目次
- 就活の企業研究は4ステップで完結! 見本をもとに志望企業への理解を深めよう
- まず確認! 企業研究を始める前に理解しておくべき基礎知識
- 目的:自分に合った企業を見極めること
- メリット:根拠の明確な志望動機が作れる
- 【見本つき】4ステップで完結! 企業研究のやり方
- ステップ①企業選びの軸を定める
- ステップ②企業の全体像をつかむ
- ステップ③企業のビジネスモデルを理解する
- ステップ④企業で働いている人を知る
- 要チェック! 企業研究に役立つ情報源5選
- ①企業のホームページ
- ②中期経営計画などのIR資料
- ③就職情報サイト
- ④業界地図や四季報
- ⑤新聞やニュース
- 調べて終わりにしないで! 企業研究で得た情報の活用方法3選
- ①志望動機に盛り込む
- ②自己PRの内容を考える際の参考にする
- ③逆質問に活用する
- 企業研究の際に気をつけたい3つの注意点
- ①企業研究の目的を見失わない
- ②時間をかけ過ぎずバランス良く取り組む
- ③企業の悪い面にも目を向ける
- 就活の成功には企業研究が必要不可欠! 正しいやり方を押さえて進めよう
就活の企業研究は4ステップで完結! 見本をもとに志望企業への理解を深めよう
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。就活中の学生から、
「企業研究のやり方がわかりません」
「企業研究に必要な情報は、どこから集めれば良いのでしょうか?」
といった質問をよく受けます。就活において企業研究は必須ですが、やみくもにおこなってもあまり意味がありません。就活を成功させるためには企業研究の正しいやり方を知って、志望企業への理解をしっかりと深めることが重要です。
この記事では、企業研究のやり方や企業研究で得た情報の活用方法などについて解説していきます。企業研究に役立つ情報源も紹介していくので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
まず確認! 企業研究を始める前に理解しておくべき基礎知識
企業研究とはその名の通り、企業について研究して理解を深めることです。「就活において企業研究は欠かせない」とはよく聞くものの、その目的やメリットについていまいちよく理解できていない人もいるかもしれません。
そこでまずは、企業研究を始める前に理解しておくべき基礎知識について解説します。これらは実際に企業研究をおこなう際にも重要となってくるため、ここでしっかりと押さえておきましょう。
目的:自分に合った企業を見極めること
企業研究の最大の目的は、自分に合った企業を見極めることです。
世の中にはさまざまな企業があり、企業によって事業内容や事業規模、働き方や社風などは大きく異なります。また、どのような企業で働きたいのかという希望は、人によって違います。
数ある企業のなかから自分の希望や価値観とマッチする企業を見極めるには、企業について深く知る必要があり、そのためにおこなうのが企業研究です。企業研究を進める際は、自分の希望や重視することを常に意識するようにしましょう。

キャリアアドバイザー
メリット:根拠の明確な志望動機が作れる
企業研究をおこなうことの最大のメリットは、根拠の明確な志望動機が作れることです。
前述の通り、自分に合った企業を見極めることが企業研究の目的ですが、企業それぞれの特徴を知り自分とマッチするかを考えていくなかで、本当の自分の考え方や価値観が明らかになることがあります。
また、企業研究を通じてその企業が力を入れている事業分野を知ったり、その企業で実際に働いている人から話を聞いたりすることで、入社後の自分の姿を具体的にイメージしやすくなります。
採用担当者の心をつかむ志望動機にするには、「なぜこの企業を選んだのか」を論理的に説明することが重要です。企業研究を通じて、自分の価値観や入社後のビジョンが明らかになっていれば、根拠が明確な説得力のある志望動機を作れるようになります。
まずはあなたが受けないほうがいい職業を確認しましょう
自分に合った職業・合わない職業を見つけることは、就活の成功に不可欠です。しかし、見つけることが難しいと感じる人も多いでしょう。
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【見本つき】4ステップで完結! 企業研究のやり方

就活生
企業研究はやみくもにおこなっても効果が薄いとのことですが、具体的にどうやれば良いのでしょうか?

