簡単3ステップ! 面接官に刺さる「自己PRの締め」作成法を解説!

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最後の一言で意欲をアピール! 自己PRの「締め」の書き方

目次

  1. 自己PRの締めでもアピールは可能! 面接官の心をつかむ方法を知ろう
  2. 自己PRの「締めの言葉」が重要な理由
  3. 締めの言葉を書くと文章がまとまる
  4. 意欲や企業への貢献を語れる
  5. 面接官の印象に残ることができる
  6. 自己PRの締めの言葉でアピールする内容とOK例文12選
  7. 強みをどのように仕事に活かすか伝える締め
  8. 企業への貢献意欲を伝える締め
  9. 自己成長の意欲を伝える締め
  10. 企業理解の深さや入社後の活躍を示す締め
  11. 簡単3ステップで完成! 自己PRの「締め」で好印象を残す文の作り方
  12. ①自己PRでアピールしたい強みを決める
  13. ②強みや求められる人物像からどのような印象を残したいか考える
  14. ③②の内容をブラッシュアップする
  15. あてはまったら要注意! 自己PRでやりがちなNGな締め
  16. ネガティブで自信のない表現
  17. 過剰なアピール
  18. ありきたりな定型文
  19. 自己PRとしてアピールする強みから意欲や貢献性が伝わる締めにしよう

自己PRの締めでもアピールは可能! 面接官の心をつかむ方法を知ろう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

採用担当者が、エントリーシート(ES)や履歴書で重視しているのが「自己PR」です。そして自己PRの質を高めるのが、締めの言葉です。

ありきたりではなく、熱意が伝わる締めの言葉を書けると、自己PRの評価が高まります。採用担当者に「この学生を面接に呼んでみたい」「一緒に働きたい」と思ってもらえるでしょう。

この記事では、自己PRの締めの言葉が重要な理由、締め方のOK・NG例文を解説します。自己PRは、ESや毎回の面接で必ずといって良いほど質問されるからこそ、締めの言葉を工夫して魅力的なアピールができるようにしましょう。

キャリアアドバイザーが読み解く!ありきたりな「締め」には意味がない

吉川 智也

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「その企業だから」伝えられることを用意しよう

2025年現在、自己PRの締めには学生の間でスタンダードになっている型があるように見受けられます。たとえば、「〇〇という経験を活かして、~~のように御社に貢献していきます」というような表現です。自己PRにこういった締めを含めた場合、それが評価されているかどうかは、その内容によります。

もし、語呂が良いから・字数をうめるために適当に言っているだけ、あるいは定型だからとテンプレート的に使っているのであれば、おそらく評価的にはプラスにもマイナスにもなっていないと推測されます。

相手に、自分が入社後に活躍している姿をイメージしてもらいたいなら、より具体的な貢献イメージが重要です。「御社の営業で活躍します」と定型文を言うのではなく、「御社の営業職では、顧客の課題を根本解決するために本気で向き合う力を求められると思っています。私のこれまでの経験は、その力を身に付けるための素養になっていると感じているので、入社後も自分の強みを伸ばして活躍します」といったように根拠をともなって表現できれば、評価につながるでしょう。

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自己PRの「締めの言葉」が重要な理由

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自己PRの締めの言葉って、そんなに重要なのでしょうか?

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締めの言葉はとても大切ですよ。それでは、なぜ締めの言葉が重要なのか、理由を見ていきましょう。

ここからは、自己PRの締めの言葉が重要な理由を解説します。締めの言葉をしっかり書くと文章がまとまったり、意欲や企業への貢献をアピールできたりします。締めの言葉一つで、自己PRの評価が変わることもあるので理由を押さえておきましょう。

締めの言葉を書くと文章がまとまる

自己PRに締めの言葉があると、文章にまとまりが生まれます。締めの言葉がないと伝えっぱなしの印象になってしまうので、最後の一文は重要です

締めの言葉があるときとないときの違い
  • 締めの言葉なし:継続力を発揮しました
  • 締めの言葉あり:このように私の強みは継続力があることです。貴社でも継続力を活かして◯◯事業で貢献します

