【自己紹介書の例文付き内容一覧】書き方のポイントと注意点

コラムの目次

  1. 自己紹介書とは
  2. 自己紹介書の書き方ポイント
  3. 自己紹介書を書くときの注意点
  4. 自己紹介書の内容一覧と例文
  5. 自己紹介書を作成して自分をより深く知ってもらおう

自己紹介書とは

新卒の就活ではあまり馴染みがないでしょうが、自己紹介書も自分をアピールする武器のひとつです。自己紹介書とは、その名の通り自分を紹介する、知ってもらうための文書です。書類選考では基本的には履歴書やエントリーシートの提出となりますが、企業によっては別途自己紹介書を求められることもあるため、注意しなければなりません。

また、企業から求められていない場合でも、インターンやOB訪問、企業説明会に参加した際に、採用担当者に渡して自分を売り込むことも可能です。自己紹介書を持っておくと履歴書やエントリーシートの作成にも役立ちます。作成時の基本からポイントまで知って、アピール力の高い自己紹介書を完成させましょう。

自己紹介書の書き方ポイント

そもそも自己紹介書とはどのように書くべきか、基本的なポイントを把握できていない人もいるでしょう。自己紹介という名称がついているため、当然自分を知ってもらうための情報を記載することが大切ですが、それだけでは不十分です。情報として自分を伝えるのはもちろん、プラスアルファで自分を売り込むことが自己紹介書の本来の役割です。基本的な書き方のポイントを把握して、要点を抑えた自己紹介書を作成しましょう。

基本情報を入れる

自分を知ってもらうには、まずは基本的な情報から記載しなければなりません。これは履歴書と同様で、名前や大学・学部・学科・専攻、生年月日、連絡先といった事項が含まれるでしょう。自己紹介書に決まったフォーマットはないため、住所は省略できる場合もありますが、企業によってはそれを見て郵送物を送ってくる可能性もあります。

そのため、基本的な情報を記しておき、企業とコンタクトが取れるようにしておきましょう。これらの情報が記載されていないと、いかにアピールの内容が優れていても、誰の情報なのかが分からず、企業でも扱いに困ります。自分という存在を正しく主張するためにも、基本情報の記載は必須です。

選考への意気込みを述べる

自己紹介書は自分を売り込む文書であるため、単に情報を羅列するだけではなく、選考への意気込み、就職への意欲も述べることが大切です。これは直接的に書く必要はなく、あくまでアピールを通してそれらを伝えていくことになります。自己紹介書は、選考やその先の就職に繋がることを意識して作成しなければなりません。

単に情報や事実を述べるだけでは、情報としての自分は知ってもらえても、個性が伝わらずに評価されづらいです。自分を知ってもらうとは、個性の部分も含めての話であるため、意欲を述べながら自分自身がどのような人間であるのかをアピールすることが大切です。

★★★CAからのコメント★★★

熱意や意欲を伝えるためには組織で活かせる強みを具体的に伝えよう

企業に熱意や意欲を伝えるためには「経験から身に付けた力をどのように活かすのか」を必ず述べましょう。ただやみくもに「頑張ります」「やります」などのポジティブワードを並べても、組織の中で活躍できるイメージを相手に抱いてもらえなければ意味をなしません。

実務内容を理解した上で再現性のある伝え方をしましょう。そして、面接の際は必ずお相手の顔を見ながら話してください。目線が合わないと自信がないように見受けられます。表情も情熱、意欲を感じ取る大切な要素です。内容には勢いがあるけれど、目も会わない、声も小さいとなると説得力に欠けます。ぜひ、ご自宅の鏡の前で声をだして練習してみましょう!ご自身を客観視できると改善ポイントも理解しやすく、より伝わりやすい努力が出来ますよ!【笠原】

自己紹介書を書くときの注意点

自己紹介書の作成時には注意点もあり、これが守れていないと場合によってはマイナスの評価を受けてしまう可能性もあります。本来自分を売り込むためのもので、場合によっては必須ではない文書で評価を下げてしまうのは非常にもったいないです。作成するなら、少しでも評価されることを目指さなければなりません。3つの注意点を知って、正しく評価される自己紹介書の作成を目指しましょう。

