目次
- 25卒の就活がやばいと言われる理由を理解してすぐに行動を起こそう!
- これまでとどう変わる? 25卒の就活がやばいと言われる理由と対策
- ①就活スケジュールの早期化でタイミングを逃しやすい
- ②採用活動が多様化し対策しにくい
- ③インターンシップでの採用が増加している
- ④オンライン面接の定着化による競争率の増加
- ⑤新型コロナウイルス感染症の影響によるガクチカの欠落
- 当てはまったら要注意! 就活がやばくなりやすい25卒就活生の特徴
- ①「何とかなるだろう」と楽観的に考えて何も行動できてない
- ②企業の採用スケジュールの確認が遅れ準備が後手に回っている
- ③焦るだけでこれまでとまったく同じ就活を続けている
- やばい状況に陥らないために! まずは25卒の就活スケジュールをチェック
- 今からでも遅くない! 25卒の就活生が必ず取り組むべき10の対策
- ①自己分析をし直して改めて就活の軸を見つける
- ②通年採用を取り入れている企業を中心にリサーチする
- ③こだわり過ぎずに幅広い企業に目を広げてみる
- ④OB・OG訪問で意見を求める
- ⑤自分をよりアピールできるエントリーシートを作成する
- ⑥録音や動画撮影を通して効果的な面接練習をする
- ⑦大学のキャリアセンターやハローワークに相談する
- ⑧志望する企業や業界で役立つスキルを磨く
- ⑨逆求人サイトや就活エージェントに登録する
- ⑩リフレッシュして気持ちを入れ替える
- あわせてチェック! 25卒の就活を悲観しすぎる必要はない3つの理由
- ①求人倍率自体は上昇している
- ②就職内定率も上昇傾向にある
- ③逆オファーなどの就活サービスが多様化している
- 「25卒の就活はやばい」と聞いて焦っているときに覚えておきたいこと
- 対策を入念におこなえば必ず就職できる
- 周りのペースを気にしすぎず自分なりのペースを大切にする
- 話しにくいことでも積極的に周囲に相談する
- 25卒の就活がやばいと言われることに関するよくある質問に回答!
- やばいと言われる25卒の就活状況を振り返りしっかりと対策して進めよう
25卒の就活がやばいと言われる理由を理解してすぐに行動を起こそう!
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活中の25卒の学生から
「25卒の就活はやばいと聞きましたが、本当ですか?」
「25卒の就活はどう進めればいいのでしょうか」
といった声が寄せられています。就活がなかなか思うようにいかないうえに、「25卒の就活はやばい」と聞くと、心配になってしまいますよね。
しかし、「やばい」と言われている理由を理解し、しっかりと対策すれば必ず理想の就職はかなえられます。必要以上に不安にならなくても大丈夫ですよ。
この記事では25卒の就活が「やばい」と言われる理由と、それに対する対策について詳しく解説します。自分の就活を振り返るきっかけにもなるので、ぜひ参考にしてください。
これまでとどう変わる? 25卒の就活がやばいと言われる理由と対策
就活生
キャリアアドバイザー
就活を取り巻く状況がさまざまに変化しているため、人によってはやばいと感じるようですね。ただ一概には言えないので、まずは冷静に実態をつかむことが大切です。
25卒の就活がやばいと言われる理由として、全体的な就活スケジュールの変化や、新型コロナウイルス感染症により就活が少しずつ変化してきていることなどが挙げられます。
就活を成功に導くには、まず置かれている現状を正確に把握し、それに応じた行動をとることが大切です。25卒がやばいとされているポイントと、それぞれの対策について解説します。
25卒の就職活動についてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみましょう。
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①就活スケジュールの早期化でタイミングを逃しやすい
ここ数年、企業が就活生を獲得するタイミングが早期化し、エントリーの受付や面接の開始時期が早まっている傾向があります。
経団連に加盟している企業は一律で進めていますが、経団連に加盟していない企業や外資系などにはスケジュールを早めているところも多いです。
早まっている背景には、人手不足により企業が他社よりも早く、就活生を確保したいと考えていることが挙げられます。学生にとっては、就活に関する準備期間が短かったり、スケジュール管理が難しかったりする問題が出てきますね。
表向きは6月に面接開始となっていますが、より良い就職・採用のあり方を追求する就職みらい研究所が25卒の大学生・大学院生を対象に就活状況について調査した「就職プロセス調査」によると、実際には5月1日時点で約7割の学生が内定をもらっています。
キャリアアドバイザー
スケジュールに乗り切れずタイミングを逃してしまったという人は、ここから軌道修正が必要です。
内定と内々定の違いについてはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
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対策:アプリなども駆使しながら採用情報をこまめにチェックする
