目次
- リーダーシップを発揮した経験で自分の強みをアピールしよう
- 企業がリーダーシップを発揮した経験を聞く理由
- 就活生の人柄を知るため
- 入社後に活躍できる人材かを確認するため
- 志望動機を深掘りするため
- 企業が求めるリーダーシップのある人とは?
- 目標に向かって努力できる人
- 決断力がある人
- 問題解決意欲のある人
- 困難に立ち向かえる人
- リーダーシップを発揮した経験を聞かれたときの答え方
- 結論を最初に述べる
- リーダーシップに紐づいた具体的なエピソードを盛り込む
- 仕事に関連づけて締めくくる
- リーダーシップを発揮した経験を聞かれたときの注意点
- 役職を答える場ではないことを意識する
- 回りくどい言い方をしない
- 自己PR の内容と乖離しないようにする
- リーダーシップを発揮した経験がない人はどうすれば良い?
- 自分の強みをリーダーシップと定義する
- リーダーでなくても一生懸命取り組んだ経験を話す
- 「ない」と正直に答え今後の目標を話す
- リーダーシップに関してよくある質問
- 中学や高校時代の経験を話しても良いですか?
- 部長やバイトリーダーの経験があると有利になりますか?
- リーダーシップを発揮した経験を聞かれたときの回答例
- ゼミや研究室の経験
- 部活やサークル活動の経験
- アルバイトの経験
- リーダーシップを発揮した経験は誰にでもある
リーダーシップを発揮した経験で自分の強みをアピールしよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生の中には
「リーダーシップがないと就活には不利なの?」
「自分にはリーダーの経験がない………」
と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。確かに、求める人物像として「リーダーシップのある人」を掲げる企業は多いですよね。面接でリーダーシップを発揮した経験について聞かれることもあるでしょう。
しかし、企業が求めるリーダーシップとは部長やゼミ長などの役職のことではありません。大切なのは、自分の強みをいかにアピールできるかです。そのため、リーダー経験がないからと言ってネガティブに考える必要はありません。
この記事では、企業が求めるリーダーシップやリーダーシップを発揮した経験を聞かれたときの答え方について紹介します。面接を控えている人はぜひ参考にしてくださいね。
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企業がリーダーシップを発揮した経験を聞く理由
就活の面接ではリーダーシップを発揮した経験について聞かれることがあります。この質問は、単にリーダーを経験したことがあるかどうかを聞いているわけではありません。では、企業はなぜリーダーシップを発揮した経験を聞くのでしょうか。ここでは、その理由について詳しく解説します。
就活生の人柄を知るため
リーダーシップについて聞く理由のひとつは、就活生がどんな人柄なのかを知るためです。企業は、履歴書やエントリーシート(ES)だけでは分からないあなたの経験や考え方を知りたいと考えています。
就活生が大切にしていることと企業が重視することが違っていれば、最悪の場合、早期退職につながることもあります。そうなると就活生にとっても企業にとっても不幸な結果になってしまうでしょう。
そのため、自社の社風にマッチする人材かどうかを確かめる目的で、どのような場面でどのように感じたのか、なぜそう思ったのかというエピソードを聞くことがあるのです。
入社後に活躍できる人材かを確認するため
企業は、入社後に活躍してくれる人材が欲しいと考えています。社会人になれば、多くの場面で仲間とともに問題を解決するための努力をしなければなりません。
その際、周囲の人とどのように関わり、問題に対してどう立ち向かうかを自分で考えることが必要になってきます。企業は過去の経験を聞くことによって、物事に対して仲間とともに前向きに取り組めるかどうかを判断しているのです。
このような企業側の意図に沿うためには、単にリーダーになった経験ではなく、自身の考え方や行動力をアピールすることが大切です。エピソードとともに入社後にどう活躍したいかもアピールすると良いでしょう。
志望動機を深掘りするため
リーダーシップについて聞くことには、志望動機を深掘りして志望度の高さや本音を確認したいという意図も含まれています。
たとえば、「人に寄り添うことが得意という強みを活かして、業界トップの御社で学びながら営業成績トップをとれる人材になりたい」という志望動機を言った場合、面接官はこんな疑問を持つでしょう。
- 人に寄り添うとは具体的にどういうことか
- 顧客が拒否した場合は、相手の気持ちに合わせて営業をやめるのか。それとも成績のために職務を全うするのか。
- きれいごとを言っているだけなのではないか。
このような疑問を解決するために、企業はリーダーシップを発揮した経験を聞きます。具体的なエピソードを聞くことで、人との関わりで大切にしていることや仕事に対する考え方から志望動機の真意を知ることができるのです。
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企業が求めるリーダーシップのある人とは?
