目次
- まずは「就活は適当でいいや」の結果を理解することが大切
- 適当に就活を進めたらどうなる? 起こり得る3つの事態
- ①志望企業が決まらず就活のスタートが出遅れてしまう
- ②選考対策が不十分なため選考に通らない
- ③入社できても企業とのミスマッチで早期離職
- 適当は絶対NG! 各フェーズで必須の対策とその重要性
- 自己分析
- 企業研究
- 書類選考対策
- 面接対策
- 内定先選び
- 「就活は適当でいいや」と考えたときにやってはいけない6つの行動
- ①適当に志望企業を決めてしまう
- ②ESを作ったら一度も見返さない
- ③提出期限ギリギリまで書類を送らない
- ④ぶっつけ本番で面接に挑んでしまう
- ⑤面接の頻出質問の回答を事前に準備しない
- ⑥選考後に振り返りをしない
- 就活を効率良く進める5つの方法
- ①就活エージェントに相談をする
- ②OB・OG訪問を活用する
- ③テンプレートを活用する
- ④オファー型の就活サービスを使う
- ⑤対策ツールを使う
- 頑張りすぎると逆効果! 気持ちに余裕を持つことも大切
- 気持ちに余裕がなくなってしまうから
- 疲れてしまって就活を最後まで走り切れないから
- 適当にやるのでなく適度に頑張って就活を成功させよう!
まずは「就活は適当でいいや」の結果を理解することが大切
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「どうしても就活は適当でいいやという思いが捨てきれません」
「就活を適当に進めるとどんな影響がありますか?」
就活のシーズンに入った学生からこのような相談を受けることがあります。慣れない就活は負担に感じてしまうことも多く、ときには「就活は適当でいいや」と感じてしまう人も多いですが、それが行動にまで影響を及ぼすようであれば要注意です。そのままでは就活が失敗に終わってしまうリスクがあります。
適当に就活を進めてしまえば、そもそも志望企業がなかなか決まらず、その先の選考にも落ち続けてしまい、結果的にモチベーションが維持できず就活を諦めてしまうケースも。
この記事では、就活を適当に進めてしまったときに起こることや、特に注意が必要な就活の重要ポイントを解説しています。適当に就活を進めたいと感じている人は、特に重点的に対策すべき点を押さえたうえで自分に足りていない部分は何かを考えながら読んでくださいね。
適当に就活を進めたらどうなる? 起こり得る3つの事態
自己分析や企業研究から始まる選考対策、志望企業へのエントリー、スーツを着て面接……。就活は今まで経験してこなかったことばかりで不安なことも多く、ふとした瞬間に「めんどうだな」「適当でいいや」と感じてしまうこともあるかもしれません。
しかし、その気持ちに従って就活を適当に進めていってしまえば、気づいたときには手遅れになっている可能性もあります。
適当に就活を進めてしまったときに起こり得る3つの事態を解説していますので、そのリスクをしっかりと理解し、自分の就活がこの結末を迎えてしまわないようにしましょう。
①志望企業が決まらず就活のスタートが出遅れてしまう
就活を適当に進めていると、自己分析や業界・企業研究が甘くなってしまうでしょう。そうなれば、自分はどんなことに興味をもっているのかも、どんな業界や企業があるのかもわからないため、志望企業どころか志望業界も決まらないと状態に陥ってしまうことが考えられます。
他の就活生が志望企業を決定し、選考対策を始めた段階になってもまだ志望企業が決まっていない事態となれば、スタートダッシュで大きく差を付けられてしまうでしょう。
②選考対策が不十分なため選考に通らない
書類選考から面接選考と、企業が設定するそれぞれの選考を突破するためには、自身の評価が企業の求めている合格基準にまで達している必要があります。
その基準に達するためには、ESの内容から就活マナー、面接における回答内容までと、採用側からの評価にかかわる部分を理解し、網羅的に対策をしておく必要があります。
しかし、選考対策の必要性を理解せず、しっかりと対策もしないまま適当に就活を進めていれば、面接選考どころか書類選考すら通過できない可能性が高いです。
そうして選考に落ち続けていればやがて就活のモチベーションも失われてしまい、就活を諦めてしまうといった事態を引き起こす可能性もあるでしょう。
③入社できても企業とのミスマッチで早期離職
