目次
- 一次面接の通過率は意外と低い? 合格不合格のサインから通過の可能性を探ろう
- 一次面接の通過率は? 企業規模別にチェック!
- 超人気の大手企業:およそ20%程度
- 一般的な大企業:およそ30%程度
- 中小企業やベンチャー企業:およそ40%程度
- 面接官の反応から読み取る! 一次面接の合格・不合格サイン
- 合格のサイン:面接官からポジティブな反応が見られる
- 不合格のサイン:面接官の対応がそっけないことが多い
- 一次面接で企業が見ている5つのポイント
- ①明るく受け答えができるか
- ②成長意欲があるか
- ③企業や仕事へ最低限の理解があるか
- ④清潔感のある身だしなみになっているか
- ⑤社会人としてのマナーが備わっているか
- 一次面接の通過率が高い人の3つの特徴
- ①自分の意見を誠実に伝えられる
- ②質問意図を正しく理解して受け答えができる
- ③想定外の質問に対しても柔軟な対応ができる
- 一次面接の通過率を上げるための5つのコツ
- ①自己分析を繰り返す
- ②業界理解と企業理解を深める
- ③明るくハキハキとわかりやすく答える
- ④背筋を伸ばして正しい姿勢で臨む
- ⑤面接練習を徹底する
- 一次面接突破には熱意と第一印象が大事! 通過率を上げるために準備を徹底しよう
一次面接の通過率は意外と低い? 合格不合格のサインから通過の可能性を探ろう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「一次面接の通過率は、何割ですか?」
「一次面接に落ちたかもしれません……。合格・不合格のサインってあるのでしょうか?」
就活生からこのような悩みを聞くことがあります。一次面接の通過率は意外と低く、人気の超大手企業では20%、一般的な大企業では30%、中小やベンチャー企業では40%とも言われています。
この記事では、企業の規模から見る一次面接の通過率や、面接官の反応からわかる合格・不合格のサイン、評価されているポイントなどを解説します。「一次面接に落ちたかも」と不安な人は、簡単な対策も紹介するので、ぜひ実践してみてくださいね。
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一次面接の通過率は? 企業規模別にチェック!
まず、一次面接はどれくらいの確率で通過できるのかを確認しましょう。ここからは企業の規模を3つに分け、それぞれの通過率について解説していきます。ただし、ここで紹介する通過率はあくまで一例で、実際は企業の選考の方式や募集人数、採用状況によって変化します。「必ずこの確率で合格する」というものではないため、必要以上に不安になったり、反対に慢心したりしないようにしましょうね。
超人気の大手企業:およそ20%程度
人気の大手企業の一次面接通過率は、およそ20%と言われています。特に、誰でも名前を知っているような大手の企業の場合、学生からの認知度が高くエントリー数も多いです。応募者を一斉に足切りするために一次面接を実施しているケースがほとんどなので、通過率が低くなる傾向にあります。
大手企業の一次面接に落ちても、気にし過ぎる必要はありません。企業規模や選考内容によって一次面接の通過率は変わるので、視野を広げてほかの企業にもチャレンジすれば十分に内定の可能性はありますよ。

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アドバイザー
これから一次面接を受ける人は、「通過率はたったの20%か……」と捉えずに、「超大企業の一次面接でも5人に1人は通過できる」と考えて、前向きに対策を進めましょう。
一次面接の対策方法は、以下の記事で解説しています。
関連記事
一次面接の対策はこれで完璧|よくある質問の答え方や入退室のマナー
一次面接は身だしなみや話し方、基本的なマナーなどを完璧にし、好印象を与えることが必要です。 この記事では、一次面接の特徴や重視される項目、よくある質問をキャリアアドバイザーが解説します。 服装やマナーなどイラストも参考にして一次面接を突破してくださいね!
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一般的な大企業:およそ30%程度
一般的な大企業の一次面接通過率は、およそ30%ほどです。エントリーの時点で多くの学生が集まるため、一次面接では応募者をふるいにかけたいという背景があります。また、採用枠に対して募集人数が過度に多い場合は、集団面接などを実施して人数を絞っています。
30%という数値は、3〜4社にエントリーしてようやく1社通過するかどうか、というところです。どれだけ万全の対策ができていても、すべての企業の一次面接を突破できるとは限らないので、ある程度の数を見越してエントリーすることをおすすめします。

