目次
- 退職理由は嘘をつかないのがおすすめ! 伝え方の工夫で円満退社を目指そう
- 退職理由で嘘をついても良い? 押さえておきたい3つの前提
- ①退職理由で嘘をついても法律的な罰則はない
- ②基本的には嘘をつかず円満退社を目指すのがおすすめ
- ③どうしても本当の理由を伝えたくないときは伝えなくても良い
- 退職理由で嘘をつくことの3つのリスク
- ①退職まで嘘を貫く必要があり精神的な負担が生じる
- ②嘘がバレると険悪な空気で退職日を迎える可能性がある
- ③嘘がバレて会社と退職日や給与で揉めることもある
- そのまま使える例文付き! ネガティブな退職理由をポジティブに変換する方法
- ①人間関係に不満があるケース
- ②仕事内容に不満があるケース
- ③労働環境に不満があるケース
- ④待遇に不満があるケース
- ⑤昇進やキャリアアップの機会がないことに不満があるケース
- ⑥会社の経営方針や将来性に対する不安があるケース
- 退職理由を深掘りされる……嘘をつく以外の対処法
- 「一身上の都合」で押し通す
- 転職に詳しいエージェントに相談する
- 退職理由は嘘をつかずに伝える工夫をしながら円満退社を目指そう!
退職理由は嘘をつかないのがおすすめ! 伝え方の工夫で円満退社を目指そう
こんにちは、キャリアアドバイザーの今井です。
退職理由をどう会社や上司に伝えようか迷っている人から、こんな相談を受けることがあります。

嘘をつくのは良くないことと思いながらも、本当の退職理由を伝えるのもネガティブになりそうで迷う人はこれまでアドバイザーとして支援するなかでも多くいました。
率直に言うと、退職理由で嘘はつかない方が良いです。ただ、プライベートの事情などで会社に伝えづらいこともあるので、すべてをありのままに伝える必要もありませんよ。
この記事では、退職理由で嘘をつくことのリスクや退職理由をポジティブに変換する方法について解説していきます。嘘をつかなくても大丈夫な方法を見つけるためにも、一緒に確認していきましょう。
退職理由で嘘をついても良い? 押さえておきたい3つの前提

退職の理由を会社に説明するとき、嘘をついても大丈夫か迷うこともありますよね。
嘘をついても法律的には問題はありませんが、嘘をつくとどこかすっきりしない気持ちを抱えたまま退職しなければならないこともあります。
そのため、嘘をついても問題ないという根拠や、本当の理由を伝えなくても良いという前提を把握しておけば、後ろめたい気持ちにならずに済みますよ。ここからは、退職理由で嘘をついても良いかについて、3つの前提を解説していきます。
①退職理由で嘘をついても法律的な罰則はない
退職の理由について、会社に嘘の理由を説明したとしても法律的な罰則はありません。
民法第627条では「退職の自由」が認められており、労働者は2週間前までに退職の申し入れをすれば退職できるとされています。また、有期雇用の場合でも、1年を経過してからは退職を申し出てからすぐに退職できると労働基準法137条で定められています。
つまり、理由に関係なく労働者は退職することができて、嘘をついても法律で罰する規定はないので、心配することはありません。
実際いつごろまでに退職を伝えるのがベストか、自分の状況に照らし合わせて考えたい人はこちらの記事がおすすめです。
関連記事
退職は何カ月前に伝える? 意思表示~退職の所要時間から逆算しよう
退職は1~3ヵ月までに伝えるのが一般的で、1カ月前程度と就業規則で定めている企業も多いです。退職を伝えるタイミングと流れをキャリアアドバイザーが徹底解説します。
記事を読む

