営業を辞めたいときの3つの選択肢|営業経験が活かせる7職種も紹介

この記事のアドバイザー

原因と対処法も解説!営業を辞めたい悩みは 〇〇で解消!

目次

  1. 営業を辞めたいときは選択肢を広げて自分に合ったキャリアを考えよう!
  2. 「営業を辞めたい」のか「今の仕事を辞めたい」のかをまず整理
  3. 営業を辞めたいときの3つの選択肢とそれぞれのメリット&デメリット
  4. ①現職で営業以外の職種に配置転換してもらう
  5. ②転職して営業職以外の仕事に就く
  6. ③営業として別の会社に転職する
  7. 営業を辞めたいときのよくある原因と対処法5選
  8. ①ノルマが厳しい
  9. ②給与などの待遇に不満がある
  10. ③人と接するのが苦手
  11. ④残業が多く体力的にきつい
  12. ⑤会社の商材や営業のスタイルが合わない
  13. 営業を辞めたいと感じる理由を明確にする3ステップ
  14. ステップ①「辞めたい」と感じる理由を洗いざらい書き出す
  15. ステップ②「営業職」と「会社・環境」の良い点・悪い点を整理する
  16. ステップ③営業以外の仕事に興味があるか考える
  17. 次のキャリアのヒントに! 営業職の経験を活かせる職種7選
  18. ①マーケティング職
  19. ②カスタマーサポート/カスタマーサクセス
  20. ③企画職
  21. ④営業コンサルタント
  22. ⑤キャリアアドバイザー
  23. ⑥不動産仲介職
  24. ⑦販売職
  25. 営業を辞めたいと悩んだときに覚えておきたい3つの心構え
  26. ①1人で悩まずに誰かに相談する
  27. ②プレッシャーに耐えられないときは無理せず休む
  28. ③心身に不調があるときは医療機関を頼る
  29. 営業を辞めたいときはキャリアの棚卸し&理想の明確化で次の行動を選ぼう!

営業を辞めたいときは選択肢を広げて自分に合ったキャリアを考えよう!

こんにちは、キャリアアドバイザーの今井です。

営業を辞めたいと悩んでいる人から、よくこんな相談を受けます。

営業を辞めたい人が抱きやすい悩み

どんな仕事でも大変なことはありますが、営業はノルマなどに追われやすい仕事ということもあって、ついこれからのことに悩んでしまうこともありますよね。

営業を辞めたいと悩んだときは、まずはなぜそう考えたのか理由を整理しつつ、どんな選択肢があるのかを知ったうえで広い視点で検討することが大切ですよ。

この記事では、営業を辞めたいときによくある原因と対処法や、営業の経験を活かせる職種について解説していきます。視野を広げられるように一緒に見ていきましょう。

キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ辞めたいと考えたあなたへ

松下 建都

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松下 建都

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決断の前に一呼吸いれてみよう

営業を辞めたい。そう悩んだとき、何も当てもなく勢いだけで退職してしまうと後で困るのは自分です。勢いで行動してしまう前に、まずはその気持ちにいたった理由や、退職後に自分がどうありたいのか、それらを考えたうえで退職を考えましょう。

ただ、退職したいという気持ちが強いときにはそれらを冷静に考えることができない状態になっているかもしれません。客観的に自分を見るためには、友人や家族など周りの人に心の内を開いてみるのがおすすめです。

人に話すことによって、自分で感情や情報を整理することができます。それによって、ただの勢いなのか、重要なターニングポイントなのかを分析する冷静さを取り戻すことにつながりますよ。

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「営業を辞めたい」のか「今の仕事を辞めたい」のかをまず整理

「営業を辞めたい」のか「今の仕事を辞めたい」のかの整理が肝心

営業を辞めたいと悩んでいるときは、つらい気持ちの方が大きくてなかなか状況を整理するのが難しいですよね。

そのようなときは、営業そのものが嫌で辞めたいのか、今の仕事を辞めたいのかに分けて考えるのが良い方法です。営業職が合わない理由、会社や周りの環境の問題点を明確にすることで次に進むべき方向が見えてきます

