目次
- 面接での長所と短所の答え方をステップ別に理解しよう!
- 面接で長所と短所を聞かれる理由
- 自己分析ができているかどうか知りたい
- 企業とマッチしているかどうか知りたい
- 面接で長所と短所について答える例文集10選
- OK例文①長所:行動力がある
- OK例文②長所:継続力がある
- OK例文③長所:多様な視点を持っている
- OK例文④長所:ポジティブ思考
- OK例文⑤長所:責任感がある
- OK例文⑥短所:ミスが多い
- OK例文⑦短所:没頭しすぎてしまう
- OK例文⑧短所:優柔不断
- OK例文⑨短所:楽観的
- OK例文⑩短所:心配性
- 面接に役立つ! アピールできる長所と短所の一覧
- 長所の一覧表
- 短所の一覧表
- 確実に魅力が伝わる! 面接での長所の答え方3ステップ
- ステップ①企業とのマッチ度が高い長所を一言で伝える
- ステップ②長所を発揮したエピソードを伝える
- ステップ③実際の業務に言及し入社後の長所の活かし方を伝える
- 向き合う姿勢が伝わる! 面接で短所を伝える3ステップ
- ステップ①志望企業で働くうえで致命的でない短所を一言で伝える
- ステップ②短所による失敗談とそこから得た学びを伝える
- ステップ③入社後どのように短所と向き合っていくか伝える
- 例文つき! 面接での長所と短所の答え方で注意すべき4つのポイント
- ①一貫性がない
- ②短所が不明確
- ③致命的な短所がある
- ④再現性がない
- 長所と短所について疑問に感じている学生からよくある質問に回答!
- 面接ではなぜ長所と短所を質問するのですか?
- 面接で長所と短所を聞かれた際の回答のコツはありますか?
- 面接で長所と短所を上手にアピールし選考突破につなげよう
面接での長所と短所の答え方をステップ別に理解しよう!
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から、
「面接でどうやって長所を答えれば良いのかわかりません」
「短所はあるのですが、長所が見つかりません……」
という声を多く聞きます。長所と短所は表裏一体であるため、一貫性のある回答になるように基本となる答え方を理解しておくことが大切ですよ。
この記事では、面接における長所と短所の答え方をそれぞれ3ステップで解説します。回答のコツを押さえておけば、面接で長所と短所を聞かれたときに自信を持って答えられるようになりますよ。
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面接で長所と短所を聞かれる理由

面接の長所・短所に関する質問に的確に答えるには、まず「なぜ面接で長所と短所を聞かれるのか」を知っておくことが大切です。質問の意図を把握していれば、どう答えたら良いかもイメージしやすくなりますよ。
ここからは、それぞれの理由について詳しく解説します。
面接での回答に困ったら回答集を参考にしよう
面接で聞かれる質問がわかっても、どう答えたらいいか不安を感じていませんか。
そんな時は「面接回答集60選」を参考にしてください。面接でよく聞かれる質問60個に対して選考通過しやすい回答方法がわかります。
面接での受け答えに自信がない人は、今すぐ読んでみてください。
自己分析ができているかどうか知りたい
面接で自分の長所と短所を説明するには、まず自分自身について理解しておく必要がありますよね。つまり「自己分析」が重要になります。企業は面接で長所と短所を問うことで、応募者が自己分析にしっかり取り組めているかどうか確認しているのです。
また、就活の面接を突破するためだけでなく、社会人になってから成長するためにも自分の長所と短所を理解していることは大切ですよ。
- 自分の長所がわかっていれば能力を活かして活躍の場を広げられる
- 自分の短所がわかっていれば克服に向けた改善策を打ち出して努力できる
以下の記事では、自分史やモチベーショングラフを使った自己分析のやり方を紹介しています。紙とペンまたはパソコンがあればできるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
関連記事
10例文|面接での長所と短所の答え方3ステップ! 題材一覧も紹介
面接では、長所は仕事への再現性を提示、短所はマイナスの印象を上手に払拭することで高評価を得られますよ! この記事では面接での長所・短所の答え方や例文をキャリアアドバイザーが解説します。動画も参考に上手に答える方法を身につけましょう!
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企業とマッチしているかどうか知りたい
長所と短所は、個人の性格の特徴を色濃く表している部分であり、いわば「個性」そのものです。企業は長所と短所を通して応募者の個性を把握し、自社との相性が良いかどうかをチェックしているのです。そのため質問の回答は念入りに準備しましょう。
たとえば面接で回答した長所と短所が企業が求める人材と合っていないと、内定の可能性は低くなります。しかし、企業が求める人物像に合わせるために、嘘の長所や短所を考える必要はありませんよ。

