目次
- 「営業に向いてない」と一口に判断することは危険
- そもそも営業職って?
- 営業職の仕事内容
- 企業における営業の役割
- 「営業職に向いてない」と思う人の特徴
- コミュニケーション能力に自信がない
- 怒られることや断られることに慣れていない
- プレッシャーに弱い
- 柔軟性や主体性に自信がない
- 向いてないと判断する前に! 営業職の4つの魅力を押さえよう
- ①コミュニケーションスキルが身につく
- ②成果や評価基準が明確
- ③人脈が広がる
- ④インセンティブが発生する場合もある
- 知っておきたい営業職の大変なところ
- 売り上げのプレッシャーがある
- 顧客都合でスケジュールが変動しやすい
- 営業の分類や種類ごとに向き不向きは異なる
- WillとCanを切り分けて考える
- 中長期的な目線も考える
- 本当に向いていない? 分類や特徴からも見極めよう
- 新規営業かルート営業か
- 法人営業か個人営業か
- 有形商材か無形商材か
- ノルマの有無
- 個人かチームか
- 働く業界もチェック! 業界ごとの特徴を押さえて判断しよう
- メーカー:法人営業かつルート営業が多い
- 商社:メーカーとユーザーの間に立つ
- インフラ:競合が少なく穏やかな環境
- 広告:さまざまな業界や業種の人とかかわる
- 金融:企業によって形態はさまざま
- 不動産:高価な商材を取り扱う
- 人材:無形商材を取り扱う
- IT:提案力やヒアリング能力が必要
- それでも営業に向いていないと思う人が検討したいおすすめの職種
- 事務・管理:コツコツ作業を進める
- 企画・マーケティング:分析力や発想力が求められる
- 販売・サービス:どんな顧客を相手にするかが営業と異なる
- 営業の種類や特徴を理解した上で向いてないかどうかを見極めよう!
「営業に向いてない」と一口に判断することは危険
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「営業に向いていない人ってどんな人ですか?」
「人見知りなところがあるので、営業職は厳しいですよね?」
企業や職種選びを進める就活生から、このような質問を受けることがあります。営業職はあらゆる業界や企業で存在するため、向き不向きを検討したことのある就活生も多いと思いますが、「営業」とひとくくりにして判断することは危険です。
営業は、スタイルや扱う物、業界などによって働き方や求められる力が異なります。そのため、種類ごとの特徴を押さえたうえで、自分との適性を見極めることが大切です。
この記事では、営業をさまざまな観点から分類したうえで、それぞれの適性について解説していきます。向いていないと感じる人の特徴や、向いていない人におすすめの職種などについても解説していくので、ぜひ自分に合った職種を見つけるうえでの参考にしてください。
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そもそも営業職って?
そもそも営業職とはどんな仕事のことを言うのでしょうか。就活では「営業」という言葉をよく聞くと思いますし、なんとなくイメージしている仕事内容があるかと思います。
しかし、営業職は非常に幅広い職種のため、正しく理解していないと、勝手に営業職の幅を狭めて捉えてしまっている可能性があります。まずはあらゆる営業職に共通する仕事内容や役割を押さえておきましょう。
営業職の仕事内容
営業職の仕事内容は、自社の商品やサービスを提案し購入してもらうことです。ただ商品を売ればいいというわけではなく、顧客のニーズや課題に合わせて提案したり、顧客と信頼関係を築いたりする必要があります。
営業方法は企業によってさまざまで、店頭や訪問、電話などがあります。身近な例でいうと、電話のセールスやショッピングモールにあるブースなどがありますね。また、企業や海外への営業など、普段生活するうえではあまり接しない場面でも、あらゆる営業がおこなわれています。
企業における営業の役割
あらゆる企業で営業職が存在しますが、企業における営業の役割は、売り上げを生み出し会社に利益をもたらすことです。企業が利益を追求する中で、売り上げや利益に直接的にかかわるのが営業職になります。
また、企業の顔としての役割もあります。基本的に顧客とのかかわりが最も多いのが営業職です。顧客としては、出会った営業職の人に抱いた印象がそのまま企業のイメージへと影響するため、営業は企業の代表としての役割があると言えます。
「営業職に向いてない」と思う人の特徴
就活生
キャリアアドバイザー