内定はゴールではなく社会人としてのスタート地点です。就活とはその先に続く自身のキャリアをどうスタートさせるかを決める段階であり、内定が出た後はその企業で働いていかなければなりません。
ゴールの場所を勘違いし、とにかく内定が出ればいいやと適当に進めた先に待っているのは、早期離職のリスクです。
適当に企業を選んでしまった結果、いざ働き始めてから「この会社は自分に合っていないかも」と感じてしまう事態となれば、その企業で長く働き続けることは難しいでしょう。その結果早期離職をしてしまえば、その後の転職活動にも影響を及ぼしてしまいます。
入社をしてから「もっと真剣に就活に取り組んでおけば」と後悔しても遅いので、注意しましょう。
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適当は絶対NG! 各フェーズで必須の対策とその重要性
この後で解説している各フェーズは、就活を成功させることにおいて特に大切な要素となり、ここを適当に進めてしまうと、確実に就活に悪影響を及ぼします。
裏を返せば、このフェーズの対策をきちんと進めることができれば、志望企業の内定に一気に近づきますよ。ここでしっかりとその重要性と対策を理解しておきましょう。
自己分析
自己分析を通じて自分について理解をしておかなければ、そもそも志望する企業が見つからず就活のスタートも切れないため、出遅れてしまいます。その結果、選考対策にあてられる時間も少なくなり、選考突破の確率も下がってしまう可能性があります。
自己分析は就活を進めていくうえで欠かすことのできない必須の作業といえるでしょう。自己分析の目的は、自分の強みや弱み、どんなことに興味があるのかなど、自身の適性や指向性を知ることです。まずは、自己分析で下記を把握しましょう。
- 興味のあること
- 長所/短所
- 今後どんな人物になりたいのか
- 企業選びの軸
分析ツールを活用したり、自分史を作成したりなど、自己分析にはさまざまな方法がありますが、どんな方法が自分に合っているかは人それぞれ。
こちらの記事では自己分析についてより詳細な情報を方法別に解説していますので、解説を参考にしながらまずは一つずつ試してみて、自分に合った方法を探してみましょう。
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企業研究
就活の対策として企業研究が重要視されている理由は2つあります。一つは自分に合った企業を見つけることができる点、もう一つは志望度の高さを表すことができる点です。
就活のスタートはまず自分に合った企業を見つけるところから始まります。企業研究を進めて、企業の特徴や理念について理解が進めば、おのずと興味の持てる自分に合った企業が見つかるでしょう。
また企業についての知識がなければ、なぜ志望しているか説得力に欠けてしまいます。選考の評価において重要視されている志望度の高さを表すためには、企業研究を通じて企業の特徴を把握し、その企業についての情報を入れ込んだ自己PRや志望動機を作成することが効果的です。志望企業に対する知識の深さが、志望度の高さをアピールすることにつながりますよ。
企業研究で把握しておきたい企業の情報は以下のリストにまとめましたので、企業研究の参考にしてくださいね。
- 事業内容
- 職務内容
- 企業理念
- 社員の働き方
- 企業の雰囲気
- 求められている人材
- 採用時の待遇
企業研究を進める際に職務内容について確認しておきたい人は、こちらの記事が参考になりますよ。
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書類選考対策
ほとんどの場合において、企業は面接者の絞り込みのために書類選考を設けおり、特に有名企業や大企業は非常に多くの就活生と比較をしながら評価をしていきます。そのため、ESにおける重要なポイントを理解し対策をしておかなければ、書類選考を突破することは難しいでしょう。
- 志望動機
- 自己PR
- 趣味・特技
- 学生時代に力をいれたこと
- 入社後のキャリアプラン
読み手が読みやすいESを作るために、内容は結論から述べるように意識しましょう。何を伝えたいのかが冒頭からわかれば、魅力も伝わりやすくなります。
加えて、志望動機や自己PRは、企業の募集要項とマッチしているかを意識して書いてみましょう。自己分析で見つけた自分の特徴や強みから、その企業に合ったものを選ぶとマッチ度の高さをアピールでき、好印象になる可能性が高いですよ。
