刺さる人事の志望動機の書き方|仕事内容や求められるスキルも解説

この記事のアドバイザー

  • 酒井 栞里

    大学ではアメフト部のマネージャーとして、練習やチームの運営をサポート。この経験を通して、自… 続きを読む

  • 上村 京久

    幼稚園から高校まで野球を打ち込み、所属大学野球大会で優勝。4番ピッチャーとしてMVPを獲得… 続きを読む

  • 塚田 未樹

    大学では社会学・英語・韓国語を中心に学び、デジタルサイネージを扱うベンチャー企業で2年間の… 続きを読む

コラムの目次

  1. 人事の業務を理解して志望動機を作ろう
  2. 「ヒト」という経営資源と向き合う仕事! 人事の業務内容
  3. 人材採用
  4. 人材育成・キャリア開発
  5. 労務管理
  6. 人事制度企画立案
  7. 【番外編】働き方改革の推進
  8. これがあるとプラス! 人事に求められるスキル・適性
  9. ①プレゼン力
  10. ②コミュニケーション力
  11. ③企画力
  12. ④人事関連の法令知識
  13. ⑤人が好きな性格も重要
  14. 人事にこだわりすぎるとマイナスになることも
  15. 面接官に響く志望動機に不可欠な4要素
  16. ①結論:人事を選んだ理由や実現させたいこと
  17. ②人事を希望するきっかけになったエピソード
  18. ③その企業でなければならない理由
  19. ④意欲や現在の努力を示す
  20. 人事の志望動機OK・NG例文
  21. OK例文①サークル
  22. OK例文②アルバイト
  23. NG例文①具体性がない
  24. NG例文②エピソードと理由のつながりが弱い
  25. 興味や努力を見えるカタチに! 持っていると好印象を与える資格
  26. 人事全般:ビジネス・キャリア検定(人事・人材開発・労務管理)
  27. 人材開発①キャリアコンサルタント
  28. 人材開発②産業カウンセラー
  29. 人材開発③労務管理・社会保険労務士
  30. 安全衛生①メンタルヘルス・マネジメント検定試験
  31. 安全衛生②衛生管理者
  32. 人事が抱える課題や重要な取り組みを知っておこう
  33. 人材の確保
  34. 人材育成
  35. 女性の活躍推進
  36. 生産性向上
  37. 人事戦略の策定
  38. 人事のキャリアパス
  39. 採用
  40. 労務管理
  41. 教育研修
  42. 採用担当者に刺さる人事の志望動機を示して自分を印象づけよう!

人事の業務を理解して志望動機を作ろう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

「人事が魅力的な企業なので、それを軸に志望動機をつくりたい」
「人事に興味があるがなかなか志望動機が書けない」

企業の資源である「ヒト」に関わる人事を魅力に感じる就活生が多くいますが、このような相談を寄せられることがよくあります。人事とぼんやりイメージがある人も細かい業務内容を知らない人もいます。

この記事では人事の業務内容から魅力を解説し、刺さる志望動機のコツを解説。不可欠な4要素と説得力を高める3要素を紹介します。自分に当てはまるものを上手に取り入れて、独自性の高い志望動機を完成させましょう。

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「ヒト」という経営資源と向き合う仕事! 人事の業務内容

人事の仕事内容
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就活生

人事の仕事に興味があります。

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キャリアアドバイザー

どんな点を魅力に感じていますか?

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就活生

採用の仕事が楽しそうです。

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キャリアドバイザー

そうなんですね。人事は採用だけでなく「ヒト」に関わるさまざまな業務があります。まずは全体像を把握して、魅力に感じる部分を整理してみましょう。

人事の仕事は「ヒト」という経営資源から会社の業績に貢献することです。人事の仕事は幅広いです。人材をどのように確保し、どのように配置するか。採用した人材を活かすために必要な研修を用意し、キャリアアップの機会や仕組みを計画していきます。

また、それに加えてパフォーマンスを評価し、給与を含めたモチベーションやストレス、健康状態を観察しながら、ときには組織変更も含めて人材をマネジメントします。

さっそく具体的な人事の業務を見てみましょう。

人材採用

経営資源である「ヒト」を確保する仕事です。就活生がいま直面している就活で、会社の顔として最初に登場してくるのが採用担当者ですよね。会社にとって必要なもしくは有益な人材を選び出して入社の約束を取りつけます

