目次
- 「どんな社会人になりたいか」は入社後の自分をイメージして考えよう
- まずは面接官が「どんな社会人になりたいか」と聞く理由をおさえよう
- ①学生が思い描くキャリアプランを知りたいから
- ②自社にマッチした人材かを知りたいから
- ③目標を持って行動できる人かを知りたいから
- ④配属を決める際の参考にしたいから
- 回答のイメージをふくらませよう! 「どんな社会人になりたいか」の8例文
- OK例文①責任感がある人になりたい
- OK例文②視野を広くして働ける人になりたい
- OK例文③向上心を持って働きたい
- OK例文④部下に信頼される上司になりたい
- OK例文⑤業績を上げ企業を担える人材になりたい
- OK例文⑥計画性を持って物事を進める社会人になりたい
- NG例文①企業の業務から逸脱している
- NG例文②自分の性格からかけ離れている
- 将来像を明確にしよう! 「どんな社会人になりたいか」の見つけ方
- ①キャリアプランを考える
- ②自己分析で将来につながる自分の強みを見つける
- ③企業分析で仕事のなかで実現できることを考える
- ④OB・OG訪問で話を聞く
- 伝え方も重要! 「どんな社会人になりたいか」を伝える3ステップ構成
- ①結論として「どんな社会人になりたいか」を端的に伝える
- ②結論に対しての理由や背景を伝える
- ③企業内でできることと結び付ける
- 回答の参考にしよう! 「どんな社会人になりたいか」の具体例20選
- 「どんな社会人になりたいか」は将来の目標と企業でできることを紐づけよう
「どんな社会人になりたいか」は入社後の自分をイメージして考えよう
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。エントリーシート(ES)や面接では「どんな社会人になりたいか」と聞かれることがあります。しかし、
「自分がどんな社会人になりたいかがよくわからない。」
「どのような回答をすれば選考で評価されるの?」
と悩む学生もいるのではないでしょうか。「入社してやりたいこと」よりも想像がつきにくいため、言語化ができずに立ち止まってしまうことは少なくありません。
この記事では「どんな社会人になりたいか」の質問意図から、自分だけの回答の見つけ方について解説します。イメージの付きやすい例文も紹介しているので、選考で自信を持って「どんな社会人になりたいか」に答えたい人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
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まずは面接官が「どんな社会人になりたいか」と聞く理由をおさえよう

就活生

キャリアアドバイザー
おもに、学生のことを効率良く知るための手段として質問していますよ。
面接で「どんな社会人になりたいか」と質問されたときに、どのように答えれば適切なのか悩む学生は少なくありません。迷いなく回答を出せるようになるためには、面接官が質問する理由を把握しておくことが大切です。
ここでは、「どんな社会人になりたいか」と聞く面接官の意図について解説します。質問される理由を意識したうえであれば、評価されやすい回答を作れるようになるでしょう。
①学生が思い描くキャリアプランを知りたいから
「どんな社会人になりたいか」という質問には、学生の思い描くキャリアが自社でも実現できるか確認し、早期離職を防ぐ意図があります。
たとえば、組織の力で仕事を進めていく方針の企業に、個のスキルを大切にしたい学生が入社した場合、働いてすぐに業務内容へ違和感を覚えた結果、すぐに転職を決意してしまうかもしれません。