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また、書類選考でよくあるミスは、誤字脱字です。一度書いてしまうと読み直さずに提出する人も多く、第三者が読むとわかりづらい文章になっていることもあります。書類は余裕を持って作成し、必ず再度チェックしてから提出しましょう。
ESを作る際の趣味や特技の書き方については、こちらの記事にて解説しているので参考にしてくださいね。
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こちらの記事では書類提出後に誤字が見つかってしまったときの対処法も解説しています。
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面接対策
書類選考を突破した後は、面接選考が待っています。なにも対策をしないまま本番に挑戦してしまうこととなれば、面接の雰囲気に飲まれてしまったり、上手く回答できず焦りで頭が真っ白になってしまうなど、自分の実力が発揮できない可能性が非常に高いです。事前に押さえておきたいポイントは以下のリストにまとめたので、対策の参考にしてくださいね。
- 頻出質問を確認して回答を準備しておく
- 面接時のマナーを確認しておく
- 模擬面接を通して流れを確認しておく
- スーツを着てみて身だしなみを確認しておく
こちらの記事内では面接の対策を網羅的に解説していますので、面接対策を効率的に進めるのに役立ちますよ。ぜひ準備に役立ててくださいね。
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内定先選び
就活を進めていけば、複数の企業から内定が出ることもあるでしょう。「なんとなく」「適当に」内定先を選んでしまうようであれば、本当に自分にマッチしていた企業に入社できるチャンスを失ってしまうだけでなく、早期離職のリスクを抱えたまま入社してしまうことになってしまいます。
複数の企業から内定が出た場合は、まずは内定承諾の回答期限を確認したあと、仕事内容、企業理念、企業の雰囲気、社員の働き方など、働いて行くうえで大切な要素を比較して分析するようにしましょう。
特に仕事内容についてはきちんと理解するようにしましょう。同じ事業内容をおこなっていたとしても、まったく同じ仕事内容になることはありません。企業ごとに少しずつ違いがあるので、その違いを把握したうえで企業を選ぶことをおすすめします。仕事内容を調べる際は以下のリストを参考にしてくださいね。
- どんなサービス/商品を提供しているのか
- どんな働き方をしているのか
- その仕事内容に興味が持てるか
- その仕事で自分の強みは活かせそうか
- その仕事を通じて成長できそうか
なお、なかなか内定を承諾する企業が決められない場合は、こちらの記事で解説されている対処法が効果的です。ぜひ参考にしてください。
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キャリアアドバイザーコメント吉田 実遊プロフィールをみる
内定先選びをおこなう際には、就活中におこなった自己分析の内容をもう一度振り返るようにしましょう。特に、いずれの会社に対しても仕事内容に興味が持てる場合には、「そもそも自分が大切にしたいこと」を思い出してください。
たとえば、片方が業界シェアは1位ではないけれども誰もが知っている有名企業、片方がニッチだけれども業界トップ企業の場合には、「周囲からすごいと思われたい」という一時的な欲求から前者に気持ちが傾いてしまうのは仕方がないことかもしれません。しかし、自分が大切にしたいことが「業界のトップとして誇りを持ったサービスを提供したい」であれば、一般的には知られていない会社だとしても後者の企業を選んだ方がいいかもしれません。
企業の情報だけを見て比較するのではなく、自己分析の結果を判断基準にすることで納得感のある意思決定につなげていきましょう。
自分の強み・適職を知るためにも、まずは自己分析を済ませましょう
就活を成功させるためには自己分析が必須です。しかし、自分自身のことを分析するのは意外と難しいですよね。
そんなときは「自己分析ツール」を活用しましょう。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけであなたの強み・弱みが簡単にわかります。