締めの言葉で自分の強みや貢献意欲を押し出すことで、自己PRの冒頭で伝えた強みを再認識してもらえる効果もありますよ。

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はじめてあなたの自己PRを読む採用担当者でも理解できるように、締めの言葉を書いてまとまりがあり、読みやすい文章にしましょう。

意欲や企業への貢献を語れる

自己PRに締めの言葉を書くと、企業への意欲や貢献できることをアピールできます。採用担当者からすると、エピソードをアピールしただけの自己PRだと「入社後も活躍できるのか」を判断しづらいものです。

一方、締めの言葉があることで自己PRを読んで強みを入社後も発揮できることが伝わったり、どのように業務に貢献できるのかをイメージできたりする学生は、「採用したい」と思ってもらえます

締めの言葉があるときとないときの違い
  • 締めの言葉なし:粘り強さを発揮しました
  • 締めの言葉あり:粘り強さを活かして、貴社の営業として顧客の課題に向き合い成果を出せる人材になります
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「一緒に働いてみたい」と思ってもらえるように、締めの言葉を工夫することが大切です。自己PRはエピソードを羅列するのではなく、「どう強みを活かして貢献できるのか」までアピールして締めましょう。

面接官の印象に残ることができる

面接では多くの学生が、同じような強みやエピソードを自己PRすることが多いです。また、自己PRの冒頭で伝えた内容は、話を聞いているうちに意外と忘れてしまいがちです。一方、締めの言葉は最後に聞く内容なので、面接官の印象に残りやすくなります。

せっかく面接官の印象に残る部分だからこそ、締めの言葉にはこだわりましょう。

締めの言葉があるときとないときの違い
  • 締めの言葉なし:~というように、私には協調性の強みがあります
  • 締めの言葉あり:協調性の強みを活かして、チームで成果を出せる人材として活躍したいです

上記のようにどのように活躍できるかを示せる言葉で締めたほうが、面接官に「チームで活躍できる人材なんだな」という印象を持ってもらえます

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締めの言葉を考えるときは、企業の求める人物像とマッチすることをアピールするのがおすすめです。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「〇〇したい」は「〇〇する」に言い換えよう

乾 花穂子

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乾 花穂子

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言葉尻一つで行動は変えられる

締めの言葉は「〇〇したい」(want)ではなく「◯◯する」(will)にするよう意識してみましょう。

みなさん胸に手を当てて過去を振り返ってみてください。「〇〇したい」「〇〇する」と口に出した時、どちらのほうが実行できましたか? ほとんどは後者だと思います。自分が何か起こすアクションに意思が働いていると、爆発的な行動力を発揮できていたのではないでしょうか。

業界業種問わずに、企業の衰退を求めている経営者はこの世の中に存在しません。何かしらの形で必ず成長をしていきたいと考えています。成長するために必要なのは主体性であり、この主体性をアピールするタイミングはまさに締めの言葉です。「〇〇したい」を「〇〇する」と言い直してみてください。この一つで印象は大きく変わってきます。

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自己PRの締めの言葉でアピールする内容とOK例文12選

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自己PRでは、締めの言葉が重要な評価ポイントになると理解できました! でも、どのように書けば良いのかまだイメージがつかめません。

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自分で考えるとなると、うまく思いつかないですよね。では、自己PRの締めの言葉の例文を見ていきましょう。

ここからは、自己PRの締めの言葉でアピールする内容と、OK例文12選を紹介します。「この学生を採用したい」と思ってもらえる例文や、書き方のポイントを解説するので、参考にしてみてくださいね。

強みをどのように仕事に活かすか伝える締め

自己PRでは、採用担当者に自分の強みを知ってもらうことが大切です。締めの言葉を利用して、「強みをどのように仕事で活かせるのか」をアピールしましょう。

強みをどのように仕事で活かせるかを明確に伝えられると、強みの再現性や説得力が伝わります。さらに「どのような業務で貢献したいか」まで具体的に考えられている証明になるので、志望度の高さも伝わり好印象になりますよ。