会社に問題があって今の仕事を辞めたいのであれば営業職は続けられる可能性があり、営業職が合わなくて嫌であれば違う職種にキャリアチェンジすることも選択肢となります。

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これからの行動指針を立てるためにも、まずはこの点をしっかりと整理しましょう。

この点を見極めるうえでは、こちらの記事で紹介している自己分析法を試してみましょう。

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営業を辞めたいときの3つの選択肢とそれぞれのメリット&デメリット

営業を辞めたいときの3つの選択肢

営業を辞めたいと悩んでいるときは、早く現状から抜け出したい気持ちもあるかもしれません。ただ、焦りは禁物ですよ。

営業を続ける可能性も考えながら、いくつかの選択肢のなかで、どれが自分に合っているかを見極めることが大切です。そのためにも、どのような道があるのかを整理していきましょう。

ここからは、営業を辞めたいときの3つの選択肢とそれぞれのメリットとデメリットを解説していきます。

①現職で営業以外の職種に配置転換してもらう

営業以外に配置転換してもらうメリットとデメリット
  • メリット:営業のノルマのプレッシャーから解放される、同じ会社で環境を大きく変えずに働ける
  • デメリット:営業で築いたキャリアが途絶えてしまう、新しい仕事が合うとは限らない

現職で営業以外の職種に配置転換してもらうことは、営業を辞めたい状況を改善する選択肢の一つです。

今任されている仕事や環境に対してストレスを感じていても、会社自体に対してはネガティブ名感情を抱いていない場合、この選択がマッチする可能性があります。

ただ、次の部署の希望が必ずしも通るわけではないことや、会社の人事異動のタイミングまで待たなければならないのは注意したいポイントです

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転職すると関係値や社内での実績もリセットされるので、その点の心配がないのもこの選択肢のメリットです。

②転職して営業職以外の仕事に就く

転職して営業職以外の仕事に就くメリットとデメリット
  • メリット:営業のスキルや経験を活かせる、営業のときのストレスを感じなくなる
  • デメリット:新しい会社で人間関係も一から築かなければならない、キャリアビジョンも再考する必要がある

営業を辞めたいとき、転職して営業職以外の仕事に就くことも改善策となります。環境も仕事もすべて変えることになるので、一新された環境で気持ち新たに仕事に取り組めることができます。

営業のストレスからは解放されるかもしれませんが、新しい会社では慣れるまでに一定の時間が必要で、その過程が新たなストレスになる可能性はあります

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仕事内容も会社も同時に変わるのは大きなキャリアチェンジになるため、慎重に判断することをおすすめします。

異業種転職のメリット・デメリットはこちらの記事でも解説しています。

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③営業として別の会社に転職する

営業として別の会社に転職するメリットとデメリット
  • メリット:営業としてのキャリアを継続できる、前職のやり方が通用する部分が多い
  • デメリット:商材や営業スタイルが変わることで以前のような成果を出せない可能性がある

営業を辞めたい原因が会社のやり方や職場環境にある場合は、別の会社で営業を続ける選択肢もあります。

別の会社でも営業スタイルが同じだったり、商材が似ている場合は、前職の営業経験を活かしやすい面があります。築いたキャリアが途絶えないというのは、キャリアビジョンや目標に続けて向かって行けるのも良い点です

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営業として別の会社に転職すると人脈も活かせることがありますが、情報の持ち出しなどモラルに反する行為には気をつけたいですね。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!選び取った選択の「その先の選択肢」も知っておこう

本田 百合香

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営業にかかわり続けたい場合はスペシャリストかゼネラリストかを見極めよう

営業としてキャリアアップを目指すのであれば、営業の道を極めるスペシャリスト、もしくは他の職種も経験して幅を広げるゼネラリストが考えられます。これから先どんな道があって、どんな道を選んでいくのが自分にとってマッチしているのかをこの段階で考えておけると、ミスマッチのない選択肢を選びやすくなりますよ。