キャリアアドバイザー
「どんな社会人になりたいか」の質問には、企業と学生のミスマッチを面接の場で明らかにする効果があると言えますね。
キャリア形成の考え方はこちらの記事で解説しているので、ぜひ合わせて読んでみてくださいね。
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②自社にマッチした人材かを知りたいから
企業は、長く働いてくれる人材かを知るうえで、「自社の社風やビジョンに合っているか」という点も重視しています。
たとえば、堅実性が必要な会社の場合には、堅実なキャリアプランを持っている人が合います。そのほか、チームワークによる業務が必要になる会社であれば、社会人として人とのつながりを大切にしていきたいと考えている人を採用したいと考えるでしょう。
反対に、自社の社風に合っていない場合、たとえ学業の成績が良かったり、魅力的な強みがあったとしても採用されないケースもあるため注意が必要です。
③目標を持って行動できる人かを知りたいから
企業で働くなかで、与えられた業務をただこなすだけでは大きな成長は望めません。自分なりの目標を設定し、それに向かった努力をして初めて、自身のスキルが飛躍的に向上していくのです。
面接官は「どんな社会人になりたいか」という質問を通じて、単なる受け身の姿勢ではなく、自らで考え行動する主体性や意欲があるかを確認しています。実際の回答では、目標に向けてどのように努力したいか、自分なりの考えを伝えるうえでも有効な手段の一つと言えるでしょう。
④配属を決める際の参考にしたいから
採用した学生の配属先を決める際、面接での印象を参考にするケースは少なくありません。「どんな社会人になりたいか」という質問をすれば、学生の希望や適性を見極めるのに役立ちます。
たとえば、「縁の下の力持ちのポジションで、チームに貢献したい」のような回答があれば、バックオフィス系の部署への配属が視野に入るかもしれません。また「数字を分析して経営判断に貢献したい」のような答えからは、経理関連の仕事を任せるビジョンが見えてくるでしょう。

キャリアアドバイザー
自身の展望を率直に伝えることが、企業との適切なマッチングをするためのコツだと言えますね。
回答のイメージをふくらませよう! 「どんな社会人になりたいか」の8例文
ここからは、面接で実際にどのような回答をすれば良いのか悩む人のために「どんな社会人なりたいか」の例文を紹介します。
OK例文だけでなく、NG例文についても解説するので、ぜひ参考にして回答イメージをふくらませてみてくださいね。
OK例文①責任感がある人になりたい
私は責任感を持って、あらゆる課題に立ち向かえる社会人になりたいと思います。
私は中学時代から、バスケットボール部に所属し、大学でも副主将を務めましたが、強豪校ではなかったため試合では苦戦することも多々ありました。試合での勝ち負けはあと一歩、足が動くかどうかで決まることもありましたが、私はいつも大きな声で仲間を鼓舞し、ともに壁を乗り越えました。
副主将としての責任も常に感じ、部室には一番に顔を出して準備をおこない、問題が起きれば主将と部員の間で調整役をやりました。最後の地区大会で優勝できたときには本当に大きな喜びを感じられましたし、部員からも感謝され、非常に嬉しかったです。
社会人となっても責任感を持ちながら、壁を乗り越えていきたいと思います。

キャリアアドバイザー
部活動の経験から責任感のある社会人になりたいと考えたことを伝えています。社会人になってもしっかりと働いてくれそうな回答となっていますね。
OK例文②視野を広くして働ける人になりたい
私は視野を広くして働ける社会人になりたいと思っております。
私がファミリーレストランでアルバイトをしていた際、最初の店長は視野の狭いタイプの人でした。売上を上げることに必死で、アルバイトの小さなミスにもよく怒り、店内の雰囲気は良くないものでした。
しかし、その後に人事異動でやってきた店長は、目の前の売上にこだわることなく、全体の業務の効率を図ることを優先しました。また、常にスタッフに目を配り、冗談を言ったり声をかけたりしてくれました。結果、スタッフが働きやすくなり、店内の雰囲気も明るくなり、売上も上がっていきました。
私は、将来商社でグローバルに活躍することを目標としていますが、視野を広くし多くの顧客の役に立ちたいと考えております。

キャリアアドバイザー
具体的な話が盛り込まれているので、なぜ視野を広くしたいと思ったのかがよくわかります。
OK例文③向上心を持って働きたい
私は開発研究者として、すべての人がいくつになっても自分らしく快適な人生を送れる世の中を実現したいと思っております。
御社の〇〇シリーズはすでに、多くの高齢者が利用していますが、私も開発チームの一員としてより優れた製品を生み出していきたいと考えます。そのために必要なのが向上心です。
学生時代にも研究が滞るたびに、高校時代の恩師に教わった「夜明け前は一番暗いのだ(今が一番つらいと思っても夜明けはそこにやってきている)」という言葉を思い出しては、壁を乗り越えてきました。常に優れた開発研究者になるための努力を忘れず、まい進していける社会人になりたいです。

