目次
- 人事の志望動機を魅力的に伝えるコツを今すぐチェックしよう!
- 人事の志望動機で押すべき3つのポイント
- ①「人」と「組織」への貢献意欲
- ②人事の業務内容への深い理解
- ③新しい知識やスキルを積極的に学ぶ姿勢
- 人事の志望動機例文7選! 未経験者・経験者別に紹介
- 人事未経験者の志望動機①(前職・営業)
- 人事未経験者の志望動機②(前職・事務)
- 人事未経験者の志望動機③(前職・エンジニア)
- 人事未経験者の志望動機④(前職・マーケティング)
- 人事未経験者の志望動機⑤(前職・専門職/店長)
- 人事経験者の志望動機⑥(前職・採用担当)
- 人事経験者の志望動機⑦(前職・労務担当)
- 魅力を伝える! 人事の志望動機の作り方4ステップ
- ステップ①人事を希望するようになったきっかけを考える
- ステップ②前職での経験を振り返り人事に活かせるスキルを洗い出す
- ステップ③その企業でなければならない理由を考える
- ステップ④入社後どのように貢献できるかを考える
- 要注意! 人事の志望動機のNG例
- 人事を志望する理由が抽象的すぎる
- 人事の仕事内容について理解できていない
- キャリアアドバイザー72人が回答! 志望動機の企業研究は何をすべき?
- 「競合比較で優位性を分析」の回答が最多
- 「IR情報の読み込みが差をつける」との声も
- 【Q&A】人事の志望動機でよくある質問に回答!
- Q.人事未経験でも受かる?
- Q.人事はどんな人が求められている?
- Q.人事経験以外でで活かせる経験は?
- Q.人事で活かせる資格はある?
- Q.「ゆくゆくは人事を目指したい」のほうが良い?
- 人事の志望動機は業務内容を理解したうえで活かせる経験をアピールしよう!
人事の志望動機を魅力的に伝えるコツを今すぐチェックしよう!
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。
未経験から人事への転職を目指す人から、このような相談を受けることがあります。
「未経験から人事を目指す際は、どのような志望動機にすれば良い?」
「人事の志望動機で企業が見ているポイントは?」
「人事の志望動機で活かせる経験は?」
未経験から人事に応募する際は、志望動機が特に重要となります。採用担当者に刺さる志望動機にするには、人事の業務について理解したうえで、前職の経験をどのように人事に活かせるかをしっかりとアピールする必要がありますよ。
この記事では、人事の業務内容や志望動機の作成方法などについて解説していきます。ケース別の例文も紹介していくので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
未経験の志望動機の作成方法や例文については、以下の記事でも詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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人事の志望動機で押すべき3つのポイント
ただでさえ狭き門の人事職では、志望動機に求められるレベル感も自ずと高いものになります。重要なのはあなたが人事として活躍できるという「説得力」です。
「この人に自社の組織を任せられるか」というシビアな基準をクリアするための、押すべき3つのポイントを解説します。
①「人」と「組織」への貢献意欲
人事が担う目標のひとつには、組織全体のパフォーマンスを最大化することも含まれます。
そのために採用のほか成長支援、働きやすい環境づくりなどをおこない、「企業の業績向上」というゴールに向かっています。
だからこそ志望動機でも、「個人のサポート」に留まらず、「組織全体の成長」にどう貢献したいかという視点があるか。この点を押し出すことが大切です。
②人事の業務内容への深い理解
志望動機で押し出したい要素として「人事の実務に対する解像度の高さ」も挙げられます。
たとえば「採用イベントをやりたい」「研修担当として指導したい」という見えやすい部分だけでなく、裏側にある泥臭い業務まで理解しているかは、企業としても安心して採用できるかどうかの判断基準になります。
人事は人と組織を相手にする仕事であるため、地道なデータ管理、社内調整といったコツコツ作業の連続です。
それを理解したうえで志望しているということが伝わるかどうかが、合否を分けます。
③新しい知識やスキルを積極的に学ぶ姿勢
人事は、労働基準法や社会保険、最新のHRテックなど、常にアップデートが求められる職種。その点で「自ら学び続ける姿勢」はやはり求められる要素です。
志望動機では「入社後に勉強します」といった受け身の姿勢ではなく、「現在すでに〇〇について学習を進めている」という行動の実績を示すことがポイントです。
よくあるのが憧れだけを語って終わってしまうパターンです。人事は多くの人が志望する人気職種。こういったリアルな面まで理解できているかは、大きな差別化にもなりますよ。
