう。
リーダーシップをアピールする際の注意点でもお伝えしましたが、リーダーシップはアピールの仕方を間違えると、マイナス評価につながってしまう可能性もあります。最後にNG例も確認して、自分の自己PRで同じ表現をしていないか確かめてみましょうね。
例文①自分の役割ばかりに焦点を当てている
私の強みは、チームの先頭に立って主導権を握れることです。
私は100人規模のインカレサークルでサークル長を務めていて、年に3回大きなイベントも主催していました。そのサークルは他大学の人も参加しているサークルだったので、日程調整や企画考案など大変なことはたくさんあったのですが、円滑に活動できるようにサークル長として尽力していました。
このような大規模な団体のリーダーをしていた経験から、貴社に入社後も、チームで業務をする際はその場をまとめられるリーダーとして活躍していきたいです。
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キャリアアドバイザー
大きな団体のリーダーを務めていたことは素晴らしいですが、具体的な活動や意識していたことがあまり伝わらない自己PRになっていますね。もっと行動や価値観が伝わるエピソードを追加してみましょう。
例文②自分勝手な行動と捉えられるようなエピソード
私の強みは、責任感を持って重要な意思決定ができることです。私は大学時代、テニス部の部長を務めていて、チームの目標である2部昇格を目指して尽力していました。
与えられた目標が高かったため、達成のためにチームの練習メニューや練習試合の頻度なども改善して、より強いチームを作るためにさまざまな改革をしました。チームのメンバーも必死についてきてくれたおかげで、目標には届きませんでしたが、今までで1番の成績を残すことができました。
この経験を活かして、貴社に入社後もなにか目標達成のために必要な意思決定があれば、現状を細かく分析して新しい提案をできる存在になりたいと考えています。
キャリアアドバイザー
チームのために改革をした部分が、メンバーの合意を取らずに勝手に進めたようにも見えてしまうので、しっかり合意を取った経緯も伝えたほうが良いですね。
リーダーシップの言い換えで具体的な強みを伝えて選考を突破しよう!
就活の自己PRでよく聞く「リーダーシップ」は、実は意味が広く、面接官によって想像する強みの要素も違います。そのため適切に言い換えないと、自分の強みを正確に伝えることは難しくなってしまうのです。
また、アピールの仕方を間違えてしまうと、マイナス評価につながる可能性もあるので、伝え方にも注意する必要があります。ぜひ記事内で紹介したリーダーシップの言い換え表現を参考に、自分の強みを具体的にアピールした自己PRを作成しましょう。
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「リーダーシップ」って聞くと、何か特別な人だけが持っている能力のように思われがちですが、これまでの経験を振り返ると役割からリーダーシップが身に付いたという人もいます。
たとえば、ゼミ活動で先生からの指示でゼミ長をやっていた学生がいました。その学生は、自ら率先してリーダーを引き受けたわけではないので「自分がリーダーシップを主張してもいいのかな」と不安になっていましたが、活動の内容を聞くと、出欠の連絡や日程調整などがしやすいようにグループLINEを作ったり、先生との架け橋になって連絡事項を伝えたりするなど、ほかの学生のために精力的に動いたようです。これは、立派なリーダーシップといえるのではないでしょうか。
最初は何気なく引き受けた役割でも、誰かのために自ら動いた経験のある人は、「リーダーシップ」をアピールできます。自分のリーダーシップに自信がない人は、役割を担うきっかけよりも、その後の行動面にフォーカスできると、自信を持って堂々と「リーダーシップ」をアピールできると思いますよ。