隠れ優良企業を厳選35社紹介! 求人を見つけ出す4つのテクニック

この記事のアドバイザー

隠れ優良企業35選 探し方のポイントは〇〇 内定獲得のコツも解説

目次

  1. 隠れ優良企業は意外と多い! 自分の理想を明確化して就職したい会社を見つけよう
  2. 「隠れ優良企業」とは? 就活における意味を理解しよう
  3. 隠れ優良企業を探す前に理解しておきたい! 仕事選びの基本の考え方
  4. ①全員にとって優良な会社は存在しない
  5. ②優良企業に入れても実際の職場環境が良いかどうかはわからない
  6. ③職場環境だけで選ぶと就職後に後悔する可能性が高い
  7. そもそも優良企業とは? 一般的に「働きやすい」と言われる企業の7つの特徴
  8. ①離職率が低い
  9. ②残業が少ない
  10. ③休みを取りやすい
  11. ④給与水準が高い
  12. ⑤成長機会が多い
  13. ⑥経営が安定している
  14. ⑦組織の風通しが良い
  15. 隠れ優良企業は求人サイトでは見つけにくい! 効率的に探す4つのコツ
  16. ①働きやすさの指標に関する企業ランキングを調べる
  17. ②ニッチな業界で高いシェアを持つ企業に注目する
  18. ③上場企業のリストから自分が知らない企業を調べる
  19. ④志望業種のBtoB企業を探す
  20. 自分の希望に合った企業が見つかる! 超厳選の隠れ優良企業35社
  21. ①離職率が低い企業5選
  22. ②残業が少ない企業5選
  23. ③休みを取りやすい企業5選
  24. ④給与水準が高い企業5選
  25. ⑤成長機会が多い企業5選
  26. ⑥経営が安定している企業5選
  27. ⑦組織の風通しが良い企業5選
  28. ミスマッチを防ぐには「自分にとっての優良企業」の明確化が欠かせない!
  29. 自分に合う就職先が見つかる! 理想を明確にして就活軸を定める5STEP
  30. ①数年後にどんな自分になっていたいかを言語化する
  31. ②理想をかなえるために必要不可欠な仕事の条件を考える
  32. ③条件に合致する業種や職種や企業の特徴を洗い出す
  33. ④洗い出した内容について一次情報を集める
  34. ⑤集めた情報をもとに就職したい企業を絞り込む
  35. 隠れ優良企業から内定をもらうには? ほかの就活生と差をつける4つのポイント
  36. ①インターンシップやOB・OG訪問をする
  37. ②早めに筆記試験対策を始める
  38. ③オリジナリティが高い志望動機を作成する
  39. ④就職エージェントに相談しながら就活を進める
  40. 隠れ優良企業は工夫次第で簡単に探せる! 就活軸を見直して希望の会社を見つけよう

隠れ優良企業は意外と多い! 自分の理想を明確化して就職したい会社を見つけよう

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。就職先を探している学生から、

「あまり知られていないけれど優良な企業を知りたいです」
「競争率があまり高くなくておすすめの企業ってありますか? 」

といった相談を受けることがよくあります。一般的に優良企業はどれも人気ですよね。就職となると競争率が高いので「自分には無理かも……」と思う就活生は多いです。

そこでこの記事では、広くは知られていない「隠れ優良企業」の特徴や探し方を解説します。優良企業の特徴に当てはまる企業35社も紹介するので、就職先探しに活用してくださいね。

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「隠れ優良企業」とは? 就活における意味を理解しよう

まず「隠れ優良企業」とは何なのか解説します。一般的に「隠れ優良企業」とは、次の2つに当てはまる企業を指しています。

隠れ優良企業とは
  • 経営状態や労働環境などが平均的な企業よりも優れていて働きやすい
  • 就活生の間であまり知られていない

隠れ優良企業は、就活生の間で人気な企業に比べて競争率が高くなりにくいです。そのため、働きやすい会社への入社を目指す就活生にとっては狙い目の企業といえますよ。

隠れ優良企業を探す前に理解しておきたい! 仕事選びの基本の考え方

仕事選びの基本の考え方
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就活生

就活を頑張って優良企業に入れば、将来の不安もなくなりますよね?

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キャリアアドバイザー

優良企業に入れば、将来安心して過ごせそう! と思ってしまいますよね。優良企業という基準だけで選ぶと後悔する可能性もありますよ。

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就活生

そうなんですか。じゃあどうやって仕事を選んだらいいんだろう……。

就活生のなかには「世間から優良企業と言われている企業に入れさえすれば安泰だ」と考える人もいますが、この認識は少し危険です。

たしかに優良企業は、働きやすい環境が整っている傾向があります。しかし、誰にとっても働きやすいのか、またどんな部署や職種であってもそう言えるのかは別問題なのです。優良企業という理由だけで就職して後悔する可能性も少なくありません。

就職先選びで失敗したくないと思ったら、これから解説する「仕事選びの基本の考え方」を理解しておきましょう。

①全員にとって優良な会社は存在しない

仕事選びにおいてまず理解しておきたいのが「全員にとって働きやすい優良な会社は存在しない」ということです。優良企業というと、そこに入れさえすれば全員が満足して働ける、そんなイメージを持つかもしれません。

