面接で泣く理由とは? とっさの対処法や絶対に泣かないための対策

この記事のアドバイザー

目次

  1. 面接で泣く人は多い! どう立て直すかが大切
  2. あなたはどれに当てはまる? 面接で泣く5つの理由
  3. ①企業への思い入れが強い
  4. ②過去のつらい経験を思い出した
  5. ③面接官の態度や発言が高圧的
  6. ④面接がうまくいかない
  7. ⑤緊張やプレッシャー
  8. 面接で泣く就活生を企業はどう見ている?
  9. 基本的に評価には直結しない
  10. 立て直すことができなければマイナスになる
  11. 面接で泣いてしまったときにとるべき3つの行動
  12. ①泣いてしまった理由を伝える
  13. ②ハンカチやティッシュで見なりを整える
  14. ③すぐに気持ちを切り替えて続ける
  15. 面接で泣いてしまったときのNG行動
  16. 長時間泣き続ける
  17. 泣いた時点で諦めてしまう
  18. 面接で泣かないための4つの対策
  19. ①面接の環境に慣れる
  20. ②どんな質問にも動揺しないよう対策する
  21. ③面接中のマインドを見直す
  22. ④就活中の気分転換を大切にする
  23. 面接で泣く理由を知って十分な対策をしておこう

面接で泣く人は多い! どう立て直すかが大切

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

「面接中に泣いてしまったんですが、もう不合格でしょうか?」
「面接で泣かないためにはどうすればいいですか?」

面接を受ける就活生からこのような質問を受けることがあります。面接は普段と異なる特殊な環境のため、泣いてしまったという相談は意外と多いのです。

本来の自分らしさを発揮するためには、泣かずに面接をやり遂げられるのがベストですが、泣いてしまったからといって即不合格というわけではありません。その後の立て直し方でプラスの印象になることもあります。

何より、面接で思いがけず泣いてしまうということは少なくないということを知り、しっかり対策しておくことが重要です。そこで今回は、面接中に泣いてしまう理由や、面接官の立場からの印象、泣かないための対策、泣いてしまったあとの立て直し方について解説します。

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あなたはどれに当てはまる? 面接で泣く5つの理由

面接で泣く5つの理由

面接で泣いてしまう理由として、主に5つが考えられます。実際に泣いてしまったことがある人なら、このどれかに当てはまるのではないでしょうか。

泣いてしまった理由によって、その後の対応の仕方も変わってきます。日頃から、自分がどんな状態になったときに泣きそうになるのかを振り返りながら、それぞれの理由について押さえておきましょう。

面接で泣く理由は?対処法や泣かないための対策を徹底解説【就活】

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①企業への思い入れが強い

人が泣くのは、悲しい・うれしいなどの明確な感情に動かされたときだけではありません。思いが強すぎて、感極まって泣いてしまうこともあるのです。

面接の場合、志望している企業への思い入れが強いあまり、泣いてしまうということが考えられます。たとえば、どうしても入社したい憧れの企業の面接の場で「自分は書類選考に通過して、今面接会場にいるんだ!」と思っただけで感無量になることもあるでしょう。

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キャリアアドバイザー

志望動機を伝える際に、企業への熱意が強すぎるあまり涙が出てしまう人もいますよ。

②過去のつらい経験を思い出した

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就活生

確かに面接以外でも、過去のつらい経験を思い出して涙が出てしまうということはありますよね。

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それまで誰にも話さず、自分の胸にしまっていた体験を人に話すことで、感情があふれて思わず泣いてしまうということもありますよ。

面接官は、就活生の価値観を探る方法として、挫折経験やつらかった経験について質問してくることがあります。

また、面接では志望動機や人間性を説明するときに、必ずといっていいほど裏付けとなるエピソードも話すことになりますよね。たとえば、苦手意識や失敗をどうやって克服したかを説明するときには、失敗したことを話す必要があります