リーダーシップについての質問をされると、部長やゼミ長など何かの代表になった経験を言わなければならないと思う人も多いでしょう。
しかし、企業が求めるリーダーシップは役職や立場のことではなく、どのような行動をしてチームに貢献できたかということです。そのため、リーダーになった経験がなくてもリーダーシップがないわけではありません。では、企業が求めるリーダーシップのある人とは具体的にどんな人なのでしょうか。
目標に向かって努力できる人
企業の一員として仕事をおこなう際は、与えられた業務をこなすだけでは成果を出すことはできません。そのときの状況に合わせて目標を設定し、実行する姿勢が求められます。
たとえば、新しいプロジェクトを始めるときには目指すべきゴールを設定し、その道筋を立てなければなりません。その際は、いつまでに何をすべきか、どうしたら効率的に進められるかを考えながら、仲間とともに仕事を進めていくことになります。要するに、自ら目標を立てそれに向かって努力していく姿勢が求められるということです。
決断力がある人
仕事をおこなう際は何かを選択したり決めたりする場面も多くあります。企業は、こうした大切な場面で状況を的確に把握し決断できる人を求めています。
物事を決断するときには責任が伴いますし、うまくいかない可能性もあります。しかし失敗を恐れていては新しい挑戦はできず、個人としても企業としても大きな成長は見込めません。そのため、もし失敗してもそれを教訓に次の行動に移せる人、めげずに努力し続けられる人は企業から好印象を持たれるでしょう。
問題解決意欲のある人
仕事をする際は、与えられた業務をこなすことだけではなく、自ら考え問題を解決していく姿勢が求められます。
たとえば、業務効率が落ちて納期に間に合わない、ミスが多くなったというトラブルが増えた場合、そのまま続けていても状況は改善しません。このようなときに、何が問題で何を改善すべきか、そのためには誰を巻き込むのかを考え実行できる人はリーダーシップがあると言えるでしょう。
要するに、現状に満足することなく問題を解決していける人を企業は求めているということです。
困難に立ち向かえる人
前述したように、仕事をする上では失敗したり困難が発生したりすることが付きものです。こうした状況になったときに、ネガティブになったり投げ出したりすることなく前向きに取り組めることもリーダーシップのひとつです。
そのため、リーダーシップを発揮した経験を聞かれたら、失敗した経験や苦労を乗り越えた経験を話すのも良いでしょう。面接で困難に立ち向かえる人と判断されれば、リーダーシップがある人材として内定にぐっと近づくでしょう。
リーダーシップを発揮した経験を聞かれたときの答え方
面接で「リーダーシップを発揮した経験は?」と聞かれても、どのように答えるべきか分からない人も多いでしょう。実は、この質問に対して企業が求める回答をするにはいくつかコツがあります。それを押さえておけば企業もあなたがどんな人か理解してくれるでしょう。
ここでは、リーダーシップを発揮した経験を聞かれたときの答え方のポイントを4つ紹介します。
面接で「リーダーシップを発揮した経験は?」と聞かれても、どのように答えるべきか分からない人も多いでしょう。実は、この質問に対して企業が求める回答をするにはいくつかコツがあります。それを押さえておけば企業もあなたがどんな人か理解してくれるでしょう。
ここでは、リーダーシップを発揮した経験を聞かれたときの答え方のポイントを4つ紹介します。
結論を最初に述べる
リーダーシップを発揮した経験を話す際は、結論を冒頭に述べるようにしましょう。というのも、経験やエピソードを答えるときには話が長くなりやすく「それで?結局何が言いたいの?」となってしまう可能性があるからです。もし言いたいことが伝わらなければ、どんな人柄なのか判断できないまま落ちてしまう可能性があります。
そのため、以下のように言いたいことを最初に簡潔に述べると分かりやすくなります。
就活生
私にとってリーダーシップとは、自ら問題を解決していく姿勢だと考えています。問題を解決したエピソードとしては、自らの提案で研究室のデータ管理を改善したことについて話します。私が所属している研究室では…
