目次
- 「就活やめたい」は頑張った証拠! まずは本当にやめるか冷静に考えよう
- 就活で結果が出ず「やめたい」と思ったときに忘れないでほしい考え方
- 不採用=人格否定ではない
- あきらめない限り就活成功の可能性はいくらでもある
- あなたを必要としている企業は必ずある
- 勢いでの決断は後悔のもと! 就活をやめたいときに避けるべき4つの行動
- ①先のビジョンを立てないまま勢いで就活をやめる
- ②期間を決めずに就活から離れる時間を作る
- ③一人きりで就活を続けようとする
- ④ひたすら数をこなすだけの就活をする
- 自分に適した選択をしよう! 就活をやめた場合のメリット&デメリット一覧
- メリット:自分のやりたいことに集中できる
- デメリット:既卒になることで就活の難易度が上がる
- 今本当にやめて良い? 就活をやめたいときに次の行動を判断する4ステップ
- ステップ①就活をやめたい原因を書き出す
- ステップ②その原因は本当に就活をやめなければ解消できないのか考える
- ステップ③就活をやめた際のメリットとデメリットを把握する
- ステップ④就活をやめた後の明確なビジョンがあるか考える
- 就活を続けるなら対策の方向性を定めよう! 今やるべきことがわかる6つの問い
- Q1:選考はどこまで進むことが多い?
- Q2:これまでエントリーしたのは何社?
- Q3:スケジュール管理はしっかりできてる?
- Q4:周りの人は内定を獲得している?
- Q5:やりたいことは明確になってる?
- Q6:このなかでやったことのない就活対策はある?
- 「選考に受からない……」内定が出ないときの7つの対処法
- ①基本的な就活のマナーを見直す
- ②書類選考対策を見直す
- ③適性検査対策を見直す
- ④企業探しの視野を広げる
- ⑤面接練習の方法を見直す
- ⑥志望企業を理解するための行動量を増やす
- ⑦選考の振り返りをする
- 「もう全部面倒くさい……」就活に疲れたときの5つの対処法
- ①改めてスケジュールを見直す
- ②エントリーする企業数を減らす
- ③就活の経験者に対処法を聞く
- ④周りと比較するのをやめる
- ⑤一度就活を離れてリフレッシュする時間を設ける
- 「やりたいことがない……」就活に意欲的になれないときの4つの対処法
- ①自己分析をやり直す
- ②情報収集を徹底する
- ③逆求人サイトを利用して自分を求めている企業にチャレンジする
- ④就職エージェントに相談する
- どうしても就活をやめたい……つらい状況を変えるマインドセット法4選
- ①今のつらい気持ちを吐き出す
- ②生活習慣を正して心身の状態を整える
- ③同じような状況を乗り越えた人の体験談を読む
- ④これまで就活のためにしてきた努力を書き出す
- 就活をやめる決断をしたらどうする? 考えられる7つの選択肢
- ①就職留年する
- ②就職浪人する
- ③大学院に進む
- ④留学する
- ⑤別の大学に編入する
- ⑥フリーターになる
- ⑦起業・フリーランスに挑戦する
- 「就活やめたい」と思ったらまず現状分析! 4ステップで冷静に選択肢を見極めよう
「就活やめたい」は頑張った証拠! まずは本当にやめるか冷静に考えよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生から
「就活に疲れてしまって、もうやめたいです。」
「就活をやめても良いのでしょうか?」
といった相談をよく受けます。就活は心身に負担がかかる一面もあり、不採用が続いたりうまくいかない状態が続くと「やめたい」と思ってしまうこともありますよね。就活をやめたいと感じるのは、頑張った証拠です。まずはその努力を認めてあげましょう。
そのうえで、本当に今就活をやめるべきかどうかは冷静に判断する必要があります。就活をやめることが一概に良くないわけではありませんが、やめることにリスクがあるのも確かです。
この記事では、就活をやめたいと思ったときにできることや、やめて良いのかを判断する方法、やめない場合の対処法について解説します。ここで今あなたが置かれている状況を一緒に振り返り、本当にやめても良いのかを冷静に考えてみましょう。
就活で結果が出ず「やめたい」と思ったときに忘れないでほしい考え方
就活生
キャリアアドバイザー
それはつらいですよね。努力をしているのならなおさら、やめたいと思ってしまうこともあるでしょう。ただ、今は本当にやめて良いのかどうかを冷静に判断できる状態ではありませんよね。
就活生
確かにそうかもしれません。やめたいということばかり考えてしまっているので……。
キャリアアドバイザー
心が疲れている状態なら、まずはこれまでの自分の頑張りを認め、気持ちを軽くすることから始めましょう。
就活でなかなか結果が出ない状況に疲れてしまい、もうやめたいと感じるのはよくあることです。しかしそのような状況で本当にやめるかどうかを考え始めてしまうと、冷静な判断ができず後悔につながる可能性がありますよ。
まずは今の状況について冷静に判断するための気持ち作りから始めましょう。そのためには、自分を認めてあげることが何よりも大切です。ここから就活を「やめたい」と感じてしまっているときに気持ちを切り替えるための考え方を解説していくので、目をとおしてみてくださいね。
不採用=人格否定ではない
不採用が続くと、どうしても自分自身を否定されているような気分になることがあると思います。しかし、企業から内定が出ないからといってあなたに魅力がないわけではありません。
そもそも面接の短い時間で、あなたの人間性を完全に把握することはできませんよね。つまりあなた自身に魅力がないのではなく、その魅力をうまく伝えきれていないだけなのです。自分自身に問題があると考えて、必要以上に自分を責めないでくださいね。
キャリアアドバイザー
不採用になってしまう理由として、単純に企業との相性が悪いだけということもよくあります。また運やタイミングが関係していることもあるので、自分を責めるのはやめましょう。
キャリアアドバイザーコメント高橋 宙プロフィールをみる
就職活動で不採用が続くと、自分自身の価値を見失ってしまう人もいます。しかし、就職活動が希望どおりに進まないことと自分自身の人間的な価値はまったく関係がありません。
これは、学校の成績とその人の人間的価値には関係がないことと似ています。成績が良いというのは「テストで高得点を獲得する技術がある」という能力が高いことを表しているだけで、適切な指導を受け、それに沿って正しい努力をすればテストの点数は向上していきます。
これと同様に多くの大学生が参加している就職活動においても、好成績を出せる人もいれば、そうでない人もいると思います。学校の成績と同じように就職活動にも結果を出すための技術は確かに存在しているので、その技術をきちんと学び丁寧に実践していくことで確実に結果は変わりますよ。
就職活動が思うように進んでいないのは「まだ技術が十分身に付いていないだけ」とも考えられます。技術は学んで伸ばせるものです。決して自分自身の価値を貶めるような考えにとらわれないようにしてほしいと思います。
不採用が続いた結果、どうしてもつらい気持ちになってしまいなかなか気持ちを切り替えられない人は、一度こちらの記事も読んでみてください。打開策が見つかる可能性があります。
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あきらめない限り就活成功の可能性はいくらでもある
今は不採用が続いていて「就活を成功させるなんて無理なのでは」と考えてしまう気持ちがあるかもしれませんが、そのようなことは決してありません。あきらめずに行動を続ける限り、就活成功の可能性はいくらでもあります。
小さな行動であっても、就活を続けている限り就活成功の可能性が0になることはありません。それを忘れず、今できることを少しずつ積み重ねていくことが大切ですよ。
キャリアアドバイザー
これまであなたがしてきたことは、決して無駄にはなりません。今は就活がうまくいかず気持ちが落ち込むこともあるかもしれませんが、あきらめなければ必ず現状を打開できる日は来ますよ。
キャリアアドバイザーコメント根岸 佑莉子プロフィールをみる
「採用される気がしない」と落ち込んでしまう学生をしばしば見かけます。しかしじっくり話を聞いてみると、とても貴重な経験をしていたり、人間的な魅力に溢れていたり、仕事で成果を出せる能力や個性を持っている人がたくさんいます。