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アドバイザー
エントリー数が多い企業では、集団面接で最低条件を満たした学生を通過させ、二次面接以降で具体的な話を聞く採用が一般的です。あわせて、集団面接の対策もしておくと良いでしょう。
二次面接と集団面接の対策方法は、以下の記事で解説しています。
二次面接は一次と同じ対策では落ちる可能性大! 対策や質問例を解説
【質問例30選】集団面接で頻出の質問はこれ! 評価点と答え方も解説
中小企業やベンチャー企業:およそ40%程度
中小企業やベンチャー企業の一次面接通過率は、およそ40%程度と思っておきましょう。人気の大手企業や一般的な大企業と比べて通過率がやや高いのは、内定辞退者が出ることを見越して多めに通過させているためです。
ほかの企業に比べて通過率が高いとはいえ、油断は禁物です。選考に関する情報が少ないことが多いので、どのような対策が有効か、見極めが難しいこともあります。

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アドバイザー
「本命企業の滑り止め」と思って対策を怠ると、一次面接で落ちてしまう可能性が高まるので気を引き締めて挑みましょう。
面接官の反応から読み取る! 一次面接の合格・不合格サイン

就活生
一次面接を受けたのですが、結果が気になり過ぎて、いても経ってもいられません……。何か合格・不合格のサインのようなものはあるのでしょうか?

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アドバイザー
一次面接の合否は実際に通知されるまでわかりませんが、本番中の面接官の反応からある程度推測することもできます。
ここからは、面接官の反応から一次面接の合格・不合格を見極めるサインを紹介します。あくまでも一つの判断材料と捉えつつ、選考結果が気になり過ぎてソワソワする気持ちを解消しましょう。
面接中に感じる手応えやサインについては、以下の記事でも解説しています。
面接の手応えを過信するのは危険!面接中に感じるサイン10個を分析
面接で落とされる20のサイン|企業の本音を知ることが対策の第一歩
合格のサイン:面接官からポジティブな反応が見られる
面接官が前のめりな姿勢で話を聞いてくれたり、次回選考や企業についての具体的な話を場合は、合格のサインかもしれません。企業は好印象を抱いている学生に対して、「もう少し詳しい話を聞きたい」と感じるので、自然とポジティブな反応になります。
たとえば、以下のようなポジティブな反応が見られると合格している可能性が高いです。
- 質問に対する受け答えを深掘りされる
- 予定よりも面接時間が長くなる
- 自社に入社するメリットを伝えられる
- 面接官がメモをたくさん取る
- 他社の選考状況について聞かれる
- 入社後の具体的な話をされる
- 次の面接日程についての話題になる
- 次の選考に関する前向きな発言がある

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アドバイザー
一次面接でポジティブなサインがなかったり、面接時間が短かったりする場合でも評価されているケースはあります。合格のサインに一喜一憂せず、次の選考に備えて前に進みましょう。
不合格のサイン:面接官の対応がそっけないことが多い
面接官が事務作業のように面接を進行していたり、回答に対しての掘り下げや反応がない場合は、合格の見込みが薄いことも考えられます。面接官が「自社とマッチする学生ではない」と判断した場合、質問の回答を深掘りする必要性が低いと考えて、やりとりが形式的になることがあるからです。
そっけない態度には、以下のようなものがあります。
- 回答に対してそっけない態度を取られる
- 予定よりも面接時間が短くなる
- 自社についての話をしない
- ありきたりな質問しかされない
- 次の面接や入社後の話がない
- 逆質問への回答があいまい
- 面接開始時と終了時で面接官の態度に差がある

