目次
- 就活に失敗する人の特徴が分かればやるべきことが見えてくる
- 押さえておきたい大前提! 就活そのものに失敗はない
- 就活に失敗する人の7つの特徴
- ①就活に対して楽観的
- ②自分に自信がない
- ③振り返りや改善をしない
- ④就活のルールに縛られている
- ⑤気持ちの切り替えができない
- ⑥コミュニケーションが苦手
- ⑦緊張しやすい
- 7つの段階ごとに解説! 就活に失敗しないためにできること
- ①自己分析:自分の魅力をアピールするために徹底しよう
- ②企業選び:自分に合った企業を見つける
- ③業界・企業研究:他社との違いまで明確にする
- ④ES:周りの人に添削してもらう
- ⑤筆記試験:早めに参考書を1周する
- ⑥面接:実践的な対策をおこなう
- ⑦選考後:気を緩めず振り返りをおこなう
- うまくいかなくても諦めなければ「失敗」にならない
- 入社後に「失敗だった」と感じるケースもある
- 実際の業務や社風まで理解する
- ネガティブな情報を事前に把握しておく
- 就活の失敗について不安を感じている学生からよくある質問に回答!
- 就活に失敗する人の特徴をつかんで内定を獲得しよう!
就活に失敗する人の特徴が分かればやるべきことが見えてくる
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。
「就活に失敗する人の特徴って何ですか?」
「就活に失敗しないためには何をすれば良いんですか?」
就活生からこのような質問をされることがあります。就活中は、誰もが「失敗したくない」「志望する企業に受かりたい」という思いを持っていますよね。しかしながら、自分の思い通りの結果にならず、悔しい思いをする就活生が毎年いることも事実です。
就活に失敗しないために大切なことは、なぜ就活に失敗するのかを知り、未然に防ぐための対策をおこなうことです。この記事では、就活に失敗する人の特徴と失敗パターンを紹介した上で、失敗しないための対策について段階別に解説していきます。就活を成功させたい人はぜひ参考にしてくださいね。
押さえておきたい大前提! 就活そのものに失敗はない
そもそも、就活の「失敗」とはどのようなことを言うのでしょうか。周りが内定を貰っている段階になっても、内定がゼロだったり志望する企業に受かっていなかったりする状況を思い浮かべる人も多いかと思います。
結論から言うと、基本的に就活そのものに失敗は存在しません。たとえ3月の情報解禁でエントリーした企業全てに落ちてしまったとしても、秋や冬に採用活動をおこなう企業もあります。内定の時期が遅れても、最終的に胸を張って就職できれば良いのです。
とはいえ、選考に落ち続けて改善できなければ最終的に「失敗」となってしまいます。この記事では、選考に落ち続けてしまうことを「失敗」と定義して、陥りやすい人の特徴や対策について解説していきます。
現状の就活に焦りを感じている学生はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
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自分の強み・適職を知るためにも、まずは自己分析を済ませましょう
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就活に失敗する人の7つの特徴
就活に失敗しないために、まずはどんな人が就活に失敗するのかを知りましょう。多くの就活生と出会う中で分かった就活に失敗する人の特徴を7つ紹介します。
それぞれの特徴ごとに陥りがちな失敗パターンまで解説するので、自分に当てはまっていないか確認してみましょう。