友人たちにどんどん内々定が出始めると、焦ってしまいがちです。そういうときでも慌てずに、情報収集に努めるのをおすすめします。就活生用の無料のアプリなどを駆使し、企業や業界の情報を集めてみてください。
また、なかなか内定が出ない理由として自己分析が甘いというケースがあります。自己分析や適性診断などを改めてやり直してみましょう。
面接対策や業界研究などは以下のようなところでもできます。
- YouTube
- LINEのオープンチャット
- 企業のSNS
- 就活サイト提供の面接練習アプリ
できるだけ幅広いツールを活用して情報収集をするのもポイントです。
就活で役立つアプリはこちらの記事でも紹介しています。
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自分の強み・適職を知るためにも、まずは自己分析を済ませましょう
就活を成功させるためには自己分析が必須です。しかし、自分自身のことを分析するのは意外と難しいですよね。
そんなときは「自己分析ツール」を活用しましょう。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけであなたの強み・弱みが簡単にわかります。
無料で使えるので、自分の強みを確かめたい人は今すぐ診断しましょう。
②採用活動が多様化し対策しにくい
採用活動が多様化しているのも、25卒の就活が難しいとされる理由です。
少し前までは有名な就活用のナビサイトに登録して説明会に参加し、面接に進むのが一般的でした。しかし、最近はSNSや逆求人型サービス、求人検索エンジンなど、さまざまなチャネルがあり、どれが自分に合っているかよくわからないと言う人もいますね。
情報もSNSやYouTubeなどさまざまなツールを駆使して提供されるので、油断していると、最新の情報に気づかないまま時間だけが過ぎてしまうケースもあります。
また、新型コロナウイルス感染症の影響で面接などをオンラインに切り替える企業が多くありましたが、25卒の就活では対面に切り替える企業と、引き続きオンライン面接を実施する企業があることも混乱の原因になっています。
キャリアアドバイザー
一次面接はオンライン、最終面接は対面と、選考フェーズで切り替える企業も多いですよ。就活の体験記なども参考にしながら、事前にどの形式の面接なのか調べて対策に活かしましょう。
対面での面接とオンライン面接の対策についてはこちらの記事を参考にしてください。
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対策:最新の就活トレンドに詳しいエージェントに相談する
採用活動の方法が多様化してわかりにくいと感じているなら、就活をサポートしてくれるエージェントに相談するのもおすすめです。プロの視点でアドバイスをしてもらえますよ。
就職エージェントとは、無料で利用できる就活支援のサービスです。最新の就活トレンドにも対応しているので、採用活動の多様さで混乱しているときこそ、相談先としては最適です。
就職エージェントは就活に関する豊富な情報を持っているうえ、たくさんの学生を見てきているので、一人ひとりに合ったアドバイスも期待できます。
キャリアアドバイザー
履歴書やES、面接のアドバイスもしてくれるので、まだ内々定がなくやばいと思っているなら、一度相談してみるのをおすすめします。
③インターンシップでの採用が増加している
25卒の就活からインターンシップの方針が変更になったのも、「やばい」と思う学生が増えた理由の一つですね。
これまで企業は、インターンの期間中に取得した学生の個人情報を、採用活動に活用することはできませんでした。
しかし、経団連や国公私立大学が話し合い、採用と大学教育の未来について協議する産学協議会が新しいインターンの在り方を定義した「産学で変えるこれからのインターンシップ」によって、方針が大きく変更となりました。
内容として、インターンを4つに分類したうち、職場で実務経験を積む「汎用型能力・専門活用型インターンシップ」の場合は、参加した学生を企業は積極的に採用できるようになったのです。
このことにより、インターンでの評価が本選考にも影響をおよぼすようになり、インターンに参加した学生のほうが有利になる可能性があります。
- オープン・カンパニー(業界・企業説明会やイベント等)
- キャリア教育(大学の講義や企業の教育プログラム等)
- 汎用的能力・専門活用型インターンシップ(職場での実務体験を伴う)
- 高度専門型インターンシップ(高度な専門性を要求される実務を体験※試行)
インターンの目的や充実させるための心構えはこちらの記事で解説しています。
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対策:参加できていない場合は業務に関連する経験ができる機会を探す
たしかにインターンの重要性は高まっていますが、今の時点でインターンに参加できていなくとも悲観する必要はありません。インターンに参加していないからといって、就職ができないわけではなく、ほかの部分で努力してアピールすれば十分チャンスはあります。
たとえば業務に関連した経験を積んでおくのも良いですね。似たような業種のアルバイトをしたり、IT関連であれば自分でホームページを制作して公開する方法もあります。