新卒採用なら大学の就職課や就職サイト、中途なら人材紹介会社や転職サイトを運営する会社とのつながりを保ち、採用したい人材像を伝えたり、就職や転職の際に重視される条件を聞いたりします。

人材育成・キャリア開発

採用した人材をなるべく早く戦力化することも人事の大切な仕事のひとつです。サークルやアルバイト、ボランティアなどでも新しい人が入ってきたら、やることを覚えてもらわなければいけませんよね。

仕事を覚えてもらい、慣れてきたら次の仕事を任せること、どんな仕事が向いているかなどを考えていくのが、人材・キャリア開発の仕事です。ビジネスマナーや業界の基礎知識などの新入社員研修をはじめとして、実務を通してスキルを身に着けるOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)の設計などをします。また、キャリアアップに必要なスキル研修なども企画立案し、実施しています。

労務管理

社員の出退勤(勤怠)管理のほか、給与計算や社会保険(健康保険や年金、雇用保険など)、職場の安全衛生、会社が提供する福利厚生などに対応するのが労務管理です。社員の労働に関する管理全般を指し、人事の仕事の根幹ともいえます

定型業務が多いことも事実ですが、社員の労働時間を算出して給与を支払ったり、社会保険に加入したり、労働環境の安全性を確保したりという働く上での基盤となる部分を支えます。

福利厚生とは、各種手当(通勤手当、家族手当、住宅手当、資格手当など)や社員食堂、保養施設、社内の積立貯金などです。それに加えて健康増進目的でジムを割安に利用できる団体契約を結ぶなど、独自のサービスを提供することもあります。こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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労務管理の詳細業務
  • 勤怠管理
  • 給与計算
  • 社会保険手続き
  • 安全衛生
  • 福利厚生の管理

人事制度企画立案

社員の評価と給与は、「ヒト」という経営資源を活用する上で非常に重要な枠組みです。たとえばアルバイトを頑張っているのに、マイペースにやっている人とずっと時給が同じでは、やる気がなくなってしまうこともあるでしょう。

頑張って成果を上げたら給与に反映されるという仕組みそのものを作ることは、人事制度の企画や立案にあたります。会社全体の仕組みに関わる大切な仕事ですよね。

【番外編】働き方改革の推進

近年話題になることの多い働き方改革は、人事が中心になって進める仕事といえます。在宅勤務や長引く人手不足、採用難などの大変な状況にありながら、どうやって社員に成果を上げてもらうか、成果を上げてもらうためにはどのようなサポートが必要かを考えます。

具体的にどのようなツールやシステム、研修などを用意すれば、成果を上げてほしい会社とそれぞれの課題を抱える社員との両方のニーズを満たすことができるのか。その最適解を探すというのは、人事でこそ取り組める課題といえるでしょう。

キャリアアドバイザーコメント

塚田 未樹プロフィール

人事の中でもより興味のある業務を考えてみよう

人事といってもその仕事内容は一概には言えず、幅広いものになっています。そのため、人事部を一人で回すようなベンチャー企業や中小企業を除いて、人事すべての業務を経験したり、兼任する人はあまり見受けられません。

特に労務管理など、比較的専門的な知識が求められる業務も多いため、将来的に一つの分野を極めるキャリアが多いです。ですので、希望が叶って人事として採用された場合、配属された部門で将来的にどのようにキャリアを形成していきたいのか考えてみてくださいね。

たとえば、入社までをフォローする採用に配属された後、5年後・10年後には入社後のバックアップを担当するキャリア開発に携わる人もいれば、労務に配属後、その道のスペシャリストとなり社労士事務所など専門性を更に活かせるステージに移る人もいます。

配属された分野を極めるのか、または人事の分野でさまざまなことにチャレンジしたいのか、将来設計を早めに考えておくことで、キャリア形成の可能性が広がりますよ。

これがあるとプラス! 人事に求められるスキル・適性

人事を志望する就活生が押さえておきたいのが、人事に求められるスキルや適性です。もちろんある程度という意味で、すべてを完璧に備えられる人はいませんから、「自分にはこれが足りない」と落ち込むのではなく、「自分にはこれがある」という方向でプラスに考えるようにしてみましょう。