①就活に対して楽観的
就活生
就活生
周りの先輩も良いところに受かっていたし、自分もどこかしらは受かるだろう。
就活に失敗する人の特徴の1つに、このような就活に対して楽観的な姿勢が挙げられます。就活への危機感が低く、漠然と「なんとかなるだろう」と考えているような人です。
就活は多くの人にとって初めての経験で、かつ誰かが勝手に教えてくれるようなものではないため、積極的に行動した人とそうでない人で大きな差が生まれます。
また、選考で落ちても特に危機感を感じずに、気づいたら内定ゼロで周りが就活を終えているなんてこともあるでしょう。
失敗パターン:準備・対策不足
就活に対して楽観的な人が陥りがちなのは、準備や対策が不十分で選考に通らずに失敗するというパターンです。危機意識が低い分対策を始めるのが遅く、気づいたら対策に十分な時間を割くことができないという学生をよく見かけます。
また、「これくらいで大丈夫だろう」と自己分析や業界・企業研究などの準備を怠ってしまうと、万全な準備をしてきた他の就活生に負けてしまいますね。
せっかく優れた能力や誇れる経験があっても、対策が不十分なためにそれらを上手くアピールできずに選考で評価されないということです。
②自分に自信がない
就活生
僕なんて大した経験もないし…。
就活生
自分の強みが分からない…。
自分に自信がないというのも、就活に失敗する人の1つの特徴です。自分の強みが分からなかったり、すぐに人と比べてしまうような人があてはまります。
就活は限られた時間で自分の魅力をアピールする場です。自分に自信がないと相手に自分の魅力を伝えることは難しいですし、友人や他の応募者が優れて見えたりとメンタル面でもダメージを受けやすいでしょう。
失敗パターン:自分の魅力をアピールできない
自分に自信がない人が陥りがちなのが、自分の魅力をアピールできずに失敗してしまうパターンです。多くの就活生は、エントリーシート(ES)や面接などで自分のことを最大限アピールしようとします。そんな中で自信のない消極的なアピールだと、他の就活生に埋もれてしまいますよね。
また、こうした自信の無さは見た目や話し方にも表れます。初対面の相手と限られた時間で会話をする面接では、見た目や話し方なども印象に大きく影響するので、面接官から良い印象を得ることが難しくなってしまうでしょう。
③振り返りや改善をしない
就活生
ESがなかなか通らないな…〇〇社と△△社にも出してみよう!
就活生
面接が終わったから次の企業の対策をしよう!
選考を受けるだけ受けて振り返りや改善をしないことも、就活に失敗する人の特徴の1つです。選考が終わったらあとは結果を待つのみで、次の選考に活かすための行動ができていないという人が当てはまります。
選考が終わって気が抜ける気持ちは分かりますが、事前の準備や対策だけでは気付かなかった課題に本番で気付くこともあります。
選考の都度振り返りをおこなう学生は本番を重ねるにつれて合格率が上がっていきますが、そのままにしてしまう学生はなかなか内定までたどり着かないということです。
失敗パターン:同じ失敗を繰り返す
選考の振り返りや改善をしない人が陥りがちなのが、同じ失敗を繰り返してしまうために内定まで届かないというパターンです。自分の課題をあやふやにしていると、同じことが原因となって他の選考でも落ちてしまいます。
この特徴の人は、振り返りをしないために何が悪いのかが自分で分からず、やるべき対策ができていないこともあります。なんとなく周りと同じような対策をしているだけで、自分にとって必要なことが分かっていないのです。
④就活のルールに縛られている
就活生
趣味の話ってエピソードとしては弱いですよね?
