休学は就活で不利? 印象を覆す7つの休学理由と伝え方のコツを解説

この記事のアドバイザー

目次

  1. 休学経験がマイナスになるかどうかは理由と伝え方次第!
  2. そもそも休学制度とは?
  3. 大学ごとに申請時期が違うため注意
  4. 休学は就活で不利? 休学が就活に与える影響
  5. 休学していた事実は企業側に懸念を与える
  6. 学年がずれるため友人と就活状況を共有しにくくなる
  7. 経験を積んで視野を広げることができる
  8. 休学経験を履歴書に書く際の注意点
  9. 学歴欄に休学していた事実と年月を必ず記載する
  10. 理由が病気や怪我ですでに完治している場合はその旨も記載する
  11. 休学理由がネガティブな場合は理由を記載しなくても問題ない
  12. 休学理由がポジティブな場合は学歴欄に簡潔に記載する
  13. 休学経験を就活でうまく伝えるための4ステップ
  14. ①休学を決断した理由を整理する
  15. ②休学期間中に何をしていたか書き出す
  16. ③休学を経て成長した部分をリストアップする
  17. ④成長した部分の仕事への活かし方を考える
  18. 伝え方が肝心! 面接で不利にならないための上手な休学理由の回答例文
  19. 就活であまりマイナスにならない休学理由の場合
  20. 面接でマイナスに捉えられる可能性が高い休学理由の場合
  21. ここまで準備しよう! 休学理由の深掘り質問と回答のポイント
  22. どうしても休学しなければならなかったのか
  23. 今後も休職しなければならない可能性があるのか
  24. 休学経験のある学生からよくある質問に回答!
  25. 休学経験の活かし方を理解して就活を成功させよう!

休学経験がマイナスになるかどうかは理由と伝え方次第!

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

「休学したことで就活に影響はありますか?」
「就活で休学していた理由をどう説明すればいいですか?」

休学経験のある就活生やこれから休学を考えている就活生から、このような相談を受けることがあります。結論から言えば、休学していたこと自体はマイナスにはなりません。評価の基準として見られるのは、休学そのものではなく休学するに至った理由です。

とはいえ、ただ「留学をしていたから」などと休学の理由だけを簡潔に伝えるだけでは、採用側は納得できません。大切なのは、休学するに至った理由を具体的に提示したうえで、その休学期間中で得られた経験や成長を合わせて伝えることであると理解しておきましょう。

記事内で解説している休学経験を上手に伝えるコツなどを理解しておけば、説得力のある説明を考えるうえでの助けとなりますよ。

この記事では、休学経験を履歴書に書く際にポイントから、面接で不利にならないための休学理由の伝え方を例文を交えて解説しています。休学経験がある人やこれから休学を考えている人はぜひ参考にしてくださいね。

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そもそも休学制度とは?

休学制度とは、大学に在籍しながら長期間休むことができる制度です。大学に籍を残したうえでまとまった時間を確保できるため、長期のインターンや留学などに活用するケースが一般的です。なお休学中の学費の支払いなどは大学によってさまざまですが、基本的にはある程度減額されるか、免除になることが多いです。

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キャリア
アドバイザー

休学を考えている人は、ここで休学についての前提の知識を確認するだけでなく、必ず自身の大学の学生課などでも詳細を確認するようにしてくださいね。

大学ごとに申請時期が違うため注意

休学は、まず休学届を大学に提出し休学を申請したあと、大学側がその休学届を受理して初めて成立します。そのため、休学を考えている場合はまず自身の大学が休学申請をいつから受け付けているのかを確認する必要があります。

基本的には休学を希望している期間の1~2ヶ月前までに提出を求められるケースが一般的です。とはいえ、大学によっては申請時期が変わるため、「休学を希望していたのに申請に間に合わなかった」といった状況にならないよう、休学を考えたらまずは自身の大学の申請時期を確認しましょう。

休学は就活で不利? 休学が就活に与える影響

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就活生

休学をすると就活にどんな影響がありますか?