心を強く動かされたエピソードほどいい回答になり得ますが、だからこそ面接でそのときの状況を思い起こすことで、思わず泣いてしまうということです。

自分の失敗談を話すことが苦手な人はこちらの記事も参考にしましょう。

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③面接官の態度や発言が高圧的

面接の場では、面接官から厳しい言葉や高圧的な態度を受けることがあります。これは、面接官の個性の場合もありますが、企業が就活生のストレス耐性を見極めるために、意図的に厳しい口調で質問している場合もあります。いわゆる圧迫面接というものです。

こうした面接官の厳しい言い方や態度に耐えられずに、泣いてしまう就活生もいます。

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キャリアアドバイザー

まれなケースとして、意図的な圧迫面接ではないにもかかわらず、面接官と就活生の間のコミュニケーションのずれによってお互いが感情的になってしまい涙につながってしまう場合もあります。

圧迫面接の特徴や例はこちらの記事で紹介しています。

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④面接がうまくいかない

面接が進むにつれて、思ったような手ごたえが得られず、焦りや悔しさから泣いてしまうこともあります。

面接では、慣れない環境や張り詰めた雰囲気にのまれやすいものです。普段通りの自分自身の実力を100%発揮できる人の方が少ないでしょう。それでも些細な失敗によって「どうしよう、何とか挽回しなければ」と焦るあまり悪循環に陥って泣いてしまうのです

面接がうまくいっていないと感じる理由
  • 準備したことが活かされていない
  • 思ったように自分らしさが発揮できていない
  • 集団面接でほかの人と比べて良い発言ができていない

面接で評価を上げる受け答えのコツについてこちらの記事で紹介しています。

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⑤緊張やプレッシャー

日頃から緊張やプレッシャーに弱いタイプだと、面接中の予想以上の緊張感に耐えきれずに泣いてしまうことがあります。周りの雰囲気や他の就活生の堂々とした態度に圧倒されて、思わず涙ぐんでしまうのです

急に思いがけない話題を振られたり、想定と違う展開になったときにあれこれ考え過ぎてしまい、動揺しやすいタイプの人も要注意です。

緊張やプレッシャーで泣いてしまいやすい人の特徴
  • 普段から本番に弱い
  • いつもと違う場面で急に緊張してしまう
  • アドリブに弱い
  • 思わぬ状況に直面するとパニックになりやすい

面接で緊張を和らげる方法はこちらの記事で紹介しています。

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長尾 美慧

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これまでの人生をたずねる場なので、涙が出るのは自然なこと

企業によっては、自分のこれまでの人生を深堀りする面接を実施しています。特に多いのは人材関係の業種です。「人」を扱う仕事だからこそ、そこで働くことになる学生の人となりや考え方をしっかりと理解したいと思っているのです。

準備をした学生時代の話だけではなく、小学校や中学校でつらかったときの話など思いもよらぬ質問を受けることもあるでしょう。初めて観る映画で感動して意図せず涙を流してしまうときのように、想定外の質問、だけれども大切な経験を人に話すときには自分の感情をコントロールすることができずに思わず泣いてしまうことは自然の現象として捉えて大丈夫です。

涙が出ること自体は仕方ない! それよりもその対応方法が大切

また、緊張から泣いてしまうことも往々にして発生します。このとき、学生は「なんとか落ち着かなければ」と思い余計に焦り、涙が止まらなくなってしまい悪循環に陥る、というパターンも見受けられます。この場合も、涙が出てしまうのは生理現象として仕方がないことなので、すぐに冷静さを取り戻せるようにしておきましょう。

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面接で泣く就活生を企業はどう見ている?