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企業によっては、あえて圧迫感を演出し、学生の受け答えやストレス耐性を見極めているケースもあります。「面接官の反応が悪い=不合格」と決めつけるのではなく、最後まで自分の力を出し切ることが大切ですよ。
面接官の対応がそっけない場合、圧迫面接の可能性があります。圧迫面接の対策方法は以下の記事で紹介しているので、参考にしてくださいね。
関連記事
圧迫面接を乗り越える3つの対処法|よくある質問と回答例文
圧迫面接を受けて平気な就活生はいない こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から 「圧迫面接されて泣いてしまいました……。」 「圧迫面接って何のためにあるんですか?」 という声をよく聞きます。圧迫面接とは、面 […]
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一次面接で企業が見ている5つのポイント

就活生
一次面接の通過率や合格・不合格のサインは理解できました! 一次面接で企業が何を評価しているのか知りたいです。

キャリア
アドバイザー
では、ここからは一次面接で企業が見ている5つのポイントについて解説しますね。
①明るく受け答えができるか
一次面接では、明るく受け答えができるかどうかを評価されます。面接官は、学生の態度から「入社後に社内外で良好な人間環境を築けるか」「新しい環境でも馴染める人材か」を見ています。
どのような職種でも明るくハキハキと受け答えができる人は、第一印象が良く、対人コミュニケーションに長けているケースが多いので好評価になる傾向にあります。一次面接で明るく受け答えをするには、以下のようなポイントを意識しましょう。
- 自然な笑顔で面接官の目を見て話す
- 質問のあとに「はい」と返事をしてから受け答えをする
- 質問に対してはできるだけ前向きな回答を伝える
- 面接官の話をうなずきながら聞く

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アドバイザー
どれだけ志望度が高くても、面接官に暗い印象を持たれてしまっては評価は上がりません。新卒就活はポテンシャル採用で人柄を評価されるので、明るく聞き取りやすい声と表情を意識しましょう。
一次面接の前に面接練習をして、明るく話せているかチェックしておくと良いですよ。以下の記事では、模擬面接や一人でできる面接練習の方法を紹介しています。
質問&チェック項目付き|模擬面接は6ステップのやり方で効果アップ
面接練習はまずは一人で始めよう! 練習の準備物と練習方法も紹介
②成長意欲があるか
企業は売り上げを作る必要があるので、入社後に成長して貢献してくれる人材が欲しいと考えています。そのため、受け身な内容や「周囲が取り組んでいたから」というアピールでは、社会人になってからの伸びしろを見出してもらうことはできません。
一次面接で成長意欲をアピールするためには、以下のような主体的に取り組んだ経験を伝えるのがおすすめです。
- 仕事に必要な資格やスキルを学んだ経験を話す
- 入社後にどのような職種でどう貢献したいかを伝える
- 主体的にチャレンジした経験をアピールする
- 失敗を乗り越えた経験を話す

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面接官に「前向きに努力できる学生だ」と思ってもらうために、表情、姿勢、声のトーンなどの話し方にも熱意を込めることを意識しましょう。
面接の話し方で押さえておくべきポイントは以下の記事で解説しているので、参考にしてください。
関連記事
面接の話し方で絶対押さえたいポイント6選|避けるべき話し方も解説
面接では、質問の回答以外にも話し方・伝え方からコミュニケーション能力を評価をされています。この記事ではそんな面接での話し方について、好印象になるコツや、面接官の着眼点についてキャリアアドバイザーが解説していきます。
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③企業や仕事へ最低限の理解があるか
企業や仕事に最低限の理解があるかどうかは、一次面接で確実に見られるポイントです。事業や業務内容を何も理解していない学生を採用することは、企業にとってリスクでもあります。熱意の低い学生は入社後に成長する可能性が低く、早期退職のリスクにもつながるため企業も採用に慎重になります。
一次面接では、企業や仕事への理解度を把握するために、以下のような質問がされるので対策しておきましょう。
- 同業他社の中で弊社を選んだ理由は何ですか
- 弊社の企業理念についてどう思いますか
- 入社後に成し遂げたいことはありますか
- 弊社の商品やサービスで知っているものは何ですか
- 弊社の最近の取り組みで印象に残っていることはありますか
- 弊社の店舗に足を運んだことはありますか
- 入社後どのような業務に携わりたいと考えていますか