その業種・業界に興味を持ち、実際に努力しているということは、ガクチ力にも書くことができ、面接でも話に説得力を持たせられますよ。
キャリアアドバイザー
インターンシップに参加していなくても、業界に興味を持って努力していることが伝われば、ほしい人材だと思ってもらえる可能性は高くなります。
④オンライン面接の定着化による競争率の増加
近年はオンライン面接をおこなう企業が増え、企業によっては競争率が上がる傾向が見られます。
日本経済団体連合会の「2021年度入社対象 新卒採用活動に関するアンケート結果」によると、新型コロナウイルス感染症が拡大した2020年には約9割の企業がオンラインでの企業説明会や面接を実施したと回答しています。
現在は対面での企業説明会や面接が可能になっていますが、オンラインによる採用活動をおこなっている企業はいまだ多いですね。
企業にとってオンラインの採用活動のメリットは、遠方の学生もアプローチしやすいという点にあります。多くの学生がエントリーしやすくなった分、人気企業では競争率が以前よりも上がってしまう可能性があるのです。
キャリアアドバイザー
企業にとってオンライン面接はスケジュールの調整がしやすいという点もメリットになります。人手不足も深刻化しているため、今後もオンラインでの採用活動は続けられると考えられます。
対策:強みや志望動機を深掘りして独自性を強くアピールする
ライバルが多いならば、強みや志望動機を深掘りしたうえで自分らしさをアピールし、たくさんの就活生のなかで埋もれないようにしましょう。
そのためには、事前に自己分析や業界分析などをしっかりとおこない、志望動機に深みを出して伝えることが大切です。
オンライン面接という特性を考えた場合にも、強みや志望動機を深掘りして明確に伝える必要性があります。対面面接とは異なり、オンラインは相手の細かいしぐさや表情、言葉のニュアンスが伝わりにくいため、しっかりと事前準備して臨みましょう。
キャリアアドバイザー
早口や小さな声にならないよう、事前にしっかりとした強みや志望動機を用意し、スムーズに述べる練習をしておくと良いですよ。
面接を突破する志望動機の作り方はこちらの記事で詳しく解説しています。
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⑤新型コロナウイルス感染症の影響によるガクチカの欠落
25卒の場合、新型コロナウイルス感染症によって大きく状況が変化し続けた大学生活でしたよね。そのため、履歴書やエントリーシートに書く「学生時代に力を入れたこと(ガクチ力)」を書くのに苦戦している人も多くいます。
以前であれば、アルバイトやサークル・部活動、ボランティア、ゼミのグループ研究、旅行、友人との交流など、さまざまな体験を対面でおこなえました。しかし、25卒の学生は制限のなかで学生時代を送っていたため、先輩たちとはかなり状況が違っています。
対策:成果よりも過程を重視して経験の棚卸しをする
キャリアアドバイザー
コロナ禍であっても、学生時代にやってきたことはいろいろあるはずです。そのやってきたことを、過程を重視してガクチ力としてESに書くと良いですよ。
たとえコロナ禍であったとしても、何もしていなかったわけではないはずです。ゼミやサークルの仲間とのオンラインミーティングや、感染対策をしながらのアルバイト、ボランティア、自宅で過ごす時間が多いからこそ力を入れた資格の取得など、特殊な時間ならではの体験をガクチ力に書くのも一つの手です。
その際は、結果よりも過程(HOW)にポイントを置いて書くと良いですよ。自粛期間が長かったために大きな成果が得られなかったという人も多いですが、「どうしてそれをやろうと思ったのか」「どのようにおこなったのか」についてエピソードを入れれば、十分に強いガクチ力になります。
自分のリーダーシップをアピールしたい場合には、オンラインミーティングをどのように実施して、どのように皆が発言しやすいように工夫したのかなどを書くのもおすすめです。
ガクチカがないときの見つけ方はこちらの記事でも解説しています。
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キャリアアドバイザーコメント堀内 康太郎プロフィールをみる
就活に不安を感じている25卒の学生は多いかと思いますが、業界によってはこれまでの就活とあまり変わらないところもあります。
たとえば、IT業界のベンチャー企業は人手不足のため、これまでの就活スケジュールのように長期的に採用活動をする可能性が高いです。また、公務員は民間の一般企業とは異なる選考形態をとっていることから、影響を受けにくいとされています。漠然と不安になる前に、自分の興味のある業界や職業についてよく調べてみると良いですよ。
ただし、外資系企業のなかには面接の時期などを早めているところがあります。より良い人材を確保したいという考えや、面接時期が遅くなると学生の学業に影響を及ぼしかねないという配慮から、スケジュールが前倒しになる傾向があるのです。
25卒の就活はこれまでと変わった部分があるため、戸惑う学生も多いかもしれません。自分の就活状況を見て焦ったときは、一度冷静になって落ち着いて就活を仕切り直しましょう。
当てはまったら要注意! 就活がやばくなりやすい25卒就活生の特徴
就活生
どんな人がやばい状況になりやすいですか?
