目次
- 配属ガチャ成功には希望の明確化がマスト! まずは今できることを知ろう
- まず理解しておこう! 「配属ガチャ」の基本情報
- 意味:配属先がわからない状態のこと
- 実態:企業側にも新卒の意向を汲む動きがある
- 配属ガチャの「裏」を知ろう! 配属先を決める企業の4つの意図
- ①学生の能力を活かせる部署に配属したい
- ②学生の人柄とマッチしそうな雰囲気の部署に配属したい
- ③まずは一定の部署で経験を積ませたい
- ④人手が必要な部署の人員を確保したい
- 希望を実現させよう! 配属ガチャ成功のためにできる5つのこと
- ①選考段階で希望の働き方を伝える
- ②配属確約の企業に応募する
- ③ジョブ型雇用を実施している企業に応募する
- ④規模の小さい企業に応募する
- ⑤異動の希望が出せる制度のある企業に応募する
- 理想への第一歩! 希望の配属先を言語化する3ステップ
- ステップ①志望企業で興味のある業務をピックアップする
- ステップ②社会人としてどのように活躍していきたいか考える
- ステップ③希望実現ができ自分の強みを活かせそうな配属先を絞る
- 大切なのは配属ガチャの結果よりも「配属先で何をするか」にあり!
- あきらめる必要なし! 配属ガチャに失敗したときにできる3つのこと
- ①配属先で働くメリットに目を向ける
- ②希望の仕事に近づけるよう自主的に動く
- ③自分の希望を周囲に発信し続ける
- 決断は慎重に! 配属ガチャに失敗したときに避けたい3つのNG行動
- ①なんの行動も起こさずに意欲が低いまま仕事を続ける
- ②すぐに転職・退職の決断をする
- ③よく考えないまま内定を辞退する
- 配属ガチャについてよくある疑問に回答!
- 配属ガチャを成功させるためにはどうすれば良いですか?
- 配属ガチャに失敗したときはどうすれば良いですか?
- 配属ガチャという言葉にとらわれすぎず理想に向かって行動を起こそう!
配属ガチャ成功には希望の明確化がマスト! まずは今できることを知ろう
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。新卒で入社する企業での配属先に対して不安を抱いている人から、よくこんな相談をもらいます。
「配属ガチャとはどのようなものですか?」
「配属ガチャに失敗したらどうすれば良いですか?」
学生のなかには「こういう仕事がしたい」と明確な希望を抱いて志望企業を決定している人もおり、希望の配属先で働くことができないのではと不安に思うこともあるでしょう。
この記事では、配属ガチャに関する基礎知識や希望の配属先で働くために今からできること、万が一希望の配属先に行けなかった場合の対処法について解説していきます。一緒に確認し、希望をかなえた働き方のためにできることを理解しましょう。
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まず理解しておこう! 「配属ガチャ」の基本情報
就活生
キャリアアドバイザー
明確な希望を持っている人ほど、そういった不安は大きくなりやすいものですよね。しかし、今は企業側ができるだけ学生の意思を尊重しようとする動きがあるのです。
就活生
企業が学生の希望を聞いてくれるのですか?