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アドバイザー
企業や仕事に対する質問の回答がしどろもどろだと、企業研究の不足や志望度の低さを見抜かれてしまいます。「どのような業務に、どんな強みを活かして貢献したいか」まで話せるように準備しておきましょう。
業務内容や事業内容のリサーチ方法は以下の記事を参考にしてみてくださいね。
業務内容とは「部署の仕事」を表す! 部署ごとの業務内容例も紹介
事業内容とは|企業研究や選考対策への活用方法を事例付きで解説
④清潔感のある身だしなみになっているか
一次面接では、第一印象が評価に大きくかかわります。社会人として相手に不快感を与えないという、最低限の配慮ができているかどうかを見られているのです。そのため、自分の格好が清潔感のある身だしなみになっているかは入念にチェックするようにしましょう。
一次面接の前には、以下のポイントを欠かさず見るようにしてくださいね。
- 髪型が乱れていないか
- 眉毛やヒゲなどのムダ毛を整えているか
- 爪が伸びすぎていないか
- スーツにシワや汚れがないか
- スーツのサイズが合っているか
- 靴は磨いてあるか
- 派手すぎる化粧やネイルをしていないか

キャリア
アドバイザー
清潔感のある身だしなみを意識することは、些細な対策に思えるかもしれません。しかし、努力次第で誰でも改善できる部分なので、小さな対策を怠らずにほかの就活生と差をつけましょう。
好印象につながる身だしなみについては、以下の記事で解説しています。
就活の身だしなみは超重要!好印象の与え方を男女別に解説
面接でのネイルはNG! 就活時に見落としがちな身だしなみの落とし穴
⑤社会人としてのマナーが備わっているか
一次面接では、社会人としての基本的なマナーが身に付いているかも評価基準です。働くうえでは、社内外でさまざまな人とかかわる機会が多くあります。マナーができていないと、会社の信頼を失ったり、取引先との関係が悪くなってしまったりするリスクがあります。
以下のような部分から、マナーが備わっているかを見られているので、対策しておきましょう。
- 入退室の挨拶ができているか
- 面接官の話を遮らずに最後まで聞けているか
- 丁寧な言葉遣いで話せているか
- 悪い姿勢やだらしない態度になっていないか
- 対応に対して感謝の言葉を伝えられているか
- ビジネスシーンにふさわしい身なりか
社会人としてのマナーをすぐに習得するのは難しいです。模擬面接や普段の生活から意識して対策しておけると良いですね。
以下の記事では、一次面接で役立つビジネスマナーを解説しています。
関連記事
就活の面接前にやるべき準備|正しいマナーや頻出の質問を紹介
就活の面接は事前準備が大切 こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から 「面接前には何をしておくべきですか?」 「面接に通過するためには、どんなことを心がければいいですか?」 という声を多く聞きます。就活攻略 […]
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面接本番まで時間がない人は、頻出質問の模範解答だけでも必ず押さえておこう
面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。
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一次面接の通過率が高い人の3つの特徴

就活生
一次面接で見られているポイントはわかったのですが、実際に通過できる人にはどんな特徴があるのでしょうか?