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就活生

面接で泣いたりしたら、もう終わりですよね……。

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キャリアアドバイザー

そんなに悲観することはありません。泣くことで企業にどう思われるかを具体的にイメージしておくことで、実際に泣いてしまったときにも冷静になれますよ。

重要なのは、面接で泣くことによって企業にどう見られるかということですよね。それを理解していないと、もしも面接で泣いてしまったときに、必要以上に動揺したり、落ち込んで立ち直れなくなったりしやすくなります。

まず覚えておいてほしいのは、「面接で泣く」=「その企業への就職は100%絶望的」ではないということです。しかし、面接で泣くことがそのままマイナス評価につながってしまう場合もありますので、どんな可能性があるのかしっかり押さえておきましょう。

基本的に評価には直結しない

面接で泣く就活生に対しての捉え方は、面接官によって変わります。内心では「泣くなんてちょっと情けないんじゃないか」と思う人もいれば、「それほど我が社への就職希望が強いのか」と良いほうに解釈してくれる人もいるでしょう。

ただ、泣いてしまったことそのものは、それほど評価には直結しないと考えて良いでしょう。面接官は就活生の1つの側面だけを見るのではなく、志望動機や自己PRなども含めて総合的な観点で判断しようとします

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キャリアアドバイザー

つまり、泣く=不合格とは限らないと理解し、挽回のチャンスがあることを知っておきましょう。

ストレス耐性が見られている場合は評価が下がる可能性がある

あえて圧迫面接をすることで就活生のストレス耐性を見ようとしている場合は、泣くことがマイナス評価につながる可能性があります。

また、企業の採用基準として感情のコントロールが重視されていたり、入社して育成するのが難しいと感じた場合、できれば採用を避けたいと判断される場合もあるでしょう

ストレス耐性が求められやすい職種例
  • 営業職
  • 販売職
  • 介護職

立て直すことができなければマイナスになる

大事なのは、泣いてしまったあとどのように立て直すことができるのかということです。

面接で泣くこと自体が直接的な評価につながらないとしても、確実にマイナスになるのが、泣いてしまったあとにいつまでも感情に流されて、伝えるべきことを十分に伝えられなかった場合です。

泣いてしまったことをなかったことにはできませんが、そこから先、いかに気持ちを入れ替え、残り時間にベストを尽くすことができるかどうかについて、面接官は冷静に見ています

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吉川 智也

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基本的には「泣くこと=お見送り」とはならない

「今は泣いてはいけない」と頭ではわかっていても涙が出るのを止められない、という経験は誰しも経験をしたことがあるのではないでしょうか。企業もそのことは十分理解しているので、基本的には既述の通り「泣いたから即お見送り」ということはありません。

ただ泣くだけでは企業もその学生を知ることができない

企業は、今泣いているという事実よりも、「なぜ泣くに至ってしまったのか」と「このあとどのように立て直すか」に注目をしています。たとえば当たり障りのない質問をしたにもかかわらず泣き出してしまった場合には「何かこの学生にとっては言ってはいけない質問だっただろうか」と企業側も不安になってしまいます。

また、話している途中で熱くなり、感極まり泣きだす学生に対しては「自己陶酔をしているだけで面接の場であるということを忘れているのではないだろうか」という感想を持ってしまいます。学生がただ泣いているだけでは企業も困惑をしてしまうので、何が学生を泣かせてしまったのか、後述をしている通り理由をきちんと伝えることが大切です。

面接で泣いてしまったときにとるべき3つの行動

面接で泣いてしまったときにとるべき3つの行動

面接の場では思わぬことがあったときこそ、いかに落ち着いて対応できるかどうかが見られます。実際に面接で泣いてしまったときには、誰でも少なからず動揺してしまうでしょう。

そんなとき、「もしも面接で泣いてしまったら」というシミュレーションをしていたか否かによって、結果は大きく違うはずです。

ここでは主にとるべき3つの行動について詳しく説明しますので、冷静に気持ちを切り替えて対応できるよう、ぜひ参考にしてください。

①泣いてしまった理由を伝える

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就活生

面接で泣いてしまったら、恥ずかしくて泣いた理由なんて言えないかも……。

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ですが、会話をしていて相手が突然泣き出したら誰でも困惑しますよね。きちんと理由を伝えるのがマナーですよ。