キャリアアドバイザー
そういった企業もなかにはあります。ここから配属ガチャの意味もふまえて詳しく解説しますね。
就活を進めるなかで、配属ガチャについて大きな不安を抱くことも少なくはないでしょう。とは言え、なかには配属ガチャに関してあまり理解していなかったり、実態を把握できていないこともあると思います。
ここからは配属ガチャの基本情報について解説していくので、まずは前提を確認し理解を深めておきましょう。
意味:配属先がわからない状態のこと
配属ガチャについて知るうえでまず理解しておきたいのが、「配属ガチャ」の正しい意味です。
配属ガチャとは、一般的に配属先がわからない状態のことを指します。「ガチャ」はガチャポンを表す言葉で、ガチャポンのようにどこが配属先になるか、発表があるまでわからない状態です。
配属ガチャのアタリは自分の希望の配属先に就職できること、一方でハズレは自分の希望する配属先以外の部署へ配属になることを指しますよ。
- アタリ:営業職を志望しており、希望どおり営業部に配属となった
- ハズレ:営業職を志望していたが、管理部への配属となってしまった
キャリアアドバイザー
配属ガチャにはずれてしまうと自分の希望の仕事にかかわることができず、モチベーションが下がってしまうリスクがあります。
実態:企業側にも新卒の意向を汲む動きがある
配属ガチャについて理解しておきたいのが、企業側の動きです。近年の人材不足などの影響を受け、新卒社員の早期離職を防ぐために可能な限り希望の配属先に就くことができるよう工夫する動きが見られます。
- エントリーの時点で希望する部署を選ぶことができる
- 内定を出した後に学生の希望する部署についてヒアリングする
- 配属面談を実施する
実際にHRproが実施した、新卒社員の入社先企業に関する意識調査の結果をまとめた「新入社員の意識調査」によると、2024年に新卒入社した人のうち「入社前に希望を出せた」「配属先は希望どおりだった」と答えた人は46%います。
まだ半数以下ではあるものの、多くの人が配属先の希望を出せているということがわかりますね。
キャリアアドバイザー
エントリーする部署を細かく指定できるようにするなど、企業側もできる限り学生の希望を汲めるような取り組みをしていますよ。
キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
企業が新卒の意見を汲むことに対し、「本当に学生の意見を聞いてくれるのだろうか」と不安に思う人もいると思います。ただ、新卒の意向を汲んだ配属をすることは、企業側にもいくつかのメリットがあるため、積極的に意向を汲む企業も増えているのです。
特に大きなメリットとして、早期離職の防止につながることが挙げられます。入社後、希望した部署に配属されず、早期離職してしまう新卒は少なくありませんが、新卒の希望を汲んだ配属をすれば、ギャップやミスマッチが減り、早期離職を防止することができます。
早期離職は採用や教育にかかったコストがすべて無駄になってしまうほか、人員不足、離職率の高まりによる企業イメージの低下など、企業側にさまざまな悪影響を与えるため、早期離職を防止できるということは企業にとって大きなメリットなのです。
また、希望どおりの配属をすることで、新卒社員のモチベーション向上にもつながります。自分自身がイメージしていた仕事や興味のある仕事ができるため、主体的な行動も起こしやすく、パフォーマンスも向上するなど、企業もさまざまなメリットを感じています。
配属面談については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。配属面談の予定があり、そこで確実に希望を実現したいと考えている人は欠かさずに確認しておきましょう。
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自分の強み・適職を知るためにも、まずは自己分析を済ませましょう
就活を成功させるためには自己分析が必須です。しかし、自分自身のことを分析するのは意外と難しいですよね。
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配属ガチャの「裏」を知ろう! 配属先を決める企業の4つの意図
就活生
配属ガチャというくらいだからまったく希望が出せないと思っていたのですが、そういうわけではないのですね。
キャリアアドバイザー
そのとおりです。また、学生の希望を取っていなかったとしても企業側も学生が活き活きと働けるよう工夫をしていますよ。
就活生
え! そうなのですか。でも希望を取っていないのに、どのように配属先が決定されているのでしょう……?