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キャリア
アドバイザー

良いことにしろ、悪いことにしろ、休学をしていなかった就活生に比べて就活に影響があることは確実です。就活を成功させるためにも、就活にどんな影響があるのか事前に把握し、そのための対策を立てておきましょう。

この後では実際に考えられる影響を3つ解説していますので、本格的に就活が始まる前にしっかりと確認しておきましょう。

休学していた事実は企業側に懸念を与える

休学していた事実がある以上、「入社しても休職をしてしまうのではないか」といった懸念を企業側に与えてしまうことは理解しておかなければなりません。

そのため、企業側が納得し懸念を解消できるよう、休学理由についてきちんと説明をする必要があります。なぜ休学を選択したのか、休学期間は何をしていたのか、休学期間でどんな成長が得られたのか、事前に整理をしておきましょう。

学年がずれるため友人と就活状況を共有しにくくなる

休学を挟むことで、同じ学年の友人とは学年がずれることになるため、同じタイミングで就活を始めることが難しくなります。そのため、友人と就活状況を共有して情報を交換することをリアルタイムでしにくくなるでしょう。

就活の悩みなどを気軽に共有できる相手がいなくなってしまったことで、一人で悩みを抱えてしまい、就活のモチベーションに影響を与えてしまうようであれば注意が必要です。休学中、もしくは休学を考えている人は、友人以外に就活を相談できる人を就活が始まる前に把握しておきましょう。

就活の相談ができる相手のリスト
  • 就職エージェント
  • 大学のキャリアセンター
  • OB・OG

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経験を積んで視野を広げることができる

休学が就活に与える影響は悪いことばかりではありません。休学期間はまとまった時間が取れるため、休学中の時間を使えば、留学や長期のインターン、ボランティアなど、自身の視野を広げるための経験を積むこともできます。

視野が広がれば自身の本当にやりたいことや興味のあることが探しやすくなるため、より自分に合った志望企業を見つけられるようになるでしょう

仕事を選ぶ基準についてはこちらの記事が参考になりますよ。

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企業選びの方法について調べたい場合はこちらの記事がおすすめです。

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休学によって入社時期がずれることで有利になることも

休学を経験した学生の中には「採用担当者にマイナスのイメージを持たれないか」と、不安を感じる人もいるかと思いますが、逆に有利になったケースもありますよ。

新卒採用は4月入社が一般的ですが、ある学生は休学により卒業時期が9月だったため、採用担当者から「10月から出社できませんか」という話を受け、内定後すぐに研修を受けることになりました。

他の内定者より半年早く入社したことから、社内の人に顔と名前を覚えてもらうのが早かったり、他の内定者が入社する頃にはすでに責任のある仕事を任せてもらえていたりなど、スタートダッシュで差を付けられるメリットがあったと話していましたよ。

企業の中にはより早く即戦力になる人物を育てたいといった狙いで、早期入社の可否を確認する場合があります。休学によって卒業時期がずれており早めの入社ができるのであれば、応募書類や面接で伝えてもいいかもしれませんね。

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休学経験を履歴書に書く際の注意点

休学経験を履歴書に書く際の注意点

就活を進めていけばいずれ履歴書の提出を求められるでしょう。休学をしていた人は休学経験を履歴書に記載べきなのか、また休学していたことをどうやって伝えるべきなのか悩みますよね。

ここでは休学経験を履歴書に書く際の注意点について解説していますので、書類を提出の際にスムーズに対応できるよう、書き方や注意点などついてしっかりと理解しておきましょう。

好印象な履歴書の書き方についてはこちらの記事が参考になりますよ。

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学歴欄に休学していた事実と年月を必ず記載する

休学をしていた事実は必ず履歴書内に記載しましょう。記載すべき場所は履歴書内の学歴欄になります。下記の画像を参考にしてみてくださいね。

休学をした場合の履歴書の書き方

なお、休学をしていたにも関わらず「選考でマイナスの評価になるかもしれない」と履歴書に休学経験を記載をしなかった場合、学歴詐称となってしまいます。学歴詐称が発覚すれば、仮に内定が出ていたとしても内定取り消しになる可能性がありますので、休学経験は必ず記載をしてください。

履歴書の学歴欄の書き方はこちらの記事を参考にしてください。

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理由が病気や怪我ですでに完治している場合はその旨も記載する

病気や怪我の治療が終わっておらず、入社後すぐに働くことができない可能性がある就活生に対しては、企業も内定を出しにくいのが本音です。そのため、休学理由が怪我や病気で、現在は既に完治している場合は、その旨を必ず記載してください。履歴書に書く際は以下を参考にしてくださいね。