就活生
〇〇業界は説明会に参加していないと厳しいと聞いたから、受けるのはやめておこうかな…。
就活の対策本・サイトや就活生同士の噂などから得た就活のルールに縛られすぎている人も、就活に失敗しやすいでしょう。
「学生時代に頑張ったことで〇〇はNG」「面接で〇〇について話してはいけない」「〇社は説明会やイベントに参加していないと受からない」など、就活のルールと言われるようなものはたくさんあります。
就活についての情報を得ることはもちろん重要ですが、それに影響を受けすぎてしまうと就活失敗につながるかもしれません。
失敗パターン:かえって自分の良さが伝わらない
就活のルールに縛られている人は、かえって自分の良さが伝わらずに失敗してしまうというパターンに陥りがちです。就活で適しているとされるエピソードを無理に作っても、本来の自分の魅力が伝わりにくくなっていまいます。
もちろん限度はありますが、話したいことを無理に我慢する必要がありません。むしろ、自分が心から伝えたいことは説得力が出たり表情が生き生きして相手にも伝わりやすかったりします。ルールと上手に向き合いながら、自分の魅力を伝えることが大切です。
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就活を進めていく中で、先輩や同級生からさまざまな就活ルールを耳にすることがあるかと思います。しかし、そうした就活ルールや噂が個性をアピールする妨げになることもあります。
たとえば、「就活で漫画やゲームの話をしてはいけない」と耳にしたとします。面接官から「好きな言葉は?」と聞かれて、本当は好きな漫画の言葉を座右の銘にしているのに、ありきたりな言葉を並べたとしても、面接官には響きにくいものです。むしろ、本当に好きな言葉を伝えた方が、あなたの熱意や大切にしている価値観が伝わりやすくなりますよ。
根拠のない噂を信じたり必要性に欠ける就活ルールに縛られていると、本質的に大事な部分を見失ってしまうかもしれません。情報収集が大切な就活だからこそ、信憑性に欠ける噂やルールに惑わされないよう気を付けましょう。
⑤気持ちの切り替えができない
就活生
また落ちた…もうどこにも受からないかもしれないな…。
就活生
合否の連絡が気になって選考に手がつかない…。
多くの就活生が不合格を経験します。そのため落ち込んでしまうことも少なくないとは思いますが、そこで気持ちの切り替えができない人は、就活に失敗しやすい傾向にあります。
選考に落ちてしまうということだけでなく、選考の緊張感や将来への不安など、就活に精神的なストレスはつきものです。そのため、就活ではメンタルケアや気持ちの切り替えが重要となってきます。
失敗パターン:精神的に追いつめられる
気持ちの切り替えができない人は、精神的に追いつめられて対策が手につかずに失敗してしまうことがあります。就活を続けることが困難になり、途中で辞めざるを得なくなるような人もいます。
対策ができないだけでなく、精神的に追いつめられていると、その人自身の雰囲気も暗くなっていくため、面接などでも良い印象を持たれにくくなるかもしれません。
また、選考の結果が気になって他の企業の対策がおろそかになってしまう学生も見受けられます。合否は誰しも気になることではありますが、そこで気持ちを切り替えて次の対策に目を向けることが大切です。
⑥コミュニケーションが苦手
就活生
グループディスカッションが苦手です…。
就活生
面接官となかなか盛り上がりません…。
基本的にどの企業でも、社員や顧客とのかかわりが必要となるため、コミュニケーション能力や協調性など、他者とのかかわり方も重要な評価ポイントです。そのため、コミュニケーションが苦手な人も就活に失敗する人の特徴だと言えます。
最近では他者とのかかわり方を見るために、面接だけでなくグループディスカッションやグループワークなどを取り入れる企業も増えていて、コミュニケーション能力に苦手意識があると通過するのがなかなか難しいでしょう。
また、話すことが得意であればコミュニケーション能力が高いわけではありません。相手の意図を把握した上で適切な回答をすることも必要なため、自分の話したいことだけを話している人も選考に通りにくくなります。
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一般的にコミュニケーション能力には「論理的に伝える力」や「相手の意図をくみとる力」、「交渉する力」などが挙げられますが、「コミュニケーションが苦手」といっても具体的に何を苦手と感じるかは人それぞれです。
たとえば、自分の話を順序だてて分かりやすく話すことが苦手な人もいれば、相手の質問の意図を理解せずに自分の伝えたいことだけを伝えてしまう人もいます。さらに、相手の表情や声のトーン、話の文脈といった非言語情報からその場の状況を読み取ることが苦手な人もいたりと、一言で「コミュニケーションが苦手」といっても原因はさまざまです。
コミュニケーション能力に自信がないと感じる人は、まずは具体的に何が苦手なのかを把握することから始めましょう。
失敗パターン:面接で上手く受け答えができない
コミュニケーションが苦手な人は、面接での受け答えが上手くできずに受からないというパターンに陥りがちです。選考フローにグループディスカッションなどがない企業を受けたとしても、面接は避けて通れません。
面接独特の緊張感もあり、普段よりもコミュニケーションを取ることは難しいですよね。相手の聞きたいことを理解できずにズレた回答をしてしまったり、何を話していいか分からなくなってしまったりと、コミュニケーションが苦手だとなかなか面接を突破することができないのです。