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良い質問ですね。ここからは、一次面接の通過率が高い人の3つの特徴を紹介します。
一次面接に通過するためには、企業が評価しているポイントを理解するだけでは不十分です。一次面接の通過率が高い人の特徴も取り入れて、さらにスムーズに選考を突破しましょう。
キャリアアドバイザーが読み解く!面接の段階により重要なポイントが異なることを押さえよう
「どのような点を重要視されるか」を考えたうえで練習しよう
面接では、段階によって見られる内容が異なるため、質問内容も異なってきます。たとえば、一次面接では自分のことを聞かれることが多く、最終面接では入社意思の確認をされることが多いです。
面接の段階によって聞かれる内容を理解せずに練習をしてしまったら、いざ本番で「思っていた面接と違った」という結果になることも考えられます。
もちろん企業によって面接のスタイルは変わるため、一概に「一次面接では自分のことが聞かれる」とは言えません。しかし、それぞれの面接で「どのような点を重要視されるか」を考えるだけで練習方法も変わってくると思います。しっかりとその重要性を認識したうえで、面接練習をしてくださいね。
①自分の意見を誠実に伝えられる
一次面接を通過する学生には「意見を誠実に伝えられる力」があります。面接官は学生の本質的な人柄や考え方を知りたいと思っています。輝かしい実績や強みがあったとしても、取り繕った言葉や盛ったエピソードは評価を下げてしまうことがあるので注意が必要です。
特に一次面接は、はじめて面接官と対面する場です。初対面の印象は、今後の選考にも大きくかかわってくるので、嘘をつかずにありのままを伝えることが大切ですよ。
たとえば、失敗経験があったとしても、「どのように向き合い乗り越えたか」を伝えれば評価してもらえます。ネット上で参考にした自己PRや志望動機を正解だと考えずに、自分にしか伝えられない経験や思いを絡めてアピールできると良いですね。

キャリア
アドバイザー
一次面接ではスムーズに話すことも大切ですが、ぎこちなさが出てしまっても、自分の言葉で誠実に話すほうが印象は良いですよ。
自分の意見を誠実に伝えるためには、以下の記事を参考に、面接練習を繰り返しましょう。
関連記事
面接を練習しないのは絶対NG! 練習する意味や対処法まで徹底解説
面接の練習しないのはリスクが高いので、練習することをおすすめします。この記事では、練習しないリスク、練習するメリット、最低限抑えておくべき質問などをキャリアアドバイザーが解説します。この記事を参考に、是非ポイントを抑えた練習をおこなってみてください。
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②質問意図を正しく理解して受け答えができる
一次面接を通過できる学生は、質問の意図を正しく理解して受け答えできている特徴があります。質問の意図を理解していないと、企業の求める回答ができないので評価につながりにくいです。
たとえば、以下のように質問とその背景にある意図を、結びつけて受け答えできるように練習しておきましょう。
- 学生時代に頑張ったことは何ですか
→入社後に活躍できる学生か、困難にも立ち向かう力があるかを知りたい - 弊社を志望した理由は何ですか
→志望度の高さや業界・企業理解ができているか・社風と合う人材か知りたい - あなたの強みは何ですか
→入社後にどのように活躍できるか知りたい、適性は何か知りたい - あなたの弱みを教えてください
→課題発見能力、問題解決能力、成長意欲があるか判断したい

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何を聞かれているかを考えるよりも、「なぜそれを質問されたのか」と考えると、うまく受け答えできるようになりますよ。
新卒の就活でよく聞かれる質問一覧は、以下の記事を参考にしてみてください。
新卒の面接でよく聞かれる質問65選|答え方のポイントと例文を紹介
面接でよく聞かれること10個|上手な質問の答え方と例文
③想定外の質問に対しても柔軟な対応ができる
準備できていなかった質問に対しても焦らずに回答ができる人は、瞬発力や発想力を評価されて、一次面接に通過できる可能性が高いです。
以下のような珍しい質問の回答も、ある程度用意しておくと安心ですね。
- あなたの性格をコンビニの商品にたとえると何ですか
- 今日の面接に点数をつけるなら何点だと思いますか
- あなたを色でたとえると何ですか
- 無人島に一つだけ何を持っていきますか
- あなたが採用されて、ほかの学生が落ちてしまった場合どう感じますか
- 弊社の課題は何だと思いますか

