品質管理の志望動機で説得力を与えるコツ|例文付きで紹介

この記事のアドバイザー

目次

  1. 品質管理の重要性を理解した志望動機を作ることが大切
  2. そもそも品質管理って? まずは仕事内容の理解から始めよう
  3. 工程管理
  4. 品質検証
  5. 品質改善
  6. 職種ベースでの採用は少ない! 技術系の採用方法とアピール方法を押さえよう
  7. 採用方法:技術系総合職としての採用が多い
  8. アピールの仕方:職種を限定したアピールはマイナスになる恐れが高い
  9. 品質管理の志望動機でアピールできる強み
  10. 数字や統計が得意
  11. 強い責任感
  12. 分け隔てなく会話できるコミュニケーション能力
  13. 不良の原因を見極める課題発見力
  14. 有利になることも? 品質管理で知っておくと良い2つのワード
  15. PDCAサイクル
  16. MECE
  17. 品質管理の志望動機の構成方法
  18. なぜ品質管理がやりたいのか
  19. なぜその企業か
  20. なぜ自分が向いているのか
  21. 品質管理の志望動機例文5選
  22. 例文①
  23. 例文②
  24. 例文③
  25. 例文④
  26. 例文⑤
  27. 仕事の特徴や重要性を理解して説得力のある志望動機を作ろう

品質管理の重要性を理解した志望動機を作ることが大切

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。主に理系の学生から、

「品質管理の仕事がやりたいと考えています」
「品質管理はどんな志望動機を作れば良いのでしょうか?」

という相談を受けることがあります。品質管理とは、あまり目立たない仕事でありながらも企業の信用にかかわる重要な仕事です。その仕事やポジションの重要性を理解したうえで志望動機を作る必要があります。また、多くの場合「品質管理がやりたい」と言っても、就活の段階から職種を選べない可能性があることもあります。

この記事では、品質管理の仕事内容から募集方法、そして志望動機の例文まで徹底解説します。品質管理の仕事に興味がある人、これから志望動機を作ろうと考えている人はぜひ読んでみてくださいね。

そもそも品質管理って? まずは仕事内容の理解から始めよう

品質管理の仕事内容

そもそも、品質管理の仕事内容が具体的にどのようなものかを知らない人も多いのではないでしょうか。志望動機を作る前に、まずは品質管理の仕事内容を理解することから始めましょう。

品質管理とは、商品やサービスの品質を管理する仕事です。さらに、商品やサービスを製造する現場の品質も管理しています。高品質を保てていなければ、商品を購入する顧客の安全や健康を害する恐れがありますよね。企業の信頼や業績にもつながる重要な仕事です。一口に「品質管理」といっても、主な業務を具体的に分けると3つに分類ができます。ひとつずつ詳しく解説していきますね。

工程管理

工程管理とは、商品やサービスそのものではなく商品やサービスを作る工程を管理する仕事です。作業手順をマニュアル化したり、作業員への教育や訓練、機械や設備の保守管理などをおこなうことで、商品の質にばらつきが出ないようにしています

誰が作業しても同等の商品やサービスが作られるよう、工程を定期的にチェックして不備がないかを確認します。

品質検証

品質検証は、できた商品やサービスそのものの品質をチェックすると同時にその管理にも注意を払う仕事です。多くの人が想像する「品質管理」とはこの仕事なのではないでしょうか。

完成した商品の品質を確認するほかに、商品を作る原材料そのものにも不備がないか、一定の基準を満たしているかを確認します。また、品質検査が適切におこなわれているかも管理しています。

品質改善

品質改善とは、万が一不良な商品やサービスが発生した際に、その原因を調査して再発防止に努める仕事です。原材料の質や作業工程中の不手際など、不良品が発生するにはいくつかの理由が考えられます。品質改善は、現状を把握し、改善に向けてどのような策をとるべきかを検証します

加えて、すでに発生してしまった不良品の改善に努めるだけでなく、今後発生する恐れのあるトラブルや不良品を未然に防ぐための施策や不良品の発生で起こる消費者対応をおこなうこともあります。

企業によっては「品質保証」とされていることも

企業によっては、品質改善は「品質保証」として、品質管理外の仕事として扱われる場合もあります。仕事内容に大きく変わりはありませんが、品質改善が品質管理の仕事に含まれていない場合は、品質管理職を希望しても改善のための仕事はできません。事前に志望企業における「品質管理」ではどのような仕事をするのか確認しておきましょう。

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職種ベースでの採用は少ない! 技術系の採用方法とアピール方法を押さえよう

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就活生

品質管理ってその企業の商品やサービスのクオリティを保つ重要な仕事ですよね。僕、品質管理職に就きたいです!