スペシャリストのメリットは職に困らないという点です。営業の能力のある人はどの業界でも引く手あまたなので、能力次第でどこでも通用する能力といえます。現場で顧客と直接やりとりすることが楽しいというのであればスペシャリストが向いているでしょう。

一方、ゼネラリストになると広い視野が身に付きます。前線ではなく後方支援が得意だという人には向いているかもしれません。ただし、日本の場合はゼネラリストが多い傾向にあることから、転職においては実績やオリジナリティをアピールする必要があります。今後の職業人生を考えるときには、両方の良い面と悪い面を把握したうえで選択してくださいね。

転職したいと考えたときは、ぜひこの記事もチェックしておきましょう。

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営業を辞めたいときのよくある原因と対処法5選

営業を辞めたいときのよくある原因と対処法5選

営業を辞めたいと悩んでいるときは、何が原因かを分析することが大切です。

ただ苦しいと落ち込んでいるだけでは、解決の方向は見えてきません。自分がなぜ営業を辞めたいと思っているのかを探ることで、適切な対処法が見つかるはずです。少しずつでも行動に移していくことが大事ですよ。

ここからは、営業を辞めたいときによくある5つの原因と対処法について解説していきます。

①ノルマが厳しい

営業職にはノルマが設定されることが多く、クリアするのが難しいような厳しいものだと、営業を辞めたい気持ちにつながりやすいです。

毎日数字を意識しながら仕事をするのはプレッシャーになりますよね。月末にその月の目標に届きそうにない状況だと、会社に行くのが憂鬱になったり、上司に怒られないか不安になることもあるでしょう。

そのような状況の対処法としては、ノルマを分割する方法があります。高い目標だと遠くに感じますが、それを週単位や1日ごとに分けることで達成できると感じやすくなります

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あまりにもノルマが高すぎる場合や、自分の能力と照らし合わせて達成が困難な場合は上司に相談するようにしましょう。

怒られるのが怖い……そういった悩みを抱えている人はこちらの記事をおすすめします。

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②給与などの待遇に不満がある

給与などの待遇面に不満がある場合も、営業を辞めたい気持ちにつながりやすいです。

給与は営業成績と連動していることも多く、売上が伸びないと給与も上がらないという状況に直面します。自分ではがんばっているつもりなのに、成果が出ず報われないときはつらいですよね。

そんなときは、給与の仕組みについて上司や会社と相談してみるのも一つの手段です。歩合制で利益に応じて自分の手取りも増える給与体系の場合、歩合の比率を減らす代わりに固定給を上げてもらうなど、検討の余地はあります。

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給与は社内規定などですぐに変えることが難しい場合もあるため、ノルマを低くしてもらうなど仕事の量を変えて自分への負荷を減らすというのも改善策になります。

③人と接するのが苦手

営業を辞めたいと思う理由の一つに、人と接するのが苦手ということが挙げられます。

営業は人と話すことがメインの仕事になるため、この点が苦痛に感じるのであれば感じるストレスはとても大きいものでしょう。

また、もともとは人と接することが得意だと思っていても、営業としてモノを売ることがうまくいかず、苦手に感じるようになることもあります。

対処法としては、人と話すことへの苦手意識から意識を逸らすことです。営業で人と接することを仕事と割り切って目標を達成するゲームのようにとらえたり、自分のなかでマニュアル化やパターン化することで状況を改善することができるかもしれません。

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ただ、人と接することが苦手な場合営業という仕事自体がミスマッチな可能性もあります。その場合は別の職種を考えてみるのも手です。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!視野を広げるためのアドバイス

米田 有希

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仕事はほかにもたくさんある

世の中には人と接することが苦手な人も多いでしょう。まったくかかわらないことはできないまでも、極力かかわらずに済む仕事としていくつか例が挙げられます。

たとえば、工場での作業などは自分の分担をこなすことがメインの仕事になるため、ある程度のコミュニケーションは必要とはいえ、黙々と作業することができます。また、事務職などはお客様の相手をする機会も少なく、多くの人とかかわることは少ないです。