キャリアアドバイザーが読み解く!人事に受かりやすいのは「総合力の高い人」
「会社の顔」になるような人材が求められる
正直なところ、未経験から内定を取るのは相当難しいです。それでも人事に受かる人は、「会社の顔」になれるようなタイプが多いと感じます。
人当たりの良さはもちろん、円滑にコミュニケーションをとる力、地頭の良さも必要になります。
何か一つが突出しているというよりは、何でもバランス良くこなせる、総合力の高い人が受かりやすい傾向にありますね。
人事の志望動機例文7選! 未経験者・経験者別に紹介
人事の志望動機といわれても、自分の経歴からどうアピールすれば良いのかイメージするのは難しいですよね。特に未経験であればなおさら。
そこでここからは、前職の経験に応じた志望動機の例文を紹介します。キャリアアドバイザーからのアドバイスもあるので、一緒に確認していきましょう。
重要なのは「前職の経験をどう人事の現場に絡めて伝えているか」です。具体の経験を抽象化して活用するテクニックをここでチェックしておきましょう。
人事未経験者の志望動機①(前職・営業)
貴社の「社員の挑戦を後押しする」という理念に共感し、現場のパフォーマンスを最大化する組織づくりに貢献したいと考え志望いたしました。
現職の法人営業では、顧客の潜在的な課題を引き出し、解決策を提案してまいりました。そのなかで、企業が成長するには「仕組み」だけでなく「人のモチベーション」が不可欠であると痛感し、人事領域に関心を持ちました。
営業活動においては、顧客の離脱を防ぐため、定期的なヒアリングとデータ分析をもとにフォロー体制を構築し、解約率を前年比15%改善しました。この経験から、現場のリアルな声を吸い上げ、具体的な施策に落とし込む重要性を学びました。
入社後は営業で培った「課題抽出から解決への実行力」を活かし、採用活動や定着率向上のための施策に主体的に取り組み、貴社の事業成長に貢献したいと考えております。
営業出身の志望動機は「コミュニケーション力」に寄りがちですが、実際の現場では「目標達成へのコミットメント」や「課題解決力」が重視されます。
なぜなら、採用も組織開発も明確な目標数値があるからです。
この例のように、解約率の改善という「定着」に関する実績をアピールすることは、人事における離職防止施策とリンクしやすく、非常に評価されやすいポイントです。
人事未経験者の志望動機②(前職・事務)
貴社の効率的な事業運営を支えるバックオフィス体制に魅力を感じ、的確な労務管理を通じて組織の基盤を強化したいと考え志望いたしました。
現職の営業事務では、月間500件の受発注処理をミスなく完遂してまいりました。そのなかで、業務の属人化が部署の残業過多を招いていることに気づき、業務フローの改善に取り組みました。
具体的には、マニュアルの作成とシステム入力の自動化ツールを導入し、部署全体の残業時間を20%削減しました。この経験から、正確な処理能力だけでなく、全体最適の視点で業務を改善する重要性を学びました。
入社後は事務職で培った「正確性と業務改善力」を労務管理や給与計算の実務に活かし、ミスのない強固な人事体制の構築に貢献したいと考えております。
事務出身者は「コツコツ頑張ります」と言いがちですが、AIで代替可能な作業に価値を感じる企業は減っています。
だからこそ、「自ら課題を見つけ、業務フローを改善できる力」が重視されます。
この例文のポイントは、残業時間の削減という定量的な成果を書いている点です。
人件費の圧縮というROI(費用対効果)の視点を持っていることが伝わり、労務担当としての適性が高く評価されます。
人事未経験者の志望動機③(前職・エンジニア)
貴社のデータドリブンな経営戦略に魅力を感じ、ITの知見を活かして人事領域のDX化を推進したいと考え志望いたしました。
現職のシステムエンジニアとして、社内の業務効率化ツールの開発に3年間従事しました。そのなかで、HRテックの導入が進む現状に触れ、システム視点を持つ人事の需要が高まっていると実感しました。
開発業務においては、現場社員への丁寧なヒアリングを通じて要件定義を行い、工数を30%削減するシステムを導入しました。この経験から、技術力だけでなく、現場の課題を正確に把握し解決に導く論理的思考力を養いました。
入社後はプログラミングスキルと論理的思考力を活かし、勘や経験に頼らないデータドリブンな評価制度の構築や採用戦略の立案に貢献したいと考えております。
この例文のように、「システムで人事業務を効率化し、会社の利益率を上げる」と言い切っている点が評価されます。
採用側としても、どういったことを入社後に実現してくれるのかが明確な人は採用メリットを見出しやすいです。
人事未経験者の志望動機④(前職・マーケティング)
貴社の独自の採用ブランディングに魅力を感じ、マーケティング視点を取り入れた採用活動で事業成長に貢献したいと考え志望いたしました。