しかし、実際にどんな環境が働きやすいと感じるかは人それぞれ違います。大学のサークルやアルバイト先などを思い浮かべるとわかりやすいです。自分は居心地が良いと感じる組織でも、「私には合わない」と辞めていく人が一定数いましたよね。

仕事選びも同じです。誰にとっても働きやすい優良な会社はありません。これは一人ひとりが大切にしている価値観やもともとの性格、目指している方向性などが異なるためです

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キャリアアドバイザー

だからこそ、社会的に良いとされる企業が本当に自分に合っているのかどうかは、慎重に見定める必要がありますよ。

②優良企業に入れても実際の職場環境が良いかどうかはわからない

仕事選びの基本的な考え方として、優良企業に入ったとしても実際の職場環境が働きやすいかどうかはわからないということも理解しておきましょう。

「働きやすい会社」と聞くと、その会社全体の労働環境が良く、どんな部署・職種でも満足して働けそうなイメージを持ちますよね。しかし実際は、同じ会社であってもどんな部署・職種で働くか、そして誰と働くかによって、働きやすさが大きく変わることがあります

就活を進めるなかで「配属ガチャで外れた」「上司ガチャが当たった」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。何が出るかわからないカプセルトイのように、どこに配属されるか、誰が上司になるかは入社してみなければわからないケースが多いです。そして、その結果によって働きやすさが大きく左右されることはよくありますよ。

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キャリアアドバイザー

だからこそ、就活の際には企業研究やOB・OG訪問を通じて社内の雰囲気を知ることが重要と言われているわけです。優良企業に入れば安泰というわけではないと理解して就活に臨みましょう。

③職場環境だけで選ぶと就職後に後悔する可能性が高い

また、自分の人生やキャリアの方向性を考えないまま、働きやすさなどの職場環境だけで就職先を選ぶのもおすすめしません。「この会社で〇〇の経験を積みたい」など明確な仕事の目的がないため仕事に意義を見出せず、モチベーションがわかなくなってしまう可能性が高いからです。

就職活動で頑張って「優良企業」と言われる会社から内定をもらっても、入社後に自分が目指す方向性と違うと感じ、数カ月で辞めてしまう人も珍しくありません。実際、若手社員の間では職場環境がホワイトすぎるあまりに自分が成長できないと感じて辞める「ホワイト離職」という現象も起きています

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キャリアアドバイザー

職場環境だけではなくその企業で働く意義も見出せる、そんな就職先を探すのが理想的です。

そもそも優良企業とは? 一般的に「働きやすい」と言われる企業の7つの特徴

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就活生

働きやすい優良企業に入りたいと思うんですが、そもそもどんな企業が良いんでしょうか?

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キャリアアドバイザー

一概には言えませんが、7つの特徴に注目すると働きやすい企業を探しやすくなると思いますよ。

「働きやすい環境で社会人生活を送りたい」と考えて優良企業を探す人は多いです。優良企業と言われる企業には、いくつか共通して見られる特徴があります。

ここからは、一般的に働きやすいと言われる企業の7つの特徴を解説します。これらの特徴を理解しておくと、就職先を探す際に隠れ優良企業を見つけやすくなりますよ。

①離職率が低い

働きやすいと言われる会社の特徴1つ目は、離職率が低いことです。辞める人が少ないということは、それだけその企業で長く働き続けられる環境があると考えられますよね。

特に新卒社員が長く働いている会社は、ファーストキャリアとして満足して働けている人が多いと想像できます。一般的に3年以内の新卒離職率が3割程度であるため、3割未満であればその会社が若手社会人にとって働きやすい環境である可能性が高いですよ。

各企業の新卒離職率を確認できる場所
  • 企業の採用サイトやIR情報
  • 就職四季報
  • 中途採用求人の募集要項

ただし、そもそも新卒採用の人数が少ない会社は1〜2人退職しただけでも離職率が高くなってしまうので、調べるときは企業の採用人数も一緒に見るようにしましょう。

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キャリアアドバイザー

新卒社員の何%が残っているかを示す「定着率」という形で情報を公開している企業もあります。

②残業が少ない

働きやすいと言われる企業の特徴2つ目は、残業が少ないことです。残業が少なければ、プライベートの時間を十分に確保できますよね。心身を休める余裕や趣味を楽しむ余裕があり、ワークライフバランスを保ちやすい環境があると言えます。

目安としては、月20時間以下であれば残業が少ないほうだと考えられます

残業が少ない会社は職場のタスクマネジメントがうまく機能していたり、業務量が上下せず安定していたりと、組織運営や仕事の安定性という観点からも優れている傾向がありますよ。

各企業の残業時間を調べる方法
  • 企業の採用サイトや就職四季報などを見る
  • 中途採用求人の募集要項を見る
  • 企業の口コミサイトで調べる
  • OB・OG訪問やインターンシップで聞く
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キャリアアドバイザー

実際に足を運べる距離に企業のオフィスがある場合は、社員の人が何時くらいに退社しているのか確認してみるのも手です。

③休みを取りやすい

働きやすいと言われる企業の特徴3つ目は、休みを取りやすいことです。休日が一定数以上あれば定期的に心身を休めたり気分をリフレッシュしたりできるので、仕事のモチベーションを長く維持しやすくなります。