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キャリアアドバイザー

良いですね! でも、多くの場合「品質管理職」としての募集はかなり少ないんです。

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就活生

え、そうなんですか?

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キャリアアドバイザー

まずは技術系の学生の採用方法を確認しておきましょう。

品質管理の仕事を希望する学生は一定いるものの、実は「品質管理職」として募集をかける企業は非常に少ないです。技術系の採用方法はどのようになっているのか、そしてどのようなアピールをすればよいのかを解説していきます。

採用方法:技術系総合職としての採用が多い

多くの場合、技術系の仕事は「技術系総合職」として募集・採用される場合が多いです。総合職として入社したのちに、一定期間の研修を経て正式にそれぞれの部署へ配属される形です。つまり、就活の段階からはどんなにその仕事がやりたくてもできない可能性があるということは押さえておきましょう

配属先例①:開発
  • 開発とはその企業の商品を考えることで、技術系の花形の職業であるといえます。毎年多くの理系学生が開発職を希望しています。人気のある分非常に倍率が高い職種です。
配属先例➁:生産
  • 開発職が考えた商品を実際に製造するのが生産の仕事です。生産だけではなく、効率良く商品を量産するための生産ラインの設計もしています。
配属先例③:品質管理
  • 品質管理は生産体制の課題を発見したり、改良をおこなったりと、開発と生産をサポートしより良い商品を顧客に届けるための仕事にあたります。

アピールの仕方:職種を限定したアピールはマイナスになる恐れが高い

技術系総合職のみに限らず、基本的に総合職での採用においては職種を限定したアピールはマイナスの評価になるおそれが高いといえます。

どんなにその職種に就きたいと希望しても、入社後の研修などを通して別の職種のほうが適性が高いと判断されたり、また配属人数の兼ね合いで、希望通りの職種に就けないこともよくあるもの。

職種のアピールを強くしてしまうと、希望していた職種に就けなかった場合、モチベーション高くその仕事に臨んでくれるか、企業側は少し不安に感じてしまいます。そのため、総合職採用の場合は職種を限定したアピールではなく、どこの職種に就いてもしっかり働くということをアピールすることがもっとも有効です。

品質管理は逆にポジティブになることも

しかし、品質管理職の場合は逆に職種を限定したアピールがポジティブに評価されることもあります。技術系総合職における花形は開発職です。多くの理系学生は、総合職に応募しながら開発職への配属を望んでいます。その中で品質管理がやりたいという学生は少数派であり非常に印象的でしょう。

しかし少数派である分「なぜ品質管理がやりたいのか」という点をよく見られます。職種を限定したアピールをする際は、品質管理がやりたい理由を明確にしておくことが重要になります。

酒井 栞里

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技術系の人気は開発職! しかし品質管理も企業においては欠かせないポジション

開発職が人気なのは間違いないですね。開発職がかたちにしたものを製造し、品質管理部門にまわってくるため、新たなものを生み出すことは注目されやすい側面があるのは事実です。ただそんな品質管理も、企業によっては開発段階から関わったり、自社の製品を世に送り出す前のいわば「最後の砦」といった見方もできるためどちらも欠かせない役割を担っています。

品質管理がやりたい理由は明確に。しかし職種希望のアピールは控えめに。

総合職採用でも品質管理の仕事をしたいと考えていてアピールする場合は、その会社を志望する理由に加え、品質管理でなくてはならない理由も明確に話せるようにしておくことが重要です。ただ、特定の職種希望をあまり前面に出すことはおすすめしません。なぜなら、適性を見て配属する予定で「総合職」と募集している企業は幅広い分野で活躍してほしいと思っているからです。ジェネラリスト、または将来の幹部候補と期待している可能性もあります。

