26・27卒必見! 6月の就活状況と今やるべきことを学年別に解説

この記事のアドバイザー

やることリストを伝授 就活は6月からでも間に合う!

目次

  1. 6月の就活は重要な時期! 自分の状況にあわせて行動しよう
  2. 学年ごとの6月の就活状況を知っておこう
  3. 【26卒】大学4年生の場合|一般的には企業の選考活動が本格化する時期
  4. 【27卒】大学3年生の場合|今後の就活を左右する大切な時期
  5. 【26卒】大学4年生が就活で6月にやるべきこと|6月以前から就活を始めていた人向け
  6. ①持ち駒を確認して応募数を調整する
  7. ②自己分析をして強みや就活の軸を言語化する
  8. ③模擬面接を繰り返す
  9. ④選考の振り返りをして自分の課題点を見つける
  10. 【26卒】大学4年生が就活で6月にやるべきこと|6月から就活を始める人向け
  11. ①企業のエントリーを進める
  12. ②自己分析をして強みや経験を話せるようにする
  13. ③就活の軸を定める
  14. ④面接対策と練習を重ねる
  15. 【27卒】大学3年生が就活で6月にやるべきこと
  16. ①自己分析をして自分の経験を洗い出す
  17. ②業界研究をしてさまざまな業界を知る
  18. ③インターンや説明会に積極的に参加する
  19. 就活における6月は今後を左右する大切な時期! 今すべきことから取り掛かろう

6月の就活は重要な時期! 自分の状況にあわせて行動しよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。6月に入り、就活生の人はどのような状況でしょうか。

「大学4年生なのにまだ内定を一つも持っていなくて、かなり焦っている」
「大学3年生で何から始めたら良いのかわからない」

など、状況はさまざまかと思います。

ここでのポイントは、自分の学年や状況に合わせた行動をすぐにとることです。たとえば、大学4年生のなかには学業や部活動、公務員試験などで就活の本格的な動き出しが遅れてしまった人もいるかもしれません。遅れを感じているのであれば、今すぐにでも行動を開始しましょう。

この記事では、学年別に6月の就活状況や今やるべきことを詳しく解説します。自分に該当する学年の「就活における6月」の立ち位置や適切な対策をしっかり学び、さっそく行動に移してみてくださいね。

【26卒】6月の就活でやるべきことは?|成功させるポイントを徹底解説!

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学年ごとの6月の就活状況を知っておこう

一般的な就活スケジュール

はじめに、上の画像で全体的な就活のスケジュールを把握したうえで学年別に「就活の6月」の位置づけを学んでいきましょう。

採用活動をおこなう企業側の動きや傾向を知ることで、就活生側がどの時期にどのような行動をとれば良いのか計画を立てることができます。

また、全体的な見通しを持っておくことで、一つひとつのステップに落ち着いて取り組むことができますよ。まずは、自分の該当する学年の6月の状況を詳しく見ていきましょう。

【26卒】大学4年生の場合|一般的には企業の選考活動が本格化する時期

大学4年生の場合は、6月は一般的に経団連に加盟している企業を中心に選考活動が本格化する時期です。しかし、経団連に加盟していない企業では、すでに選考が始まり内定が出ているケースも多く見られます

企業側の動きや就活生の状況について、さらに詳しく見ていきましょう。

経団連加盟の企業は6月に選考を開始

経団連に所属する大手企業では6月に入ると面接が解禁になり、エントリーを締め切って選考に入る企業が多いです。内定者も続々と出てくるため、多くの就活生は就活がある程度進んでいると考えられるでしょう。

もし、6月になってもまったく就活を始めていない就活生はすぐに動き出すことが肝心だと言えます。

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キャリアアドバイザー

6月になってもまだ就活を始められていない人も、やるべきことを明確にして着実に取り組めば内定にぐっと近づきますよ。具体的な対策については、これから解説します。

早期化によりすでに内定を出していたり採用を終えている企業も

また、近年は早期化の風潮が高まり、経団連に加入していない企業などは6月よりも早い時期に選考を開始しています。これらの企業では、4月には内定が出ている状態です。さらに、外資系企業は12~1月からすでに内定が出ています。

なお、必要な人員を確保できた企業はその時点で採用活動を終わらせ、27卒の採用活動に切り替えます。そのため、6月になっても就活を始めていない学生は、この状況を理解したうえで準備を進める必要があります。