なお、ここでは、スキルは努力することで手に入れられる知識や技術、能力は知識や技術を駆使する力、適性はもともと備わっている感性などの性格を表すものとします。

①プレゼン力

新卒向けの就職説明会で、魅力的なプレゼンテーションを経験しその企業に興味を持つといった経験がある人も多いのではないでしょうか。人事はこうした外部へのプレゼンに加えて、人事の部署同士や部署外でのプレゼンの機会も多くあります。

さまざまなシーンでプレゼンの機会があるので、重宝される能力といえるでしょう

②コミュニケーション力

どの業界や業種でも必ず求められるのがコミュニケーション力ですが、なかでも人事で問われるのは、いかにうまく説明し相手の理解をうながすコミュケーション能力です。

たとえば、社内で問題が起きた場合、人事が対応することが多々あります。また、人材配置や方針を変える場合も説明が求められます。関係者にうまく説明し、円滑に物事を進めるコミュニケーション能力が特に重要です

③企画力

企画力のなかでも、「問題解決のための提案ができるか」という部分が重要視されます。たとえば、採用活動において説明会にあまり学生が集まらなかった場合、どうすれば学生が参加するかを考え提案し、部署内の人たちと改善していく必要があります。

どのようにしてそれを実現させるか、それを考える豊富なアイデアがあるか、そして実際の実行力があるかが求められています。

④人事関連の法令知識

人事は法令知識も実務上必要になってきます。入社してからでも知識の習得は必要ですが、入社前はマストではありません。

一方、関連資格を持っていることに越したことはありませんし、勉強で身に着けるのもいいでしょう。どのような知識が必要かを押さえておくだけでも志望動機の深みが増すので、調べておきましょう

⑤人が好きな性格も重要

「ヒト」に密接にかかわる仕事柄、人と関わることが好きという性格は適性ともいえます。具体的には、「人が好きか」「人に興味があるか」「人と関わることを楽しいと感じるか」などです。

人事は、社員にとって良いこともそうでないことも、経営方針に従って事業や施策を進めていかなければなりません。いつもいい顔ばかりできませんが、それも含めて目の前にいる人に真摯に向き合えるかどうかが大切といえるのではないでしょうか

人事にこだわりすぎるとマイナスになることも

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就活生

人事として絶対活躍したいです!!

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キャリアアドバイザー

ちょっと待ってください。もし人事部に配属されなかったらどうしますか?

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就活生

えっ! 考えもしなかったです……。

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キャリアアドバイザー

企業は組織である以上、希望が通らないことも多々あります。「人事部以外に配属になっても大丈夫かな」といった懸念を持たれ、質問されることも。考え方と対策を押さえておきましょう!

実際の志望動機に入る前に押さえておきたいのが、人事に強いこだわりをアピールしすぎると企業によってはマイナスポイントになってしまう懸念があるという点です。

新卒採用は基本的にメンバーシップ雇用を採用しており、採用時点では職種や配属部署を決めていない場合があります。つまり人事を志望していても、たとえば営業の部署に配属されることがあるということです

「適性や企業の状況を見極めたうえで、配属先を決めたい」と考えている企業に対して、「人事しかやりたくない!」と、あまりにもかたくなな態度を取ってしまうと、企業としてはその人の採用に踏み切るのは難しいでしょう。人事を希望するものの、どのような部署でも柔軟に業務に取り組むという姿勢も時には大切です。

キャリアアドバイザーコメント

酒井 栞里プロフィール

柔軟に企業で活躍できるイメージを持ってもらおう


採用のときに職種や配属部署が決まっていない企業の場合、面接では職種に対して強すぎるこだわりをもっていないか確認することが多いです。その際、企業から以下のような質問を受ける可能性があります。

・ジョブローテーション制度を導入しているが、人事に配属されなかった場合どうするか
・入社後人事に配属されても、数年後に他部署へ異動になる可能性もあるが大丈夫か
・人事に配属される可能性もあるが、まずは営業職で現場を経験してほしいが大丈夫か

このような質問に対して、「人事以外の部署に配属された場合は転職を考えます」や「人事以外は考えられないので、考慮していただけませんか?」などネガティブな受け答えは避けましょう。