それでは、具体的な例文を紹介していきます。例として「主体性」「目標達成力」「課題発見力」の3つの強みを題材にして紹介していきます。

強みをどのように仕事に活かすか伝える例文

主体性をアピールする例文

サークルの立ち上げや運営で培った主体性を、貴社の◯◯プロジェクト事業でも活かします。

目標達成力をアピールする例文

学生時代はアルバイトに打ち込み、新商品の売上目標を1年連続達成してきました。この目標達成力を営業活動でも活かして、必ず成果を出せる人材になります。

課題発見力をアピールする例文

資格勉強で身に付けた「自分に何が足りないのかを考え克服する」といった課題発見力を活かして、顧客目線に立ったサービスを提供します。

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締めの言葉は、「どのような強みを」「志望職種のどんな業務で活かせるか」を考えるとスムーズに書けますよ。

主体性をアピールする自己PRの例文は、以下の記事でも紹介しているので参考にしてみてくださいね。

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課題発見力は、問題解決能力があるとも言い換えられます。問題解決能力の自己PR例文を作成するときは、以下の記事がおすすめです。

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企業への貢献意欲を伝える締め

自己PRの締めの言葉では、企業への貢献意欲を伝える締め方もおすすめです。

採用担当者が自己PRから知りたいと思っているのは、「この学生が入社後に活躍できるのか」です。入社後に活躍できる人材だと思ってもらうためにも、貢献できる姿をイメージしやすい締めの言葉を伝えましょう

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「このように私の強みは傾聴力です」ではなく、「傾聴力の強みを活かして貴社のチームで信頼関係を築き、プロジェクトを円滑に進められるように貢献いたします」などと締めて、企業への貢献意欲をアピールしましょう。

企業への貢献意欲を伝える例文

業績への貢献をアピールする例文

サークルの立ち上げや運営で培った主体性を活かしてプロジェクトを牽引し、貴社の業績に貢献いたします。

目標達成への貢献をアピールする例文

アルバイトで売上目標を達成できた目標達成力を活かして、「飲料業界No.1」を目指す貴社の目標実現に貢献いたします。

企業の顧客への貢献をアピールする例文

資格勉強で身に付けた課題発見力を活かして、顧客の潜在的課題の解消に貢献いたします。

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強みを活かして「何ができるか」だけでなく「どのような業務でどんなふうに貢献できるか」まで伝えられないか考えてみてくださいね。

自己成長の意欲を伝える締め

自己PRの締めで、「入社後も成長し続けられる」という意欲を伝えることで、将来性のある人材として評価してもらえます。

新卒就活は、スキルや実績よりも人柄などのポテンシャルを評価されます。伸びしろや学ぶ姿勢の有無など、入社後の成長意欲が重視されるので、自己成長の意欲をアピールする締め方は評価されやすいです

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自己成長の意欲が伝われば、「今スキルや実績があり高学歴な学生よりも、活躍してくれそうだ」という評価につながる可能性も高いですよ。

自己成長の意欲を伝える例文

管理職になる意欲を伝える例文

部活動で培ったマネジメント力を活かしながら、5年後には貴社の管理職を目指せるような活躍を実現したいと考えております。

特定の事業に携わりたい意欲を伝える例文

チームで活動した経験の多さを活かし、ゆくゆくは貴社の〇〇事業へ携われるような人材になりたいと考えております。

企業の成長に貢献したい意欲を伝える例文

持ち前の探求心で、常に新しい知識やスキルをどん欲に吸収し、企業と共に大きく成長したいと考えております。

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自己PRの締めで自己成長の意欲を伝えるときは、「携わりたい業務はあるか」「入社直後、3年後、5年後、10年後のキャリアプランは何か」などの面から考えてみると、思いつきやすいですよ。

