目次
- 短所で「せっかち」と伝えてOK? 実際の印象と伝え方のコツを知ろう
- 企業が短所を聞く理由と「せっかち」の印象
- 短所を聞く理由
- 「せっかち」への印象
- 自分はどんな「せっかち」? タイプと具体例がわかる一覧表
- 穴埋め形式で超簡単! 短所「せっかち」の回答作成3ステップ
- ステップ①せっかちなエピソードを書き出す
- ステップ②短所を改善してきた行動を練り込む
- ステップ③入社後の短所との向き合い方でまとめる
- せっかちエピソード網羅! ネガティブになりすぎない短所例文10選
- 例文①「早く終わらせたい」一心で確認がおろそかになる
- 例文②まだ期限前なのに相手を急かしてしまう
- 例文③返信や承認を待てず独断で進めてしまう
- 例文④話が少しでも長いと遮ってしまう
- 例文⑤指示を最後まで聞かずに作業に取り掛かる
- 例文⑥その場の勢いで安請け合いしてしまう
- 例文⑦目先の成果を焦って地道な下準備を疎かにする
- 例文⑧すぐに結果が出ないと諦めてやり方を変えてしまう
- 例文⑨「説明するより自分でやるほうが早い」と抱え込む
- 例文⑩気づくと周りを置いてきぼり
- NG例文を添削! せっかちと伝える際の3つの注意点
- ①具体的なエピソードを交えていない
- ②改善するための行動が含まれていない
- ③無理に言い換えて正当化しようとしている
- 【Q&A】せっかち・短所のよくある疑問を解決!
- プライベートすぎるエピソードでも大丈夫?
- せっかちから行動力アピールはあり?
- せっかちが短所なら長所は何なら良い?
- されそうな深掘り質問はある?
- ネガティブになりすぎない「せっかち」の伝え方で短所の回答を乗り切ろう!
短所で「せっかち」と伝えてOK? 実際の印象と伝え方のコツを知ろう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。「せっかち」を短所として伝えたい学生から、よくこのような相談を受けます。

就活生

就活生
「短所はせっかちなところです」と答えたら落ち着きがないと思われそうで不安……。
「せっかちを短所として伝えても大丈夫」。これがアドバイザーとしての意見です。
ただ、伝え方によっては「ミスをしそう」「周りのペースを乱しそう」とマイナスにとらえられてしまうことも事実。
大切なのは、自分の短所を自覚したうえでコントロールする努力を示すことです。
この記事では、せっかちが短所の学生に対する採用側の印象から、マイナスにとらえられない伝え方のコツを例文付きで解説します。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!短所の回答で「せっかち」は実はおすすめ!
「せっかち」はかなり企業ウケが良い短所
「短所で何を伝えればいいのか迷っているんです」と担当していた学生から相談をされたことがありました。その学生が短所として伝えられる要素はせっかち以外にもありましたが、「ぜひ『せっかち』と答えてください」とアドバイスしたほどです。
もちろん「短所」なので、無理にアピールにつなげると回答の本筋から逸れてしまうため要注意ですが、せっかちとはつまり、早め早めに動けるということですよね。ビジネスにおいてスピードは非常に重視されるもの。その後に続く自己PRなどにも絡めやすいのも利点の一つですね。
なお、そもそも短所が思いつかない人やほかの短所を考えたい人向けの記事を以下にまとめました。気になる人はぜひチェックしてみてください。
長所と短所がわからない……必ず見つかる方法8選
50の短所一覧と回答例文|選考で伝えるべき短所は3ステップで発見
企業が短所を聞く理由と「せっかち」の印象
「そもそもなぜ短所を聞くのか」「せっかちな学生にはどのような印象を抱くのか」
企業側の視点への解像度が高まれば、「どう答えればいいのか」が見えてきます。
ここからは、企業が面接で短所を聞く意図、そして「せっかちな人」に対する率直な印象について解説します。
短所を聞く理由
- どんな人なのか
- 自分のことがわかっているのか
- 社内でうまくやれそうか
誰しも自分の弱みに目を向けるのは気が向かないもの。
だからこそ、短所をしっかりと言語化できているか、表面的な部分ではなく本当の「弱み」と言える部分を理解しているかは見られます。この点が「本当に自己理解を深められているか」を測る指標にもなるためです。