選考途中や入社後研修期間中に配属先の希望を聞かれた場合に話す程度に留めるほうが無難といえるでしょう。もちろん「品質管理の仕事がやりたい」という理由を明確にし、選考で伝えてもかまいません。ただしその際は配属の希望が通らないことへの理解も必ず含めておきましょう。

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品質管理の志望動機でアピールできる強み

品質管理の志望動機でアピールできる強み

志望動機を作る際は、ただ「品質管理の仕事がやりたい」とアピールするだけでは不十分。やりたいという熱意のほかに、「自分が仕事に向いている」こともアピールする必要があります。企業は自社の成長に貢献できる人材を求めているため、品質管理の仕事に向いていることが述べられれば、採用メリットを感じてもらいやすいですよね。

ここからは、品質管理の仕事で求められるスキルをいくつか解説していきます。この中に自分にあるスキルがあれば、そのスキルを志望動機でアピールしましょう。

数字や統計が得意

品質管理の仕事においては、基準値を満たしているのかなどいくつもの製品のデータを取り扱います。また、不良品が発生した場合はどの工程の中で不良が起こりやすいのかなど、データを使って統計的に原因を分析する必要があります

そのため、数字や統計などが得意だったり、データの分析が好きな人はその強みをアピールできるでしょう。また過去に何かしらのデータから統計を取った経験があれば、それもアピールすることで強みに説得力が増しますね。

強い責任感

品質管理は企業の売りである商品やサービスの質を守ることが仕事です。商品の質は消費者の安全や健康にも直結しますよね。質の低さで、消費者の安全や健康を害してしまった場合、その会社のイメージは著しく低下し、業績が傾くことも考えられます。企業の業績を上げ、消費者からの支持を守るうえで、品質管理の仕事には大きな責任が伴います

自身の仕事がいかに重要であるかを認識し、企業のイメージと消費者の安全を背負っているという責任感を持って仕事に臨むことが求められています。

責任感のアピールにはこちらの記事を参考にしてみてください。

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分け隔てなく会話できるコミュニケーション能力

商品が消費者に届くまでには、開発や生産だけでなくマーケティングや営業、販売などさまざまな工程を経由しますよね。商品に不良が発生した場合、品質管理では「どこの工程で不良が発生したのか」を分析したうえで、発生源の部門と話し合い、業務の改善を求める必要があります

現状の問題点を指摘し改善策を提案するために、さまざまな人と分け隔てなく話せるコミュニケーション能力は非常に大切です。

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キャリアアドバイザー

また品質改善においては実際に不良品を購入した消費者への対応をおこなう場合もあります。このような場合にも、相手の話を真摯に受け止め今後の対応を説明するなどの高いコミュニケーション能力が必要になってきます。

不良の原因を見極める課題発見力

不良品が発生した場合、さまざまな工程の中のどこで不良品が発生したかを冷静に分析し、原因を見極める課題発見力も同様に重要です。原因が正しく見つけられなければ、改善策を提案することもできませんよね。

また、不良発生時だけでなく、常日頃から周りに目を配り、不良品の発生を未然に防ぐことも大切です。重大なトラブルや不良は普段との些細な違和感が原因であることがほとんど。そのような小さな問題もいち早く発見し、不良が起こる前に改善を図ることが求められます

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吉田 実遊

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あらゆる可能性から原因を見立てる分析力は超重要!

品質管理の仕事において、データ分析力はもっとも重要で求められるでしょう。非常に多くのデータを扱うため、そこから取捨選択をし見立てをおこなう課題発見力も必要です。大企業で細分化された業務工程においては、日々ルーティン化した職務担当になる可能性が考えられますが、さまざまな角度から観察・分析し知識経験を結び付けられる能力もほしいですね。

たとえば不良品を選別する工程であれば、良い悪いを物理的に選別するだけにとどまらず、原因、流通した際の事故の可能性、チェック体制、製品のスペックなどあらゆることに思考のベクトルを向け、さらには企業全体のブランディング、信用にも関わるといったことまで考えられる人材にならねばなりません。日頃から点を点で終わらせ思考停止することなく、様々なことにアンテナを張る訓練をしておくと良いでしょう。データ分析力に関しては、大学によってはデータを扱う授業なども増えているようです。単位認定以外に積極的に受講するのもいいですね。