現職のWebマーケティング業務では、CPA(顧客獲得単価)を意識した広告運用とデータ分析を行ってまいりました。採用活動は究極のマーケティングであると考え、自身のノウハウを人事に活かせると確信しております。
広告運用においては、ターゲット層のペルソナ設計を根本から見直し、ABテストを繰り返すことで、広告費を抑えつつコンバージョン率を1.5倍に引き上げました。この経験から、数値に基づく仮説検証の重要性を学びました。
入社後はマーケティングで培った数値分析とターゲット訴求のノウハウを活かし、採用単価を下げつつ優秀な人材を獲得する仕組みづくりに貢献したいと考えております。
マーケティング出身者は「採用=マーケです」と華やかな戦略ばかりを語りがちですが、人事の実務は現場との泥臭い調整の連続です。
その点で、この例文のポイントは、CPAやコンバージョン率といった具体的なコスト意識を持っている点です。
「採用コストを下げる」という経営視点が含まれているため、実務能力への信頼感につながります。
人事未経験者の志望動機⑤(前職・専門職/店長)
貴社の「現場第一」の組織風土に共感し、現場起点のマネジメント経験を活かして人材育成に貢献したいと考え志望いたしました。
現職のアパレル店長として、店舗スタッフの採用から育成、シフト管理までを担当してまいりました。そのなかで、スタッフの成長が直接店舗の売上向上につながることを実感し、人事という仕事に強く惹かれました。
店舗運営では、スタッフ一人ひとりの適性を見極めた配置転換と、定期的な1on1ミーティングを実施しました。その結果、スタッフのモチベーションが向上し、店舗の離職率を半減させることに成功しました。
入社後もこの「現場目線での育成経験」を活かし、机上の空論ではない実践的な研修制度の設計や、定着率向上に向けた組織開発に貢献したいと考えております。
店舗マネジメント経験は立派ですが、企業の人事は「1店舗の店長」とは規模感も責任も異なります。
そのため、「店舗レベルの経験を、どうやって全社規模の施策に落とし込むか」という視座の高さが求められます。
この例文では、離職率を半減させたという実績を通じ、ピープルマネジメントの基礎ができていることを証明しています。
現場の痛みを理解している人事として重宝されるでしょう。
人事経験者の志望動機⑥(前職・採用担当)
貴社の「事業拡大に伴う組織再編」というフェーズに魅力を感じ、採用だけでなく組織開発まで一気通貫で携わりたいと考え志望いたしました。
前職では中途採用担当として、ダイレクトリクルーティングの導入を主導しました。その結果、採用単価を30%削減しつつ、年間50名の採用目標を達成しました。
しかし、採用後の早期離職という課題に直面し、採用の入り口だけでなく、入社後のオンボーディングや評価制度の重要性を痛感しました。現状のポジションでは採用業務に限定されているため、より広範な人事課題に挑戦したいと考えております。
入社後は、私の採用ノウハウを貴社に還元しつつ、評価制度の構築から定着率向上まで、攻めの人事として組織の強化にフルコミットしたいと考えております。
人事経験者で「採用しかやってこなかったので他も経験したい」と言う人は多いですが、それは企業にとってメリットがありません。
「採用で実績を出したからこそ、次は定着率というさらに難易度の高い経営課題を解決したい」と語るのがプロです。
この例文は、前職での確かな実績を示しつつ、次のステップとして企業の課題解決にどう貢献するかを論理的に説明できており、非常に高く評価されます。
人事経験者の志望動機⑦(前職・労務担当)
貴社の変化に強い柔軟な組織づくりに魅力を感じ、労務の専門知識を活かして盤石な経営基盤の構築に貢献したいと考え志望いたしました。
前職では労務担当として、給与計算や社会保険手続きに加え、全社的な勤怠管理システムの導入を主導してまいりました。
業務のなかで、労働関連法規の知識を用いて未払い残業のリスクを未然に防ぐなど、会社を守る役割にやりがいを感じてきました。今後は守りの人事としての基盤を強固にしつつ、採用や組織開発といった領域にも幅を広げたいと考えております。
入社後は、労務の専門知識によるリスクヘッジ能力を活かし、コンプライアンスを遵守しつつ、事業のスピードを落とさない柔軟な人事施策の提案に貢献いたします。
労務経験者は堅実ですが、「ルールを守ること」に固執しすぎてビジネスのスピードを落とすリスクを懸念されることがあります。
「リスクを把握した上で、いかに事業を前に進める法的な解決策を提示できるか」が問われています。
この例文のように、「会社を守る」という労務の基本を押さえつつ、「事業のスピードを落とさない」という経営目線を取り入れることで、一段上の人事として評価されます。
魅力を伝える! 人事の志望動機の作り方4ステップ

実際に人事の志望動機を作成しようとしても、どこから手を付ければ良いのかわからない人もいるかと思います。
そこでここからは、人事の志望動機の作り方を4ステップで解説していきます。この手順に沿って進めていけば、魅力的な志望動機が作成できるようになりますよ。
