一次面接の通過率は? 突破する人の特徴と通過率を上げる5つのコツ

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目次

  1. 一次面接の通過率は意外と低い
  2. 企業規模別:一次面接の通過率
  3. 人気の超大企業:20%
  4. 一般的な大企業:30%
  5. 中小企業やベンチャー企業:40%
  6. 一次面接と二次面接、最終面接の違い
  7. 一次面接:最低条件から人数を絞る
  8. 二次面接:志望度の高さを確認
  9. 最終面接:人として信頼でき、お互いにハッピーになれるか
  10. 一次面接で企業が見ているポイント
  11. スキル重視の企業は必須の経歴や資格
  12. 入社後の成長に期待する企業は人柄や素質
  13. 一次面接に通過する人の4つの特徴
  14. ①落ち着いてしっかりと受け答えができる
  15. ②入社への熱意を伝えることができる
  16. ③質問内容や面接の準備ができている
  17. ④身だしなみやマナーができている
  18. 一次面接で落ちる人の特徴
  19. 基本的な身だしなみやマナーができていない
  20. 企業について理解していない
  21. 受け答えがネガティブで活躍できそうにない
  22. 一次面接の合格サインと不合格サインは?
  23. 合格サイン
  24. 不合格サイン
  25. 一次面接の通過率を上げるための5つのコツ
  26. ①自己分析を繰り返す
  27. ②業界理解と企業理解を深める
  28. ③明るくハキハキとわかりやすく答える
  29. ④背筋を伸ばす
  30. ⑤面接練習を徹底する
  31. 一次面接の通過率を高めるための練習方法
  32. 録音して繰り返し聞く
  33. 第三者に評価してもらう
  34. 頻出質問への対策を多くする
  35. 徹底した準備で一次面接の通過率をアップさせよう

一次面接の通過率は意外と低い

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

「一次面接がなかなか通過できません」
「一次面接では何が評価されているのですか」

就活中の学生から、このような悩みが寄せられています。一次面接は選考の序盤におこなわれる面接とはいえ、しっかりとした対策なしで通過できるものではありません。合格人数が多い企業でも通過率は意外と低く、一次面接のポイントをおさえたうえで対策を講じる必要があるのです。

そこでこの記事では、企業規模別の一次面接通過率や、選考における一次面接の立ち位置、通過するためのコツを解説します。一次面接がなかなか通過できずに行き詰っている人は、ぜひ面接対策の参考にしてください。

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企業規模別:一次面接の通過率

企業規模別:一次面接の通過率
  • 人気の超大企業:20%
  • 一般的な大企業:30%
  • 中小企業やベンチャー企業:40%

まずは一次面接をどれくらいの確率で通過できるのかを確認しましょう。一次面接の通過率は企業の規模や面接の方式によっても変わりますが、大まかな数字がわかれば自分が志望する企業の通過率がどの程度なのか把握できます。

人気の超大企業:20%

人気の超大企業の一次面接通過率はおよそ20%です。多くの学生が集まる超大企業では、足きりの意味合いで一次面接を実施しているケースがほとんどです

千差万別の学生の中から優秀な学生のみを抜粋するため、他の企業に比べて通過率が低い傾向にあります。

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ただし、「たったの20%か……」と捉えるより、「超大企業の一次面接でも5人に1人は通過できる」と捉えるほうが前向きに対策を進められますよ。

一般的な大企業:30%

一般的な大企業の一次面接通過率はおよそ30%です。大企業も超大企業と同様に多くの学生が集まるため、応募者をふるいにかける意味合いが強めです

また、学生一人ひとりの話を丁寧に聞く時間がないため、一次面接は集団面接で実施されるケースが多いのも大企業の特徴です。集団面接で最低限の条件を満たした学生を通過させておき、二次面接以降で具体的な話を聞く採用戦略をとっています。