コミュニケーション能力やメンタル面など、向いていないと感じる原因っていろいろありますよね。原因ごとに企業の選び方って変わってくるんですよ。
「営業」と聞くと、なんとなくハードだったり求められるスキルが多かったりするイメージを持つ人もいると思います。そのため、営業職を避けて就活をおこなう学生が多いことも事実です。そうした、「営業に向いてない」と感じる人の特徴を紹介していきます。
向いていないと感じる特徴ごとに向き不向きを見極める際のポイントや注意点についても解説するので、特徴に当てはまる人はぜひ参考にしてくださいね。
コミュニケーション能力に自信がない
営業は、商品を購入してもらうにあたって顧客との適切なコミュニケーションが必要となるため、コミュニケーション能力に自信がない人からすると向いていないと感じるでしょう。
こうしたコミュニケーション能力に苦手意識を持つ人は少なくないですが、大切なのは人とコミュニケーションを取るうえでどんなことが苦手なのかを把握することです。
初対面の人と打ち解けることや人の話を聞くことなど、同じコミュニケーション能力でも人によって苦手なことはさまざまです。たとえば初対面の人と話すことが苦痛な人は、新規の顧客に電話などで次々営業するスタイルは向いていなくても、1人の顧客と長期間にわたってかかわるような営業では適性があるかもしれませんよね。
コミュニケーション能力の中で、どんなことに苦手意識があるのかを明確にしたうえで適性を判断しましょう。
- 初対面の人と打ち解ける
- 相手の質問に的確に答える
- 会話を膨らませる
- 相手の話を聞く
- 相手の気持ちを察する
- マメに連絡をとる
怒られることや断られることに慣れていない
営業と聞くと、商品を求めていない顧客から拒絶されたり、時には怒鳴られたりするイメージがある人もいるかと思います。そのため、怒られることや断られることに耐性がない人は、営業に向いてないと感じるのではないでしょうか。
注意したいのは、怒られたり断られたりする頻度は営業のスタイルや扱うものによって全く異なるということです。顧客との関係性がある程度構築されているような営業であれば、そうした頻度は少なくなるため、不安な人はどんな顧客を相手にしているかを見ていくといいですよ。
プレッシャーに弱い
営業は、売り上げがはっきり数字に出ます。ノルマや目標に到達しているかどうかも明確になるため、そうしたプレッシャーに耐えられないと感じる人も多いのではないでしょうか。
確かに、営業は基本的に数字を追う仕事のため、事務などと比較してプレッシャーの強い職種だと言えます。ただし、個人のノルマではなくチームで売り上げ目標が設定されている企業などもあるため、プレッシャーに不安がある人は目標設定や評価基準に注意して選べばミスマッチを防ぐことができますよ。
柔軟性や主体性に自信がない
営業は人と人のコミュニケーションのため、型にハマった業務ではありません。毎日同じことをやるというよりは、企業の状況や顧客のニーズ、予定などに合わせて柔軟に対応していくことになります。また、上司からの指示を待つだけではなく、自分の頭で考え顧客に提案したり行動したりする必要があります。
そのため、物事に柔軟に対応することが苦手な人や、指示や枠組みがなくても自分で考えて行動することに自信がない人は向いていないと感じるのではないでしょうか。
営業職の中にも、特に電話などであれば会話の内容が細かくマニュアル化されている企業もありますし、複数人で顧客に訪問するようなスタイルもあります。営業の種類によって求められる能力は異なるため、営業にかかわらず自分の長所が活かせるような仕事内容かどうかを見極めることが大切です。
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他にも、営業が向いていないと感じる人は、「営業=飛び込み」のイメージが強く苦手意識を持っている印象です。飛び込み営業とは、アポイントメントなしに顧客対象に訪問し営業する手法です。企業の中には飛び込み営業をメインとするものもありますが、生産性や効率化が重視される近年、別の営業手法に切り替えている企業も増えています。代表的なのは、内勤のテレフォンアポインター(テレアポ)やメールでの営業です。最近は営業もデジタル化が進み、自動でアポイントメントを取ってくれるAIツールも注目を浴びています。
このように営業の効率化が重視されるにあたり、営業特有の泥臭いイメージが段々なくなりつつあるのです。営業手法は企業により異なるため、選考前や選考時に確認すると安心ですね。