ステップ①人事を希望するようになったきっかけを考える
志望動機を作成するにあたって、まずは人事を希望するようになったきっかけを考えましょう。
「数ある職種のなかで、なぜ人事を志望するのか?」という点は、多くの採用担当者が気になる部分です。人事を志望する理由を明確に示すことができれば、志望動機の説得力も一気に高まります。

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ただし、「人材にかかわる仕事がしたい」といったありきたりな理由では、なかなか熱意は伝わりません。自己分析を通じて「なぜ自分は人事の仕事をしたいのか?」について、明確に説明できるようにしましょう。
- 今までを振り返り時系列で書き出す
- 自分の思考を具現化する
- 自己分析ツールを用いる
キャリアアドバイザーが読み解く!人事の志望動機を作る際に大切なポイント
過去の経験と紐付けて具体的に伝えることが必須
人事職の志望動機を考えるうえで、「なぜ人事職を目指すのか」という動機は非常に重要視されます。特に、人事職を目指すきっかけや理由を、自身の経験と結び付けて具体的に伝えることが不可欠です。
たとえば、ゲーム開発の企業の選考で、「この会社のゲームが大好きで、携わりたいと思いました」と伝えても、人事職の志望動機としては不十分です。企業側が見ているのは、「なぜその職種を志望するのか」という点だからです。
職種を限定して志望する場合は、単なる会社への魅力だけでなく、「なぜその仕事がしたいのか」という理由を過去の経験から深く語れるよう準備しておく必要があります。
ステップ②前職での経験を振り返り人事に活かせるスキルを洗い出す
人事を希望するようになったきっかけを考えたら、次は前職での経験を振り返り、人事に活かせるスキルを洗い出していきましょう。
未経験から人事を目指す際は、前職の経験をどのように人事に活かせるのかをしっかりとアピールする必要があります。熱意だけで採用してもらうのは難しいため、スキルの棚卸しをおこない、人事に活かせるスキルを洗い出しておきましょう。
- これまでに経験してきた業務や習得したスキルをリストアップする
- リストアップした項目を時系列に整理する
- 整理した項目から人事に活かせるスキルを抽出する
キャリアアドバイザーが読み解く!志望動機に説得力を持たせるには
自身の過去経験と将来ビジョンの一貫性が重要
志望動機に説得力を持たせるためには、繰り返しになりますが、「過去の経験との一貫性」が非常に重要です。
「なぜ人事という仕事に興味を持ったのか」というきっかけを深掘りされた際、自身の経験に基づいて具体的に答えられることが不可欠です。
また、自身の就活の軸や将来のビジョンと、人事の仕事内容がきちんと結び付いているかを事前に整理しておくことも重要になりますよ。
ステップ③その企業でなければならない理由を考える
スキルの洗い出しが完了した後は、その企業でなければならない理由を考えていきましょう。
その企業でなければならない理由は、志望動機において核となる部分です。基本的に人事部門はどの企業にも存在するため、どの企業にもあてはまるような理由では採用担当者に刺さる志望動機にはなりません。
説得力のある理由を示すためには、企業分析が必要不可欠です。事前にしっかりと志望企業について研究をおこない、その企業でなければならない理由を明確にしておきましょう。
- 企業のコーポレートサイトや公式SNSを確認する
- OB・OG訪問をする
- 企業説明会に参加する

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競合他社との違いや弱み・強みについては特によく分析しておきましょう。
企業分析はフレームワークを活用するのが効果的です。企業分析におすすめのフレームワークについては、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてくださいね。
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ステップ④入社後どのように貢献できるかを考える
最後に、入社後どのように貢献できるかを考えましょう。
志望動機においては、ただ単に入社の熱意を伝えるだけでは不十分です。企業の採用意欲を高めるには、入社後の抱負や意気込みを通じて入社後に働く姿をイメージしてもらい、自分を採用するメリットをアピールすることも重要となります。
入社の自分をイメージして、「これまでの経験やスキルを活かしてどのような貢献ができるのか」という点について、しっかりと考えておきましょう。
入社後の自分をイメージするには、キャリアビジョンを描くのも効果的です。キャリアビジョンの作成方法については、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