具体的には「年間休日120日以上」が一つの目安になります。

また、年間休日に含まれない有給休暇の取得率も、職場が休みやすい環境であるかどうか判断する材料になります。具体的には「有給休暇取得率60%以上」が一つの目安になります

年間休日数や有給休暇取得率を確認できる場所
  • 企業の採用サイトやIR情報
  • 就職四季報
  • 中途採用求人の募集要項
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キャリアアドバイザー

有給休暇は本来労働者が自由に使える休みであるため、取得率が60%以上であれば良いというわけではなく、100%に近いほうが働きやすい職場と考えられますよ。

④給与水準が高い

働きやすいと言われる企業の特徴4つ目は、給与水準が高いことです。給与が一定レベル以上あれば、結婚や育児、家の購入などの人生設計を立てやすくなりますよね。また、経済的な余裕は精神的な余裕にもつながりやすいので、総合的に考えて働き続けやすい職場と言えます。

厚生労働省が民間企業の給与額について調査した「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、正社員の平均給与は530万円でした。そのため、就職先として考えている企業の平均が530万円より低いかどうかが一つの目安になりますよ。

ただし、この平均給与はあくまでも全体値であって、新卒の平均年収ではないことには注意が必要です。

企業の平均給与を確認できる場所
  • 企業の採用サイトやIR情報
  • 就職四季報
  • 中途採用求人の募集要項
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キャリアアドバイザー

給与が高くても残業ばかりで休む暇がなければ、いつか体を壊してしまいます。そのため、自分が理想の人生を送るうえで必要十分な給与が得られる会社を探しましょう。

⑤成長機会が多い

働きやすいと言われる企業の特徴5つ目は、成長機会が多いことです。継続的にスキルアップやキャリアアップができる職場であれば、長く勤めたいと思いますよね。反対に、どんなに残業が少なかったり休みが取りやすかったとしても、自分の成長を感じられない環境であれば将来への不安が募りやすくなります。

成長機会の多さは数値で確認することが難しいため、次のような方法で実際の社員が入社何年でどんな業務やポジションに就いているのかを確認して判断するのがおすすめです

成長機会の多さを調べる方法
  • 企業の口コミサイトでスキルやキャリアに関する意見を読む
  • 社員インタビューで現在の業務内容や目指しているキャリアに関する内容を読む
  • OB・OG訪問やインターン、面接などで社員のこれまでのキャリアについて質問する
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キャリアアドバイザー

企業に成長機会があるかどうかを確認するだけでなく、自分自身が今後どんな成長をしたいのか明確化することも大切ですよ。

⑥経営が安定している

働きやすいと言われる企業の特徴6つ目は、経営が安定していることです。経営基盤が盤石で長期に渡って安定的な利益を上げている企業であれば、景気の動向にも左右されにくく倒産やリストラなどに遭うリスクもある程度抑えることができます。

経営の安定性を示す指標の一つに「自己資本比率」が挙げられます。目安として、自己資本比率が50%以上であれば一定レベル以上の安定性があると言えますよ

自己資本比率

企業が持つ総資産のうち、返済の必要がない自己資産(資本金や利益剰余金などの純資産)が占める割合。

自己資本比率は、企業が公開している財務諸表の「貸借対照表」に掲載されている、総資産額と純資産額から計算することができます。

財務諸表を確認できる場所
  • IR情報
  • 有価証券報告書
  • 決算短信
  • 金融庁の電子開示システム「EDINET
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キャリアアドバイザー

財務諸表は企業のお金の流れを理解するのにとても役立つため、積極的に活用しましょう。

⑦組織の風通しが良い

働きやすいと言われる企業の特徴7つ目は、組織の風通しが良いことです。ここでいう風通しの良さとは以下のような状態を指します。

風通しが良い状態
  • 組織がフラットで社員同士が年次やポジションに関係なく意見を言うことができる
  • 自由な社風があり既存のルールに囚われすぎず柔軟に変化できる

このような職場であれば、仕事や会社に対する不満を一人で抱え込まずに、周囲と協力しながら自分たちで働きやすい環境を作っていけます。組織の風通しの良さは、数値で測ることができません。そのため、以下のような方法で実際に働いている社員の情報を集め、自分で判断する必要があります

風通しの良さを調べる方法
  • 企業の口コミサイトや社員インタビュー記事で社風に関する意見を読む
  • OB・OG訪問やインターン、面接などで社内の意思決定の流れや方法について質問する
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キャリアアドバイザー

社員同士が仲が良い組織は風通しが良さそうに見えるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。言いたいことが率直に言えるかどうかが大事であるため、意思決定の仕組みを確認するのがおすすめです。

上村 京久

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すべてを完璧に満たす企業は少ないため事前に条件の優先順位づけをしておこう

一般的に働きやすいと言われている企業の特徴をお伝えしましたが、これらすべてを完璧に満たす企業は多くありません。働きやすい企業にこだわり、すべての条件を満たす企業を探し続けた結果、就活自体が出遅れてしまえば、どこにも就職できない可能性もあります。

結果的に内定がゼロという状態を避けるためにも、上記の条件に自分なりの優先順位をつけることが大切です。残業したくないのであれば残業が少ない企業、休みがほしいのであれば休暇数の多い企業など、自分の価値観と照らし合わせ、まずは優先順位を決めてください。

たとえすべての条件を満たす企業が見つからなかったとしても、事前に優先順位を決めておけば、自分が受けるべき企業も見極めやすくなります。もちろん最初から妥協する必要はありませんが、選択肢を広げるためにも、条件の優先順位づけは不可欠ですよ。

AIを活用して志望動機を自動作成してみませんか?

