目次
- 企業からの「受験勉強」の印象
- アピールできる強み
- 注意点
- おすすめの業界・職種・会社
- 「受験勉強のガクチカ」に対してキャリアアドバイザーからアドバイス!
- 「受験勉強」を題材にした内定者例文
- 【内定者例文】26卒 広島大学 IT業界
- 「受験勉強」を題材にした例文2選
- ①苦手科目を克服したエピソード
- ②逆境でもあきらめず努力したエピソード
- 受験勉強でガクチカを作りたい人はこちら!
人生を振り返ったとき、一番頑張ったのは受験勉強だった。だからこそ、「受験勉強をガクチカにしたい」という人もいるでしょう。
結論、受験勉強はガクチカとして「アリ」です。しかし、「当たり前」と思われない工夫が必要になります。
この記事では、受験勉強での経験を魅力的なガクチカにする方法を解説します。
なお、ガクチカの作り方の基礎を押さえたい人は、以下の記事もチェックしてみてください。
ガクチカの例文15選! ガクチカがないときの見つけ方と書き方
企業からの「受験勉強」の印象
自分を律しながら目標に向かって地道な努力ができそう
学生の本分である受験勉強を頑張るのは当たり前のことと感じる
アピールできる強み
- 目標達成に向けて緻密に計画を立て、実行する力が評価される
(例)1日のスケジュールをカレンダーに落とし込み、365日きっちりやり切った
- 困難な状況でも諦めずに成果を出した経験が評価される
(例)今の自分では手が届かないような高い目標を掲げ、短期間で集中して偏差値を上げた
注意点
- ただ「コツコツ勉強して合格した」だけでは差別化が難しい
⇒自分ならではの計画の立て方や勉強方法を掘り下げて伝える
- 「偏差値40から国立大学に受かった」といった単なる事実を伝えるだけでは不十分
⇒当時の自分のレベル感と目標とのギャップをどう埋めたのかを具体的に語る
おすすめの業界・職種・会社
- 新しい技術や知識の習得が常に求められる環境
- 目標に向けて地道に学習を継続・蓄積していく姿勢がマッチする
- 目標から逆算してロードマップを引き行動する力が必要とされる
- 計画通りにコツコツと積み上げていく力が評価につながりやすい
「受験勉強のガクチカ」に対してキャリアアドバイザーからアドバイス!
「受験勉強」を題材にした内定者例文
※本記事の実例文は、キャリアパーク就職エージェントの利用者の許可を得て作成しております。個人情報の保護と例示としてのわかりやすさを重視し、編集部にて固有名詞の変更や内容の編集をおこなっています。
【内定者例文】26卒 広島大学 IT業界
私が学生時代に最も力を入れて取り組んだのは、大学受験の勉強です。
当初の私の学力では、第一志望の大学の合格ラインに対し一番下の判定で、目標のレベルには程遠い状態でした。ただがむしゃらに取り組むだけでは不十分だと考えた私は、志望校の出題傾向を分析して優先すべき分野を明確にしました。
そのうえで平日5時間、休日10時間の勉強時間を設定し、学習内容を日々のスケジュールに落とし込みました。
もちろん途中で投げ出したくなることもありましたが、そのたびに模擬試験の点数が少しずつ上がることや、大学に入った後のキャンパスライフを思い描くことでモチベーションを保ち続けました。その結果、見事に第一志望の大学に合格することができました。
この経験を通じて、私は現状を分析して計画を実行する自己管理能力と、継続する力の重要性を実感し、コツコツと積み重ねることで大きな成果を生み出せることを学びました。
貴社に入社後は、この計画実行力と継続力を活かして、エンジニアとして日々の学習やスキルアップに努め、長期的に成長できるようなキャリアを築いていきたいと考えています。
この例文の優れた点は、以下の2点です。
・毎日10時間という学習量を粘り強くやり切れている
・志望校の試験問題を自分なりに分析して優先順位を決めている
このように自分なりの工夫を詳しく伝えられれば、入社後も試行錯誤しながら成果を出せる人材アピールできるでしょう。
「受験勉強」を題材にした例文2選
①苦手科目を克服したエピソード
私が学生時代に最も力を入れたのは、7科目の受験が必要な国立大学への受験勉強です。
私は理系科目と文系科目との差が激しく、文系科目はほかの科目より20も偏差値が低いという状態でした。しかし国立に受かるためには、すべての科目をバランス良くできるようになる必要があります。
そこで私は、受験本番までの1年間の学習計画をスプレッドシートで作成し、月、週、日単位でやるべきことを細分化しました。苦手な文系科目は基礎固めに重点を置いて毎日時間を割き、得意な理系科目は感覚が鈍らない程度の演習量に調整しました。
また計画が後ろ倒しになる可能性も考え、毎週日曜日に予備日を設けました。計画の遅れをこの予備日で必ず吸収することで、スケジュールが雪だるま式に崩れるのを防ぎ、1年間一度も計画を破綻させることなくやり切りました。