キャリアアドバイザー
研究者としての目標が具体的に書かれています。恩師から教わったことを盛り込むのも、採用担当者の心をつかむための一つの手段ですね。
OK例文④部下に信頼される上司になりたい
私は専門性を高め、部下や後輩にも信頼されるような社会人になりたいと思っております。
私の父はメーカーの技術開発部で室長を長年務めていましたが、よく自宅に部下の方が遊びに来ていました。とても慕われているように見えましたが、父は家では無口で、人付き合いもうまいタイプには思えません。
不思議に思っていたのですが、ある時、部下の一人が教えてくれました。父はとにかく技術力が高く知識もある一方、部下の話にも真剣に耳を傾け、悩みの相談によく乗っていたそうです。そして、そのような点が部下から慕われる要因なのだそうです。
私も仕事をしていくうえで、より高度なスキルを吸収し専門性を高めながら、たくさんの部下に信頼されるような上司になりたいと考えております。

キャリアアドバイザー
父の話題を盛り込むことで温かい印象にも仕上がっています。身近で尊敬できる人のエピソードを盛り込むことで、話にリアリティが生まれています。
OK例文⑤業績を上げ企業を担える人材になりたい
私は御社の業績に貢献できる人材になりたいと思います。
大学のゼミで地域の商店とタイアップした商品のマーケティングをグループ研究した際、市場調査や分析の作業を何日もかけておこないました。そして、仲間と何度も意見を交わし、企画書にまとめていきました。
結果としては、私たちの案を実施したところ前月比103%アップとなり、はっきりと数字に結果が現れる楽しさと、お店の人からありがとうと言われるうれしさを実感しました。周りの人たちを笑顔にするためにも、売上に貢献し御社を担える社会人になりたいと思います。

キャリアアドバイザー
具体的に数字が入っており、成果をはっきりと伝わる内容になっていますね。売上アップの楽しさを知った実体験から、就職してからも戦力になりそうな期待を持たせてくれる例文です。
OK例文⑥計画性を持って物事を進める社会人になりたい
私は、計画性を持って物事を進める社会人になりたいと考えております。
所属しているボランティアサークルでは、定期的に街のゴミ拾いをおこなっております。しかし、特にルールを定めない状態で実施をしていたため、参加者のモチベーションが低く、目に見えるゴミも満足に拾えていないのが現実でした。
このままでは惰性で終わってしまうと感じた私は、参加者をいくつかのグループに分け、区画ごとに計画性を持ってゴミ拾いを実行するプロジェクトを立案しました。実際にやってみると、目標と清掃範囲がはっきりしたためか、全員の動きが活発になったように感じました。5回ほど計画を実行し振り返ってみると、散乱したゴミが街からほとんど消えており、住民からも感謝の声をいただきました。
社会人になった際も、担当するプロジェクトの全体像を見つめ、チームのやる気向上につながる計画を立てられる人材になりたいと考えております。

キャリアアドバイザー
計画を立てる良さを知った経緯が具体的に描かれており、説得力のある内容になっていますね。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「どんな社会人になりたいか」を伝える際のコツ
具体的なロールモデルを伝えることがカギ
「どんな社会人になりたいか」という質問は、やや抽象度が高いため、回答では「○○のような」と具体的なロールモデルを伝えることがポイントです。面接官がイメージしやすくなりますよ。
たとえば、「父親のような社会人になりたいです」や「サッカー部の顧問のような社会人になりたいです」と伝えることで、面接官はあなたの理想の社会人像の大枠が理解しやすくなり、より具体的にイメージできます。
このようなたとえ言葉を用いると、「この学生はわかりやすく話を伝えてくれる」という印象を持ってもらえて、高評価につながりやすいでしょう。
NG例文①企業の業務から逸脱している
私は将来、グローバルに活躍できる人材になりたいと思います。
留学中のホストファミリーに2歳年上のホストシスターがいましたが、現在、アパレルのバイヤーとして世界中を飛び回っています。ときどきZoomで話をするうちに、私も国際的に活躍できるようになりたいと考えました。語学力をもっと磨き、資格も取得しながら努力をしていきたいと思います。
今まで語学スキルを磨く間に培ったコツコツと努力する姿勢を活かし、ハウスメーカーである御社の広報で頑張りたいと思います。