中小企業やベンチャー企業:40%

中小企業やベンチャー企業の一次面接通過率はおよそ40%です。人気の超大企業や一般的な大企業に比べて通過率がやや高いのは、内定辞退者が出ることを見越しての対策です

中小企業やベンチャー企業を滑り止めにし、本命を超大企業や大企業にして就活を進める学生が多いので、あらかじめ通過率を高めに設定しています。ただし、他の企業に比べて通過率が高いとはいえ油断は禁物です。

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「本命企業の滑り止め」と思って対策を怠ると、一次面接で落ちてしまう可能性が高まります。

根岸 佑莉子

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あくまでも数字は目安ですが受ける企業の見直しを一度してみましょう

一次面接の通過率はあくまでも目安であり、どんなに倍率の高い企業しか受けていなくてもすべて通過する例もあります。一概に倍率だけを見て恐れすぎることはありません。

ただし、これらの情報を踏まえた上で、改めて自分が応募しようと思っている企業のリストを確認してください。もし所謂「超人気企業」の割合が大半を占めている場合には、選考企業を増やしたり戦略を考えることも視野に入れてみてください。

もちろん、面接は練習すればするだけ精度が高まっていくのでその分通過率も上げることができるはずです。一喜一憂しすぎずに対策を怠らないようにしましょう。

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一次面接と二次面接、最終面接の違い

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就活生

うーん……。一次面接の通過率って思ったより低いですね。なんだか焦ってきました。

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変に気持ちだけ焦るより、一次面接の役割を知り、落ち着いて必要な対策をしていきましょう。

一次面接を通過するためには、一次面接が選考の中でどんな立ち位置にあるのかを知ることが大切です。二次面接や最終面接を実施する目的と比較しつつ、企業が一次面接を実施する目的を把握しましょう。

一次面接:最低条件から人数を絞る

多くの学生が集まる一次面接は、最低条件から人数を絞ることが目的です

大勢の学生の志望動機や自己PRを聞いて比較検討するには、膨大な時間がかかります。そのため、具体的な話を聞く前段階として「質問の意図に沿った受け答えができるか」「身だしなみが整っているか」といった、社会人として備えておくべき最低条件をもとに、次回以降の面接でじっくりと話を聞いてみたい学生を選ぶのです。

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グループ面接が採用されるなど一人ひとりにかける時間も少ないため、企業に与える第一印象が重視されやすくなります。

グループ面接で高評価を得るコツはこちらの記事を参考にしてください。

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二次面接:志望度の高さを確認

二次面接では、以下のような質問項目から学生の熱意と企業との相性を見極めています。

二次面接で質問されやすい質問の例
  • 志望動機
  • 自己PR
  • 長所・短所

特に重要となるのが、「企業について正しく理解できているか」です。一次面接はありふれた志望動機で突破できたとしても、二次面接では内容の薄い志望動機は通用しません。企業の強みや弱みを理解したうえで、自分がどんな形で貢献できるのかをしっかりとアピールしていく必要があります。

人数が絞られたことによって通過率そのものは上がりますが、人柄や価値観を深掘りする質問が多くなるため、二次面接は一次面接より難しくなります。

面接を突破する志望動機例文はこちらの記事で紹介しています。

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最終面接:人として信頼でき、お互いにハッピーになれるか

最終面接では、企業にとって本当に一緒に働きたいと思える学生かどうかが重視されます。一次面接・二次面接を通して、社会人としてのマナーや必要な能力が備わっていることはすでにわかっているので、あとは企業に合うかだけがポイントです。

最終面接で判断される事柄の例
  • 人として信頼できる人材か
  • 人柄が企業風土とマッチしているか
  • 学生の目標が企業で実現可能かどうか

最終面接まで進んだ学生は全員、内定を出してもいいくらい優秀な人材といっても過言ではありません。しかしながら企業が採用できる人数には限りがあるので、人として信頼でき、学生が社会人として実現したいことを企業でかなえられるかなど、長期的に見てお互いのメリットになるかどうかが吟味されます。