どの企業でも、ずっと同じ部署で同じ仕事をこなすケースはあまりありません。柔軟性に欠ける回答だと、その企業で長く働くことは難しいと判断され、内定は遠のいてしまいます。しかし裏を返せば、部署異動があるということは、採用時に人事に配属されなくとも、入社後に人事を経験できるチャンスがあるということです。はじめから人事に採用されることにこだわらず、将来的に人事に配属してもらえるよう、意欲を見せることが大切です。

面接官に響く志望動機に不可欠な4要素

面接官に響く志望動機に不可欠な4要素

人事の魅力や必要なスキルを知ったところで、実際の志望動機に必要な4要素を整理しましょう。志望動機には4つの要素があります。ひとつずつ説明していきますね。

①結論:人事を選んだ理由や実現させたいこと

まずは自分の希望は人事だということを最初に書き、「どうして人事を希望するのか」という理由を説明しましょう。結論から文章を始めることで、採用担当者は話の主旨がわかり、内容が頭に入りやすくなります

②人事を希望するきっかけになったエピソード

人事を希望するようになったきっかけやエピソードはより具体的なものにしましょう。誇張したり、ほかの人より特別優れたエピソードである必要はありません。個人的なものですから「自分にとって、人事を希望する理由はこういうものだった」というように素直に書きましょう

③その企業でなければならない理由

どの企業でも人事機能がある中で、企業が最も気になるのは「どうしてうちで人事をやりたいのか」ということです。

しっかり企業研究をし、人事という職種のなかでその企業の人事の特徴や魅力に感じる部分をしっかりアピールできるようにしましょう

④意欲や現在の努力を示す

最後に意欲や努力を示して志望動機を結びます。やってみたいという気持ちや強く惹かれている理由、実務に向けて進めている準備などを挙げて文章を締めます。この時重要なのは「活躍イメージを持ってもらうか」です。意気込みとともにどのように活躍できるか・働き方をするのかを伝えられるといいですね

人事に響く志望動機は作成ツールを活用しよう

志望動機の練り込みは採用に不可欠の条件です。選考を突破するには、志望動機を作り込む必要があります。

そこで活用したいのが志望動機作成ツールの「志望動機ジェネレーター」です。
このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで、理想的な流れの志望動機が完成します。

無料でダウンロードできるので、ぜひ活用して採用される志望動機を完成させましょう。

キャリアアドバイザーコメント

上村 京久プロフィール

「人が好き」から踏み込んだ回答を意識しよう

人事を志望するときに、「人が好きだから」という理由を挙げる学生はかなり多いです。もちろん人が好きだから人事になりたいという想いは素敵ですし、人に興味を持てない人が人事の業務をこなすことは難しいでしょう。

しかし、人事の業務は「人が好き」だけでは成り立たないのも事実。たとえば採用において、経験豊富で魅力的な人材が面接を受けに来たとします。しかし、その人材が社風に合っていなかったり、自社では活躍できないであろうと考えた場合、どんなに優秀な人材でもお見送りの判断を下さなければなりません。人事は「ヒト」の観点から自社の利益を最大化させる仕事であるため、合理的な決断と経営的視点が求められます。

志望動機において人事を希望する理由は「ヒトという資源を使ってどのように経営課題を解決したいか」という視点で伝えることを心掛けましょう。

こちらの記事でも、面接を突破するための志望動機の作り方を詳しく解説しているので参考にしてくださいね。

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またこちらの記事では、志望動機が書けないときの対処法を解説しているので志望動機の作成につまづいてしまった時に目を通してみてください。

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人事の志望動機OK・NG例文

では、人事の志望動機の例文を見てみましょう。まずはOK例文、その次にNG例文を読んで、何がどう違うかを比較します。

エピソードには、就活生の志望動機によく登場する「サークル」「アルバイト」「ボランティア」を取り上げました。自分に近いものを選んで参考にしてみましょう。

OK例文①サークル

回答例文

私が御社の人事を志望する理由は、採用業務でこれまでの経験を生かしたいからです。〇〇サークルは当初3名という弱小グループでしたが、2年間で28名まで増やすことができました。2年生のときにはサブ・リーダーを務め、リーダーやほかのメンバーとともに、どのようにサークルの魅力を伝えるか、どんなツールを使って拡散するかなど、募集の方法を考えて実践することを繰り返しました。チームで動いた結果としてメンバーが増えたことに大きな喜びを感じ、採用でも生かしたいと思うようになりました。

