目次
- 就活での自己紹介は第一印象を決定づける
- 就活の自己紹介で伝えるべき基本情報
- 就活の自己紹介で好印象を与える3つのポイント
- ①パーソナルな情報を盛り込む
- ②選考への意欲を述べる
- ③短く簡潔にまとめる
- 就活の自己紹介の3つのNGポイント
- ① 複数のことをアピールする
- ②基本情報を述べるだけで終わる
- ③話し方に問題がある
- 就活の自己紹介の例文
- 例文①キャッチコピーを活用
- 例文②元気よさをアピール
- 例文③趣味も紹介
- 例文④部活経験をアピール
- 例文⑤短期留学経験をアピール
- NG例文①基本情報を盛り込めていない
- NG例文②基本情報が抜けている
- NG例文③自慢が入っている
- NG例文④まとまりがない
- NG例文⑤自己PRになっている
- 自己紹介は就活最初の重要なアピール
就活での自己紹介は第一印象を決定づける
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から
「自己紹介をお願いされたらどんなことを話せばいいんですか?」
「自己紹介って評価の対象になるんですか?」
という声を多く聞きます。「自己紹介は簡単に済ませればいいや」と考える人も多いかもしれませんが、雑に扱うのはもったいないです。自己紹介は面接において第一印象を決定づける大切な質問です。
当日にきちんと自己紹介するためにも、事前に内容を考えておく必要があります。面接での自己紹介はどのような内容で、どのように伝えるべきなのか、それぞれのポイントを知って組み立てましょう。
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就活の自己紹介で伝えるべき基本情報
面接官が就活生に自己紹介を求めるのには「就活生がどんな人なのか知りたい」「コミュニケーションのきっかけを作りたい」という意図があります。まずは簡単なプロフィールとして大学名や学部、学科名と氏名は必ず伝えましょう。そのあとで、学生時代の取り組みについて話します。
ここで注意したいのが、自己PRと勘違いしないということです。アピールしたいあまりに強みを中心とした内容にすると、面接官の意図とは違う答えになってしまいマイナスの印象になります。面接の中で自己PRについて話す時間は別にあるので、まずは自分のプロフィールを伝えましょう。
こちらの記事では、自己紹介で伝える必須項目について詳しく解説しています。「自己紹介の基礎を固めたい」という人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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就活の自己紹介で好印象を与える3つのポイント
基本情報はあくまで大前提で、いわばあって当然の部分です。大学名や学部名だけでは味気ないので、人となりが伝わる内容を盛り込みましょう。ここからは、自己紹介で好印象を与えるポイントについて3つご紹介します。上手に伝えるポイントを知って、魅力的な自己紹介を作成しましょう。
①パーソナルな情報を盛り込む
自己紹介は、自分のことを知ってもらうことが目的です。そのためにも、パーソナルな情報を盛り込む必要があります。学生時代の取り組みとして学業や部活動、アルバイトや趣味について伝えるといいでしょう。面接で聞いてもらいたい内容があれば、それについて簡単に触れておくのがおすすめです。
これが正解というものはありませんが、エントリーシートや履歴書の内容とズレないようにしましょう。面接官はエントリーシートや履歴書を手元に置いて面接を進めるので、少しでも違うところがあると違和感を持たれてしまいます。書類と自己紹介の内容が異なると信ぴょう性が薄れてしまうので気をつけましょう。
- 学業
- 部活動
- ボランティア活動
- アルバイト
- 趣味
就活における趣味や特技選びに迷っている学生はこちらの記事を参考にすると良いでしょう。
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②選考への意欲を述べる
自己紹介は面接の最初のアピールとなるため、ここで当日の意気込みを伝えておくのもおすすめです。選考への意欲を述べ、これをアピールの締めくくりとすることで、より好印象を獲得しやすいでしょう。選考への意欲は簡単なもので問題なく、やる気や熱意を正直な言葉で表すことが大切です。
意気込みに関しては、正直な気持ちを伝えるためにあえて事前準備せず、その時に感じた気持ちをそのまま述べてもいいでしょう。自己紹介を締める内容としては、選考への意欲を述べるのがもっとも区切りがよく、自身の気持ちの切り替えもしやすいです。どのように頑張りたいか、どのような気持ちで望もうと思っているのかを伝え、「本日はよろしくお願いします」とあいさつをして締めくくりましょう。
・物静かと言われやすいですが、本日は御社への熱意を積極的にアピールしていきます
・普段はおしゃべりですが、本日は要点を抑えてお話したいと思っております
・緊張していますが、悔いの残らないよう力を出し切りたいと思っております
※この回答例は面接回答集から抜粋しました。
面接を突破できる質問の回答例がわかる「面接質問リスト&回答集」
③短く簡潔にまとめる