最終面接に関してはこちらで詳しく解説しています。

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上原 正嵩

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相手を知って適切な対策を取れるように心がけましょう

たとえば大学受験の場合、共通テストと大学ごとのテストで出題傾向も若干異なります。そのため、基本的な部分は抑えつつもそれぞれの段階に応じた対策をしてきた学生も多いのではないでしょうか。

就活の面接でも同様です。各面接では見られることが異なるため、聞かれる質問も少し異なります。たとえば一次面接では自分のこと、最終面接では志望動機をたくさん話すことが多いです。それにも関わらず一次面接の段階でガクチカや自分のことを話す練習をせずに志望動機の練習だけをしてしまったら、いざ本番で思っていたのと違った、という結果になってしまいます。

もちろん企業によって面接のスタイルは変わるため一概には言えません。しかしそれぞれの面接ではどのような点を意識するべきかを考えるだけで練習方法も変わってくると思うのでしっかりとその重要性を認識してください。

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やみくもに面接を受ける前に、自分の面接力を知っておくことが大切です。

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もし39点以下を取ってしまったら早期の改善が必要です。今すぐ診断で面接力をアップし、効率よく企業からの内定を手に入れましょう。

一次面接で企業が見ているポイント

一次面接の立ち位置について理解したところで、次は一次面接で企業が見ているポイントを押さえましょう。面接で質問の意図に沿った受け答えをするためには、企業の狙いを理解することが不可欠です。

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キャリアアドバイザー

スキル重視の企業か、将来性重視の企業かによって一次面接の評価ポイントが違うので、それぞれについて見ていきましょう。

スキル重視の企業は必須の経歴や資格

スキル重視の企業は、必須の経歴や資格を持っているかを一次面接で確かめています。企業に対する熱意があっても、必要な能力が備わっていないと入社後の活躍を期待できないためです。

特に、理系業界ではスキル重視の企業が多い傾向にあります。理系業界を志望している人は、一次面接に臨む前に、志望企業が必須としている経歴や有利になる資格を確認しておきましょう。

理系業界で有利になる資格の例
  • ITパスポート試験
  • 情報セキュリティマネジメント試験
  • 基本情報技術者試験
  • 知的財産管理技能士
  • 弁理士
  • 建築士
  • 施工管理技士
  • 電気主任技術者
  • 危険物取扱者
  • エネルギー管理士

理系学生におすすめな資格はこちらの記事でも紹介しています。

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入社後の成長に期待する企業は人柄や素質

入社後の成長、すなわち将来性を重視する企業は人柄や素質を一次面接で確かめています。大学卒業時点ではどの学生も能力にほとんど差がないと考え、現時点での能力よりも入社後の成長に期待する採用戦略です。

一次面接で判断される人柄や素質の例
  • 明るく受け答えができるコミュニケーション力
  • 成長してくれそうな前向きな姿勢
  • 企業や仕事への最低限の理解
  • 清潔感と身だしなみ
  • 社会人としてのマナー

このような企業の一次面接では、質問の意図に沿った受け答えや身だしなみなどの基本的な要素はもちろん、長期的な視点で物事を考えられているかが重要になります。志望企業の選考を突破するという目先の目標だけでなく、10年後、20年後といった将来的なビジョンを具体的に伝えることが大切です。

明るく受け答えができるコミュニケーション力

質問に対して明るく受け答えできる印象面も大切です。面接の場では誰でも緊張してしまうものですが、緊張しすぎて黙り込んでしまったり、しどろもどろな受け答えになったりする学生は入社後の顧客とのやり取りにも不安が残ります。

緊張している中でも明るく受け答えができる学生であれば、慣れない環境や初対面の相手にもすばやく適応できます。また、明るく受け答えができるだけでなく、質問の意図を正しく理解するコミュニケーション力も評価ポイントになります。