また、どのような営業手法が向いているかは人によって異なります。飛び込み営業ができるほど体力はないけれど精神的にタフという人は、打率の良いテレアポが効率的です。反対に直接営業を断られるのが辛いという人は、打率は低いが精神的な負担が少ないメールでの営業がおすすめです。「営業が向いていない」と思うだけではなく「何ができて何ができないのか」という判断基準で考えましょう。
向いてないと判断する前に! 営業職の4つの魅力を押さえよう
営業職への向き不向きを判断する前に、まずは営業職ならではの魅力を解説します。性格やスキルとの相性はもちろん大切ですが、営業のメリットを知らずに避けてしまうと、入社後に「営業職も検討すれば良かった」と後悔してしまうかもしれません。メリットを知ったうえで適性を判断しましょう。
①コミュニケーションスキルが身につく
営業職は顧客とのコミュニケーションが必須のため、経験を積んでいくことでコミュニケーションスキルが身に付きます。コミュニケーションスキルは、社会人としてはもちろん、私生活でもあらゆる場面で役に立つスキルですよね。
コミュニケーションスキルを身に着けることができるというのは、顧客とのコミュニケーションが重要となる営業職ならではのメリットです。相手の年齢や性別にかかわらず、人との接し方やトーク力などが上達していくでしょう。
②成果や評価基準が明確
営業職は、売り上げやアポイント数などの結果がはっきりと数字に表れます。そうした結果によって評価される場合が多いため、他の職種と比べて評価基準が明確という魅力もあります。
年齢や勤続年数が重視されたりあいまいな基準で評価されたりすることが少なく、実力主義の世界です。そうした環境でモチベーションが上がる人は、特にメリットになると思います。ただし、結果が目に見える分プレッシャーのある環境とも言えます。人によってはデメリットになるため注意が必要です。
③人脈が広がる
営業職は社外の人と積極的にかかわる仕事です。そのため、幅広い業界や業種、年齢層などの人脈が広がりやすい職種と言えます。
いろいろな人と出会い会話をすることは自分自身の貴重な経験にもなりますし、多方面に知り合いがいれば、何か困ったことがあったときに相談できるかもしれません。社外の人との交流が多い営業職だからこそ、幅広い人脈を得ることができるでしょう。
④インセンティブが発生する場合もある
全ての営業職にあてはまるわけではありませんが、企業によっては売り上げのインセンティブが発生する場合もあります。
自分の成果次第で給与が上がるということはやりがいにつながりやすいため、結果を残して稼いでいきたいという人には魅力的ですね。
ただし、元々の基本給が低く、インセンティブがつかないと金銭的に厳しくなるような企業もあるため注意が必要です。
知っておきたい営業職の大変なところ
営業職を検討するにあたっては、営業職ならではの大変なところを知っておく必要があります。どの職種にもメリット・デメリットは存在しますが、営業のデメリットを把握しておくことで、他の職種との比較ができます。営業職のデメリットを押さえておきましょう。
売り上げのプレッシャーがある
営業は、他の職種と比べてプレッシャーを感じやすい環境の場合が多いです。結果が数字としてはっきりと表れるため、売り上げや社内の順位など良い結果を残さなければならないというプレッシャーがあります。
実力で評価されやすいというのはメリットでもありますが、うまく売り上げにつながらない場合はストレスになりやすいため、ノルマや売り上げ目標がない職種と比べると大変に感じる人が多いでしょう。
顧客都合でスケジュールが変動しやすい
営業職は顧客の都合に左右されやすいため、スケジュールが日によって変動しやすい傾向にあります。顧客が営業時間外でないと都合がつかない場合は合わせなければならなかったり、休みの日に顧客から電話があれば対応せざるを得ない場合も少なくありません。
また、営業は人付き合いが大切なので、取引先との飲み会やゴルフなど、プライベートでも仕事の付き合いが発生することもあるでしょう。もちろん企業によりますが、こうしたプライベートの時間がとりにくいというデメリットもあります。
営業の分類や種類ごとに向き不向きは異なる
自分が営業に向いているかどうかは、営業の種類によっても異なります。営業スタイルや顧客、業界などによって特徴がそれぞれ異なるため、それらをふまえた上で適性を判断することが大切です。
それぞれの特徴から営業職との適性を判断していく際に、気を付けたいポイントを2つ紹介していきます。
WillとCanを切り分けて考える
営業職に限らずどの職種を検討する際もそうですが、「Will(やりたいこと)」と「Can(できること)」を切り分けて考えることが大切です。