無料で使えるので、自分の強みを確かめたい人は今すぐ診断しましょう。
「就活は適当でいいや」と考えたときにやってはいけない6つの行動
就活は選考対策や複雑な手続きなど手間のかかることが多いため、「就活は適当でいいや」という考えが頭をよぎってしまうことは仕方のないことではありますが、それが行動にまで影響してしまうようであれば注意が必要です。
この後で解説している6つの行動は特に就活に悪影響を与えてしまうため、1つでも当てはまっているのであれば今すぐに行動を改めましょう。
①適当に志望企業を決めてしまう
本来志望する企業の決め方は、自己分析などを通して自分の適性や志向性を理解し、その情報をもとに業界や企業研究を進め、ある程度絞られた候補の中から働きたいと思える企業を探していくのが基本です。しかし、そういった過程を踏まず適当に志望企業を決めてしまえば、ミスマッチに気づけないままその企業に入社してしまう恐れがあります。
そうなれば、仕事内容に興味が持てなかったり、社風に馴染めなかったり、事業方針に納得ができなかったりと、納得して働けているとは到底言えない状況に陥りかねません。入社してから後悔をしてしまわないように、志望企業を決める際はよく考えてから選ぶようにしてくださいね。
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②ESを作ったら一度も見返さない
何度も内容を練り直したクオリティーに自信のあるESだったとしても、作っているときには気づくことのできなかった細かなミスが残されている可能性が高く、ESを作った後に一度も見直しをしなければ、ミスを見逃したままESを提出してしまうことになってしまいます。
見直しをしなかった場合に見逃してしまうミスによく挙げられるのは、誤字脱字、結論がわかりづらいといった点です。小さなミスは、読み手に読みづらさを感じさせてしまい、どんなにクオリティーが高いESであってもその魅力は半減されてしまいます。
- 誤字脱字がないか
- 企業の募集要項と自分のアピールポイントにズレがないか
- 結論から述べていて内容が読みやすくまとまっているか
書類選考を突破するためには、必ず見直しが必要であると覚えておきましょう。
③提出期限ギリギリまで書類を送らない
志望企業にエントリーをした後は書類の提出が求められますが、提出期限までには余裕があることが多いです。
提出までに空いたその時間は、提出する書類の作成や確認をするための期間として活用するのが一般的ですが、その期間を「まだまだ余裕がある」「ギリギリまで送らなくていいや」と油断してしまうようであれば、注意が必要です。
- 郵送提出の場合
提出期限の一週間前には企業に届いているよう送るのがベスト。そのため、提出期限の10日前には送るようにしましょう。なお状況によっては配達が遅れる可能性もあるため注意が必要です。 - Web提出の場合
最低でも提出期限の3日前までには提出をしましょう。すぐに提出できる状況に油断してギリギリまで準備せず、結果的に提出が間に合わなかったというケースも。
まずは志望企業の書類の提出方法が郵送なのかWebなのかを確認し、上記のリストを参考にスケジュールを組んでおきましょう。ギリギリに提出してしまうことはデメリットしかありませんので、余裕を持って提出するようにしてくださいね。
こちらの記事では、郵送提出の場合のマナーや手順、おすすめの郵送方法について紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
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④ぶっつけ本番で面接に挑んでしまう
面接練習をおこなわず、「なんとかなる」とぶっつけ本番で面接に挑んでしまうことは、面接選考を突破できない人の典型的な行動パターンです。
面接はただ質問に答えれば良いというわけではなく、会場に入る際の振る舞いから面接中の態度にいたるまで、全体を通して評価されていると考えておきましょう。
- 基本的な就活マナーをふまえた行動ができている
- 面接官の質問に自分の言葉で答えられている
- 笑顔を忘れずに受け答えができている
- 大きくはっきりとした声で回答している