キャリアアドバイザー
25卒だけではなく、就活がやばい状況になる学生には、共通する特徴がありますね。
就活生
自分がそうじゃないか心配だな……。
キャリアアドバイザー
では、具体的にやばくなりがちな学生の傾向について見ていきましょう。
ここからは、やばくなりやすい25卒就活生の特徴について解説します。どれも、ついついやってしまいそうなことばかりです。当てはまりそうだったら、注意してくださいね。
①「何とかなるだろう」と楽観的に考えて何も行動できてない
「何とかなるだろう」と楽観視してしまい、就活に向けた着実な行動ができていないということはありませんか。売り手市場という状況もあり、認識が甘くなり、行動が後手に回っているのかもしれませんね。
周囲がどんどん内定を獲得していくと、気持ちばかりがどんどん焦ってしまうので、ここで気を引き締めて、計画的に行動するようにしましょう。
最近では転職することも多いですが、最初に就職した企業でどのような経験をし、どのようなスキルを磨いたかということはとても重要です。30代、40代になって転職しようとしたときに、20代で十分なキャリアを積めていない場合には、良い転職先を望めません。
キャリアアドバイザー
もちろん肩に力を入れすぎるのは良くありませんが、就活は将来を考える良い機会だと思って、しっかりと考え、行動するようにしてください。
②企業の採用スケジュールの確認が遅れ準備が後手に回っている
採用スケジュールを早める企業が多いなか、確認が遅れて準備が間に合わなくなっている場合もあります。
スケジュールを確認していなかったばかりに、自己分析や企業研究が十分にはできていないままESを作成してしまったり、面接対策ができておらず結果が出せなかったりしているようでは、「やばい」状況にあると言えます。
大学3年の早い時期から準備をしておけば余裕をもって就活できますが、それができていなかった場合、ここからしっかりと活動をしなければなりません。
キャリアアドバイザー
就活ノートなどに、応募したい企業の採用スケジュールを記入し、今何をすべきか書き込んでいくと良いですよ。
③焦るだけでこれまでとまったく同じ就活を続けている
焦ってしまって、結局、同じ就活ばかりをしてしまうのも注意が必要です。内定が出ない理由は必ずあるのに、焦って十分な振り返りをしないと、同じ失敗をくり返してしまいます。
- 自己分析ができていない
- 何をしたいかの軸がぶれてしまっている
- 業界分析ができていない
- 企業分析が甘い
- 自分に合わない業界を狙っている
- 企業に合わせた面接対策ができていない
以上のような点がないかしっかりと振り返り、就活の方法や方向性を見直してください。
就活がうまくいかないときの打開策についてはこちらの記事でも解説しています。
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やばい状況に陥らないために! まずは25卒の就活スケジュールをチェック
25年卒の就活スケジュールはおおよそ、図の通りになっています。
現在、就活のおおよそのスケジュールは政府主導でルールが定められています。通常、対象の学生が大学2年次に相当する年に関連省庁によって「就職・採用活動日程に関する考え方」がとりまとめられ、それに即した形で企業は採用活動をおこないます。
25卒の学生については広報活動開始が卒業・修了年度に入る3月1日以降、採用選考活動の開始が卒業・修了年度の6月1日以降、正式な内定日は卒業・修了年度の10月1日以降となっています。
基本的なスケジュールを再度確認して、就活を進めてください。
ただし、IT系やスタートアップ企業などでは、図のスケジュール通りではないところも多くあるので注意が必要です。チャンスを逃さないように、企業ごとのスケジュールをしっかりと把握しましょう。
キャリアアドバイザーコメント上村 京久プロフィールをみる
25卒で就活生は大学4年生の冬休み頃になっても内定をもらっていない場合、少し危機感を持ったほうが良いでしょう。というのも、冬にはエントリーシートの受付を終了する企業が増えて、秋の採用も落ち着いてくるためです。
ただし、学生のなかには内定をもらっていないことに焦りすぎてしまい、冷静に現状が見つめられなくなっている人もいます。内定が出た周りの人の話を聞いて気分が落ち込んだり、内定をもらえなかった企業のことを考えてしまうなど、いつまでも動き出せずに時間が過ぎている人もいるかもしれません。
焦る気持ちも大切ですが、就活に対して投げやりになってしまったり、やる気がなく時間だけが過ぎていかないように、まずは冷静に現状を見直して就活に取り組みましょう。
今からでも遅くない! 25卒の就活生が必ず取り組むべき10の対策
- 自己分析をし直して改めて就活の軸を見つける
- 通年採用を取り入れている企業を中心にリサーチする
- こだわり過ぎずに幅広い企業に目を広げてみる
- OB・OG訪問で意見を求める
- 自分をよりアピールできるエントリーシートを作成する
- 録音や動画撮影を通して効果的な面接練習をする
- 大学のキャリアセンターやハローワークに相談する
- 志望する企業や業界で役立つスキルを磨く
- 逆求人サイトや就活エージェントに登録する
- リフレッシュして気持ちを入れ替える
就活生
まだ内定が出ていないのですが、今から何をすれば良いですか?