Willだけで考えてしまうと、企業が求める能力が足りずに選考に受からなかったり、いざ仕事をしてみると向いていないと感じてしまったりする可能性があります。反対に、Willが一致しない職種でも、Canが一致していれば仕事との適性があるということです。
たとえば、事務作業をコツコツおこないたいと考えていても、コミュニケーション能力が長けていれば営業職で実力を発揮できる可能性があります。自己分析をしてCanを深く知っていくことで、営業に向いているかどうかが判断しやすくなりますよ。
自己分析の方法についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
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中長期的な目線も考える
営業職を検討するにあたっては、目の前の仕事内容だけでなく、中長期的な目線を持つことをおすすめします。たとえば、営業職として採用してずっと営業として働いていくような企業もあれば、営業で経験を積んだ後にマネジメントや企画など幅広く活躍するような企業もあります。
営業職として入社しても、その後のキャリアは企業によって違いますし、それに伴い求められるスキルや環境も変わります。将来自分がどのようにキャリアアップしていきたいのかも踏まえて、営業職を検討することが大切です。
また、営業職はさまざな業界に存在するため、転職しやすいという利点もあります。社会人としての基礎力やビジネスマナーも身につくため、そうした点でもキャリアチェンジしやすい職種です。他の業界に転職しにくい職種もあるため、長い目で見て判断すると良いでしょう。
今後のキャリアについてまだ定まっていない人は、これらの記事を参考にしながら考えてみてくださいね。
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本当に向いていない? 分類や特徴からも見極めよう
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新規営業かルート営業か
顧客と取引経験があるかないかで営業を2分類することができます。これまで取引経験のない顧客を相手にする新規営業と、取引経験のある既存の顧客を相手にするルート営業です。
新規営業とルート営業とでは、顧客への接し方が異なります。新規営業は1から関係性を築き、自社の商品に興味を持ってもらうことから始まります。ルート営業の場合は、1人の顧客と信頼関係を築くことが重要です。
新規営業に向いている人
新規営業は、とにかく多くの人に積極的にアプローチすることが大切です。自社に興味がなくて断られることも少なくありません。そうした相手にも怖がらずに営業できるメンタルや積極性、忍耐力のある人が向いています。
また、初対面の人と会話をして商品をアピールしなくてはならないため、トーク力も必要です。初対面でもすぐに仲良くなれる人や、普段から会話の中心にいることが多い人は活躍できるでしょう。
- 忍耐力がある
- 粘り強い
- 落ち込むことが少ない
- 積極的にチャレンジできる
- 他人に怒られても気にならない
- 人見知りをしない
- 人と打ち解けるのが早い
- 会話の中心にいることが多い
- 話をすることが好き
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ルート営業に向いている人
ルート営業は、顧客と信頼関係を築き、長く取引を続けていくことが求められます。ちょっとしたミスでも相手を不快にさせてしまうと、長年続いた取引関係が終わってしまうかもしれません。そのため、人と信頼関係を築くことが得意な人が向いています。
また、1人の顧客と長期にわたる関係を築くという点では、相手のニーズをくみ取ることも重要です。顧客が何を求めているのかをヒアリングし、適切な提案をすることが求められます。たとえば友人から相談をよく受ける人は、ルート営業で求められる傾聴力や問題解決力が備わっていると考えられますね。
- 周囲から信頼がある
- 長く付き合っている友人が多い
- 相手の立場に立って考えることができる
- 誠実
- 傾聴力がある
- 相談に乗ることが得意
法人営業か個人営業か
顧客が法人か(BtoB)、個人か(BtoC)で営業の性質は大きく変わります。法人営業の場合は企業や団体の代表者を相手に営業します。個人営業は消費者が相手なので、電話や街中などでかかわったことのある人も多いのではないでしょうか。