②基本的には嘘をつかず円満退社を目指すのがおすすめ
法律的な罰則はなく、退職の理由は嘘をついても問題ありませんが、基本的には嘘をつかずに円満退社を目指すことをアドバイザーとしてはおすすめしています。
円満退社は会社と従業員の双方が納得してスムーズに退職を進める方法です。退職のためには書類の提出などの手続きが必要ですが、嘘をついた場合に問題が生じると、そのような事務的な部分が滞ってしまうことがあります。
円満退社できた方が気持ちよく次のステップに進めるメリットもありますよ。
嘘をついていたことがわかれば、周りの人たちからすればあまり気持ちのいいことではありませんよね。もちろんすべてを話す必要はありませんが、嘘をつかずにすむことはできないか検討するのも大切です。
③どうしても本当の理由を伝えたくないときは伝えなくても良い
退職理由はなるべく嘘をつかない方が良いですが、どうしても本当の理由を伝えたくないときは伝えなくても大丈夫です。
自身の体調や病気などプライバシーにかかわることや、親の介護や家族の看病のような家庭の事情があって退職する場合、伝えづらいこともあるはずです。
そのようなときは、事情のすべてを話す必要はありません。
良い条件の転職先を見つけた場合など、本当の理由を隠すことで引き止めを受けにくくなったり、会社との関係が良好なまま退職できることもあります。ケースバイケースで柔軟に対応しましょう。
キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ上司や先輩に罪悪感を感じたらどうする?
あなたにとって最善の選択をすることにフォーカスしよう
退職の本当の理由は伝えなくても問題ありませんが、第二新卒世代の若手であれば上司や先輩に対峙したときに、本当の理由を隠しづらいと感じたり、話しているうちに嘘をつくことに後ろめたさや罪悪感を感じることがあるかもしれません。
退職は個人的な選択であり、あなたのキャリアを守るために理由を伝えないことには何の問題もありません。上司や先輩に対して「すべてを言わないことは悪いことではない」という意識を持ち、自分の未来のために最善の選択をすることを優先しましょう。
ただ、一緒に働いてきたメンバーが退職を考えているという話になれば、相手もその理由が気になり、知りたくなることは自然なことです。その際、すべてを正直に話す必要はなくても、大まかな理由や前向きの方向性を伝えることで円満な退職につなげることができるでしょう。
退職理由が「しんどい」などネガティブな理由の場合もつたえにくいですよね。そんな時はこちらの記事をチェックしてみてください。
関連記事
退職理由「しんどい」は伝え方に要注意! 退職~転職で役立つ回答法
退職理由が「しんどい」の時、伝え方について悩むこともあるのではないでしょうか? 退職時や転職活動での面接時、どんなふうに伝えるべきなのかは悩みどころですよね。この記事では、専門家のアドバイスをまじえて「しんどい」という退職理由の伝え方について解説していきます。
記事を読む

家庭の事情が退職理由であることを伝える際に押さえておきたいポイントは、こちらの記事で解説しています。
関連記事
退職理由で「家庭の事情」を伝える例文7選! 引き止められないコツ
退職理由で家庭の事情を伝えても問題ありません。退職理由は個人の自由だからです。しかし伝え方には悩みますよね。この記事ではキャリアアドバイザーが7つの例文と合わせて伝え方を解説します。
記事を読む

自分の強み・適職を知るためにも、まずは自己分析を済ませましょう
就活を成功させるためには自己分析が必須です。しかし、自分自身のことを分析するのは意外と難しいですよね。
そんなときは「自己分析ツール」を活用しましょう。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけであなたの強み・弱みが簡単にわかります。
無料で使えるので、自分の強みを確かめたい人は今すぐ診断しましょう。
退職理由で嘘をつくことの3つのリスク

