目次
- 最終面接落ちた……メンタルを持ち直すための対処法を知ろう!
- 大前提! 最終面接に落ちた人はあなただけではない
- 最終面接に落ちたときにメンタルを回復させる3つの考え方
- ①「最終面接に落ちた」ではなく「最終面接まで進んだ」
- ②「能力が足りなかった」ではなく「相性が合わなかった」
- ③「失敗した」ではなく「次に活かせるヒントをもらった」
- 最終面接に落ちてメンタルがしんどいときにおすすめの対処法3選
- ①誰かに話を聞いてもらう
- ②他社の企業研究を進める
- ③いったん就活を辞めて好きなことをする
- 最終面接に落ちたときの対処法を活かして次に進む糧にしよう
最終面接落ちた……メンタルを持ち直すための対処法を知ろう!
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。最終面接に落ちてしまった学生から、
「最終面接に落ちたせいでメンタルが最悪です」
「これ以上就活を続けられる気がしません……」
といった相談を受けたことがありました。あと少しで内定がもらえると思っていたタイミングでの不採用。精神的なダメージは計り知れません。最終面接に落ちたことで行動を起こす気力がなくなってしまったという人もいると思います。
しかし、厳しい意見にも聞こえるかもしれませんが、就活に使える時間は有限です。動けないでいる時間が長くなれば長くなるほど、後でしわ寄せがきてしまうのも事実です。
そこでこの記事では、最終面接に落ちてしまってメンタルが最悪のときの切り替え方と、アドバイザーとして伝えたい、取るべきこれからのアクションを解説します。納得して就活を終えるためにも、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
大前提! 最終面接に落ちた人はあなただけではない

就活生

キャリアアドバイザー
その気持ちは非常によく理解できます。ただ一つ理解しておいてほしいのは、最終面接に落ちてしまうというのはめずらしいことではない、ということです。

就活生
え? そうなんですか?

キャリアアドバイザー
はい。毎年多くの就活生が最終面接での不採用を経験しているんです。
最終面接に落ちてしまうと、「また一からか……」と気力を失ってしまう気持ちもわかります。しかし実は最終面接に落ちる確率は一般的に約50%と言われています。もちろん厳密な数値は企業によって異なりますが、最終面接に落ちてしまうのはめずらしいことではありません。
また2025年にマイナビが発表した「2026年卒 大学生キャリア意向調査4月」によると、2026年4月に最終面接を受けた学生が全体の41.0%だったのに対して、2026年4月に内々定を得た学生の割合は36.4%でした。
まだ合否が出ていない人なども含むため、すべてが最終面接に落ちてしまった学生とは言えませんが、最終面接で落ちてしまう学生は間違いなくいることがわかると思います。

キャリアアドバイザー
最終面接に落ちてしまったのはあなただけではありません。そのうえ、多くの学生がその経験を乗り越えて内定を獲得していますよ。
最終面接に落ちる確率についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。最終面接特有の対策方法なども紹介しているので、次こそ内定を貰うためにぜひ確認してみてくださいね。
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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!最終面接に落ちても落ち込まないためにはどうしたら良い?
「一社にこだわりすぎない」ことが大切
過去に最終面接に落ちてメンタルが沈んでいる人を支援した経験はたくさんあります。そういった人には、まず第一に「一社にこだわりすぎない」ということを伝えるようにしています。この世には非常に数多くの企業が存在して、そのなかであなたの運命の会社は一社だけでは決してないわけです。
またこれからの行動指針として、まずは志望度の高い企業のどこに魅力を感じているのかを言語化し、同じような特徴を持つ企業を常に複数並行して受けるようにしましょう。そうすることで、もし最終面接に落ちてしまってもメンタルに余裕を持つことができますよ。
最終面接に落ちたときにメンタルを回復させる3つの考え方


就活生
最終面接に落ちるのはめずらしくないことはわかりました。ただそれでも気分はつらいままです……。

キャリアアドバイザー
そんなときは物事のとらえ方を変えてみると、気分が明るくなることがありますよ!
同じ事象でも見方や考え方の角度を考えるだけで気持ちの持ちようがまったく変わることもあります。最終面接に落ちてしまったという事実も、とらえ方を変えればまた違った見え方になってきますよ。
ここではそんな考え方を3つ紹介します。あなたのメンタルの回復にぜひ役立ててくださいね。
①「最終面接に落ちた」ではなく「最終面接まで進んだ」
最終面接に落ちてしまった直後はついつい落ちたという事実ばかりに目が向きがちです。しかし冷静に考えてみてください。あなたは多くの学生がたどり着けなかった最終面接にたどり着くことができたのです。
最終面接まで進めたということは、あなたには最終面接まで進んでほしいと面接官に思わせる魅力やスキルが備わっているということ。まずは自分の実力に自信を持つところからはじめてみましょう。

キャリアアドバイザー
最終面接に進めるのは応募した学生のなかでほんの一握りですよ。
一次面接の通過率に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。一次面接の通過率を上げるコツなども解説しているのであわせて読んでみてくださいね。
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②「能力が足りなかった」ではなく「相性が合わなかった」
最終面接に落ちてしまうと「自分には何かが欠けていたのでは」と考える人も多いです。しかし多くの場合、最終面接まで進めている時点で企業が求めるスキルや人間性は十分備わっていると考えられます。
では最終的に合否を分ける部分はどこにあるかというと、企業とあなたの相性です。最終面接では企業の風土や理念と、あなたの考え方や人間性がマッチしているかを重点的に見られることが多いです。
つまり「あなたの能力が足りなかった」から落ちたとは限らないのです。