就活に難航するのは、ただ「就職活動」という非常に特殊な活動のプロセスになじめていないだけということが考えられますよ。就職活動は何段階もの過程を経て内定にいたりますが、どこがボトルネック(流れを止めている箇所のこと)になっているかは人それぞれであり、自分一人ではそれを発見することがとても難しいのです。しかしボトルネックを発見して修正を加えると、驚くほどスムーズに進むようになる人もたくさん見てきました。
今、不採用が続いている人は、採用までの道のりが見えなくなっているかもしれません。しかし、手を加えて修正をすれば動き出すポイントが必ずどこかにあるはずです。自分一人で悩まず、第三者からの支援をうまく活用し、就職活動を前へ進めて行ってください。
就活が終わらない状況が続いていてどうしてもあきらめたくなってしまうときは、こちらの記事の内容も参考になりますよ。
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あなたを必要としている企業は必ずある
世の中にはたくさんの企業があり、それぞれ学生に対して求めているものが違います。協調性の高い人材を求めている企業もあれば、個人主義でどんどん成長していける人材を求めている企業もあるわけです。
どちらも魅力的な人材ですが、たとえば人数が多く足並みをそろえて成長させていきたい企業なら協調性の高い人材を採用することもあり、少数精鋭で自主的に成長していける人材を求めているなら主体性や推進力のある人材を採用しますよね。
そのように、あなたが持つ強みや特徴が、これまで受けた企業が求める人物像と一致しなかっただけである可能性は十分にあります。もちろんあなたのような人材を求めている企業も必ずあるということです。
キャリアアドバイザー
魅力や強みが伝わっていても、これまで志望した企業ではそれらが活かしにくい環境だったということもありえます。仕方がない面もあったと理解しておくだけでも、気持ちが楽になりますよ。
キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
不採用が続くと「誰にも必要とされていない」と感じてしまうかもしれません。しかし、就職活動における「不採用」は単純に「自社には合わないだろう」というだけの話です。
キャリアコンサルタントや就活エージェントなど、就活の専門家はそう思うのですが、このように話してもなかなか納得できない人もいます。その違いはどこから出てくるかというと、専門家は「世のなかには膨大な企業がある」ということを、実感として理解しているからです。
たとえば、ある学生が20〜30社受けて、内定を獲得できなかったとき「自分を採用してくれるところがない」と思ったとします。しかし専門家は「いやいや、まだ探す余地は膨大にありますよ」と思います。
現在、不採用が続いている人は、単に自分と合う企業が見つけられていないだけということも大いにあります。日本には400万を越す企業があり、そのなかには必ず自分を必要としてくれる企業があります。あきらめず探していきましょう。
もし現時点で「自分を必要としてくれる企業がない」と感じてしんどい気持ちが強くなっているなら、こちらの記事もあわせて確認してみてください。つらい状況を変える方法を解説しています。
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自分の強み・適職を知るためにも、まずは自己分析を済ませましょう
就活を成功させるためには自己分析が必須です。しかし、自分自身のことを分析するのは意外と難しいですよね。
そんなときは「自己分析ツール」を活用しましょう。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけであなたの強み・弱みが簡単にわかります。
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勢いでの決断は後悔のもと! 就活をやめたいときに避けるべき4つの行動
就活生
なかなか就活がうまくいかないのは、自分のせいだけではないのですね。
キャリアアドバイザー
そのとおりです。自分を責める必要はありません。むしろこれまで努力を続けてきた自分を褒めてあげてくださいね。
就活生
でも、やはりこれ以上就活を続けてもだめな気がします。やめても良いでしょうか……?
キャリアアドバイザー
やめるという決断自体は悪いことではありませんが、勢いで判断してしまうと後悔につながります。ほかにも避けたい行動がいくつかあるので、ここから解説しますね。
就活がうまくいかない状態が続いていると、どうしても自己肯定感が下がったり視野が狭まりやすくなります。そのような状態で今後について判断をしたり、やみくもに就活をしても状況が良くなる可能性は低いですよ。
ここからは、就活をやめたいと感じているときに避けたい行動について解説します。今の行動を後悔につなげないためにも、この先で解説していることには気をつけてくださいね。
①先のビジョンを立てないまま勢いで就活をやめる
就活をやめたいと考えているときに特に注意したいのが、先のビジョンを立てずに勢いのまま就活をやめることです。
よく考えたうえで就活をやめる決断をすることは、決して悪いことではありません。しかし卒業後のビジョンがないまま就活をやめてしまうと、今後苦労する可能性が高いですよ。
キャリアアドバイザー
ビジョンを立てないまま就活をやめることによるリスクは、「デメリット:既卒になることで就活の難易度が上がる」解説しているので、どのような事態が考えられるのかを理解しておきましょう。
②期間を決めずに就活から離れる時間を作る
就活をやめたいと思ったときにいったん就活から離れる時間を作るのは悪いことではありませんが、「〇日に再開する」という期間を決めておかないと、いつまでも就活が再開できなくなる可能性があります。
就活を休むうえで大切なのは、メリハリをつけることです。休憩するにしても事前に期間を決めておき、休憩期間を終えたら気持ちを切り替えてまた就活に取り組む意識が大切ですよ。
③一人きりで就活を続けようとする
就活をやめたいと思うほどつらい時、その気持ちを一人で抱え込んでいると大きなストレスになります。孤独感にもつながり余計に就活への意欲が下がってしまう可能性があるので、つらいと感じたら誰かに相談しましょう。
- 家族や信頼できる友人
- 大学のキャリアセンター
- 民間の相談窓口
- 就職エージェント
誰かに悩みを打ち明けるだけでも、気持ちが軽くなることがあります。また励ましの言葉や共感してもらうことで「また頑張ろう」という意欲につなげられることもありますよ。
キャリアアドバイザー
就活は一人でするものではありません。ときには周囲を頼り、支え合いながら進めてくださいね。
④ひたすら数をこなすだけの就活をする
「やめたい」という気持ちを抱えたままひたすら数をこなすだけの就活をするのは、なかなか結果に結びつかない可能性があります。
就活への意欲のなさや自信のなさは、態度や表情に現れるものです。そのような状況で就活に臨んだとしても、印象が良くなるとは考えにくいですよね。面接官からしても、自信があって堂々としている人のほうが印象が良いはずです。
キャリアアドバイザー
就活に挑むうえでは「自分はこの企業に相応しい」というくらいの自信を持っているのがベストです。そのような考え方ができるよう、気持ちをしっかりと切り替えることが大切ですよ。
自分に適した選択をしよう! 就活をやめた場合のメリット&デメリット一覧
就活生
就活をやめたいと思っても、その場で判断してはいけないのですね。
キャリアアドバイザー
そうですね。もしその決断を後悔する可能性が少しでもあるなら、一度冷静になって考え直したほうが良いでしょう。
就活生
でも、就活をやめるのってそんなに悪いことでしょうか? この先就職するとしたら困りそうだな、とは思うのですが……。
キャリアアドバイザー
悪いことではありませんが、ビジョンがないまま就活をやめることには大きなリスクがあります。一方で、ビジョンがあるなら就活をやめることはメリットになる場合もあるので、ここから解説しますね。
就活をやめる決断がメリットになるかデメリットになるかは、大学を卒業した後の明確なメリットがあるかで変わります。
ここからは就活をやめた場合のメリットとデメリットを解説していくので、あなたの場合はメリットとデメリットのどちらが大きいのかを考えてみてくださいね。
メリット:自分のやりたいことに集中できる
- 自分がやりたいことに集中して取り組むことができる
- 精神的な負担が減る
就活をやめることの大きなメリットは、自分のやりたいことに集中して取り組む時間を確保できることです。
たとえば留学をしたり夢をかなえるための努力などは、社会人になってからではなかなかできないこともあります。そういった明確なビジョンややりたいことがある場合は、就活をやめてそちらに集中するという選択肢もありますよ。
