目次
- 企業からの「交渉力」の印象
- 評価につながる経験
- 営業インターンでの商談・提案経験
- 目上の人や外部を巻き込んで運用やマニュアルを改定・提案した経験
- 注意点
- プライベートなエピソードで語らない
- 「妥協点の模索」や「ずる賢さ」ととらえられないようにする
- 言い換えられる言葉
- 双方が納得する着地点を見出す提案力・調整力
- おすすめの業界・職種・会社
- 大型交渉や仕入れが発生する商社やメーカーなどの企業
- 交渉次第で会社の売り上げや利益が大きく左右される仕事
- 「交渉力」に対してキャリアアドバイザーがアドバイス!
- 「交渉力」の自己PR例文
- 「交渉力」を自己PRにしたい人はこちら!
仕事において活かせるスキルである「交渉力」。
しかし、交渉力を発揮したのがプライベート寄りの経験だと、その力はアピールしづらくなってしまうかもしれません。
それではどのようなエピソードを伝えれば良いのか、この記事で確認していきましょう。
「交渉力」の自己PRを作る前に、自己PRの作り方を基礎から知りたい人は、以下の記事も参考にしてくださいね。
就活の自己PR完全ガイド|26の強み別で書き方や例文を紹介
企業からの「交渉力」の印象
・ビジネスにおける落としどころを見つけるのが上手そう
・利害関係を調整して物事を進められそう
・「ずる賢い」「妥協・逃げの姿勢をとるタイプ」でないか見極めが必要
評価につながる経験
営業インターンでの商談・提案経験
- 成果や信頼性に直結する実務的なアプローチが評価される
(例)営業のインターンシップで、相手のニーズや懸念点を聞き出したうえで自社の提案を通し、成果につなげた
目上の人や外部を巻き込んで運用やマニュアルを改定・提案した経験
- 周囲を動かし着地点を見出すまでの過程が評価される
(例)アルバイト先で既存の運用やマニュアルの不便さを解消するため、関係者や店長などの目上の人に働きかけ、調整・提案をしてルール変更を実現した
注意点
プライベートなエピソードで語らない
- ビジネスでの需要や「そもそもその交渉が必要だったのか」という根拠が伝わらず、評価につながりにくい
⇒ビジネスシーンや組織の課題(営業インターン、バイトの業務改善、サークル等の外部交渉など)を題材にし、交渉の必要性とプロセスの妥当性を伝える
「妥協点の模索」や「ずる賢さ」ととらえられないようにする
- 落としどころに逃げる姿勢や、誠実さに欠ける印象を与えてしまうリスクがある
⇒相手の主張をヒアリングした上で、双方にとって最適な着地点を導き出したプロセスを示す
言い換えられる言葉
双方が納得する着地点を見出す提案力・調整力
- 互いの利害を整理して組織の成果へ着地させられるスキルとして、入社後の活躍をイメージしやすくなる
おすすめの業界・職種・会社
大型交渉や仕入れが発生する商社やメーカーなどの企業
- 大規模な取引や関係者間の調整、複雑な条件交渉が日常的に発生する環境
- 相手のニーズや意見を聞きつつ、自分側の利点も確保した着地点を見出す力が評価されやすい
交渉次第で会社の売り上げや利益が大きく左右される仕事
- 当事者同士の複雑な利害関係を整理し、着地点をつくる動きが求められる環境
- 目上の関係者や取引先と対等に渡り合い、成果を導く力との親和性が高い
「交渉力」に対してキャリアアドバイザーがアドバイス!
「交渉力」の自己PR例文
私の強みは、双方の利害や懸念を整理し、双方が納得する着地点を見出す交渉力です。営業のインターンシップにおいて法人提案を担当した際、新規契約の獲得に向けて顧客との交渉・商談に取り組む中でこの強みを発揮しました。
当初、顧客からは費用対効果や導入の手間に対する強い懸念があり、値下げや一方的な押し売りでは契約に至らない状況でした。
そこで私は、まず相手の業務課題や懸念の背景を徹底的にヒアリングしました。そのうえで、予算制限に合わせた段階的な導入プランと、導入初期の手間を軽減する独自の運用サポート体制を構築して再提案しました。
相手の課題解決と自社の成果の両立を目指した結果、顧客の懸念を払拭して納得感を獲得し、目標を上回る15件の新規契約を締結することができました。
この「相手の真のニーズを汲み取り、双方にメリットのある解決策を導く交渉力」は、持続可能な信頼関係と成果を構築するためのものです。貴社においても、関係者との円滑な合意形成を図り、事業の発展に貢献いたします。
ビジネスシーンでの課題解決の様子が明確で、誠実な交渉力がストレートに伝わりますね。特に良いポイントは、以下の2点です。
・値下げや押し売りに逃げず、本質的な解決策を提示できている
・誠実で再現性の高い交渉プロセスが描けている
題材として営業インターンというビジネス実務を選んでいるため、入社後の商談や部署間調整の場面で「どう思考し、どう周囲を巻き込んで着地させるか」という即戦力としてのイメージが湧きやすい例文ですね。
「交渉力」を自己PRにしたい人はこちら!
ビジネスに近い環境で「交渉力」を活かした経験を語りたいなら、インターンシップがおすすめ。以下の記事では、ガクチカでインターンシップの経験を伝える例文を紹介しているため、自己PRでも活かせる点がないか確認しましょう。
ガクチカで「長期インターン」経験を伝える例文|26卒内定者の実例
「交渉」は他者を巻き込んでこそ成り立つもの。以下の記事では「人を巻き込む力」の自己PR方法を解説しているため、参考にしてみてくださいね。
例文5選|人を巻き込む力の自己PRで欠かせない3つの条件と伝え方
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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「ネゴシエーター」気取りは危険!?
キャリアアドバイザー
根岸 佑莉子
プロフィールをみるそれは本当に「交渉」と呼べる?
「私の強みは交渉力です」。そうアピールする学生は一定数いますが、実は扱いが難しいキーワードのひとつ。下手に使うと「ただの妥協点探し」「ずる賢い」といった印象になりかねないからです。
「友達と旅行先を決めるときに交渉した」レベルの話では、当然響きません。企業が知りたいのは、利害が一致しない相手と向き合い、お互いにとって最高の着地点を見つけ出したビジネスに通ずるプロセスです。
大切なのは「誰を相手に」「どんな必然性があって」動いたかという点。どう伝えれば良いのか、例を紹介します。
好印象を残せる! 「交渉力」の自己PR例
【どんな課題があった?】
・サークルの活動資金が不足しており、このままでは活動規模を縮小せざるを得ない状況だった
【なぜ「交渉」が必要だった?】
・大学側にただ資金が必要なことを伝えるだけでは却下されるのが目に見えていたため
【どのような行動をした?】
・今後の活動計画や地域貢献につながる具体的な展望をまとめた資料を作成
・大学の担当者へ直接出向き、活動が大学側にもたらすメリットを提示しながら粘り強く協議した
【結果どうなった?】
・提案内容が認められ、予算の獲得に成功した
目上の人を動かした具体的な経験を語ろう
この例のように、大学やアルバイト先の社員、取引先など「立場が上の人や外部」を巻き込み、納得させた経験は強い説得力を持ちます。エピソードのカギは、双方が納得できる「着地点」まで持っていけたかです。
また、そもそも「なぜその交渉が必要だったのか」という前提の理由も欠かせません。必然性のない交渉は、ただの自己満足に見えてしまうからです。
どのような状況で、どんな工夫をして相手の心を動かしたのか。あなたが調整したプロセスを、自信を持って語りきってくださいね。