黒のボールペンで書く

自己紹介書も、黒のボールペンで書くのが基本です。パソコン作成でも問題ありませんが、手書きする場合は必ず黒のボールペンを選びましょう。また、ボールペンで書く以上原則修正はできず、間違った場合は一から書き直さなければなりません。書き直しを防ぐには、鉛筆で下書きし、その後ボールペンで清書するのがおすすめです。

下書きをする場合は、後で鉛筆跡が残らないよう優しく書き、綺麗に消しゴムをかけておかなければなりません。この際、ボールペンのインクが滲まないよう注意が必要です。また、黒のボールペンでも摩擦熱で消えるフリクションのものは使用禁止であるため、必ず消えないボールペンを使用しましょう。

丁寧に記入する

内容はもちろん、文字の丁寧さも見られており、それ自体も評価の対象となります。内容がよくても、雑に書かれていると印象は悪くなり、魅力が半減してしまうことも少なくありません。場合によっては読みづらいと思われ、しっかり読み込んでもらえない可能性もあります。

採用担当者は履歴書やエントリーシートのチェックだけでも忙しいため、別途提出した場合、自己紹介書はほとんどを通してもらえないことも多いです。読む気にさせるには丁寧に書くことで、読みやすくなるよう工夫しておかなければなりません。内容を工夫することも大切ですが、より魅力的に見せるには書き方そのものにも注意を払う必要があるため、丁寧に作成することは常に心がけましょう。

★★★CAからのコメント★★★

雑に書かれた自己紹介書は選考不通過の原因にもなる

雑に書かれている自己紹介書は、企業様への興味・関心が低い印象を受けますし、就活意識が低く感じます。日々多くの書類が送られてくるため、最後まで目を通してもらえないでしょう。【誰】に向けて書類を書いているのかを忘れずに準備しましょうね。各企業、採用活動に妥協はしません。

履歴書は、人事、役員、社長含め多くの人が見るものであり、入社後も保管される大事な書類です。実際に、書類が雑という理由の選考不通過のご連絡も頂きます。字が綺麗、汚いではなく、丁寧に書いているかどうかです。例えばですが、字が揃うように行・列を揃える、止めハネを意識している、下書きの消し漏れがないなど、最低限のマナーを守って仕上げましょう。【笠原】

伝えたいことを絞って簡潔に書く

自己紹介書はフォーマットが決まっていないため、どのような項目でアピールしても構いません。ただし、読みやすくするためにも項目をある程度絞り込むことが大切です。各項目ごとの内容は、簡潔にまとめましょう。アピールの項目があまりにも多すぎる、あるいは各項目が細かい文字でびっしり書かれていると、読む気をなくしてしまいます。

仮に読んでもらえたとしても、長々としたアピールでは、結局何を伝えたいのかが分からず退屈な印象を与えてしまい、マイナス評価にもなりかねません。項目によって多少長さは増減しますが、アピール項目では300〜400字以内を目安にし、長くなりすぎないようコントロールしましょう。

自己紹介書の内容一覧と例文

フォーマットが自由なため、どのような項目で自己紹介書を作成すべきか分からず、悩んでしまう人もいるでしょう。何を書いても自由ではありますが、最低限の内容は押さえていないと、自分のことを上手くアピールできないため注意が必要です。何を書くべきか迷うなら、一覧を参考にして記載する項目を決めましょう。それぞれの書き方と例文を参考にして、より具体的なイメージを膨らませて作成することが大切です。

①自己PR

自己PRは自身の良さを伝える項目ですが、どのような個性、能力でもアピールできるわけではありません。重要なのは志望先の企業に合うかどうかであるため、志望先の業界、企業で求められる能力、人材像に合わせて題材を選びましょう。この大前提ができていないと、業界・企業研究ができていないとして、その時点でマイナスの印象を与えてしまいます。

上手に伝えるには最初にアピールポイントを提示し、その後それを身につけた、あるいは発揮した経験を語って根拠づけをします。最後に仕事でどのように活かせるのか、再現性を提示して締めましょう。これらの流れを意識することで、自身の魅力をより明確に伝えることができます。

例文

私は好奇心旺盛で、新しいことにも臆せずチャレンジ出来ます。大学時代はバックパッカーとして世界を旅して、様々な文化に触れました。明確な行き先はなく、とにかく行ったことのない場所に行く、そして「何でも受け入れる」をスローガンに取り組みました。
知らないこともまずは受け入れる姿勢を持つことで価値観が広がり、物事をより客観視して見ることができるようになりました。貴社では営業職として新規の販路を数多く開拓して、利益に貢献したいと考えています。