法人営業では、特に相手が大手企業などの場合は担当者自身に決定権があるわけではなく、担当者の上司や社長などの判断を待って契約が成立することが多いです。反対に、個人営業の場合は顧客自身が決定権を持っているため、営業担当者の印象も契約成立に大きくかかわってきます。
BtoBやBtoCの企業についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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法人営業に向いている人
法人営業では、顧客は商品が企業に与えるメリット・デメリットを慎重に判断します。そのため、担当者が納得するような提案力や、商品の魅力を分かりやすく伝える力が必要です。プレゼンや発表が得意な人や、論理的に話す力がある人は向いています。
また、企業を相手にしているため取り扱う金額が比較的大きいことも特徴です。1つの契約で大きな額が動くためやりがいがありますが、反対に契約がとれないと社内への影響も大きいと言えます。責任感の強い人が向いているでしょう。
- 論理的に話すことができる
- 客観的な分析力がある
- 人に説明することが得意
- プレゼンや発表が得意
- 責任感が強い
個人営業に向いている人
個人営業は、顧客自身が購入するかしないかを決めます。また、法人営業と比べて利害関係だけでなく、主観的な感情に左右されることも多いため、営業担当者の印象が大切です。人当たりの良い人や、相手の気持ちに寄り添うことができる人が向いています。
また、法人営業の場合は相手も仕事としてかかわりますが、個人を相手にする場合は当然そうした関係性ではありません。価値観や人柄などは顧客によってバラバラです。
仕事上の取引であれば露骨に嫌な顔をされたり怒られたりすることは少ないと思いますが、個人相手ではそうとは限りません。そうした相手でもあまり落ち込まないような人は向いていると言えます。
- 人当たりが良い
- 相手の気持ちをくみ取ることができる
- どんな相手でも仲良くなれる
- 明るい
- 怒られても気にならない
- 打たれ強い
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営業職の中で適性を見極める基準の一つとして、「法人営業か個人営業か」という点について解説しました。この選択肢では、他の視点からも適性を見分けることができます。
法人営業は顧客に商品のメリットをプレゼンして売り込みます。商品が高額の場合が多く、顧客の社内の人を巻き込みながら長期的に関係構築をし、契約につながります。一方、個人営業は顧客との相性が影響する点で、担当者のキャラクター性が重要になります。また、個人営業は顧客が商品を直接購入する上に、法人営業に比べると商品が安価なので、顧客が気に入ればすぐに購入に至りやすいです。
上記を踏まえると、あなたが自分のキャラクターや力量で次々と成果を上げたいなら、個人営業の方がやりがいを感じやすいでしょう。それよりは、ロジカル思考に沿った提案営業を通じ、コツコツ時間をかけ大きな案件を獲得したいなら法人営業がベターです。ちなみに「どちらの方が楽」だとはいうことはありません。個人営業では高い成績を残せていたのに法人営業だと結果を残せない、ということもあります。もちろんその逆も然りです。あなたの性格との相性で、どのような営業スタイルが合っているか考えてみましょう。
有形商材か無形商材か
どんな物を営業するかも重要なポイントです。形があり手に触れることのできる有形商材か、形のないものやサービスである無形商材かで求められるスキルも異なります。
有形商材の営業とは、たとえば車や家、食品などが挙げられます。無形商材の営業では、コンサルティングや情報、技術などです。営業と聞いてイメージしやすい生命保険の営業も、無形商材にあたります。
有形商材の営業に向いている人
有形商材は、企業で販売しているモノを営業していくため、その商品についての幅広い知識が必須です。また、同業他社の商品との差別化を図り、自社の商品ならではの魅力をアピールしなければなりません。
しかし、商品への興味がなければ知識を積極的に身に着けたり魅力を見い出したりすることは難しいですよね。そのため、有形商材の営業職を検討するにあたっては、取り扱うモノに興味を持てるかが1つの判断基準です。
〇〇な人が有形商材の営業に向いているというよりも、自分の興味のあるモノの営業があなたにとって向いているということです。
無形商材の営業に向いている人
無形商材の営業は、商品が目に見えない分顧客にイメージしてもらうのが難しい点があります。そのため、有形商材よりも、商品の魅力を分かりやすく説明する力や、顧客が何に困って何を求めているのかを明確にして提案するコンサルティング力が必要になります。