隠れ優良企業は求人サイトでは見つけにくい! 効率的に探す4つのコツ

隠れ有料企業を効率的に探す4つのコツ
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就活生

企業を一つひとつ探して有給休暇取得率や残業時間などを調べるのは大変そうですね……。

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キャリアアドバイザー

探し方のコツを押さえたら、効率的に見つけることができますよ。

隠れ優良企業を探したいと思っても、あまり知られていない企業をどうやって探せばいいのか、疑問に思いますよね。多くの就活生は新卒採用の求人サイトから就職先を探しますが、隠れ優良企業は大々的に新卒採用を打ち出していないこともあり、求人サイトでは見つけにくい場合があります。

そこでここからは、隠れ優良企業を効率的に探すコツを4つ紹介します。これまで知らなかった企業に出会える方法であるため、就職先の選択肢を広げたいと思ったらぜひ取り組んでみてくださいね。

①働きやすさの指標に関する企業ランキングを調べる

隠れ優良企業を探す1つ目の方法は、「そもそも優良企業とは? 一般的に「働きやすい」と言われる企業の7つの特徴」で解説した働きやすさの指標に関する企業ランキングを調べることです。

企業ランキングの探し方

企業ランキングは信ぴょう性の高いデータをもとに専門家が作成しているものがほとんどであるため、自分で一から調べる手間を大幅に減らすことができますよ

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キャリアアドバイザー

ただし多くの場合、ランキングには大手企業や有名企業も入っているため、そのなかからあまり知られていない企業を一つひとつピックアップする必要があります。

②ニッチな業界で高いシェアを持つ企業に注目する

隠れ優良企業を探す2つ目の方法は、ニッチな業界で高いシェアを持つ企業に注目することです。ニッチな業界にまで視野を広げて企業を調べる就活生はそれほど多くありません。

しかしニッチな業界には、優れた技術を持っていて業界内で圧倒的なシェアを誇る企業が多く存在します。業界内で高いシェアがある企業は、ライバル企業が少なく経営が安定している可能性が非常に高いですよ

そのような企業は探すのが難しそうと思うかもしれませんが、求人サイトで次のようなワードで検索をかけてみると案外簡単に見つけることができます。

求人検索ワードの例
  • ニッチトップ
  • グローバルニッチ
  • トップシェア
  • リーディングカンパニー
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キャリアアドバイザー

なかには国内だけでなく世界でも高いシェアを持つ「グローバルニッチ企業」もありますよ。

③上場企業のリストから自分が知らない企業を調べる

隠れ優良企業を探す3つ目の方法は、上場企業のリストから自分が知らない企業を調べることです。上場企業は、流通株式の時価総額や純資産の額など厳しい審査基準をクリアした企業しか入っていないため、優良企業が多く集まっていますよ。

そのため上場企業のリストから自分が知らない企業を探していけば、隠れた優良企業に出会える確率が高くなります。上場企業のリストは日本証券取引所グループのサイトから確認できますよ。

しかし上場企業は約4,000社あり、すべてを確認するのは難しいかもしれません。そのときは、東京証券取引所のなかでも最近上場したばかりの企業が集まる「東証グロース市場」に注目して探すのがおすすめです

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キャリアアドバイザー

上場企業は日本の企業(約380万社)の0.1%程度しかないため、上場企業に注目するだけでかなりの企業の絞り込みができます。

④志望業種のBtoB企業を探す

隠れ優良企業を探す4つ目の方法は、志望業種のBtoB企業を探すことです。BtoB企業はBtoC企業と比べて一般に知られている企業が少なく、就活生も身近なBtoC企業を就職先の候補として選ぶ傾向が強いです。そのため、BtoB企業に注目して会社を探すと隠れ優良企業が見つけやすくなりますよ。

BtoB企業

企業間取引(Business to Business)をおこなう企業。一般消費者ではなく企業を顧客として商品やサービスを提供する。一般消費者を顧客とする企業はBtoC(Business to Consumer)企業。

BtoB企業はどの業界にも存在しますが、ビジネスの構造上、「メーカー」「コンサルティング」「IT」「商社」「人材」「広告代理店」の業界に特に多いです。

BtoB企業の探し方
  • 就職四季報や業界地図を見る
  • 大学のキャリアセンターを利用する
  • エージェントに相談する
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キャリアアドバイザー

上記の業界に限らず自分が気になっている業界にどんなBtoB企業があるのか調べてみると、隠れた優良企業に出会える可能性がありますよ。

長尾 美慧

キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる

できる限り多くの企業を知ることが就活の成功やミスマッチ防止につながる

就職活動では自分が知っている企業のなかから応募先を選ぶことになるため、そもそも知っている企業が少ないと必然的に選択肢も狭まり、自分に合う企業が見つかる可能性が低くなってしまいます。

