就活ノートの作り方|書くべき内容や注意点をご紹介

この記事のアドバイザー

熊野 公俊

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間在籍後、22歳で都内の大学へ入学。大学では心理学・教育学などを学ぶ。卒業後、大手総合人材サービス企業にて人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPOでの勤務を経て現職。将来の目標はキャリアコンサルタントとして幅広い人たちの前向きな一歩をサポートすること。皆さんのより良い一歩を応援できるご支援が出来ればと思います。

コラムの目次

  1. 就活ノートとは
  2. 就活ノートを作成するメリット3つ
  3. 就活ノートに記載する内容一覧
  4. 就活ノートを作るときの注意点
  5. 就活ノートを作って効率よく就活を進めよう

就活ノートとは

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から

「情報収集を心がけているのですが、いざという時に取り出せません」
「就活で集めた情報はどうやって管理すればいいですか?」

という声を多く聞きます。このような就活生には、就活ノートの作成をおすすめしています。就活ノートとは、簡単に言えば就活に関する情報をまとめたもので、特に決まった形式はありません。

就活中は大量の情報が入ってきて混乱しがちです。就活は情報戦でもあるので正しく管理することが大切です。就活ノートとはどのように活用し役立つものなのか、魅力から注意点まで含めてご紹介していきます。

キャリアアドバイザーコメント

熊野 公俊

自分のやりやすい方法でまとめることが大切

「まとめる」ことは、物事を記憶する上で大変効果的です。私がこれまで就活生と出会ってきた中で印象に残った就活ノートは、文字だけでなく図や絵を使って自らの感情や気付きを記したものです。書き方は人それぞれでいいと思います。
ブレインストーミング的にまとまりのない気付きを並べ立てる書き方など、自分のやりやすい方法で実践することが大切です。 例えばルーズリーフタイプの場合、後から追加も出来て編集し直せたり、企業ごとに並べ替えたり出来るので便利です。
また、とある学生さんはタブレット端末で管理していました。この場合、キーワードで検索すると必要な情報を見つけやすいです。また、参考資料などをインターネット上のURLやデータで補足したりして用途に広がりが生まれます。大切なことは自分が実践しやすい方法でおこなうことです。

就活ノートを作成するメリット3つ

就活ノートを作成するメリット3つ

そもそも就活ノートの作成は絶対に必要なわけではありません。就活ノートを作成せずに内定を獲得し、就活を終える人も当然ですがいます。作成が必須ではない就活ノートですが、上手に活用すると順調に就活を進められるのです。詳しいメリットについて見ていきましょう。

①スケジュール管理ができる

就活ノートは自由に就活に関する情報を記載できるので、スケジュールの管理に役立ちます。就活中はとにかく忙しく動き回ることが多く、毎日予定が山積みということも少なくありません。選考はもちろん、説明会への参加や書類選考の応募期限のように、スケジュールをチェックしなければならない項目は数多くあります。

1日に複数の日程が重なることも多く、きちんと管理していないとダブルブッキングでチャンスを逃してしまう可能性があります。就活ノートで選考状況や締め切りをきちんと把握している状態にしましょう。

②企業分析ができる

就活ノートには企業の情報も自由に書き込めるので、手軽に企業分析を進められます。企業の理解を深めるのは重要です。基本的な知識が身についていないと、「志望意欲が高くない」「興味関心が薄い」という理由で選考で不合格になるケースもあります。

就活中は説明会で企業から資料をもらうことも多く、基本的な情報はほぼ記載されています。しかし、どこにでも資料を持ち歩くのは大変です。そこで就活ノートを作成しておけば、資料から必要な情報だけを取り出してまとめることができます。膨大な量の資料を持ち運ばずに、本当に必要な情報だけ抜粋してまとめておけるのは魅力ですね。

③自分を客観視できる

就活ノートには、その時々で何を感じたのか、どのような感想を持ったかを書くこともできます。就活中に思ったことを書いておくと、後で見直した時に自分がどんな考えを持っていたのかがわかり、客観的に自分を見つめ直せます

就活において自己分析は重要です。面接官は、就活生が自分という人間を理解できているかどうかに注目します。しかし、自己分析は就活の基本でありながら難しい部分でもあり、悩む人も少なくありません。そこで就活ノートがあると、自己分析時の材料が増え、より深く自分を掘り下げることができます。複数回にわたる分析結果のブラッシュアップにも利用可能です。

キャリアアドバイザーコメント

熊野 公俊

あらかじめToDoと締め切りを決めておこう

就活中は会社説明会やES作成、自己分析、面接対策など、やらなければいけないことに追われてスケジュール管理も難しくなりがちです。また、そんな時に限って交通費や外食が増えることにより金欠になりやすく、アルバイトとの両立が難しいです。スケジュール管理のコツで私が大切だと思うのは、あらかじめ日々のToDoとその締め切りを決めることです。
就活中は突発的なスケジュール変更も発生しやすいので、前もってやっておいた方がいいことは計画的に実行できる態勢を作れるといいでしょう。計画通り頑張れた日は自分自身に小さなご褒美を与えるなど、ゲーム感覚でささやかな成功体験を積み重ねることもモチベーションを維持向上させるのに効果的です。