キャリアアドバイザー
面接で長所と短所について答える例文集10選
ここからは、面接における長所の回答例文(①〜⑤)と短所の回答例文(⑥〜⑩)を紹介します。自分の状況に近い例文を探して回答を作成する際の参考にしてくださいね。
自分に当てはまる長所・短所がなくても、複数の例文を読めば答え方のコツを理解でき、回答をイメージしやすくなるのでいくつか目を通してみましょう。
OK例文①長所:行動力がある
私の長所は行動力があることです。大学で学園祭の実行委員を担当したとき、学園祭の1週間前にトラブルが発生し、参加予定の部活動やサークルに緊急の対応をお願いする必要が出てきました。
私はいち早く問題を解決するために、部活動やサークルを一つひとつ訪問する役割を率先して引き受け、謝罪と協力を要請しに行きました。その結果、無事に学園祭当日を迎えることができ「あのとき素早く行動してくれて助かった」と周囲から好評を得ました。
入社後もこの行動力を活かし、顧客や社内の素早い課題解決に貢献したいと思っています。

キャリアアドバイザー
「行動力を活かして問題解決につなげる」を主軸にエピソードと最後の意気込みが構成されていて、まとまりのある内容になっていますね。
OK例文②長所:継続力がある
私の長所は継続力があることです。大学生になってすぐ、新しい習慣としてTOEICの勉強と学習塾のアルバイトを始めました。
どちらも途中で辞めることなく3年経った今も継続していて、TOEICは最初のテストから200点アップし、学習塾のアルバイトではほかのアルバイトを指導する立場になりました。
貴社でもこの継続力を活かして仕事をコツコツ覚えていき、将来的に事業を支える中心的な存在になりたいと思っています。

キャリアアドバイザー
TOEICの勉強とアルバイトを辞めずに3年続けたというエピソードから、継続力があることをしっかり裏付けることができています。
OK例文③長所:多様な視点を持っている
私の長所は、物事を多様な視点から考えられることです。大学のゼミに所属してチームで研究活動をしていたとき、研究の方針を巡って意見が二分することがありました。
その際に私はチーム全体の視野が狭まっていると感じ、どちらの意見でもない第三者の立場から意見を述べました。それをきっかけにそれぞれの意見の妥協点を見つけることに成功し、無事研究方針を固めることができました。
入社後もこの長所を活かして、チーム全体を俯瞰的に見ながら全体をまとめる役割を担いたいと考えています。

キャリアアドバイザー
多様な視点を活かしてどう会社に貢献したいのか、明確に回答できていて入社後の活躍が期待できますね。
OK例文④長所:ポジティブ思考
私の長所は、大変な状況でも落ち込みすぎず、ポジティブに考えられることです。大学2年生のときにイギリスへ留学した際、スピーキング力が足りず、自分が言いたいことを相手に伝えられない状況が続きました。
そのとき私は「人の話を聞くことに集中できる良い機会だ」と捉えることにし、人の話を聞いて質問するコミュニケーションスタイルを心掛けました。その結果、多くの人とつながりを作ることができ、次第にボキャブラリーが増えて自分のスピーキング力も向上しました。
貴社でもこのポジティブ思考を大切に、仕事の難しさや大変さを次々と乗り越えて大きく成長したいと考えています。