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要注意! 人事の志望動機のNG例

人事の志望動機では、注意すべきポイントもいくつかあります。
最後に、人事の志望動機で避けるべきパターンを2つ紹介するので、思わぬ点でマイナス評価につながることがないよう、しっかりとチェックしておきましょう。
人事を志望する理由が抽象的すぎる
人事を志望する理由については、具体的に述べるようにしましょう。人事を志望する理由が抽象的すぎると、採用担当者に熱意や入社後に何がしたいのかが伝わりづらくなります。
- 人とかかわる仕事がしたいから → 人とかかわるのはほかの職種にも当てはまる
- 人の役に立ちたいから → 人事である必要性が伝わらない
- 企業を支える仕事がしたいから → 企業をどのように支えたいのかが伝わらない
未経験の転職では志望動機の内容が特に重視される傾向があるため、自己分析を通じて人事を志望する理由を明確にしておきましょう。
人事の仕事内容について理解できていない
いくら未経験とはいえ、人事の仕事内容について理解できていないような志望動機では、採用担当者から適性を疑われてしまい、不採用につながる可能性が高くなります。
- 自らの裁量で優秀な人材を多く採用したい → 採用は組織全体の戦略に基づいて進める業務であり、個人の裁量で自由に決定できるわけではない
- 人事の仕事を通じて企業の売上に直接貢献したい → 人事は間接業務に当たり、売上に直接関与する仕事ではない
志望動機を作成する際は、事前に人事の仕事内容についてしっかりと理解しておくことが必要です。そのうえで、人事に対する熱意や人事で活かせるスキルをアピールするようにしましょう。
キャリアアドバイザー72人が回答! 志望動機の企業研究は何をすべき?
- 「競合比較で優位性を分析」の回答が最多
- 「IR情報の読み込みが差をつける」との声も
なぜ人事として働きたいのか。入社後にどのように貢献していきたいのか。志望動機の要となる部分を考えるためには、丹念な企業研究が必要です。
ただ、かけられる時間は限られていますよね。そこでここからは「すべき企業研究」について、キャリアパーク! 就職エージェントの現役キャリアアドバイザー72人から集まった意見をもとに解説します。
| 【志望動機に関する調査】 ・調査方法:アンケート調査 ・調査日:2026年3月18日~24日 ・調査元:「キャリアパーク就職エージェント」を運営するキャリアパーク就職エージェント編集部 ・調査対象者:「キャリアパーク就職エージェント」のキャリアアドバイザー72人 |
「競合比較で優位性を分析」の回答が最多

ベストな企業研究の方法について、キャリアアドバイザーから最も多くの票を集めたのが「競合比較・市場分析系」、つまり他社と比較して志望先の特徴をつかむことが大切という結果になりました。
「なぜ他社ではなく志望先なのか」に対する明確な答えを用意するためにも、市場での立ち位置、強みと弱み、今後の事業展開を分析することが必須です。
他社のサービスを使ってみる、競合の求人を読み込むなど、足で稼ぐ情報が強力です。
業界内のポジショニングを理解したうえで、人事が抱える課題を仮説立てしましょう。
「IR情報の読み込みが差をつける」との声も
キャリアアドバイザーから集まった回答のなかには、下記のような意見もありました。
- IR情報は企業の動き方が良く表れているのと、読み込んでいる学生は多くないのでアピルできそう
- OB・OG訪問、IR資料の読み込みなどがあるとなお良し、という感じです
実際のところIR情報まで読み込めている人は少ないです。
ただ、人事は会社の顔であり、時には自社の魅力を語らなければならない職種である以上、誰よりも会社のことを知っていなければならない存在です。
その点でIRまで事前にチェックできている、ということが伝わる志望動機にできれば、人事としての適性アピールにもなりますよ。
個人でここまで研究に時間をかけるのはなかなか難しいもの。エージェントなどに相談して情報を集めてもらうのも一つの手ですよ。
キャリアアドバイザーが読み解く!「人が好きだから」という理由だけでは不十分
経営者視点も必要とされることを覚えておこう
「人が好きだから」だけでは、人事の志望理由として不十分でしょう。なぜなら、人事の業務は「人が好き」という気持ちだけでは成り立たないからです。
人事は「ヒト」という観点から自社の利益を最大化させる仕事であり、そこには合理的な決断と経営的視点が必要です。
「人を介してどう課題を解決するか」を考えよう
たとえば経験豊富で魅力的な人材がいても、社風に合っていなかったり自社では活躍が難しいと判断した場合は、採用を見送るという決断を下さなければなりません。
志望動機で人事を希望する理由を伝える際は「ヒトという資源を使ってどのように活用し、経営課題を解決したいか」という視点を持つように心掛けましょう。
【Q&A】人事の志望動機でよくある質問に回答!