キャリアアドバイザー
焦らずに、基本的な就活を続けながら対策していきましょう!
就活生
何から手を付けたら良いのかわからなくて……。
キャリアアドバイザー
今すぐ取り組むべき対策を順に解説しますので、一つずつおこないましょう。
気持ちが焦ると、何をしたら良いかわからなくなるかもしれません。そんなときは、落ち着いてこれから解説する10の対策をおこなってみてください。
①自己分析をし直して改めて就活の軸を見つける
就活がうまくいかず「やばい」と感じているときは、落ち着いて今までやってきた就活の内容を見直してみましょう。まずは自己分析をやり直すところからはじめてください。
自己理解が深まっていると、ESや面接でのアピールに役立つだけではなく、就活での軸を作れます。就活の軸を持っておけば、自分の価値観やライフプラン、個性などと照らし合わせて働き方や仕事を選ぶことができますよ。
キャリアアドバイザー
これまでも自己分析はやってきたという学生も、就活を続けてきたなかで、新たな自分の一面に気づいたことがあるはずです。自分の適性や強みなどを、あらためて深掘りして書き出してみましょう。
自己分析ノートの作り方はこちらの記事で解説しています。
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②通年採用を取り入れている企業を中心にリサーチする
まだ内定が出ていないならば、通年採用をしている企業を狙うのをおすすめします。
通年採用とは、年間を通しておこなわれる採用のことです。新卒一括採用では国が推奨するスケジュールに企業は合わせていますが、通年採用では企業独自のスケジュールで採用活動がおこなわれます。
売り手市場であるため、企業が十分な人材を一括採用で確保しにくいことから、これから通年採用が増えていくと考えられています。
通年採用では日本と卒業シーズンが異なる帰国子女や既卒者、研究などで一般的なスケジュールでは就活ができない学生なども対象になります。
また、春夏に予定通りの人材が確保できなかったために、秋採用をおこなう企業もあります。大人数の採用を予定している大企業などは、内定辞退者が出て枠に空きが出やすく、6月以降でもエントリーを受け付けている場合があります。
キャリアアドバイザー
伸び盛りのスタートアップ企業などでも6月以降に受付をしているところがあるので、リサーチしてみてくださいね。
通年採用企業に応募するメリットや注意点はこちらの記事でまとめています。
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③こだわり過ぎずに幅広い企業に目を広げてみる
就職活動が長引いてくると、視野が狭くなりがちです。いろいろな企業を見たことで、どんどんと理想だけが高くなっていくケースもあります。
いったん肩の力を抜いて、幅広く企業を探してみましょう。もしかしたら違う業界のほうが、あなたに合うケースもあります。
また、複数あるこだわりのうち一つ捨てただけで、思いのほかたくさんの企業が見つかる可能性があります。ここまで自分が企業に求めてきた条件を書き出してみて、優先順位を付けてください。一番下のものは、削っても大丈夫な条件かもしれませんよ。
企業をブランドで選んで、心からその企業で働きたいとは思っていないのに受け続けるのも問題です。一般的に有名ではなくてもBtoBで堅調に業績を上げている企業や、将来性豊かなスタートアップ企業もあります。やりたい仕事がある企業かどうか見極めて、応募する企業の幅を広げるのも一つの手です。
キャリアアドバイザー
給与や規模などの条件にこだわり過ぎず、発想を変えてみることで道が開けることもあります。
④OB・OG訪問で意見を求める
なぜうまくいかないのか、OB・OG訪問で聞いてみるのも有効です。先輩の話を聞くことが、自分の就活の軸を見直すきっかけになることもありますよ。
これまで就活がうまくいっていない人は、企業や業界の特性と、自分の適正が合っているかという点も考える必要があります。その参考になるのがOB・OG訪問です。話を聞いて就職後のイメージを膨らませながら、自分に合っている企業なのか考えましょう。
OB・OG訪問は一般的に大学3年の8月~大学4年の5月頃におこなわれます。4~5月は年度初めや、就活のピーク時にあたるため、OB・OGへのアポイントが取りづらいタイミングになります。ピークを過ぎればOB・OG訪問のアポイントは取りやすくなるので、タイミングを見て行動してみましょう。
キャリアアドバイザー
ただし、あまり遅くなると、今度は翌年の卒業生によるOB・OG訪問が始まるので注意してください。
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⑤自分をよりアピールできるエントリーシートを作成する
成果が出ていない場合、ESが弱い可能性があります。しっかりと自分をアピールできているか、見直してみてください。
基本に立ち返り、自己分析をおこなうところからやってみましょう。自分史なども、もう一度やってみると、さらにさまざまなエピソードが出てくる可能性があります。そのなかから、より強いエピソードをESに採用すると良いですよ。
また、これまで作ったエントリーシートは「字が読みにくい」「文章がわかりにくい」などの欠点があるかもしれません。見た目や文章力も改善して作成するのをおすすめします。