キャリアアドバイザー
では、ここからは企業側がどのように学生の配属先を決めているのかを解説します。
配属ガチャと聞くと学生がランダムで各部署に割り振られているように感じることもあるかもしれませんが、企業側も「できるだけ働きやすい環境で働いてほしい」「適性のある環境で力を発揮してほしい」と考えて配属先を決定していますよ。
ここからは、企業がどのように新卒社員の配属先を決めているのか、基準について解説します。しっかりと確認し、企業の意図を理解しておきましょう。
①学生の能力を活かせる部署に配属したい
新卒入社した学生をどこに配属するかを決めるうえで、企業側はできる限り学生の能力を活かせる部署に配属したいと考えていますよ。
- 選考時の適性検査から得た情報
- 面接をとおして感じる学生の人柄
学生の能力を活かせる部署に配属できれば、その後の成長を見込むことができるほか、企業としても利益を上げられる可能性が高まります。
学生側も能力を活かすことで充実感につながったり、意欲的に仕事に取り組めるようになるため、双方にプラスとなることから、企業側もよく吟味して配属先を決めていることは理解しておきましょう。
キャリアアドバイザー
特に選考過程で学生の能力や価値観が見えてくるため、希望している部署があるならそれをしっかりとアピールすることが大切ですよ。
適性検査について詳しく知りたい人は、こちらの記事がおすすめです。
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②学生の人柄とマッチしそうな雰囲気の部署に配属したい
企業は学生の配属先を決める際「所属させる部署に溶け込めるか」「部署の雰囲気とマッチしているか」といった視点でも検討しています。
- 穏やかで褒めて伸ばす文化が醸成されている部署
- 追い込みをかけることで能力を伸ばす文化が醸成されている部署
- 個人主義で一人ひとりが成果を上げる雰囲気の部署
- チームで一丸となって目標を達成する雰囲気の部署
学生の雰囲気とマッチした部署に配属できると、学生もストレスが少なく、自分に合った環境で力を発揮していくことが期待できますよね。
そのほうがすでに働いている人にも負担がかからないため、企業側は学生の人柄とマッチする部署に配属させたいと考えていますよ。
③まずは一定の部署で経験を積ませたい
学生の配属先を決める企業の意図として、「総合的な力を養うためにまずはこの部署で経験を積んでもらう」といった考えがある場合もあります。
特に営業部などは、社会人の基本的なマナーやスキルが身に付く場合が多いため、新卒社員はまず営業部に配属されるというケースもありますよ。
- 取引先とやり取りをする場合の礼儀作法
- 基本的な仕事の進め方
- 企業が大切にしている考え方や価値観
企業側にこういった意図がある場合は、自分だけほかの部署に配属されたいと思っても難しいケースがほとんどです。配属ガチャに不安がある人は、志望する企業で新入社員はまずどのような仕事を任されるのか、しっかりとリサーチしておきましょう。
④人手が必要な部署の人員を確保したい
学生の配属先を決める際、単純に人員補充の目的で部署を決める企業もなかにはあります。できる限り学生の希望に沿いたい、学生が能力を活かせる部署に配属させたいと思ってはいても、人手が足りないと実現が難しい場合もあるのです。
この点で配属ガチャに不安がある場合は、OB・OG訪問や会社の口コミサイトから情報を得るのが良いでしょう。実際のところ何を基準に配属先を決められるのかを知っておくと、希望をかなえやすい企業を見つけるのに役立ちますよ。
キャリアアドバイザー
人員補充といっても、いきなり難しい仕事を任されることは稀です。企業側もできるだけ新入社員の負担が少なくなるよう配慮はしてくれるはずなので、過度に心配する必要はありません。
キャリアアドバイザーコメント高橋 宙プロフィールをみる
選考や入社後の面談などにおいて、新卒に希望する部署などをヒアリングする企業も多いですが、すべての企業が希望をヒアリングしてくれるわけではありません。なかには、新卒に一切希望をヒアリングしない企業も存在するということを知っておいてください。
ただ、たとえ企業に希望を聞かれなかったとしても、自分の希望する部署や自分に合った配属先に配属し
ようと判断してもらえるよう、自分自身の希望のアピールや、いかに希望部署の仕事内容が自分に向いているのかをアピールすることが大切です。
自分自身の希望をアピールする手段としておすすめなのは、志望動機に具体的な入社後のビジョンを入れる方法です。「入社後は◯◯部の◯◯の仕事に携わりたい」など、その会社における具体的なキャリアビジョンを入れることで、希望をしっかり伝えることができます。
また、たとえば営業部を希望している場合は「相手のニーズを把握するコミュニケーションに自信がある」など、その職種や部署で特に求められる能力や人間性があることを自己PRなどでアピールできれば、適性を評価され、配属される可能性が高まるでしょう。
希望を実現させよう! 配属ガチャ成功のためにできる5つのこと
就活生
企業側もいろいろと考えたうえで私たちの配属先を決めてくれているのですね。
キャリアアドバイザー
そのとおりです。できるだけ学生が働きやすい環境を選んだほうが、企業にもメリットがありますしね。
就活生
ただ、そうは言ってもやはり希望の配属先はあるので、配属ガチャに失敗したくないです。できることはないのでしょうか?