キャリアアドバイザー
企業研究のやり方がわからない場合は、これから紹介する手順に沿って進めるのがおすすめですよ。
ここからは、企業研究のやり方を4ステップで解説していきます。「企業研究チェックシート」のサンプルも紹介していくので、実際に企業研究を進める際は、このチェックシートを埋める形で進めていきましょう。
企業研究をする際は、企業研究ノートを作成するのも効果的です。企業研究ノートの作成方法や活用方法については、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
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企業研究ノートを作成することで、就活をより効率的に進めることができます。この記事では、企業研究ノートの作成方法を3ステップで解説。コツや注意点についても、キャリアアドバイザーがわかりやすく紹介しますので、是非参考にしてみてください。
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ステップ①企業選びの軸を定める
企業研究をするにあたって、まずは企業選びの軸を定めるところから始めましょう。
企業選びの軸とは、選考を受ける企業を決めるための自分なりの基準のことです。世の中には数多くの企業があるため、気になる企業を手当たり次第に調べていては、いくら時間があっても足りません。
その点、事前に企業選びの軸を明確にしておけば、研究対象とする企業や着目点を絞りやすくなり、効率的に企業研究を進められるようになります。
- 「チャレンジングな環境で働きたい」:新規事業への取り組みや裁量権の大きさなどに着目する
- 「ワークライフバランスを実現できる環境で働きたい」:残業時間や有給休暇の取得率などに着目する
企業選びの軸の定め方については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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企業とのミスマッチを防ぐためにも、企業選びの軸を面接前にしっかりと決めておきましょう。今回は、回答例40選とともに、自己分析によって企業選びの軸を決めるときの手法をキャリアアドバイザーが紹介していきます。企業選びの軸をしっかりと決めることで、ミスマッチを防ぐことができますよ。
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ステップ②企業の全体像をつかむ

企業選びの軸が定まったら、実際に企業研究を始めていきます。まずは企業の基本情報を調べて、全体像をつかみましょう。
- 企業名
- 事業内容
- 事業所の所在地
- 設立年
- 社員数
- 資本金
- 売上高
- 企業理念
- 勤務条件
企業の基本情報を集めていくことで、「どのような企業か」が客観的に理解できます。また、複数の企業を比較することで基本情報からも企業独自の特徴が見えてくることもあります。企業研究チェックシートと照らし合わせ、必要な情報を集めましょう。
ステップ③企業のビジネスモデルを理解する

企業の全体像をつかんだら、続いて企業のビジネスモデルについて理解しましょう。
ビジネスモデルとは、企業が商品やサービスを提供し、収益を得るための仕組みのことです。具体的には、その企業が「誰に」「どのような商品・サービスを」「どうやって提供して」「どう収益を上げているか」を調べてください。
- ターゲットとしている市場や顧客
- 商品・サービスの特徴やコスト構造
- チャネル(商品・サービスを顧客に届けるための経路や手段)や取引先
- 収益の流れや市場シェア
ビジネスモデルを理解することで、「その企業の事業内容に興味を持てるか」「その企業で自分がどのように貢献できるか」といった点をイメージできるようになります。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!企業理解を深める際の競合分析のコツ
競合分析は自分の価値観と照らし合わせることがマスト
競合分析で何に着目すべきかは、あなた自身が何を大事にしているか、その就活の軸によって変わってきます。
たとえば「稼ぎたい」という軸があるなら給与や評価制度を、「若いうちから挑戦したい」のであれば裁量権の大きさやチャレンジできる環境の幅などを比較すると、自分にとってどの企業が理想に近いのかが明確にしやすいですよ。
ステップ④企業で働いている人を知る