ここからは人事の志望動機において、多くの方が抱える疑問にキャリアアドバイザーがズバリ回答します。
現場目線で語るリアルな情報を押さえて、納得感のある志望動機作成に活かしていきましょう。
Q.人事未経験でも受かる?
A.未経験からでも十分に受かる可能性はあります。
とはいえ「未経験なので一から教えてください」というスタンスでは受かりません。
人事は未経験とはいえ前職での経験はありますよね。その経験を人事の業務にどう活かし、貢献できるかを証明する必要があります。
営業でのヒアリング力、事務での正確な処理能力、マネジメントでの育成経験などを、「会社の利益に直結する強み」として変換して伝えることが条件です。
Q.人事はどんな人が求められている?
A.「感情に流されず、論理的かつ経営視点で判断できる人」です。
人事は人に寄り添う優しさも必要ですが、それ以上に「会社を守る」という視点が不可欠です。
時には社員と対立し、耳の痛い事実を伝えなければならないポジションだからです。
優しいだけ、世話好きなだけ。それだけの人を人事として採用するのは難しいのが企業側の本音。
経営陣の意図を正確に汲み取り、数字と論理で組織を動かせるタフな精神力を持つ人材が評価されます。
Q.人事経験以外でで活かせる経験は?
A.マネジメント経験や、プロジェクトリーダーの経験は非常に高く評価されます。
人を動かし、目標を達成させた実績は、組織開発や育成の業務に直結します。
また、営業等で培った「目標達成への執着心」や「数字へのコミット力」も有効です。
そのほか、学生経験を取り出すとしても「サークルの副代表でみんなをまとめました」といった抽象的な経験ではなく、売上や利益、コスト削減といった「明確な数字の改善」を伴うマネジメント経験をアピールしましょう。
Q.人事で活かせる資格はある?
A.社労士やキャリアコンサルタントなどは一定の評価を得られます。
特に社労士は、労務管理や法務の知識を証明する強力な武器になります。
ただし、資格を持っている「だけ」では採用されません。
当然ですが、資格で得た知識を実務でどう活かして会社の課題を解決できるかが重要です。
資格はマストではありません。資格をなぜ取ったのか、その点から人事に向ける熱意を伝えることにフォーカスしてみてください。
Q.「ゆくゆくは人事を目指したい」のほうが良い?
A.場合によっては納得感を得られることもあります。
人事は「現場の人間」を動かし、評価し、採用する仕事です。だからこそ現場の苦労や実態を知らない人間が作る制度は、往々にして現場の反発を招きます。
その点、未経験から人事を目指したい場合、志望動機で「ゆくゆくは」と含みを持たせることは、採用側としても人事以外での採用の幅も広がるため検討がしやすいです。
また人事という仕事に対しての覚悟感も感じられるため、好印象になる可能性は十分あり得ます。
ただ、あくまで全部がそうとは限りませんし、そう伝えると人事以外の職種に配属される可能性が高いので、その点に納得できるかどうかで回答に練り込むか検討しましょう。
人事の志望動機は業務内容を理解したうえで活かせる経験をアピールしよう!
人事に限らず、未経験の転職では志望動機の内容が特に重視されます。
魅力的な人事の志望動機にするには、人事の業務内容をしっかりと理解したうえで、人事に活かせる経験を効果的にアピールすることが重要です。
今回解説した内容を参考にしながら、採用担当者に刺さる人事の志望動機を作成して、人事への転職を成功させましょう。
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サークルやアルバイト先などで、メンバーのために動いた経験や組織全体をのことを考えて提案した経験があれば、ぜひ組み込みましょう。