自己紹介は、短く簡潔にまとめることも大切です。企業によって時間を指定されることもありますが、基本的には1分間のアピールを心がけましょう。1分の自己紹介なら、短い、長いといった極端な印象を与えずに済みます。それどころか、短時間で上手にまとめられていると、構成力まで評価されることもあるでしょう。
文字数にして大体200〜300文字なので、原稿を作る際の参考にしてください。「短く簡潔に」と言っても早口で話すのはNGです。自己紹介は面接が始まって初めて話すものになるため、明るい声でハキハキと話すようにしましょう。自己紹介は「コミュニケーションのきっかけ作り」というアイスブレイク的な役割もあるので、失敗を恐れずに話してください。
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就活の自己紹介の3つのNGポイント
自己紹介をする際のNGポイントについてもおさえておきましょう。NGポイントを正しく理解できていないと思わぬところで失敗してしまいます。どこか一部でもNGポイントに引っかかってしまうと、マイナスの印象を与えてしまうことも少なくありません。3つのNGポイントを把握して自己紹介を作成しましょう。
① 複数のことをアピールする
自己紹介は簡潔に述べることが大切なので、いくつもアピールするのはNGです。内容を多く盛り込んで、たくさん自分のことを知ってもらいたいと考える人もいるでしょうが、これは間違いです。確かにアピールする内容を増やすと情報量自体は増えますが、情報量が多い=伝わるわけではありません。
むしろ余計な情報が増えてしまうことで、もっとも重要な部分が伝わらなくなります。そもそも自己紹介はアピールする場ではなく、自分のことを知ってもらう場なので、的外れなアピールはしない方が無難です。自己紹介を求めている面接官からすると、強みや意欲のアピールをされても困ってしまいます。質問の意図が理解できていないとマイナスの印象を持たれる可能性が高いです。
②基本情報を述べるだけで終わる
端的に伝えたほうがいいからといって、自己紹介をあまりに短縮し過ぎるのはよくありません。特に基本情報だけ述べて終わるのはNGです。これだけでは自分のことが何も伝わらず、印象に残らなくなってしまいます。名前や大学・学部名は伝わりますが、人となりは伝わりませんよね。
「面接で○○についてもっと聞いてみたいな」と興味を持たれると嬉しいですよね。自己紹介をコミュニケーションのきっかけ作りとする面接官も多いので、上記で紹介したように学生時代の取り組みや趣味、特技などについて話しておくのがおすすめです。
③話し方に問題がある
自己紹介もコミュニケーションの一貫なので、話し方にも注意する必要があります。まず、自己紹介をする際に「えー」や「あのー」が多いのはNGです。あまりに多いと聞いている方も疲れてきます。間を繋げようとして無意識に出る人も多いと思いますが、事前に話す練習をして対策しましょう。
他にも、元気がなかったり緊張感がなさ過ぎたりする人も印象がよくありません。小声で話したり下を向いたりすると元気がない印象を与えるので、面接官の目を見てハキハキ話すようにしましょう。緊張感がなさ過ぎる人はだらっとした印象を与え、「そこまで志望意欲が高くないのかな」と思われます。緊張感がなさ過ぎると相手に不快感を与えることもあるので、誠実に振る舞うことを意識しましょう。
面接全般で使える好印象を与える話し方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
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就活の自己紹介の例文
好印象なポイント、NGポイントそれぞれを踏まえて、実際に就活で使う自己紹介を考えてみましょう。どのような内容で伝えるべきかイメージできないなら、例文を参考にするのがおすすめです。アピールの例を知っておくことで、全体のイメージが膨らませやすく、より考えやすくなるでしょう。
例文①キャッチコピーを活用
○○大学商学部から参りました、○○と申します。私は○○県の出身で、地元は漁業が非常に盛んです。海に囲まれて育ったということもあり、おおらかな性格と自負しており、仲間内でも「海の男」と呼ばれています。
幼少時代に素潜りで鍛えた体力を活かし、大学では水泳部の一員として活躍しました。面接にはおおらかな気持ちでリラックスして臨み、粘り強さを活かしてアピールしていきたいと思います。本日は、何卒よろしくお願い致します。
※この回答例は面接回答集から抜粋しました。
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非常にキャッチ―で面白い自己紹介ですね!印象に残りやすいと思います。自分の出身地の紹介をしながら、自身の呼び名に繋がるような話題を広げている点、「海の男」という名前の通り、体力や水泳での活躍など連想しやすくいいと思います。
改善する点は特にありませんが、自身で「面接にはおおらかな気持ちでリラックスして臨み、粘り強さを活かしてアピールしていきたい」と宣言するのであれば、多少答えづらい質問などが飛んできても動じずに堂々と答える姿勢を徹底することが大切ですね。自身でアピールしたことを体現できないと、面接官からも「あれ?」と思われてしまいますからね。