キャリアアドバイザー
ポジティブ思考の良さが発揮されるのは、大変な状況に陥ったときです。この例文では過去にどのような大変さがあり、それをどう乗り越えたのかがしっかり説明されています。
OK例文⑤長所:責任感がある
私の長所は、人一倍強い責任感があることです。大学2年生のときに所属していたインターン先で、学生主導のプロジェクトを始めることになりました。
しかし実際に取り組み始めると想像の何倍もハードルが高く、最初はやる気に満ち溢れていたインターン生の多くが途中で投げ出していきました。それでも私は「せっかく任されたプロジェクトだからしっかり役割を果たそう」と思い、プロジェクト終了まで責任を持って取り組みました。
入社後もこの長所を活かして、自分に任された業務をしっかりこなして期待以上の成果を残せる人材を目指したいです。

キャリアアドバイザー
この例文では「ほかの人が投げ出す状況でも逃げなかったエピソード」を通して、人一倍強い責任感があることを裏付けできています。
OK例文⑥短所:ミスが多い
私の短所は、緊張したときにミスが多くなってしまう点です。大学生になって飲食店のアルバイトを始めたのですが、最初の1カ月は緊張が抜けず何枚も皿を割ったり注文を聞き間違えたりしました。
この経験から、緊張しなくなるまで何度も練習やイメージトレーニングをして、早く状況に慣れることが大切であると学びました。
入社後もこの学びを活かし、新しい環境に慣れる努力を続けて緊張を押さえ、業務のミスを防ごうと考えています。

キャリアアドバイザー
失敗経験からミスが多くなってしまう原因を自分なりに分析し、対策を講じていることがわかる良い例文です。
OK例文⑦短所:没頭しすぎてしまう
私の短所は、興味があることに対して時間を忘れて没頭してしまう点です。
大学の期末試験の時期に、勉強時間のほとんどを興味関心が強い授業のテスト対策に割いてしまい、ほかの授業のテスト対策やレポート作成がおざなりになって単位を落としてしまったことがあります。
この経験から、一つのことだけに集中せず全体をうまく進めるためには、事前に時間配分を決めることと、リマインダーを設定して強制的にモードを切り替えることが有効だと学びました。
入社後もこの方法で自分の集中力をコントロールし、期限内で最大限のパフォーマンスができるように頑張りたいと考えています。

キャリアアドバイザー
時間配分やリマインダーなど、自分の集中力をどうやってコントロールするのか具体的な対策が説明されていて、内容に説得力がありますね。
OK例文⑧短所:優柔不断
私の短所は、優柔不断であることです。私は写真部に所属していて、大学2年生の頃、世界規模のコンテストが開催されることを耳にしました。しかし、自分のレベルで参加して結果が残せる自信がなく、挑戦したい気持ちはあったものの結局決断できないまま応募期間が終わってしまいました。
この経験から「やらずに後悔するよりやって後悔した方が良い」と実感し、それからは決断に迷ったときは必ずこの考え方に立ち戻ることにしています。
社会人になってからもこの考え方を大切にし、難しい仕事にも果敢に挑戦していきたいと考えています。

キャリアアドバイザー
失敗経験から自分の考え方を変えて優柔不断さを克服したことがわかり、仕事に対しても前向きな姿勢を感じる良い例文です。
短所として優柔不断を挙げるときは、自分の意思が弱いと思われないようにすることが大切です。以下の記事で詳しい回答のコツを解説しているのであわせてチェックしてくださいね。
関連記事
面接で短所を聞かれた時の「優柔不断」の答え方|上手に伝える例文
短所の質問に「優柔不断」と答えても、捉え方やアピール次第でプラスの印象を与えられますよ。 この記事では、優柔不断な短所を印象よく伝える方法や例文、注意点などをキャリアアドバイザーが解説します。 動画もあるので、短所の伝え方をぜひ参考にしてくださいね。
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OK例文⑨短所:楽観的
私の短所は、楽観的すぎることです。
大学でオープンキャンパスのイベントを担当していたとき、準備期間は十分あったものの「当日なんとかなるだろう」と甘い姿勢で臨んでしまいました。その結果、イベント中にトラブルが発生してうまく対処できず、多くの人に迷惑をかけてしまいました。
この経験からさまざまなリスクを考慮して備えておくことの大切さを強く実感し、以降のイベントでは「失敗するパターン」を数通りイメージして事前に対策を練っておくようになりました。
仕事でも、トラブルが発生したときに臨機応変に対応できるよう、リスク管理の姿勢を持って業務に臨もうと考えています。