また、無形商材の営業の場合は比較的長期的なフォローが必要な場合が多いです。特にサービスなどでは持続的に利用してもらう必要があるため、こまめに連絡をとったりトラブルがあった場合は適切に対応することで、長期的な契約につながります。マメな連絡やサポートが得意な人にも向いていると言えますね。
- 論理的に話すことができる
- 人の悩みやニーズに気付くことが得意
- 連絡がマメ
- 誰かをサポートすることが得意
ノルマの有無
営業と言えばノルマのイメージがある人もいるかもしれませんが、企業によってノルマの有無はさまざまです。また、同じノルマがある企業でも、達成できなかった場合改善するために周りがサポートしてくれる企業と、結果が残せなければ容赦なく減給や降格となる企業とでは働きやすさがかなり異なります。
傾向としては、新規営業や個人営業にノルマがある場合が多く、反対にルート営業では少ないです。ただし、ノルマ有無や影響は企業によってさまざまで、情報を得ることも難しいため、説明会やOB・OG訪問で社員に直接聞いてみると良いですね。
ノルマがある営業に向いている人
ノルマは一見ネガティブなイメージを持たれがちですが、ノルマがあるからこそ頑張れるという人もいます。明確な目標があったほうがモチベーションが上がる人や、危機感を持つほうが頑張れる人は向いていると言えますね。
また、働き続ける中でノルマを達成できないこともあるかと思います。そうした場合でも、落ち込まずに次に活かせるかが重要です。うまくいかないことがあっても、落ち込んだり嫌になったりせずに改善していける人は合っているでしょう。
- 明確な目標があると頑張れる
- 危機感があると頑張れる
- プレッシャーに強い
- 負けず嫌い
- 落ち込むことが少ない
ノルマがない営業に向いている人
ノルマが設定されていると、達成しなくてはいけないという焦りを感じやすくなります。そのため、プレッシャーに弱い人はノルマがない営業を選ぶほうが良いですね。
また、ノルマがあると、それを達成できたかどうかで評価されるいわゆる実力主義の企業が多くなります。こうした実力だけ評価される体制よりも、過程やプロセスまで評価してほしいという人は、ノルマのない環境のほうが向いている場合が多いでしょう。
- プレッシャーに弱い
- 対抗意識が強くない
- 結果よりも過程を大切にする
個人かチームか
営業は、社員一人一人が個別に成績を残していくイメージが強いですが、中にはチームでおこなうようなスタイルもあります。チームごとに目標やノルマが設定されているような場合です。
業界にかかわらず、企業によって個人とチームどちらを採用しているかはさまざまなので、ノルマの有無と同様に社員に直接聞いてみることをおすすめします。
個人でおこなう営業に向いている人
個人でおこなう営業は、時間の使い方や営業方法、事前の準備など比較的自分のやりたいように行動できます。そのため、人と協力することよりも、仕事をする上での自由さを求める人が向いていると言えます。他人と一緒に何かに取り組むことが得意でない人は個人でおこなう営業のほうが合っていますね。
また、1つの取引を全て自分でおこなうことになるため、取引の責任は自分1人が持つことになります。責任感の強い人が向いているでしょう。
- 個人の作業が得意
- 人に合わせることがストレスに感じる
- 責任感が強い
チームでおこなう営業に向いている人
チームでおこなう営業の場合は、一人一人の成績を競うというよりも、チームで協力して目標を達成しようという雰囲気があります。チームで取り組む分、チームワークが不足して情報共有ができていないとミスにつながることも。そのため、他者と協力することが得意な人が向いているでしょう。
また、誰かと一緒に取り組むほうがやる気が出るという人もいると思います。たとえば部活動やアルバイトなど、周りと協力することで自分もより頑張ろうと思えた経験があれば、チームでおこなう営業の方が向いていますね。
- 協調性がある
- チームプレーが得意
- 調整力がある
- 1人よりも複数人で取り組むほうがやる気が出る
チームでおこなう場合には、営業アシスタントという仕事もあります。営業アシスタントについてはこの記事で詳しく解説しています。
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働く業界もチェック! 業界ごとの特徴を押さえて判断しよう
就活生
営業に向いていないと思っていたけど、ルート営業なら合っている気がしてきました! どんな企業でルート営業がおこなわれているんですか?