このように冒頭に話しておけば、面接官は内容を掴みやすくなります。面接では「何を言っているかわからない」と思われると印象はぐっと下がってしまうので、わかりやすさを重視して話すようにしましょう。
「リーダーシップとは何か?」の定義を自分で決めておく
前述したようにリーダーシップとは役職や立場に限ったことではなく、人によって捉え方はさまざまです。ここをあいまいにしたままだと、話す内容にまとまりがなくなり聞いている側も「何が言いたいのか?」と混乱してしまいます。そのため、「目標に向かって努力すること」や「困難に立ち向かうこと」など自分の中でリーダーシップの定義を決めておきましょう。
定義を決めたら、リーダーシップについての質問に答える際に「私が考えるリーダーシップとは〇〇です」と伝えてください。そうすれば面接官とあなたの認識がずれることなく自分をアピールすることができます。リーダーシップというと輝かしい経験談を話さなければいけないと思うかもしれませんが、自分で決めたリーダーシップなら自信を持って答えられますよね。
リーダーシップに紐づいた具体的なエピソードを盛り込む
リーダーシップに限ったことではありませんが、就活の面接で強みをアピールするときは具体的なエピソードを盛り込みましょう。というのも、抽象的な内容だけでは面接官は就活生の人柄や入社後の姿を明確にイメージできないからです。
たとえば、「アルバイトで最後まで投げ出さずやり抜いた経験があります」という内容だけでは、どんな経験をして何を学んだのかわからないですよね。一方「居酒屋の接客アルバイトで、どんなに忙しくても丁寧な接客と確認業務を怠りませんでした」と話せば、働いている姿が想像できます。
そのため、リーダーシップを発揮した経験について聞かれたときは、なるべく具体的なエピソードを盛り込むようにしましょう。ただし、ダラダラと長くなるとかえってわかりにくくなるので注意してくださいね。
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学生の中には「リーダーシップ」の資質を勘違いしている人がいますので注意しましょう。単にメンバーやグループ内で指示や命令を出すことが「リーダーシップ」と捉えている人がいますが、これだけでは通用しませんので、しっかり自分の言動の背景まで伝えるようにします。
ある学生は面接で、「リーダーシップを発揮したことは」と聞かれ、「ゼミ長になってメンバーに役割を指示したこと」だけを伝えたところ、面接官は物足りなさそうな顔をしていたそうです。このような場合、「メンバーの希望を伺いつつ、性格や能力を考慮して仕事を割り振った」など、そこに至るまでの背景を話すと面接官も納得したのではないでしょうか。
他にも面接でアルバイトリーダーになって、シフト管理やレジ締め作業を行った仕事内容だけを伝え「責任ある仕事を任せてもらえた」ことをアピールしようとした学生もいたのですが、面接官から「〇〇さんは、単に勤務年数が一番長かったからリーダーになったのでは」と、鋭いツッコミが入りとても焦ったそうです。
リーダーシップを発揮したエピソードを伝える際は、単なる言動だけではなく「なぜ、そのような行動をとったのか」といった自身の背景や考えも盛り込むと良いでしょう。
仕事に関連づけて締めくくる
前述したように、企業がリーダーシップを発揮した経験について聞くのは、就活生がどんな人柄で活躍してくれる人材かどうかを判断するためです。そのため、エピソードを話した後は、仕事に関連づけて締めくくると好印象につながります。
たとえば、以下のような言い方がおすすめです。
- 自分の努力によって周囲のモチベーションを高めた経験を仕事にも活かし、チームワークを大切に取り組みたいです。
- 失敗してもそれを次の行動に活かすという経験は、仕事においても大切なことだと考えています。
このように、具体的なエピソードを述べたあとに仕事への意気込みを盛り込むと、「入社したら頑張ってくれそうだ」「前向きに取り組める人」という印象を与えることができるでしょう。
リーダーシップを発揮した経験を聞かれたときの注意点
上記ではリーダーシップについて聞かれたときの答え方を解説しましたが、次に避けるべき注意点を紹介します。ここを押さえておくと、より分かりやすくて魅力的なアピールにつながりますよ。