キャリアアドバイザーが読み解く!大学4年生の6月は「内定の有無」で動きが異なる

吉川 智也

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吉川 智也

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最後のチャンスだと思ってラストスパートをかけよう

まず内定をすでに持っている人にとっては、6月は「就活のラストスパート」の時期です。多くの学生が、内定先の企業で承諾するか悩んでいるのです。本当に行きたい企業、興味がある企業の選考がまだ続いている場合は、その志望企業に絞ってエントリーし、最後のチャンスをねらってみるのが良いでしょう。後悔のないようにやれることをやり切ることが大切です。

まだ内定がない学生に関しては、正直に言って焦るべき時期と言えます。多くの企業は、採用活動が終盤に差し掛かっている可能性が高いので、選択肢が少なくなる前に行動を始めましょう。

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「志望動機に時間がかかる……」と悩む就活生は多いでしょう。

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【27卒】大学3年生の場合|今後の就活を左右する大切な時期

大学3年生の場合は、6月は今後の就活を順調に進めるうえで非常に重要な時期です。近年の企業や就活生の動向を把握し、就活の全体的な流れをつかみましょう。

27卒対象のインターンシップや就活イベントが活発に

大学3年生の場合は、6月は就活準備が本格的に始まる時期です。27卒の就活生が対象の合同説明会や就活イベントが頻繁におこなわれます。

また、6月はさまざまな企業の夏季インターンの締切が集中する時期でもあります。そのため、夏季インターンに向けて志望企業の情報収集や選考対策に余裕を持って取り組む必要がありますよ。

なお、2022年6月、経済産業省・厚生労働省・文部科学省によって「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方」の内容が一部改正され、25卒からは「採用直結型インターンシップ」が解禁されました。

この種類のインターンでは、インターン期間中から学生情報を収集して採用に活用することができます。つまり、インターンの実施を通じて企業の採用活動がより早い時期から可能になったのです。

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例年、前倒しで企業の採用活動は本格化しているので、就活生もその動きに合わせて夏から就活に集中して取り組むのが良いと言えますね。

早期化により4~6月ですでに動き出している学生も多い

また、企業の採用活動の早期化に合わせて、6月以前からすでに就活を始めている学生も多くいます。

ワンキャリアが26卒学生を対象におこなった「2026年卒 就活実態調査」によれば、「26卒の就活生の夏季インターンシップのエントリー数は10社であり、約9割の学生が夏季インターンシップに参加していることがわかった」ようです。

つまり、夏前や夏から就活に本腰を入れている学生が増えており、就活生の動きがかなり早まっていることはたしかだと言えます。

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大学3年の秋以降から始めるのが完全に手遅れというわけではありませんが、早期から本格的に就活を始めることが成功のカギですよ。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!大学3年生の6月は就活成功への重要な準備期間

高橋 宙

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高橋 宙

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6月から動き出している大学3年生は順調な滑り出し!

3年生の6月から就活をスタートする場合で多いパターンは、早期から長期インターンに参加しつつ、さまざまな企業のサマーインターンの参加などを経て、12月頃には内々定やそれに近い状況になる、という流れです。

6月という早期から活動することで、多くの経験を積め、企業理解や選考対策もより一層進みます。また、早期に内定を得られることで精神的な余裕も生まれますよね。このように、就活は早めのスタートが重要です。

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就活生

学年によって6月の就活状況や位置付けは、こんなに異なるのですね。勉強になります。

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6月こそ自分の状況に合わせて、適切な行動を取ることが非常に重要ですよ。ここからは、学年や状況別に今やるべき対策について詳しく解説していきますね。

【26卒】大学4年生が就活で6月にやるべきこと|6月以前から就活を始めていた人向け

6月以前から就活をしている人は、「就活を続けているのにまだ内定がもらえない……」と焦りや不安を感じている人も多いかもしれません。しかし、今やるべきことに着実に取り組めば、かならず努力は実ります。今やるべき対策を一つひとつ見ていきましょう。

①持ち駒を確認して応募数を調整する

まずはエントリー済みの企業や、選考を控えている企業を確認して、今後応募する企業数を調整することが大切です。人にもよりますが、平均的に10社前後の選考を受けて1~2社の内定をもらえることが多いため、応募数を調整する際の参考にしましょう

繰り返しになりますが、企業は人員が確保でき次第採用を締め切ってしまうため、特に内定をまだ持っていない人は持ち駒は多く確保しておくと安心です。しかし、多すぎても一つひとつの企業の選考に集中できない原因にもなります。