大切なのは、面接は面接官とのコミュニケーションの場であるということ。黙って泣き続けることは何の解決にもならないばかりか、面接官にも失礼にあたります。そのため、まずは相手に泣いてしまったことの理由を伝えましょう。

なぜ泣いてしまったのかをわかりやすく伝えることができ、かつその理由が企業への思いの強さである場合は、ポジティブに捉えてもらえるでしょう。

面接で泣いてしまった理由の伝え方例
  • 申し訳ございません。御社への憧れが強すぎて思いがあふれてしまいました。
  • 失礼しました。御社の考え方に改めて感動してしまいました。
  • 当時のことを思い出して思わず感情的になってしまいました。失礼いたしました。
  • 言いたいことが言えず悔しくてつい涙が出てしまいました。申し訳ありません。

②ハンカチやティッシュで見なりを整える

なるべく早く立て直すことが大切ですが、目に涙が残ったまま、目元のメイクや髪が乱れたまま続けるのは面接官にとっても心苦しいものです。

身だしなみは大切ですから、泣いてしまった場合は「すみません。涙が出てしまいましたので」と面接官に断りをいれたうえで、ハンカチやティッシュでさっと見た目をリセットしましょう。見た目を整えることで、気持ちの切り替えができ、スムーズに立て直すことにもつながりますよ

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泣いたあとに見なりを整える間、面接官にじっと見られてしまうこともあります。慌ててカバンを探っていると「落ち着きがない人」と捉えられてしまう可能性があるので、いざというときのためにハンカチやティッシュをわかりやすい場所にしまっておきましょう。

身だしなみの大切さについてはこちらの記事を読んでおきましょう。

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③すぐに気持ちを切り替えて続ける

終わったこと、失敗したことについてくよくよ考えても何も解決しませんし、面接本番ではそのような時間的余裕はありません。泣いた理由を説明し、ハンカチやティッシュで見た目を整えたら、できるだけすぐに気持ちをリセットするのが理想です。

自分の中で「終わったこと」と割り切り、「ここから先の後半戦で自分の思いを伝えられれば大丈夫」と言い聞かせましょう。面接官に泣いたことの印象を残さないぐらいの気構えで臨めば、「切り替えが早い」というプラスの印象も得られるでしょう。

落ち着くまで短時間の中断はOK

そうはいっても、そう短時間に切り替えるのが難しいと感じることもあるでしょう。そういうときは短時間の中断を挟み、その間に気持ちを落ち着かせることも有効です。

その際には、「つい涙が出てしまいましたので、少しお時間を頂けますでしょうか?」と一言断りを入れることを忘れないようにしましょう。声を震わせながらでも無理に続けようとするより、しっかりリセットしてあとに引きずらないようにすることが大切です

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高橋 宙

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場合によっては会話を中断させる勇気も必要

上記の行動をスムーズにできるかどうかは、どのような泣き方をしているかにもよるでしょう。たとえば意図せずに一筋の涙が溢れてしまった場合には、「大変失礼いたしました」と述べて、冷静に切り替えていくことはそれほど難しくはないはずです。

しかし、話し始めたら嗚咽を漏らす可能性があるほどに感極まってしまった場合には立ち直るのに時間を要する可能性が高いですよね。そのときにはこれ以上パニックにならないように、上記に書いた中では一旦「会話を中断させる」ことを優先させるのも1つの手です。面接官を「なぜ泣きだしたのだろうか」と不安や疑問に思わせてしまいますが、落ち着きを取り戻してから冷静に挽回を試みた方が賢明でしょう。

とっさの対応方法を取ることは難しいかもしれませんが、なるべく相手に失礼がないような対応ができるように最善を尽くしましょう。

面接で泣いてしまったときのNG行動

面接で泣いてしまったときにとるべき行動を理解したら、次に絶対にとってはいけないNG行動についても押さえておきましょう。「泣いたこと」をなかったことにすることはできませんが、こうした行動をとることで評価を下げてしまうことを意識しておく必要があります。