「◯◯事業に携わりたい」という締め方をしたい人は、以下の記事を参考に、志望企業にどのような事業内容があるか調べてみてください。

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事業内容とは「その企業がおこなっている仕事内容」です。これを正しく理解をすることで就活を有利に進めることができますよ。 この記事では事業・業務・職務内容の違い、就活への活かし方などをキャリアアドバイザーが解説します。 図解や動画も参考にしてくださいね。

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事業内容とは|企業研究や選考対策への活用方法を事例付きで解説

企業理解の深さや入社後の活躍を示す締め

自己PRの締めで、企業理念の深さをアピールできると、「弊社を本気で志望してくれている」と評価してもらえます。入社後の活躍方法を伝えれば、業務への適性の高さも理解してもらえるでしょう

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企業理解を深めるために、業界・企業研究、学内の説明会などに積極的に参加して、現場で働く人のリアルな声を集めると良いですよ。インターンシップなら業務内容を体験できるので、参加してみるのもおすすめです。

以下の記事では、会社訪問を利用した業界・企業研究、説明会の参加方法を紹介しているのであわせて読んでみてくださいね。
会社訪問で業界研究を深めるには? マナーとおすすめの質問例付き
学内説明会に参加すると就活は有利になる? メリットと質問例も解説

企業理解の深さや入社後の活躍を示す例文

地方創生事業で「折衷力」を活かす例文

貴社の地方創生事業に強く惹かれており、私の強みである折衝力を、お客様とのやり取りに活かしたいと考えております。

海外事業で「物怖じしない強み」を活かす例文

私の物怖じしない接客は、貴社がこれから展開される海外事業において、最大限に発揮できると確信しております。

社風の中で「物事をやり抜く力」を活かす例文

自己PRで申し上げた「物事をやり抜く力」を、貴社の「活躍する人を後押しする社風の中で活かし、貴社の成長を力強く後押しできる人材になりたいと強く願っております。

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このように、「どのような業務」で「強みを活かせるか」アピールしてみましょう。

キャリアアドバイザーの体験談入社後に活躍する姿をイメージさせよう

塩田 健斗

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定型ではない「自分らしさ」も大切

これまでサポートしてきた学生の自己PRを思い返すと、たしかに印象に残っているものがあります。それは、入社後に活躍してくれるイメージが湧くような、具体的なアピールができている人の自己PRです。そういう自己PRは、なかなか良い締めで構成されているように思うのです。

たとえば締めで、自分のスキルやこれまでの経験を話してきたうえで、この業務でそれらを活かします、と具体的に示しているととてもわかりやすく、気持ちが良いですよね。

さらには自分らしいエピソードや表現も大切です。論理的かつ理路整然としている一方で内容がオリジナリティに溢れていると「この学生には会ってみたい」と思う気持ちをきっと引き出せるはずですよ。

「企業理解の深さや、入社後の活躍を示す締めの言葉が思いつかない」という人は、OB・OG訪問、インターンに参加するとイメージできるようになりますよ。
OB・OG訪問攻略ガイド|企業理解や選考に役立てるコツを解説
インターンの選び方5選|Q&Aで自分に合ったインターンを即判断!

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簡単3ステップで完成! 自己PRの「締め」で好印象を残す文の作り方

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自己PRの締め方を、なんとなくイメージできるようになりました。実際にどんな手順で考えれば良いですか?

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確かに、いざ自分だけで自己PRを考えるとなると、難しい部分も多いですよね。では、自己PRの締めの作り方を紹介しますね。

実際に自己PRの締めを考えるうえでは、3ステップの手順で進めていくのがおすすめです。ここから実際に解説していくので、一緒に手を動かしながら確認してみてくださいね。

締めを考えるときには強みが必要になるので、「まだ強みを見つけられていない」という人は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
自分の強みがわからない…見つける3つの方法と面接でのアピール方法
強み・弱みが必ず見つかる10の自己分析法|OK・NG例文付き