そのため、以下を参考にして自分の状況に合わせて応募数を調整してみてください。

状況別の適切なエントリー数
  • すでに内定を持っていて、内定先の企業はある程度志望度が高い
    →本命企業の選考のみに集中する
  • すでに内定を持っているが、内定先の企業は志望度が低い
    →10社前後の企業にエントリーする
  • まだ内定を持っていない
    →10~20社の企業にエントリーする

なお、エントリーしたすべての企業の選考に参加する必要はありません。たとえば、志望度の高い企業の選考に通過した場合は辞退も可能のため、できるだけ早い段階で「選考の入口の確保」はおこなっておきましょう。

選考が進むなかで「就活の持ち駒がなくなってきてしまった……」と不安を感じている人は、以下の記事を見てみてください。就活の持ち駒がなくなってきたらするべきことや、増やす際の注意点など詳しく解説しています。

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就活の持ち駒が全滅した際の対処法|なくなる前にやるべきことも解説

持ち駒の確保は就活において重要な要素です。もしなくなっても原因を理解し改善すれば問題ありません。 この記事では持ち駒の増やし方、なくなる原因、優良企業の見つけ方などをキャリアアドバイザーが徹底解説します。 適量を確保して、就活をスムーズに進めましょう!

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②自己分析をして強みや就活の軸を言語化する

なかなか選考に通過できない原因は、もしかしたら自己分析にあるかもしれません。自己分析はエントリーシート(ES)や面接など、すべての選考を通過するための土台になり非常に重要です。改めて、このタイミングで自己分析に時間を割いてみましょう。

自己分析をするうえで、特に大切なのは「自分の強み」と「就活の軸」を言語化することです。より効果的な自己分析をするために、以下の手順を参考にしてみてくださいね。

自己分析で「強み」や「就活の軸」を明確にする方法
  1. これまでの経験を振り返り、「一番やりがいを感じた瞬間」を考える
  2. 「やりがい」の原動力やモチベーションを深掘る
  3. 物事を進めるうえで発揮された能力や得意なことを具体的に考える
  4. 複数の経験から見られる共通点を探す
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キャリアアドバイザー

選考で自分の強みや就活の軸を明確に伝えられると、企業とのマッチ度を説得力のある形で示すことができますよ。

なお、自己分析でのマインドマップの活用方法や、就活の軸の選び方などは以下の記事を参考にしてみてください。
自己分析の質を上げる4つの方法|オススメの本・サイトも紹介
【100選】就活の軸を一覧で紹介! 企業にも刺さる軸の選び方とは
企業選びの軸40選! 適切な選び方を知って入社後のミスマッチを防ごう

③模擬面接を繰り返す

「どうしても面接が苦手……」という人も多いのではないでしょうか。そのような人は、大学のキャリアセンターや就活エージェントなどを活用して、模擬面接を繰り返しおこないましょう。

一人で面接練習もできますが、より本番に近い環境で練習してほかの人からアドバイスをもらうほうが効果的です。周りの人からフィードバックをもらうことで、自分では気付かなかった話し方の癖などを理解することができますよ

模擬面接を効果的におこなう方法を以下の記事で詳しく解説しているので、確認してみましょう。

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模擬面接は、面接対策として非常に有効な手段です。しかし、その効果を最大限引き出すためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。この記事では、模擬面接の具体的な流れや、よく聞かれる質問などについて、キャリアアドバイザーが丁寧に解説します。模擬面接を上手に活用して、志望企業の面接を突破できるよう、一緒に準備を進めましょう!

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④選考の振り返りをして自分の課題点を見つける

選考の不合格が続いてしまうと、つい自信をなくしてしまいますよね。しかし、「失敗は成功の基」です。選考の振り返りをして自分の課題点を見つけることで、次の選考に活かすことができます。

より正確に選考を振り返るためには、面接での回答をスマートフォンなどで録音するのもおすすめですよ

以下の項目を参考にして、これまでの選考を振り返りしてみましょう。そして、自分の課題点を把握して次の選考までに適切な対策をおこなうことが大切です。

選考を振り返る際のポイント
  • 今回の面接に自分で点数を付けるとしたら?とその理由
  • 面接で聞かれた質問
  • 面接で聞かれて回答に困ったり、うまく答えられなかった質問
    →それらの質問に対する回答

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【26卒】大学4年生が就活で6月にやるべきこと|6月から就活を始める人向け