成長してくれそうな前向きな姿勢

将来性を重視する企業は、前向きな姿勢をもつ学生を好みます。厳しい状況下に置かれても前向きな姿勢で物事に取り組める人は、入社後も熱心に仕事に取り組んで成長してくれる可能性が高いからです。

面接で前向きな姿勢をアピールするには、話の内容だけでなく、受け答えの際の表情や姿勢、話し方も重要になります。

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ボソボソと喋るような話し方や、暗い表情での受け答えでは前向きな姿勢は伝わらないため、明るい表情でハキハキと話すことを心掛けましょう。

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企業や仕事への最低限の理解

企業に時間をとってもらい、面接を受けるからには、企業や仕事について最低限の理解をしていることがマナーです。

企業や仕事への理解度を知るために聞かれる質問の例
  • 同業他社の中でなぜ当社を選んだのか
  • 当社の理念についてどう思うか
  • 入社後は当社でどんな仕事がしたいのか

このような質問の受け答えがしどろもどろになってしまうようでは、企業にあまり興味がないと判断されかねません。その企業を本気で志望しているのであれば、企業や仕事への理解を深めたうえで、入社後に自分が実現したいことまで考えておきましょう。

企業にあまり興味がないことを見透かされてしまえば、志望度が低いと見なされてしまい、一次面接の通過率が低くなるので注意が必要です。

清潔感と身だしなみ

一人ひとりにかける時間が少ない一次面接では、身だしなみが特に重要になります。身だしなみは自分の印象を悪くしないためのものですが、相手に不快感を与えないためのものでもあります。

「相手に不快感を与えない」という最低限の心遣いすらできないような人が、一次面接を突破するのは困難です。自分や他の受験者、面接官が気持ちよく面接に臨めるよう、身だしなみはきちんと整えましょう。

面接前にチェックすべきポイント
  • 髪型が乱れていないか
  • 眉毛やヒゲなどのムダ毛を整えているか
  • 爪を切っているか
  • スーツにシワや汚れがないか
  • スーツのサイズが合っているか
  • 靴は磨いてあるか

社会人としてのマナー

社会人としてのマナーが備わっているかを確かめるのも、一次面接の目的の一つです。ES・履歴書の文章や、面接会場への入退出の仕方、受け答えの際の言葉遣いなどが評価ポイントとなります。

一次面接でマナーを見られるのは、ビジネスの場で失礼な態度をとるような人間でないかを確かめるためです。働くうえでは社内外問わず多くの人と接することになるため、失礼がないよう社会人としてのマナーを身につけておく必要があります。

一次面接で聞かれることについてはこちらを読んでおきましょう。

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一次面接に通過する人の4つの特徴

一次面接に通過する人の4つの特長

一次面接を通過するためには、まずはどんな人が通過できるのかを知っておく必要があります。就活が思うように進まず悩んでいる人は、以下に解説する一次面接に通過する人の特徴を参考に、面接での立ち振る舞いを見直してみましょう。

一次面接の通過率は?突破する人の特徴と通過率を上げるコツを徹底解説!

①落ち着いてしっかりと受け答えができる

一次面接に通過する人は、どんな質問にも落ち着いて答えられています。当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、面接特有の緊張感の中で落ち着いて話すのは簡単ではありません。慣れない環境の中でもしっかりと受け答えができる人は、社会人として必要なコミュニケーション力が備わっていると評価されるため、一次面接に通過しやすくなります

面接で落ち着いて話すコツは、「相手に自分が言いたいことを伝える」ことを意識し、ゆっくりと話すことです。

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キャリアアドバイザー

緊張するとどうしても早口になってしまいがちですが、一つひとつ丁寧に言葉を選びながらゆっくり話せば、面接官も聞き取りやすくなります。

②入社への熱意を伝えることができる

入社への熱意を自分の言葉でわかりやすく伝えられるのも、一次面接に通過する人の特徴です。「企業のどういった点に惹かれたのか」「なぜこの企業が自分に合うと思ったのか」を論理的に説明できます。