①自己PRでアピールしたい強みを決める

まずは、自己PRで伝えたい強みを一つに絞りましょう。ESや面接でアピールしたい強みが定まっていないと、自己PRの内容がぶれてしまうので、理解しづらくなってしまいます。

アピールする強みを見つける方法には、以下のようなものがあります。

強みを見つける方法の例
  • 自己分析:自分で手っ取り早く強みを考えられる
  • マインドマップ:自分の行動や価値観を可視化できる
  • 自分史:過去の経験を振り返り強みを洗い出せる
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強みが複数あって絞り切れないときは他己分析をしてみて、客観的な意見を参考に考えてみましょう。

自己分析、マインドマップ、自分史などを使った強みの見つけ方は、以下の記事で解説しています。

自己分析:
自己分析の質を上げる4つの方法|オススメの本・サイトも紹介

マインドマップ:
マインドマップで自己分析を進めるための3ステップ|活用例付き

自分史:
簡単3ステップ! 自分史を使った自己分析で説得力をアップしよう

②強みや求められる人物像からどのような印象を残したいか考える

次に、強みや求められる人物像から、どのような印象を残したいか考えましょう。強みが企業の求める人物像とマッチしていると、「この学生なら活躍してくれそうだ」と評価してもらいやすくなります

企業の求める人物像は、以下のような方法でリサーチが可能です。

企業の求める人物像の調べ方
  • 企業のホームページ(採用情報、経営者の挨拶、社員の一日紹介のページなど)を見る
  • 企業の採用情報、パンフレット、説明会資料を参考にする
  • SNSなどで「〇〇企業名 求める人物像」と検索する
  • OB ・ OG訪問で社員から話を聞く
  • インターンシップに参加して、現場で活躍している社員の強みを知る
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上記の方法で、企業が求める人物像が「行動力がある人」だとわかった場合、「行動力や主体性を発揮したエピソード」「失敗から学びを得た経験」などを自己PRすれば、高評価につながりますよ。

行動力が強みの自己PRは、以下の記事を参考に考えてみてください。
例文つき|行動力が題材の自己PRは4ステップで通過率を上げる!
例文付き! 主体性の自己PRは「企業目線」での材料選びがマスト

③②の内容をブラッシュアップする

締めの言葉を書く時の3つのポイント

自己PRの締めの言葉を考えたら、ブラッシュアップしましょう。締めの言葉は、入社後に活躍できる人材か、どれだけ熱意があるかをアピールする部分なので、伝え方や言葉選びによって評価が変わります

ブラッシュアップするときは、以下の方法を取り入れてみてください。

締めの言葉をブラッシュアップできていないと、ほかの学生の自己PRに埋もれてしまう可能性が高いです。「どんな強みを」「どのような業務、職種で活かせるのか」「どうやって貢献するのか」を言語化して、印象に残る締めの言葉を考えましょう。

具体的な内容に落とし込む

考えた締めの言葉に具体性がない場合、採用担当者が読んでも「パッとしない」という印象を持たれてしまい評価につながりにくいです。「どのように強みを活かしたいのか」「強みを活かしてどう貢献したいのか」を、可能な限り具体的に書きましょう。

締めの言葉をブラッシュアップできていない例文

最後までやり遂げられる強みを活かして、貴社に貢献できる営業パーソンになります。

締めの言葉をブラッシュアップできている例文

最後までやり遂げられる強みを活かして、クライアントの課題を解決し、売り上げを生み出せる営業パーソンとして貢献します。

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「なんとなく△△したい」ではなく、「〇〇な強みがあるから△△で活かしたい」という具体性を意識して書くことが大切ですよ。

「やり遂げられる力」の強みで自己PRを作成したい人は、以下の記事がおすすめです。

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やり遂げる力を自己PRするには?面接官に評価されるポイントや例文

「やり遂げる」とは最後まで投げ出さずにやり抜くこと こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。やり遂げることをアピールしたい就活生は、まずは「やり遂げる」という言葉の意味について理解を深める必要があります。「やり遂げる […]