キャリアアドバイザー
楽観さに対して「失敗するパターンを想定しておく」という具体的な策が述べられていて、トラブルが発生しても冷静に対処できそうな印象を受けますね。
OK例文⑩短所:心配性
私の短所は、心配性であることです。
「失敗して傷つくことが怖い」と感じ、大学のサークルで中核の運営メンバーを選んだときも、アルバイトでバイトリーダーの選考があったときも、大きな責任のあるポジションに挑戦できませんでした。
しかしこれらのチャンスを棒に振ったことに強い後悔を感じ、それからは「失敗は成功のもと」という考え方を大切に、なるべく挑戦するようにしています。
入社後もこの考え方を軸に、失敗を恐れずさまざまな業務にチャレンジして大きく成長したいと思っています。

キャリアアドバイザー
挑戦を後押しする考え方を取り入れることで短所を克服しようとしていることがわかり、入社後の成長が期待できる良い例文です。
キャリアアドバイザーの体験談行動力と主体性を活かしたエピソードが優れていた
難関企業の内定を勝ち取ったこともあり印象深い
これまでサポートしてきた学生のなかで特に印象的だった長所は、「行動力と主体性」をアピールしたものです。その学生はとある企業の営業職としてインターンに参加しており、マニュアルがない状況から自らの経験を基に独自のマニュアルを作成し、企業に提案した結果、それが正式採用されたというエピソードを話していました。
「インターンの立場ながらもできることを模索して実行する」という主体的な行動力が、面接官の心に刺さったのではと思います。それだけでなく、「上の立場の人へも臆せず提案できる力」も汲み取ってもらえたのではないでしょうか。
このエピソードは高く評価され、彼は難関企業から内定を得ることができたということもあり、とても印象に残っていますね。
面接に役立つ! アピールできる長所と短所の一覧

就活生
自分の長所と短所を考えるのって難しいですよね。

キャリアアドバイザー
そうですよね。一覧から当てはまるのを見つけると考えやすくなりますよ。
面接の長所と短所の回答を考えるうえで「そもそも長所や短所が思いつかない」という人は少なくありません。
アピールできる長所と短所が見つからないなら、これから紹介する一覧表のなかに自分の性格に当てはまるものがないか探してみましょう。
長所の一覧表
- 努力家
- 楽天家
- 行動力がある
- 協調性がある
- コミュニケーション能力が高い
- 好奇心旺盛
- 前向き
- 責任感がある
- 計画性がある
- リーダーシップがある
- 柔軟性が高い
- 吸収力がある
- 粘り強い
- 継続力がある
長所の例は、一部を挙げただけでもこれだけあります。性格的な特徴はもちろん、能力部分も長所としてアピールできるため、自分に当てはまるものがないかどうか探してみましょう。
また、似たような特徴でも、細かいニュアンスが違っているものもあります。より正確に自分をアピールするためにも、表現ごとのニュアンスの違いにも注目して、しっくりくるものを探すことが大切ですよ。
以下の記事では、面接で評価されやすい性格を紹介しています。面接でアピールする長所に悩んでいるという人は、ぜひ参考にしてくださいね。
関連記事
【性格48選】長所になる性格一覧表|見つけ方から伝え方まで解説
長所がないと感じる就活生は見つけられていないだけ こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から 「自分の長所がわかりません」 「短所はあるんですけど、長所はないですね……。」 という声を多く聞きます。自分に長所 […]
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短所の一覧表
- 大雑把
- 細かい
- 頑固
- せっかち
- 神経質
- 飽き性
- 場当たり的
- 統率力がない
- 心配性
- 融通が利かない
- 気分屋
短所も長所と同様で、性格面や能力面の両方の表現があります。自分に当てはまるものがないか探してみましょう。友人や家族、アルバイト先の人などに短所を指摘されたことがないか思い出してみるのもおすすめです。
短所がせっかちであることを伝えたい人は、以下の記事で具体的に伝えるためのコツを3ステップで紹介しているので参考にしてみてくださいね。
関連記事
例文11選|短所「せっかち」を伝えるなら向き合い方を押し出そう!
就活の場で、「せっかち」という短所を伝えようとしている人に向けて、マイナスイメージを軽減するコツや面接で伝えるときの注意点を解説し、「せっかち」という短所を伝える際の11例文を紹介します。
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このほかにも、長所と短所の見つけ方を以下の記事で紹介しています。ぜひあわせて読んでおきましょう。
関連記事
長所と短所がわからない……必ず見つかる方法8選
自分の長所と短所がわからなくて悩んでいる人には自己分析がおすすめです。今回は、長所と短所が必ず見つかる自己分析方法をキャリアアドバイザーが紹介していきます。長所と短所を伝えるコツも紹介しているので、効率よくまとめて面接官にしっかりと伝えましょう。
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確実に魅力が伝わる! 面接での長所の答え方3ステップ