⑦緊張しやすい
面接官
では、自己紹介をお願いします。
就活生
はい。えっと……(あれ? 何を言おうと思ってたんだっけ…)
就活は緊張感のある場面ばかりで、その中で自分のことをアピールしなければなりません。そのため、緊張しやすい人も就活に失敗する人の特徴だと言えます。
特に本命の企業であったり、選考が進んで面接官の年次が上がったりすると、緊張感は増してくると思います。誰もが緊張する場面だからこそ、元々緊張しやすい人は自分の実力を発揮しにくくなってしまうのです。
失敗パターン:準備を選考で活かせない
緊張しやすい人は、せっかく準備や対策をしても面接などの本番に活かせず失敗してしまうことがあります。
緊張していると声が小さくなったり早口になったりしやすいですし、話そうと思っていたことを忘れてしまうこともあるでしょう。緊張で失敗しないためには、面接の場に慣れておくなどの対策が必要です。
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他にも就活に失敗しやすい人の特徴には、「自己分析が不足している人」や「就活マナーを押さえていない人」があります。就活で重要なことは「自分がやりたいこと」を見つけて、実現できる会社に入るために「自分を最大限アピールすること」です。
そのためには、自己分析を行った上でやりたいことや自分の強みを理解しなければなりません。ですので、自己分析が不足していれば、相手に自分のことを正しく伝えることは難しくなるので就活に失敗する可能性が高くなります。
また、就活マナーを押さえていない場合も就活に失敗しやすくなります。たとえば、「スーツや髪型などの身だしなみが不適切」「時間を守れない」「連絡の返信が遅い」「履歴書の書き方を理解していない」「面接時に正しい敬語を使えない」などの社会人としてのマナーが守れていない人は、能力にかからず不採用となることもあるので注意が必要です。
社会人として活躍するためには能力はもちろん大事ですが、前提として最低限のマナーが必要になるということを理解しておきましょうね。
就活マナーを見直したいという人はこちらの記事を読んでおきましょう。
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7つの段階ごとに解説! 就活に失敗しないためにできること
就活に失敗する人の特徴や原因が分かったと思うので、次は就活に失敗しないためにできる対策について解説していきます。
「自己分析」「企業選び」「業界・企業研究」「ES」「筆記試験」「面接」「選考後」の7段階にわけて対策を紹介するので、一つ一つできることを見ていきましょう。
就活でやるべきことについてはこちらの記事でも詳しく解説しているので、併せて確認してくださいね。
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①自己分析:自分の魅力をアピールするために徹底しよう
面接では、20分ほどの短い時間で自分の魅力をアピールしなければなりません。自分のことを正しく理解していなければ、短時間で自分のことを知ってもらうのは難しいですよね。
自分について正しく理解するには、自己分析をすることが何よりも重要です。自己分析を徹底していれば、面接でどんな質問をされても発言がなかなかブレません。また、自分に合った企業を選べるので、企業も適性を評価しやすくなります。
自己分析のやり方はこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ実践してみてくださいね。
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②企業選び:自分に合った企業を見つける
「大企業だから」「周りも受けているから」など漠然とした理由で企業にエントリーしている学生を見かけますが、企業選びで大切なのは「自分に合った企業を見つける」ことです。
企業は選考を通じて学生と自社との適性を見ています。自分に合わない企業ばかり受けていては、適性が評価されないので合格は難しいですよね。
企業選びをおろそかにすると就活失敗につながります。選考に通過するための対策に目がいきがちですが、企業選びにもしっかり向き合っていきましょう。
自分に合った仕事を見つける方法はこちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
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①企業選びの軸を明確にする
ただやみくもに企業を探していても時間がかかります。まずは、企業選びの軸を見つけましょう。企業選びの軸がわかれば、志望動機も明確になりやすいですよ。
企業選びの軸を定めるには、自己分析をしてわかった「得意なこと」「大切にしている価値観」「モチベーションが上がる環境」「居心地の良い環境」「やりがい」などから考えていくとわかりやすいでしょう。
それでも定まらないという人は、合同説明会などで一度にたくさんの企業を見てみることもおすすめです。どんな企業があるかがなんとなくわかると、そこから「こんな企業が良い」「こういう企業は避けたい」と判断しやすくなりますよ。
- チャレンジできる環境がある
- 社員同士の仲が良好
- 若手の裁量権が大きい
- 社会貢献度が高い
- プライベートと仕事を両立できる
- 顧客と直接かかわる仕事
- 事業が安定している
企業選びの軸の定め方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。一度目を通しておきましょう。