キャリアアドバイザー
実はこの会社は国内向けハウスメーカーであることから、グローバルに活躍する人材を特に必要としているわけではありません。また、語学を企業でどう活かすのかもわからず、スキルと企業の業務をマッチすることもできていません。
NG例文②自分の性格からかけ離れている
私は明るさを大切にして周りの人を引っ張っていけるようなリーダーシップのある社会人になりたいと考えております。
大学時代はソフトボール部に所属していましたが、私をはじめ当時のメンバーはどちらかと言えば大人しく、仲は良かったのですが、OBからも物足りないなどと言われていました。私が3年次のときに来たコーチはとにかく明るく、一人ひとりの性格や個性もすぐに覚えてくれ、どんどんと話しかけてくれました。練習中も活気づくようになり、地区大会で3位に入賞できました。
私もコーチのように明るさを忘れずコミュニケーションも大切にし、親しんでもらえるような営業事務になれればと思います。

キャリアアドバイザー
明るさやコミュニケーション力の持ち主は採用試験に受かりやすいというイメージでこのような回答にしたのかもしれませんが、本来は大人しいとのことで、疑問を持たれてしまいます。自己分析の結果として本来の自分に合った回答をしたほうが良いでしょう。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「どんな社会人になりたいか」を伝える際の注意点
抽象度が高く多くの人に当てはまるような一般的な内容は避けよう
これまで「どんな社会人になりたいか」の効果的な伝え方を解説してきましたが、抽象度が高すぎて「誰にでも言えそう」と思われるものには要注意です。
たとえば、「仕事ができる社会人になりたいです」「みんなから頼られる社会人になりたいです」といった内容ですね。これらは、多くの人が当てはまる非常に一般的な内容であるため、面接官は「あなたらしさ」を理解しにくいでしょう。
抽象度が高いほど評価にはつながらないため、注意してください。これまでの経験やエピソードから自分ならではの理由や背景を盛り込み、より具体的に伝えることを意識してくださいね。
将来像を明確にしよう! 「どんな社会人になりたいか」の見つけ方

就活生
正直に言って「どんな社会人になりたいか」と質問されても、まったく答えが思いつきません。

キャリアアドバイザー
自分の素直な気持ちと向き合いながら、自らの将来像を導き出す方法を実践していけば大丈夫ですよ。
まだ企業で働いた経験がないからこそ、自分の活躍イメージを想像できないのは自然なことです。ここでは、自らの働く姿を想像できていない人に向けて、「どんな社会人になりたいか」の見つけ方を解説します。
①キャリアプランを考える
キャリアプランとは、仕事をするうえで「そうなりたい」というビジョンを計画的に構築していくプランのことです。明確なビジョンを持つことで、必要なスキルを手に入れ実力をつけていくことができます。
キャリアプランを構築するうえで必要なのは、自分の過去を振り返るとともに自分の現状を把握することです。そして自分の将来を短期、中期、長期別に考えていき、それらを一直線に結んでいきます。
たとえば、過去の棚おろしでは今まで経験や学業のなかで学んだことを書き出し、現在の自分が持っているスキルやポテンシャルを客観的に割り出します。
そして持っているポテンシャルやスキル、自分の希望に合わせた将来を思い描き、「何歳までにどのようなポジションになっていたいのか」「何歳までにどのようなスキルを手に入れておきたいのか」ということを考えます。