ただし、どのような業種でも何かしらのかかわりがある点は理解が必要です。また、「一人で黙々とパソコンに向かう」イメージが強いエンジニアは、顧客や社内のメンバーとのやり取りがかなり多い職種です。このように、イメージと実態が違うケースは多々あるため、必ず事前に確認するようにしましょう。

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④残業が多く体力的にきつい

営業は一日中外回りをすることや、残業が発生しやすい仕事でもあるため、体力的な面で辞めたいと感じるケースも多いです。

仕事量を減らすことは難しいかもしれませんが、時間の使い方を工夫することで一定対処ができる可能性もありますよ

公共交通機関での移動中に済ませられる仕事をしたり、ちょっとした隙間時間にできる仕事をあらかじめリストアップしておくなどの対策があります。

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営業は自分の裁量で時間を使える部分も多いので、サボるまでいかなくても休憩を少し長めにとるなど体力を調整するための方法もありますよ。

⑤会社の商材や営業のスタイルが合わない

売らなければならない会社の商材や、営業のスタイルが合わないときも辞めたいと思う原因になりやすいです。

会社によっては自分があまり売りたくないものや興味がないものを扱わなければなりません。新規顧客開拓のための飛び込み営業がきつい、訪問のためのアポイントを取る営業が苦痛など、人によって営業スタイルに合う合わないもあります。

そのようなときは、営業で顧客に喜ばれた場面や、自分が少しでもやりがいを感じられた瞬間を考えると良いです。良い部分に目を向けると、営業に対する気持ちが変わる可能性もあります。

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会社の商材や営業スタイルは変えられないこともあるので、どうしても自分に合わず改善が難しい場合は転職も選択肢となります。

何のために仕事をするのか、そういった根本の部分から見直すのも解決につながるケースもありますよ。

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営業を辞めたいと感じる理由を明確にする3ステップ

営業を辞めたい理由を明確にする3ステップ

営業を辞めたいときは、「なぜ辞めたいと思うのだろうか」と原因を明確にすることが大切です。原因がわかれば、ではどうするのがベストなのかと行動指針を立てることができます。

辞めたい理由を突き止めるために、まずは自分と向き合って考えていることや状況を整理しましょう。ここからは、営業を辞めたいと感じる理由を明確にする3ステップについて解説していきます。

ステップ①「辞めたい」と感じる理由を洗いざらい書き出す

まず初めに営業を辞めたいと感じる理由を書き出していきましょう。

思いつく限り、紙に書いたり、スマートフォンやパソコンに打ち込んだりして理由を洗い出します。小さなことでも構わないので、頭のなかにあることを文字にして、可視化することが大切ですよ

営業を辞めたい理由を書き出す例
  • 毎月のようにノルマを達成できずつらい
  • 仕事量が多く体力的にしんどい
  • 顧客と接するのが難しい
  • 大変な割に給与が低い
  • 他の仕事をやりたくなった

書き出すことで思考が整理されます。また、辞めたい理由順番に並べてみると、自分のなかで改善したいことの優先度も見えてきます。

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考えるのもつらいときは少しずつで大丈夫です。思いついたものから書き留めるようにしましょう。

仕事が合わない理由を考えるうえでは、この記事も手掛かりになりますよ。

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ステップ②「営業職」と「会社・環境」の良い点・悪い点を整理する

営業を辞めたい理由を書き出したら、次は「営業職」と「会社・環境」それぞれの良い点と悪い点を整理していきましょう。

分けて考えることで、営業職そのものに原因があるのか、会社や環境に問題があるのかが見えてきます

営業職の良い点・悪い点の例
  • 良い点:ノルマをクリアしたときの達成感が大きい、成績が良ければ給与の大幅アップが狙える
  • 悪い点:プレッシャーやストレスが大きい、休んでも疲れが取れない
会社や環境の良い点・悪い点の例
  • 良い点:職場に通いやすい、オフィスや設備がきれい
  • 悪い点:合わない上司がいる、社風が自分の性格と合わない
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会社や周りの環境の問題の方が大きいとわかれば、営業は辞めずに続けて環境を変える方法を考えることもできますよ。