長時間泣き続ける

泣いてしまったことは仕方ないとしても、大事なのは泣いてしまったあとの行動です。泣き止むことができずに、ずっと泣き続けていると、面接官の印象はどんどん悪くなってしまいます。

泣き止むことができないと、自分の感情をコントロールできない未熟さをさらしてしまうことになります。もし実際に入社してからもそんなことがあれば、上司や同僚を困惑させて、和を乱すことにもなるでしょう。

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泣き続けることで伝えたいことを伝える時間もなくなり、選考にもう一段進むのはきわめて難しくなります。

泣いた時点で諦めてしまう

泣いてしまったことが頭から離れず、選考を諦めてしまうのも良くありません。投げやりな態度だったり、後ろ向きな応答になってしまったり、質問したことに対してきちんと回答できなかったりして、貴重な面接の時間を台無しにしてしまう就活生もいます。

一度失敗したくらいで入社を諦めてしまうようであれば、企業としても採用したいとは思えません。「ここで泣きやんでチャンスをつかむ」と考えて、気持ちを立て直す努力をしましょう。

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諦めてしまった就活生の態度は、面接官にはすぐに伝わります。失敗しても、たとえ泣いてしまっても最後まで諦めないという気持ちを強く持ちましょう。

面接で泣かないための4つの対策

面接で泣かないための4つの対策

泣いてしまったときの対策をしておくことは大切ですが、できれば泣かずにベストな自分で面接を乗り切りたいですよね。そこでここでは、面接で泣かないための対策を説明します。

面接で泣いてしまったときに特に動揺しやすいのは、「思ってもいなかったのに泣いてしまった」場合です。日頃から「面接で泣くことがある」と理解し、きちんと対策しておきましょう。

①面接の環境に慣れる

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バイトの面接では緊張したことがなかったという人が、就活の面接になると突然緊張してしまうということもあります。

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就活生

えっ、そうなんですね……。どうしたらいいのでしょうか?

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まずは練習あるのみ、ですね。さまざまなシチュエーションで自分の想いを伝える練習をしましょう。

面接では今まで話したことのない面接官の前で自分という人間をアピールすることが求められます。学生時代にはこうした経験はほとんどなく、慣れていないことをいきなりやろうとすれば、緊張してしまうのも当然といえるでしょう。

面接に挑む予行練習として、自ら緊張するような機会を見つけて、自分の考えを話すことに慣れておくといいでしょう。具体的には次のような対策をすることによって、面接環境に少しずつ慣れることができます。

面接練習をする

面接練習は、スポーツ選手が試合本番に実力を発揮できるよう、練習試合をするのと同じです。単に頭の中で回答をシミュレーションすることと実際に人との会話の中でおこなわれる面接はまったく違うため、対面で面接練習をしておくことが重要です

相手(面接官)の質問の内容を理解して、その質問に対する答えを返すという言葉のキャッチボールを何度も練習しておくことが、面接本番での堂々とした受け答えにつながります。

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対面での面接練習を録音し、自分で振り返ってみることも重要です。質問に対して的確に回答できているか、話し方なども含めて客観的に捉えることができますよ。

面接練習の方法についてこちらの記事でまとめています。

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大人と話す機会を増やす

大人と話す機会を増やすというのも有効です。面接練習を友人など同年代の人とおこなっても、お互いに「わかってくれるだろう」という甘えが出やすくなり、いざ面接になったときに緊張してしまいます

人前で話す機会や、普段接することのない年上の人と話す機会を増やしたりすることで、「初対面の大人と話す」ことに慣れるように努力しましょう。

大人と話す機会の例
  • OB・OG訪問
  • 接客やサービスのアルバイト
  • ボランティア活動

OB・OG訪問のやり方はこちらの記事を参考にしてください。

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②どんな質問にも動揺しないよう対策する

面接で緊張してしまうのは「準備不足できちんと回答できるかわからないから」という場合もあります。一か八かで臨んでいては、思いがけない質問に直面して動揺してしまうのは当然です