ただし、自分がやりたいことに向き合った先の未来もしっかりと考えておきましょう。どのような道に進むにしても、生活していけるのかどうかを現実的に考えておくことも大切です。
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
就活をやめること自体はまったく悪いことではありません。しかし「いずれは一般企業に就職したい」と考えるのであれば、あらゆる業界に未経験OKで就職できるチャンスを手放しても良いのかは慎重に考える必要がありますよ。
たとえば「実力をつけよう」と思うのであれば、会社をうまく活用することができます。会社の信用と資本を使わせてもらいながら、大小さまざまな顧客と仕事をするのは実力をつけるうえで非常に良い機会となりますよ。
また「やりたいことを見つけたい」という目的があれば、社会に出てさまざまな分野で活躍している人と直に触れ合うことは良い方法です。そのためにも会社に所属しているのは大きなメリットになるでしょう。
これらのこともふまえ、今後の自分の生き方を考えた時、就職のタイミングをずらした方が良いのか、それともいったん社会に飛び込んでみるのが良いのか慎重に判断してくださいね。
デメリット:既卒になることで就活の難易度が上がる
- 新卒のときよりも就活の難易度が上がる
- 安定した収入が得られなくなる
- 社会的信用を得にくくなる
就活をやめてそのまま大学を卒業した場合、あなたの立場は既卒になります。既卒だと多くの場合企業の中途採用枠に応募することになるので、スキルを求められたり自分よりもスキルや経験を積んだ強力なライバルがいたりと、就活の難易度がグッと上がってしまうのです。
ほかにも安定した収入が得にくくなるため、万が一大きな出費があった際に対応しづらくなります。生活に困窮することも考えられるので、そういった点もふまえて就活をやめるかどうかは慎重に判断する必要がありますね。
キャリアアドバイザー
卒業後にまた就活をする可能性があるなら、本当に就活をやめるのかはよく考えましょう。
既卒になることのリスクについては、こちらの記事で解説しています。既卒になることのリスクを知るためにも、目をとおしてみてくださいね。
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既卒就活が厳しい理由と内定率、成功させるための9つの必勝法
既卒就活は厳しいといわれますが、対策をしっかりすることで希望する企業へ就職できる可能性は十分あります。 この記事では既卒就活が厳しい理由や成功させるための9つの必勝法、おすすめ就活方法などをキャリアアドバイザーが解説します。 早めの行動で就活を乗り越えましょう!
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今本当にやめて良い? 就活をやめたいときに次の行動を判断する4ステップ
就活生
こうしてメリットとデメリットを見てみると、やはり就活をやめるのはリスクが大きいんですね。
キャリアアドバイザー
そうですね。明確なやりたいことがないのであれば、考え直したほうが良いかもしれません。
就活生
でも、自分が就活をやめるべきかどうかを判断するのって難しいです。もしかしたらやっていけるかもしれないし……。
キャリアアドバイザー
では、ここからは就活をやめて良いのかどうかを確認してみましょう。4ステップで現状の整理と次の行動を判断できるので、ここから詳しく解説しますね。
「就活をやめたい」と考えていると、どうしても視野が狭くなりやすいものです。そのような状況でやめるかやめないかを漠然と考えていても、なかなか答えがでないこともあるでしょう。
ここからは就活をやめるかどうかを冷静に見極めるために役立つ4ステップを解説していきます。一緒に現状を整理し、ベストな選択肢を考えてみましょう。
ステップ①就活をやめたい原因を書き出す
就活をやめたいと思ったときにまずやりたいのが、自分が今置かれている状況を整理することです。そこで、なぜ就活をやめたいと感じるのかを書き出してみましょう。
- 選考で落とされるから
- 就活をすることに疲れてしまったから
- ストレスから解放されたいから
ここでは頭で考えるだけでなく、紙に書き出して可視化してみるのがおすすめです。就活をつらいと感じる原因を目の前に並べることで、現状について冷静に考えるきっかけになりますよ。
キャリアアドバイザー
なかなか就活をやめたい原因が見つからないときは、最近大きなストレスを感じた瞬間を書き出してみましょう。そのときに何があったかを整理することで、就活をやめたい原因が見えてくる場合があります。
ステップ②その原因は本当に就活をやめなければ解消できないのか考える
就活をやめたい原因を書き出すことができたら、次はそれが本当に就活をやめなければ解消できないのかを考えてみてください。
- 選考で落とされるから→選考で落とされる原因を知って対策すれば解決する可能性がある
- 就活をすることに疲れてしまったから→いったん休憩すれば回復する可能性がある
- ストレスから解放されたいから→就活から距離を置くことで解決する可能性がある
- 留学がしたい
- ほかの大学に編入したい
- 起業したい
このとき「就活をやめる以外に悩みを解消する方法はないか」というふうに考えることで、ほかの解決策が見えてきやすくなります。「今の自分にそれが本当にできるのか」はとりあえず考えないようにし、できるだけたくさんの解決策を書き出してみてくださいね。
どうしても解決策が見つからないときは、第三者に相談して一緒に考えてもらうのがおすすめです。客観的な視点から見てもらうことで、自分では思いつかなかった解決策が見つかることがありますよ。
キャリアアドバイザー
ここで「よく考えたら就活をやめなくても解決できそう」と思えたら、改めて就活と向き合ってみましょう。もしまだ就活をやめたい気持ちがあるなら、次のステップに進んでください。
ステップ③就活をやめた際のメリットとデメリットを把握する
就活をやめて良いのか判断するうえでは、就活をやめることのメリットとデメリットを把握したうえでよく考えることが大切です。メリットとデメリットのどちらが自分にとって大きいのか、デメリットを打開する具体的な方法はあるのかを考えてみてください。
就活をやめるメリットとデメリットについては「自分に適した選択をしよう! 就活をやめた場合のメリット&デメリット一覧」で解説しているので、参考にしてくださいね。
キャリアアドバイザー
もしデメリットを解消する方法があると思えたら、次のステップに進んでください。解消する方法がない場合は、就活を続けることが後悔のない選択につながる可能性が高いですよ。
ステップ④就活をやめた後の明確なビジョンがあるか考える
今就活をやめるべきか判断する指標として、就活をやめた後の明確なビジョンがあるかどうかも重要な要素になります。
- 留学して語学力を身に付けつつ、レベルの高い学校を卒業して日本で改めて就活をする
- ミュージシャンの夢をかなえるために努力をし、実現できなかった場合は音楽教室を開く
ここで大切なのは、将来の明確なビジョンを立てられるかどうかです。就活をやめたとしても自分の望む生活やキャリアが実現できるのかをしっかりと考えてくださいね。
キャリアアドバイザー
何よりも大切なのは、後悔のない選択をすることです。よく考え抜いたうえで決断をすることが最も後悔がなくて済むので、将来についてしっかりと考えましょう。
就活を続けるなら対策の方向性を定めよう! 今やるべきことがわかる6つの問い
就活生
いろいろ考えてみたのですが、やはり今就活をやめないほうが良いかもしれません。
キャリアアドバイザー
そうなんですね。あなたがよく考えて出した結論なら、きっと後悔はしないと思いますよ。
就活生
ただ、就活をやめないにしてもどうすれば良いかわかりません。何をやっても受からない気がしてしまいます……。
キャリアアドバイザー
大丈夫です。今の自分に何が足りないのかを冷静に見極められれば、必ず状況は変えられます。ここからは、あなたが今やるべきことがわかる6つの問いについて解説しますね。
これからも就活を続ける決断をした場合は、まず今するべきことを見極めることから始めましょう。これまでと同じ就活を続けていても結果は変わらない可能性が高いので、これを機に就活対策を見直してくださいね。
具体的にどこを見直せば良いのかは、ここから解説する6つの問いに答えていくことで見えてきます。一緒に今のあなたの課題について考えてみましょう。
Q1:選考はどこまで進むことが多い?