キャリアアドバイザー
自分のキャリアプランを考えていくと、おのずと「どんな社会人になりたいか」の回答が見えてきますよ。
そもそもキャリアプランが思いつかない人は、以下の記事で対処法を確認していきましょう。
例文11選付き|キャリアプランが思いつかないときの5つの対処法
例文付き|面接で聞かれるキャリアプランの答え方・作り方を解説
②自己分析で将来につながる自分の強みを見つける
自己分析を通じた強みを軸に考えてみると、自分がどのような社会人になりたいかのビジョンが見えてくる可能性があります。
たとえば、自分の強みが「ほかにはない独特な発想力」であった場合、その長所をどのように社会で活かしていくかをイメージしていけば、おのずと「企画開発をする仕事に就きたい」と将来像が浮かんでくるかもしれません。
そもそもまだ自己分析を通じて強みを把握できていない場合は、以下のような方法を試してみることをおすすめします。
- 他己分析:家族や友人、アルバイト先の同僚など、さまざまな立場の人へ自らの長所や短所を聞く方法
- ジョハリの窓:自分と他者の認知の違いから、自己理解を深めるためのフレームワーク
- 自分史:これまでの人生や経験を時系列で振り返り、強みや価値観を見つける手法
自身の得意と社会人としてのあり方を結びつければ、回答の根拠となるエピソードなども語りやすくなります。自己分析を活用し、この機会に将来の活躍イメージを想像していきましょう。
自己分析の方法はたくさんありますが、自分に合った方法を見つけることが大切です。この記事では自己分析の方法について詳しく解説しているので、方法に迷っている人はぜひ参考にしてくださいね。
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自分史の作り方もあわせて確認してみましょう。
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③企業分析で仕事のなかで実現できることを考える
「どんな社会人になりたいか」について考えるうえでは、企業分析を十分におこない、応募先企業では何ができるかを知ることが大切です。
「どんな社会人になりたいか」は「自分が将来何をしたいか」「自分が将来どうなっていたいか」ということです。そして、それらを実現するには会社という土俵でできることを知らなければなりません。
そもそも企業分析をおこなうと、以下のようなことがわかります。
- 求める人物像
- ビジネスモデル
- 業界内でのポジション
- 企業理念
- 将来性
- 社風
たとえば企業分析の結果、その会社が5年に一度のペースで大ヒット商品を生み出していることが判明したとします。そのような状況から、世間に影響を与えるような仕事ができることが想像つけば、自らが働くイメージも湧いてくるはずです。
また、業務を調べていくと就職後のイメージも湧いてきます。会社のホームページやパンフレット、動画、経営陣や社員のインタビュー記事を読むうちに、だんだんと、未来の自分が見えてくるでしょう。
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④OB・OG訪問で話を聞く
OB・OG訪問の際に、どんな社会人になりたいかのヒントがないか、いろいろと話を聞いてみましょう。
企業分析のためにはOB・OGに話を聞くのは欠かせません。先輩は「どんな社会人になりたい」と思って入社したのか、それはどの程度実現に近付いているのかなどについて聞いてみてください。
- 評価制度やキャリアパスについて、どのように感じていますか?
- 働くなかでもっともやりがいを感じる瞬間はどんなときですか?
- 一緒に働いている方に共通する特徴や強みがあれば教えてください。
- 学生時代にやっておいて良かったことはありますか?
- 就活時に大事にしていた軸はどのようなものだったのでしょうか?
また、自分のキャリアプランを話し、実現可能かどうかについても聞いてみるのも良いかもしれません。もし時間があれば、自分で書いたESの下書きを見てもらうこともできるので、どんな社会人になりたいかの原稿を見てもらうのも手です。
OB・OG訪問に行く前に、マナーや質問例なども確認しておきましょう。この記事で解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!回答が思いつかないときの対処法
自身の将来像は必ず自分で考えよう
就活を始めて「どんな社会人になりたいか」を考えても、どうしても回答が思いつかないと悩む就活生もいるのではないでしょうか。このとき、つい家族や友人、先輩へ聞いて自分の理想の社会人像を聞きたくなると思いますが、必ず自分で考えるようにしましょう。
面接で聞かれるということは合否にかかわりますし、就職後の配属にかかわる可能性も十分あります。そのときに、自分で考えていないと、ミスマッチにつながってしまいます。また、もし不合格になったときに納得感も持てなくなってしまいます。
自己分析を繰り返して自身の強みや得意なことを見つけよう
「どんな社会人になりたいか」を考えるときには、自分の過去の経験を振り返って自己分析をしましょう。自分が得意なことや強みを見つけられると、自分に合った社会人像が見つかりますよ。たとえば、コミュニケーションが好きな人は「誰とでもすぐに打ち明けられる社会人」のように結び付けて考えられますね。
なかなか理想の社会人像が見つからない学生であっても、将来的に後悔しないよう時間をかけて見つけるようにしましょう。
面接本番まで時間がない人は、頻出質問の模範解答だけでも必ず押さえておこう