キャリアアドバイザー
もちろんあります。大切なのは、自分の意思を明確にして意思表示をすることです。ここから詳しく解説しますね。
配属ガチャを成功させたいと思った時、希望を実現させるためにできることがいくつかあります。それらを押さえてしっかりと行動に移していくことで、あなたの熱意が企業に伝わり希望の実現につながる可能性がありますよ。
ここからは、配属ガチャを成功させるためにできることについて解説します。この先の内容も確認して今できることをしておきましょう。
①選考段階で希望の働き方を伝える
配属ガチャ成功のためにできることとして、選考段階で希望の働き方をアピールしておくことが挙げられます。
- 面接の際に志望動機や自己PRに交えて伝える
- インターンシップの際に担当者に希望を伝える
- OB・OG訪問などで希望を伝えつつどのような人材が希望の部署に配属されるかリサーチする
就活中は企業の関係者とかかわる機会が多々あるので、チャンスがあればしっかりと自分がどこの部署を希望しているのか伝えておきましょう。臆さずに希望を伝え、入社後に活躍をしたいという意思をアピールすることは、企業側にも好印象となりやすいですよ。
キャリアアドバイザー
「どこでも良いです」というスタンスよりも「ここで一生懸命働きたい」という明確な希望を持っていたほうが、意欲の高さが伝わる場合もあります。しっかりとアピールしましょう。
②配属確約の企業に応募する
確実に配属ガチャを成功させたいと思ったときは、配属先がすでに決まっている募集に応募するのがおすすめです。最近は希望の部署を細かく指定できる場合があるので、そこから応募すれば安心ですよ。
- 求人サイトで希望の配属部署名で検索する
- スカウト型の求人サイトで自分の情報とあわせて「○○部を希望しています」と書き込んでおく
- 就職エージェントに相談して配属確約の企業を紹介してもらう
企業側から配属確約といっているのであれば、内定を承諾した後気づいたらほかの部署に配属されていた、という事態が起こることも少ないはずです。どうしても配属されたい希望の部署があるなら、ぜひ配属確約の企業に応募してみてくださいね。
キャリアアドバイザー
ただし、100%希望がかなうとは限らないことは覚えておきましょう。採用する企業側もさまざまに募集状況が変わっていくため、希望の部署にならない可能性もゼロではありませんよ。
③ジョブ型雇用を実施している企業に応募する
配属ガチャを成功させたい場合は、ジョブ型雇用を実施している企業に応募するのも一つの手です。
ジョブ型雇用とは、入社後に任される業務内容を限定したうえで、それに当てはまる人材を採用する雇用方法を指します。専門性の高い仕事でジョブ型雇用が採用されている場合もあり、一定のスキルが求められることもありますよ。
ジョブ型雇用であればどのような仕事が任されるのかを事前に知ることができるため、自分の希望をかなえられる可能性が高くなります。
キャリアアドバイザー
2024年8月に、内閣官房がジョブ型雇用についてまとめた「ジョブ型人事指針」を発表しており、取り入れる企業も増えていますよ。
ジョブ型雇用についてはこちらの記事で解説しているので、情報収集の際に参考にしてくださいね。
関連記事
知っておきたい「ジョブ型雇用」とは? 気になる特徴や就職のコツを徹底解説
ジョブ型雇用とはジョブ=職務を職務記述書(ジョブディスクリプション)などで明確に定めて、その職務を遂行するために必要なスキルや経験を持った人材を採用する人事制度を指します。この記事ではキャリアアドバイザーがジョブ型雇用のメリットや導入企業を解説します。アピール内容別に自己PR例文も紹介しているので、ジョブ型雇用に興味がある学生はぜひ参考にしてくださいね。
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④規模の小さい企業に応募する
配属ガチャを成功させたいと思ったときは、できるだけ規模の小さい企業に応募するのも一つの手です。企業規模が大きくなればなるほど部署も増えるため、その母数を少なくすることで自分の希望の部署に配属される可能性が高くなります。