面接で長所を聞かれたら、自己PRや志望動機と同じようなアピールチャンスであると捉えて、自分が入社後に活躍できる素質があると伝えられるよう回答を工夫しましょう。
しかし、どのように答えたら自分の魅力が伝えられるのか今いちわからないですよね。そこでここからは、長所を聞かれたときの効果的な答え方を紹介します。3ステップで簡単に取り組めるので面接対策の参考にしてくださいね。
自己PRが思いつかない就活生は、AIツールを使うのが一番おすすめ!
自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
そこで紹介したいのが「自己PR作成ツール」です。ツールを使えば、簡単な質問に答えるだけで裏付けるエピソードが思いつかなくてもあなたの強みが完璧に伝わる自己PRが自動で完成します。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう!
ステップ①企業とのマッチ度が高い長所を一言で伝える
面接で「あなたの長所は何ですか? 」と聞かれたら、まずは「自分の長所は〇〇です」と端的に自分の長所を回答しましょう。最初に結論を述べることで話がわかりやすくスマートな印象を持ってもらいやすくなります。
どのような長所を答えたら良いか迷ったら「企業とのマッチ度合いが高い長所」を選ぶのがおすすめです。以下のような情報源から企業の雰囲気や人材条件を把握して、それらに合致する長所を説明しましょう。
- 採用サイトや求人の募集要項に記載されている「求める人物像」
- OB・OG訪問や説明会などで感じた「社風」
社風について以下の記事でくわしく解説しているのでぜひ企業選びや選考対策の参考にしてくださいね。
関連記事
社風を科学しよう! 自分に合った企業が見つかる分析方法を徹底解説
入社後に後悔しないためにも、社風の理解はとても大切です。今回の記事ではキャリアアドバイザーが、なぜ社風を理解することが大切かを解説した上で、社風を把握するための切り口や方法を紹介していきます。業界ごとの社風の傾向も紹介しているので、自分に合った企業探しの参考にしてみてください。
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ステップ②長所を発揮したエピソードを伝える
面接で「自分の長所は〇〇です」と回答したあとは、その長所を発揮したエピソードについて話しましょう。
具体的なエピソードがあれば話の裏付けとなり、自分の説明の信憑性が増します。また面接官が話を深掘りしやすくなって、面接の場が盛り上がるきっかけにもなりますよ。
エピソードが思い付かないときは、以下のそれぞれのテーマについて、これまでの大学生活で起こった出来事を振り返ることから始めましょう。
- サークル活動・部活動
- 大学の授業・ゼミ活動
- アルバイト
- インターン
- 留学