怪我の治療で休学をした場合の履歴書の書き方

仮にまだ治療が終わっていない場合であっても、働くこと自体に支障がないのであればそのことをそのまま書きましょう。

休学理由がネガティブな場合は理由を記載しなくても問題ない

休学経験を履歴書に記載する場合は理由を載せると解説しましたが、その理由が一般的に見てネガティブに捉えられてしまう場合は記載をしなくても問題はありません。なお、記載を避けておきたい、履歴書でマイナスになる可能性が高い休学理由は以下の通りです。

履歴書でマイナスになる可能性が高い休学理由
  • 学業不振
  • 学校生活での不和
  • 趣味を極めるため
  • 理由や目的なし

休学理由がネガティブである場合、マイナスの評価につながる可能性があります。自身の休学理由が上記のようなネガティブな理由に該当する場合は、履歴書には休学を始めた年月と復学した年月のみを記載するようにしましょう

休学理由がポジティブな場合は学歴欄に簡潔に記載する

休学理由がポジティブな意欲からの場合は、履歴書に記載をしても問題ありません。履歴書に休学経験とその理由が記載されていれば、採用側も休学中の詳細について当然気になります。

そこで理由がポジティブであることをしっかりと伝えることができれば、正当な理由があって休学をしていたと判断できるため、マイナスの評価になることは避けられるでしょう

履歴書に記載してもマイナスにならない休学理由については、以下のリストを参考にしてくださいね。

履歴書でマイナスにならない休学理由のリスト
  • インターン
  • ボランティア
  • 留学

休学経験を就活でうまく伝えるための4ステップ

休学経験を就活でうまく伝えるための4ステップ

休学経験がある就活生に対し、採用側は「入社後も休職をしてしまうのではないか」「意欲的に働くことができないのではないか」といった懸念を感じています。

そのため、採用側はその懸念を解消するために、面接などでは必ず休学理由を尋ねます。その際に、採用側を納得させられるよう上手に休学理由を伝えるには、事前にポイントを意識しながら内容を整理しておく必要があります。

この後で解説しているステップごとに沿って内容を整理していけば、面接などで休学理由を尋ねられても迷いなく答えられるようになりますよ。

①休学を決断した理由を整理する

理由を述べるうえで意識すべきなのは「休学をしなければならなかった」ということに説得力を持たせることであり、そのためには、決断するに至った理由を順序立てて説明できるようにしておくことが大切です。

どういった思いや経緯を経て休学を決断するに至ったのか、休学中の話に入る前にしっかりと整理しておきましょう。

  • 若いうちからグローバルな視点を身に付けいたと思い、留学をするために休学をした
  • 就職をする前に仕事の仕組みを学びたく、長期のインターンに参加をするために休学をした
  • 国際協力や国際貢献の仕事を将来はやりたいため、休学をして海外のボランティアに参加した

②休学期間中に何をしていたか書き出す

休学は数日といった短期間ではなく、数か月から1年以上と長期間になるため、そのまとまった期間を何に使っていたのか、要点を絞って簡潔に説明できるようにしておく必要があります。

また、この休学期間に何をしていたのかを整理できれば、次のステップである「成長した部分をリストアップする」という作業がスムーズに進みます。箇条書きで良いので、印象に残っていることを紙に書けるだけ書き出してみましょう

  • アメリカに留学をし、語学力を磨きながら現地の人と交流を深めた
  • 生活費を稼ぐためにアメリカで日本語教師のアルバイトをした
  • アメリカでできた友人と帰国後もエアメールで手紙を送りあった
  • 英語力をさらに伸ばすために帰国後も英会話教室などに通った
  • 日本とアメリカ両方の文化を体験しそれぞれの良さを知った

③休学を経て成長した部分をリストアップする

数か月から1年以上と基本的には長期間の休学期間に入る前と後では、何かしらの成長があったはずです。休学していた理由と共に、どんな成長を休学期間の間で得られたのかを説明できれば、採用側も意味のある休学であったと判断できるでしょう。

考え方やスキル、どんな些細なことでもいいので、自分なりに成長したなと感じる部分があればとにかくリストアップしてください。

  1. 留学をしたことで語学力が身についただけでなく、相互理解のためには相手の立場に立って物事を考えることが大切であると考え普段から意識するようになった
  2. 長期インターンに参加したことで、効率的に作業を進めることの大切さを学び、作業に取り掛かる前に段取りを組んで、いかに作業の効率を良くするかを普段から意識するようになった
  3. ボランティアに参加したことで、国を超えて支えあう事の大切さを学び、常日頃から周囲の人が困っていたら助けるようになった