最後に、企業で働いている人を知りましょう。
企業研究は企業それ自体だけでなく、その企業で働いている人についても知る必要があります。実際に働いている人の声を聞くことで、ホームページや募集要項ではわからないリアルな情報を得ることができます。
- 社員インタビュー記事やSNS(XやLinkedInなど)の発信情報をチェックする
- OB・OG訪問をおこなう
- インターンシップや企業説明会に参加する
よりリアルで詳細な情報を得たいのであれば、ウェブ上だけでなく、なるべく人との直接的な接点を持つようにしましょう。実際に社員と話をすることで、企業の雰囲気や価値観を肌で感じることができ、自分に合っているかどうかの判断もしやすくなりますよ。
OB・OG訪問や企業説明会のマナーについては、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
OB・OG訪問攻略ガイド|企業理解や選考に役立てるコツを解説
説明会のマナーを知らないと選考に影響する! 当日の流れごとに解説
キャリアアドバイザーが読み解く!企業研究はどこまで調べる?
目安は企業の特徴を2~3つ言えるまで
企業研究をするうえでは、その会社ならではの魅力を2~3つ、自分の言葉で説明できる状態が一つのゴールだと思います。
企業研究の目的は他社との差別化と言っても過言ではありません。そのため、共通点よりも「その会社にしかないポイント」を把握できていれば、志望動機の作成や面接にも自信を持って臨めるはずです。
その点では、事業内容も重要ですが、企業理念などその企業の特色が出る部分をしっかり掘り下げていくのが効果的ですよ。
要チェック! 企業研究に役立つ情報源5選

就活生
企業研究を進めたいのですが、必要な情報はどこから集めれば良いのでしょうか?

キャリアアドバイザー
企業研究に役立つ情報源としては、おもに5つあります。順に見ていきましょう。
企業研究の肝となるのが、情報収集です。ここからは、企業研究に役立つ情報源を5つ紹介するので、これらをうまく活用して必要な情報を効率的に集めていきましょう。
①企業のホームページ
企業研究をするにあたって、企業のホームページ(HP)は必ず確認するようにしましょう。
ホームページは企業の顔とも言えるもので、最も信頼性の高い情報源です。企業に関する基本的な情報がわかりやすく掲載されているため、しっかりと読み込んで理解を深めていきましょう。
- 企業理念・ビジョン・ミッション
- 社長メッセージ
- 事業内容
- 採用情報
ホームページのなかで特に着目すべきものは、採用情報に関するページです。採用ページには、その企業が求める人物像や職場環境の特徴について記載されていることが多く、志望動機や自己PRの作成にも役立ちます。
企業によっては特設ページが設置されていることもあるため、必ず目を通しておきましょう。
②中期経営計画などのIR資料
企業研究に役立つ情報源としては、IR資料も挙げられます。
IRとは「インベスター・リレーションズ(Investor Relations)」の略で、企業が投資家に向けて財務状況や業績の動向などを説明する活動のことです。IR資料は一見すると難しいものに思えますが、以下の項目を押さえておけば大丈夫です。
- 売上高や純利益の金額:業績の推移
- 中期経営計画:今後3〜5年間の企業の抱える課題と解決のための取り組み、力を入れる事業内容などの情報
IR資料からは企業の業績だけでなく、現状の課題や将来に向けての取り組みなどについての情報も得られるため、より深い企業研究が可能となります。

キャリアアドバイザー
特に、金融業界やコンサルティング業界といった数字を扱う業界を志望する場合は、数字に強いことをアピールするためにも、IR情報はしっかりとチェックしておきましょう。
金融業界やコンサルティング業界については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
金融業界の就活はビジネスモデルの理解が合否を左右する!
有名企業27選|コンサルティング業界への就職をかなえる5段階対策
③就職情報サイト
就職情報サイトでも、企業の基本的な情報を集めることができます。
企業の基本的な情報を知るには、その企業のホームページをチェックするのが一番ですが、ホームページの構成は企業ごとに異なることもあり、情報の比較がしにくいかもしれません。
その点、就職情報サイトでは多くの企業の情報を一度に確認できるため、企業同士の比較をしながら研究を進めることができます。また、各企業の選考フローや選考対策に関する情報も記載されているため、これらの情報もうまく活用していきましょう。