キャリアアドバイザー
営業スタイルは業界によっても違うので、業界ごとの特徴を押さえておくと良いですよ。たとえば、メーカー業界ではルート営業が多いですね。
営業は、業界ごとにスタイルややり方、求められるスキルなどの傾向が異なります。それぞれの特徴が分かれば、「〇〇業界の営業は向いてそうだけど、△△業界は避けておこう」などと適性を判断する際の1つの基準になりますよ。
もちろん業界の中でも企業によって違いはありますが、業界ごとの特徴を知っておけば自分に合った営業職を探す際の手がかりとなるため、それぞれの特徴を押さえておきましょう。
メーカー:法人営業かつルート営業が多い
メーカーの営業職の仕事は、自社で製造した商品を売り込むことです。基本的には企業や小売店などにおこなう法人営業で、新規開拓よりも既存の顧客に継続して営業するスタイルが多くなっています。長い取引を続けるための顧客との信頼関係が重要です。
たとえば、食品メーカーであれば、得意先のスーパーマーケットなどを訪問し自社の食品を取り扱ってもらうよう交渉したり、商品がよく売れるよう売り場のレイアウトを考えたりします。
メーカーの場合、契約の交渉だけでなく、商品についてのアフターケアまでおこないます。顧客に不明点や問題点が生じた場合にも対応できるよう、自社の商品に対する深い知識が必要です。
メーカー業界についてはこちらの記事でも詳しく解説しているので、興味のある人は併せて確認してみてください。
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顧客に提案するにあたっては、メーカーのような商品の深い知識というよりも、商品への知識は前提として、それぞれの商品に対する客観的な視点やマーケティングの視点も必要になります。
また、日本のみならず海外を相手に展開している場合が多く、語学力が求められる企業が多いことも特徴です。他の業界と比べて海外転勤の可能性が高い傾向にあり、海外での活躍を目指すことができます。
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競合が少ない分ノルマや目標が厳しくないという企業も多く、他業界に比べてプレッシャーが少なく環境が穏やかな傾向にあります。また、営業職自体が存在しなかったり採用していなかったりする企業もあるため注意が必要です。
インフラ業界についてはこちらの記事が詳しいです。ぜひ一緒に読んでみると良いでしょう。
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広告業界の営業は企業を相手にする法人営業が多く、企業の商品やサービスの宣伝をサポートする仕事です。顧客だけでなく制作会社や媒体関係者など、さまざまな業界や業種の人たちとかかわりながら仕事を進めていくという特徴があります。
また、顧客が大企業の場合は特に、テレビCMやイベントなど大規模なプロジェクトを進めていく場合もあります。規模が大きくなる分予算や関係者も増えるので、やりがいや責任のある仕事です。
金融:企業によって形態はさまざま
金融業界の営業職は、お金に関する商品やサービスを企業や消費者に売り込む仕事です。事業内容によって顧客や営業スタイル、扱う商品などが異なります。
銀行や証券会社の場合は、基本的にリテール(個人)部門とホールセールス(法人)部門にわかれています。銀行は、預金やローンから投資信託や保険商品までさまざまな種類の商品を扱います。証券会社は株式や債券、投資信託などを扱い、海外の市場の動向も確認する必要があるため朝早くから仕事がスタートすることも多いです。
保険会社の場合は個人への営業が多く、自社で扱う保険商品を販売します。生命保険と損害保険とで扱う内容やスタイルも変化しますが、保険という万が一に備えた無形商材を販売するため、顧客一人一人に寄り添った提案が不可欠です。
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不動産では高価な商材を取り扱うため、一つ一つの契約が大きな利益を生みます。やりがいの大きな仕事とも言えるでしょう。
また、土地や建物の専門的な知識が必要となるため、入社後に宅地建物取引士やファイナンシャルプランナーなどの資格を取得する人も多くいます。
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人材:無形商材を取り扱う
人材業界では、人材を必要とする企業に対して営業をおこなうため、基本的に法人営業です。求人広告や新卒・中途採用支援、人材派遣などのサービスがあり、新規開拓が多いという特徴もあります。
採用したい企業側と就職先を見つけたい就活生側の間に立ち、双方の問題を解決することができます。また、どのサービスにおいてもあらゆる業界とのかかわりがあるため、多様な業界への知識が必要です。
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IT:提案力やヒアリング能力が必要
IT業界の営業職は、ITに関する商品やサービスを顧客に販売する仕事です。ただ販売するのではなく、顧客の抱える問題や課題をヒアリングし、それらを解決するために商品やサービスを提案していくため、営業職の中でもコンサルティング要素が強いという特徴があります。
また、プログラマーやシステムエンジニアなどの専門職とも連携して仕事を進めていきます。IT全般への知識や、顧客をコンサルティングするための提案力やヒアリング能力が求められる仕事です。
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事務・管理:コツコツ作業を進める
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これらの職種の場合は、営業に比べて顧客を相手にすることが少なく主に自社の社員を相手にするため、コミュニケーション能力に自信がない人におすすめです。また、決まった作業が多く、コツコツと作業を進めていくことが得意な人にも向いています。