面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。
そこで、活用したいのが無料の「面接回答集」です。この資料があれば、伊藤忠商事や森永製菓、トヨタ自動車などの人気企業の面接でも実際に聞かれたような質問とその答え方が一目でわかります。
どんな質問が来ても確実に回答できるようになれば、面接はもう怖くありません。今すぐ活用し、面接を突破するのに役立てましょう!
伝え方も重要! 「どんな社会人になりたいか」を伝える3ステップ構成
自己分析もでき自分のキャリアプランも見えてきたら、いよいよES用の文章を書いてみます。面接で聞かれることを想定している場合には、話す内容の原稿を起こしてみましょう。
文章を構成するには、これから紹介する3ステップに合わせて書くと、わかりやすい文章になります。
また選考においては「どのように伝えるか」も重要です。どれだけ立派な熱意や考え方をアピールしても、採用担当者が話を理解できていなければ、高い評価を得ることができません。
選考における伝え方も含めて、それぞれ何を考えれば良いか解説していきます。
①結論として「どんな社会人になりたいか」を端的に伝える
文章の最初では結論として「どんな社会人になりたいか」について明確に回答するようにしましょう。たとえば、以下のようなものが考えられます。
- 私は努力を継続しておこなえる社会人になりたいです
- 社員のみなさんに頼られる社会人になりたいです
- 私は介護をする方々の負担を少しでも軽減してあげられる開発者になりたいです
- 私は顧客に信頼される銀行員になりたいです
- 私は地域を元気に明るくできる人になりたいです
結論から伝えると、相手は話のポイントを押さえながら、スムーズに内容を理解できるようになります。「どんな社会人になりたいか」を冒頭で伝えておくだけで、その後に語る理由た背景も順序立てて理解してもらえるようになるでしょう。
②結論に対しての理由や背景を伝える
次に、文章の冒頭に書いた結論に対しての理由付けや背景を盛り込みます。たとえば以下のような回答が考えられます。
- (結論)多くの人に安心を与えられるような社会人になりたい
(理由)自分が入院して不安だったときに看護師に力をもらったから - (結論)どんな困難にも立ち向かえる社会人になりたい
(理由)部活動のなかで諦めない気持ちを学んだから - (結論)誰からも信頼されるプロフェッショナルになりたい
(理由)オールマイティーになるよりも一つのことを突き詰めることが得意だから
結論だけでは、どうしてそう思うかが明確にはわかりません。そこで、理由付けではできるだけ具体的なエピソードを伝えると良いでしょう。
文の冒頭に結論を伝え、次に具体性を持たせていくと、聞き手を話に引き込んでいくことができます。「どんな社会人になりたいか」の答えに続き、理由や背景を具体的に述べていくことで、聞き手の「なぜその将来像を描いたのか?」という疑問をスムーズに解決できるようになるでしょう。
③企業内でできることと結び付ける
最終的には企業内でできることと結び付けます。せっかく「どんな社会人になりたいか」を考えても、就職先でできなければ意味がありません。
企業側も応募者が社会人として業務にどうかかわり、会社に利益をもたらしてくれるかを知りたいと思っています。「企業内でできること」を加えることで、会社の業務をちゃんと理解していると伝えられます。
たとえば、以下のような回答が考えられます。
学生時代にチームワークの大切さを学んだ経験から、社会人になっても周囲の人とのコミュニケーションを大切にし、営業職として売上に貢献できる社会人になりたいと思います。
このように壁に当たっても乗り越えてきた経験から、何事からも逃げることなく業績を上げ、将来的に海外でも活躍できる人材を目指します。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!面接や応募書類では回答全体で一貫性が重要!
「どんな社会人になりたいか」と業務の関連性にも要注意
「どんな社会人になりたいか」を考えるときに、ついほかの質問の回答とは別に考えてしまいますよね。ですが、自己PRと志望動機を結び付けて考えるように、「どんな社会人になりたいか」も志望動機と一貫性のある回答をするようにしましょう。
志望動機や自己PRと関連性を意識しないと、採用担当者にあなたの意図が正確に伝わらない可能性もあります。
たとえば、志望動機で「仕事で困っている人へ就職支援する一助になりたい」と伝えたにもかかわらず、理想の社会人像として「自分と向き合い成長し続ける社会人になりたい」と答えるとどうでしょうか。一見すると関連性がないように感じてしまいますよね。この場合、「人の支援ができるように自己成長をいとわない人材になりたい」と伝えることで、一貫性が生まれます。
ESでは補足説明ができないため特に注意
面接では補足説明で関連性が伝えられますが、ESでは特に伝え方に気を付けないと、あなたの想いが伝わらなくなってしまう可能性もあります。志望動機や自己PRとの関連性を意識して、「どんな社会人になりたいか」も具体的に考えるようにしましょう。
39点以下は要注意!面接を受ける前に面接力を測定しよう!
やみくもに面接を受ける前に、自分の面接力を知っておくことが大切です。
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今すぐ活用して、志望企業の面接を突破しましょう。
回答の参考にしよう! 「どんな社会人になりたいか」の具体例20選