キャリアアドバイザー
就職情報サイトの多くは、気になる企業があれば直接エントリーすることもできるため、就活の効率化にも役立ちますよ。
④業界地図や四季報
企業研究に役立つ情報源としては、業界地図や四季報もおすすめです。
業界地図は、業界ごとに主要な企業の順位・業績・提携関係などを地図にして解説したもので、業界全体の動向をチェックしながら、主要な企業の位置関係を知ることができます。複数の出版社から発行されているので、使いやすいと思ったものを選びましょう。
一方の四季報は、東洋経済新報社が発行する企業情報誌のことで、「就職四季報」と「会社四季報」の2種類があります。
公式ホームページは企業自らが発信していることもあり、良い部分のみがアピールされがちです。その点、四季報には東洋経済新報社が独自に収集したデータが掲載されているため、客観的な情報を得ることができます。
就職四季報の活用法については、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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⑤新聞やニュース
企業の情報を集めるには、新聞やニュースをチェックするのも効果的です。
新聞やニュースの最大のメリットは、最新情報を入手できることです。自分が志望する業界や企業に関係するニュースが出ていないか、常にアンテナを張っておきましょう。全国紙の新聞だけでなく、業界新聞を読むのもおすすめです。
- 提携や買収に関する情報
- 新規事業や経営方針の変更に関する情報
- 国際情勢の変化が業界に及ぼす影響

キャリアアドバイザー
企業のニュースについては、ホームページ上にプレスリリース(企業がメディアに向けて発表する公式文書)が掲載されることもあるため、そちらもチェックしておきましょう。
面接では最近のニュースについて聞かれることもあります。その際の答え方や回答例については、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
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あなたが受けないほうがいい職業を確認しておこう
就活の成功は、自分に合う仕事・合わない仕事を知ることが鍵です。しかし、それがどんな仕事なのかが分からず悩む人も多いでしょう。
そんな時におすすめなのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みを分析したうえで、合う仕事・合わない仕事を診断できます。
早めに自分に合う仕事・合わない仕事を知って、就活を成功させましょう。
調べて終わりにしないで! 企業研究で得た情報の活用方法3選