御社はユニークなホームページの作成や、またアトラクションを用意した説明会など、採用活動のさまざまな点で工夫を感じました。アイデアを大切にする社風と人事担当者の工夫に魅力を感じ、これまで経験を活かし採用の仕事で貴社に貢献したいと考えています。

実際に自分のアクションにもとづいてサークルの成長という結果をアピールできている点がいいですね。そのうえで、企業の魅力的な点もしっかり述べていて、バランスの良い志望動機といえそうです

OK例文②アルバイト

回答例文

2年間の塾講師というアルバイト経験を、社員教育の業務で生かしたいと思っています。

中学生にマンツーマンの学習指導をする中で、分からないところを理解した瞬間に立ち会うことや、成長の手助けができたことに大きな魅力を感じ、社会人になっても誰かの成長をサポートする仕事をしたいと考えています。英語が苦手と言っていた子が1年半後、英検2級に合格したときには一緒になって喜び合いました。ご両親にも感謝され、人の役に立つ喜びを実感することができました。

説明会で○○さんにお聞きしたのですが、社員教育は業界トップクラスに力を入れており、その結果が優秀な社員が多く、成長につながっていると知りました。塾では次々に生徒が卒業してしまいますが、企業ならさまざまな面から人の成長を長く支えることができると考えています。自分の力を生かして御社の人材力の底上げに貢献したいと思います。

具体的な数字や出来事がしっかりと書かれ、どうして人事の仕事を希望するのかがよく伝わってきます。また説明会のエピソードにもとづいて志望度の高さも十分アピールできています。

NG例文①具体性がない

回答例文

私が人事の仕事を希望するのは、サークルでの活動経験を活かしたいからです。サークルではリーダーに任命され、メンバーが増えるよう積極的に新入生の勧誘をしました。その結果として大幅に増員できたため、自信につながりました。

メンバーをまとめるのは大変でしたが、チームを運営するという意味で大変勉強になりました。この経験を活かしたいと考えています。

選択するエピソードはいいと思いますが、具体性がないため、活躍イメージや実際の活動がイメージできにくいですよね。たとえば、そのような課題に対してどのような数字や結果を出せたのかを書ければ、話の具体性が上がり内容がぐっと良くなりますね。

NG例文②エピソードと理由のつながりが弱い

回答例文

公園のゴミ拾いのボランティアを経験したことが、人事の仕事を志すようになったきっかけです。知らない人ばかりでしたが、「頑張ってるね」や「来てくれてありがとう」と次々に声を掛けられ、もっと頑張れました。実際に公園がきれいになったことや自分のしたことで喜んでくれる人がいるというのはとても嬉しいことだ感じました。人事の仕事で人の役に立つことを続けていきたいと考えています。

エピソードとしては問題ありませんが、基本的に人の役に立たない仕事はありません。「人事でなくてどのような仕事もいいのでは?」「うちで働く意味はあるのか?「といった疑問を持たれてしまうかもしれません

興味や努力を見えるカタチに! 持っていると好印象を与える資格

ここからは、志望動機の説得力を高める3要素について見ていきましょう。1つ目は「資格」です。資格は、人事の仕事に興味があることや、仕事を始める日に向けてしている努力を見えるカタチに表すことができるという点でプラスになります。

その資格が業務に直接的に関係がない場合も、「意欲(努力)」を示すことができます。「採用に向けて資格を取得した」「スキルアップのため受講中」などと書くようにしましょう。なお、受講中と書く場合は結果を聞かれることがありますので、その点は注意が必要です。

人事全般:ビジネス・キャリア検定(人事・人材開発・労務管理)

人事全般についてひと通りの知識があることを示したいなら、ビジネス・キャリア検定がおすすめです。ビジネス・キャリア検定は、中央職業能力開発協会が認定する公的資格で、8分野44試験と取り扱う分野が広いことに加え、累計受験者数が55万人超というその実績が特徴といえます。