面接で好印象を得られるポイントを押さえた行動は一朝一夕で実践できるものではなく、ましてやぶっつけ本番となればなおさらです。事前にどれだけ練習をしておけるかがカギを握っているため、事前に対策に充てられる時間を確保しておきましょう。
こちらの記事では面接時におけるマナーを具体的に解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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⑤面接の頻出質問の回答を事前に準備しない
もし、「面接の質問に関してはアドリブで答えればいいや」と考えているのであれば、いますぐに考えを改めましょう。
面接の場に立ったときに緊張しない就活生はほとんどおらず、ましてや採用側は次々と質問を投げかけてくるため、そういった状況の中で事前準備もなしにアドリブで完璧に回答することは難しいです。
そんな時、「事前に頻出質問を確認して回答を用意していれば」と後悔しても意味がありません。面接における頻出質問がある程度わかっている状況で、事前に質問内容を確認しておかないのは余りにも惜しいため、頻出質問は必ず確認し、事前に回答を用意しておくようにしておきましょう。
- 自己紹介をお願いします
- 志望動機を教えて下さい
- 自己PRをお願いします
- 長所や短所はなんですか
- 学生時代に頑張ったことは何ですか
なお面接の頻出質問に関してはこちら記事でさらに詳しく解説しているので、面接対策の参考にしてくださいね。
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就活の面接で聞かれることを押さえておこう こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。面接は質疑応答の形式で進むため、事前対策では聞かれることを想定して、それぞれの回答例を考えることが大切です。面接官は、面接で就活生の人 […]
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⑥選考後に振り返りをしない
選考に落ち続けてしまう人の特徴に、選考後の振り返りをしていないことが挙げられます。そもそも面接は前回の面接の内容をふまえたうえで開催される可能性が高いです。
そのため、次の面接を含めて回答に一貫性を持たせるためにも、前回の面接と違うことをアピールしてしまわないように、答えた内容をメモなどして振り返っておくことが大切です。
そのうえで、前の面接では回答内容や立ち振る舞いに問題はなかったかをチェックして、次の面接までに改善できるようにしておくと、次の面接に十分に活かすことができますよ。
キャリアアドバイザーコメント吉田 実遊プロフィールをみる
その他にも、基本中の基本ですがスケジュール管理まで適当にならないように注意をしてください。適当に進めて気が付いたらES提出期限が過ぎていた、面接日程の返信メールを忘れていた、面接の時間を間違えていた。これらを頻繁におこなうことがクセになっていると、働き始めてからもスケジュール管理ができなくて信頼を失うことにつながってしまいます。
特に注意をするべき点はアルバイトのシフトとの兼ね合いです。人によっては1ヶ月前からシフトを提出する人もいるでしょう。そのことを忘れて面接スケジュールを組んでしまったり、忙しすぎてESを書く時間を確保できなかったりする恐れがあります。口頭や頭でスケジュールを伝えたり把握したりするのではなく、見える化させて就活を進めてくださいね。
就活を効率良く進める5つの方法
就活を適当に進めることは多くのデメリットがありますが、かといって全ての対策と準備に全力を注いで進めるのは非効率的です。頼れるものはどんどん頼り、力を注ぐべきところに集中して注ぐ効率的な就活を意識することが、モチベーションの維持にもつながります。
この後では就活の効率よく進める5つの方法の解説をまとめているので、必要に応じてぜひ活用してくださいね。
①就活エージェントに相談をする
選考対策に限らず、就活について何か悩みを抱えているときは、就活エージェントに相談をしましょう。就活エージェントはこれまで多くの就活生の悩みを就活のプロとして解決に導いてきた実績があり、業界や企業選びの段階から模擬面接まで、トータル的に就活をサポートしてくれます。