また事業の範囲が狭ければ自分がしたい仕事に深くかかわることができる可能性が高く、その分裁量権も与えられやすいため希望の仕事を幅広く担える可能性がありますよ。
キャリアアドバイザー
ただし、配属先が細かく分かれていないということは一つの部署が担う業務が多い可能性もあります。自分の希望の仕事以外にも多くの仕事を任される可能性があることは覚えておきましょう。
⑤異動の希望が出せる制度のある企業に応募する
配属ガチャに失敗したくないときは、異動の希望を出すことができ、またそれがかないやすい制度がある企業に応募するのも手段の一つです。万が一最初の配属先が希望どおりでなかったとしても、比較的早い段階で部署異動ができる可能性がありますよ。
特にジョブローテーションの制度があると、異動希望が出しやすくなります。これは多くの経験を積ませるために定期的に人事異動を実施する仕組みを指し、あなたの希望にも柔軟に対応してくれる場合がありますよ。
キャリアアドバイザー
OB・OG訪問や会社の口コミサイトを参照し、実際のところ部署異動の希望はかなうのかどうかリサーチしておくのもおすすめです。
理想への第一歩! 希望の配属先を言語化する3ステップ
就活生
配属ガチャを成功させるために今からできることもあるのですね。
キャリアアドバイザー
そのとおりです。希望を実現したいなら、あきらめずに行動を続けることが大切ですよ。しっかり自分の希望する働き方を言語化し、企業に伝えましょう。
就活生
ただ、どうしても行きたくない部署があるだけで明確な希望はないというパターンもあって……そのようなときは、この部署は嫌です、と伝えて良いのでしょうか?
キャリアアドバイザー
それよりは、やはりどのような仕事がしたいのかを言語化するのが良いですね。ここからその方法を詳しく解説していきます。
配属ガチャを成功させて希望の配属先で働くためには、どの部署で働きたいのか、どのような仕事ができる環境で働きたいのかを言語化することが欠かせません。
ここからは、希望の配属先を言語化する方法を3ステップで解説していきます。一緒にどのように働いていきたいのかを明確にし、希望の配属先を言語化しましょう。
希望の配属先を言語化するうえでは、自分がどのような社会人になり、どのように働いていきたいかを考えることが大切です。詳しい方法はこちらの記事で解説しているので、あわせて参考にしてみてくださいね。
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ステップ①志望企業で興味のある業務をピックアップする
配属ガチャを成功させるためには、希望の配属先を明確にしておくことが大切です。その第一歩として、まずは志望企業での業務内容を調べ、どのような仕事に興味があるのかを明確にしておきましょう。
- ホームページの採用情報を確認する
- 求人サイトに掲載されている採用情報を読み込む
- 会社説明会の際に質問する
- インターンに参加し実際の業務に触れる
- OB・OG訪問でどのような業務があるのか聞く
志望企業と接点を持てる機会を積極的に利用し、その企業で働いている人に直接どのような仕事があるのかを聞いてみるのが最も有効です。働くイメージもしやすくなるため、希望の配属先について考えやすくなりますよ。
キャリアアドバイザー
まずホームページなどで興味のある業務について調べ、企業の関係者と直接会える際に詳しく聞いてみるのがおすすめです。
ステップ②社会人としてどのように活躍していきたいか考える
興味のある業務をピックアップできたら、次に社会人としてどのように働いていきたいのか、どのように活躍したいのかを考えてみましょう。
- コミュニケーション能力とPCスキルを活かし、社内の業務改善に取り組んで事務として社員をサポートしていきたい
- 特定の分野のプロフェッショナルとしてスキルを伸ばし、社内で「その道のプロ」といわれるような立場でありたい