キャリアアドバイザー
自分の長所は、これまでの大学生活のあらゆる場面で発揮されているはずです。過去の出来事のなかでも一番自分の良さが発揮されたと思うエピソードを選んでくださいね。
ステップ③実際の業務に言及し入社後の長所の活かし方を伝える
自分の長所を発揮したエピソードを説明したら、最後に自分の長所を入社後にどう活かしたいか伝えましょう。ここで大切なのは「応募先企業の業務と自分の長所を関連付ける」ことです。
持ち前の行動力を活かして顧客のもとに積極的に足を運び、強い信頼関係を構築して受注につなげたいと思っています。
自分の長所を業務でどう活かせるのかイメージできない場合は、応募先企業の事業や具体的な仕事内容についてまだ十分に理解できていない可能性があります。その場合は企業研究や職種理解にもう少し時間をかけて取り組んでみるのがおすすめです。
企業研究の具体的な取り組み方については以下の記事で解説しているのであわせてチェックしてくださいね。
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就活の企業研究を効果的にする4ステップ! 見本つきで実施法を解説
就活では企業研究により自分に合う企業を見つけ、説得力のある志望動機を作成することで内定に近づきます。この記事では企業研究の目的、おすすめの方法、注意点などをキャリアアドバイザーが解説します。 具体的な活用方法も紹介するので、ポイントを絞ったアピールで周囲と差をつけましょう!
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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!仕事をしている姿を想像されやすい長所をアピールしよう
「その仕事において活かせる強みなのか」を考えて長所を選ぼう
「長所を仕事でも活かせる」とアピールするには、自分がやりたい仕事や職種に合わせて伝える長所を変えていくのがポイントです。たとえば、営業職を志望する際に、以下のようにアピールするとします。
①長所は人見知りをしないところです
②長所は集中力が高いところです
「営業職」という職種に対し、上記の長所をアピールする場合、どちらを選択したほうが職種にマッチしていると感じてもらえるでしょうか。営業をしているイメージをしやすいのは①の「人見知りをしないところ」でしょう。
あなた自身にいくつかの強みがあったとしても、仕事をしている姿を面接官に想像してもらえるような長所を伝えられなければ、「強み」として伝わらないかもしれません。そのため、「その仕事において活かせる強みであるのか」を考えたうえで長所を選定するのが非常に重要になるでしょう。
向き合う姿勢が伝わる! 面接で短所を伝える3ステップ

面接では長所とあわせて短所を聞かれることが多いですが、正直「答えにくいな」「自分の印象が悪くなったら嫌だ」と感じますよね。
しかし、短所は「自分の苦手なことに向き合う姿勢」を伝える絶好のテーマです。この機会を最大限活かすために、これから解説する効果的な短所の回答方法をぜひ実践してみてくださいね。
ステップ①志望企業で働くうえで致命的でない短所を一言で伝える
面接で自分の短所について質問されたら、まずは「私の短所は〇〇です」と結論から述べましょう。聞かれたことにまず答えるのが、面接のやりとりの基本ですよ。
どのような短所を答えたら良いか悩むかもしれませんが、ここで大切なのは「志望企業で働くうえで致命的でない短所」を選ぶことです。仕事に必要不可欠な能力や素質がないと判断されてしまうと、内定が大きく遠のいてしまいます。
- さまざまなバリエーションの提案をする企画職希望なのに「アイデア力がない」
- ミスのない計算や資料作成が求められる経理職希望なのに「ケアレスミスが多い」

キャリアアドバイザー
応募先の仕事内容をよく調べて、業務に求められる能力や素質が何なのか理解したうえで短所の説明を考えるのがポイントです。
ステップ②短所による失敗談とそこから得た学びを伝える
自分の短所が何か答えたら、裏付けとして「その短所のせいで起こった失敗談」を話しましょう。失敗談が思い出せないときは、長所の回答方法の「ステップ②長所を発揮したエピソードを伝える」で紹介したテーマに沿って、これまでの大学生活を振り返るのがおすすめです。
面接で短所について話すときは「失敗した経験から何を学んだのか」に触れることが非常に重要になります。失敗から得た学びを説明することで「自分の苦手なことに向き合う姿勢」を伝えることができますよ。
- 失敗したときに一番後悔したことは?
- 失敗を経て「次からこうしよう」と思ったことは?

キャリアアドバイザー
失敗から得た学びを伝えて、短所について説明する時間を「自分の魅力を伝えるアピールの場」に変えてくださいね。
ステップ③入社後どのように短所と向き合っていくか伝える
短所のせいで起こった失敗談やその失敗から得た学びを説明したら、最後に「応募先の企業に入社したあと、その短所とどう向き合っていくつもりか」に触れて短所の回答を締めくくりましょう。
向き合い方を考えるときは、ステップ②で結論付けた「失敗から得た学び」を軸にして、回答全体に一貫性を持たせることが重要です。
自分の計画性のなさによって起こった失敗経験から「行き詰まる前に周囲に早めに相談することが重要である」と学びました。
そのため入社後も、先輩社員や上司の方に早い段階で報告・連絡・相談することを心掛けて計画的に行動できるようにしたいと思っています。

キャリアアドバイザー
「失敗から得た学びを入社後にどう実践するか」という観点で考えてみると向き合い方をイメージしやすくなりますよ。
例文つき! 面接での長所と短所の答え方で注意すべき4つのポイント


就活生
長所と短所の回答を考えるときに気を付けたほうが良いことはありますか?