ステップ③営業以外の仕事に興味があるか考える

営業を辞めたい理由を分析したら、自分が営業以外の仕事に興味があるかを考えてみましょう。

就職するときには選択肢になかった職種でも、社会人として実際に働いたことで、やはりこっちの仕事の方が向いているかもしれないと感じたり、やりたい仕事が見つかる可能性があります。

営業が嫌で、自分には向いていないことが明確になったら、転職して営業以外の仕事をするのも選択肢となりますよ

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最初は「この仕事をやってみたい」というシンプルな興味でも構いません。そこから具体的に考えていくことで、営業を辞めたいと悩む状況から抜け出すことにつながります。

向いている仕事がわからない場合は、こちらの記事の一覧で探してみましょう。

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次のキャリアのヒントに! 営業職の経験を活かせる職種7選

世の中には営業以外の仕事もたくさんあります。そのなかには、営業の経験を活かせる職種も多いです。

たとえば、クライアントや他部署のメンバーとの会話などで培ったコミュニケーション能力や、ノルマを達成するために日々課題と向き合ってきた問題解決能力は、他の多くの仕事でも役立ちます。

ここからは、営業の経験を活かせる7つの職種を紹介していきます。

①マーケティング職

マーケティング職で活かせる営業の経験
  • 課題を発見する力
  • 顧客志向や市場ニーズの把握
  • 情報収集能力

マーケティングは、商品やサービスが売れる仕組みを作るために商品開発や市場調査をしたり、宣伝、販売に取り組む仕事です。営業の方法を考えることも含まれます。

マーケティングに携わりヒット商品を開発するなど、社会にインパクトを与えることはやりがいにもなりますよ。マーケティング職に就くためには日頃から流行への感度を高くすることが大事です

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マーケティングは直接顧客と接する機会が減り、営業職をサポートしたりアドバイスする立場ということもできます。

②カスタマーサポート/カスタマーサクセス

カスタマーサポートやカスタマーサクセスで活かせる営業の経験
  • 顧客とかかわるコミュニケーション能力
  • 顧客に対する提案力

カスタマーサポートは主に商品やサービスを購入した顧客の問い合わせに対応します。顧客との契約の継続交渉や問題解決に積極的にかかわっていくことで満足度を高める仕事です。

顧客と直接かかわる機会が多いので、感謝されたときはやりがいを感じられる瞬間でもあります。営業から転向する場合、顧客との円滑なコミュニケーション能力をアピールすることが大切です

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サブスクリプションのサービスの普及などから、いかに顧客と契約を続けるかが重要視されるようになり、カスタマーサポートやカスタマーサクセスの需要も高まってきています。

③企画職

企画職で活かせる営業の経験
  • 市場ニーズを汲み取る力
  • 商品やサービスをアピールする力
  • リサーチ力

企画職は、市場のリサーチや商品企画、営業企画、広告などを手がけてビジネスを創り出す仕事です。

クリエイティブな職種で、市場を調査してニーズを把握する力や、それに合わせて商品やビジネスを企画する力、社内外のコミュニケーションを円滑に進める力など多様な能力が求められます。

企画職に就くためには営業の実績に加えて、分析力やコミュニケーション能力など複数のスキルの総合力の高さをアピールすることを意識してみましょう

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企画の立案にはリサーチが欠かせません。営業で培ってきたリサーチ力が強みとなりますよ。

④営業コンサルタント

営業コンサルタントで活かせる経験
  • 自身の営業手法
  • 営業で好成績を挙げた経験

営業コンサルタントは、企業の営業部門について成果を最大化させるために手法や戦略を立案してサポートする仕事です。営業職を経験したからこそ現場の肌感などもわかるため、親身に寄り添ったアドバイスもできるでしょう

営業コンサルタントの業務内容の例
  • 市場調査や顧客ニーズの把握
  • 社内組織の分析と改善
  • 研修制度の構築などによる営業部門の強化
  • 営業戦略の提案