就活ノートに記載する内容一覧

就活ノートのメリットが把握できたら、ノートに記載する内容も確認していきましょう。記載する内容は「企業情報」と「就活イベント等の日程」「就活の記録や感想」の3点です。それぞれ必要な項目を挙げているので参考にしてみてださい。

企業情報

企業情報について
  • 企業名
  • 事業内容
  • 代表者名
  • 経営理念
  • 基本給
  • 年間休暇
  • 福利厚生
  • 連絡先
  • 説明会の内容や感想
  • OB・OG訪問の内容や感想

面接前に企業情報が書かれている就活ノートがあると便利です。企業情報をベースに、説明会やOB・OG訪問での経験なども追加していきましょう。企業と自分だけのストーリーを書き残すことで、志望動機や自己PRの材料にもなります。

就活イベント等の日程

就活イベント等の日程について
  • インターンシップ
  • 会社説明会
  • 企業訪問
  • エントリーシート 提出期限
  • Webテスト、筆記試験、面接の日程
  • 正式内定予定日

説明会やセミナーの開催予定、エントリーシートの提出期限などを管理するために活用しましょう。スケジュールページは、日程を管理しやすいようにカレンダー形式にしてまとめておくと便利です。また、イベントごとに色を変えておくと確認しやすくなります。

就活の記録や感想

就活に関するメモ
  • インターンシップ参加後の記録
    発言内容、提出書類、担当者氏名、反省とメモ
  • 筆記試験の記録
    内容、反省とメモ
  • 面接試験の記録
    面接形式、質問内容、回答、面接官の反応、反省とメモ

就活で経験した内容と反省点をメモしておくのも大切です。メモした内容を次の選考に活かしましょう。例えば、面接後に実際にされた質問と自分の回答、うまく答えられなかった質問を記述し、次に活かせる答え方をまとめておきます。面接中にメモをとることはできないので、面接後、時間を空けずに記録を残しておくのがおすすめです。

就活ノートを作るときの注意点

就活ノートを持っているとメリットがあり、情報の管理もスムーズで非常に便利です。しかし、作成時には注意点があり、これを守れていないと上手に活用できなくなる可能性があります。メリットを最大限に活かすためにも、注意点を把握して就活ノートを活用しましょう。

就活ノートは1冊にまとめる

就活ノートは基本事項だけでも記載すべき内容が多いです。そこで、より便利に情報を管理しようとノートを分けようと考える人もいるでしょうが、あまりおすすめしません。ノートが何冊もあると、どこに何が書いてあるのかが管理しづらくなり、必要な情報を引っ張り出すだけでも時間がかかります。1冊にまとめてこそ就活ノートは便利に使えると考えましょう。

並べ替えやすいようにルーズリーフを使う

就活ノートが次のノートに移るのは最後まで使い切った時です。しかし、次のノートに移る場合でも、情報が複数冊にまたがり、不便になる点は変わりません。そのため、最初から継ぎ足しができるよう、ルーズリーフで作成するのがおすすめです。

ルーズリーフならノートがいっぱいになる心配がなく、1つのファイルですべての情報をまとめて管理できます。また、順番も簡単に入れ替えられ、選考の近い順、優先度の高い順といったより便利な形に並び替えることもできます。就活ノートに記載した情報は、基本的に該当企業の選考が終了した段階で不要になるため、並べ替えたり取り外したりできる点でも、ルーズリーフでの作成がおすすめです。

キャリアアドバイザーコメント

アドバイザー

企業の志望度ごとに研究や対策の注力度を記入しておこう

就活ノートを充実させるためには、企業情報や選考フローをまとめた上で、企業の志望度ごとに注力度を記入しておくことがおすすめです。複数の企業選考に進んでいく中で、志望度の高い企業の研究や対策をやり切れずに選考日を迎えてしまうケースもあると思います。
もちろん、業界研究や面接の経験を積むために選考参加も必要ですが、冷静になってバランスを取ることも大事ですよ。各企業の選考状況を把握して、締切前日に徹夜なんてことにならないように進めていきましょうね。

就活ノートを作って効率よく就活を進めよう

就活期間中は多忙なスケジュールで動き回ることも多く、とにかく膨大な情報量を管理しなければなりません。日程の管理から企業情報、自己分析の結果といったように、少し考えただけでもまとめておくべき情報は挙げられ、実際にはさらに多くの項目があります。

膨大な量の情報を管理するには、それをひとつにまとめた就活ノートの作成がおすすめで、自分なりに項目を編集できるのが大きな魅力でしょう。就活ノートを作ることで情報をまとめられ、必要なものと不要なものの取捨選択もおこないやすいです。いかに効率的に進められるかが就活攻略のカギです。就活ノートを上手に活用し、スムーズに就活を進めましょう。

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