たとえ休学をしていたことに負い目を感じていたとしても、休学していた間で何かしらの成長が得られていたのであれば、その休学は意味のある時間であったと言い切れます。自信をもって説明できるようになるためにも、どんな成長があったのかを整理し見つけておきましょう。

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休学を経て成長した部分が中々見つからないのであれば、休学前と後で変わった部分をとにかく書き出してみましょう。変化は成長とも取れるため、探しやすくなりますよ。

④成長した部分の仕事への活かし方を考える

採用側としては、就活を終えたその先にある、「入社後にいかに自社に貢献してくれるか」といった部分も大切にしています。そのため、 「こんな成長が得られました」で終わりでは説明としては不十分です。「成長した部分を仕事にどう活かせるのか」についてまで考え、具体的に説明できるように準備しておく必要がありますよ。

  1. 留学で身についた語学力と、相手の立場に立って物事を考えることができる視点を活かし、世界を飛び回る営業として海外の市場展開に貢献していきたい。
  2. 長期インターンで身についた、作業を効率化するために物事を整理できる能力を活かし、企業全体の業務効率の改善に貢献していきたい。
  3. 海外の人道支援ボランティアに参加したことで得られた、人の助けとなることを率先しておこなう意識とコミュニケーション能力を活かし、社内外問わず周囲の人と良好な関係性を築いて働きやすい職場づくりに貢献したい。
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まずは志望企業のホームページなどから事業内容などを確認して、仕事内容を詳細にイメージしながら活かし方を考えてみるのがおすすめです。

柴崎 拓也

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「なぜ」を繰り返して休学理由に説得力を持たせよう

上述の4ステップはどれも大切なことですが、中でも「休学を決断した理由を整理する」ことはとても重要です。あいまいな理由だと「怠慢」の印象をもたれ、就活に不利になってしまうので注意しましょう。

たとえば、経済的な理由で休学せざるを得ない学生もいるかと思います。しかし単に「お金を稼ぎたくてアルバイトをしていました」と伝えてしまうと、本分である学業をおろそかにし、目先のことだけを考えて休学している印象になってしまいますよね。

そのお金は何のためなのかを考えると「学費を得るため」になるでしょう。さらに学費をなぜ自分で工面する必要があるのかを考えると「親も学費を工面するのが厳しい状況だから」といった場合があります。

これらを整理すると「親に学費を工面してもらうのではなく自身で学費を得ようと思ったため、アルバイトをするため休学しました」と答えられますね。この回答からは自立心旺盛のプラスのイメージを持たれるでしょう。

このように休学の理由を整理するときは、「なぜ」を繰り返し自問自答していくと、休学理由に説得力を持たせるための材料を集めることができますよ。

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伝え方が肝心! 面接で不利にならないための上手な休学理由の回答例文

休学経験の伝え方の流れやポイントが理解できたら、次は実際に例文を通して内容を確認をしてみましょう。面接で不利にならないための上手な伝え方をここでしっかりと理解しておけば、休学経験があったとしても自信をもって面接に挑めるようになりますよ。

面接における好印象な話し方についてはこちらの記事を参考にしてください。

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就活であまりマイナスにならない休学理由の場合

休学経験がマイナスに捉えられてしまうかどうかは、休学理由とその伝え方次第です。ここでは休学理由があまりマイナスにならない、ポジティブな理由である場合の上手な伝え方を回答例として解説していますので、自身の休学理由と照らし合わせながら、内容の構成の仕方や流れについて確認しておきましょう。

休学理由がネガティブであるために面接に自信が持てない人は、こちらの記事を参考にしてみましょう。

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長期のインターンに参加していた

例文

私が休学をしていた理由は、就活を本格的に始める前に、仕事に対する価値観を自分なりに固めておきたいと考えたことから、一年間の長期インターンに参加をしていたためです。

また、大学の合間にインターンに参加することも考えましたが、大学とインターンの二足のわらじでは、どちらかがおろそかになってしまう懸念がありました。そのため、インターンに参加をしている間はインターンだけに全力を注いで取り組めるよう休学を選択しました。

インターンに参加する前は、働くということは個人の力が大切であると考えており、自身のスキルを伸ばすことだけを意識していました。しかしその考え方では就職後に苦労すると大学の先輩にアドバイスを受け、就活を始める前に自身の仕事に対する価値観を実体験の中で改めて見直すべく、長期のインターンに参加するため休学を決断しました。