企業側に希望の配属先を伝えるとしたら、ただ「この部署が良い」というだけではなくその配属先で何ができるか、どのように実力を発揮できるかをアピールする必要があります。
そのためにも、社会人として配属先でどのように活躍する意思があるのかを言語化しておくことが大切ですよ。
キャリアアドバイザー
ここで社会人としてどのように活躍したいかを明確にしておくことは、将来のビジョンを固めるうえでも役立ちます。
ステップ③希望実現ができ自分の強みを活かせそうな配属先を絞る
最後に、希望の配属先のなかでも特に自分の強みを活かせそう、活躍できそうと感じる配属先を絞りましょう。
- 希望の配属先:営業部、企画部
- 自分の強み:コミュニケーション能力、観察力
- 絞った配属先:営業部
仮に現段階で希望の配属先が一つに絞れていたとしても、そこで本当に自分の強みを活かせるのかはしっかりと考える必要がありますよ。
キャリアアドバイザー
必ずしも自分のやりたいことと得意なことが合致するとは限らないので、ここで今一度希望の配属先について考えてみてくださいね。
キャリアアドバイザーコメント根岸 佑莉子プロフィールをみる
上記の3ステップを実践することで、自分の強みを活かせそうな配属先をある程度絞ることができますが、強みを活かせるだけでなく、より自分に合った配属先を絞り込むためには、さらに自分自身を客観的に見る必要があります。
具体的な方法としておすすめなのが、他己分析による自己理解です。友人や家族、キャリアアドバイザーなど、他者に自分自身の性格や適性などを相談することで、これまでの自己分析では気づけなかった「客観的な視点による自分」を知ることができます。
もちろん周囲の意見をすべて鵜呑みにする必要はありませんが、自己分析を含めた上記の3ステップによる主観的な方法と、周囲の意見を取り入れた他己分析による客観的な方法を併用すれば、より自分に合った配属先を絞り込むことができるでしょう。
大切なのは配属ガチャの結果よりも「配属先で何をするか」にあり!
就活生
しっかりと自分の希望が言語化できていれば、配属ガチャも失敗しないということですね!
キャリアアドバイザー
そうとは限りません。あくまで希望の配属先を伝えることで、配属ガチャに成功する可能性が上がる、ということです。
就活生
では、どんなにアピールしても配属ガチャに失敗することはあるのですね。不安になってきました……。
キャリアアドバイザー
確かに不安かもしれませんが、配属ガチャの結果よりも配属先で何をするかが大切ですよ。
配属先によって仕事へのモチベーションが変わるのは仕方のないことですが、どこに配属されようとも必ず学びはあります。配属ガチャの結果に左右されすぎず、与えられた環境でいかに学び、活躍していくかが大切ですよ。
仕事と真摯に向き合い、できることが増えていけば、100%希望がかなったわけではないとしても次第に仕事が楽しく思えてきたり、前向きに取り組めるようになるはずです。どのような環境であっても、まずはしっかりと仕事に向き合いましょう。
ここから先の内容では、具体的にどうすれば仕事に前向きに取り組めるのかを解説していきます。
あきらめる必要なし! 配属ガチャに失敗したときにできる3つのこと
就活生
配属ガチャの結果に左右されず、配属先で精一杯頑張ることが大切なのですね。
キャリアアドバイザー
そのとおりです。しっかりと結果を残すことができれば、希望の配属先に異動するチャンスも与えられるはずですよ。
就活生
とは言え、モチベーションが下がってしまっているなかで頑張るのは難しいですよね。どのようにモチベーションを上げれば良いのでしょうか。
キャリアアドバイザー
配属ガチャの結果が希望どおりでなくても、考え方一つで仕事への向き合い方を変えることはできます。ここからは配属ガチャに失敗したときにできることを解説しますよ。
配属ガチャに失敗したとなると、モチベーションが下がってしまい配属先で十分に力を発揮できる気がしないということもありますよね。とは言え、配属された以上はそこでしっかりと仕事に向き合っていく必要がありますよ。