キャリアアドバイザー
4つほどありますが、特に「長所と短所に一貫性があるか」は回答を考える際に確認しましょう。
ここからは、長所と短所の答え方で注意すべきポイントを4つ紹介します。回答を考える前に目を通しておけば、完成度を高めることができますよ。
①一貫性がない
長所は周りが良く見えているところで、短所は一つのことに集中しすぎてしまうところです。よく周りのことを見ていると言われますが、一度何かに集中し始めると周りが見えなくなることがあります。
周囲の人からは「もっと周りを見たほうが良い」と言われることもありますが、意識してもどうにもできないことが多いです。また集中を高めることで自分のなかで納得のいく成果を残せることが多いので、そんな自分の一面も大切にしたいと思っています。
これからはもう一歩周りを見ることも心掛け、長所をもっと伸ばしていきたいと考えています。

キャリアアドバイザー
回答を考えるときは、短所の内容が長所の裏返しになっているか確認しましょう。現状だと周りをよく見ている長所と視野が狭くなる短所が矛盾しており、内容に一貫性がない印象です。
長所と短所の言い換え一覧
長所と短所の一貫性についてよくわからないという人は、言い換え一覧を参考にしてみてくださいね。
たとえば「緊張しやすい」が短所の場合、「感受性が強い」が長所への言い換えになります。ほかにも「アピールしたい長所はあるけれど担当をどう説明したら良いかわからない」といった場合にも活用できるので、ぜひ参考にしてみてください。
- 緊張しやすい⇔感受性が強い
- こだわりがない⇔柔軟性がある
- 押しに弱い⇔調和が取れる
- 神経質⇔几帳面
- 思い込みが強い⇔想像力がある
- 感情表現が下手⇔落ち着いている
- 優柔不断⇔多角的に検討する
- 好きなことしかしたくない⇔自分に正直
- 好き嫌いが激しい⇔こだわりがある
- 熱中しすぎる⇔集中力がある
- あきっぽい⇔切り替えが早い
- おせっかい⇔思いやりがある
- 楽観的⇔ポジティブ思考
- 臆病⇔深く考える
- 平凡すぎる⇔偏ったところがない
- 自分をおさえすぎる⇔我慢強い
- 取り柄がない⇔オールラウンダー
- お調子者⇔ムードメーカー
- 子供っぽい⇔愛嬌がある
- 一度にたくさんのことをしようとする⇔器用
ムードメーカーをアピールしたい場合は以下の記事を参考にしてみてくださいね。
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ムードメーカーの言い換え表現10選! 長所としてアピールするコツ
ムードメーカーは言い換えることでより効果的にアピールできます。この記事ではキャリアアドバイザーがムードメーカーを言い換える重要性や言い換え表現10選を紹介します。ムードメーカーを言い換えた例文も解説しているのでぜひ参考にしてくださいね。
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②短所が不明確
私の長所は思いやりがあるところです。いつも友人に親切だと言われています。しかし、思いやりの気持ちばかり先行してしまうところが短所でもあります。
相手が間違ったことをしていても注意せずにそのままにしておくことが多いので、これからは指摘していけるように意識します。