インターンに参加する中で、周囲の人と協力することでより大きな成果を得られることに気づき、良い仕事をするためには、まず周囲の人と協力し合える環境を作っていくことが大切であると学びました。

インターンを通じて得られた学びを活かし、御社に入社した際は、大きな成果を上げるためにまずは周囲の人と良好な関係性を築き、みんなで協力し合える環境作りに率先して貢献したいと考えています。

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休学するに至った経緯が順序立てて説明できており、納得のしやすい流れでまとめられていますね。

遠方のボランティアに参加していた

例文

私が休学をしていた理由は、遠方のボランティアに参加していたためです。

私は幼いころ××地方の地震で当時住んでいた家を失っています。そのときに災害派遣のボランティアに参加していた人々に物資を届けてもらったり、仮設住宅で遊んでもらったりと、たくさん助けてもらいました。

その経験があったからこそ、かつての自身が助けてもらったように、今度は自分が助けに行く番だと、休学をし〇〇の災害派遣ボランティアに参加することを決断しました。その決断は今でも間違っていたとは思っていません。

人は助け合うものという考えのもと、困っている人がいればすぐに手を差し伸べる自身の行動指針は、チームの良好な関係性の構築や、業務上の課題解決においても活かせるかと思います。

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休学理由に自身のエピソードを合わせることで、確かな理由があって休学を選んだことをアピールできているため、採用側もマイナスに感じることはないでしょう。

視野を広げるために留学をしていた

例文

休学をしていた理由は、まだ自由に時間を使えるうちに自身の視野を広げておきたいと考え、アメリカに留学をしていたためです。

建物、街並み、食べ物、生活様式など、日本とは違うものばかりで留学中は毎日が驚きと発見の連続でした。そうして日本に住んでいるだけでは知り得なかったことを次々と体験していくことで、身をもって世界の広さを体感することができました。

将来世界で活躍するような人物になるためには、国内だけでなく世界にも視野を広げて情報を集めていく必要があると今では考えており、その考えは御社の企業理念にも共通しているいるかと思います。

留学経験を経て身についたグローバルな視点と語学力を活かし、現在御社が精力的に進めている海外市場への展開に貢献していきたいと考えております。

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身についた成長や経験をどうやって仕事に活かしていくのかまでつなげられているため、採用側も休学していたことに対してマイナスに感じることはないでしょう。

学生起業をするために時間が欲しかった

例文

就活を始める前に、一度自身で起業することに挑戦をしたかったため、休学をしていました。

自分が将来どんな仕事をしたいのかがわからず、それならば一度自分で起業してみれば何をしたいのかわかるかもしれないと、オンラインショッピングのサービスを提供する会社を立ち上げました。結果としてはうまくいかず一年で畳むことになってしまいましたが、「まずはやってみる」という意識が自身の中に根付いたことは大きな財産となっています。

たとえ困難に感じることがあっても、まずはやってみるという意識をもって業務に臨むことで、御社に貢献したいと考えています。

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休学中の経験を通じて身についたことを、具体的なエピソードともに伝えられているため、内容に説得力がありますね。

学生のうちから身に付けておきたいスキルがあった

例文

私が休学していた理由は、学生のうちに2級建築士の資格を取得しておきたいと考えていたためです。

もともと将来はデザイン関連の仕事に就きたいと考え大学ではデザインについて学んでおりましたが、作品制作の一環で御社の建設した〇〇美術館に訪れた際、その造形の美しさに心を奪われてしまい、一転、建築の道を歩むことを決めました。

そして卒業後の進路として建築の道を選んでいくのであれば、学生のうちに建築士の資格を取得しておきたいと考えたことが、休学を決断したことの経緯となります。

2級建築士の資格を取得する中で得た建築の知識に加え、もともと専攻して学んでいたデザインの知識を御社の業務に活かしていきたいと考えております。

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志望企業と取得した資格やスキルがマッチしているため、採用側も採用するメリットを見出すことができますね。この理由と説明であれば休学経験がマイナスになることはないでしょう。

悔いのない就活をするために自分を見つめ直したかった

例文

私が休学を決断した理由は、悔いのない就活を進めるためにはまず自分自身を見つめなおす時間が必要であると判断したためです。

就活の準備を始める段階になっても将来やりたいことが漠然としたままで、このままなんとなく就活をしても、本当に心から働きたいと思える企業には出会えないと感じるようになったことが、休学を決断したきっかけになります。