書類選考を突破するコツはこちらの記事を参考にしてください。
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⑥録音や動画撮影を通して効果的な面接練習をする
面接までは進むのに、内定が出ないという場合、回答の内容だけではなく「答え方」も振り返る必要があります。
自分ではわかりやすく話しているつもりでも、意外に相手に伝わりづらい話し方になっている場合があります。面接練習をする際には、録音や動画撮影をして、客観的に自分の話し方を確認してみましょう。
- 話し方や話すスピードは聞き取りやすいか
- 内容はわかりやすくまとまっているか
- 動画の場合、明るい表情で話せているか
練習する際は模擬面接としておこなうのもおすすめですよ。やり方はこちらの記事で解説しています。
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⑦大学のキャリアセンターやハローワークに相談する
内定が出ずにやばいと思っているときは、一人で悩むよりも、就活について相談できるサービスや機関を利用すると良いですよ。
たとえば、大学のキャリアセンター(就職課)に相談すれば、キャリア相談、求人情報の紹介、エントリーシートの添削、面接練習、OB・OG訪問の紹介など、幅広く就活のアドバイスが受けられます。
ハローワークでも就活の相談にのっています。キャリア相談や求人情報の紹介のほか、面接対策のサポートや、就活セミナーの案内などもおこなっているので活用してみましょう。
キャリアアドバイザー
ハローワークは中小企業の求人に強いのが特徴です。相談することで就活の視野を広げることにも役立ちますよ。
ハローワークを活用したい人は、こちらの記事を読んでみてください。役立て方を詳しく紹介しています。
ハローワークとは? 使い方や就活に役立つ8つのサービスを徹底解説
⑧志望する企業や業界で役立つスキルを磨く
就活を進めつつ、志望する企業や業界で役立つスキルを磨いたり、知見を広めたりしておきましょう。今からでは資格取得などで成果を出すのは難しいですが、大切なのは学んでいるという姿勢です。
多くの企業は新卒の学生に対しては、現時点で即戦力になれる力は求めていません。それよりも、興味を持って学んでいるという過程を重視します。
キャリアアドバイザー
面接時にも役立つように、ビジネスマナーなども習得しておくと良いですよ。
基本的な就活マナーはこちらの記事を参照してください。
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⑨逆求人サイトや就活エージェントに登録する
企業とつながるためのチャネルはできるだけ多くあったほうが良いですね。新卒の学生向けの逆求人サイトや就活エージェントに登録しておくことをおすすめします。
登録しておくと、企業側からスカウトが届く可能性もあるので、未登録の人はチェックしてください。企業のことを知る複数のチャネルを持っておくことで、チャンスも視野も広がります。
キャリアアドバイザー
思わぬ企業が自分に合っているということもありますよ。
⑩リフレッシュして気持ちを入れ替える
就活に疲れたと感じたら、しっかり休息をとることも大切です。焦るあまり、休息もとらないでいると思考の柔軟性を失い、どんどん気持ちが追い込まれていきます。
好きなカフェや公園などに行って休むのも良いですし、空を眺めるだけでもリフレッシュは可能です。好きなものを食べたり、本や映画で気分転換したりするのも良いですね。
頭をすっきりさせてから、また自分のペースで就活をおこなってください。エントリーシートもいったん休憩を入れてから読むと、印象が変わってきます。
キャリアアドバイザー
時間をおいて読み返すことで、文章のわかりにくい箇所などに気づきやすくなりますよ。
キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
今25卒で就活をしている人が特に意識しておくべきなのは、「幅広い企業に目を向けること」です。志望する業界は絞り込みをせず、幅広く応募してみましょう。応募する業界を絞りすぎるとエントリーできる企業数が少なくなり、面接を受ける機会が減ってしまいます。内定を獲得できる可能性を広げるためにも、志望業界以外にも幅広く見ることが重要です。
個人の目的にもよりますが、志望業界でなくても、入社後にやりたい仕事に携われる可能性もあります。
たとえば、編集関連の仕事がしたいのであれば、マスコミ業界でなくても自社メディアの運営に携われたり、自社商品カタログの編集担当として活躍することはできるでしょう。また、コンサルティング業界に入れなくても自社の課題解決に貢献できる部署に配属される場合もあります。
まずは応募する業界を広げて応募できる企業数を増やし、面接を受ける回数を多くして内定率を上げられるようにしてくださいね。
あわせてチェック! 25卒の就活を悲観しすぎる必要はない3つの理由
就活生
まだ内定が出ていなくて……。25卒の就活はやばいとも言われているし、やっぱり不安です。
キャリアアドバイザー
そんなに悲観することはありませんよ! 25卒の就活はやばい一方で、やばくないと言える材料も多いのですよ。
就活生
どういうことですか?