最初にアピールポイントが示されており、その後過去の経験が提示できています。単に経験を提示するだけではなく、その中で何を意識していたかを述べることで、アピールポイントがさらに際立って伝えられているでしょう。経験に明確性を持たせることで、説得力も高められています。最後は仕事への活かし方で示されており、選考や就職への意欲が提示できていて好印象でしょう。

②志望動機

志望動機は、志望理由を提示し、就職後の働き方について簡単に言及するのが基本的な構成です。よりアピール力を高めるためには、最初に業界全体を志望する理由、次にその企業を志望する理由と分けて考えるといいでしょう。業界を志望する理由は、志望動機の根幹にあたります。

そのため、これが提示されていないと、そもそも就職意欲が本当にあるかを感じ取ってもらえないため注意が必要です。企業を志望する理由では、なぜその企業を選んだのか、他の企業ではなぜだめなのかを明確に説明することが大切です。他の企業を志望する理由と差別化をはかり、就職後について言及することで意欲の高さをアピールできるでしょう。

例文

私は子供向けの教材を作ることで、多くの子供たちの成長を支えたいと考えています。貴社は子供向けの教材の中でも、特に幼児期のお子様に向けたものが多く、商品のバリエーションも多いです。
他の企業よりも提案できる商品が多いからこそ、お子様ひとりひとりに合った商品を提案し、より豊かな成長を目指すサポートをしたいと考えています。大学時代は居酒屋でアルバイトをし、コミュニケーション能力を身につけました。就職後はコミュニケーション能力を活かしてお客様ひとりひとりと接し、各ご家庭の教育方針に合った商品を提案します。

業界を志望する理由、企業を志望する理由がそれぞれ明確にされており、さらに企業独自の魅力、特徴にも触れられています。他の企業では実現できないことが理由にできており、志望度の高さがより明確に伝えられているでしょう。また、大学時代の経験からどのような能力を身につけたのか、さらにそれが企業でどのように役立つのかも提示できており、これも好印象なポイントです。

③趣味

趣味は人間性をアピールする重要な項目であり、何を書くかは慎重に選定しなければなりません。基本的には正直に書いて問題はなく、ありきたりな趣味でもアピールはできます。しかし、あまりにもマニアック過ぎるものは採用担当者がイメージしづらく、評価の対象にならない場合もあるため注意しなければなりません。

また、ギャンブルや犯罪を想起させるようなマイナスの印象があるものもNGです。趣味をアピールする際は、少なくも悪い印象を抱かせないことが大切で、名称を羅列するだけではなく、簡単に説明も加えておくといいでしょう。何が趣味で、どのようなことができるか、なぜ取り組んだかといった説明を簡単に伝えることで、より明確なアピールとなります。

水泳

4歳の頃から習い始め、今でも続けています。現在は潜水にチャレンジしており、30m程度なら一呼吸で泳ぎ切ることが出来ます。

英会話

大学に入ってから習い始め、現在ではネイティブスピーカーと日常会話程度なら問題なく出来るようになりました。今後はTOEICにも挑戦する予定です。

趣味のアピールでは、どのような趣味を持っているかを記し、それを補足する文章を数行程度で書くことが大切です。趣味を記すだけではアピール力が低く、かといって補足の文章が長いと読みづらい印象を与えるため、バランスに注意しなければなりません。

④資格

資格は持っているものなら何でも提示できますが、数が多い場合は志望先に合うよう選定するのがおすすめです。大量に資格を持っているからといって、それだけで確実に評価されるわけではありません。資格は仕事で活かせてこそ意味があるため、志望先に関係ないものは、基本的に評価されないと考えましょう。

また、資格をアピールする際は取得年月日を記し、正式名称で書かなければなりません。これも趣味と同様に単に名称を羅列するだけではなく、数行程度で補足説明をつけるといいでしょう。

例文

2017年 9月1日 日商簿記検定試験2級 取得 3級は2015年に取得済み。翌年2級にもチャレンジしましたが不合格となり、猛勉強してさらに翌年に2級を取得しました。