受験に年齢や経験などの制限はなく、誰でも受けることができます。「受験者数が多い=よく知られている資格」ともいえます。

ビジネス・キャリア検定試験

人材開発①キャリアコンサルタント

キャリア形成に興味があるなら、キャリアコンサルタントがおすすめです。キャリアコンサルタントは、日本キャリア開発協会が認定する国家資格です。キャリア選択や設計、形成の支援をおこないます。

能力の開発や向上の相談にも応じ、興味関心を考え合わせて個々にアドバイスをしたり、相談者が自らキャリアを選択することを助けます。こちらは受験資格があり、指定の講習を受講するか、特定の実務経験を積んでいる必要があります。

キャリアコンサルタント試験

人材開発②産業カウンセラー

キャリア形成やメンタルヘルスに興味があるなら、産業カウンセラーという選択肢もあります。産業カウンセラーは、1971年から続く歴史と知名度のある民間資格です。

キャリア形成や職場での人間関係開発、メンタルヘルス対策を職務領域とし、相談者が主体的に問題解決できるように支援します。こちらには受験資格があり、20歳以上であることに加えて協会が用意する養成講座を受講するか、協会が指定する心理学などの単位を取得している必要があります。

産業カウンセラー

人材開発③労務管理・社会保険労務士

労務管理のスペシャリストや将来的に独立することを目指すなら、社会保険労務士を取得しておくとよいでしょう。社会保険労務士は、1968年から始まるいわゆる「士業」の資格のひとつです。

労働基準法に代表される労務関連の法律の知識や、労務および社会保険の一般常識が問われます。こちらは受験資格があり、学歴または実務経験などが設定されています。

安全衛生①メンタルヘルス・マネジメント検定試験

メンタルヘルスに興味があるなら、メンタルヘルス・マネジメント検定試験もいいと思います。メンタルヘルス・マネジメント検定試験は、大阪商工会議所が主催する心の健康管理についての検定試験です。

予防と早期の対処、再発防止に重点を置いた内容が特徴といえます。受験資格は特にありませんので、比較的受けやすいかもしれませんね。

安全衛生②衛生管理者

あまり知られていないかもしれませんが、衛生管理者は労働衛生管理法により一定の規模以上の会社に設置が義務づけられているという、実は会社にとって欠かせない資格です。

労働衛生管理についての国家資格で、社員の労働環境や健康管理を担います。受験資格があり、学歴または実務経験が設定されています。

人事が抱える課題や重要な取り組みを知っておこう

志望動機の説得力を高めるために知っておきたいのは、「人事の課題」です。仕事をするようになれば、いずれ自分自身が取り組む課題でもあるわけです。

つまり、人事の重要な課題を知っているということは、それだけで仕事に対する熱心さを表すことができるといえます。ここ最近で特に重要視されている課題を5つ挙げてみましたので、参考にしてくださいね。

人材の確保

優秀な人材の確保は、人事にとって最重要課題の一つといえます。その理由の一つに少子高齢化による慢性的な人材不足が挙げられます。企業にどのような魅力があるのかをしっかりアピールし、優秀な人材を確保するのかは企業の成長がかかっているといえるでしょう

また、女性にとって働きやすい環境づくりや、外国人人材の雇用が積極的に進んできています。そのため、多様な人材を確保しやすい環境づくりが急務となっているといえるでしょう。

人材育成

採用した人材をなるべく早く戦力化することは会社にとって非常に重要な課題です。皆さんが入社したら受けるであろう新入社員研修やOJTをはじめとして、その内容は会社によってさまざま。業務に必要な知識や対応などは企業によって異なるため、内容を検討し課題を解決させるなどして実践力を身につけてもらわなければなりません。

中堅社員やマネージャー向けのスキル研修、職種ごとに必要な研修などを企画実施することも含まれます。必要に応じて資格を取得させたり、業界他社との交流を深めたりするなど、どのようにしたら社員の能力を向上させることができるのかを考えることそのものが人材育成といえるでしょう。

女性の活躍推進

人口減少が続く中で、その半数を占める女性への期待が高まっています。配偶者の転勤や妊娠・出産、子育て、看護、介護など、女性は家庭の事情を抱えやすい傾向にあり、特に子育て期間中の就業率低下が知られています。国際的に見ると、日本はその減少率が高いほうですね。