キャリアアドバイザー
理由を3つ解説しますので、現状把握に役立ててくださいね。
25卒の就活がやばいと言われているからといって、あきらめてしまうべきではありません。最近の求人倍率の上昇など、悲観しなくても良い理由について解説します。
①求人倍率自体は上昇している
リクルートワークス研究所が調査した「大卒求人倍率調査(2025年卒)」によると、2025年の大卒の求人倍率は1.75倍です。2024年卒の1.71倍から0.04ポイント上昇し、売り手市場の状況となっています。
新型コロナウイルス感染症の拡大がある程度一段落し経済活動が以前の状態に戻ってきたこともあり、企業は積極的に人材を求めています。「やばい」と言われつつも、実は25卒の学生にはチャンスが多くあるということを忘れないでくださいね。
②就職内定率も上昇傾向にある
就職内定率とは就活している学生が内定を得た割合のことです。その就職内定率もまた年々、上昇傾向にあります。
文部科学省と厚生労働省が発表した大学等卒業者及び高校卒業者の就職状況調査によると、24年卒の就活では、4月1日時点で大学生の就職率は98.1%と、前年同期比で0.8ポイント上昇しています。
コロナ禍でいったん落ち込んだ内定率も、年々上昇しコロナ禍前に近づいています。今年もかなりの数の学生が無事に内定をとれると考えられるので、焦らずに就活を続けてください。
③逆オファーなどの就活サービスが多様化している
最近は就活サービスがどんどん多様化し、自分にあったサービスを利用しやすくなっています。サービスの多様化にともない、企業が学生にアプローチする方法も増え、自分に合った企業に出会える可能性が高くなっています。
たとえば、就活サービスとしては以下のようなものがあります。
- 逆求人(スカウト型)サイト
- 就活エージェント
- 求人ナビサイト
- 企業の求人サイト
使うサービスによっては、他では見つからない求人に出会えることもあるので、幅広くチェックしておきましょう。
「25卒の就活はやばい」と聞いて焦っているときに覚えておきたいこと
- 対策を入念におこなえば必ず就職できる
- 周りのペースを気にしすぎず自分なりのペースを大切にする
- 話しにくいことでも積極的に周囲に相談する
内定が出ないと焦りはつのりますよね。しかし、「やばい」と感じているときこそ落ち着いて行動することが大切ですよ。ここからは、焦りすぎて失敗しないための心構えをお伝えしていきます。
対策を入念におこなえば必ず就職できる
売り手市場の現在、対策を入念におこなっておけば、就職は可能です。「必ずできる」と信じて進むと、良い成果がついてきますよ。
以下のような基本的な対策をていねいにおこないましょう。
- 自己分析
- 業界・企業分析
- エントリーシートのブラッシュアップ
- 必要なスキルの習得
- OB・OG訪問
とくにエントリーシートのブラッシュアップは、1社ごとにおこなうのがポイントです。長く就活を続け、何社も受けていると使いまわしをしたくなるものです。しかし、それぞれの企業にあったESにするべきなので、使いまわしはしないようにしてください。
周りのペースを気にしすぎず自分なりのペースを大切にする
周りがどんどん就職を決めていくと、ついつい焦ってしまいますが、そういうときこそ、自分のペースを守ることが大切です。
- 企業研究などを落ち着いてできない
- とにかく内定がほしくて、手あたり次第エントリーしてしまう
- 精神的に追い込まれて、就活する元気をなくしてしまう
そのようなことがないように、「自分は自分」だと思い、落ち着いて就活を継続させましょう。
気持ちを落ち着かせるためには、1日10分程度でも就活に関する行動をすると良いですよ。前進しているという実感があると気持ちは落ち着いてくるものです。上述のようなエントリーシートのブラッシュアップでも良いですし、インターネットで業界研究をするだけでも十分です。
就活ノートを作って、その日に行動したことや、これからやるべきことを書き出すのも、頭を整理するのに役立ちますよ。
話しにくいことでも積極的に周囲に相談する