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企業を選ぶ基準についても考えてみると良いですよ。こちらも併せて読んでみてください。
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②「Can」を軸にした企業選びをおこなう
就活生にありがちなのが、「Can(できること)」ではなく「Will(やりたいこと)」で企業選びをすることです。もちろん、「Will」で企業を選ぶこと自体は間違っていません。しかし、「Can」を考慮できていないと、自分に合わない企業ばかり受けてしまう可能性があります。
たとえば、「コツコツ取り組むことが得意」だとアピールしていても、それが営業職の選考であれば評価されない可能性があります。しかし、こうした強みは事務職の選考では高く評価されるかもしれません。
このように、「Can」を意識することで、自分に合った企業を選びやすくなります。そうすれば企業からも適性を評価されやすくなるため、ぜひ「Can」を1つの軸にして企業選びを進めてみてくださいね。
③難易度の高い企業ばかり受けない
不合格が続いたり内定がなかなか出ないことは精神的なダメージが大きいものです。「人気が高い」「定員が少ない」など難易度の高い企業だけ受けるようなことは避けましょう。
志望度がそれほど高くない企業でも合格や内定は嬉しいものですし、自信やモチベーションにつながります。また、本命企業の練習にもなりますよ。
内定が1つあるかないかで精神的な負担はかなり異なります。難易度の高い企業だけ受けるのではなく、視野を広げて企業選びをおこないましょう。
企業探しの具体的な方法についてはこちらの記事でいくつか方法を紹介しています。
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③業界・企業研究:他社との違いまで明確にする
業界・企業研究は自分に合った企業を選ぶために重要です。また、業界や企業についての理解が浅いと、企業側から「本当に自社に興味があるのかな?」と志望度を疑われてしまい、なかなか合格につながらなくなってしまいます。
業界や企業について調べる際は、ぜひ「他社との違いまで明確にする」ということを意識してみてください。面接では、同業他社と比較するような質問をされることがあります。そこで他社との差別化ができていないと、面接官には志望度が伝わりにくいですよね。
業界についてはインターネットや「業界地図」という書籍から情報を得ることができますよ。こちらの記事ではそれぞれの業界について分かりやすく解説しているので、ぜひ一度読んでみることをおすすめします。
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また、OB・OG訪問などで実際の社員に話を聞くこともおすすめです。実際に働く社員の声を聞くことで、業界や企業の実態がさらに分かるようになりますよ。OB・OG訪問についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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④ES:周りの人に添削してもらう
多くの企業でESの提出が求められます。そこで足切りをおこなうため、ESの内容が不十分だと面接を受けさせてもらえません。ESの通過率が低ければ、当然内定につながらず就活に失敗してしまいますよね。
通過率の高いESにするためには、先輩や友人、家族など誰か他の人に添削してもらうことをおすすめします。
自分ではよくできていると思っていても、初めての人が読むと伝わりにくいことは多々あります。自分では気づかない改善点を知るためにも、自分以外の誰かに見てもらってから企業に送りましょう。
キャリアアドバイザー
誰に添削してもらえば良いか分からないという人は、エージェントを利用してお願いするのも良いですよ。また、OB・OG訪問で添削してもらうというのも有効な手段です。
また、エントリーシートを手書きで作成する場合には注意すべきマナーや書き方があります。こちらの記事で詳しく解説していますので、あわせて確認しましょう。
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⑤筆記試験:早めに参考書を1周する
SPIや玉手箱などの筆記試験も多くの企業で採用されています。特に、応募者の多い大手企業などが足切りとして利用する場合が多く、企業が定めた基準に満たないとその後の選考に進むことができません。
ESや面接の対策はしっかりとおこなったのに、筆記試験の対策をおろそかにしたために行きたい企業に受からなかったという就活生を時々見かけます。選考で忙しくなる前に、一通りの対策を終えておくようにしましょう。
具体的な対策としては、参考書を最低でも1周することをおすすめします。理想的なのは、1周目は全問解いてみて、間違えた問題を2周、3周と繰り返していくやり方です。
多くの企業では、国語に近い「言語」と算数や数学に近い「非言語」が出題されますが、特に非言語は対策した人とそうでない人で差が開きます。3月の情報解禁までには参考書を1周できているようにしましょう。
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⑥面接:実践的な対策をおこなう
就活生
面接の対策って、自己分析や業界研究とは違うんですか?