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やり遂げる力を自己PRするには?面接官に評価されるポイントや例文

強みとの一貫性を持たせる

せっかく強みをアピールできても、締めの言葉と一貫性がなければ説得力がありません。自分の強みが、どのような業務でどのように活かせるのかを考えましょう。

一貫性がない締めの例文

周囲の話を聞ける傾聴力を活かして、チームを引っ張れる人材として活躍します。

上記の例文では、強みとチームを引っ張れる人材になる目標に一貫性がないので、説得力に欠ける自己PRになっています。この場合の強みは、行動力やリーダーシップなどのほうが適切です。

一貫性がある締めの例文

周囲の話を聞ける傾聴力を活かして、顧客のニーズを汲み取り、「〇〇さんが営業担当で良かった」と言ってもらえる人材になります。

上記の例文なら、傾聴力の強みがどのような業務で活かせて、どんな結果に結びつくのか一貫しているので説得力を感じます。

締めの言葉を考えた後は何度も読み返し、矛盾している点がないか、論理が破綻していないかをチェックしてみてくださいね。

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強みとの一貫性をうまく作れないときは、業界や業務内容をリサーチしたり、自己分析をやり直したりしてみるのも良いですね。

企業が求める能力と関連付ける

アピールした強みが、企業が求める能力と関連していないと、採用担当者に「面接で会ってみたい」と思ってもらえません。

企業研究をしっかりとおこない、「企業が求めている人物像はどのようなものか」「そこから想像できる求められる強みは何か」を深掘りしたうえで、締めの言葉や意気込みを考えましょう。

企業が求める能力が「挑戦心」の場合の例文

私は営業職を志望しています。貴社に入社後も強みの好奇心旺盛さを活かして、何度失敗しても楽しみながら改善を繰り返して、結果が出るまでやり遂げられる営業パーソンになります。

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企業の求める強みや人物像に合う能力、貢献方法を書けば採用担当者にも良い印象を抱いてもらえますよ。

キャリアアドバイザーから就活に悩むあなたへ求める人物像に無理に合わせなくて良い

吉川 智也

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「一緒に働きたい」と思ってもらえれば吉

企業が求める人物像と自分の性格が一致していなくても、採用される可能性が低くなるとは言い切れません。「求める人物像」とは、企業がどんな人に応募してきてほしいか、どんな人と働きたいかというイメージをまとめたものです。

この「企業の求める人物像」に自分を寄せることに一生懸命になってしまい、結局あなたらしさが伝わらないのはもったいないことです。自分の素を出しつつ、面接官とのコミュニケーションの中で「一緒に働きたい」と思ってもらえれば、それが理想と言えるでしょう。それを実現させるためにも、「その企業でないといけない理由」を意識して、企業と自分の接点を自分の言葉で説明できるようにしましょう。

自己PRで悩んだら、AIツールを活用しよう!

自己PRを書こうとしても、ネタが思いつかなかったり、忙しくて手つかずのままだったりする人は多いでしょう。

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あてはまったら要注意! 自己PRでやりがちなNGな締め

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自己PRの良い締め方のイメージがつきました! 逆に、NGな締めの言葉ってあるのでしょうか?

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もちろんあります。どのような締めの言葉がNGなのか見ていきましょう。

ここからは、自己PRでNGな締めの言葉を解説します。NGな締めの言葉を使ってしまっていると自己PRの魅力が半減してしまうので、当てはまっていないか確認してみてくださいね。

ネガティブで自信のない表現

自己PRは自分の強みをアピールすること、そして強みをどのように活かすのかを伝えることが目的です。そのため、自分の強みに自信を持てていない自己PRは評価が低くなってしまう可能性があります

締めの言葉では、自分の強みや貢献したいという意欲を自信を持ってアピールしましょう。「主体性」「目標達成力」「課題発見力」の3つを用いて例文を紹介します。

締めの言葉がネガティブな自信のない例文

サークルの立ち上げや運営で発揮してきた主体性を、貴社で活かせるかはわかりませんが、精いっぱい頑張ります。

自信のなさを断言してしまっては、「この学生を採用して大丈夫だろうか」という不安につながります。せっかくの強みも説得力がなくなってしまうので、自信を持った書き方をするようにしましょう。