退職の理由を会社に説明するとき、嘘をついても問題ありませんが、嘘をつくことのリスクは把握しておきましょう。
嘘の説明をしたらその後どうなるか、何に気をつけなければならないかを事前に知っておくことで、悪い状況になるのを避けることもできます。嘘をつかずに伝える場合と比較して、どちらのメリットが大きいかを判断することが大切ですよ。
ここからは、退職理由で嘘をつくことの3つのリスクについて解説していきます。
①退職まで嘘を貫く必要があり精神的な負担が生じる
退職する際に会社に嘘の説明をすると、退職まで嘘を貫く必要があり自分自身に精神的な負担が生じます。
- 嘘がバレないか心配しながら働くことになる
- 嘘の辻褄が合わなくならないように気をつかう
- 辻褄を合わせるためにさらに嘘をついてしまう可能性がある
嘘をつくことで考えなければいけないことが増えます。バレないように気を遣いながら退職まで働くのもストレスになる可能性があります。
会社を退職してからも人間関係が続く場合、その人たちとかかわるときには嘘の退職理由を覚えておかなければならないといった点もストレスになり得ます。
②嘘がバレると険悪な空気で退職日を迎える可能性がある
会社に嘘の退職理由を伝えた場合、もしもバレてしまうと険悪な空気のなかで退職日を迎えなければいけない可能性があります。
嘘がバレることで職場の人間関係が悪化してしまうこともあります。周囲から自分への見方や評価が変わり、孤立してしまう可能性も考えられます。
嘘がバレたとしても、退職日まで我慢すれば良いと切り替えることはできます。ただ、あからさまに周囲の空気を悪くするような態度を取ることは避けた方が良いですよ。気まずい雰囲気になったとしても、最低限の礼儀は守って退職することをおすすめします。
嘘がバレたことでいじめやハラスメントを受けるようなことがあった場合には、早めに会社に相談するようにしましょう。
③嘘がバレて会社と退職日や給与で揉めることもある
退職の理由で嘘をついて、それがバレると会社と退職日や給与について揉める可能性があることもリスクの一つです。
嘘がバレたことで予定していた退職日よりも早く退職することになったり、その結果、勤務日数が少なくなって給与も減額されるケースがあります。嘘がバレてしまったことで、それなら働き続けられるのではないかと、引き止めを受けることもあります。
別の退職理由を用いて退職を進めたことで不利益を受けることがあれば、それは不当な対応である可能性が高いです。エージェントなどに相談してみましょう。
キャリアアドバイザーが読み解く!退職時の企業の対応に悩んだら?
自分で判断せず専門家に相談しよう
嘘がバレて退職金が減額となったり、退職日が早まって給与が少なくなった場合、それらが違法の可能性があるかどうかは、労働契約や就業規則によって異なります。具体的には、退職金規定が不透明・曖昧な場合、「嘘をついた」以外の正当な理由がない場合は、違法となる可能性があります。
そのような状況、出来事に直面したときには、違法だと自分の判断だけで決めつけるのではなく、まずは自身の労働契約や就業規則をしっかり確認するようにしましょう。また、労働問題の専門家である社会労務士などに相談し、適切なアドバイスを受けることをおすすめします。
退職を引き止められた場合の対処法はこちらの記事で解説しています。
関連記事
退職引き止めは5パターンで対処|悩むときの考え方3ステップも解説
退職時の引き止めは多くの人が悩む問題です。退職を決めたものの、お世話になった上司・同僚から引き止められて心が揺らぐケースは多いです。辞めるか、辞めないべきか、ベストな選択肢を見極めるうえで必要なことを、この記事ではキャリアアドバイザーが実例と合わせて解説します。
記事を読む

そのまま使える例文付き! ネガティブな退職理由をポジティブに変換する方法

退職理由を会社に伝えるときは、本音がネガティブな要素だとしてもポジティブに変換して伝えることが大切です。
そうすることで、嘘にならないように伝えたり、本音を隠したりしながら理由を説明することができます。嘘にならなければ、気分的にもストレスを抱えずに会社に伝えることができますよ。
ここからは、ネガティブな退職理由をポジティブに変換する例文を紹介していきます。
- 人間関係に不満があるケース
- 仕事内容に不満があるケース
- 労働環境に不満があるケース
- 待遇に不満があるケース
- 昇進やキャリアアップの機会がないことに不満があるケース
- 会社の経営方針や将来性に対する不安があるケース
引き止められないように、かつ角の立たない退職理由の伝え方はこちらの記事でも解説しています。
関連記事
退職理由で引き止められない4ステップを解説|円満退社のコツも伝授
いざ退職するタイミングで引き止めをおこなう企業は多いです。スムーズに退職したい人向けに、引き留められないための退職理由の作り方や伝え方をキャリアアドバイザーが徹底解説します。
記事を読む