有利になることも? 品質管理で知っておくと良い2つのワード

品質管理の仕事において必要になる2つのキーワードを紹介します。これらは品質管理の仕事をおこなううえで意識しなければならないことです。このキーワードを押さえておきアピール内容にちりばめられると、さらに仕事への理解を示せるかもしれません。

PDCAサイクル

PDCAサイクル

PDCAサイクルとは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)を繰り返すことで、業務を継続的に改善していく手法のことを言います。このサイクルは品質管理において非常に重要であり、仕事に従事する人は必ず取り入れています。このPDCAサイクルを品質管理の仕事にあてはめてみましょう。

  • Plan…不良が起こった際の報告書や防止策を策定する
  • Do…策定した防止策を実行する
  • Check…実行した防止策に不備はないか、工程に問題がないかを確認する
  • Action…発生した不良に対し原因の分析をおこない解決を図る

PDCAを回すことで、商品やサービスの品質が守られていくのです。品質管理とPDCAサイクルは切り離せない関係であると押さえておきましょう。

MECE

論理的思考を実践するための「MECE」
MECE
  • Mutually(お互いに)、Exclusive(重複せず)、Collectively(全体に)、Exhaustive(漏れがない)の頭文字を取った言葉

MECEとは「モレなく、ダブリなく」という意味です。主にコンサルティング業界など、論理的思考力が求められる業界で必要とされるフレームワークですが、品質管理においても非常に重要なスキルであるといえます。

品質管理の仕事においては、不良の発生原因と考えられる点はすべて、網羅的に確認しなければなりません。少しでも可能性のある点はモレなく確認してこそ、不良の発生原因がわかり品質の改善ができるもの。工程同士のつながりを考えて、細かい点もモレなく確認するためにはMECEというフレームワークも押さえておきたいところですね。

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品質管理の志望動機の構成方法

品質管理の志望動機の構成方法

品質管理の仕事内容やアピールできる要素などを知って、志望動機に盛り込むべきことが見えてきたのではないでしょうか。ここからは、志望動機では何をどのように伝えていくべきか、構成方法を説明していきます。各フェーズごとに自分の伝えたいことを書き出しながら、一緒に志望動機を作ってみましょう。

なぜ品質管理がやりたいのか

まずはなぜ品質管理の仕事がやりたいのかを伝えましょう。先ほどもお伝えした通り、品質管理は技術系の仕事の中でもマイナーな職種です。そのため、ここで明確な理由を伝えられれば強いアピールにつながります

ここでは品質管理という仕事のやりがいについて触れると良いでしょう。目立つ仕事ではありませんが、自社の業績と顧客からの信頼を担う重要な役割です。「縁の下の力持ちのような存在になりたい」「大きな責任がモチベーションにつながる」などと述べられると良いですね。

やりがいの例
  • 縁の下の力持ちであること
  • 大きな責任を課されること
  • 顧客に高品質な商品を届けるうえでの重要ポジションであること

なぜその企業か

品質管理はその仕事の性質上さまざまな業界で存在する職種です。選択肢が多い分「その企業が良い」という理由は非常に重要になります。「品質管理ができるならどこでもいいのではないか」と思われないためにも、事前に業界研究や企業研究を重ねて、その企業でなければダメな理由を明確にしておきましょう。

ここではその企業で扱う商材に着目してみましょう。どんなものの品質を管理したいのかを伝えられると、業界・企業の差別化につながります。自身の経験などと掛け合わせて、何の品質を・どうして管理したいと思ったのかを伝えましょう。

扱う商材の例
  • 自動車
  • 化粧品
  • 飲食品
  • 医薬品
  • 素材

乾 花穂子

キャリアアドバイザーコメント乾 花穂子プロフィールをみる

環境への配慮や国際的な認証など、次世代を勝ち抜く強みの有無もポイント

「他社と差別化できるものは何か」といった視点で考えてみると、企業研究の際も商材以外の魅力的な部分が浮かび上がってくることでしょう。品質管理の仕事ではISO9001取得企業であるということがポイントとなるかもしれません。ISO9001とは、企業が提供する商品の品質向上を目的とした品質マネジメントシステム規格です。工程数やマニュアルが厳格に定められており、そこで品質管理の担当者として得られるものは大きいのではないでしょうか。