また、女性管理職比率が最も低い国のひとつでもあります。女性が活躍できるようにすることは、ひとつの会社を超えた社会的、国際的な課題でもあるといえるのではないでしょうか

生産性向上

よくミスをしたり、かなりマイペースに仕事を進めるアルバイト仲間がいるとします。その人にどうやったらもっと仕事をしてもらえるようになるかを考え実施するのが、生産性向上といえます。

会社の場合、無駄な作業や会議などを省く業務効率化、機械やAIによる作業の自動化、長時間労働の防止やメンタルヘルスケアなど労働環境の改善、モチベーション管理と合わせて考えることが大切です

人事戦略の策定

上記4つの課題すべてに共通するのが、人事戦略の策定です。会社が掲げる目標を達成するために必要なのはどのような組織や人材なのかを明らかにして、採用活動をおこないます。求められる能力はどのようなものか、不足がある場合にはそれを向上させる研修を実施、能力の底上げを図ります

女性の活躍、特に子育て期間中の女性が仕事を続けるために必要なシステムがあれば検討、導入しサポートします。既存社員の生産性向上も大きな課題です。限られた予算の中で何を優先するかを話し合い、経営方針に基づいて計画実行していきます。

会社の経営理念や中長期的な経営方針を理解し、それを具体的な人事施策に落とし込む。「ヒト」から経営へのアプローチが求められる大きな仕事といえるのではないでしょうか。

人事のキャリアパス

志望動機の説得力を高めるために知っておきたいのは、「人事のキャリアパス」です。今回は採用・労務管理・教育研修の3つの代表的なキャリアパスを見てみましょう。

下記に説明するキャリアパスを参考にしながら活躍イメージを具体的に伝えられるといいですね。

採用

採用畑からキャリアをスタートさせて経験を積んでいくルートです。採用アシスタントから採用担当となり、採用計画の企画立案を経て、会社の人員計画や新たな採用手法の提案を含めた採用プロセスの構築、導入を目指します。第一線に立ち続けていたい人は採用のスペシャリストになるというルートもあります

採用業務キャリア例
  • 採用アシスタント→採用担当者→採用計画の企画立案→人員計画の企画立案

労務管理

労務管理からスタートし、キャリア形成をするルートです。まずは担当者として出退勤管理や給与計算、社会保険対応などの業務に取り組み、給与のバランスや成果と昇給について知見を深めます。

その後、評価制度を運用し、改善提案を重ね新たな人事制度の構築や導入を目指します。労務管理のスペシャリスト=社会保険労務士として、独立するというルートもあります

労務管理のキャリア例
  • 就業管理・給与計算→給与管理→評価制度運用管理→人事制度企画立案または社会保険労務士として独立

教育研修

教育研修でキャリアを積んでいくルートです。研修アシスタントから出発して講師や研修会社の選定、実施、研修効果の測定など経験を重ねます。研修担当者として会社の研修プランに必要な研修実施や多くの社員に役立つ研修を提案、その経験を経て会社の研修体系の構築を目指します。

社内研修講師として立場を確立する、講師として独立するというルートもあります。

教育検収のキャリア例
  • 研修アシスタント→研修担当者→研修計画の企画立案→研修体系の構築または社内研修講師、講師として独立

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採用担当者に刺さる人事の志望動機を示して自分を印象づけよう!

採用担当が見る応募書の数は膨大です。人事の仕事に興味を持ち、自分の経験に基づいてアピールできれば、採用担当の目に留まるはずです。

まずは人事の仕事の良い点・悪い点を把握すること。その上で、自分の経験や適切を踏まえつつ動機を伝えましょう。解説した注意点を押さえつつ、魅力的な志望動機を作ってくださいね。

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記事の監修責任者

北原 瑞起きたはら みずき

新卒でポート株式会社へ入社。入社2年目に年間1億2千万円の売上を記録し、全社の年間MVPを獲得。現在は、リクルーティングアドバイザーグループの責任者として、年間300社の採用支援及び、年間2,000人の学生の就活相談に乗り、企業と学生の最良なマッチング機会の創出をおこなっている。プロフィール詳細

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