結果として、苦手科目である国語や英語でも安定した得点を出せるようになり、第一志望の大学に合格することができました。
この経験から、目標から逆算してスケジュールを考え、行動に移す「自己管理能力」を身につけました。入社後は、中長期的なプロジェクトにおいてこの計画実行力を活かし、納期と品質を厳守することで貴社に貢献したいと考えています。
受験勉強のエピソードのなかでも、「科目間のバランスを取る」という難しい課題に挑んでいる点が印象的です。
良いポイントは以下の2つ。
・予備日を設けるなどリスクを想定した計画を立てられている
・複数科目の勉強を平行しておこなうマルチタスク能力が感じられる
この例文のように「今自分にとっての最大の課題は何か」を解像度高く考え、改善のために行動できる人は、自走できる人材として大いに歓迎されるでしょう。
②逆境でもあきらめず努力したエピソード
学生時代に最も力を入れたのは、高校3年生の夏に文系から理系への進路変更を決断して挑んだ大学受験です。
あるきっかけで将来の目標が変わり、急きょ理系学部を目指すことになりました。しかし元々文系だった私は、当然ながら受験に必要な物理はまったくの未履修。ほかの受験生より2年分の遅れているという圧倒的に不利な状況でした。
この状況を打破するため、私は質とスピードに徹底的にこだわりました。まず物理の先生にお願いして毎日15分の個別質問の時間を確保してもらいました。
また通学や入浴中などの隙間時間はすべて暗記科目にあて、机に向かう時間は物理の演習のみに集中するといったメリハリのある勉強方法を意識しました。結果として、半年間で物理を合格レベルまで引き上げ、志望校に現役合格することができました。
この経験から、私はどんなに不利な状況でも諦めず、目標達成のためにあらゆる努力を重ねる大切さを学びました。入社後も高い目標や困難な壁にぶつかった際には、粘り強く努力する力を活かして成果を出していきたいです。
困難に立ち向かう前向きな姿勢が感じられる例文ですね。特に、以下の2点が高評価です。
・「高3の夏に未履修科目がある」という圧倒的逆境を跳ね返したバイタリティ
・先生に相談するなど周囲を巻き込んで課題を解決する姿勢
このように絶望的な状況のなかでもあきらめず目標達成までやり切る力は、タフな交渉や数字を追うことが求められる営業職などにおいて高く評価されます。
受験勉強でガクチカを作りたい人はこちら!
受験勉強のような「学業」に真摯に向き合った経験を題材にガクチカを作りたい人は、以下の記事を読んでみてください。魅力的に伝えるコツを解説していますよ。
ガクチカで学業はあり! 伝え方のコツと注意点を解説
なお、大学受験を挫折経験として伝えたい場合は、以下の記事が参考になります。内定者の例文も紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
就活で「大学受験」の挫折経験を伝える例文|26卒選考突破者の実例
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「当たり前」からの逸脱がカギ!
キャリアアドバイザー
吉川 智也
プロフィールをみる目標とのギャップや工夫を盛り込んで評価アップ!
「志望校合格のため一所懸命努力しました」といったアピールをする学生は少なくありません。
しかし受験勉強はほとんどの学生が経験しているものであるため、毎日コツコツ勉強したというエピソードでは「当たり前のこと」と思われる可能性が高いです。
そこで重要になるのが、
①志望校と自分の実力にどれほどのギャップがあったのか
②そのギャップを埋めるためにどのような取り組みをしたのか
の2点を明確に言語化すること。どのように伝えれば好印象なエピソードになるのか、実例を見ていきましょう。
高く評価される! 受験勉強のガクチカ例
【どのような目標・課題があった?】
・高校3年生の夏までは部活が忙しく、勉強にまったく時間を割けない状況だった
・部活が終わった時点で合格可能性は「E判定」だった
【どのような行動をした?】
・志望校の出題傾向と自分の弱点を分析し、配点の高い分野に絞って学習する戦略を立てた
・「電車内は暗記」「机に向かう時間は演習」と切り分け、1日のスケジュールを分単位で管理した
・毎月の模試の結果をもとに目標との差分を数値化し、「来月どの科目に何時間配分するか」を決めた
【結果どうなった?】
・偏差値を20上げ、第一志望校への現役合格を果たした
【評価ポイント】
・限られた時間のなかで「何を優先すべきか」を考え抜いたうえで行動できている
・「E判定」など逆境のなかでもあきらめず、PDCAサイクルを回すことで結果につなげられている
このように「どんな状況で」「どんな工夫をして」「どれだけの成果を得たか」を具体的に盛り込めると、試行錯誤しながら本気で勉強に打ち込んだことが伝わるため、企業の心が動く内容に仕上がりますよ。