ここまで、大学4年生の6月以前から就活を始めていた人がやるべき対策について紹介してきましたが、6月から就活を本格的に始める人の場合は何より「行動量を担保すること」が大切です。6月から就活を始める人は今から何をすべきか、一つひとつ見ていきましょう。

なお、「就活を始めたけれど、まず何からしたら良いのかわからない……」という人は、こちらの記事も参考にしてみてください。就活でやるべきことについて詳しく解説しています。

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また、就活に出遅れたと感じている人は、下の記事で出遅れた人の対策や注意点を確認してみてください。

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①企業のエントリーを進める

志望する企業をまだ見つけていない場合は、ただちに見つける必要があります。早期化によって、6月以前にすでに採用を締め切っている企業もあるため、まずは企業のエントリーを積極的におこなうことが重要ですよ

企業探しの方法
  1. 企業説明会に参加する
  2. ナビサイトを確認する
  3. 就活エージェントサービスを利用する

企業を見つける方法として上の方法が挙げられます。企業説明会をおこなっていたりナビサイトに掲載中の企業は、募集人数に達していないということなので、企業側が人材を欲している状態だと言えます。

また、就活エージェントを活用することでより効率的に就活を進められますよ。「周囲に相談できる人がいない」「自力だけでは内定をもらえるか不安」という人は、ぜひ利用してみてくださいね。

なお、大切なのは一つのやり方に縛られすぎないこと。内定や就職後の活躍の可能性をより広げるためにも、さまざまな方法で企業を幅広く知ることが大切です。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!エージェントを有効活用することが企業探しのコツ

塩田 健斗

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アドバイザーに自分の考えを話してアドバイスをもらおう

エージェントのおすすめの活用法は「自己分析」と「企業紹介」の2つです。多くの学生が自己分析の本を買ったり、適性検査をしたりしているでしょう。しかし、誰かに自分の考えを話して分析している学生は少ないです。

そこで、初対面であるアドバイザーに話をすることで自分の考えをアウトプットすることができ、フィードバックやアドバイスをもらうこともできますよね。自己分析は一人ではなかなか完結しづらいので、その点では面談を通じて自己分析ができる点が大きなメリットです。

また、その分析結果をもとに自分では気付けなかった適性を活かせる企業や、ナビサイトなどではなかなか絞り切れない自分に合った企業を探し出してくれる点が最大のメリットだと思います。

なお、就活のエントリーについての前提知識やエントリーの流れなどはこちらの記事で詳しく解説しています。企業のエントリーをまだしたことがない人や、不安がある人はぜひ見てみてくださいね。

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②自己分析をして強みや経験を話せるようにする

就活でやるべきことの一つに自己分析があります。これは就活を進めるうえでの基礎になるため、限られた時間のなかでも優先的に取り組むことが大切です。志望業界や企業の絞り込み、自己PRや志望動機の作成にあたって必要になります

以下の自己分析の方法を参考にして、自分のやりやすい方法で取り組んでみましょう。

自己分析の方法
  • 自分史:幼少期から現在までの出来事を年表形式で書き出し、当時の感情や行動、学びを深掘りする。
  • モチベーショングラフ:感情が大きく動いた経験やターニングポイントとなった出来事を並べ、モチベーションの変化を折れ線グラフに表す
  • 他己分析:友人や先生など周りの人から自分の印象や特徴について聞く
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診断系のサイトを使えば質問に答えるだけで自分の性格を把握できます。自分史やモチベーショングラフとあわせて活用しましょう。

③就活の軸を定める

就活を始めるのが遅くなったからといって、手当たり次第に企業を受けるのはおすすめできません。適当に企業を志望しても不採用になる可能性が高く、何より入社後にミスマッチを感じて早期退職する恐れがあります。ミスマッチを防いで志望度の高い企業に入社するためにも、就活の軸を明確にしておきましょう

どのようなときに嬉しくなるのか、何に興味関心があるのか、仕事に求めるやりがいは何かなどを明確にすることで、活躍できる企業を見つけることができます。ここでも自己分析が活きてくるので、自分史やモチベーショングラフと照らし合わせながら考えてみてくださいね。

就活の軸の例
  • 語学力を活かして日本と世界をつなぐ仕事をしたい
  • 当事者意識を持って働きたい
  • 若手でも事業の責任者を担いたい
  • ものづくりを通して環境に貢献したい
  • 人々のライフスタイルを充実させたい
  • ITの仕組みを活用して子どもの学習力を向上させたい
  • 日本の魅力を世界に発信したい
  • 成長フェーズの企業で働きたい