志望企業に惹かれた点や共感した点を伝えるだけでなく、なぜ共感したのかまで説明することで説得力が増します

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就活生

御社の企業理念に共感したので志望しました。

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就活生

私には将来、〇〇したいという想いがあることから、御社の企業理念である〇〇〇〇に共感しました。自分の理想をかなえられるのは御社だと信じ、志望しました。

上記の就活生を比べると、後者の方が発言に説得力がありますよね。

面接で熱意を伝える方法についてはこちらを読んでおきましょう。

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③質問内容や面接の準備ができている

一次面接に通過する人の特徴として、受け答えの内容や企業研究といった準備がしっかりできていることが挙げられます。本番でどんなことを聞かれるのかを想定し、何を聞かれても落ち着いて話せるように入念な準備をおこなっています。

一次面接に必要な準備の一例
  • 業界や企業、職種に関する情報収集
  • 頻出質問に対する回答の準備
  • 自己アピールのための自分の価値観や強みの明確化

志望動機や自己PRに説得力を持たせ、次回以降の面接でじっくり話を聞いてみたいと面接官に思ってもらうためには、しっかりとした事前準備が不可欠です。反対に何も準備せず本番に臨む場合は表面的な受け答えしかできないので、突っ込んだ質問をされたときに対応できなくなり、自信のない印象を与えてしまいます。

④身だしなみやマナーができている

一次面接に通過する人は、必ずといっていいほど身だしなみやマナーに気を配っています。身だしなみやマナーによって面接官に与える第一印象が、面接の合否に大きな影響を及ぼすと理解しているためです

身だしなみには、スーツの着こなしや髪形などの見た目はもちろん、体臭や口臭といったにおいも含まれます。気づかないうちに嫌なにおいを発している可能性もあるので、家族や友人にチェックしてもらうなどして本番前に確認しておきましょう。

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面接が終わったからといって気を抜かず、会場内や近隣でもマナーを破るような立ち振る舞いをしないように注意しましょう。担当者に見られているかもしれませんよ。

面接時の基本的なマナーはこちらの記事で解説しています。

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北浦 ひより

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たとえ緊張していてもキャッチボールをしている気持ちを忘れないようにしましょう

まずは兎にも角にも1つ目と重なりますが、相手とコミュニケーションのキャッチボールをしている、という感覚を忘れないようにしてください。面接で緊張するのは当たり前です。そのことを言い訳にせず、相手が聞きたいことをきちんと理解して誠実に回答をしていきましょう。

時々見受けられるのが「面接でどのようなことを聞かれたか」「自分はどのように答えたか」を振り返ろうとしてもまったく覚えてないパターンです。相手が聞いたことに丁寧に答えたという自覚がある場合には記憶にも残っているでしょうが、何も考えずに慌てて回答をするとその時の記憶が残りません。

残念ながら、自分でも覚えていないということは相手の印象にも残っていない可能性も考えられます。面接はどちらかが一方的に自分のことを押し付ける場ではありません。コミュニケーションの基本を思い出し、落ち着いて対処していきましょう。

面接本番まで時間がない人は、頻出質問の模範解答だけでも必ず押さえておこう

面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。

そこで、活用したいのが無料の「面接回答集」です。この資料があれば、伊藤忠商事や森永製菓、トヨタ自動車などの人気企業の面接でも実際に聞かれたような質問とその答え方が一目でわかります

どんな質問が来ても確実に回答できるようになれば、面接はもう怖くありません。今すぐ活用し、面接を突破するのに役立てましょう!