ここからは、配属ガチャに失敗したときにできることについて解説していきます。この先の内容もしっかりと確認し、配属ガチャの結果が希望に沿わなかった際にできることを解説しましょう。
①配属先で働くメリットに目を向ける
配属ガチャに失敗したと思った際にできることとして、配属先で働くことのメリットに目を向ける方法があります。
- 一緒に働く人の人柄が自分に合っている
- 労働条件が良い
- 労働環境に恵まれている
配属ガチャに失敗したとしても、その配属先だからこそ得られるメリットもあるはずです。特に職場の雰囲気などは仕事のモチベーションにも大きく影響するので、そのような点に目を向けることで次第に前向きに働けるようになる可能性がありますよ。
キャリアアドバイザー
たとえ仕事内容に不満があったとしても、そのほかの点に不満がないのであれば、しばらくは仕事を続けて経験を積んでみるのがおすすめです。
②希望の仕事に近づけるよう自主的に動く
配属ガチャに失敗したと感じた場合は、希望の仕事に少しでも近づけるよう自主的に行動してみるのもおすすめです。
- 希望の仕事にかかわれる機会があれば積極的に手を挙げる
- 上司に「○○まで担当してもよろしいでしょうか」と許可を取り管掌範囲を広げてもらう
特に担当している仕事が近しいものであれば、希望の仕事に挑戦させてもらう機会もあるでしょう。積極的に声を上げ、希望の実現に向けて動いていくことが大切です。
キャリアアドバイザー
配属先は違ったとしても、希望の仕事に近い業務で経験を積んでおくことは必ず力になります。目標をかなえるための一歩として経験を積みながら自主的に動くことを大切にしてください。
③自分の希望を周囲に発信し続ける
配属ガチャに失敗したと感じたときは、自分の希望を積極的に周囲に発信することも大切です。
- 上司や先輩との面談の際に希望を伝える
- 自分の希望する部署で働いている人とかかわった際に希望を伝えておく
希望を伝えたとしてもすぐにかなえることは難しいですが、希望の部署とかかわる機会を増やしてもらう、同様な仕事を任せてもらうなど何らかの形で希望に近い業務を任せてもらえる可能性がありますよ。
キャリアアドバイザー
自分の希望をかなえてもらいたいなら今の仕事にもしっかりと向き合い、成果を残すことが大切です。一方的に要求を伝えるだけでなく、組織にも貢献することを忘れないでくださいね。
キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
配属ガチャに失敗したときにできることをお伝えしましたが、それでも配属ガチャの失敗が怖いと感じる人もいると思います。特に新卒の場合、初めての社会人経験となるため、希望と違った配属先で働くことに不安を感じるのは仕方のないことです。
ただ、配属ガチャに失敗したからといって投げやりになったり、低いモチベーションのまま働き続けたとしても、良い方向に状況が変わることはありません。それどころか、その会社で自分自身の希望をかなえる未来をどんどん遠ざけてしまうでしょう。
状況を好転させるには、目の前の仕事に集中することが大切です。たとえ興味のない仕事だったとしても、これは仕事だと割り切ったうえで一つずつ成果や信頼を積み重ね、その会社で評価される人材になれば、結果的に自分の希望もかなえやすくなります。
何より、その仕事が合うかどうかは実際に働いてみないとわかりません。希望通りだったとしてもギャップを感じる可能性がある一方で、希望通りではなかったものの、実際に働くことで面白さを感じるケースも多々あるので、まずは前向きに取り組むことが大切ですよ。
決断は慎重に! 配属ガチャに失敗したときに避けたい3つのNG行動
就活生
仮に配属ガチャに失敗したとしても、できることはたくさんあるのですね。
キャリアアドバイザー
そのとおりです。そこでモチベーションを下げて歩みを止めるのではなく、希望の実現に向けて今できることを精いっぱいやることが大切ですよ。
就活生
わかりました。これで安心して仕事に臨むことができそうです!