自分なりのキャッチコピーの見つけ方はこちらの記事でも紹介しています。
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例文②元気よさをアピール
○○大学経済学部から参りました、○○と申します。大学時代は野球部に所属しており、ポジションはセンターでした。外野の一番遠いところからでも声が聞こえるということで、「人間メガホン」の異名を頂いたこともあります。
元気の良さはもちろん、常に前向きな姿勢を持ち、何事も楽しみながら取り組めるのが私の持ち味を感じています。面接では元気の良さを感じてもらえるように、誰よりも大きな声で臨みたいと思います。本日はよろしくお願いします。
※この回答例は面接回答集から抜粋しました。
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非常にキャッチーで分かりやすい自己紹介で、人事の方にも印象に残りやすいのではないかと思います。また、人間メガホンという部分から連想される「声の大きさ」だけではなく「元気の良さ」や「前向きな姿勢」という点をアピールできていていいと思います。
改善するといい点があるとすれば、人間メガホンという異名をもらって活躍した部分や評価をされた点も少し触れるといいかと思います。また、元気さをアピールするのであれば、多少答えにくい質問が飛んできても、明るさや元気の良さを失わないようにすることが大切ですね。
適度に身振り手振りを入れることも、元気の良さをアピールし印象付けるのに効果的な方法です。
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身振り手振りは正しいタイミングで使うことで面接官とのコミュニケーションが円滑になりますよ。 この記事では身振り手振りを使って話すメリット・デメリット、使いたいシーン、テクニックをキャリアアドバイザーが解説します。 動画も参考にして、印象アップを目指しましょう!
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やみくもに面接を受ける前に、自分の面接力を知っておくことが大切です。
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例文③趣味も紹介
○○大学文学部英米文学科から参りました、○○と申します。大学では文学を学んでいることもあり趣味は読書で、年間300冊は読んでいます。お気に入りの一冊は「十五少年漂流記」という冒険譚で、文字の世界で繰り広げられる冒険に何度読んでも心が踊らされます。
面接では読書で身につけた知識や想像力を発揮して、私という人間を知ってもらい、いかに御社で役立つ存在かをアピールしたいと思います。本日は何卒よろしくお願い致します。
※この回答例は面接回答集から抜粋しました。
面接を突破できる質問の回答例がわかる「面接質問リスト&回答集」
趣味が読書とパーソナルな情報が開示されており、かつ年間の読書量を数字で示せているのがポイントです。定量的なアピールになり、印象的に伝わりやすいでしょう。また、お気に入りの一冊の感想を述べることで、読書好きであることを明確にできており、さらに面接への意気込みに繋げられているのも好印象です。
その他、趣味を紹介するときに印象をよくするポイントと例文はこちらの記事でも紹介しているので参考にしてみてくださいね。
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自己紹介で面接官から好感を得る趣味の話し方|NGな趣味や例文あり
自己紹介で趣味について話すことは必須ではありませんが、話す場合は端的に話しましょう。 この記事では、自己紹介で趣味について話すときのポイントや例文などをキャリアアドバイザーが解説します。 趣味がない場合の対処法やNG例文も参考にしてください。
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例文④部活経験をアピール
○○大学商学部から参りました、○○ ○○と申します。大学時代は剣道部に所属し、4年間ひたすら打ち込み続けました。剣道は心技体の全てを磨く修行であり、厳しい修行に耐え抜くことで、忍耐力や精神力を鍛えられました。本日の面接も最初から最後まで気を抜くことなく真剣に打ち込み、これまでの成果をしっかり発揮していきたいと思いますので、何卒よろしくお願い致します。
※この回答例は面接回答集から抜粋しました。
面接を突破できる質問の回答例がわかる「面接質問リスト&回答集」
キャリアアドバイザーコメント桑原 翔
良い点としては、剣道で修行というキャッチフレーズは面白くていいと思います。そして培ってきた経験のアピールが盛り込まれている点もいいですね。改善点としては、厳しい修行に耐えたという部分があげられます。
「耐えた」というのはネガティブな表現なので、「乗り越えた」などのポジティブな表現に変えたほうがいいですね。面接官も今後この人と一緒に働いていくことを考えています。自身に置き換えてもらえばわかると思いますが、ネガティブな人よりポジティブな考えをしている人と一緒に働きたいと思います。ポジティブに就活を楽しんでいきましょう!