「自社で働くうえで問題のない短所なのか」「自己理解を深めたうえでこの場に立っているのか」という点を見極めるために、短所はなんですかと聞いているわけです。
採用側が最も懸念しているのが「採用してもすぐに辞めないか」という早期離職のリスクです。
短所というパーソナルな部分も含めてしっかりと自己理解を深められているか、そのうえで自社を志望しているのか。そこからマッチ度を確かめているわけです。
「せっかち」への印象
- 確認不足でミスしそう
- 周囲への配慮不足が問題になりそう
- 何でも独断で決めてしまいそう
焦って物事を進めてしまうといった印象が連想される「せっかち」。
採用側としても、仕事でミスをしないか、周りを足並みを揃えられるのか、といった点で不安を抱くことが多いです。
ただ短所をそのまま伝えるだけではなく、ネガティブなイメージを払しょくするような伝え方をすることが大切ですよ。
「慌てて取り掛からないよう、まずはチェックリストを作っている」など、自分なりの対処法があることを伝えられるとマイナス印象になりすぎるのを防げます。
キャリアアドバイザーが読み解く!あなたの「せっかち」にはタイプがある
「許容されるせっかち」と「敬遠されるせっかち」がある
せっかちのなかでも「作業を急ぐあまりミスしてしまう」ような自己完結型のせっかちは寛容に見られる場合が多いですが、一方で「他人の作業が遅いとイライラしてしまう」というタイプは、協調性に懸念があると警戒されがちです。
後者のタイプに当てはまる人は、「イライラしてしまう」と素直に伝えるのではなく、「ほかの人の作業が遅かったときは気になってしまうので、サポートに入ったり、業務フローを簡略化するよう動きます」などと言い換えて説明するようにしましょう。
あくまで組織のなかで問題なく働く姿をイメージできるような伝え方を意識してください。短所を聞くのは内面を知りたいからですが、それはそれとして周囲にマイナス影響を及ぼしそうな短所となれば、落とされます。
自分はどんな「せっかち」? タイプと具体例がわかる一覧表
一口に「せっかち」と言っても、「ミスが多い」「見切り発車で行動してしまう」など人によってタイプはさまざま。
どのような場面でせっかちな部分が出るかによっても、企業が抱く印象は異なります。
「採用しても大丈夫だろうか、周りに影響を及ぼさないか」という企業側の懸念を払しょくするためにも、以下の一覧表から自分の「せっかち」タイプを確認して、伝え方を考えていきましょう。
タイプ別の特徴・企業が懸念するリスク一覧
| タイプ分類 | 当てはまる人の特徴 | 企業が懸念するリスク |
|---|---|---|
| ① 心配性タイプ | ・タスクが残っていると落ち着かない ・期限よりかなり早く提出したくなる ・空白の時間が怖い |
「確認不足によるミス」早く終わらせることに意識が向き、質が疎かになる懸念 |
| ② 効率重視タイプ | ・結論から話さない人にイライラする ・行列やPCの起動待ちが許せない ・無駄な会議が嫌い |
「協調性の欠如」周囲を急かしたり、冷たい印象を与えたりする懸念 |
| ③ 衝動・見切り発車タイプ | ・説明書を読む前にとりあえず触る ・思いついたら即行動しないと気が済まない |
「手戻り・独断専行」方向性がズレたまま進み、大きな修正コストが発生する懸念 |
| ④ 短期決戦タイプ | ・すぐに成果が出ないとやる気を失う ・地道な単純作業が続かない ・長期プロジェクトが苦手 |
「継続力のなさ・飽き性」困難な壁にぶつかった時、すぐに諦めてしまう懸念 |
| ⑤ 自分のペース優先タイプ | ・他人にペースを乱されるのが苦痛 ・チーム作業より個人作業を好む ・自分のやり方に固執する |
「チームワークの阻害」組織のルールや、遅れているメンバーに合わせられない懸念 |
自分がどのタイプに当てはまるかわからない人用に、以下にタイプを診断できるチャートを準備しました。一緒にチェックしながら分析していきましょう。

自分のタイプにあったせっかちを短所として伝える回答例文を見たい人はこちらからチェックしてください。
+心配性タイプの例文が見たい人
+効率重視タイプの例文が見たい人
+衝動・見切り発車タイプの例文が見たい人
+短期決戦タイプの例文が見たい人
+自分のペース優先タイプの例文が見たい人
自分のタイプがわかれば、必要な対策も自然と見えてきます。