キャリアアドバイザー
自分の性格や考えが合わない企業に入社しても後で苦労することになります。今回はむしろうっかり内定をもらってしまわなくて良かったくらいに思って、次に切り替えることをおすすめします。
③「失敗した」ではなく「次に活かせるヒントをもらった」
最終面接に落ちてしまって「失敗した」と落ち込むのは当然のことです。しかし実は失敗することはまったく悪いことではありません。それどころか失敗は次の成功のためのヒントを得られたと考えることもできますよ。
- うまく答えられなかった質問はないか
- 逆質問などもっとアピールできる部分はないか
- 自己PRと企業の求める人材像にギャップはないか
- 志望動機とキャリア選択の軸に一貫性はあったか
- 事業内容の理解など企業分析に甘い部分がないか
面接の内容を振り返るだけでもこれだけのヒントを得ることができます。今回の失敗もそういった「現状の自分の改善点」を知ることができるチャンスととらえれば、メンタルも前向きになっていきますよ。
最終面接に落ちてしまう理由に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。面接の内容からヒントを得る際の手助けにぜひ参考にしてくださいね。
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キャリアアドバイザーの体験談最終面接に落ちて落ち込んでいる学生をどう支える?
「絶対になんとかする」という気持ちでサポート
実は私自身もなかなか就職先が決まらない学生でした。その経験があるからこそ、面接に落ちて落ち込んでいる学生に対しても常に「絶対に大丈夫、なんとかするから任せてほしい」と力強く伝えるようにしています。
実際過去に最終面接に落ちてしまったことで精神的に追い詰められていた人が相談にきたことがありましたが、一緒に伴走しながら支援をした結果、納得できる企業から内定を獲得することができました。つらいときは一人で抱え込まず、私たちでもいいですし、周りの頼れる人でもいいので、とにかく気持ちを外に出して頼るということを意識してくださいね。
最終面接に落ちてメンタルがしんどいときにおすすめの対処法3選


就活生
考え方を変えたことでポジティブな感情が芽生えてきた気がします。ただ落ちたという事実が変わらない以上心はつらいままです……。

キャリアアドバイザー
つらい状態が続くのはさらにメンタルに不調が出る可能性があるので、マインドだけではなく立ち直るための行動を起こしていきましょう。
ここまで最終面接に落ちたという事実を前向きにとらえる方法を解説してきました。しかしこれはあくまでとらえ方の問題。考え方を変えただけでは、沈んだ気持ちから立ち直れないという人もいるでしょう。
そんなときのために、ここからは落ち込んだ気持ちを取り戻すために今すぐ実践できる対処法を3つ紹介します。もしまだ気持ちがつらいままなら、これから紹介する対処法をぜひ試してみてくださいね。
①誰かに話を聞いてもらう
気分が沈んでいるときの対処法としては、まず誰かに話を聞いてもらうことをおすすめします。つらい気持ちや最終面接での出来事などを口に出して言語化することで、思考が整理されて頭がスッキリすることも多いですよ。
自分一人で考え込んでしまうとついついマイナスの方向に思考が膨らんでしまうことも珍しくありません。落ち込んだ時は積極的に誰かに話を聞いてもらいましょう。
- 家族
- 大学や地元の友人
- ゼミやサークルの先輩
- 大学のキャリアセンターの職員
- 就職エージェント
もし友人や家族に相談するのが難しい場合はホットラインと呼ばれる電話相談窓口を利用するのも一つの手です。厚生労働省をはじめとしてさまざまな公的機関が悩みを相談できるホットラインを設けているので、困ったときはぜひ相談してみてくださいね。

キャリアアドバイザー
大学のキャリアセンターや就活エージェントなどを活用するのもおすすめです。数多くの就活生の相手をしてきた立場から有用なアドバイスをくれる可能性もありますよ。
②他社の企業研究を進める
落ち込んで就活が思うように進んでいない状況は、より一層気分を沈ませるものです。そんなときは、まずは軽く目を通すだけでも良いので求人サイトをチェックしてみましょう。少しずつでも前に進めている実感があれば、メンタルを持ち直すきっかけにもなりますよ。
いざ他の企業にも目を向けてみると、よりあなたのやりたいことにマッチしている企業や、より好条件の企業が見つかることもめずらしくありません。
どんな企業も研究を深めていけば独自の魅力や長所が見つかります。落ちてしまった企業への未練を断ち切るためにも、一度他の企業に目を向けてみることをおすすめします。
最終面接に落ちてつらいときの対処法に関しては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。あわせて確認して、少しでもメンタルの回復に役立ててくださいね。
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③いったん就活を辞めて好きなことをする
どうしても辛いなら一度就活から離れるというのもひとつの手です。あまりに気分が沈んでいるときに無理に就活を進めてもうまくいかずに悪循環に陥ることも多いです。
まずは自分の好きなことに思いっきり打ち込んで、少しでも気分をポジティブなものに変えられるように努めましょう。
- 好きなゲームを思う存分やる
- スポーツなどで体を動かす
- おいしいものをたくさん食べる
- 好きなところに旅行に行く など

キャリアアドバイザー
思い切ってリフレッシュをした結果、また就活をしてみようという気持ちが湧いてくるかもしれません。まずは自分の機嫌を取ることからはじめていきましょう。
最終面接に落ちたときの対処法を活かして次に進む糧にしよう
ここまで、最終面接に落ちてしまったときのメンタル回復に効果的な考え方や対処法について紹介してきました。最終面接に進むことができている時点であなたには採用したいと思わせる魅力やスキルが十分に備わっています。
最終面接に落ちてしまったという事実は変えられません。ただ、そこからその経験を次に活かせるかどうかはあなた次第です。この記事で紹介した対処法を活かして、納得して就活を終えるための新たな一歩を踏み出しましょう。
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最終面接に落ちてしまってメンタル的にかなりきついです……。