就活はセンシティブな部分も多く、なかなか周囲に悩みを相談をしづらいものです。そんなときでも「困ったときは就活エージェントに相談をする」と心に留めておくと安心でしょう。慣れない就活は思った以上に心に負担をかけている可能性もあるため、些細なことであっても一人で悩みを抱え込まず相談するようにしてくださいね。
キャリアパーク!就職エージェントでは、業界選択から選考対策まで、就活のことであればどんなことでも相談を受け付けているので、ぜひ利用してみてくださいね。
②OB・OG訪問を活用する
就活生としての経験があり、今は社会人として働いているOB・OGにアドバイスを求めることができれば、選考対策に大いに活かせる情報が得られるでしょう。
OB・OGは採用サイトなどからは得られない社内の内情を教えてくれるため、正確な企業理解を進めることに役立ちます。OB・OG訪問を通じて生の声を聞くことは効率的な企業研究に役立つため、選考対策としてだけでなく、企業選びの段階からもその効果を発揮しますよ。
注意しておきたい点としては、相手は忙しいスケジュールの合間を縫って対応してくれているため、失礼のないようにマナーをしっかり守った行動を意識する必要があります。
こちらの記事ではOB・OG訪問の流れからそういった押さえておくべきマナーまで詳細に解説していますので、一度目を通してからアポイントメントを取るようにしましょう。
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③テンプレートを活用する
一つのメールを送るのに何十分もかかったり、ESの書き方がわからなくて手が止まってしまうようであれば、効率が良いとはいえません。しかし、そんなときにテンプレートを活用すれば、メールやESの作り方の筋道が立ち、作業効率が飛躍的に上がるはずです。
覚えておいてほしい注意点としては、テンプレートをそのまま何も変えずに流用してしまうのはNGとなります。テンプレートを活用してメールや書類を作るときは、大枠の書き方は参考にしつつも、中身は自分なりに考えた内容になっているか一度確認するようにしましょう。
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④オファー型の就活サービスを使う
最近の就活サービスの中には、オファー型と呼ばれる就活サービスが登場しました。就活生が企業にエントリーをするといった従来の就活サービスに対し、オファー型は企業が就活生にオファーを送るといった、これまでとは逆の形になっていることが特徴です。
就活生はプロフィールを登録するだけで、興味を持った企業からオファーが届く形となり、就活生にとっては非常に便利なサービスとなります。しかし、オファーが届いたからといって、その企業と自分がマッチしているかどうかはまだわかりません。まずはその企業の情報を集めてみて、それからエントリーをするか判断するようにしましょう。
⑤対策ツールを使う
就活を効率化させたいのであれば、対策ツールは欠かせません。自己分析や志望動機・自己PR作成などは、自力で進めるとなると時間も労力もかかってしまう作業ですが、対策ツールを活用すれば、精度の高い結果を手早く効率的に得ることができます。
さらにいえば、就活を進めていく中で、就活の方向性に悩んでしまったり、志望動機や自己PRの内容を見直したいとなったときでも、分析ツールであれば手軽に何度もやり直せることができます。分析ツールは就活の強い味方となるため、ぜひ活用しましょう。
キャリアアドバイザーコメント北浦 ひよりプロフィールをみる
どんなツールを活用しても問題ありません。しかし、何事も三日坊主になりがちな人にとっては、就活を効率化させるために就活エージェントや大学のキャリアセンターのように定期的に進捗を報告しなければいけない状況に自分を追い込むことは効果的です。
残念ながら、締め切りがなければなかなか1人ではやる気になれないのが人の性です。それを逆手に取って「短期間で結果を出す」という強制力と「マンツーマンで行います」というサポート力を打ち出すサービスが流行るのも当然と言えるでしょう。
就活においても、「〇〇はどうなった?」「次回までに〇〇をおこなってきてください」など宿題と進捗を聞かれる場を増やせば、自ずと「やらなければ」という気持ちになっていきます。一見甘えているように見えるかもしれませんが、効率的に進めるためには人の力を借りるのも大きな解決策になりますよ。
頑張りすぎると逆効果! 気持ちに余裕を持つことも大切
就活生
就活は最初から最後まで全力で臨んだ方がいいのでしょうか?