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アドバイザー
もしすぐに受け答えできないときは、「少し考えるお時間をいただいてもよろしいでしょうか」と伝えて回答することもできますよ。
想定外の質問にもスムーズに回答できるように、以下の記事を読んで対策しておきましょう。
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面接で聞かれたおもしろい質問40選|答え方のコツや例文まで紹介
面接で面白い質問をされたら周りと差をつけるチャンス こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。 「今度受ける面接では面白い質問が多いと聞きました……」「頻出質問以外の面白い質問まで対策しておきたいです」 面接を控えた就 […]
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キャリアアドバイザーから就活に悩むあなたへコミュニケーションのキャッチボールをしているという意識が大事!
相手の聞きたいことを理解して誠実に回答しよう
面接では「相手とコミュニケーションのキャッチボールをしている」という感覚を忘れないのが何よりも大切です。面接で緊張するのは当たり前のこと。緊張を言い訳にせず、相手が聞きたいことをきちんと理解して、誠実に回答をするのが通過のコツです。
ときどき見受けられるのが「面接でどのようなことを聞かれたか」「自分はどのように答えたか」を振り返ろうとしてもまったく覚えてないパターンです。「相手が聞いたことに丁寧に答えた」という自覚がある人は、面接時の記憶も残っているはずです。しかし、何も考えずに慌てて回答をすると、そのときの記憶は残りにくいものとなってしまいます。
残念ながら、自分でも覚えていないということは「相手の印象にも残っていない」と言うことです。面接はどちらかが一方的に自分のことを押し付ける場ではありません。コミュニケーションの基本を思い出し、落ち着いて対処していきましょう。
39点以下は要注意!面接を受ける前に面接力を測定しよう!
やみくもに面接を受ける前に、自分の面接力を知っておくことが大切です。
そこで無料の「面接力診断」を活用しましょう。面接力診断を使えば、簡単な質問に答えるだけであなたの面接力と弱点がわかります。
今すぐ活用して、志望企業の面接を突破しましょう。
一次面接の通過率を上げるための5つのコツ
一次面接は、次の選考に進む人を絞り込む足切りのような位置付けでもあるため、対策が不十分なままだと通過率は上がりません。そこでここからは、一次面接の通過率を上げるためのコツを解説します。解説する5つのコツを踏まえて、しっかりと準備を進めていきましょう。
①自己分析を繰り返す
一次面接を通過するためには、回答の説得力を高める必要があります。そのために、自己分析を繰り返すことが大切です。「ES(エントリーシート)は通過するのに一次面接で落ちてしまう」という学生の多くは、回答が抽象的で内容が浅かったり、話の根拠が欠けていたりするケースが多いです。
面接官ははじめてあなたのアピール内容を聞くので、行動した理由や定量的な取り組み、結果などを具体的に伝えないと、話の内容をイメージしにくいのです。

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自己分析をして、「なぜ」と深掘りをすることで、面接で回答する内容の質が高まります。定期的に自己分析をやり直して、自己理解を深めましょう。
自己分析のやり方や質を上げる方法は、以下の記事で解説しています。
強み・弱みが必ず見つかる10の自己分析法|OK・NG例文付き
自己分析の質を上げる4つの方法|オススメの本・サイトも紹介
②業界理解と企業理解を深める
面接は自分の魅力を企業にアピールする場ですが、それと同時に「自分を採用するメリット」を企業に説明する場でもあります。
自分を採用した結果、企業にどんな形で貢献できるのかを説明するには、業界と企業への深い理解が不可欠です。
業界・企業研究を通して、「どんな人材が求められているのか」「今後何が必要になっていくのか」などを明確にしましょう。そのうえで、「強みや経験をどのように活かして貢献できるか」をアピールすれば、評価してもらえるようになりますよ。

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強みと企業が求めている人材を正しく理解していれば、「自分を採用するメリット」をうまく説明できるはずです。
業界研究は、ノートを使ったやり方がおすすめです。以下の記事で解説しているので、参考にしてくださいね。
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周りと差がつく業界研究ノートの作り方|状況別の活用法まで解説
業界研究ノートは就活成功に近づくツールです!今回は周りと差をつける業界研究ノートの作り方を紹介していきます。キャリアアドバイザー監修のもと、業界研究ノートに書くべき7つの項目や業界研究ノートの例も紹介しているので、業界研究ノート作成の参考にしてください。
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③明るくハキハキとわかりやすく答える
面接ではどうしても回答の中身そのものばかりに気を取られがちですよね。しかし、それと同じくらい重要なのが受け答えの際の表情と話し方です。
面接中の受け答えは明るくハキハキと、誰にでもわかりやすい言葉で話すのがポイントです。同じ回答であっても、前を向いて明るく話すのと、ボソボソと下を向いて話すのとでは印象がまるで異なります。
特に一次面接では個性的な答えでインパクトを残そうとするよりも、まずは好印象を持ってもらえるように、明るくハキハキと話すことを心掛けましょう。