たとえば「①心配性」なら確認の徹底を、「②効率重視」なら傾聴の姿勢を伝えるなど、タイプごとに具体的な行動をセットで話せると、採用側の不安を解消できますよ。
穴埋め形式で超簡単! 短所「せっかち」の回答作成3ステップ
自分の「せっかち」が何タイプかわかったら、実際に回答を作っていきましょう。以下に穴埋め形式で自分の短所の回答が作れるフォーマットを用意しました。
リンクから飛んだ先の解説内容をもとに経験を整理し、以下のフォーマットの穴を埋めれば、短所の自己PRが完成しますよ。さっそく取り掛かってみましょう。
私の短所は、せっかちなところです。
性格上、[ A:せっかちのタイプ ] という傾向があります。 過去に [ B:失敗した経験 ] ということがありました。
そのため現在は、[ C:具体的な改善策 ] を徹底しています。
入社後は、[ D:入社後の向き合い方 ] をして、貴社に貢献したいと考えています。
| 「短所の回答作成に使える穴埋めシート」は以下からダウンロード(会員登録なし・無料)もできます。 Googleスプレッドシートからダウンロード Excelからダウンロード |
ただし、ここで作れるのはあくまでも土台です。さらに内容をブラッシュアップしたい場合はプロに見てもらうようにしましょう。
ステップ①せっかちなエピソードを書き出す
エピソードを書き出す際に重要なのは、とにかくいったん出してみること。
一見ビジネスとは無関係と感じる内容でも構いません。そこから派生してエピソードを思い出せることもあります。
以下のリストも参考にしながら、あなたの「せっかちエピソード」を思い出してみてください。
- 会話で相手の言葉に被せてしまう
- うまくいかないとすぐに見切りをつけてしまう
- レポートや課題は、7割の出来でも前倒しで提出してしまう
「せっかちすぎて周りから距離を置かれた」など、働くうえで影響の大きな短所だという印象になるようなエピソードは避けておきましょう。
エピソードとしては「今は改善できているもの」「笑って話せるレベルの小さい失敗」を選ぶのがおすすめです。
エピソード探しに役立つのが下記の記事で紹介している分析法です。一つずつ試してみましょう。
マインドマップ:
実例付き|マインドマップで自己分析を進めるための3ステップ
自分史:
自分史の書き方3ステップ|記入例や就活に役立つ自己分析方法を解説
モチベーショングラフ:
テンプレ・見本付き! モチベーショングラフの書き方&活用法を解説
ステップ②短所を改善してきた行動を練り込む
エピソードが書き出せたら、改善するために行動したことについても考えてみましょう。
短所にどう向き合い、どう改善しようとしているのか。採用側としてはその意識や姿勢の部分は、学生の内面を測るうえでとても気にしているポイントです。
短所があることはマイナスになりませんが、短所に向き合えていない、改善の努力をしていない、というのはマイナス印象になり得ます。行動ベースの言及は必ず盛り込みましょう。
- 会話で相手の言葉に被せてしまう
→改善:相手の言葉を復唱してから自分の意見を言う - うまくいかないとすぐに見切りをつけてしまう
→改善:あきらめる前にあえて5分間手を放し、冷静になる - レポートや課題は、7割の出来でも前倒しで提出してしまう
→改善:「一旦持ち帰ります」というフレーズを定型文にする
どうしても思い浮かばない人は、友人やキャリアセンターの人など周囲の力を借りるのも手です。
「せっかちで○○という失敗をしてしまうんですが、どうしたら良いと思いますか?」などと質問し、答えてもらったことをそのまま改善策とするのも良いでしょう。
キャリアアドバイザーが読み解く!改善するための行動を伝える際の注意点
「精神論」では信じてもらえないかも
改善するための行動を伝える際によくあるミスとしては、「注意しました」「気を付けるように意識しています」などの精神論で終わらせてしまうことです。
せっかちは元々の「性格」。マインドを変えるだけではなかなか直らないものです。そのため「アラームをかける」「指差し確認をする」「送信前に下書きに保存して〇分待つ」など、意志の力に頼らない行動ベースの内容を伝えられると、改善に向けた行動に説得力が生まれますよ。
ステップ③入社後の短所との向き合い方でまとめる
短所はその人の内面的要素。今すぐに解消されるものではなく、入社後も「せっかち」という短所を抱えながら仕事に取り組むことになります。