就活対策を見直す際に何をすれば良いのかは、選考がどこまで進むことが多いかで見極められるケースがあります。まずはこれまでの選考結果を振り返り、どの選考フェーズまで進むパターンが多いのか確認してみましょう。
どの選考フェーズまで進む場合が多いのかがわかったら、以下のリストから選んでください。リンク先の章で具体的な対策法について解説しているので、今後の選考対策に活かしてくださいね。
- 書類選考まで:書類選考対策を見直そう!
- 一次選考まで:基本的な就活マナーを見直そう!
- 二次選考以降まで:面接練習の方法を見直そう!
- 最終選考まで:志望企業を理解するための行動量を増やそう!
キャリアアドバイザー
もし「ここまで進むことが多い」という選考フェーズが複数ある場合は、どちらの対策法も試してみてくださいね。
Q2:これまでエントリーしたのは何社?
これまで何社にエントリーしたのかも、就活対策を見直す際に何をすれば良いのかを判断する指標になる場合があります。
エントリーする企業が少なすぎると単純に選考にチャレンジする機会が減るため、その分内定が獲得しにくくなりますよ。一方でエントリーする企業が多すぎても、一つひとつの対策に集中できなくなるため、しっかりと対策を固められず不採用につながっている可能性があります。
以下のリストからあなたのエントリー状況に合致するものを選び、リンク先の章の選考対策を参考にしてください。
キャリアアドバイザー
エントリー数が多いか少ないかは、時期によっても変わります。4年生の夏時点で1~5社程度なら少ない、4年生になったばかりの時点で20社以上、もしくは数えきれないなら多い可能性が高いですよ。
Q3:スケジュール管理はしっかりできてる?
スケジュール管理ができていないと、就活を思ったように進められず「やめたい」と感じてしまう原因になりかねません。ここで一度就活に関するスケジュールを自分で握ることができているかを確認してみましょう。
- スケジュール帳は使っているか
- 次の選考はいつ、どの企業の選考かすぐにわかるか
- 1週間のうちにES提出の締め切り日が集中していたり面接の日が集中していないか
ここでスケジュール管理ができていないと感じた場合は、「改めてスケジュールを見直す」の章からスケジュール設定をする際のコツについて確認してくださいね。
キャリアアドバイザー
スケジュール管理を徹底して自分に無理のないスケジュールを組むことで、負担を減らすことにもつながりますよ。
Q4:周りの人は内定を獲得している?
「就活をやめたい」と感じる理由の一つとして、周りの人と自分を比較してしまうということも挙げられます。周囲の人が内定を獲得していたり、就活がうまくいっているというような情報を得た場合は、この状況に該当する可能性がありますよ。
そのようなときは、まず自分と周囲を比較するのをやめることから始めましょう。自分では意識していなくても、周りの人との差を感じて焦りにつながり、選考対策に集中できていないということもあります。
キャリアアドバイザー
この状況に心当たりがある人は「周りと比較するのをやめる」の章を確認し、自分の就活に集中する方法を見てみてくださいね。
Q5:やりたいことは明確になってる?
就活がなかなかうまくいかない人や、そもそも就活に身が入らない人のなかには、自分が何をしたいのかが明確になっていない人もいると思います。そのような状況では意欲を持って就活に臨むことができなくなるため、結果が出なくても仕方がないですよね。
状況を打開するには、まずあなたのやりたいことや興味・関心のあることを明確にする必要があります。「「やりたいことがない……」就活に意欲的になれないときの4つの対処法」で紹介している対処法を参考にして、まずはあなたがどのようなことに興味を持っているのかを明確にしましょう。
キャリアアドバイザー
今はまだ興味を持てるものが見つかっていないだけであったり、趣味はあってもそれを仕事に結びつけられていないだけかもしれません。ここで自分としっかり向き合って考えてみましょう。
Q6:このなかでやったことのない就活対策はある?
就活がうまくいかずに「やめたい」と感じる人のなかには、十分に就活対策ができていないものがある可能性もあります。書類選考や面接対策に重点的に取り組むあまり、ほかの対策を忘れていないかを確認してみましょう。
以下のリストでは特に忘れがちな就活対策をピックアップしているので、やっていないことがあればリンク先の章から対策法を確認して実践してくださいね。
キャリアアドバイザー
就活対策に根詰めすぎて息抜きができていないというのも就活をやめたい一因になることがあります。「⑤一度就活を離れてリフレッシュする時間を設ける」で息抜きの重要性について確認してください。
就活がうまくいかないのには、さまざまな要因が考えられます。ここまでの質問に回答しても自分の就活が進まない理由がわからない人は、こちらの記事も参考にしてください。
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就活がうまくいかない時、「どうしてうまくいかないのか」「どうすればうまくいくのか」が気になるところですよね。この記事では、キャリアアドバイザーが就活がうまくいかないときの対処法を解説しています。
記事を読む
「選考に受からない……」内定が出ないときの7つの対処法
就活生
質問に答えてみたのですが、私はなかなか選考に受からないので選考対策自体を見直したほうが良いのかもしれません。
キャリアアドバイザー
それがわかれば、あとはどの選考対策に苦手意識を持っているのかに合わせて対策をしていけば良いだけですね。
就活生
確かにそうですよね。何となく希望が見えてきた気がします。どのように対処すれば良いでしょうか?