一人で悩んでいると良いアイデアはなかなか浮かばないものです。また、うまくいかない場合の問題点にも、気づけずにいる場合もあります。
「内定がなかなか出ない」などは、周囲に相談しづらいかもしれませんが、思い切って話してみましょう。とくに、周囲に就活経験者がいる場合には、貴重な体験談を聞いてみると良いですよ。話しているうちに気持ちが楽になったり、頭の整理ができたりしてくるものです。
キャリアアドバイザー
話しにくいなどと思わず、正直に相談してみてください。第三者の視点によって打開策が見つかることもありますよ。
キャリアアドバイザーコメント高橋 宙プロフィールをみる
なかなか内定が出ない状態だと焦ってしまう人もいるでしょう。しかし、焦りすぎると普段はうまくいくことも、うまくいかなくなってしまいます。まずは落ち着いて、心に余裕をもって就活に取り組みましょう。
心に余裕のあるほうが面接で落ち着いた口調で話すことができますし、ポジティブな受け答えがしやすくなります。面接で生き生き話すことができれば、採用担当者からも一緒に働きたいと思ってもらえる確率も上がるため、リラックスしてポジティブな気持ちで面接に臨みましょう。
また、仮に大学卒業後すぐに正社員になれなくても、第二新卒で希望の会社に正社員として入社できるケースもあります。あるとき突然、就活のタイミングが合って内定が出るというケースも少なくありません。
「今この時期に就職先を決めなくてはいけない」と気負いすぎず、自分には選択肢がいくつもあると余裕をもって就活を進めてくださいね。
25卒の就活がやばいと言われることに関するよくある質問に回答!
25卒の就活については世の中の状況の変化もあり、「やばい」と言われることがあります。本当にやばいのか、学生からのよくある質問に、キャリアアドバイザーが回答します。
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25卒の就活がいつもよりやばいって本当ですか?
就活に関する状況の変化により、学生が「やばい」と感じる要素はさまざまにあります。就活スケジュールが年々早まり、後れを取ってしまう学生もいます。就活のやり方が多様化し、情報を集めるチャネルも多様化したことで、うまく就活用アプリやサイトなどを活用できず「やばい」状況になっている学生もいます。さらに、25卒の大きな特徴としては、学生時代の多くをコロナ禍の影響を受けてしまい、ガクチ力に書けるようなエピソードが少ないなども挙げられます。
ただし、求人倍率は上がっているので、就職自体が難しい状況ではありません。就活の基本を守りながら、自分をアピールしていけば、「やばい」状況から抜け出すチャンスはいくらでもありますよ。
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25卒でいつまで内定がないとやばいですか?
現在、一般的な就活解禁は2024年の3月1日とされていますが、約半数の企業がその前に内定出しを開始しています。そして6月までには多くの学生が内々定を獲得し、10月ともなれば内定式に参加する学生がいます。そこで6月や10月が内々定、内定が出ていないと「やばい」と感じやすいタイミングですが、10月を過ぎても内定が出ていない学生は意外に多くいるので悲観しすぎないようにしてくださいね。
通年採用を実施している企業や、春夏に十分な人材が確保できていないために秋採用をおこなう企業もあります。多くの優秀な人材を求めている大手や、BtoB企業、ベンチャー企業も、通年採用や秋採用をおこなっているので、落ち着いて探してみてください。
やばいと言われる25卒の就活状況を振り返りしっかりと対策して進めよう
25卒の就活は「やばい」と言われていますが、採用スケジュールの早期化や、採用方法の多様化などの状況を把握し、きちんと対策すれば必ず道は開けます。
内定がなかなか出なくて「やばい」と思っている人も、適度に休息を入れながら落ち着いて就活を続けてください。求人倍率も上がっているうえ、最近は秋採用や通年採用をおこなっている企業も多くあるので、きっと自分に合ったところが見つかりますよ。
25卒の就活はやばいという意見も見たのですが、実際どうなのでしょうか?