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自信のある表現にするためには、締めの言葉を言い切ると良いですよ。たとえば、「主体性を貴社で活かし頑張ります」と言い切るだけで、魅力的な締めの言葉になります。

過剰なアピール

ネガティブな表現を避けることを意識しすぎて、過剰なアピールにならないように注意しましょう。むしろ根拠に欠けてしまい、採用担当者に「本当だろうか」と疑問を抱かれる可能性があります

場合によっては、「大げさなだけのアピールだな」とマイナスな印象につながってしまうことも考えられますよ。

締めの言葉が過剰なアピールの例文

アルバイトやサークルなど、あらゆる場面で中心となってきました。常に人の中心でリーダーシップを発揮してきたので、友人関係も広く、校内に顔見知りでない人はいませんでした。このリーダーシップを活かして、貴社の業績を入社3カ月以内に上げることができます。

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意欲や強みの活かし方を伝えることは大切ですが、自己PRのエピソードと乖離しすぎていないか確認しましょう。

ありきたりな定型文

「頑張ります」や「よろしくお願いします」などで自己PRを締めると、ありきたりな印象で終わってしまいます。採用担当者に「特徴が少ない学生だな」ととらえられてしまう可能性もあるでしょう。

ほかの学生の自己PRに埋もれないためにも、自分の言葉で言語化することが大切です

締めの言葉がありきたりな定型文の例文

いろいろな場面で発揮してきた主体性を活かして頑張ります。

これでは、どのような場面で強みを活かせるのかわかりません。あいまいな貢献方法しか伝えられていないので、採用担当者からすると「本当に弊社を志望しているのかな」と疑問を抱いてしまいます。

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「自分が志望している職種で」「どのような業務で」「どんな強みを」「どうやって活かすか」まで掘り下げて、締めの言葉を考えてくださいね。

キャリアアドバイザーからあなたにメッセージまだ経験も実績もない学生だということを忘れないで

徳差 佳奈

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過剰なアピールは「早期離職」の印象につながる

アピールしたい気持ちが強くなり、「入社後すぐ100%活躍できる」というような内容で自己アピールを締めてしまうこともあると思います。しかし、入社後のキャリアステップや働き方を十分に理解せずに、多くの社会人がゆっくり時間をかけて成し遂げられることをそのように伝えてしまうと、企業からは「やる気はあるけど十分な理解がなく、ギャップによって早期離職に繋がりそうだな」というネガティブな印象を持たれかねません。

以前、志望動機の締めを「自分はこの強みを活かして、より革新的なプロジェクトを作ることができます」とまとめた学生がいました。これは減点対象になりえます。なぜなら「革新的なプロジェクトかどうか」を判断するのは、自分ではなく企業だからです。

あくまで就活生としてアピールするべきは「熱意」と「仕事での再現性」なので、自分の強みがどのように仕事に活かせるのかを伝えたうえで、自分がどのように貢献できるかを示せると良いですね。

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自己PRとしてアピールする強みから意欲や貢献性が伝わる締めにしよう

自己PRの締めの言葉は、面接官が最後に聞く部分なので印象に残りやすいです。また、締めの言葉があることで自己PRにまとまりが生まれ、企業への熱意をアピールできるメリットもあります。

締めの言葉を考えるときは、どのような業務や職種で強みを活かせるか、熱意の高さが伝わるか、成長意欲を感じるか、などを意識するのが大切です。

さらに、企業が求める人物像とマッチする強みか、ありきたりではなく自分の言葉で言語化できているかも評価ポイントです。

「この学生を採用したい」と思ってもらうために、自己PRの締めの言葉で意欲や貢献性をアピールしましょう。ます。記事を参考に、できる限りいい印象を与える自己PRの締めの言葉を書くようにしましょう。

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