また、同じ企業内であっても、比較的営業職に比べて忙しくないという傾向もあります。プライベートを大切にしたいという人に合っていると言えますね。
事務職についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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企画・マーケティング:分析力や発想力が求められる
企画職やマーケティング職は、自社の商品やサービスを企画したり、マーケットを分析したりする職種です。こちらの職種も、営業職と比べて顧客を相手にすることが少ないという特徴があります。
消費者のニーズや市場の動向を分析する力や、新しい商品を生み出す発想力などが求められるため、コミュニケーション能力よりも分析力や発想力に自信がある人は向いているでしょう。
企画職については、こちらの記事を参考にしてみてください。
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企画職を希望するなら、仕事内容を理解して会社で活躍するイメージを伝える力が重要になります。 この記事では企画職の仕事内容、やりがい、必要なスキルなどをキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画も参考に自分に合った仕事なのか考えてみてくださいね。
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販売・サービス:どんな顧客を相手にするかが営業と異なる
販売職は店舗で服や雑貨などの商品を販売する職種で、サービス職は宿泊施設や飲食店、福祉施設などでサービスを提供する職種です。どちらも消費者を相手にする仕事であり、営業職と同様コミュニケーション能力が求められます。
特に販売職の場合は、営業職との違いが分かりにくいかと思います。明確な基準が定まっているわけではありませんが、基本的に販売職は購入意欲のある顧客を相手にすると考えると分かりやすいですよ。「人と接する仕事をしたいけど、怒られることに抵抗がある」なんて人は、営業よりも販売が向いていますね。
販売職についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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販売職の業務ややりがいを完全網羅|自己PR・志望動機の例文付き
販売職はメリット・デメリットを理解してから応募を検討しましょう。 この記事では販売職の仕事内容、やりがい、向いている人・いない人の特徴、自己PRや志望動機のポイントなどをキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画や例文も参考に対策に活かしてくださいね。
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雑貨屋の志望動機を作成する時、何に意識すれば良いのか、どのような志望動機なら熱意が伝わるのかが気になるところですよね。この記事では、キャリアアドバイザーが雑貨屋の志望動機を作成する際のコツや伝え方の極意を例文を用いて解説します。ぜひ参考にしてくださいね。
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キャリアアドバイザーコメント鴨川 未奈プロフィールをみる
他には、IT業界やWeb業界のエンジニア職やクリエイター職も、営業が向いていないと感じている人におすすめの職種です。新卒の場合はITの知識やスキルはそこまで重要視されていないので、文系でもチャンスはあります。特にエンジニア職では文系出身の人も多いです。
もちろんコミュニケーション能力など基本的なビジネススキルは求められますが、営業のように顧客に商品を売ったり、ノルマを追うようなことは基本ありません。それよりは、IT業界やWeb業界は変化が激しく常にインプットが求められる業界なので、新しいことを覚えるのが好きで勉強が苦痛ではなかったり、コツコツ物事を進めることが得意な人と親和性が高い仕事です。
このように営業以外にも仕事は多くありますが「営業以外だったら楽」ということではありません。それぞれの仕事に楽しさと辛さがあり、活躍できる人物像も異なります。自分が活躍できる職種を見つけるためには、自己分析を徹底し強みと弱みを洗い出しましょう。あなたの長所が発揮でき、かつあなたの短所が仕事上大きく影響しないような職種がベストです。
クリエイター職を志望する方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみましょう。
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ポートフォリオの自己紹介は、伝え方のコツや注意点を踏まえて工夫をすると、より魅力的になりますよ。 この記事では、ポートフォリオの自己紹介を書く時のポイント、レイアウト、例文などをキャリアアドバイザーが解説します。 ぜひ参考にしてあなたの魅力を存分にアピールしてくださいね。
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営業の種類や特徴を理解した上で向いてないかどうかを見極めよう!
営業職は、種類や業界によって働き方や営業スタイル、必要なスキルなどが異なります。そのため、向き不向きを考える際には、それぞれの特徴ごとに判断することが大切です。
自分に合った営業スタイルのイメージを持ったうえで、業界や企業の営業職がそのイメージと合っているかを見極めていけば自分に合った営業職を見つけることができます。ぜひ、「営業に向いているか」ではなく、「どんな営業に向いているか」という考え方で適性を考えてみてくださいね。
コミュニケーションが得意じゃないので、営業は向いていない気がします…。