キャリアアドバイザー
もちろんそれらも面接対策として必要ですが、本番を意識した対策も必要なんですよ。
面接で話す内容については、自己分析や業界・企業研究を徹底することで万全な対策となるでしょう。しかし、面接本番を意識した実践的な対策もおこなわないと、せっかく準備したものを本番に活かせず面接に受からないといった事態になりかねません。
準備や対策をしっかりおこなっているのになぜか就活に失敗してしまう学生は、こうした面接に向けた実践的な対策が不足していることがあります。
どんなに準備をしても、面接に受からないことには内定につながらないので、面接本番に向けた対策も押さえておきましょう。
企業の質問の意図を理解する
せっかく自己分析をしてアピールしたいポイントをまとめても、それを企業が求めるタイミングに提示できなければ評価されません。企業の質問に的確に答えるという適切なコミュニケーションを意識しましょう。
面接官
大学時代に勉学で力を入れたことを教えてください。
就活生
勉学よりも、私はサークル活動に力を入れていました。〇〇サークルの代表を務めており…。
この学生は、勉学でのエピソードを持ち合わせておらず、サークルの話でアピールしようとしています。しかし、この場合企業は「勉学で何を頑張ったのか」「勉学にも一生懸命取り組んだのか」を知りたいという狙いがあるため、企業の意図に沿っていない回答となっていますね。
大切なのは、企業がそのとき知りたい内容を答えることです。ESや面接では、企業がなぜこの質問をしていて何を知りたいのかを想像したうえで、的確に回答するよう心がけましょう。
面接での受け答えについてはこちらの記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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身だしなみや声のトーンなどに気を付ける
面接では、話す内容以外の視覚や聴覚による情報もあなたの印象に大きく影響します。メラビアンの法則によると、話し手が聞き手に与える影響は「言語情報:7%」「聴覚情報:38%」「視覚情報:55%」の3つで構成されると言われています。
面接では、身だしなみや声のトーン、表情など、話す内容以外の部分にも気を配りましょう。視覚や聴覚からの印象が良くないと、いくら素敵なことを話していても面接官には響きにくくなってしまいます。
面接官に好印象を残す方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
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模擬面接や他社の選考で練習する
面接本番に緊張してしまい、話す内容が飛んでしまったり上手く受け答えできなかったりすることは珍しいことではありません。大切なのは、本命の選考の前に場慣れしておくことです。
模擬面接をおこなうことで、本番に近い形で練習することができます。ぜひ模擬面接のイベントに参加してみましょう。家族や友人などに面接官役をやってもらって練習することもおすすめですよ。
また、本番の緊張感を味わうには他社の選考を受けることが1番です。面接は回数を重ねれば次第に慣れて緊張しにくくなりますし、さまざまな質問にも対応できるようになります。模擬面接や他社の選考を通じて、本命企業の前に面接に慣れておきましょう。
模擬面接の詳しいやり方や面接の練習方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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模擬面接をうまく活用すれば選考通過率がアップ こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。エントリーシート(ES)を出し終えた就活生から 「模擬面接ってやる意味ありますか?」 「模擬面接をやる相手がいないのでできないので […]
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面接の練習は、改善点の発見や本番の緊張を和らげることに役立ちますよ! この記事では面接練習のメリット、おすすめ練習法、チェックポイントなどをキャリアアドバイザーが解説します。 効果的な練習方法で改善点を克服しましょう。