例文⑤短期留学経験をアピール
○○大学文学部教育学科から参りました、○○ ○○と申します。私は小さい頃からアメリカ文化に関心を持ち、古い時代の小説や映画作品を鑑賞し、大学時代には3ヶ月間の短期留学もおこないました。
留学先では研究を進めたのはもちろん、多くの人達と触れ合うことで、言葉の壁を超えたコミュニケーションが可能であることを学びました。面接官の皆様とも距離を縮められるよう精一杯頑張りますので、何卒よろしくお願い致します。
※この回答例は面接回答集から抜粋しました。
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キャリアアドバイザーコメント伴 美寿々
前半は、ご自身の趣味や経験してきたことが簡潔に伝えられていて、どういう方なのかがわかりやすくていいですね!探求心と行動力があることが伝わってきました。欲を言えば、アメリカ文化のどんなところに魅力を感じているのかがわかると、よりよくなる気がします。
改善が必要な点としては、「多くの人達と触れ合うことで、言葉の壁を超えたコミュニケーションが可能」があげられます。どのように工夫して言葉の壁を乗り越えたのかが伝えられたほうがいいですね。また、後半に出てくる企業に対しての「壁を乗り越えたコミュニケーション」について説明が不足している印象を受けます。抽象的で相手に理解できない言葉を並べないようにしましょう!
その他の自己紹介の例文はこちらの記事を参考にしてください。
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例文14選! 就活で差がつく自己紹介の文章の書き方を徹底解説
自己紹介の文章でライバルとの差別化を図るために、自分の強みをしっかりとアピールして企業の興味を惹きましょう。今回は自己紹介の文章に入れるべき3つの項目や、上手な自己紹介文を書くための4つのコツをキャリアアドバイザーが解説していきます。内容別、業界別に例文も紹介しているので、自己紹介文を作成する際の参考にしてくださいね。
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NG例文①基本情報を盛り込めていない
○○大学から来ました、○○と申します。大学時代は勉学に励み、海洋生物の研究をしました。映画も好きで、年間200本以上は観ていると思います。また、アウトドアな遊びも好きで、休みの日は海や山、川と自然に触れて過ごしていることも多いです。
多趣味と言われることも多く、私自身も好奇心旺盛な性格だと理解しています。次は何をしようかと考えると、楽しみで夜も眠れないこともあります。本日の面接では、何卒よろしくお願いいたします。
こちらの例文は、学部や学科名といった詳細な基本情報が提示できていない点がNGです。また、アピール内容が多岐にわたり、それぞれの印象が薄くなっている点もNGでしょう。内容自体は豊富でも、全体的に曖昧なアピールになってしまっている点が最大のNGポイントと言えるでしょう。
NG例文②基本情報が抜けている
大学時代は剣道部に所属し、主将を務めました。剣道は心技体といい、これら3つが揃ってこそ本物と認められます。個人の練習では技と体を、チーム全体を見る時は心を意識して取り組み、日々鍛錬に励みました。
鍛錬の結果、最後の大会では地区大会で優勝を勝ち取り、努力は裏切らないということを改めて実感しました。剣道で鍛えた心技体を活かし、社会に出ても活躍したいと考えています。お忙しいところお時間を割いて頂き、ありがとうございます。本日は、何卒よろしくお願い申し上げます。
自己紹介の大前提である、基本情報が明かされていないのが最大のNGポイントです。また、選考での意気込みが述べられていないのも、NGポイントでしょう。社会に出るに向けての意気込みは述べられていますが、志望先に限定されたものになっていないため、アピール力が下がっています。
NG例文③自慢が入っている
○○大学経済学部から参りました。○○ ○○と申します。私は○○という関東で知らない学生はいない有名なサークルに所属していました。サークルでは周囲を盛り上げるムードメーカーとして活躍していました。本日は、面接官の皆さんを楽しませるような面接にしていきたいです。