キャリアアドバイザー
では、ここからは選考に受からなくて就活をやめたいと感じる場合に実践してほしい7つの対処法を解説します。
就活をやめたいと感じる理由が選考に受からないことにある場合は、これまでの就活対策を改めて見直し対策アップデートすることで改善できる可能性がありますよ。
ここからはなかなか選考に受からず就活をやめたいと感じる場合に試してほしい7つの対処法を解説していくので、参考にしながらあなたの就活対策について改めて振り返ってみてくださいね。
①基本的な就活のマナーを見直す
なかなか選考に受からず「就活をやめたい」と感じてしまうときは、一度基本的な就活のマナーを見直すことで現状を打開できる可能性があります。
- 書類選考で提出する書類に関するマナー
- 面接の際の身だしなみ
- 面接の際に企業の人とやり取りをする際のマナー
特に書類選考や面接では、基本的なマナーができていなければ選考初期の段階で不採用になってしまう可能性がありますよ。マナーは第一印象を決める重要なポイントなので、しっかりと確認しておきましょう。
キャリアアドバイザー
就活のマナーは自分一人で確認するよりも、第三者と一緒に確認したほうが確実です。自分ではできていると思っていても客観的に見るとできていないこともあるので、誰かに確認してもらいましょう。
書類選考で提出する書類に関するマナーについてはこちらで詳しく解説しているので、改めて見直したい人は参考にしてください。
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面接でのマナーに関してはこちらの記事でまとめて理解することができるので、面接に臨む前に対策の一環として確認しておきましょう。
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②書類選考対策を見直す
書類選考をなかなか突破できずに「就活をやめたい」という気持ちになってしまうときは、書類選考の対策が万全だったかを改めて確認しましょう。
- 書類を記入する際のマナーを漏れなく理解しておく
- 志望動機や自己PRはわかりやすく簡潔に書く
- 自分にしか書けないオリジナリティのある内容にする
書類選考は企業に興味を持ってもらい、面接につなげるための重要なフェーズです。そのためには、書類選考対策もしっかりとしてあなたの魅力を十分に発揮できる応募書類を作成することが欠かせませんよ。
キャリアアドバイザー
書類選考を突破するためには、単なる情報共有ではなく限られた文字数であなたの魅力を余さず伝える意識が大切です。適当に内容を記入してしまっている部分がなかったか、改めて確認してくださいね。
書類選考でつまづくことが多く、なかなか前に進めない人はこちらの記事を参考に書類選考対策を見直してみましょう。
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③適性検査対策を見直す
特に適性検査で不採用になることが多い場合は、適性検査対策が十分にできていない可能性があります。
- 問題集を1冊選び解ききる
- 間違った問題を再度解く
- 問題なく解けるようになったら専用サイトで模擬試験を受ける
適性検査は特殊な出題形式であるため、問題集を解くだけでは当日うまく対応できない可能性があります。必ず模擬試験を受け、出題形式に慣れておくようにしましょう。
キャリアアドバイザー
適性検査には性格検査もありますが、ここでは嘘をつかないことが大切です。適性検査は嘘を見抜くための設問が多くあるため、自分を偽った回答はすぐにばれてしまうことを忘れないでください。
適性検査で落ちてしまうことが多い人は、こちらの記事を参考にして対策を固めてくださいね。
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④企業探しの視野を広げる
就活がうまくいかず「やめたい」と感じてしまうほど追い込まれる状況は、企業探しの視野を広げるだけでも打開できる可能性があります。選考では企業との相性を重視されることが多く、自分に合った企業を見つけることは就活を前に進めるために非常に重要な要素だからです。
- 興味・関心のあるものを見つける
- マインドマップを利用して興味・関心のあるものにかかわる方法を幅広く探す
- 該当する仕事についての理解を深める
企業探しの視野を広げるには、マインドマップを使って興味がある分野と関連性のありそうな仕事を探してみるのがおすすめですよ。連想ゲームのようにして関連性の仕事を探していくことができ、視野を広げるのに役立ちます。
キャリアアドバイザー
企業探しの視野を広げるには、これまであまり知らなかった分野や職種についても積極的に情報収集をすることが大切です。「意外と自分に合うかもしれない」という仕事が見つかる可能性がありますよ。
マインドマップを使ったことがない人は、こちらの記事を参考にして作成法を確認してくださいね。
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⑤面接練習の方法を見直す
就活でなかなか結果が出ない人は、一度面接練習の方法を見直してみるのもおすすめです。特に面接に対して苦手意識を持っている人は、対策を重ねることで徐々に自信を持てるようになっていきますよ。
- 第三者に協力してもらい模擬面接をする
- 自分の面接練習の様子をカメラで撮影し見返す
- 複数人で集団面接やグループディスカッション(GD)の練習をする
面接練習をするときは、一人でひたすら練習をするよりも複数人で進めたほうが効果的です。友人と予定を合わせられないときは大学のキャリアセンターや就職エージェントに協力してもらうのもおすすめですよ。
キャリアアドバイザー
一人で練習をしていても、自分の課題を見つけるのは難しいものです。誰かに客観的な視点から見てもらうことで、面接練習の質もグッと上がり内定獲得に近づくことができますよ。
面接の練習方法についてはこちらの記事でよりくわしく解説しているので、面接に不安がある人は参考にして徹底的に対策をしましょう。
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⑥志望企業を理解するための行動量を増やす
就活がうまくいかない原因としては、志望企業への理解が浅いことも挙げられます。
もし企業のホームページに軽く目をとおしただけであったり、採用情報・求める人物像くらいしか見ていない場合は、企業の中身やそこで働いている社員・職場の様子、仕事内容について幅広く情報収集をしてみましょう。
- OB・OG訪問を利用する
- 選考直結型イベントに参加する
- 社長インタビューや社員インタビューを見る
- 企業の公式SNSを参考に企業の様子を知る
- IR情報を確認する
就活をスムーズに進めるためには、いかに企業について理解を深め、企業と自分の間にある共通点を押し出すかが重要なポイントになります。企業の外側だけでなく中身までしっかりと理解することを目的とした情報収集を心掛けてくださいね。
- 企業に感じる魅力:企業の製品と発展途上国に工場を造り労働の機会創出をしている点
- 自分との共通点:大学で発展途上国の貧困問題について学び大きな課題意識を持っていた、企業の製品を日頃から使っている
キャリアアドバイザー
志望企業への理解を深めることで志望動機や自己PRに説得力が生まれるのはもちろん、本当に自分に合った企業なのかを見極めやすくなります。入社後のギャップをなくすためにも企業研究は重要ですよ。
就活での企業研究のコツについては、こちらの記事でくわしく解説しています。参考にして企業研究の質を上げてくださいね。
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企業説明会に参加する際にも、しっかりとマナーを押さえておくことで企業に好印象を残すことができますよ。説明会でのマナーについてはこちらの記事で解説しているので、参考にしてください。
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⑦選考の振り返りをする
選考を前に進めるためには、選考の振り返りも忘れてはいけません。現時点で就活がなかなかうまくいかないなら、その原因がどこにあるのかを知るためにも選考に関しての振り返りを徹底しましょう。
特に面接は直接企業の反応を見ることができるため、自分のこれまでの選考対策に対してのフィードバックの場と考え、面接が終わったらすぐに振り返りをするのがおすすめです。
- 面接でうまく答えられた質問や答えられなかった質問を書き出す
- 面接官の反応が良かった回答や悪かった内容を書き出す
- どのような質問をされたか書き出す
質問に回答したときの面接官の反応や、どのように深掘りされたかは次の選考にも役立つ非常に重要な情報です。それをもとに見えてきた課題を一つひとつ解決していくことで、着実に内定に近づいていくことができますよ。
「もう全部面倒くさい……」就活に疲れたときの5つの対処法
就活生
選考に受からない場合の対処法が理解できました! ただ、就活をやめたいと思ったのは単純に就活に疲れてしまったからというのもあるんですよね。
キャリアアドバイザー
確かに、就活は心身への負担が大きいものです。なるべく自分に負担をかけないようにするには、無理のないスケジュールを組んだり、ストレス発散をすることが大切ですよ。
就活生
なるほど。具体的にはどのようなことをすれば良いのでしょうか?