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⑦選考後:気を緩めず振り返りをおこなう
一回一回の選考は、本番だからこそ分かる自分の課題や良い点を知ることができる貴重な機会です。にもかかわらず、多くの学生は選考が終わるとそこで気が抜けて、何もせずにまた別の選考を迎えてしまいます。
何もしない人と差が生まれやすいのが選考後の行動です。選考が終わっても気を緩めずに、次の選考に活きる対策をおこないましょう。
毎回振り返りをおこなう
具体的には、面接が終わったら毎回振り返りをおこなって、次の選考や他社の面接に活かすようにしましょう。おすすめなのは、面接が終わったら忘れないうちに、聞かれた内容と回答をメモしておくことです。
あとは家に帰ったあとなど時間があるときにそれを読んで、反省点や改善点を見つけていきましょう。また、回答までメモしておくことで、次の選考で似た質問をされた場合も一貫性を持って答えることができますよ。
不合格でもすぐに気持ちを切り替える
就活に失敗しない人の特徴に、「気持ちの切り替えができない」ことがあるとお伝えしました。選考後に不合格通知が来たり連絡が来なかったりしても、すぐに気持ちを切り替えて次の対策を進めることが大切です。
不合格になると、まるで自分自身が否定されているかのように感じたり、今後の選考が不安になったりして落ち込んでしまう人もいるかと思います。しかし、業界や企業によって求める人材はさまざまで、合否は相性によって決まります。1つの企業には響かなかった長所も、他の企業には高く評価されることはよくあります。
もちろん、選考の反省や振り返りは大切です。しかし、自己否定までするのはやめましょう。就活は縁でもあるので、「相性が悪かった」と切り替えることが大切です。
不合格による辛さやしんどさを乗り越えるためには、こちらの記事を参考にしてみるのも良いですよ。
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うまくいかなくても諦めなければ「失敗」にならない
出来る限りの対策をおこなってみても、なかなか結果に結びつかず「このままでは失敗してしまうのでは?」と不安になる学生も中にはいるでしょう。しかし、ここで忘れないでほしいのが、「就活に失敗はない」ということです。
新しく自分に合った企業を探したり改善点を見つけたりと、途中でうまくいかなくても諦めず、卒業までに内定をもらえていれば失敗にはなりません。もし「持ち駒がない」「1つも内定をもらえないかもしれない」という人はこちらの記事を参考にしながら、前向きに就活を進めていきましょう。
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就活に失敗したと感じたら、こちらの記事を参考に次の行動計画を立てましょう。
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入社後に「失敗だった」と感じるケースもある
就活の失敗というと、「内定がもらえない」「行きたい企業に受からない」ことを想像する人が多いと思います。しかし、就活の失敗とはそれだけではありません。
憧れの企業に入れたとしても、入社後に「失敗だった」と感じるケースもあります。思っていたものと違ったり、仕事や雰囲気などが合わなかったりと、入社後のミスマッチは避けたいですよね。
入社後に失敗だったと感じることがないように、今からできる対策を紹介していきます。
実際の業務や社風まで理解する
入社後のミスマッチを防ぐには、具体的な働き方や社風まで事前に把握しておくことが大切です。たとえば、社会を支える仕事がしたいと思って入社しても、実際は事務作業がほとんどでやりがいを感じられないなど、実際の業務を理解せずに入社すると、理想とのギャップが生じる可能性があります。
また、企業の社風というのはパンフレットやホームページからでは分かりにくいものです。社風についてよく分かっていないまま入社すると、企業の文化や他の社員との相性が悪く働きにくさを感じてしまうかもしれません。
事業内容や待遇面だけではなく、実際の業務や社風まで調べながら企業選びをおこないましょう。