就活生
「どんな社会人になりたいか」のおぼろげなイメージはあっても、実際に言葉にするのが難しくて……。

キャリアアドバイザー
実際の具体例を見て、自分に近いものから探してみましょう。
自らの社会人像をうまく表現できず悩む人もいるでしょう。そんなときは「どんな社会人になりたいか」の具体例を参考にすることで見つけることができるかもしれません。
- 常に新しい知識やスキルを積極的に学び続けられる人
- 困難な課題にも粘り強く取り組める人
- 周囲の人と協力して目標達成ができる協調性のある人
- 相手の立場を考えてコミュニケーションがとれる人
- 責任感を持って最後まで仕事をやり遂げられる人
- 現状に満足せず、積極的に挑戦し続けられる人
- 社員や顧客一人ひとりに誠実に行動できる人
- プレッシャーのなかでも常に冷静に判断できる人
- 多様な価値観を受け入れ、柔軟な思考を持つ人
- 健康管理を徹底し、心身ともに健康な状態で仕事に取り組む人
- 計画を立てて着実に業務を実行できる人
- 失敗を恐れずに常に挑戦できる人
- 周囲を巻き込み、ポジティブな影響を与えられる人
- 自分の意見や提案をわかりやすく伝えられる人
- 常に周りへの感謝の気持ちを持ち、配慮を忘れない人
- 周囲の人に気配りができる視野が広い人
- 周囲から信頼される人
- 変化に臨機応変に対応できる人
- リーダーシップを発揮してチームを牽引できる人
- 自己成長だけでなく、後輩や同僚の育成にも貢献できる人
これらの具体例を一つずつチェックし、自分に当てはまる経験がないかを合わせて確認すると、自らの「どんな社会人になりたいか」の答えが見つかる可能性があります。正解は自分のなかにあることを意識し、楽しみながら将来の働く姿を想像してみてくださいね。
「どんな社会人になりたいか」は将来の目標と企業でできることを紐づけよう
選考で「どんな社会人になりたいか」と問われた際、ただ自分の思いを伝えるだけでは、採用担当者の心に響くアピールにつながりません。
選考で評価される返答をするためには、自分の将来の目標と、企業でできることを紐付けた内容を伝えることが大切です。理想の社会人を考える過程で見えてきた「自身の強み」や「価値観」をもとに、企業でも活躍するイメージを同時にアピールしていきましょう。
「どんな社会人になりたいか」を考えることは、選考対策の一環としてだけでなく、自分にマッチした企業を見付ける点でも重要です。この機会に自らの将来の姿を想像し、具体的なビジョンを伝えられるようになっておくことをおすすめします。
そもそも、なぜ選考で「どんな社会人になりたいか」と聞くのでしょうか?