もちろん世の中には無数の企業があるため、すべてを把握することは不可能です。ただ、選択肢を増やすことで自分に合う企業に入社できる可能性も高まる、つまり、就活の成功にもつながるため、できる限り多くの企業を知ることが大切です。

反対に、知らない企業について調べないまま就職先を決めた場合、入社後に「もっと多くの企業を見ておけばよかった」と後悔してしまう可能性もあります。入社後のミスマッチを防止するという観点でも、より多くの企業を知ることが重要ですよ。

自分の希望に合った企業が見つかる! 超厳選の隠れ優良企業35社

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就活生

隠れ優良企業というと、実際どんな会社があるんでしょうか。

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キャリアアドバイザー

就活生があまり知らない優良企業は非常にたくさんありますが、いくつか例を紹介しますね。具体的なイメージがわくと思いますよ。

これまで隠れ優良企業の探し方について解説しましたが、実際にどんな企業が「隠れ優良企業」と言えるのか、気になりますよね。

そこでここからは、職場の働きやすさや経営の安定性などを調査した7つの企業ランキングのなかから、あまり就活生の間で知られていない企業を5社ずつ、計35社ピックアップして紹介します。自分の希望に合った企業を探す際の参考にしてくださいね。

①離職率が低い企業5選

東洋経済ONLINEが新卒社員の定着率をテーマにまとめた企業ランキング「新卒3年後定着率の高い会社ランキング」から、就活生にあまり知られておらず新卒3年後定着率が100%(離職率0%)の企業を5社ピックアップしました。

3年以内の新卒離職率が0%の隠れ優良企業:新卒採用人数
  • 萩原電気ホールディングス(半導体・電機系専門商社):22人
  • ユニオンツール(メーカー、重工):18人
  • 正栄食品工業(食品専門商社):18人
  • レオン自動機(メーカー、電機):17人
  • リョーサン(エレクトロニクス専門商社):15人

5社には専門商社とメーカーがランクインしています。いずれの企業も15人以上の採用人数
がありながら辞めた人が一人もいないため、離職率0%を実現しています

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平均で考えると10人のうち3人程度は入社3年以内に退職するため、1人も辞めていないということはそれだけ新卒が働き続けたいと思える環境が整っている可能性が高いです。

②残業が少ない企業5選

東洋経済ONLINEが残業10時間以下の企業をまとめた企業ランキング『残業が少なく年収が高い100社』ランキング」から、就活生にあまり知られておらず残業時間が少ない企業を5社ピックアップしました。

残業10時間以下の隠れ優良企業:月平均残業時間
  • 豊橋飼料(飼料メーカー):1.6時間
  • 島田商会(専門商社):4.5時間
  • 日昌(専門商社):5.5時間
  • ノボノルディクスファーマ(製薬):9.0時間
  • 和田興産(不動産):9.7時間

5社には専門商社からメーカー、製薬、不動産とさまざまな企業がランクインしています。なかには残業時間が月5時間を切る企業もあり、1日平均にすると約14分以下と非常に短いことがわかります(毎月の出勤日が22日あるとして計算した場合)。

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ほとんど毎日定時に帰ることができる職場なら、プライベートとの両立も問題なくできそうですね。

③休みを取りやすい企業5選

東洋経済ONLINEが企業の有給休暇取得率をテーマにまとめた企業ランキング「『有給休暇の取得率が高い会社ランキング』上位200」から、有給休暇取得率が100%に近く、かつ就活生にあまり知られていない企業を5社ピックアップしました。

有給休暇取得率が高い隠れ優良企業(3年平均取得率)
  • 幼児活動研究会(教育):96.2%
  • 大阪油化工業(専門メーカー):93.0%
  • NCS&A(ITサービス):91.0%
  • 曙ブレーキ工業(自動車メーカー):89.3%
  • ニッパツ(自動車メーカー):88.2%

5社には教育系企業から専門メーカー、ITサービス、自動車メーカーとさまざまな企業がランクインしています。すべての企業が90%近い取得率で、ほとんどの社員が有給休暇を溜め込まずに使っていると考えられます

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キャリアアドバイザー

日本全体の平均取得率は60%程度であるため、有給休暇の取りやすさは企業によって大きく異なるとわかりますね。

④給与水準が高い企業5選

東洋経済ONLINEが企業の内定倍率と年収をテーマにまとめた企業ランキング「『就活の内定倍率』25倍以下で年収高いTOP100社」から、就活生にあまり知られていない高年収の企業を5社ピックアップしました。

給与水準が高い隠れ優良企業:総合職の平均年収
  • 東光電気工事(建設):845万円
  • 東洋建設(建設):829万円
  • 大林道路(建設):824万円
  • HEXEL Works(建設):804万円
  • リンクレア(ITコンサルティング):803万円

5社のうち4社が建設業界でした。またITコンサルティング企業も入っていて、いずれの企業も平均年収が800万円を超えています。

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キャリアアドバイザー

日本の正社員の平均年収が530万円程度であるため、給与水準が1.5倍以上違います。

⑤成長機会が多い企業5選

東洋経済ONLINEが社員のキャリア形成に注目して各社の取り組みをポイントでランキング化した「『社員のキャリア形成に熱心な会社』トップ300社」から、就活生にあまり知られていない企業を5社ピックアップしました。