この自己紹介では「有名なサークルに所属していた」と自慢げに話しています。根拠がなく面接官も半信半疑になるので、あいまいな表現は避けた方がいいです。また、サークルの具体的な活動内容など、就活生の背景を知る情報がないのもマイナスと言えます。
NG例文④まとまりがない
○○大学商学部から参りました。○○ ○○と申します。本日は貴重な機会をいただきありがとうございます。部活動は野球部のマネージャーをしており、休日はほとんどなく選手の試合に同行しています。料理が得意で、なるべく自炊するように心がけています。居酒屋でのアルバイトを2年間続けています。本日はよろしくお願いいたします。
この自己紹介はまとまりがなく、頭に浮かんだことをそのまま話している印象です。ただただ長いだけで、肝心の性格や何に最も力をいれたのかがわかりません。事前に話す内容を整理して、簡潔にまとめることが大切です。
NG例文⑤自己PRになっている
○○大学の○○と申します。私の強みはコミュニケーション力です。接客のアルバイト経験があり、そこで人と触れ合うことの楽しさを学びました。このコミュニケーション力を活かして御社の営業部門で活躍したいと考えております。本日はよろしくお願いいたします。
この例文は、自己紹介ではなく自己PRをしてしまっています。学部や学科が抜けていて説明不足な印象があります。強みのアピールをしたい場合は、あくまでも付け足し程度にしておく方がいいです。自己紹介では、学生時代にアルバイトに力を入れていたことと、何のアルバイトをどのくらい続けたのか程度の基本情報にとどめておきましょう。
自己紹介は就活最初の重要なアピール
自己紹介は就活で最初のアピールとなり、面接の結果を左右しかねない重要なものです。自己紹介のアピール次第で第一印象は決まり、面接の有利不利を決めます。第一印象がよいなら、その後のアピールもスムーズでしょうし、より合格にも近づけるでしょう。反対に第一印象が悪いと、その後のアピールもネガティブに捉えられやすく、不利になりやすいです。
自己紹介の内容、アピールは面接の結果に大きな影響を及ぼすため、慎重に準備しておかなければなりません。簡潔にアピールしながらも、面接中に深堀りしてもらえる余白を残しておくと、プラスに働きやすいです。好印象に繋がる自己紹介を念入りに考え、上手にアピールしましょう。
こちらの記事でも面接で好印象を与える自己紹介の作り方と注意点を解説しているので併せて参考にしてみてくださいね。
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面接で上手に自己紹介をしよう こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。面接では最初に自己紹介を求められるケースが多く、スムーズに進めるには考えておかなければなりません。自己紹介は面接における最初のアピールであり、ここ […]
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キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
面接官の印象に残るような自分なりの自己紹介を考えてみましょう!サクサク考え付く方はそこから情報を削っていき、考え付かない人は簡潔に必要最低限の内容を考えてからそこから肉付けさせていきましょう。また、自己紹介は伝えなければいけない内容(学校、学部学科、名前など)を除けば「フリー」の内容が多いです。
面白い経験や変わったアルバイトをしている人はそういった点をアピールしていくのもいいですね!面接官の印象に残って、そこからお話が広がることもあります。アイスブレイクのように、自身と面接官の方との間の距離感を縮めることも出来るのでいいかもしれませんね!
ただ、もし変わった経験などをお話する際は、深堀される可能性が高いのでしっかりと詳しい内容が話せるように準備しておきましょう。自己紹介で印象付けることが出来ればその後の面接が進めやすくなると思うので、入口からつまずかないようにしっかりと準備をしましょう!