キャリアアドバイザー
就活を適当に進めてしまうことのデメリットを解説してきましたが、とはいえ就活をしている間ずっと力を入れて対策と準備を進めていては、次第に疲れてきてしまい、モチベーションも維持できなくなってしまいます。適度に休息を取ることも大切ですよ。
頑張りすぎるとむしろ逆効果になってしまうことについては、この後で詳細に解説しているので、就活を進めていく際の参考にしてくださいね。
気持ちに余裕がなくなってしまうから
就活を成功させるために頑張ることは非常に大切ですが、頑張りすぎる余り気持ちに余裕がなくなってしまえばむしろ逆効果です。気持ちに余裕がなくなってしまえば、普段であればしないようなミスを連発してしまうことも。さらには、本気で頑張ったのに選考で落とされてしまえば、気持ちが落ち込みすぎて他の選考にまで影響する恐れもあります。
自分の状況を振り返ってみて、就活のこと以外何も考えられない状況に陥っている場合は、気持ちに余裕がなくなっているサインです。気持ちに余裕を持つためには、「頑張りすぎず、適度に頑張ろう」と考えるようにしておくことが効果的ですよ。
疲れてしまって就活を最後まで走り切れないから
就活は不安や緊張を感じる状況が長期間続くため、体は元気であっても、心は疲れているかもしれません。そういった状況で休息も取らず全力で就活に取り組み続けていては、気づいたときにはモチベーションが失われてしまっていることも。
少しの間、就活のことを考えない時間をつくることも大切です。趣味に没頭したり、友人と遊ぶ時間などを作ってリフレッシュしましょう。
休みどきがわからないといった場合は、1週間に1日はオフの日を作るなど、休息の時間をあらかじめ設定しておくと安心です。
適当にやるのでなく適度に頑張って就活を成功させよう!
就活を適当に進めてしまうと、企業選びも選考対策も進まず、内定が出ない、入社してもミスマッチで早期離職してしまうといった事態を引き起こしてしまいます。しかし、かといって就活を最初から最後まで全力で進めていては、最後まで体力も気力も持ちません。
就活を成功させるためには、押さえるべきポイントを理解し、最後まで走りきれるよう適度に頑張ることが大切です。今の自分の就活の進め方を振り返ってみて、適当になっていないか、頑張りすぎていないか、今一度確認してみましょう。
就活を適当に進めるのではなく、自分なりにしっかりと取り組むことができれば、結果も成長も得ることができますよ。
キャリアアドバイザーコメント上村 京久プロフィールをみる
自己分析と企業研究を怠ると、②のように書類選考から手こずってしまいます。しかし、学生の中には、適当に就活を進めてもある程度のところまでは選考通過ができて「こんなものか」と拍子抜けをするタイプの人も稀に存在します。こうした人は普段から世渡り上手で相手が求めている答えを話すことができるので、働き始めてもあまり苦労せずに仕事ができてしまうでしょう。
しかしそうはいっても、このようなタイプの学生は基本的なマナーが問われる初期の面接では問題がなくても、入社意欲が問われる最終面接段階で不合格になることが多いです。たとえばあなたが恋愛相手を探すときに、表面的なことしか褒めてこない人と内面まで褒めてくれる人では、どちらとお付き合いをしたいと思うでしょうか? 最終面接で不合格になるということは前者の対応をしている可能性が高いことを意味します。中身を深めず、世渡り上手だけで選考を通過することは難しいでしょう。
「自分は大丈夫」「なんとかなるだろう」という過信をしすぎることなく、一つひとつ進めていくことを忘れないようにしてください。