目次
- キャッチフレーズを使って自己PRをしよう
- 【例文20選】就活でアピールできるキャッチフレーズ
- 面接官がキャッチフレーズを質問する意図
- 自己分析ができているか見るため
- 伝える力があるか確認するため
- キャッチフレーズの作り方
- ①アピールしたい強みを明確にする
- ②強みを的確に表現する言葉を見つける
- ③強みをキャッチフレーズ化する
- キャッチフレーズを作る時の注意点
- 仕事に関係のない内容はNG
- 大げさな内容にしない
- キャッチフレーズは自分の強みをわかりやすく表現することが大切
キャッチフレーズを使って自己PRをしよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から
「面接で自分のキャッチフレーズを聞かれたんですけど、うまく答えられませんでした……」
「どうすれば自己PRでキャッチフレーズを上手に取り入れられますか?」
という声を多く聞きます。就活を始めるまで、あるいは面接で聞かれるまで自分のキャッチフレーズを考えたことがある人は少ないのではないでしょうか。何も考えずにキャッチフレーズをつけるとしたら、好きなことや趣味から連想する人が多いと思います。
例えば「〇〇大学の漫画王」や「おしゃれな古着コレクター」など。しかし、就活でキャッチフレーズを作る場合は、自分の強みとなる性格を題材にする必要があるのです。
キャッチフレーズで自分をうまくPRすることができれば、面接官に印象をより強く残すことができるでしょう。この記事では、就活で人事担当者に覚えてもらう魅力的なキャッチフレーズの作り方や、面接で答える際の例文を紹介していきます。
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【例文20選】就活でアピールできるキャッチフレーズ
就活でアピールできるキャッチフレーズを紹介します。例文を参考にしつつ、自分独自のキャッチフレーズを作ってみましょう。
- だれよりも一番に手を挙げる人間です(意欲的に取り組む)
- 不屈の努力家です(長年努力を継続した経験がある)
- 暗闇を照らす灯台です(周囲の人を導く存在)
- 30人を育てた父親です(バイトで教育係をした経験がある)
- ポジティブ変換器です(ネガティブなことがあっても切り替える)
- 私はエジソンの生まれ変わりです(失敗しても諦めない)
- 人と人を繋ぐ潤滑油です(集団の中で調整役になる)
- 試練を栄養に成長する人間です(逆境に強い)
- カメレオンのような人間です(臨機応変に行動する)
- ひまわりのような人間です(明るい笑顔が強み)
- 考える足です(行動しながら考えることをやめない)
- スポンジのような人間です(好奇心旺盛で物事を吸収する)
- 方位磁石のような人間です(迷った時に頼りになる)
- 効率命のミニマリストです(効率重視)
- 物静かなリーダーです(周囲の意見を尊重している)
- 遅延を知らない電車です(計画通りに物事を進められる)
- 声の大きいサポート役です(相手のためになるアドバイスも心がけている)
- 安全第一のジェットコースターです(スピードもあるが、リスク管理も怠らない)
- 大波に巻き込まれない船です(周囲に流されない強い意思を持っている)
- 近づき過ぎない世話焼きです(適度な距離を取って気配りできる)
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面接官がキャッチフレーズを質問する意図
面接では、面接官から「あなたのキャッチフレーズは何ですか?」と聞かれることがあります。「なぜ面接官がキャッチフレーズを聞いてくるのか」を理解しないと、的外れな回答をしてしまうかもしれません。キャッチフレーズを作る前に、面接官の質問の意図を理解しておきましょう。
自己分析ができているか見るため
面接官が就活生にキャッチフレーズを質問するのは、自己分析ができているかどうかを確認するためです。自己分析が不十分だと、自分の強みや弱みを正しく把握できません。キャッチフレーズで強みを言い表すことができれば、きちんと自己分析をして自分のことをわかっていることが面接官に伝わります。
自己分析に自信がない人はこちらの記事も参考に再度取り組んでみてください。
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伝える力があるか確認するため
面接官はキャッチフレーズの質問をする際、伝える力があるかどうかも確認しています。的確なキャッチフレーズだと、面接官が就活生の人柄を把握しやすくなるのです。就活は自分を売り込む場なので、わかりやすい言葉でアピールできるキャッチフレーズは名刺代わりにもなります。