やったことのない業種のアルバイト、短期のインターン、海外旅行など、休学期間中は今まで取り組んだことのないことにとにかく挑戦をしてみました。そのどれもが自身の成長につながったわけではありませんが、視野が広がったのは確かです。

そうしてさまざまな新しいことに出会っていく中で、自身の就活の進め方は、やりたいことを基準にするのではなく、理念やあり方などに共感できるかを基準にするべきだと気づき、その基準のもと情報を集めていく中で出会ったのが御社になります。

「まずは挑戦あるのみ」という御社の理念は私の行動指針と共通しており、入社後も御社の理念に基づいた働き方で活躍していきたいと考えております。

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漠然とした休学理由ではありますが、休学中に何をしていたのかを具体的に説明し、経験を通じて自分なりの成長を得られたことをアピールできているため、採用側も納得のできる説明となっていますね。

就職留年するために休学を選択した

例文

就活の結果に納得がいかず、就職留年をするため休学を選択しました。納得のいく形で就活を終えることができなかった原因は、そもそも自己分析が足りておらず、自身への理解が浅かった点と、業界や企業研究が足りなかったために、どんな企業があるのかを把握しきれていなかった点にあります。

その結果、自身とマッチしている企業を見つけることができず、納得のいく形で就活を終えることができなかったと当時は反省をしておりました。

反省を踏まえ、休学をしていたこの期間は徹底的に自己分析をやり直し、時間をかけて入念に業界研究と企業研究に取り組みました。そして、自身のやりたいこと、大切にしている考え、理想のキャリアプランなど、自身の求めるさまざまな要素と、もっともマッチしていると判断できたのが御社となります。

休学期間を使い御社の研究を入念に進めてきたため、どの就活生よりも私が一番御社への理解が深いと自信をもって言えます。この理解度を活かし、誰よりも自社の商品に詳しい御社の営業マンとして活躍をしたいと考えております。

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「就職留年をしてまで就活に本気で取り組んでいた」という方向性で説明することで、自分の反省をもとに行動したことが明確に伝わります。志望動機にもつながるような内容になっており、熱意も伝わる内容ですね。

面接でマイナスに捉えられる可能性が高い休学理由の場合

休学理由次第では面接でマイナスに捉えられてしまうケースがあります。しかし、ある程度は伝え方でカバーできるため、仮に自身の休学理由が解説している内容に該当するようであれば、その休学理由をカバーする伝え方をしっかりと確認しておきましょう。

学業不振のため休学していた

例文

私が休学を決断した理由は、学業不振のためです。自身が理解できるスピードと、大学の講義の進むスピードに大きく差があり、大学の講義についていけないまま時間が経ってしまったことで成績が落ちてしまい、その解決策を考えるため休学を決断しました。

休学中は大学の学生課に勉強の進め方について相談をし、効率的なノートの作り方教わったり、補助教員の方と予習をする時間を毎日2時間設けるといった改善策を講じたことで、休学を終えた今は問題なく学業に励むことができています。

こうした失敗を経たことで、問題に直面したときは「解決のためには今何をすべきなのか」という行動ベースの思考が身に付きました。この考え方は御社で働いていくうえでも課題解決能力として活かすことができると考えています。

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学業不振というネガティブな理由ではあるものの、きちんと失敗を受け止め、それをどう次につなげていくかという視点をもっていることをアピールできていますね。この視点は入社後も求められるため、ネガティブな理由を挽回する効果的なアピールとなっています。

学校生活での不和が原因で休学していた

例文

休学をしていた理由は学校生活での不和です。入学をしたものの大学に馴染むことができず、中々友人もできないことで大学生活に楽しさを感じることができない日々が続きました。

そうしていつのまにか授業も欠席しがちになってしまった頃、教授の勧めもあり一度休学をして、自分を見つめなおす時間を取ることにしたというのが休学に至った経緯となります。

休学中は学生生活課に相談をして、自分と同じように大学に馴染むことができずに悩んでいる人たちとの交流会に参加をさせてもらうなど、少しづつ改善を進めていったおかげで、今では大学も楽しく通うことができています。