短所にどう向き合い、どう乗り越えて仕事に取り組んでいくのか、これもまた企業が短所の回答で評価している要素の一つです。
自分なりの向き合い方を伝えつつ、仕事をしていくうえで問題がないことも明確にアピールするためにも、以下のリストを参考に詳しく説明しましょう。
タイプ別の改善ポイント・具体的な改善策一覧
| タイプ分類 | 改善ポイント | 具体的な改善策 |
|---|---|---|
| ① 心配性 タイプ |
速さより 「質の確保」を意識 |
【送信前の「5分待機」ルール】「作業が終わってもすぐ提出せず、あえて5分置いて冷静になってから見直し、ケアレスミスを防いでいます」 |
| ② 効率重視 タイプ |
「最後まで聞く」 姿勢を持つ |
【「あいづち」で最後まで聞く】「話を遮って結論を急ぎそうなときは一呼吸置き、相手が話し終えるまで『頷くこと』を徹底しています」 |
| ③ 衝動・見切り 発車タイプ |
動き出す前の 「段取り」に力を入れる |
【着手前の「5分作戦タイム」】「いきなり動き出さず、まずは手順と優先順位をメモに書き出し、頭を整理してから作業を始めています」 |
| ④ 短期決戦 タイプ |
結論を急がず 「地道な継続」にこだわる |
【目標の「細分化」】「遠いゴールばかり見ず、やるべきことを『1日で終わるサイズ』に分け、毎日達成感を味わいながら継続しています」 |
| ⑤ 自分のペース 優先タイプ |
「足並みをそろえること」を優先する | 【独走を防ぐ「声かけ」】「自分だけで進めてしまわず、チームのメンバーに『今ここまで進んだよ』とこまめに進捗を伝え、足並みをそろえています」 |
※表は横にスクロールして全体を表示できます
キャリアアドバイザーが読み解く!確認必須! 「せっかち」がマイナスに受け取られる業界
正確性・ホスピタリティが求められる業界は要注意
たとえば人の命やお金を扱う医療系・金融系では正確性が求められるため、「せっかち=ミスを起こしやすい」と考えマイナスにとらえがちな傾向があります。
またホスピタリティが求められるホテル業界などでも、顧客に対して細やかな配慮ができるのか懸念を持たれやすいです。上記のような業界を志望する際は「改善の意思があること」「現在は改善傾向にあること」をしっかり伝えるようにしましょう。
「せっかち」以外の短所について解説した記事を以下にまとめました。ほかの短所を考えたい人はぜひチェックしてみてください。
「短所は心配性」をプラスに伝える6つの例文|答え方のステップ付き
例文6選! 面接で頑固な短所を伝えて好印象を残すコツ
「短所は人見知り」を逆に長所アピールに言い換える手法と例文を紹介
せっかちエピソード網羅! ネガティブになりすぎない短所例文10選
ここからは、エピソード別に「せっかち」という短所の伝え方を解説します。
一覧表を参考にあなたのタイプに当てはまるものを探して、自分らしい回答に仕上げていきましょう。
+心配性タイプの例文が見たい人
+効率重視タイプの例文が見たい人
+衝動・見切り発車タイプの例文が見たい人
+短期決戦タイプの例文が見たい人
+自分のペース優先タイプの例文が見たい人
例文①「早く終わらせたい」一心で確認がおろそかになる
私の短所は、せっかちなところです。課題やタスクが発生すると「早く終わらせて安心したい」という気持ちが先行し、確認がおろそかになりがちです。
以前ゼミのレポート提出の際、誰よりも早く提出することにこだわるあまり、誤字脱字やデータの引用ミスに気づかず提出してしまったことがありました。 それ以来、作業が終わった後は一度時間を置き、冷静な頭でダブルチェックをおこなうルールを設けています。
入社後もスピード感を持ちつつ、必ず一呼吸置き確認フローを挟むことで、正確性も担保できるよう努めてまいります。
「早く楽になりたい」という自分の本音を正直に分析できている点に好感が持てます。
「時間を置いて見直すことでもっと良い表現や構成に修正できるようになった」など、スピードを活かして生まれた余裕を質の向上に使えていることまでアピールできると、一気に「仕事ができる人」という評価になりますよ。
例文②まだ期限前なのに相手を急かしてしまう
私の短所はせっかちなところです。心配性な性格もあり、期限に余裕がある状態でも進捗が見えないと相手を急かしてしまうことがあります。