就活の軸の見つけ方はこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ読んでおきましょう。

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④面接対策と練習を重ねる

就活の最大の壁とも言える面接は、「事前準備」と「慣れ」が非常に大切です。そのため、面接の想定質問の対策をおこなうことや、模擬面接など本番により近い状況での練習を重ねることが効果的です

面接でよくある質問は以下のとおりです。ESや履歴書の内容と照らし合わせながら、事前に回答を考えておきましょう。

面接でよく聞かれる質問
  • 志望動機
  • 自己PR
  • 学生時代頑張ったこと
  • 長所、短所
  • 趣味、特技
  • 5年後、10年後にどうなっていたいか
  • 大変だった、辛かった経験
  • 他社の選考状況

面接では質問に対する回答内容のほかに、声の大きさや話し方なども見られています。面接官に聞こえる大きな声ではっきり話すことが大切です。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!気を付けたい面接での所作やマナー

長尾 美慧

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面接では服装や座り方などにも注意しよう

面接では、椅子に座る際は軽く手は握りましょう。だらりと手を開いた状態では、だらしない印象を持たれてしまいます。背筋をピンと伸ばし、背もたれから少し間を空けて座ることを意識してください。また、顎を引いて肩の力を抜き、リラックスした状態を保ちましょう。

コミュニケーションにおける情報の伝達には、「メラビアンの法則」という理論があります。これは、話の内容よりも、表情や視線といった「視覚情報」のほうがはるかに大きな影響を与えるというものです。つまり、服装が乱れていたり清潔感がなかったりすると、いくら素晴らしい発言があっても面接官には響きません。身だしなみをしっかり整え、常に笑顔で明るい受け答えを常に心掛けましょう。

また、服装や髪型などの身だしなみや入退室のマナーも印象を大きく左右します。以下の記事で就活の基本的なマナーについて学んでおくと安心ですよ。

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「就活マナーくだらない」は危険|状況別の実践方法をすべて解説

就活マナーを身につけておくと面接で好印象を残すことができますよ。 この記事では、就活マナーの要素、心がけ、実践法などをキャリアアドバイザーが解説します。 シーン別・メールの返信の就活マナーも参考にして自信を持って臨んでくださいね!

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【27卒】大学3年生が就活で6月にやるべきこと

就活始めたての段階の大学3年生が6月にやるべきことは、どのようなことでしょうか。大学4年生になり本選考が本格化する前に、比較的余裕のあるこの時期にやるべきことに集中して取り組めば、その後の就職活動をよりスムーズに進めることができますよ。一つずつ確認してみましょう。

①自己分析をして自分の経験を洗い出す

就活の第一歩として、まず自己分析に取り組みましょう。面接では、初対面の人に自分の経験や価値観をわかりやすく伝える必要があります。ただ、いきなり「学生時代に頑張ったことを教えてください」と言われてもすぐには答えられませんよね。そのため、自己分析をして自分のこれまでの経験を洗い出すことが大切です

自己分析でしっかり振り返るべき項目
  • 感情が大きく動いた経験
  • 成功体験と失敗体験
  • それぞれの出来事での役割と自分の行動
  • 興味のあることや熱中したこと
  • 自分が大切にしている価値観

自己分析の方法はたくさんありますが、自分史で自分の年表を作ったり、モチベーショングラフで自分がやりがいに感じた瞬間やその理由を探るのがおすすめです。また、16Personalitiesなどさまざまな診断テストを用いて自分の性格や志向性を把握するのも手軽にできる自己分析の一つです。

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本選考が始まる前に基本的な自己分析を終えておくと、業界研究やSPI対策などほかの対策にも時間をかけられるので安心ですよ。

なお、最近、有名になってきた性格診断の一つがMBTIです。MBTIを就活に活用する人も増えてきていますよ。以下の記事では、MBTIの就活での活用方法や、性格タイプ別に向いている仕事も紹介しています。ぜひ確認してみましょう。

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MBTI診断を就活に活かすことは可能です。性格タイプを理解すれば、進路決定にも役立てられるでしょう。ただ、その診断結果だけを頼りにしていると、ミスマッチな選択をしてしまうリスクもあります。この記事ではキャリアアドバイザーが、就活にMBTIを使ううえでのポイントなどを解説します。