①人間関係に不満があるケース
まずは、人間関係に不満がある場合の退職理由を紹介します。
会社では多くの経験を積ませていただき、同僚にも恵まれましたが、自分自身のキャリアを考えているなかで別の仕事にチャレンジしたい思いが芽生えてきました。現在取り組んでいる仕事とは違う分野になるため、転職をしたいと考えております。
職場での人間関係が悪いことを伝えてしまうと、会社にいる人みんなが悪いような印象を与えてしまうリスクがあります。角を立てないためにも、前向きな転職理由を伝えることが大切です。
「〜が嫌だから」ではなく「〜をしたいから」などと未来志向で考えることが退職理由を前向きなものにするコツです。
②仕事内容に不満があるケース
仕事内容に不満がある場合の退職理由を紹介します。
営業としてこの会社で経験を積ませていただいたことには、大変感謝しております。一方で、仕事をしながらも学生時代の目標だったマスコミ業界で働いてみたいという思いがずっと心のどこかに残っていました。最近は特にその気持ちが大きくなり、後悔はしたくないので転職をしてマスコミの仕事に挑戦したいと思っております。
仕事内容の不満を直接伝えてしまうと、会社の事業を批判しているように受け取られるリスクがあります。次にやりたい仕事があるという希望を伝えるのがコツです。
現職の仕事の悪い部分を隠しながら、自身のやりたい仕事に向かうことを伝えるのがポイントです。
③労働環境に不満があるケース
労働環境に不満がある場合の退職理由を紹介します。
私自身の体調があまり優れず、ここ最近は仕事を休ませていただくことも何日かありました。現在の状態では仕事で十分なパフォーマンスを発揮することが難しいため、治療に専念したいと思っております。
残業が多かったり、休日が少なかったり、労働環境に不満があっても会社のせいで体調が悪くなったと直接言うことは避けた方が良いです。引き止めを受けないように、一度しっかり休んで体調を戻したいと伝えることが大切です。
④待遇に不満があるケース
待遇に不満がある場合の退職理由を紹介します。
私事ですが、最近結婚をしたことでライフスタイルや価値観が変わり、ワークライフバランスを重視して働きたいと思うようになりました。妻とも相談して仕事や家庭のことの分担を考えた結果、現在の仕事では私の負担が大きすぎるため転職をしようと考えております。
待遇の不満を正直に伝えると、給与が少ない会社と文句を言っているように受け取られるリスクがあります。家庭の事情など別の理由を交えると角が立たずに済みます。
仮に給与が少ないなど待遇が悪くても、自宅から通いやすい会社で働きたいなど他の理由で隠しながら退職の意思を伝えるのがコツです。
⑤昇進やキャリアアップの機会がないことに不満があるケース
昇進やキャリアアップの機会がないことに不満がある場合の退職理由を紹介します。
この会社で5年間、人事部で社内の組織やマネジメントについて学ばせていただいたことは非常に良い経験となりました。ただ、私自身まだまだ力不足な部分が多く、以前から大学院への進学や資格取得など学び直しの機会を設け、自分のキャリアを見つめ直したいと考えておりました。
できれば20代のうちにその時間を作りたい思いがあり、今がそのタイミングという結論に至りました。時間をかけて出した答えですので、後押しをしていただけないでしょうか。
この会社で成長できていないことを伝えると、別のポジションへの転換などを提案され、引き止めを受ける可能性があります。学び直しなど、自分が求める成長の機会が社外にあることを伝えるのがポイントです。
会社にとどまる意思がないことははっきり伝えることが大切ですよ。
⑥会社の経営方針や将来性に対する不安があるケース
会社の経営方針や将来性に不安がある場合の退職理由を紹介します。
会社の理念に共感して入社させていただき、仕事でも高い売上目標を掲げながら日々取り組んできたことはかけがえのない経験となりました。ただ、最近の私のなかでキャリアビジョンについて再度考えるタイミングがあり、公共性や社会貢献度が高い仕事に取り組みたい思いを持つようになりました。
学生時代のボランティア活動が根底にあるのだと思います。この会社で学んだビジネスの経験を活かしながら、NPOなどの職員として働きたい希望があります。
直接的に会社の経営方針についての不安を伝えると、批判のように聞こえ会社との関係が悪化してしまうリスクがあります。会社への共感や感謝は示しつつ、他にやりたい仕事があることを伝えるのがコツです。
会社に対する不満や不安は隠しながら伝えた方が円満退職につなげられますよ。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!例文をふまえてどう伝え方を考えればいい?
例文をベースに自分用にアレンジをしよう
退職理由について、例文をそのまま使えるケースは稀だと思います。そのため、自分の状況や思いに置き換えたり、書き足したりすることが重要です。
具体的には、例文をふまえて、自分自身の状況や想いをエピソードを盛り込み、自分の言葉にして伝えるように心掛ける必要があります。そうすることで、退職理由の説得力が増して引き止められにくいというメリットもありますよ。
たとえば、いつ頃から退職を考えるようになったのか、そして、その理由についてなぜそう思ったのかを盛り込むといいでしょう。これにより、退職の理由が明確になり、相手にも理解してもらいやすくなります。例文を参考にしながら、自分なりにアレンジすることが大切です。
退職理由を深掘りされる……嘘をつく以外の対処法