キャリアアドバイザー
では、ここからは就活に疲れてしまったときに試してほしい対処法を解説しますね。
就活をやめたい気持ちは、「就活に疲れた」「ストレスがたまる」といったことから生じることもあります。就活はただでさえストレスがたまりやすいので、メンタルを安定した状態に保つための対策もしっかりとする必要がありますよ。
ここからは就活に疲れたときに役立つ5つの対処法について解説するので、今置かれている状況に合ったものを実践してみてくださいね。
①改めてスケジュールを見直す
就活に疲れてしまい「やめたい」と考えてしまうときによくあるのが、スケジュールが過密すぎるということです。
特に就活が思うように進まず焦るようなことがあると、ついたくさんの企業に応募したり手当たり次第に面接の日程を詰め込むということもあるかもしれませんが、それがあなたにとって大きな負担になることがありますよ。
- 1週間のうちに3回以上面接の予定を入れていないか
- ESの提出期限が固まっていないか
- 1日に何件も面接の予定を入れている日はないか
立てたスケジュールをこなせるかどうかは、人によって違います。1日に複数の面接の予定を入れていても対応できる人もいれば、1週間に1回程度にしなければ対応できない人もいるので、無理なくこなせるかどうかを考えながらスケジュールを立てることが大切です。
キャリアアドバイザー
過密なスケジュールは疲労感の原因になるほか、追い詰められているような気持ちになることも少なくありません。心身の負担につながらないよう、体調やメンタルと向き合いながら予定を立てましょう。
②エントリーする企業数を減らす
もし就活への焦りからたくさんの企業にエントリーしているなら、あまりにもエントリー数が多いために選考対策が追いついておらず、結果として不採用につながっている可能性もありますよ。
- 一つひとつの企業への選考対策の質が落ちる
- スケジュール管理ができず予定がバッティングする可能性がある
- 企業情報が整理しきれず混乱してしまう可能性がある
就活では複数の企業に応募するものですが、その一つひとつにしっかりと向き合って選考には全力で臨む必要があります。多くの企業にエントリーしすぎて手一杯になっているなら、少しエントリーする企業を減らすのがおすすめです。
キャリアアドバイザー
エントリーする企業を絞ることで就活対策をする際にも緊張感が生まれ、より選考に集中しやすくなることも考えられますよ。
エントリー数を減らすべきか検討するうえでは、どの程度の企業数が適しているのかを確認したいところですよね。エントリー数についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
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③就活の経験者に対処法を聞く
就活がなかなか進まずやめたいと感じているときは、これまで就活を経験してきた先輩にOB・OG訪問で話を聞いてみるのもおすすめです。
就活をしているなら一度は「やめたいな」と感じた人は少なくないはずなので、そのようなときにどのように乗り越えたか、どうやってメンタルを持ち直したのかを聞いてみるのがおすすめですよ。
キャリアアドバイザー
就活は一人で進めていくものではありません。頼れる人は積極的に頼り、幅広い情報収集をしながら進めていきましょう。
④周りと比較するのをやめる
就活をするなかで周囲の人が内定を獲得していたり、就活がうまくいっているという情報を得たときに「やめたい」と思うことが多い場合は、自分と周りを比較してしまっている可能性があります。まずは自分と周囲の人を比較するのをやめましょう。
- 周りの人よりも昨日の自分と今の自分を比較する
- 「就活の進行度は人それぞれ」と割り切る
就活をしていれば、自分だけ結果が出ていないように感じて焦ることもあるでしょう。しかし就活をするうえで大切なのは「誰よりも内定を獲得している」ということではなく、自分に合った企業を見つけることです。
周りと自分の就活を比較しても、結果には結びつきませんよね。それよりも昨日の自分よりも少しでも成長できているかを意識し、自分のペースで最も自分に合う企業を見つけることが大切ですよ。
⑤一度就活を離れてリフレッシュする時間を設ける
どうしても就活をやめたい気持ちが大きくなってしまい就活に意欲的になれないときは、一度就活から離れてリフレッシュする時間を作ることも大切です。
- 二泊三日程度の小旅行をする
- 就活に関する情報を取り入れず自分の好きなことをして過ごす
- 信頼できる友人と出かける
就活は心身に負担がかかりやすく、その状態を放置しているとストレスが溜まって気持ちが塞いでしまうことも多くあります。適度に息抜きをして気持ちを切り替えることは、就活へのモチベーションを維持するためにも重要なことですよ。
キャリアアドバイザー
就活を離れるときは、必ず期間を決めてメリハリをつけることを意識してください。期間を決めずに就活をやめると、休憩期間が長引き就活に戻りにくくなる可能性があります。
「やりたいことがない……」就活に意欲的になれないときの4つの対処法
就活生
就活に疲れたときは、改めて自分に負担がかかりすぎていないかを見つめ直すことが大切なんですね。
キャリアアドバイザー
そのとおりです。就活はどうしてもストレスが溜まりやすいものなので、きちんと自分と向き合って無理なく続けていく必要がありますよ。
就活生
でも、単純にやりたいことが見つからなくてモチベーションが下がってしまうこともあるんですよね。そういえば何をしたいんだっけ、と就活中にふと考えてしまったり……。
キャリアアドバイザー
そのようなときは、自分と企業の両方への理解を深めることが大切です。ここから具体的な対策法について解説していきます。
就活をやめたくなる理由として、単純にやりたいことが見つからない場合もありますよね。そのようなときは、自己分析と企業研究を入念にして少しでも興味・関心のあることはないかを改めて見つめ直すことで打開できる可能性があります。
ここからはやりたいことが見つからないときに役立つ対処法を解説していくので、今のあなたの状況に合わせた対処法で自分と向き合ってみてくださいね。
やりたいことが特にないと、そもそも就活をしたくないと感じることもあると思います。そのようなときの対処法はこちらの記事で解説しているので、参考にしてください。
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①自己分析をやり直す
やりたいことが見つからずに就活をやめたいと考えてしまうときは、まず自己分析をして本当に興味・関心を持てる分野がないのかを改めて考えてみましょう。
- 仕事になるかを抜きにして興味・関心のあることは何か
- どのような環境で仕事をしたいのか
- 仕事をするうえではどのようなことを大切にしたいか
たとえば趣味や単に少しだけ興味があるという程度のものでも、それに近い仕事ができるとなるとモチベーションは上がりやすくなりますよね。入社後も満足度高く働ける可能性が高いので、改めて自己分析をしてこれまでどのようなことに関心を持ったのかを丁寧に振り返ってみてください。
キャリアアドバイザー
好きなことはあっても、それが単純に仕事に結びついていないだけということもあります。まずは興味があることを整理し、そのうえで仕事に結びつけられるかを考えてみてくださいね。
「好きなことを仕事にするにしても、どうすれば良いかわからない」「現実味がない」と考えてしまう人もいますよね。そのようなときは、こちらの記事を参考にしてください。好きなことを仕事にするためのヒントがわかります。
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②情報収集を徹底する
もし今やりたいことがなくて就活に身が入らないと思っているなら、徹底的に情報収集をすることを意識してみるのもおすすめです。
やりたいことがないのは単に該当する仕事を見つけられていないだけの可能性もあるので、世の中にはどのような仕事があるのかを調べてみましょう。
世の中には非常に多くの職業があり、普段接するようななじみ深い仕事はそのなかのほんの一部です。幅広く仕事探しをして職種への理解を深めていくうちに、あなたの興味を引く仕事に巡り合える可能性は十分にありますよ。
キャリアアドバイザー
合同説明会やキャリアセンターで情報収集をするのもおすすめです。特に合同説明会には複数の企業が参加するので、これまであなたが知らなかったような職種について知る機会もあるでしょう。
どのような職種が存在するのかはこちらの記事でも解説しているので、まずは職種に関する理解から深めていくのもおすすめですよ。
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③逆求人サイトを利用して自分を求めている企業にチャレンジする