社員のキャリア形成に熱心な隠れ優良企業
  • J.フロント リテイリング(小売)
  • 日本ゼオン(化学品メーカー)
  • タムラ製作所(電子部品メーカー)
  • サンケン電気(電気機器メーカー)
  • KHネオケム(化学品メーカー)

5社のうち4社がメーカーでした。メーカーは自社の技術力やノウハウそのものが企業の競争力に直結するため、高いスキルや豊富な知識を持つ人材の育成に積極的に取り組んでいると考えられます。

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キャリアアドバイザー

キャリア形成がしっかりできる環境があれば安心して長く働き続けやすいですよね。

⑥経営が安定している企業5選

東洋経済ONLINEが年収と自己資本比率に注目してまとめた企業ランキング「『給料高く経営が安定的な企業・法人』TOP146社」から、自己資本比率が50%以上で就活生にあまり知られていない企業を5社ピックアップしました。

自己資本率50%以上の隠れ優良企業:自己資本率
  • ライト工業(建設):67.4%
  • 大成ロテック(建設):58.4%
  • HEXEL Works(建設):57.5%
  • カナデン(専門商社):55.2%
  • アイシン・エィ・ダブリュ(自動車):55%

5社のうち3社が建設業界で、専門商社、自動車業界が続く形でランクインしています。いずれの企業も自己資本比率が55%以上で、返済義務のある負債よりも自由に使える純資産が上回っていて経営状態が盤石であるとわかります

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キャリアアドバイザー

自己資本比率は業界のビジネスモデルにも大きく左右される項目であるため、志望業界に限定した自己資本比率の目安も調べておきましょう。

⑦組織の風通しが良い企業5選

OpenWorkの働きがい研究所が、20代社員の口コミを分析して発表した企業ランキング「20代が選ぶ、自由主義でフラットな企業ランキング」から、就活生にあまり知られていない企業を5社ピックアップしました。

自由主義でフラットな隠れ優良企業
  • アクシスコンサルティング(コンサルティング)
  • いろはにぽペと(クリエイティブ)
  • ギャプライズ(Webマーケティング)
  • Hajimari(人材)
  • ロイヤリティマーケティング(マーケティング)

5社にはコンサルティング企業やマーケティング企業などが入っています。いずれも柔軟な発想が求められる業種で、だからこそ年次やポジションなどにあまり左右されない、自由でフラットな環境があると考えられます

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キャリアアドバイザー

組織の風通しの良さは実際に働いてみないとわからないこともあるのでインターンやOB・OG訪問などで実際の現場を見れる機会があれば積極的に活用しましょう。

高橋 宙

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新卒採用の求人を出していなくても選考を受けられるケースもある

隠れ優良企業のなかには、そもそも新卒採用の求人を出していないケースもあります。特に企業規模の小さな中小やベンチャーであれば、採用数が少ないため、中途採用のみおこなっている企業もあるのです。

ただ、新卒採用の求人を出していないからといって、絶対に新卒を採用しないというわけではありません。新卒を採用したいと考えているものの、コスト面などの事情から求人を出していないだけという可能性もあるため、気になる企業があれば連絡するのがおすすめです。

連絡したからといって必ずしも選考を受けられるわけではありませんが、個別に直接連絡した熱意や志望度の高さを評価され、選考を実施してくれるケースもゼロではないので、チャレンジしてみる価値は十分にありますよ。

ミスマッチを防ぐには「自分にとっての優良企業」の明確化が欠かせない!

「自分にとっての優良企業」の明確化が就職成功のカギ
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就活生

優良企業ならどこでも良さそうな気がするのですが、やっぱり違うのでしょうか。

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キャリアアドバイザー

それぞれの会社には個性があるので、優良企業のなかでも自分に合う組織を探すことが大切ですよ。

これまで、隠れ優良企業の特徴や具体的な企業例などを紹介してきました。しかし、今回紹介した特徴や企業はあくまで一般的なもので、あなた自身に合っているかどうかはわかりません。

一般的な意見を鵜呑みにしてしまうと入社後のミスマッチになる可能性があるため、就職先を探すうえでは「自分にとっての優良企業」を明確に定義してから就活を進めることが大切ですよ。

自分に合う就職先が見つかる! 理想を明確にして就活軸を定める5STEP

自分の就活軸を定める5STEP
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就活生

自分にとっての優良企業を探したいとは思うのですが、どうやって探したらいいんでしょう。

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キャリアアドバイザー

難しいことはありませんよ。まずは自分の理想の人生やキャリアを明確にすることから始めましょう。

自分にとっての優良企業を探すうえで必要になるのが就活軸です。企業を選ぶ自分なりの基準が明確にあれば、周囲に流されずに自分の理想に合った企業を見つけることができますよ。

ここからは、就活で自分に合う企業を見つけるために、就活軸の定め方を5ステップで解説します。隠れ優良企業のなかでもどんな企業に応募したら良いかわからない、と思ったらぜひ実践してくださいね。

①数年後にどんな自分になっていたいかを言語化する

就活軸を定めるために、まずは数年後に仕事・プライベートの両方について、どんな自分になっていたいかを言語化しましょう。理想が明確になっていないと、どのような方向に向かってキャリアを進めていくべきか決められませんよね。