サークルのイベント企画で、メンバーに対し「あの作業終わった?」「まだ?」と頻繁に連絡してしまい、相手を窮屈な思いにさせてしまった経験があります。それ以降は最初に全員でスケジュールと報告のタイミングを共有し、相手を信じて待つことを心掛けるようにしています。
入社後も、チーム全体の進行状況を可視化することで、自分自身の焦りをコントロールし、スムーズな連携を図っていきたいと思います。
「スケジュールと報告タイミングの共有」という具体的な「仕組み」で課題を解決している点が非常に高評価です。
自分の不安を他人にぶつけないようコントロールする姿勢は、マネジメント適性の高さも感じさせます。
改善した結果、周囲の反応がどう変わったかを一言加えると、さらに説得力が倍増しますよ。
例文③返信や承認を待てず独断で進めてしまう
私の短所は、効率を求めすぎてせっかちになってしまう点です。
以前アルバイト先で、店長の承認が必要な案件について「どうせ許可が出るだろう」と判断し、返事を待たずに独断で準備を進めてしまったことがあります。その結果一部異なる手順が必要なことがわかり、二度手間になってしまいました。
この経験から、以降は必ず「ここまで進めて良いか」という確認を挟むようにしています。こまめな報連相を徹底することで認識のズレを防ぎ、円滑に業務を進められるようになりました。
社会人としても、報・連・相を徹底し、独りよがりな判断で組織に迷惑をかけないよう、丁寧なコミュニケーションを心掛けます。
単に「反省しました」で終わらせず、確認を挟むように行動を変えた点が素晴らしいですね。
持ち前のスピード感などの長所をどう活かすかも練り込むとさらに良くなりますよ。
例文④話が少しでも長いと遮ってしまう
私の短所は、結論を急ぐあまり、せっかちになってしまうところです。グループディスカッションや友人との会話で、相手が話している途中に「つまりこういうことだよね」と結論を先回りしてしまい、相手の話す意欲を削いでしまった経験があります。
これでは深い信頼関係は築けないと反省し、現在は「相手が話し終わるまで口を挟まない」「必ずあいづちを打ってから発言する」ことを徹底しています。
入社後も、お客様や同僚の言葉にしっかりと耳を傾ける「傾聴力」を意識し、独りよがりなコミュニケーションにならないよう努めます。
結論を急ぐのは頭の回転が速いことの裏返しでもありますが、相手の意欲を削ぐ可能性があると理解できている点が素晴らしいですね。
また「あいづちを打つ」「口を挟まない」というわかりやすい行動ルールを設定できている点も高評価です。
例文⑤指示を最後まで聞かずに作業に取り掛かる
私の短所は、思い立ったらすぐ動いてしまうせっかちな点です。
居酒屋のアルバイトで、お客様の注文を最後まで聞き取らずに「これだ」と思い込み、違うドリンクを提供するという失敗をしてしまったことがあります。それ以来、指示や注文は必ず最後まで聞き、最後に復唱して確認することを自分へのルールとして課しています。
御社での業務においても、持ち前のフットワークの軽さは活かしつつ、着手前の「認識合わせ」を徹底することで、確実な成果につなげていきたいと考えています。
失敗の原因を素直に認め、対策として「復唱して確認する」という社会人の基本を徹底している点に誠実さを感じます。
また短所を改善するだけでなく「フットワークの軽さ」という長所にも触れられているため、ポジティブな印象を受けます。
例文⑥その場の勢いで安請け合いしてしまう
私の短所は、その場の勢いで判断してしまうせっかちなところです。 頼み事をされると、自分のスケジュールを確認する前に「やります」と即答してしまい、後から自分の首を絞めて納期ギリギリになってしまうことがありました。
現在は、依頼を受けた際に「一度スケジュールを確認して、10分後に返答します」とワンクッション置くようにしています。
入社後は、自分のキャパシティを正しく把握し、責任を持って遂行できる約束をすることで、信頼される社会人になりたいと思います。
10分後という具体的な時間を決めてワンクッション置くのは、誰でもすぐに真似できる良い工夫ですね。
自分のキャパシティを正確に把握できる力は、長く活躍するために欠かせません。
例文⑦目先の成果を焦って地道な下準備を疎かにする
私の短所は、結果を急ぐあまりせっかちになる点です。