なかなかやりたいことが見つからないときは、無理に自分から探そうとするのではなく逆求人サイトを利用して自分に関心を持ってくれた企業に応募するのも一つの手です。
逆求人サイトとは、学生が提示した情報を見た企業が「自社に合う人材かもしれない」と判断した際に、企業側から面接の打診をするオファー形式の求人サイトです。
- 企業からオファーが来る形式のため選考通過率が高い可能性がある
- オファーをしてきた企業について調べることで偏りなく幅広い企業を知るきっかけになる
- 自分で企業探しをしなくて良いため就活がスムーズに進みやすい
逆求人サイトに登録する際、しっかりと自分の持っているスキルや強みを記入することで、多くの企業からオファーをもらえる可能性がありますよ。企業への自己PRを作成するつもりで書いてみるのがおすすめです。
- ABABA:他社の選考状況をもとに選考フローを省略した選考が受けられる
- キャリアチケットスカウト:価値観を重視したマッチングができる
- OfferBox:企業からのスカウト数に上限があり本気度の高いオファーが期待できる
キャリアアドバイザー
企業からオファーが来るとしても、しっかりと選考を通過する可能性があるので面接対策は欠かせません。必ずしも合格するとは限らないので、対策は入念にしておきましょう。
④就職エージェントに相談する
やりたいことがどうしても見つからずに就活をやめたい気持ちにつながっているときは、就職エージェントに相談するのもおすすめです。就職エージェントは就活のプロが一対一で相談にのってくれるので、打開策を見つけやすいですよ。
- 条件を伝えれば自分に合った企業を紹介してもらえる
- 就活に関する実践的なアドバイスをもらえる
- 就活で落ち込みがちなメンタル面でのサポートも受けられる
就職エージェントは就活のプロなので、就活を前に進める方法のアドバイスだけでなく、うまくいかずに悩んでいるときのメンタル面もサポートしてくれます。またプロの目線であなたに合った企業を紹介してくれるので、就活の負担が大幅に減りますよ。
キャリアアドバイザー
一人きりで就活を進めようとすると、負担が多くなりがちです。「就活を辞めたい」と考えてしまうほど追い詰められているときこそ、就職エージェントに相談してみるのがおすすめですよ。
どうしても就活をやめたい……つらい状況を変えるマインドセット法4選
就活生
やりたいことがないときは、自分の興味・関心のあるものを掘り下げていくのが効果的なんですね。
キャリアアドバイザー
そうですね。興味を持てる仕事でなければ続かない可能性もあるので、関心を持てるかは重要なポイントになりますよ。
就活生
ただ、一時期就活がつらくてまったく何もする気が起きないときがあって……またあのような状況になったらと思うと不安です。
キャリアアドバイザー
確かに、気持ちが落ち込んでしまうと気力もわかなくなってしまいますよね。そのようなときは、まずマインドセットから始めるのがおすすめです。ここから詳しく解説します。
就活をしていると、どうしても思うような結果が出ずモチベーションが下がってしまうことがあると思います。
モチベーションが下がると、行動を起こす気力もなくなってしまうことがありますよね。そのようなときは、無理に行動しようとせず自分の気持ちを持ち直すことから始めるのも手段の一つですよ。
ここからは就活への意欲が下がってしまった時、状況を打開するためにできることを解説していきます。参考にしながら自分の気持ちと向き合い、コンディションを整えてみてくださいね。
①今のつらい気持ちを吐き出す
就活をやめたい思いが強くなり何もする気が起きなくなったときは、まずその気持ちを言葉や文字にするのがおすすめです。つらい思いを内側にとどめていると余計に大きな負担やストレスにつながることがあるので、ガス抜きのつもりで吐き出しましょう。
- 信頼できる友人に相談する
- ノートに今の気持ちを書き出す
就活をしていれば不安や焦りなど、さまざまなマイナスな思考に陥ってしまうときがあると思います。そのようななかで就活を続けるのは大きな負担になるのはもちろん、自信のなさや意欲のなさが態度に現れて余計に思うような結果につながりにくくなることも考えられますよ。
キャリアアドバイザー
自分の気持ちを何らかの形で吐き出すことは、ストレス発散にもなります。まずは溜め込んでいた感情を吐き出し、落ち着いて考えられるマインドを持つことが大切ですよ。
②生活習慣を正して心身の状態を整える
もし就活への不安や焦りからうまく寝付けなかったり、夜遅くまで起きていることが多いなら、生活習慣を正すことから始めるのもおすすめです。規則正しい生活は精神の安定につながるので、物事を前向きに考えやすくなる可能性があります。
- 毎日同じ時間に寝て起きる
- 同じ時間に食事をとる
- 日中に長時間の昼寝をしない
- 朝起きたら朝日を浴びる
寝不足や疲れが溜まっている状態で選考に臨んでも、力を発揮できず思うような結果につながらない可能性があります。それによってさらにモチベーションが下がる負のループに陥ってしまわないためにも、一度生活習慣を見直してみるのがおすすめです。
キャリアアドバイザー
一日のうちに就活をする時間を決め、それ以外の時間は就活について考えないようにして少しずつ気持ちを切り替える訓練をしておくのも良いですよ。
③同じような状況を乗り越えた人の体験談を読む
就活をやめたい気持ちがなかなか払拭できないときは、同じような状況を乗り越えた人の体験談を読むのもおすすめです。SNSで就活体験を発信している人もたくさんいるので、参考にしてみてください。
- つらい状況に陥ったときの乗り越え方や考え方が学べる
- 自分と同じような人が就活を成功させている経験談を読むことで勇気をもらえる
苦労して就活と向き合っている人はあなただけではありませんが、なかなか身の回りでそういった人と励まし合うことができないこともあると思います。そのようなときは、誰かの体験談を参考にして気持ちを持ち直すことも考えてみてくださいね。
キャリアアドバイザー
ただし、現時点でうまくいっていない人の体験談を読んでマイナスな方へ気持ちが引っ張られてしまわないよう、すでに就活が成功している人の体験談を読むのがおすすめですよ。
④これまで就活のためにしてきた努力を書き出す
就活へ向けて行動を起こすために、あと一歩背中を押してもらいたいというときは、これまで就活のために自分がどのような努力をしてきたのかを書き出してみるのもおすすめです。
- 50社以上の企業研究をした
- 毎日2時間欠かさずに就活対策をしていた
- 3つの企業で最終面接まで進むことができた
なかなか結果が出ないと、自分の努力を認めることができなくなってしまうこともありますよね。しかし、これまでのあなたの努力は決して無駄ではありません。まずは自分がこれまで頑張ってきたことを認め、肯定してあげることで、次の一歩をふみ出すきっかけにしましょう。
キャリアアドバイザー
就活とうまく向き合っていくには、いかに自己肯定感を下げないかも重要なポイントになります。自分のこれまでの努力を認め、モチベーションを保つことを意識してみてくださいね。
キャリアアドバイザーコメント成瀬 遼プロフィールをみる
就職活動は時間もお金もかかる大変な活動です。さらに自分自身と深く向き合わなければならず、それ自体も決して楽なことではありません。
また企業と向き合い、相手と合うかどうかをお互いに見極めることを続けていくわけですから、ストレスもかかります。そのうえ結果がついてこなければ「もうやめたい」「どうして思うようにいかないのかな」と悩んでしまう人もたくさんいます。
しかし「思うようにいかない」と悩むのは「思うように進めよう」と行動しているからです。今就職活動をしながらうまくいかずに悩んでいる人は、現在の結果がどうであれ、まずは行動している事実を自分で認めてあげましょう。
こういった「つらいなかでした努力」や「何とかしようと工夫した行動」は必ず一生残り、その後の人生を助けてくれます。今後の人生の財産を残す貴重な機会なので、ぜひ前向きにとらえて就活を頑張ってほしいと思います。
就活をやめる決断をしたらどうする? 考えられる7つの選択肢
就活生
マインドセットの方法がわかったので、何とか就活と向き合っていけそうです。もう少し頑張ってみようと思います。
キャリアアドバイザー
そうですね。よく考えたうえでそのように決断したなら、きっと納得のいく結果につながるはずです。
就活生
ただ、もし就活をやめるとしたらどのような選択肢があるのかも気になるんですよね。
キャリアアドバイザー
では、就活をやめた場合にどのような道に進めるのかもここから解説していきますね。就活をやめる決断をした場合には参考にしてください。
就活をやめるかどうか検討するなかで、仮にやめるとしたらどのような道があるのかも気になることがあると思います。ここからは就活をやめた際に考えられる7つの選択肢について解説していくので、参考にしてください。
①就職留年する