具体的には、以下のような項目それぞれについて、自分が「こうなっていたい」と思う理想を言葉にまとめます。

言語化の項目
  • 仕事:給料、業務、ポジション、やりがい、働き方など
  • プライベート:住む場所、家庭、趣味、休みの過ごし方、人間関係など

理想が思い浮かばない場合は、自己分析がまだ足りていない可能性があります。以下の記事でくわしい方法を解説しているので、ぜひチェックしてくださいね。

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キャリアアドバイザー

何年後に設定したら良いか迷ったら、社会人として一区切りとされることが多い「3年」で考えてみましょう。

②理想をかなえるために必要不可欠な仕事の条件を考える

自分の数年後の理想状態を言語化したら、次はその理想をかなえるためにどのような仕事の条件が必要になるかを考えてください。たとえば、場所に囚われずに働きたいという理想があれば、フルリモートワークができる職種や会社が必須条件になりますよね。

隠れ優良企業の7つの特徴を含めた以下の項目を参考にすると、条件を考えやすくなりますよ。

仕事の項目
  • 給料
  • 勤務地
  • 業務内容
  • ポジション
  • 年間休日
  • 有給休暇取得率
  • 人間関係
  • 残業時間
  • 経営の安定性
  • 成長機会
  • 職場の雰囲気

また、条件がそろったらそれぞれの優先順位まで決めておけると仕事選びの際に役立ちます。すべての条件が100%かなう職場は出会えないことが多いので、どの条件なら妥協できるか、またどのラインまで妥協できるかを考えておきましょう

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キャリアアドバイザー

優先順位を考えるときは「自分の理想をかなえるうえでどれくらい重要か」を基準に判断すると大事な条件を下げすぎずに済みますよ。

③条件に合致する業種や職種や企業の特徴を洗い出す

必要不可欠な仕事の条件や優先順位を考えたら、その条件に合致する業種や職種、企業の特徴などを洗い出しましょう。たとえば、職種ならエンジニアなど、なるべく具体的な例まで考えておけると仕事選びが楽になりますよ。

例:仕事の条件→条件に合致する業種・職種・企業の特徴
  • 金融の知識を活かせる仕事が必要→金融業界や不動産業界など
  • フルリモートワークができる仕事が必要→エンジニアなどパソコンだけで業務が進められる職種
  • 入社3年以内に営業リーダーになれる環境が必要→20代の成長機会が多く積極的に若手を昇格させている企業

どんな特徴の企業が当てはまるのか想像しにくいときは、インターネットやSNSで「(仕事の条件)業界 職種」などで検索してみると参考になる情報に出会えますよ

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キャリアアドバイザー

仕事の条件一つひとつに対してできるだけ具体的に特徴を洗い出しましょう。

④洗い出した内容について一次情報を集める

仕事の条件に合致する業種や職種、企業の特徴を洗い出したら、次は実際にその仕事を体験したりその仕事に就いている人の話を聞きに行くなどして、自分が直接体験して得られる「一次情報」を集めましょう。

就活の軸を定めるためには、自分が仕事について想像で知っていることが本当に正しいのか確かめたり、自分が知らない企業や仕事を新たに知ったりする工程が非常に重要です。自分が理解している物事の範囲でしか就活の軸は生まれないからです。

自分で体験しなくても得られる二次情報はSNSやインターネットなどに多くありますが、その内容が本当に正しいのかは自分の体験を通さなければわかりません。SNSやインターネットはアイデアを広げるために使い、真偽を確かめたり自分の場合で考えたりするときは直接体験・一次情報を大切にしましょう

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キャリアアドバイザー

たとえばインターネット上で「激務でやめたほうが良い」と言われている仕事でも、実際に働いてみると自分の体力で十分こなせるとわかることもありますよ。

⑤集めた情報をもとに就職したい企業を絞り込む

仕事について一次情報を得たうえで就活軸がある程度定まったら、集めた情報をもとに実際にどの企業に就職するか絞り込みます。

新卒採用向けの求人サイトで検索条件を設定し、検索でヒットした企業を一つひとつチェックしていきましょう。また「隠れ優良企業は求人サイトでは見つけにくい! 効率的に探す4つのコツ」で紹介した、求人サイト以外の探し方で企業を見つけるのもおすすめです。

自分の希望条件に合致する企業が多すぎる場合は「②理想をかなえるために必要不可欠な仕事の条件を考える」で考えた仕事の条件の優先順位を活用しながら条件をさらに厳しくしてみると、自分の理想をより実現しやすい仕事と出会いやすくなりますよ

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キャリアアドバイザー

就活で受ける企業の数に決まりはありませんが、目安はエントリー段階で10〜30社です。

根岸 佑莉子

キャリアアドバイザーコメント根岸 佑莉子プロフィールをみる

理想を実現するためには入社後に自分自身で道を模索し続けることが大切

就活において自分の理想に合う企業を探すことは大切ですが、どの企業にも良い部分と悪い部分は必ずあるものです。そのため、すべての条件を満たし、100%自分に合う企業を見つけることはほぼ不可能といえます。

もちろん入社前の企業選びを適当におこなえば、ミスマッチや早期離職のリスクが高まるため、しっかりと企業選びをおこなうべきです。ただ、100%自分に合う企業もないからこそ、企業選びにだけ注力するのではなく、入社後も自分自身で努力することが求められます。