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②業界研究をしてさまざまな業界を知る

メーカーや商社など、業界は大きく分けて8つに分類できます。夏季インターンに申し込むにあたって、志望動機に説得力を持たせるためにも一つひとつの業界の知識を深めておきましょう。

たとえば、食品業界を志望している学生がいるとします。食品業界しか知らない状態で志望理由を伝えるのと、8つの業界を知ったうえで志望理由を伝えるのとでは、後者のほうが圧倒的に説得力や納得度が高いのです。

それは、各業界の特徴を知ったうえで比較検討して、「それでも食品業界が良いのだ」と明確な理由を言えるからです

業界研究の方法
  • 業界地図や四季報を見て各業界の全体像を把握する
  • OB・OG訪問でその業界で働いている人から話を聞く
  • 大学などで開催される業界研究についてのセミナーを受講する
  • インターンに参加する
業界研究で着目すべき項目
  1. 業界の概要と特徴
  2. 業界の現状と規模
  3. 業界の将来性と成長性
  4. 業界のビジネスモデル
  5. 業界の主要企業と各企業の特徴
  6. 業界で働く魅力点と懸念点

一般的に、一般消費者が顧客であるBtoCの業界は日常生活で目にする機会が多いため、企業が顧客であるBtoBの企業よりも身近に感じる人が多いでしょう。日頃からなじみのある業界とそうでない業界では解像度に差が出やすいため、まずは幅広い業界への理解を深めていくことが大切です。

また、8つの業界のなかから、自分に合った業界を見つけるのは難しいと感じる人もいるかもしれません。そのような人は、以下の記事を見てみましょう。各業界の特徴や、業界選びのコツを網羅的に紹介しています。

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就職では業界の種類や特徴を知って、自分に合った業界を選ぶことが重要です。 この記事では、8業界の特徴、自分の適性を知る秘訣、業界選びのポイントなどをキャリアアドバイザーが解説します。 動画や業界選びの注意点も参考に、ミスマッチを防ぎましょう!

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なお、業界研究を進めるうえで、業界研究ノートを作成するのもおすすめです。業界研究ノートの作り方については、以下の記事を参考にしてみてくださいね。

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業界研究ノートは就活成功に近づくツールです!今回は周りと差をつける業界研究ノートの作り方を紹介していきます。キャリアアドバイザー監修のもと、業界研究ノートに書くべき7つの項目や業界研究ノートの例も紹介しているので、業界研究ノート作成の参考にしてください。

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業界研究が進んだら、ESで志望業界について書く機会もあるでしょう。以下の記事で、志望業界の効果的な書き方や注意点を学んでおくと良いですよ。

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③インターンや説明会に積極的に参加する

冒頭でも解説したとおり、多くの27卒対象のインターンや説明会が始まっています。まずは、さまざまな業界・企業のインターンや説明会に積極的に参加してみましょう。「実際に企業から話を聞いてみると、イメージと違った」「意外と興味を持てた」と新たな発見があるかもしれません。

また、早期から企業との接点を持つことで、就活の全体の流れや雰囲気などを肌で感じることができますよ。早期から就活の雰囲気に慣れておくことで、本選考で過度に緊張せずに実力を発揮できます。

なお、逆に就活の序盤のこの時期に志望業界や企業を絞りすぎてしまうと、視野やあなたが持つ可能性が狭まってしまうことも。近年ではオンライン実施の説明会が主流となってきているため、まずは気軽にたくさんの企業の話を聞いてみましょう。

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書類選考や面接など選考は「経験値」が大切です。早い時期から選考に積極的に挑戦することで、就活の経験値を高めてより自信を持って選考を受けることができるようになりますよ。

また、インターンの選び方や事前準備、面接対策に関して以下の記事で紹介しています。ぜひ目を通してみてくださいね。
インターンの選び方5選|Q&Aで自分に合ったインターンを即判断!
インターンの成功は事前の準備で決まる! 充実させるコツを徹底解説
インターンシップ面接を徹底対策|落ちる学生の特徴やよくある質問

就活における6月は今後を左右する大切な時期! 今すべきことから取り掛かろう

就活における6月は大学4年生・3年生ともに大切な時期です。ただし、学年や状況によってやるべきことや注力すべき点は異なります。

今、自分が何をすべきかを理解し、すぐに取り掛かることが大切です。この記事で解説した内容を参考に、一つひとつ着実に進めていきましょう。

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何社も選考に応募するとなると、正直、受かりたいけど熱意が低い企業もありますよね。実は、熱意がなくても受かる志望動機を作ることは可能です

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