就活をやめた場合の選択肢の一つとして、就職留年が挙げられます。就職留年とはあえて卒業年を1年遅らせて次の年に就活にチャレンジすることを指すため、就職留年の選択をすることで再度新卒として就活にチャレンジすることができますよ。
- メリット:新卒として就活にチャレンジできる、1年かけて就活準備ができる
- デメリット:1年分の学費を支払う必要がある、就活の際に留年について言及されやすくなる
就職留年をすることで新卒カードを手にした状態で再度就活にチャレンジすることができるので、就活成功の可能性が上がることが考えられます。一方で就活のために追加で1年分の学費を払う必要があるので、決断の際には金銭的な余裕があるかどうかも注目すべきポイントになりますよ。
キャリアアドバイザー
「次の就活まで1年ある」という気持ちから、人によっては留年をすることでかえって就活が進まなくなることもあります。気を引き締めてしっかりとスケジュールを立てて臨みましょう。
就職留年を選択した際には、こちらの記事を参考にして就活対策を進めましょう。留年した分の1年を無駄にしないよう、確実に結果につなげる気持ちが大切です。
就職留年が不利になるかは理由次第! 企業を納得させる理由の伝え方
②就職浪人する
大学在学中の就活がどうしてもうまくいかなかった場合の選択肢として、就職浪人をするという方法もあります。就職浪人は大学を卒業後も既卒として就活を継続する人のことを指しますよ。
- メリット:「卒業まで」という期限がなくなるため精神的な負担が減る、既卒になるため中途採用枠にも応募できるようになる
- デメリット:新卒を募集している企業には応募できなくなる可能性があり就活の難易度が上がる、面接などで新卒で就職できなかった理由に言及されやすくなる
就職浪人を選ぶことで精神的な負担が減ることも考えられますが、一方で就活の難易度が上がることも考えられます。中途採用枠はハードルが高い募集も多いので、決断は慎重にする必要がありますよ。
キャリアアドバイザー
就職浪人を選ぶと、焦りがなくなることから就活が間延びしやすくなることも考えられます。いつまでに就職するのかしっかりと期限を決め、メリハリのある就活を心掛けましょう。
就職浪人になることを考えている場合は、決断の前にこちらの記事で就職浪人の実態について確認しておきましょう。
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③大学院に進む
就活をやめた際の選択肢として、大学院に進むのも一つの手です。もし学びたい分野があるなら視野に入れてみましょう。
- メリット:大学院を卒業することで就職先の選択肢が広がる、生涯年収アップが期待できる
- デメリット:大学院卒業までの学費がかかる、明確なやりたいことがなければ結果につながらない場合がある
大学院に進むことでより専門的な知識を身に付けることができるので、選択できる職種や企業の幅が広がることが考えられます。ただし意欲を持って自主的に研究や学びを深めなければ卒業することが難しいので、それだけ学びたいことがあるかどうかはよく考えてくださいね。
キャリアアドバイザー
単に就活を先延ばしにするために大学院に進んだのでは、研究に身が入らずただ学費を払うだけという結果になりかねません。しっかりと学ぶ意欲があるかどうか、自分と向き合って考えましょう。
仮に大学院に進んだとして、気になるのは卒業後の就活についてですよね。大学院生の就活についてはこちらの記事でくわしく解説しているので、参考にしてください。
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「大学院に進んだとしても、文系では就職先がないのでは」と不安に感じることもあるでしょう。そのような人には、こちらの記事がおすすめです。
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④留学する
就活をやめた後の選択肢としては、留学という手もあります。海外の言語や文化に触れて学びを深めることで、就活をする際にも有利に進められる可能性がありますよ。
- メリット:しっかりと学ぶことで就活をする際の大きな強みになる
- デメリット:留学資金が必要になる、なぜ在学中に留学しなかったのかと問われる可能性がある
留学をする際に意識しておきたいのが、留学をしただけでは就活での評価にはつながらないということです。1カ月程度の留学では何かを身に付けて帰国するのは難しい場合もあるので、しっかりと期間を取ったうえで語学力+αの強みを身に付けてくることを意識しましょう。
キャリアアドバイザー
留学は在学中にも問題なくできますよね。なぜわざわざ大学を卒業後に留学を選んだのかといったことは企業からも問われる可能性が高いので、納得感のある回答ができるように準備しておくことが大切です。
どうすれば留学経験を就活に活かせるのか悩んだときは、こちらの記事を参考にして対策を固めてくださいね。
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自己PRで留学をアピールするときは前後のプロセスが欠かせません。今回は留学をアピールする際に知っておくべきことや、アピールできる強みについて紹介していきます。キャリアアドバイザー監修のもと、強み別に例文6選も解説するので、参考にしてくださいね。
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⑤別の大学に編入する
就活をやめた際の選択肢として、別の大学に編入することも挙げられます。今の大学では学べないようなことがあるなら、編入も視野に入れてみてくださいね。
- メリット:今の大学では学べないことを学ぶことができる
- デメリット:編入する分の学費が必要になる
また大学に編入するには試験を受ける必要があります。編入試験に合格できなければ大学編入はできないので、その対策もしなければならないことを覚えておきましょう。
キャリアアドバイザー
編入は目的なくするものではありません。「就活がうまくいかなかったから」以上の明確な理由や学びたいことがあるかどうかをしっかりと考えることが大切です。
⑥フリーターになる
どうしても就活を辞めたくなってしまった際には、いったん就活をやめてフリーターになる道もあります。
- メリット:自分のやりたいことに時間を割くことができる
- デメリット:安定した収入が得られず生活が困窮する可能性がある
フリーターは決して悪いことではありませんが、やはり収入が安定しないことから将来への不安が大きくなりやすい立場でもあります。将来のビジョンをしっかりと立て、生活していけるのかを考えたうえで決断をしましょう。
フリーターになってから就職をすることは可能なのか不安に思っている人は、こちらの記事を参考にしましょう。
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フリーターが何なのかきちんと理解できていない人は、まずこちらの記事を確認しましょう。
フリーターとは自由だが不安定な働き方|選べる4つの選択肢を大公開
⑦起業・フリーランスに挑戦する
就活をどうしてもやめたいと思ったときは思い切って企業への就職はやめて自分で企業を運営したり、フリーランスとして仕事をするのも選択肢の一つです。
- メリット:うまくいけば正社員になるよりも自分の希望のキャリアを実現しやすい可能性がある
- デメリット:仕事が軌道に乗るまでは収入が安定せず生活が困窮しやすい
学生のうちから起業・フリーランスに挑戦する人もいるので、決して無理なことではありません。ただし事業を成功させるためには明確なビジョンが必要なので、今の時点でやりたいことが明確であり、それを成功させるビジョンが描けているかどうかはしっかりと考えましょう。
キャリアアドバイザー
ほかにも起業した場合やフリーランスとしてお金を稼ぐなら、さまざまな手続きを自分自身でおこなう必要があります。面倒なことや大変なことが多いのを忘れないでくださいね。
もしフリーランスになりたいと思っているなら、こちらの記事を参考にフリーランスとして生計を立てていく方法を学びましょう。
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「就活やめたい」と思ったらまず現状分析! 4ステップで冷静に選択肢を見極めよう
ここまで、就活をやめたいと思ったときにまずするべきことや打開策について解説してきました。
就活は心身に大きな負担がかかるものなので、続けていくなかで「やめたい」と思うのは決して珍しいことではありません。大切なのは今本当に就活をやめることが、自分にとってベストな選択肢なのかを冷静に見極めることです。
まずはここで解説した4ステップを参考にして、あなたにとって就活をやめるのが一番良い選択なのかを考えてみましょう。よく考えたうえで出した結論なら、きっと後悔はないはずです。焦らずに自分の将来とゆっくり向き合ってみてくださいね。
自分なりに就活を頑張っているつもりなのですが、全然結果が出ません。もうやめたいです。