例文

2018年 4月5日 普通自動車運転免許(AT限定) 取得
就職に向けて必要なシーンがあるかと思い、取得しました。

資格を複数持っている場合は、取得年月日の順番で書くのが基本です。ただし、これは絶対ではなく、志望先企業にマッチする資格を持っているなら、取得年月日に関係なく優先的に書いても構いません。例えば事務職を志望するなら、上記の通りで構わないでしょうが、車の運転が必要な営業職を志望するなら、順番を入れ替えてもいいでしょう。もっともアピールしたい資格を最初に書くと、能力はより明確に伝わりやすいです。

⑤研究課題

研究課題は、基本的にゼミで取り組んだ内容を記載して構いません。何を研究し、最終的にどのような結果が得られたのかを簡潔に記しましょう。研究課題はこと細かに説明する必要はなく、あくまで取り組みの内容を大まかに伝えることが大切です。企業は何を勉強し、どのような知識が身についているか、あるいは学業にきちんと取り組んだかを知りたいと考えています。

研究内容そのものを深く知りたいと考えているわけではないため、一定程度研究の成果が分かるよう伝えられているなら問題はありません。また、ゼミに入っていない場合は、大学生活で特に力を入れて取り組んだ勉強内容を提示しましょう。

例文

地方地域の特産品のブランド化によって、地方再生をはかる研究をしました。研究は文献だけではなく実地調査もおこない、該当地域に住んでいる人の地方再生への意識調査も実施しました。地方再生を願う多くは都市部の人であり、地方部の人はそれほど再生、活性化への意識がないことが分かりました。
しかし、一定数は再生を願う人もおり、再生賛成派、反対派で意見が分かれているのも事実です。研究では実際に○○町での意識調査、町民での話し合いの場を設け、再生に向けて活動するという方針を決めました。現在は具体的な再生案を考え、実行に向けた準備をしています。

研究課題は内容によっては専門的になることも多いため、内容について詳しくない人が見ても分かるよう簡単にまとめることが大切です。専門用語はできるだけ使わないようにし、初めて見る人でも理解できるよう噛み砕いて説明しましょう。また、取り組みの結果、どのような結末を迎えたのかまで記す必要があり、研究がまだ続いているならその旨を記載する必要があります。

⑥学生時代に力を入れたこと

学生時代力を入れたことは幅広い題材でアピールできます。学業はもちろん、部活動やサークル活動、その他アルバイトを含む課外活動まで題材になります。ただし、学業を題材にする場合は、研究課題と重ならないように注意が必要です。学生時代に力を入れたことは、何を頑張ったか、そこでどのような経験をし、成長したか、さらにその成長が仕事にいかに役立てられるかの3点が重要です。

この3つを意識することで、より明確なアピールになるでしょう。就活では学生時代に経験した内容そのものが求められているわけではなく、経験を通して得たものや最終的に企業で活かせるかどうかが重要視されています。

例文

大学時代はサークル活動に取り組み、アカペラサークルで文化祭を盛り上げました。男女混声の4人グループでしたが、ただ歌うだけでは面白くないと考え、ダンスも取り入れてエンターテインメント性を意識しました。全員が全くの素人のため、ダンスの練習は大変でしたが、1年がかりで特訓し何とか形に出来ました。
文化祭で披露するとステージは大盛り上がりで、その年の最優秀賞をもらえ、工夫し努力することの大切さを改めて実感しました。貴社でもひとつひとつの仕事の意味を考え、ただこなすだけではなく、工夫して取り組むことでさらなる成功を勝ち取り活躍したいと考えています。

サークル活動を挙げた例文では、どのように活動したのかが説明されています。単に頑張ったとするだけでなく、どのように頑張ったのか、どのように考え行動したのかを示すことで自主性の高さがアピールできているでしょう。また、結果から工夫し努力することの大切さを学んだとし、それを仕事への再現性にも繋げられていることで、さらに好印象なアピールができています。

自己紹介書を作成して自分をより深く知ってもらおう

自己紹介書は新卒の就活において必須とは限りませんが、持っておいて損はありません。自己紹介書を用意することで自分をより深くまで知ってもらえるでしょう。また、これをもとに履歴書やエントリーシートを作成することもでき、応募書類を書く際の参考資料にもなります。

自己紹介書は、自分の基本的な情報からアピール内容までをまとめたもので、自分の魅力が詰め込まれているものと言えます。ただし、魅力を詰め込むといっても、膨大な量を書きこむとその分プラスに働くわけではありません。本当に必要な情報のみを選り分け、記載することも大切です。簡潔性を意識してアピール項目・内容を考え、自己紹介書で上手に自分を売り込みましょう。

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