面接本番に冷静でいるためには、自信を持って落ち着いて臨めるだけの準備をしておくことが絶対条件といえます。次のような準備を徹底することで、面接で泣くほどの動揺を感じる可能性も減るはずです。

自己分析を徹底する

根本から見直すことは、一見回り道に見えますが実はもっとも効果的な解決策です。「急がば回れ」ということわざにもあるように、就活は自己分析に始まって自己分析に終わるという「自分と向き合う」作業がもっとも重要です。

就活の最初におこなうことが多い自己分析ですが、就活を進める中で変化することもあるでしょう。「自分のことはもうわかっている」と決めつけず、面接前にはもう一度自己分析をし、自身について自分の言葉で伝えられるか確認してみましょう

面接前の自己分析で再確認するべきポイント例
  • 自分の強みと弱み
  • 仕事のモチベーション
  • 仕事で成し遂げたい目標

自己分析の詳しいやり方はこちらで解説しています。

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強みと弱みの自己分析方法についてはこちらを読むと良いですよ。

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頻出質問の回答を準備する

面接本番で自分の思いがしっかり伝えられるかどうかは、「面接対策の量と質」に大きく左右されます。適切な面接対策をおこなうことが、面接本番で満足できる力を発揮することに繋がります。

特に「面接でどのような質問がよく聞かれるのか」についてはよく理解しておく必要があります。代表的な質問については、面接官に「なぜ?」と聞かれた場合も想定しながら、エピソードも含めてしっかり練りこんで準備しておきましょう

就活本からの引用ではなく、自分の言葉で伝えられるようになることも大切です。ひと通りの質問の回答を準備したら、第三者に見せてアドバイスをしてもらいましょう。

面接での頻出質問の例
  • 志望動機
  • 企業での将来の展望
  • 学生時代にに頑張ったこと
  • 自分の強みや弱み

面接でよく聞かれる13個の質問についてこちらで紹介しています。

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③面接中のマインドを見直す

人は「絶対に失敗したくない」「自分を良く見せたい」という思いが強すぎると、必要以上に緊張してしまいます

また、「この企業がだめだとあとがない」「落とされて人間的に否定されたくない」と悲観的に捉えすぎていると、少しうまくいかないだけでつい泣いてしまう、という事態につながります。

次のポイントを参考に、面接中のマインドを見直してみることが重要です。

面接はコミュニケーションの場だと考える

面接は合否を判断されるため「自分を評価される場」だと捉える就活生も多くいます。しかしこのような考え方では、必要以上に身構えてしまってプレッシャーにつながりますよね。

そこで、面接はあなたと面接官のコミュニケーションの場だと考えましょう。ただ面接官からの一方的な質問に答える選考の場というわけではなく、あなたに対して興味を持った面接官との会話だと捉えるということです。また企業や面接官に対して気になったことはあなたも尋ねることができます。

面接は一方的に選択される場だと捉えずに、双方のコミュニケーションの機会だと考えましょう。

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相手の聞きたいことに答えようとすることで、落ち着いて自分の言葉で話せるようになりますよ。

小さな失敗は気にしない

面接での失敗に捉われ、引きずったあげく、泣いてしまって伝えたいことが伝えられなくなるのはもったいないことです。

就活には、「鈍感力」も必要です。面接で失敗しても落ち込んでしまうのではなく、「誰にでも失敗はある、ここから挽回すればいい」という強い気持ちで臨みましょう

多少の失敗があっても、しっかりと準備を重ねていれば、全体を通して熱意や人柄を伝えることは可能です。完璧な人などいないのですから、「小さな失敗をするのも自分だ」と受け流す勇気も必要です。

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もちろん、面接が終わった後に失敗点についてしっかり反省しておくことも大切です。それによって次への自信につながり、動揺することが少なくなりますよ。