ただコンサルタントとして働くためには、他者に信頼感のあるアドバイスができるような自身の実績が必要となる点は押さえておきましょう。

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営業という専門職でコンサルタントができるくらいの実績を積み上げれば、収入や待遇が良くなることも期待できますよ。

⑤キャリアアドバイザー

キャリアアドバイザーで活かせる営業の経験
  • 求職者とのコミュニケーション
  • 求職者の希望に合った求人を提案する力

キャリアアドバイザーは、就職や転職を目指す人に対して希望のキャリアに進んでいくことをサポートする仕事です。

求職者とのコミュニケーションが不可欠になりますが、その点こそ経験の活かしどころです。営業で毎日のように顧客のニーズを探ってきた経験を、求職者の要望を引き出すことに活かすことができます

営業として自社の商品やサービスを提案してきたのが、求職者に合った求人を提案するなど似ている業務があるともいえますね。

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人の相談を聞くのが得意、誰かの役に立つ仕事がしたい人は営業経験を活かしてキャリアアドバイザーになるのは向いているといえますよ。

⑥不動産仲介職

不動産仲介職で活かせる営業の経験
  • 外回りの行動力
  • 顧客の希望の物件を提案する力

不動産仲介職は、不動産の売買契約の際の売り手と買い手や、賃貸物件の売主と借主の間に入って取引がスムーズに進むようにサポートする職種です。

商品やサービスが不動産に変わり、顧客の満足度を高めるという点では同じなので、営業のスキルも役立ちます。

希望の物件が見つかれば顧客から感謝されることも多く、やりがいとなるでしょう。営業から不動産仲介職に転向するためには不動産の基礎知識を身に付けたうえで、転職活動に臨むことが大切です

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不動産業に携わる場合は「宅地建物取引士(宅建)」といった業務に関係する資格もあるので取得を検討すると良いですよ。

⑦販売職

販売職で活かせる営業の経験
  • 商品をわかりやすく説明する力
  • 顧客の反応を見ながら対応を変える力

直接消費者とかかわって商品を販売するので、コミュニケーションや商品説明のわかりやすさなど、営業と求められる能力も似ています。

販売職は商品やサービスに興味を持って店舗に来る顧客に対応することが多く、営業職でゼロから新しいものを売り込むのとは違いがあります。

その場で顧客の反応がダイレクトにわかることや、その人に合う商品を提案できるのがやりがいです。営業から販売職への転向は活かせるスキルが多いので、転職の面接では具体的なエピソードを交えながらアピールしましょう

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販売職で扱う商品によっては土日の出勤があって休みが不定期など、営業とは違った大変さもあるので気をつけたいポイントです。

ここまでで紹介してきた職種をふまえてもしっくりくるものがない場合、こちらの記事で自分なりの天職を探すのも手ですよ。

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天職に就きたいと考えた時、どうすれば天職が見つかるのか、天職に就くことは可能なのかと考える人も多いですよね。この記事では、天職を見つけるための方法や天職に就くために必要な準備をキャリアアドバイザーが解説します。

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「天職」は経験から導く! 状況別の自己分析で理想の仕事を見出そう

自己分析をするならツールを使って簡単に済ませましょう

自分の弱みは言語化できても、強みを言語化できない人も多いでしょう。

そんな時は「自己分析ツール」がおすすめです。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけ選考で使えるあなたの強みを言語化できます

自分の強みがわからない人は、今すぐ診断してみましょう。

営業を辞めたいと悩んだときに覚えておきたい3つの心構え

営業を辞めたいと悩むときに自分を守るポイント

営業を辞めたいと考え込んだということは、仕事に対して強いストレスを感じていることは間違いありません。その状態はあなたが思っている以上に心身に負担がかかっています。まずは自分を追い込みすぎないようにしてください。