自己PRは他の就活生と差別化を図るのが難しい側面がありますが、キャッチフレーズを活用すると差別化を図ることもできます。「個性を出すことが難しい」と感じている人も、キャッチフレーズを使うことで自分らしさを表現できるようになります。面接官をあっと言わせるキャッチフレーズを作りましょう。
面接では一風変わった面白い質問をされることもあります。そんなときにキャッチフレーズを使えると、印象が上がりますね。
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キャッチフレーズの作り方
では、キャッチフレーズの作り方を紹介していきます。冒頭で述べたように、就活のキャッチフレーズは自分の強みとなる性格を題材にすることが大切です。作り方のコツをおさえて、自分らしいキャッチフレーズを作りましょう。
①アピールしたい強みを明確にする
まずはアピールしたい強みを明確にしましょう。自分の強みを知るためには、目標の設定からゴールまでの過程に注目することが大切です。目標や課題を達成するために、どのような行動を起こしたのか見つめ直してください。以下の質問に答えてみましょう。紙に書き出すと整理しやすいです。
- 目標や課題を達成するために、どんな方法を考え出したか
- 具体的にどんな行動を起こしたか
- 問題が発生した際にどうやって乗り越えたか
- 苦手なことがあったとき、どう向き合ったか
- 周囲とどのようにコミュニケーションを取っていたか
自分の強みを見つける方法はこちらの記事でも紹介しています。
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②強みを的確に表現する言葉を見つける
自分の強みがわかったら、的確に表現する言葉を見つけましょう。例えば、真面目なところが強みとわかっても、「真面目」だけでは抽象的過ぎて強みの内容がわかりづらいです。「真面目」には「責任感が強い」「目の前のことに一生懸命取り組む」「ルールを守る」など、色々な意味があります。
「真面目」だけでは、どんな強みなのかが面接官に伝わりません。「真面目」だけで終わらせず、自分の言葉で表現してみましょう。真面目であれば、以下のように詳しく具体的に表現できます。
こちらの記事ではセールスポイントの例を紹介しているので、強みを表現する際の参考になりますよ。
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キャリアアドバイザーコメント持田 伊織プロフィールをみる
強みを具体的に表現するには、面接官とイメージを一致させる必要があります。自分の中で想起できた強みを要素分解していくといいでしょう。
1つの強みに対して「なぜそう思ったのか」「それってどういうことなのか」「言い換えると何か」などと細分化して、10人が聞いたら10人が同じキャラクターをイメージできるようになればパーフェクトです。
また「仕事のどんな場面で強みが発揮できそうか」を意識すると、面接官という視点からイメージしやすい内容になるので参考にしてみてください。
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③強みをキャッチフレーズ化する
次に、強みとなる言葉をキャッチフレーズ化していきます。強みを短い言葉に変換する方法は、ストレートに伝えることでアピールしたい強みが明確になります。この他にも、比喩表現を使う方法や具体的な数字を入れる方法などがあります。
短文にする
キャッチフレーズは自分の魅力をわかりやすくアピールするものなので、短文にするのが基本です。「自分はどういう人間なのか」を短くまとめることで、面接官に伝わりやすいキャッチフレーズを作ることができます。
・暗闇を照らす灯台です(周囲の人を導く存在)
・試練を栄養に成長する人間です(逆境に強い)
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比喩表現を使う
個性的なキャッチフレーズを作る際によく用いられる方法が比喩です。自分に似た特性を持つモノや人、動物などに例えます。発想力が必要ですが、ピタリとハマれば強く印象を残せるでしょう。
・私はカメレオンのような人間です(臨機応変に行動する)
・私はひまわりのような人間です(明るい笑顔が強み)
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
比喩表現を使ったキャッチフレーズは、面接官が学生さんの特徴を捉えやすいのではないかと思いますね。ここでのポイントとしては「特徴がわかりやすい名詞を伝える」だと思います。例えば、人によってイメージが異なるようなものを使ってしまうと、面接官と学生さんのイメージがずれてしまいますよね。
また、キャッチフレーズを考える際は企業側の求める人物像を把握しておきましょう。求める人物像と自分の強みが合致するキャッチコピーを考えられると、企業側にもより自分の存在をアピールできると思いますので、頑張って考えてみてください!