こうした経験をしたことで、より人の気持ちを敏感に感じ取れるようになり、相手の立場に立って物事を考えられるように成長したと感じています。この成長で得られた資質は、御社で働くうえでの、周囲の人との良好な関係性の構築に活かせると考えております。

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好印象ではない理由ではありますが、反省と改善を通じて結果的に自身の成長につながったとまとめることができていますね。改善のために何をしたのかを具体的に説明できている点もポイントです。

趣味を極めるために休学をしていた

例文

私が休学をしていた理由は、当時自身が熱中していた趣味の写真撮影を極めるために、多くの時間を割くためです。当時は写真撮影が何よりも好きで、学生の本分である学業よりも優先してしまい、結果的に休学を選択してしまいました。

しかし休学期間も後半となると、学生が第一にやるべき勉強すらきちんとしないまま、趣味にばかり没頭していては大学に来た意味がないと、やがて後悔をするようになりました。

それからは遅れた分をを取り戻すべく猛勉強をし、休学が明けた後も学業第一で日々を過ごしております。そういった本来やるべきことを疎かにしてしまったことは今でも反省していますが、その経験から、物事の優先順位をきちんと整理することが大切であると身に染みて理解できたことは、一つの収穫であると感じています。

御社に入社した後は、どんなに忙しい状況でもしっかりと優先順位を整理して取り組んでいけるような人物として貢献したいと考えています。

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ネガティブな理由ではありますが、どういった反省をし、その後にどんな改善の行動を取ったのかについて述べることができているのがこの例文の良い点です。ネガティブな内容の場合は、それに対する反省と改善した結果まで述べることが大切です。

明確な目的がないままなんとなく休学をしていた

例文

休学を選択した理由は特にありません。当時はただ「大学に行きたくない」と考えるようになってしまい、ふと気づいたら休学の道を選択していました。

明確な目的を持たないまま休学をしてしまったため、ただ時間を持て余すことになってしまい、安易に休学の選択肢を取ってしまったことを後悔をするようになりました。

復学後はなるべく目標をもって日々を過ごように努めました。今日は〇〇を終わらせる、今日は△△に挑戦してみるなど、大小問わず自分なりの目標を立てて過ごすことで日々にメリハリがつき、休学以前に比べても日々の充足感は大きく上がりました。

またそうやって達成するべき目標を設定することで自信も付き、こうして今も就活にも挑戦することができています。

一度自身が安易な選択肢を取ったことで失敗してしまった経験があることで、同じように失敗をしてしまった人に対して親身になって相談にのることができます。これは御社で働くうえでも、他人の失敗を率先してカバーできる資質として活かせるかと考えています。

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漠然とした理由で休学をしてしまったことの反省を踏まえ、休学中にどんな行動ができたのかを具体的に説明できています。ネガティブな休学理由の場合は、自分なりに挽回の努力をしたことをアピールするようにしましょう。

ここまで準備しよう! 休学理由の深掘り質問と回答のポイント

ここまで準備しよう! 休学理由の深掘り質問と回答のポイント

休学経験がある場合、休学理由の説明だけでは終わらず、その後さらに質問をされて深掘りされる可能性があります。

そういった場合においても、あらかじめどんな質問がされやすいのかを理解しておけば、「突然質問をされて焦ってしまいうまく答えられなかった」という事態を避けることができます。

この後では休学した人に対する頻出の深掘り質問と、それに対する回答のポイントを解説していますので、自分ならどう答えるか考えながら読んでみてくださいね。

面接の受け答えで押さえておきたいポイントについてはこちらの記事が参考になりますよ。

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どうしても休学しなければならなかったのか

休学経験のある就活生に対して面接官が深掘りをするために良くする質問が「それは休学を選んでまでする必要がありましたか?」という質問です。この質問への回答がうまくできないと、「この就活生はよく考えずに休学を選択したのかもしれない」と判断され、いい加減な性格であると評価されてしまう可能性があります。

この質問に対しては「休学をしなければできなかったこと」に重点を置いて答えるようにしましょう

仮に休学理由がインターンであったならば、「短期間のインターンでは仕事を理解できるとは考えられず、1年間という期間を経てこそ本当に仕事について理解ができると考えておりました」といったように、休学のメリットであるまとまった時間を確保できるという点を踏まえたうえで、そのメリットが必要であったことを説明すると効果的ですよ。