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ダラダラと話し続けるのは面接で評価が下がる行為の一つです。最もアピールしたい点が面接官に伝わるよう、受け答えは結論から要点をわかりやすく伝えてくださいね。
面接で好印象を得る方法については、以下の記事を読んでおきましょう。
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面接の話し方で絶対押さえたいポイント6選|避けるべき話し方も解説
面接では、質問の回答以外にも話し方・伝え方からコミュニケーション能力を評価をされています。この記事ではそんな面接での話し方について、好印象になるコツや、面接官の着眼点についてキャリアアドバイザーが解説していきます。
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④背筋を伸ばして正しい姿勢で臨む
だらしない座り方で印象を悪くしないように、本番中は背筋を伸ばして座ることを心掛けましょう。一次面接では質問への回答はもちろん、身だしなみや姿勢なども評価の対象になります。
- 椅子にはもたれかからず、10cmほどの隙間をつくって座る
- 手は軽くそろえて太ももの上に置く。
- 横柄な印象を持たれないよう、脚を開きすぎないように注意する。
- 猫背にならないよう、背筋を伸ばす
より詳しい面接での座り方のマナーは、以下の記事で解説しています。
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面接の座り方で印象が大きく変わる! 正しい座り方やマナーを徹底解説
面接の座り方は、第一印象を決める重要な要素なので、正しく座れるようチェックしましょう。 この記事では、面接の正しい椅子の座り方やマナーをキャリアアドバイザーが徹底解説します。 日頃から姿勢にも注意して身につけていきましょう。
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⑤面接練習を徹底する
一次面接を突破するためには、面接練習を徹底することが重要です。練習方法には一人でできるものもあります。マナーや話し方に不安がある人は、まず一人で練習をして面接での立ち振る舞いをマスターしましょう。

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ある程度自信を持てるようになったら、周囲に頼んで客観的な意見をもらうのがおすすめですよ。
面接練習をするメリットや、おすすめの練習方法についてはこちらの記事も参考にしてください。
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自分の声や回答を録音して繰り返し聞く
面接練習をはじめるなら、まずはじめに自分の声や回答を録音して、話し方や無意識の癖を客観視するのがおすすめです。自宅にいながら一人でも練習できるので、スマホやPCで録音して再生するだけでも多くの気付きを得られますよ。
以下のポイントを意識しながら、録音を聞いてみてください。
- 声の大きさやトーンは聞き取りやすくなっているか
- 口癖が多く出てしまっていないか
- 質問の回答時間が長すぎたり、短すぎたりしないか
- 敬語は適切に使えているか
- 質問と受け答えに矛盾や違和感がないか

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まずは手っ取り早く練習する方法として、自分の声や回答を録音して聞いてみることからはじめましょう。
面接での受け答えを録音したいときは、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
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第三者に評価してもらう
ある程度スムーズに話せるようになったら、周囲の人に頼んでフィードバックを貰いましょう。客観的な視点で聞いてもらえるので、自分では気付けない改善点が見えますよ。
家族や友人に面接官役をお願いしても良いですが、大学のキャリアセンターや就活エージェントを活用するのもおすすめです。彼らは就活のプロなので、アドバイスや対策方法、フィードバックなどの質の高さが違います。
模擬面接を利用して、本番に近い環境で練習するのも良いですね。