また、トレンドのサステナブル、SDGsに積極的に取り組む企業は、市場に敏感で先進的な取り組みをしている企業です。自分事としてとらえ、共感できるビジョンも出てくることでしょう。人材の流動化が進み、自分軸を持つことが求められる現代においては、ファーストキャリアからしっかりと「なぜ」が語れるように研究しておくと後悔のない就活になりそうですよ。

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なぜ自分が向いているのか

志望動機では、自分の採用メリットを企業に感じてもらうことが不可欠。自分が企業の成長に貢献できる旨をしっかりアピールしましょう。このときは、先ほどお伝えした「アピールできる強み」を盛り込むと良いですね。

やりたいことに対し、自分の強みや持つスキルが融合していると志望動機の説得力がアップしますよ

品質管理の志望動機例文5選

では、この志望動機の構成方法を踏まえて、志望動機の例文を見ていきましょう。自分の扱いたい商材などを見比べながらぜひ参考にしてみてください。

ほかの職種の志望動機も参考にしたい人は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。

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例文①

例文

私は、メーカーという仕事の中でもっとも大きな責任が課されるのが品質管理の仕事だと考えております。学生時代、アルバイトで責任のあるポジションを任された経験から、自身のモチベーションは仕事への責任が大きくかかわると感じているため、品質管理の仕事をしたいと考えております。

御社は同じ食品のメーカー内において、常に高いお客様満足度を誇っている点に魅力を感じました。私も御社の一員として高い満足度を守り維持し続けたいと考えています。学生時代はアルバイトリーダーとして、社員が不在のときは店舗の管理者として責任を持ちながらお店を回すことに努めてきました。

また、リーダーになることでさまざまな仕事を体験させて頂く機会も増え、自分の興味のなかったことにもやりがいやおもしろさがあることにも気付かされました。総合職採用ということで、もちろん品質管理の仕事がやりたい気持ちが大きいですが、別の部門に配属になったとしてもやりがいを感じながら働けると考えています。

アルバイトで培われた責任感を活かして、御社の商品の質とお客様からの満足度を守り続けていくことに貢献していきたいです。

選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう

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キャリアアドバイザー

過去の経験から、品質管理の仕事を責任のある仕事であると結び付けて志望した理由を示しているのがわかりやすく良いですね。また、総合職採用であるということも踏まえられているので、どの配属においても努力してくれそうだと想像できます。

例文②

例文

私は、世の中に良いものを提供し人々の生活を豊かにしたいと考えて就職活動をしています。その中で、私たちが生活の中で高品質な商品を得られているのは、品質管理という仕事があってこそなのではと感じるようになりました。商品の品質を守る最後の砦である品質管理の仕事に就きたいと考えています。

学生時代はバスケ部のマネージャーとして活動していました。私の大学のバスケ部は比較的強豪であるものの、マネージャーの数が足りなく、基本的なマネージャーの業務はもちろんですがそのほかにもさまざまな面でプレーヤーをサポートしてきました。私の行動が直接チームの勝利に直結するわけではありませんが、縁の下の力持ちとしてチームに貢献できていることがもっともやりがいでした。

御社の看板商品は○○という商品だと考えておりますが、人気の裏には品質管理を含めさまざまな方が縁の下の力持ちとして携わっているということに魅力を感じております。また部活の経験で培ったサポート力や、細かなところにも目を光らせる課題発見力は、品質管理だけでなく総合職としてさまざまな場面で活かせると考えております。どこの部署においても、高品質な商品の提供を第一に考え御社に貢献していきたいと考えております。

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キャリアアドバイザー

就活の軸を初めに示せているので、品質管理を選んだ理由と整合性があり説得力が感じられますね。やりがいについてもアピールできており、品質管理がやりたいと言う熱意がよく伝わります。

例文③

例文

私は、製造業において品質管理の仕事は不可欠だと感じています。いくら魅力的な商品でも、品質が低ければお客様からは支持されません。そのため、商品の品質をチェックし、その企業と商品に対して大きな責任を持つ品質管理の仕事に魅力を感じています。