イメージと異なる言葉を組み合わせる
一般に持たれるイメージと異なる言葉を組み合わせると面白いキャッチフレーズが完成します。自分の強みを色々な角度から見ることで、オリジナリティのあるキャッチフレーズができるでしょう。ただし、面接官が「なるほど」と思うような理由付けが大切です。
・私は「物静かなリーダー」です(周囲の意見を尊重している)
・私は「声の大きいサポート役」です(相手のためになるアドバイスも心がけている)
キャッチフレーズを作る時の注意点
学生の中には、キャッチフレーズの捉え方を誤って自己PRができていない人が多いです。「いい響きの言葉を使えば大丈夫だろう」と適当に考えたキャッチフレーズは、面接官に見抜かれてしまいます。キャッチフレーズを作る前に、どんな内容がNGなのか知っておきましょう。
仕事に関係のない内容はNG
キャッチフレーズには自己PRの役割もあるので、自分の強みを活かして企業で活躍できることを伝えなければなりません。仕事に関係のないキャッチフレーズを使っても、面接官には「それが仕事にどう役立つのか」「どのように活躍しようとしているのか」が伝わりません。以下のようなキャッチフレーズは避けてください。
・テニスの貴公子です(テニスが好きなことのアピール)
・ヒッチハイクの達人です(海外でのヒッチハイク経験をアピール)
・病気知らずの人間です(体が丈夫なことをアピール)
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個性はありますが、仕事にどう役立つのかわからないキャッチフレーズばかりです。好きなものや特技のアピールは、キャッチフレーズではなく趣味・特技の質問をされた時にしましょう。
こちらの記事では、面接における趣味や特技の伝え方についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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大げさな内容にしない
個性的なキャッチフレーズを作ろうとするあまり、大げさな内容にしてしまう学生は多いです。しかし、ダイナミックな表現にし過ぎると面接官の期待が大きくなり、詳細を聞いた後に「そんなものか」と思われる可能性が高くなります。社風にもよりますが「自分が企業を変える」などの表現を嫌う面接官もいるので注意しましょう。
・絶対に願望を叶える人間です(挫折経験がないことをアピール)
・御社を根本から変える人間です(自分の立場を考えられていない)
・パーフェクトな人間です(自分の長所や欠点を把握しきれていない)
企業は面接で「一緒に働きたい人かどうか」「入社後に活躍してくれる人かどうか」の2点を非常に重要視しています。そのため、大げさなアピールをしてしまうことで、良かれと思って伝えたことが反対に「一緒に働きたくはない人」になってしまう可能性があります。
さらに、大げさに表現することによって学生さんの強みが抽象的になってしまい、活躍できるイメージがしにくくなってしまうこともリスクです。 相手に分かりやすく伝えることも、社会人としてのマナーです。キャッチフレーズを考えるときには、自分の強みを出来るだけ具体的に相手に伝わるようにすることを意識しましょう。
キャリアアドバイザーコメント吉田 実遊プロフィールをみる
オーバーな表現を使いすぎると胡散臭い印象になってしまいます。例えば商品の売り文句だとしても「絶対」「ずっと」「すべて」などのような言葉を多用していたら怪しさを感じますよね。インパクトはありますが、信用度を左右してしまう場合もあります。
もし使うとしても「なぜそうなのか」のディテールを誰が聞いても納得できるような内容で語れれば問題ないは思いますが、なかなか難易度が高いので避けたほうがいいでしょう。あくまでオーバーにし過ぎず、最大限伝えられる言葉を慎重に選んでいきましょう。
自己PRが思いつかない就活生は、AIツールを使うのが一番おすすめ!
自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
そこで紹介したいのが「自己PR作成ツール」です。ツールを使えば、簡単な質問に答えるだけで裏付けるエピソードが思いつかなくてもあなたの強みが完璧に伝わる自己PRが自動で完成します。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう!
キャッチフレーズは自分の強みをわかりやすく表現することが大切
キャッチフレーズを作ることで「どんな強みなのか」が面接官に伝わりやすくなります。キャッチフレーズを作るには、まずは自分の強みを把握する必要があります。そして、どんな強みなのかを具体的な言葉で表現します。「真面目」などの抽象的な言葉のままでは、いいキャッチフレーズはできません。
強みが具体的になったらキャッチフレーズ化します。比喩表現や反対の意味を持つ言葉を組み合わせるなど、色々な方法があります。あまり複雑な表現にすると意味が伝わらないことがあるので、強みを詳細に伝える程度でも問題ありません。コツが掴めてきたら比喩表現を使ってみるなど、徐々にキャッチフレーズのレベルを上げていきましょう。
絶対に知っておきたい!就活で使えるキャッチフレーズを紹介
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
「就活生が自身の言葉で強みを伝えられているのかを判断したい」と面接官が考えた時、キャッチフレーズを質問することがあります。特に大手企業などの応募人数が多い企業では、学生一人ひとりに時間を割くことができないので、キャッチフレーズを聞いて学生の性格や強みを判断するケースがあります。キャッチフレーズを作る際は、まず自分の強みを棚卸しすることが大切です。いきなり作るのではなく、自己分析を念入りにおこないましょう。