実際に仕事を経験することで、誰しもギャップを感じることはありますが、そこですぐに合わないと決めつけるのではなく、どうすれば自分自身の理想を実現できるのかを考えましょう。就職後も模索し続けることで、将来的に理想をかなえることができますよ。

隠れ優良企業から内定をもらうには? ほかの就活生と差をつける4つのポイント

ほかの就活生と差をつける4つのポイント
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就活生

自分が入りたい優良企業を見つけたとして、無事に選考を突破できるか不安です……

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キャリアアドバイザー

小さなことでも良いので、ほかの就活生と差が付きそうな対策をすると自信を持って選考に臨めますよ。

あまり一般的に知られていない企業であっても志望する就活生は一定数いるため、内定を獲得するのは簡単なことではありません。確実に内定を得るためには、ほかの学生より一歩二歩リードした就活が大切ですよ。

ここからは、ほかの就活生と差をつけるポイントを4つ紹介します。数カ月程度かかる長期的な取り組みもあるため、隠れ優良企業の内定を獲得することを目標にさっそく実践してくださいね。

①インターンシップやOB・OG訪問をする

ほかの就活生と差をつける1つ目のポイントは、応募する企業のインターンやOB・ OG訪問をすることです。

まだ夏のインターンや冬のインターンに応募できる時期なら、自分が気になっている企業のプログラムに応募しましょう。インターンは会社の雰囲気や意思決定の流れなど、インターネットだけではわからないさまざまな情報を得ることができますよ

インターンに参加するメリットや参加方法について詳しくは以下の記事で解説しています。併せて参考にしてください。

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選考が本格化する前にOB・ OG訪問を済ませておくのも就活を成功させるコツです。実際に働いている社員から業務やキャリアなど深くじっくり話を聞くことができるため、その企業で自分が働くイメージを持つきっかけになります。

OB・OG訪問の取り組み方について詳しくは以下の記事で解説しているので、こちらも併せて参考にしてくださいね。

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キャリアアドバイザー

インターンシップもOB・OG訪問も、選考や手続きに時間がかかるため、早めに準備しましょう。

②早めに筆記試験対策を始める

ほかの就活生と差をつける2つ目のポイントは、早めに筆記試験対策を始めることです。

筆記試験は、本選考が始まる大学3年生の3月以降に受けるものですが、その時期になるとESの作成で忙しく試験勉強に十分な時間が割けない可能性があります。そのため、12月ごろから少しずつ勉強を進めていくことをおすすめします。

筆記試験にはSPIや玉手箱など複数ありますが、まずは出題範囲が広いかつ多くの企業で使われているSPIの対策を進めておくのがおすすめです。SPI対策の進め方について詳しくは以下の記事で解説しているのでぜひ参考にしてくださいね。

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筆記試験の結果は応募者の絞り込みに使われることもあるので徹底的に対策して自分の力を十分に発揮できるようにしましょう。

③オリジナリティが高い志望動機を作成する

ほかの就活生と差をつける3つ目のポイントは、オリジナリティが高い志望動機を作成することです。ほかの人とは違う観点や切り口から志望動機を説明すると、多くの就活生のなかから企業に興味を持ってもらえる可能性が上がり、内定に一歩近づくことができますよ

オリジナリティが高い志望動機を作成するコツ
  • インターンやOB・OG訪問でのエピソードを入れる
  • 企業を知ったきっかけについて触れる
  • 企業に入りたい理由を自分の言葉で表現する

志望動機の書き方や例文などについては以下の記事で詳しく紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね。

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特に隠れ優良企業への就職を目指す場合、企業側はなぜ知名度のあるほかの企業ではなく自社を選んだのかが気になっているため「どうやってその企業を知って、何に魅力を感じたのか」を明確に説明できるようにしておくことが大切です。

④就職エージェントに相談しながら就活を進める

ほかの就活生と差をつける4つ目のポイントは、就職エージェントに相談しながら就活を進めることです。就職エージェントを利用すると、専門のキャリアアドバイザーから自分の希望や価値観に合った企業を提案してもらえたり、志望動機の添削サポートなどを得られたりします。

さまざまな企業の採用事情や就活生の過去の選考などを知っているキャリアアドバイザーにサポートしてもらえれば、1人で進めていたときよりも選択肢や工夫の幅が広がり、効率的に就活を進められるようになりますよ

隠れ優良企業の就活は、企業に関する口コミがそもそも少ないこともあり、前例を参考にしにくい傾向があります。その意味でも、就職エージェントを活用してサポートを受けながら進めていくのがおすすめです。

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就職エージェントでは無料相談をおこなっているケースもあるので、就活で困ったことがあればぜひ活用しましょう。

隠れ優良企業は工夫次第で簡単に探せる! 就活軸を見直して希望の会社を見つけよう

この記事では、隠れ優良企業の特徴や具体的な企業例、隠れ優良企業から内定をもらうコツなどを解説しました。隠れ優良企業は、探し方を工夫すれば簡単に見つけることができます。

就職先探しでは、職場環境の良さだけでなく自分が目指したいキャリアに合っているかどうかにも注目しましょう。必要に応じて就活軸を見直し、自分が求める職場環境と自分が目指すキャリアの両方に合う会社を見つけてくださいね。

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