面接でやりがちな失敗についてこちらの記事でチェックしておきましょう。

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もしダメでも次があると考える

志望度の高い企業であるほど、「これがダメだと次はない」と思い詰め、うまくいかないと面接中に泣いてしまうということになりがちです。

しかし、十分な対策をしたうえで本当にうまくいかなかったとしたら、「その会社との相性が良くなかった」と考えるべきでしょう。相性が良くない会社に入社できても、あとからお互いに苦しくなるだけです。

最初から諦めるということではなく、自分なりのベストを尽くしたうえで「ダメでも次がある」ぐらいのおおらかな気持ちで臨んだほうが、余裕をもって自分らしさを発揮できます。

周りの人と自分を比較しない

就活ではつい周りと自分を比較して、無意識のうちに優劣をつけてしまいがちです。就活では周りの人はライバルになりますから、競争心が芽生えるのもやむを得ないかもしれません。

とはいえ、企業は「もっとも優秀な人を採用したい」とだけ考えているわけではないことも理解しておく必要があります。優秀であっても、自社の社風とマッチしない人を採用すると、長く貢献してくれる見込みは少ないでしょう。

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そもそも、面接での回答に明確な正解、不正解はありません。周りと比較することには意味がないことを理解して、自分と企業とのコミュニケーションに集中することが大切です。

面接に苦手意識がある人はこちらの記事も読んで前向きに面接に臨みましょう。

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面接もう無理かも…苦手意識を克服するコツ|原因別で対処法を紹介

高橋 宙

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早い段階であえて大変な環境に身を置いてみるのも1つの手

すぐにマインドを変えることができたら苦労はしませんが、実際は非常に難しいのも事実ですよね。簡単にできる対策としては、「小さな失敗は気にしない」にも書いた通り、早い段階で「失敗」をする経験を積むということです。ほとんどの人は、小さい頃に怪我をしたり怒られたりして物事を習得していきます。これらは一見「失敗」に見えますが、この経験を通じて成長をしているのです。

成長すると失敗することを恐れるようになってしまいます。しかし、就活の早い段階で「悔しい」「大変」と思うような経験を積んでおくとそれは必ず自分の糧になっていきます。具体的には、面接本番ではなくて練習段階で厳しいフィードバックを受ける、あえて「面接が厳しい」と言われている企業の面接を受けてみる、などです。

その渦中にいるときにはもちろんつらいこともあると思いますが、そのようなつらいことを繰り返すと、面接中のマインドも変わっていくのではないでしょうか。ときには周囲に上手に助けを求めながらぜひ取り組んでみてください。

④就活中の気分転換を大切にする

就活で張り詰めた気持ちが続いていると、面接本番で思わず緊張の糸が切れ、泣いてしまうことがあります。

就活は常に緊張やプレッシャーとの戦いです。ただひたすらに頑張るだけでなく、気分転換をして自分のメンテナンスを図ることもを大事だということを理解しましょう。ときには身近な周りの人に愚痴を吐き出したり、相談したりすることでリフレッシュできます。

就活中の気分転換方法の例
  • 家族や友人と会話をする
  • きれいな景色を見に行く
  • ゆっくりと味わいながら食事をする
  • 小説や映画を楽しむ
  • ジョギングやスポーツをする

こちらの記事では就活中のストレス発散方法を紹介しているので、併せて確認しましょう。

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面接で泣く理由を知って十分な対策をしておこう

面接は普段とはまったく違う環境であり、どんなにしっかり準備をしてもいつもの自分の良さが発揮できないことはよくあることです。思ったように進められなかったり、高圧的な質問で思わず涙が出てしまうこともあるでしょう。

しかし、面接で泣く理由を知って、十分に対策を立てておけば、実際に泣いてしまったときにも余裕をもって対応できます。思わぬ事態が生じても冷静に対応できるよう、十分な対策をして自信を持って面接に臨みましょう。

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