ここからは、営業を辞めたいと悩んでいるときに自分を守るための3つの心構えを解説していきます。

①1人で悩まずに誰かに相談する

営業を辞めたいときは、1人で悩みすぎずに誰かに相談するようにしましょう。

1人だけで考えていても同じことばかりが頭を巡ってしまうことがあります。そのような状況だと変化がなく、なかなか抜け出すのが難しくなります。仕事の相談というと気が重いようだったら、友人と食事をしてリフレッシュするだけでも気分が変わりますよ。

友人や仕事の内容がわかって信頼できる上司や先輩など、相談できる人はいるはずなので自分だけで抱え込まずに誰かを頼るようにしましょう

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キャリアアドバイザー

周りの人に今の状況を知られたくないという場合には、厚生労働省が管轄する「働く人のこころの耳相談」などに相談するのもおすすめです。キャリアの専門家であるエージェントに相談するのもいいでしょう。

②プレッシャーに耐えられないときは無理せず休む

営業を辞めたいと悩んでしまい、プレッシャーが大きすぎると感じるときは無理をせずに休むことも検討してください。

営業はノルマや残業などで心身にストレスが大きい職種でもあります。心や体が疲れていると感じたら、普段の休日に加えて有給を活用するなど、休みを取りましょう。

会社に行くのがつらい状況であれば、休職も選択肢となります。体調を崩してさらに長期の休みが必要になる前に対処するように心掛けてください

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休むときは無断欠勤は避けてください。あまりにも無断欠勤が長いと解雇されてしまう可能性もあるので、電話やメールで連絡はするようにしましょう。

キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ休むことに抵抗感があるあなたへ

米田 有希

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米田 有希

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休息が新たなスタートにつながる

仕事をあえて休むことは、自分を見つめ直す良い時間にもなります。数日の休みだと仕事のことを常に考えてしまい、身体と心が休まっていないことがあります。長期の休暇を取ることで強制的に自分を仕事から切り離した状態にできますよ。

最初は不安を感じるかもしれませんが、今の仕事についてじっくり考えたり、今後の自分の人生を考える機会となります。特に心身ともに疲れている場合は、休むことがむしろプラスになるケースも少なくありません。

また、休みの間に趣味など楽しみを見つけたり、自己研鑽の時間にあてることで新たな道を考えるきっかけを作ることになることもありますよ。キャリアに正解はありません。だからこそ、考える時間を持つことでより良い職業への道が見つかることでしょう。

休職中の給与なども押さえておくと、いざというときに選択肢として選びやすくなるかもしれません。

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休職中の給与がもらえるかは会社にもよりますし、休職の仕方にもよります。休職中の給与についてもらい方からもらえない場合の対策まで、キャリアアドバイザーが徹底解説します。

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休職中に給与をもらえるかは会社次第! 利用できる3つの手当を紹介

③心身に不調があるときは医療機関を頼る

営業を辞めたいと悩むことが続いて、心身に異変があるときは早めに医療機関を頼ってください。

できれば不調が出るまで我慢するのは避けたいですが、「少し体調が悪いな」というくらいでも対処することが重要です。どこを受診したら良いか判断できないときは、総合病院や家の近くの内科、メンタルクリニックなど行きやすいところを選んでください。

電話で相談を受け付けている機関もあります。

電話で相談ができる機関
  • こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556
  • よりそいホットライン 0120-279-338
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キャリアアドバイザー

営業の仕事が人生のすべてではありません。良い仕事のためには健康が大事なので、自分の体は意識して守るようにしましょう。

営業を辞めたいときはキャリアの棚卸し&理想の明確化で次の行動を選ぼう!

ここまで、営業を辞めたいときの原因分析の方法や、営業の経験を活かせる職種について解説してきました。

営業といっても扱う商材やスタイルによって幅があり、今は成績が良くなくても環境が変われば上向く可能性もあります。営業が向いていないときには経験を他の仕事に活かすことも選択肢となります。

営業を辞めたいときは自身のキャリアや経験を整理し、理想を明確にすることで次の行動を選びましょう。

あなたが受けないほうがいい業界をチェックしよう

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就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。

そんな時は適職診断を活用して、志望する職業と自分の相性を確認してみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます

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