一次面接で落ちる人の特徴

一次面接で落ちる人の特徴
  • 基本的な身だしなみやマナーができていない
  • 企業について理解していない
  • 受け答えがネガティブで活躍できそうにない

一次面接でなかなか通過できない場合は、その原因を正しく理解することが大切です。以下で解説する一次面接で落ちる人の特徴を参考に、自分に足りない点がないか考えてみましょう。

基本的な身だしなみやマナーができていない

受け答え以前に、身だしなみやマナーができていない人は一次面接を通過できません。足きりの意味合いが強い一次面接では、二次面接や最終面接以上に第一印象が重要になります。面接官との顔合わせの時点でネガティブな印象を持たれてしまっては、限られた時間の中で印象を変えるのは難しいため、一次面接通過も難しくなります。

表現力や理解力などのコミュニケーション力は簡単に身に付けられるものではありませんが、身だしなみやマナーは意識すれば誰でも簡単にできることです。

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一次面接がなかなか通過できない人は、第一印象で不利な状況にならないよう、自分の身だしなみやマナーを今一度見直してみましょう。

企業について理解していない

自分が受ける企業について理解していない人も一次面接を通過できません。企業が提供しているサービスや商品、具体的な仕事内容を理解していなければ、面接官との会話がうまくかみ合わず、一次面接に落ちやすくなってしまいます。一次面接は二次面接や最終面接ほど話の深掘りはされませんが、企業についての最低限の情報収集は必要です。

一次面接の前に必ず確認するべきポイント
  • 企業が提供しているサービスや商品
  • 企業がサービスや商品を提供する対象
  • 企業理念と沿革

受け答えがネガティブで活躍できそうにない

ネガティブな受け答えが多いのも、一次面接で落ちる人の特徴のひとつです。中にはスキル重視の企業もありますが、新卒採用では多くの企業が将来性をより重視する傾向にあります

ネガティブな受け答えが多い学生は過去に固執しやすいうえ、チャレンジ意欲も欠けていることが多いため、伸びしろが少ないのではと考えられてしまいます。そのため、面接の受け答えはなるべくポジティブな表現を使うように心掛けましょう。

たとえば自分の短所を伝えるときも、「優柔不断なところです」と答えるよりも「慎重すぎるため、期限を決めて考えるようにしています」など対策とともに答えたほうが、前向きな印象になります。

優柔不断な短所を効果的に伝えるための例文はこちらの記事で紹介しています。

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一次面接の合格サインと不合格サインは?

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就活生

一次面接を受けたのですが、結果が気になっていても立っても居られません……。なにかサインのようなものはあるのでしょうか?

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キャリアアドバイザー

面接の合否は実際に通知されるまでわかりませんが、本番中の面接官の反応からある程度推測することもできますよ。

たとえ不合格でもすぐに気持ちを切り替えられるよう、一次面接の合格サインと不合格サインを知っておきましょう。ただし、面接官が面接中に見せたサインによって、必ず合否が決まるわけではありません。あくまでも一つの判断材料と捉え、気にしすぎないことが大切です。

面接中に感じるサインについてこちらの記事でも解説しています。

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合格サイン

一次面接の合格サインの例
  • 質問に対する受け答えを深掘りされる
  • 予定よりも面接時間が長い
  • 自社に入社するメリットを伝えられる
  • 面接官がメモをたくさん取る
  • 他社の選考状況について聞かれる
  • 入社後の具体的な話をされる
  • 次の面接の日程調整をする

一次面接の突破は自分に興味を持ってもらえたことを意味するため、面接官の反応もポジティブなものが多くなります。たとえば、受け答えに対してさらに突っ込んだ質問を頻繁にされる場合や、面接官が企業や仕事の説明を多くしてくれる場合は合格の可能性が高いです

ただし、応募者が多い一次面接は集団面接でおこなうケースが多く、時間が少ないために一人ひとりの話の内容を深掘りされにくい傾向にあります。そのため、面接時間が短かったり、突っ込んだ質問が少なかったりする場合でも、必ずしも不合格とは限りません。

不合格サイン

一次面接の不合格サインの例
  • 回答に対してそっけない態度を取られる
  • 予定よりも面接時間が短い
  • 自社についての話をしない
  • ありきたりな質問しかされない
  • 次の面接や入社後の話がない
  • 逆質問への回答があいまい
  • 面接開始時と終了時で面接官の態度に差がある