キャリアアドバイザー
それは良かったです。ただ、配属ガチャに失敗したときに絶対に避けたい行動もあるので、ここからはそれについても詳しく解説しますね。
配属ガチャに失敗したとしても前向きに働くことができれば問題ないですが、なかにはかなり気持ちが落ち込んでしまい辞めようと決断したり、内定を辞退しようと考えることもあるかもしれません。
そのような決断は、場合によっては自分を追い詰めることにもつながる可能性があります。ここからは意図せず自分を追い詰める行動をしないために意識したいことを解説しますよ。
①なんの行動も起こさずに意欲が低いまま仕事を続ける
配属ガチャに失敗したと感じた際、一向にモチベーションが上がらず、かといって希望をかなえるための行動もせずに漫然と働き続けるのは避けましょう。後ろ向きな姿勢は周りに悪影響を及ぼすほか、あなた自身にも良くない影響が出る可能性があります。
- ミスなどが発生し周囲に迷惑をかける
- 意欲の低さが周囲に伝わり職場での人間関係が悪化する
- 仕事に意欲的に向き合えず業績が上がらない
意欲が低いまま仕事を続けるのは、心身にも負担がかかるものです。不満を抱えながら仕事を続けるのではなく、まずは自分の希望をかなえるために今できることはないかを考えてみてください。
②すぐに転職・退職の決断をする
入社後に配属ガチャに失敗したことがわかった場合、「希望の部署じゃなかったからさっさと仕事を辞めよう」と考えてしまいすぐに転職・退職の決断をしてしまう人もいるかもしれません。しかし後先考えずに今の仕事を辞める決断をするのにはリスクがありますよ。
- 次の就職先が見つかりにくくなる
- 労働条件を下げなければならない可能性がある
短期離職の経歴は企業側にしてみれば懸念材料になるため、なかなか就職先が見つからないことが考えられます。また新卒としてではなく中途採用として就活をすることになるため、スキルや経験がなければ労働条件を下げざるを得ない可能性もありますよ。
キャリアアドバイザー
どんなに人手不足といわれていても、若手だからどこでも雇ってくれるというわけではありません。短期離職は自分の市場価値を下げることにもなりかねないので、慎重な判断が必要です。
③よく考えないまま内定を辞退する
企業のなかには、内定を出してから実際に入社するまでの間に先んじて所属部署を発表するところもあります。そこで配属ガチャに失敗したと判断したとしても、よく考えずに内定を辞退するのは避けましょう。
- 遅い時期から就活をやり直さなければならず希望をかなえにくくなる
- 企業の採用枠が少なくなっており企業探しに苦戦する可能性がある
仮に早い段階で配属先を発表されたのであったとしても、希望をかなえられないからといってすぐに内定を辞退して良いのかは一度立ち止まってよく考えてみましょう。企業に入社すれば部署異動の機会もあるため、目の前にある選択肢を比較検討することが大切です。
キャリアアドバイザー
内定辞退をすることは可能ですが、企業側にも大きな迷惑がかかります。あなた一人の行動が多くの人に影響を及ぼすことも忘れず、落ち着いてどのように決断すべきかを考えてくださいね。
配属ガチャについてよくある疑問に回答!
入社後の配属先について考えた時、「配属ガチャにはずれたらどうしよう」と不安になることもありますよね。そのような学生の疑問にキャリアアドバイザーが回答します。
配属ガチャを成功させるためにはどうすれば良いですか?
配属ガチャを成功させるためには、選考の段階から自分の希望する部署について担当者に伝え、アピールしておくことが大切です。その際、希望部署に配属してもらうことでどのような成果を出せるかまで言及できると、配属ガチャ成功の可能性が上がりますよ。
また希望を伝えるためには、自分がどの部署で、どのように活躍したいのかを明確にしておくことも大切です。自分自身としっかり向き合い、希望を明確にすることから始めましょう。
配属ガチャに失敗したときはどうすれば良いですか?
配属ガチャに失敗したと感じた時、大切なのは配属先で今できることがないかを考えることです。
たとえば配属先での仕事内容以外のメリットに目を向ける、希望の仕事ができるよう自主的に行動する、自分の希望について周囲に発信を続けるといったことができます。
もちろん配属先でもしっかりと成果を上げる必要があることを忘れず、少しでも早く希望を実現するためにできることを続けていきましょう。
配属ガチャという言葉にとらわれすぎず理想に向かって行動を起こそう!
ここまで、配属ガチャの意味や成功するためにできること、また失敗したときにできる行動について解説してきました。
入社後の配属先は、仕事に取り組むうえでのモチベーションにかかわる重要なポイントですよね。希望をかなえるためにも、選考段階からしっかりと自分の意思を企業へ伝える必要がありますよ。
とは言え何よりも意識しておきたいのは、配属ガチャに成功したかどうかではなく、どのような配属先であっても自分の理想をかなえるために今できることをするということです。まずは自分の希望を明確にすることから始め、入社後それを実現するために何ができるかをしっかりと考えてみましょう。
社会人になったときにやりたいことがあるのですが、配属ガチャについて不安になってきました。希望の配属先になれないかもしれないと思うと心配で……。