今後も休職しなければならない可能性があるのか

休学経験のある就活生に対して採用側が心配しているのは、入社後も休職の可能性があるかもしれないといった点です。企業も多くのコストをかけて採用活動をしているため、採用をした就活生には自社に貢献をしてほしいと考えています。

そのため、入社をしてもすぐに休職をしてしまう可能性があれば、なるべく採用は控えたいというのが企業側の本音でしょう。

この質問に対しての回答で意識しておきたいのは、企業側が抱える「この就活生は入社しても今後休職してしまうかもしれない」という不安を解消することです。休学理由についてしっかりと説明したうえで、現在は復学していることや、入社後は問題なく働けることをアピールしましょう。

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復学はしたものの病気や怪我の治療で今後も休職せざるを得ない可能性がある場合は、それに合わせた働き方などを提案してもらえることもあるため、隠さず伝えるようにしましょう。

高橋 宙

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「誰かに相談をしていたか」という部分も企業は見ている

休学理由の深堀り質問では、「休学を決めるときは誰かに相談をしましたか」といった質問もよくされます。この手の質問には「休学をする前に信頼できる人や社会人に休学の理由や休学中の計画について相談しました」といった内容の回答をするのが理想です。

一般的に企業はチームで動いているため、誰にも相談することなく突然休職されると、周りに迷惑がかかります。そのため、採用担当者は就活生が休学を決めるとき、誰かに相談をしたかどうかは確認しておきたいポイントとなります。だからこそ、休学経験のある就活生に対して「休学を決めるときは誰かに相談をしましたか」といった深掘りの質問がよくされるのです。

休学中に周りの人に相談していたことをアピールしよう

しかし中には、「自分一人で決めました」という就活生もいるかもしれませんね。その場合は、休学中に復学後の相談を誰かにしていなかったか振り返ってみましょう。

「誰かに相談はしませんでしたが、事前にゼミの先輩や友人には休学することを伝えていました。また休学中も先輩やアルバイト先の社員の方から、復学後の大学生活や就活についてアドバイスをもらうようにしていました」と伝えると、周囲への気遣いができることが伝わるうえに休学中から今後も復帰する意志も伺えますね。

企業も安心できますし、なんとなく休学を選択したわけではないこともアピールできますよ。

休学経験のある学生からよくある質問に回答!

休学経験のある学生にとっては、休学していたことが就職には不利になるのではないかが案じられることでしょう。加えて、休学経験が不利にならないように採用担当者に伝えるにはどうしたらいいのか悩む場合もありますよね。そんな学生の不安に対して、キャリアアドバイザーが答えます。

  • 休学は就活で不利になりますか?

    企業側からすると、休学していたことは「入社してもすぐに休職してしまうのではないか」と不安材料になることは事実です。面接に進んだ場合は、休学目的・理由、休学中何をしていたのか、そこから何を得たのか、その経験を仕事や将来にどう活かしていくのかなど、必ず質問がされます。これらの質問に明確に答え、企業側の不安材料を払拭できれば、不利になることはありません。

    前向きな理由だけでなく、病気や怪我、家庭の事情など不慮の出来事によるものや、特に理由がない休学だったとしても、挫折や失敗を乗り越えた経験で得られた前向きな思いや考え、成長した自分自身を語ることができれば、決して不利にならないでしょう。

  • 就活で休学経験をうまく伝える方法を教えてください。

    休学理由を採用担当者が肯定的に納得できるように説明するために、まずは休学のきっかけから復学するまでを時系列的に整理し、次のような事を書き出してみましょう。休学をするに至ったきっかけ、休学の目的や理由、目的達成のために立てた計画、休学中に何をしていたのか、その経験から何を得たのか(気づき、スキルや知識など身につけたものなど)、休学を経ての現在の心境、休学経験を仕事や今後のキャリアにどう活かしていくのか、これらを自問自答しつつ深掘りして、明確に説明できるようにまとめあげましょう。

    休学経験があなたの強みや志望動機、自己PRにつながるものであれば、さらにプラス効果になりますよ。

休学経験の活かし方を理解して就活を成功させよう!

休学していたこと自体ではなくその理由や伝え方が選考の評価を決めるからこそ、どんな休学理由であればマイナスになりにくいのかをきちんと理解して、コツを踏まえながらその理由に合わせた説明を事前に考えておくことが大切です。

休学経験があっても就活を成功させることは可能です。自信をもって面接に挑み、就活を成功させるためにも、まずは休学理由の整理から始めてみましょう。

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