自分に興味を持ってもらえない場合、一次面接の突破は難しくなります。たとえば、一問一答のような形で質疑応答がそっけなく進んでいく場合や、入社後の話がほとんどない場合は不合格の可能性が高くなります

とはいえ、中には学生のストレス耐性を見極めるために、わざとそっけない態度を取る企業もあります。面接官の反応が悪いからといって面接の途中で投げやりにならず、最後まで自分の力を出し切ることが大切です。

一次面接の通過率を上げるための5つのコツ

一次面接の通過率を上げるための5つのコツ

それでは、一次面接の通過率を上げるためのコツを解説します。一次面接は選考の序盤で実施される面接とはいっても、きちんとした対策をしないままでは通過率は上がりません。

ここで解説するコツを踏まえて、しっかり準備を進めていきましょう。

①自己分析を繰り返す

身だしなみやマナーに問題がないのであれば、一次面接が通過できない原因は回答が浅いことにあると考えられます。

長所を聞かれたときの回答を例に挙げると、「自分がそう思うから」という根拠だけでは不十分です。主観的な評価だけでなく、その長所を発揮したエピソードや、人にそう評価されたことがある経験など、客観的な情報を回答に含める必要があります

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自分が用意した回答に対して「なぜ?」「どうして?」と自問自答を繰り返しながら、自分の考え方と価値観の傾向を明らかにしていきましょう。

自己分析の質を上げるための方法はこちらの記事で解説しています。

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②業界理解と企業理解を深める

面接は自分の魅力を企業にアピールする場ですが、それと同時に「自分を採用するメリット」を企業に説明する場でもあります。

自分を採用した結果、企業にどんな形で貢献できるのかを説明するには、業界と企業への深い理解が不可欠です。業界・企業研究を通じ、「そこではどんな人材が求められているのか」「今後何が必要になっていくのか」などを明らかにしておきましょう。

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キャリアアドバイザー

自分の強みと企業が求めている人材を正しく理解していれば、「自分を採用するメリット」をうまく説明できるはずです。

③明るくハキハキとわかりやすく答える

本番中の受け答えは明るくハキハキと、誰にでもわかりやすい言葉で話すのがポイントです。同じ回答であっても、前を向いて明るく話すのとボソボソと下を向いて話すのとではまるで印象が異なります

面接ではどうしても回答の中身そのものばかりに気を取られがちですが、それと同じくらい重要なのが受け答えの際の表情と話し方です。特に一次面接では個性的な答えでインパクトを残そうとするよりも、まずは好印象を持ってもらえるように、明るくハキハキと話すことを心掛けましょう。

また、ダラダラと話し続けるのは面接で嫌われる行為の一つです。最もアピールしたい点が面接官に伝わるよう、受け答えは結論から始めて要点をわかりやすく伝えてください。

面接で好印象を得る方法についてはこちらを読んでおきましょう。

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④背筋を伸ばす

だらしない座り方で印象を悪くしないよう、本番中は背筋を伸ばして座ることを心掛けましょう。一次面接では質問への回答はもちろん、身だしなみや姿勢なども評価の対象になります。

女性の座り方
  • 女性の場合は膝とかかとをそろえ、脚を真っすぐに立たせるようにして座りましょう。椅子にはもたれかからず、10cmほどの隙間をつくって座るのがポイントです。手は太もものうえに両手が重なるようにしておきます。
男性の座り方
  • 男性の場合は肩幅程度に脚を開き、つま先を前に向けるようにして座りましょう。横柄で不躾な印象を与えないよう、脚の開きすぎには注意が必要です。手は軽く握って太もものうえに置きます。

⑤面接練習を徹底する

面接練習の徹底も一次面接の通過率を上げるためには欠かせません。入退室のマナーを完璧にしておくのはもちろん、面接特有の雰囲気に慣れておき、なるべくリラックスした状態で本番に臨めるようにしましょう