会社に伝える退職理由について、嘘をつく・つかないにかかわらず理由を深掘りされるのではないかと心配になることもありますよね。本当の理由をどうしても話したくないというケースもあるはずです。
しかし、会社から理由を細かく聞かれたり、何度も確認されたりする可能性はあります。そのような場合は、「一身上の都合」で押し通したり就職エージェントに相談したりするのがおすすめです。
ここからは、退職理由の説明をする際の、嘘をつく以外の対処法を解説していきます。
「一身上の都合」で押し通す
退職理由については、詳細を説明せずに「一身上の都合」とすることも可能です。
一身上の都合は退職届によく記載する言葉ですが、転職や親の介護、自身の体調不良など、個人的な事情をすべて表すことができます。詳細を隠しながら退職理由を伝えられる便利な言葉ということもできます。
どうしても理由を説明したくない場合や、嘘をつきたくない場合は「一身上の都合」で押し通すのもありです。
一身上の都合とする場合でも、「プライバシーにかかわることで詳細を伝えられないので」など、補足の説明をした方が会社側の納得度は高まりますよ。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「一身上の都合」で伝えるときの注意点
プライベートなことも話せる範囲で共有を
退職の理由を「一身上の都合」とする場合も、プライベートなことについて話せる範囲で伝えたほうが良いでしょう。まったく何も説明せず伝えないままだと、周囲に余計な心配をかけてしまったり、憶測を与えてしまう可能性があります。
たとえば、「家族の健康問題でサポートが必要」「今後のライフステージを考えて、キャリアの方向性を変える必要がある」など、個人のプライバシーを守りつつも相手が納得できる程度に伝えるのがおすすめです。
退職を伝えてから実際に退職するまでの間、スムーズに業務を続けるためには、良い関係を維持することが大切です。適切な情報提供をすることで、継続して円滑な人間関係のまま仕事ができるでしょう。
「一身上の都合」という理由で退職を伝える際のポイントはこちらの記事解説しています。
関連記事
「一身上の都合」は理由を聞かれる可能性あり|就活での伝え方を伝授
企業に退職の意思を伝えるときに「一身上の都合」と伝えるのはアリなのか? 理由を聞かれることはあるのか? そう悩んでしまうことがありますよね。この記事では専門家のアドバイスを交えて「一身上の都合」で退職をする場合の注意点や上手な伝え方について解説していきます。
記事を読む

転職に詳しいエージェントに相談する
退職理由を深掘りされるのが不安なときには、転職エージェントに相談するのも選択肢の一つです。
転職エージェントにはたくさんの求職者の転職をサポートしてきた経験があります。転職のためには退職が伴うため、退職にかかわる知識も豊富で、理由の説明についてもアドバイスを受けられます。
転職エージェントの意見を聞くことで、嘘をつかずに退職理由を説明する方法が見つかる可能性があります。第三者の視点を取り入れることで、自分では思いつかなかった伝え方に気づくこともあるでしょう。
退職理由の説明を一緒に考えてもらうこともできるので、早めにエージェントに相談しましょう。転職活動全般をサポートしてもらうのもメリットですよ。
自己分析をするならツールを使って簡単に済ませましょう
自分の弱みは言語化できても、強みを言語化できない人も多いでしょう。
そんな時は「自己分析ツール」がおすすめです。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで選考で使えるあなたの強みを言語化できます。
自分の強みがわからない人は、今すぐ診断してみましょう。
退職理由は嘘をつかずに伝える工夫をしながら円満退社を目指そう!
ここまで、退職理由を会社に伝えるときに嘘をついても良いかどうか、嘘をつかずに伝える方法などについて解説してきました。
嘘をついても問題ありませんが、リスクもあります。それを十分考えながら、なるべく嘘はつかずに伝え方を工夫した方がスムーズな退職につなげられるといえます。
会社に退職の理由を伝えるときは嘘を避けながら円満退職を目指しましょう。
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。

退職は2週間前までに申し出るとされていますが、病気やケガ、賃金の未払いなどやむを得ない事情があるときは即日の退職も可能とされていますよ。