キャリアアドバイザー
「自己主張が苦手」など、自分や周囲に明らかにネガティブな影響があることが伝わる表現を採用しましょう。
短所として挙げている「思いやりの気持ちばかり先行してしまう」という点が、明らかな短所に見えず、主張があいまいになってしまっています。
思いやりをアピールする際は、こちらの記事も参考にしても良いでしょう。
関連記事
思いやりの自己PRで企業が持つ4つの印象|経験別の例文付き
自己PRで思いやりを効果的に伝えるためには、自分なりのエピソードの準備が欠かせません。今回は自己PRで思いやりをアピールする際に必要な準備と、思いやりをアピールする自己PR文の書き方をキャリアアドバイザーが例文とともに紹介していきます。
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③致命的な短所がある
私の長所は向上心があるところです。目標ができると一直線に頑張ります。一方で、短所はケアレスミスが多いところです。
洋服店のアルバイトで売上を上げるべく努力していたのですが、レジの打ち間違いが多く、迷惑をかけることもありました。レジを担当する際は落ち着いて対応することを心掛けていました。

キャリアアドバイザー
短所を説明するときでも、最終的には企業側に「採用したい」「一緒に働きたい」と思ってもらえる内容にすることが大切です。
ケアレスミスが多いのは仕事をするうえで致命的な短所と捉えられ、「一緒に働きたい」と面接官に思ってもらえなくなる可能性が高いです。短所の質問では自分のネガティブな面を伝えなければならないとはいえ、面接の一環であることを忘れてはいけません。
長所になる性格一覧などもっと詳しく知りたい人は以下の記事をご覧ください。
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【性格48選】長所になる性格一覧表|見つけ方から伝え方まで解説
長所がないと感じる就活生は見つけられていないだけ こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から 「自分の長所がわかりません」 「短所はあるんですけど、長所はないですね……。」 という声を多く聞きます。自分に長所 […]
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④再現性がない
私の長所は、物事を深く分析できる点です。大学の部活動では、はじめての大会で一勝もできなかった原因を練習内容やチームコミュニケーションなどさまざまな観点から分析し、次の大会での勝利につなげました。
しかし、物事を深く考えすぎて行動に移すまで時間がかかることがあります。実際に、2年生のときに海外留学すべきかどうか悩んでいるうち、申込のタイミングを逃してしまったことがありました。
入社後は、深く悩む前に行動のデッドラインを決めて貴重なチャンスを逃さないようにしたいと思っています。

キャリアアドバイザー
長所はいかに仕事で活かせるかが重要視されているため、仕事での再現性を意識して答えましょう。
「物事を深く分析できる」という長所についてエピソードを添えて具体的に説明できていますが、「長所をどう応募先の企業で活かしたいか」について触れられておらず、仕事での再現性がわからない内容になってしまっています。
長所と短所について疑問に感じている学生からよくある質問に回答!
面接でよく質問される長所と短所ですが、なぜ企業が質問するのか疑問に感じている学生もいるのではないでしょうか。そういった学生からよくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。
面接ではなぜ長所と短所を質問するのですか?
面接で長所と短所を質問する理由は、応募者が自社に適しているかどうかを見るためです。
たとえば「新しいことに挑戦する姿勢」が長所である人にとって、ルーティン業務が多い仕事ばかり任されたら物足りなさを感じる可能性が高いですよね。このようにミスマッチを防ぐために面接では長所と短所が質問されますよ。
面接で長所と短所を聞かれた際の回答のコツはありますか?
面接で長所と短所を聞かれた際は、長所と短所に「一貫性」を持たせるようにしましょう。たとえば長所で継続力をアピールしているのに、短所で飽きっぽい点を伝えてしまうと、矛盾を感じてしまいますよね。
そのため、長所と短所は言い換え表現を使って一貫性を持たせることが重要です。また、短所の割合よりも長所の割合を多めに話すことも意識してみてくださいね。
面接で長所と短所を上手にアピールし選考突破につなげよう
長所と短所は面接で聞かれることが多い代表的な質問の一つです。自分の性格や得意不得意、苦手なことに対する取り組み方など自分のさまざまな情報を企業に伝えるチャンスと捉えて、しっかり回答を用意しておきましょう。
質問に対して的確に回答して自分の魅力を上手に伝えるには、まず長所と短所の内容をリンクさせて一貫性を持たせることが大切ですよ。
また、長所はいかに仕事への再現性が提示できるか、短所はいかにマイナスの印象を払拭できるかも重要です。これらのポイントを押さえて選考突破につなげましょう。
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面接で嘘をつくと、内定をもらえたとしても入社後のミスマッチや早期退職につながる可能性が高くなります。