中には、

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就活生

自分は本番に強いから練習しなくても大丈夫。

と考える人もいるかもしれませんが、目上の人とのコミュニケーション力は練習なしで身につけられるものではありません。本番で面接官と会話のキャッチボールができるよう面接練習を繰り返し、目上の人との会話に慣れておくのをおすすめします。

面接では、事前に暗記してきたことを機械のように話す人よりも、面接官との会話を心掛けて臨機応変に話せる人のほうが高く評価されます。会話に慣れていない人は臨機応変な受け答えができないため、徹底した面接練習が重要となるのです。

一次面接の通過率を高めるための練習方法

一次面接を突破するための練習方法には一人でできるものあります。マナーや話し方に不安がある人は、まず一人で練習をして面接での立ち振る舞いをマスターしていきましょう。

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キャリアアドバイザー

ある程度自信を持てるようになったら、第三者に頼んで客観的な意見をもらうのがおすすめですよ。

面接練習をすることのメリットやおすすめの練習方法についてはこちらの記事も参考にしてください。

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録音して繰り返し聞く

まだ面接のやり方に慣れていない段階では一人での面接練習も効果的です。面接での受け答えを録音し、自分がきちんと話せているかを確認してみましょう

発声練習は録音をしなくてもできますが、ただ発声するだけでは自分の話し方の特徴や口癖に気づかない場合もあります。そのような自覚していない悪癖を明らかにできるのが、録音して繰り返し聞く練習方法の大きなメリットです。

録音再生時にチェックすべきポイント
  • 声の大きさ、トーンはちょうどいいか
  • 滑舌は悪くないか
  • スムーズに話せているか
  • 内容がおかしくないか
  • 回答時間が長すぎ(短すぎ)ないか
  • 「えー」「あのー」などの口癖が多くないか
  • 正しい敬語を使えているか

第三者に評価してもらう

スムーズに話せるようになったら、次は第三者に評価してもらいましょう。本番でも練習と同じような受け答えができるか確かめるため、できる限り本番に近い形式で練習をおこなうのがおすすめです

家族や友人に面接官役をお願いするのも一つの方法ですが、親しい間柄の人物だと照れてしまったり、緊張感を保てなかったりするデメリットがあります。本番の面接の雰囲気と離れすぎてしまっては練習の意味がないため、第三者評価は就活のプロにしてもらうとより効果的です。

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キャリアアドバイザー

大学のキャリアセンターや就活エージェントなどを活用し、面接対策を進めてみてください。

頻出質問への対策を多くする

あらゆる質問を想定して対策するよりも、頻出質問を重点的に対策するのがおすすめです。一人ひとりにかける時間が少ない一次面接では質問数そのものも少ないため、頻出質問が多くなる傾向にあります。

また、頻出質問は一次面接だけでなく、二次面接や最終面接でも繰り返し聞かれることになります。深掘りされたときに面接官が納得する受け答えができるよう、一次面接で入念に対策したことが後の面接でも役立つはずです。

一次面接の頻出質問
  • 自己紹介
  • 志望動機
  • 学生時代に力を入れたこと
  • 自己PR
  • 長所と短所
  • 逆質問

一次面接の対策はこちらの記事でも解説しています。

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徹底した準備で一次面接の通過率をアップさせよう

一次面接は選考の序盤で実施される面接ですが、大企業など競争率が高い人気企業ほど通過率が低くなります。選考の中での一次面接の立ち位置や評価のポイントをしっかりと理解し、徹底的に準備したうえで本番に臨みましょう。

また、自己分析や業界・企業研究だけでなく、面接練習を繰り返しおこなうことも大切です。緊張しすぎて自分の力を発揮できない事態を避けるためにも、練習によって面接特有の雰囲気と目上の人との会話に慣れておきましょう。

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