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第三者に評価してもらうときは、録音ではわからない表情や身振り手振りなども含めて見てもらいましょう。
深掘り対策のため頻出質問に対して自問自答を繰り返す
頻出質問は「なぜ」「どうして」と自問自答を繰り返して、面接で深掘りされたときの対策をしておくことが重要です。
たとえば、頻出質問では以下のような深掘りがあります。
頻出質問 | 想定される深掘りの質問 |
---|---|
自己紹介 | ・なぜその大学や学部を選んだのですか ・友人や教授からはどんな人だと言われますか |
長所と短所 | ・長所を発揮した場面を教えてください ・短所を改善するために取り組んでいることはありますか ・周囲からどのような性格だと言われますか |
自己PR | ・その強みが身に付いたきっかけはありますか ・入社後どのように強みを活かせますか ・あなたの強みを一言で表すと何ですか ・弊社があなたを採用するメリットを教えてください |
ガクチカ | ・なぜその取り組みに力を入れたのですか ・どんな困難がありましたか ・どのように工夫や改善をしましたか ・今後、その経験をどう活かせますか |
志望動機 | ・なぜ他社ではなく弊社を選んだのですか ・弊社でどんな仕事をしたいですか ・その志望動機なら、他社でも達成可能だと思いますがどうでしょうか |
キャリアプラン | ・ 10年後、どんな人生を歩んでいたいですか ・キャリアプランのために今取り組んでいることは何ですか ・希望の部署に配属されなかった場合、どうしますか |
挫折経験 | ・なぜうまくいかなかったのですか ・挫折したとき、何を感じましたか ・過去に戻れるならどう対処しますか |

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ある程度の回答を決めておいて、質問内容によって調整しながら話せるようになると良いですね。
ガクチカの深掘り対策は、以下の記事で解説しています。
ガクチカの深掘り質問に答えるための4つの対策【回答例文9つ付き】
1時間の面接は深掘り対応が重要! 絶対にやるべき5つの準備
一次面接突破には熱意と第一印象が大事! 通過率を上げるために準備を徹底しよう
一次面接は選考の序盤で実施される面接ですが、超人気の大企業や一般的な大企業では通過率が低くなる傾向にあります。
一次面接では熱意や第一印象が評価されています。そのため、自己分析、業界・企業研究を深めて「なぜ他社ではダメなのか」を明確にしておくのが大切です。
また、緊張しすぎて本番で力を発揮できない事態を避けるためにも、面接練習、頻出質問の対策も徹底しておきましょう。この記事で解説した内容を一つずつ取り入れれば、徐々に一次面接の通過率が上がっていきますよ。
本コンテンツにおける編集方針
近年では「ダイバーシティー&インクルージョン(D&I=多様性と社会的包摂)」およびジェンダー尊重の重要性が増しており、キャリアパーク就職エージェントでは、就職活動・転職活動においてそうした取り組みを推進する立場をとっています。
本コンテンツでご紹介する就職活動、転職活動に関連するノウハウ、マナー、対策等の情報は、特定の価値観を押し付けたり個性を損なわせる目的でなく、情報提供及び選択肢の提示であることをご理解いただき、情報の取捨選択については、あくまでそれぞれの価値観ないし個性に基づいて判断いただければ幸いです。
※キャリアパーク就職エージェントのダイバーシティ&インクルージョンな 就活を推進する取り組みについてはこちらにて詳しく説明しています
キャリアアドバイザーが読み解く!一次面接の通過率は企業により異なる
キャリアアドバイザー
根岸 佑莉子
プロフィールをみる万全な準備をして面接に臨むのが大事
一次面接の通過率は、企業によって本当にさまざまです。基本的にはネガティブチェックに近い位置付けのため、通過率がかなり低い、というわけではありません。
しかし、そうはいっても、業界や企業規模、知名度、企業の求める人材のレベルによって一次面接の通過率は異なります。たとえば、コンサルティング業界は一次面接の通過が特に難しいとされる業界です。論理的思考力やコミュニケーション能力といった「コンサルへの適性」がないと判断されれば、一次面接でも容赦なく落とされます。
また、上記の解説ではあえて企業規模に分けて解説をしていますが、「企業規模がこれくらいだから合格率は〇%だ!」と断定できるものではありません。ベンチャー企業でも突破が難しいところはありますし、大企業でも採用状況によっては通過しやすいこともあるため、一概に「通過率は〇%だから」と油断しないようにしましょう。
一次面接でもしっかりと対策をおこない、万全な体制で面接に臨むのが通過のカギになりますよ。