具体的な働き方が分かる業務内容や職務内容についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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ネガティブな情報を事前に把握しておく
どの企業にも、見方によってはネガティブな側面というのも存在します。たとえば、安定性のある大手企業では、組織が大きい分意思決定のスピードが中小企業に比べて遅い傾向にあります。
入社してからマイナスな部分に気が付くとそれがミスマッチにつながります。事前にネガティブな情報を調べておくことで、そこを許容できるかどうかを判断しておくことができますよ。
とはいえ、企業としてはネガティブな情報はできるだけ発信したくないため、調べることは難しい点もあります。おすすめなのは、同業他社のOB・OG訪問で聞いてみることです。他社から見たイメージを知ることができます。
また、口コミサイトなどを参考にすることも有効です。ただし、退職者の口コミが多い場合はネガティブな情報に偏りやすいので、そこは把握したうえでメリットとデメリットを比べてみましょう。
キャリアアドバイザーコメント上原 正嵩プロフィールをみる
入社後にミスマッチを起こさないためには、学生の時から10~20年後の目標を定めて、そこに到達するための道筋をイメージできるかを一つの指標にしてみるのも有効ですよ。
たとえば、「20年後は有能なマネジメントができる人間になりたい」という目標を定めた場合、20年後の姿と現在の自分とのギャップをどのように埋めていくかを考えます。
そこで、「マネジメントができる→多面的な考え方ができる人→営業だけでなく他職種の経験も必要→ジョブローテーションがある企業」と逆算して道筋を考えることができれば、自身の長期的な目標達成につながる企業を選ぶことができるため、ミスマッチは起きにくくなるでしょう。
この道筋があなたの「就活の軸」にもなります。企業研究やOB・OG訪問では、この軸を満たす企業なのかどうかという視点で考えるようにしましょう。
長期的な目線でキャリアを考えるにあたっては、こちらの記事を参考にするのもおすすめですよ。
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就活の失敗について不安を感じている学生からよくある質問に回答!
学生の誰しもが就活に失敗したくないと考えていると思いますが、そもそも就活に失敗してしまう学生はどのような特徴があるのか気になる人も多いのではないでしょうか。そのような学生からの質問に、キャリアアドバイザーが回答します。
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自己PRで部活の経験をアピールするコツが知りたいです。
就活で失敗する学生の特徴のなかでも、就活に対して楽観的すぎる学生はとくに失敗しやすいです。楽観的な性格はポジティブ思考などプラスの面もありますが「どうにかなる」といった考えゆえに、選考の準備が足りなかったり、うまくいかなかったときの振り返りに割く時間が少ない場合が多いでしょう。
就活は基本的に自分だけの力で進めるため、就活に対する真剣度や努力量が結果に直結します。楽観的すぎると、準備不足により失敗につながりやすくなってしまうといえるでしょう。
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就活で失敗しないためにすべきことはありますか?
就活で失敗しないためには「精一杯努力した」と思えるくらい事前準備に力を入れましょう。自己分析や企業分析、ESの書き方や面接の練習など、やるべきことはたくさんあり、なかでも自己分析や企業分析は非常に重要です。自己分析や企業分析が不十分だと、自分の魅力を伝えられなかったり自分に合わない企業を選んでしまいかねません。
就活で失敗しないためにも、自分に合う企業をしっかり定めたうえで面接練習などに取り組むようにしましょう。
就活に失敗する人の特徴をつかんで内定を獲得しよう!
就活に失敗しないためには、失敗する人の特徴や原因を知っておくことが重要です。そうすることで、失敗しないためにやるべきことが見えてきます。
新卒の就活は基本的にやり直しがききません。誰もが「失敗したくない」と感じていると思います。納得のいく結果で終えられるように、今回紹介した対策をぜひ実践してみてくださいね。
まだ対策を始めなくても大丈夫だよね……?