長期インターンシップでの営業活動において、事前のリサーチや資料の読み込みといった下準備を「時間がもったいない」と省略し、商談本番で顧客の質問に答えられなかったことがあります。 「急がば回れ」の重要性を痛感し、現在は準備にこそ時間の8割を割くよう意識を変えました。
社会人としても、目先の速さにとらわれず、段取りや下調べを徹底することで、質の高い仕事を目指します。
「準備に時間の8割を割く」という具体的な数値を出しているのがポイント。
単に「心を入れ替えました」と言うよりも、行動の基準が変わったことが採用側に伝わります。
「お客様から『よく調べてくれているね』とほめて頂けた」など成果に結びついたエピソードを一言加えると、さらに好印象になりますよ。
例文⑧すぐに結果が出ないと諦めてやり方を変えてしまう
私の短所は、成果を焦るあまりせっかちになってしまうことです。
資格勉強において、数日で結果が出ないと「このやり方は効率が悪い」とすぐに参考書を変えてしまい、結局どの知識も中途半端になってしまった経験があります。 このままでは何も成し遂げられないと反省し、現在は「まずは1ヶ月この方法を徹底する」と期間を決めて継続するよう心掛けています。
入社後も、壁にぶつかった際にすぐに投げ出さず、粘り強く取り組む姿勢を大切にしていきたいです。
ただ根性で乗り切るのではなく、まずは1ヶ月とゴールを区切ることでモチベーションを維持する工夫ができている点が素晴らしいですね。
入社後も粘り強く成長してくれる期待が持てます。工夫の結果どういう成果が出たかまで付け加えるとさらに良くなります。
例文⑨「説明するより自分でやるほうが早い」と抱え込む
私の短所は、自分でやったほうが早いと考えてしまうせっかちなところです。
サークルのリーダーを務めた際、後輩に仕事を教える時間を惜しんで仕事を抱え込み、結果として自分自身がパンクしてチーム全体の進行を遅らせてしまいました。
この失敗から「一時的には時間がかかっても、共有することが長期的には最短の効率化になる」と学びました。 入社後は、チームワークを最優先し、周りと協力しながら大きな成果を出せる人材になりたいと考えています。
失敗を通じて「人に任せることは、遠回りではなく投資である」という重要な事実に気づけた点が素晴らしいです。
個人のスピードよりもチーム全体の成果を優先できる視点は、将来リーダーとして活躍する素質を十分に感じさせます。
さらに人を頼ることで生まれたポジティブな成果を加えると、「この人は周りを巻き込んで成果を出せる人だ」というイメージを持ってもらえますよ。
例文⑩気づくと周りを置いてきぼり
私の短所は、自分のペースでどんどん進めてしまうせっかちな点です。
グループワークにおいて、良いアイデアが浮かぶと周りの意見を待たずに議論を進めてしまい、メンバーを置いてきぼりにしてしまったことがあります。現在は「ここまでの内容で不明点はありますか?」とこまめに確認を入れるファシリテーションを心掛けています。
御社でも、自身の推進力は活かしつつ、周囲の状況や理解度を汲み取る「協調性」を忘れずに業務に取り組んでまいります。
自分の推進力という長所を消さずに「周りを巻き込むリーダーシップ」へと昇華できています。
「その結果大人しいメンバーからも意見が出るようになり、議論が深まった」など、自分の行動によって変化を加えるとさらに良いでしょう。
NG例文を添削! せっかちと伝える際の3つの注意点
短所というネガティブな面にフォーカスをした回答は、伝え方次第で印象が大きく変わるもの。
「どういった点に気を付けるべきなのか」という注意点を押さえておくことも欠かせません。
ここからは「せっかち」を短所として伝える際の、3つのNG回答例を添削しながら注意点を解説します。
①具体的なエピソードを交えていない

私の短所はせっかちなところです。
カフェのアルバイトを始めた当初は、ホールでの配膳作業を早く終わらせようとするあまりオーダーを聞き間違えて別の料理を運んでしまうなどのミスをすることがありました。
それ以降は必ず伝票を指差し確認してから業務をおこなうようにしています。
具体的なエピソードが入っていないと、ミスの規模もそれを防ぐために何をしたのかもわからないため、採用側もあなたを評価することができません。
OK例のように、「オーダーを聞き間違った」など状況がわかるよう必ず具体的なエピソードを入れるようにしましょう。
②改善するための行動が含まれていない