私は御社の化粧品をよく使用しています。デザインや色なども魅力的ですが、何より使った際の使い心地がよく、肌が弱い自分でもまったく肌荒れ等を起こさずに使用し続けられている点に安心感と信頼感を覚えています。私が魅力に感じる御社の商品を、私のように商品の品質に悩む多くの人に届けたいと考えたため御社を志望いたしました。

大学時代は研究室で、統計学を学んできました。データから物事を読み取る力は研究室の活動によって培われてきたので、この経験は御社の品質管理の仕事においても活かせると考えております。多くの人に高品質な御社の商品を届けるために、自分のスキルをすべて活用して貢献していきたいです。

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キャリアアドバイザー

大学での学びやスキルを示しているので、入社後も即戦力として働けそうだと期待が持てますね。総合職採用であることを踏まえて、そのスキルが別の部門だとどのように活かせそうかまで言及できるとなお良いでしょう。

例文④

例文

私は、お客様にモノを届けるにあたり品質管理がもっとも重要な役割を担っていると感じたために品質管理の仕事を志望しております。学生時代はパン工場でアルバイトをしており、ライン作業で流れてくるパンの袋に破損はないかをよく確認していました。

袋の破損はそれだけで問題ですが、加えて中に異物が混入してしまい、そしてそれに気付かずその商品がお客様の手元に届き、健康被害を与えてしまった場合はアルバイト先の信用や業績に大きくかかわると考えて責任を感じながら仕事に励んでいました。

食品においてもっとも大切なことは「お客様の健康を守る」ことだと考えております。御社は品質管理に力を入れているのに加えて、会社説明会で○○部長がお話しされていた「お客様の安全や健康を私たちにゆだねてもらう」という言葉に非常に共感したため御社を志望いたしました。また、総合職での採用にはなりますが、御社であれば品質管理でなくとも常にその志を胸にお客様のために働けると感じております。アルバイトで培った経験やスキルを御社のために誠心誠意活かして貢献していきたいと考えております。

選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう

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キャリアアドバイザー

過去の経験と、そこから感じた品質管理の重要性とその企業でなくてはならない理由がきれいにまとまっていますね。理念に共感しているため、仮に品質管理職への所属がかなわなかったとしてもしっかりと仕事に励んでくれそうだと想像できます。

例文⑤

例文

私は、自身の強みである課題発見力を活かせる仕事がしたいため品質管理の仕事を志望しています。

品質管理は不良の発生防止と起こってしまった不良の改善をおこなう仕事だと考えております。大学時代は、さまざまな事象や問題がなぜ起こるのか、そしてどのように解決すればよいのかを多角的な視点から考え論理的思考力を鍛えるゼミに所属していました。ときには議論を戦わせながら2年間ゼミに所属した結果、目に見えることから非常に細かなことまでさまざまな事象からその原因を究明し解決に導けることが強みでありやりがいを感じると考えております。

御社はほかのメーカーに比べ、品質管理に力を入れており、衛生管理はもちろん現状の把握や分析も含め多角的な視点から品質管理をおこない、お客様からのクレームゼロに努めている点が魅力的だと感じております。

私も、そんな御社の一員として、大学生活で培われた課題発見力や問題解決力を活かして、常にお客様に高品質な商品を届けていきたいと考えております。また、もし品質管理の仕事に従事できなかったとしても、高品質な商品を届けるという前提を意識して、自分のスキルを活かせる場面はないか常に考えながら仕事に励んでまいります。

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キャリアアドバイザー

大学での経験が、品質管理の魅力と自身の強みにつながっており、説得力が感じられますね。自分のスキルを企業に活かしたいという熱い思いが伝わってきます。

仕事の特徴や重要性を理解して説得力のある志望動機を作ろう

品質管理の仕事は目立たないながらも、商品やサービスを受け取る顧客に対して安全や安心を届けるために欠かせない仕事であるといえます。また、品質管理が徹底されていなければ、顧客からの信頼を失ってしまったり、その影響で企業の業績が下がってしまったりすることも考えられるため、非常に重要な役割です。

品質管理の志望動機を作る際は、そのような仕事の重要性をしっかり理解したうえでアピールするようにしましょう。仕事内容やその重要性を理解していることがアピールできれば、非常に説得力のある志望動機になりますよ。

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