企業研究は企業についての理解を深め、自分に合った企業を見極めることがおもな目的ですが、企業研究で得た情報は就活のさまざまな場面で活かすことができます。
ここからは、企業研究で得た情報の活用方法を3つ紹介するので、積極的に活用して就活を有利に進めていきましょう。
①志望動機に盛り込む
志望動機はその企業で働きたいと思った理由のことですが、どこの企業にも当てはまるような理由では、なかなか熱意は伝わりません。
その点、企業研究で得た情報を志望動機に盛り込むことで、「なぜ他社ではなくこの企業を選んだのか」を論理的に説明できるようになり、熱意も伝わりやすくなります。
- 志望企業の企業理念やビジョンに共感した点を伝える
- 志望企業の事業内容と自分の興味や強みをリンクさせる
- 競合他社との比較によって志望企業に感じた魅力を強調する
企業研究を深くおこなっていることが伝わるだけでも、十分に熱意のアピールとなります。企業研究で得た情報は、積極的に志望動機に盛り込んでいきましょう。
志望動機の効果的な伝え方については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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②自己PRの内容を考える際の参考にする
自己PRは自分の強みを伝えて入社意欲や貢献意欲をアピールすることですが、自分の強みがその企業の求める人物像とマッチしていなければ、あまり効果的なアピールにはなりません。
たとえば、チームワークを大切にしている企業に対して、「独立心」をアピールしてもあまり評価されないでしょう。
自己PRでは、その企業が求める人物像にマッチする強みをアピールすることが重要です。その点、企業研究で得た情報を参考にしながら、志望企業の求める人物像に合致するような強みを強調すれば、効果的な自己PRを作成できるようになります。
- チームワークを重視する企業:「協調性」「傾聴力」など
- チャレンジ精神を重視する企業:「主体性」「向上心」など
- スピード感を重視する企業:「行動力」「柔軟性」など
自己PRの伝え方や注意点については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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③逆質問に活用する
面接の終盤では学生のほうから企業に質問できる、逆質問の時間が設けられていることが一般的です。
逆質問で何を聞くかは自由ですが、企業研究で得た情報をもとに熱意や企業への理解度が伝わる内容の質問をすることで、高評価につなげることができます。
- ○○分野の技術発展のために、どのような人材育成をしていますか?
- 近年の市場環境の変化に対して、御社はどのように対応していますか?
- 将来的に○○の事業に挑戦したいと考えていますが、携わるためにはどのようなスキルが必要でしょうか?
逆に、調べればすぐにわかるような質問をしてしまうと、リサーチ不足と判断されて評価が下がる可能性があります。そういった事態を避けるためにも、逆質問は企業研究で得た情報をもとに考えるようにしましょう。
逆質問の選考段階別の質問例については、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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何度も繰り返すことで深度が増していく
第一印象とその後の印象が変化することは往々にしてあることです。たとえば、ある学生が最初はAという点を魅力と感じ、志望動機を考えていたとします。しかし、ほかの類似企業の研究を進めていくとAという点はその企業ならではの強みではなく、同じ業界ならばどこでもやっていることに気づいたとしましょう。さらに、この会社の強みはBという点である、というように新たな発見ができたらどうでしょう。このように感じられたということは企業研究が深まっている証拠です。
他社と比較をしながら企業研究を進めていくことで常に新しい発見を得ることができますし、その分志望動機で差別化が図れたり、自分がやりたいことがより明確になったりと多くのメリットが生まれます。企業研究は常に最新の情報を基にアップデートができるように、余裕を持って進められるようにしましょう。
あなたが受けないほうがいい職業は?
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入社後の早期離職を避けるためには、自分に適性のある職業を選ぶことが大切です。しかし、それがどんな職業なのかが分からず悩む人も多いでしょう。
そんな人におすすめなのが「適職診断」です。40の質問に答えるだけで適性のある職業や受けないほうがいい職業を診断できます。
自分に適性のある職業を早めに知って、就活を成功させましょう。
企業研究の際に気をつけたい3つの注意点
企業研究は非常に重要なものですが、やり方を間違えると思うような効果を得られなかったり、ほかの就活に支障をきたしたりする可能性があります。
ここからは、企業研究の際に気をつけたい3つの注意点について解説していくので、ここでしっかりとチェックしておきましょう。
①企業研究の目的を見失わない
就活において企業研究は欠かせないものですが、企業研究をする際は目的を見失わないよう、注意が必要です。目的を見失った状態で企業研究をしても、企業について詳しくなっただけで満足してしまい、次につなげることができません。
- 自分に合った企業を見極めること
- 具体的な志望動機を作成すること
- 企業が求める人物像を把握すること
企業研究をおこなう際は上記3つの目的を念頭に置いて、調べたことの活かし方を考えながら研究を進めるようにしましょう。
②時間をかけ過ぎずバランス良く取り組む
企業研究は時間をかけ過ぎず、バランス良く取り組むことも大切です。
企業研究は非常に重要なものですが、それだけで就活を成功させることはできません。確かに、選考のなかで企業についての知識があることを示すのは、熱意を伝えるのに有効な方法です。とはいえ、そればかりでは調べたことを発表しているだけになってしまいます。
内定を獲得するには企業研究だけでなく、自己分析や面接練習などの他の対策にも時間を割く必要があります。企業研究ばかりに時間をかけていてはほかの対策が疎かになってしまうため、バランス良く取り組むことを心掛けましょう。
③企業の悪い面にも目を向ける
企業研究をおこなう際は、企業の良い面ばかりに注目するのではなく、悪い面にも目を向けるようにしましょう。
自分の志望する企業を調べるときは、ついつい良い面に目が行きがちです。共感できるポイントを探すのは大切なことですが、悪い面も把握しておかないと、入社後に思わぬ後悔をする可能性が高くなります。
- 待遇の良さに惹かれて入社したが、残業時間が多かった
- ホワイトな職場環境に惹かれて入社したが、仕事にやりがいを感じられなかった
本当に自分にマッチした企業を見つけるには、良い面と悪い面の両方に向き合って考えることが大切です。また、悪い面にも目を向けることで、企業の全体像がより理解できるようにもなりますよ。
就活の成功には企業研究が必要不可欠! 正しいやり方を押さえて進めよう
企業研究は単に企業について研究するのではなく、自分に合った企業を見極めることが本来の目的です。企業研究で得た情報は志望動機や自己PR、逆質問などを考える際にも役立つため、積極的に活用していきましょう。
企業研究は就活を成功させるカギと言っても過言ではありません。今回解説した内容を参考にしながら、企業研究の正しいやり方を理解して就活を有利に進めてくださいね。
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そのほか、企業研究は「具体的な志望動機を作ること」や「企業の求める人物像を把握すること」を目的におこなわれることもあります。