私の短所は、せっかちなあまり結論を急ぎ過ぎてしまうことです。
ゼミの話し合いでも、相手の話を最後まで聞かずに自分の意見を言ってしまうことがありました。
現在は「あいづちを打ちながらメモを取る」というマイルールを守ることで、落ち着いて人の話を聞けるようにしています。
「心掛けます」といった気持ちのアピールだけされると、企業は「また同じミスをするのではないか」と考えてしまいます。
「あいづちを打ちながらメモを取る」などのように改善のための具体的な行動を必ず入れるようにしましょう。
③無理に言い換えて正当化しようとしている

私の短所はせっかちなところです。 サークル活動では、私が先陣を切って行動するあまり周囲を置き去りにしてしまったことがありました。
周りからも指摘されたその姿勢を反省し、現在はこの行動力を準備段階で活かして「たたき台」を素早く作り、必ずメンバーの了承を得てから進めるようにしています。
短所を無理に言い換えてしまうと、「反省していないのでは」と思われてしまいます。
短所を伝える際には無理に長所に言い換えたりせず、反省点と改善のための行動を伝えるようにしましょう。
そのうえで「長所をどう活かしていくか」に触れると誠実な印象になりますよ。
【Q&A】せっかち・短所のよくある疑問を解決!
ここからは、せっかちを短所として伝えたい人がよく抱く疑問について回答していきます。記事内では触れられなかった内容も解説しているので、最後まで目を通して疑問点を解消しましょう。
プライベートすぎるエピソードでも大丈夫?
A.プライベートなエピソードでも問題ありません。
企業側が知りたいのは、あなたがどのような性格でどう行動する人間なのかという本質的な部分です。
たとえば家族旅行で準備を急かしてしまった、というプライベートな話でも、あなたのせっかちな性格は十分に伝わりますよね。それなら十分に適したエピソードです。
大切なのは、そのエピソードを通して自分の短所が何なのか、どんな課題があるのかが明確にわかることです。プライベートな内容であっても、自信を持って話してください。
せっかちから行動力アピールはあり?
A.結論から言うと大いに「あり」ですが、伝え方にはコツが必要。
ポイントは、まず「短所としての自覚と具体的な対策」を伝えて自分の欠点をコントロールできていると証明すること。
そのうえで「せっかちだからこそのスピード感は迅速な行動力として仕事に活かせる」とポジティブに転換してアピールしましょう。
自分の特性を理解し、制御したうえで仕事に活かそうとする姿勢は高く評価されます。
なお、以下の記事では行動力を自己PRする方法について解説しています。気になる人はぜひ目を通してみましょう。
例文つき|行動力が題材の自己PRは4ステップで通過率を上げる!
せっかちが短所なら長所は何なら良い?
A.「せっかち」と矛盾しない「行動力」「決断力」がおすすめ。
最も自然なのは、せっかちの裏返しとも言える「行動力がある」「決断が早い」などの長所です。これなら一貫性のある人間であることが伝わります。
逆に「慎重さ」などを長所に挙げると、「せっかちなのに慎重は矛盾していないか」と採用側を混乱させてしまうため、基本的には避けるのがおすすめです。
されそうな深掘り質問はある?
A.「せっかちが原因で起こってしまった失敗」などが深掘り質問として聞かれやすいです。
短所によってどんな影響が起きて、それに対してどんな対処をしてきたのかは、あなたの内面的な情報に加えて、行動力や問題解決能力も計れるため聞かれる可能性が高いです。
裏を返せば、そういった深掘りが来たときはあなたの短所への向き合い方や、能力の高さをアピールするチャンスとも言えます。
深掘りは恐れるものではなく絶好の機会と捉えて、具体的に答えられるよう準備しておきましょう。
ネガティブになりすぎない「せっかち」の伝え方で短所の回答を乗り切ろう!
企業は決して完璧な人間を求めているわけではありません。重要なのは自分の弱さを客観的に理解し、それをどうコントロールして成果につなげていくかです。
自分の特性を正しく理解し前向きに向き合う姿勢を見せることで、企業はあなたを「入社後も伸びしろのある人材」と高く評価します。
自信を持ってありのままの自分をアピールしてきてくださいね。
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短所で「せっかち」はありですか?