役職を答える場ではないことを意識する
「リーダーシップ」と聞くと、部長やゼミ長、バイトリーダーなど何かの役職をイメージする人も多いでしょう。しかし企業が求めるリーダーシップはそうした役職のことではなく、上記で説明したような働く上で重要になってくる素養のことを指します。そのため、「バイトリーダーを経験しました」「部長として部員をまとめていました」など、単に役職をアピールしないように注意しましょう。
リーダーの経験を言ってはいけないわけではありません。しかし面接官は多くの就活生を見るわけですから、役職だけ言っても印象には残りませんし、人によっては「自慢している?」と捉えられる可能性もあります。リーダー経験の有無にかかわらず、何を経験して何を感じたのかをメインに話しましょう。
回りくどい言い方をしない
「リーダーシップを発揮した経験」のように一言では答えられない質問は、つい話が長くなって回りくどい言い方をしてしまいがちです。自分の強みを一生懸命アピールしたい気持ちはわかりますが、限られた面接時間でダラダラ話すのはNG。回りくどい言い方をするとあなたの人柄が伝わらないまま不採用になる可能性があります。
そのため、リーダーシップについて聞かれたら、具体的かつ簡潔に答えるようにしましょう。目安は30秒以内です。それ以上長くなると聞き手の集中力が切れてしまうので、あらかじめ端的に分かりやすく説明できるように答え方を準備しておきましょう。
自己PR の内容と乖離しないようにする
履歴書やESの自己PRとリーダーシップについての回答がかけ離れないように注意しましょう。前述したように「リーダーシップを発揮した経験」は就活生の人柄や適性を知るための質問だからです。もし自己PRと質問の答えが乖離していたら、自分がどんな人柄なのか面接官に伝わりません。そうなると採用も遠のいてしまうでしょう。
たとえば、自己PRでは「縁の下の力持ちタイプ」と書いているのに、面接で「先頭に立って人をまとめるのが得意」と言ってしまうと矛盾が生じてしまいますよね。
そのため、履歴書やESで書いた自己PRの内容を確認し、一貫性のある答え方をするようにしましょう。
リーダーシップを発揮した経験がない人はどうすれば良い?
就活ではリーダーシップのある人を求める企業も多いため、リーダータイプではない人は答え方に困ってしまうでしょう。しかし、リーダーシップを発揮した経験がなくても落ち込む必要はありません。
ここでは、リーダーシップを発揮した経験がない人がリーダーシップについて聞かれたときの対処法を説明します。
自分の強みをリーダーシップと定義する
前述したように、リーダーシップの考え方は人それぞれで明確な定義はありません。部長やゼミ長など人をまとめた経験でなければならないというわけではないので、自分の強みをリーダーシップの定義とつなげましょう。
たとえば、真面目で几帳面な性格が強みなら、何事も最後までやり抜く責任感をリーダーシップの定義としてしまえば良いのです。そうすれば、リーダー経験がない人でも自信を持って答えられますよね。要するに、リーダーシップの捉え方次第で誰でもリーダーシップをアピールできるということです。
長所の見つけ方について詳しく知りたい人はこちらも参考にしてくださいね。
リーダーでなくても一生懸命取り組んだ経験を話す
リーダーシップについての質問を通して、企業は就活生の人柄や価値観を知りたいと思っています。そのため、輝かしい経験でなくてもこれまで何かに一生懸命取り組んだ経験を話せば問題ありません。
たとえば、以下のような内容でも良いでしょう。
- アルバイトで苦労を乗り越えた経験
- 大学での研究活動
- ボランティア活動
- 大学でのイベント企画
大切なのは、リーダー経験があるかどうかではなく、どんな経験をして何を感じたのかを的確に伝えることです。そうすれば、面接官はあなたの人柄や価値観を理解し評価してくれるでしょう。
「ない」と正直に答え今後の目標を話す
どうしてもリーダーシップにつながる経験が思いつかない場合は、「ない」と正直に答えてしまってもかまいません。ただしこの場合、ないと言って終わらせるのではなく今後の目標も一緒に話すようにしましょう。
たとえば、以下のような言い方がおすすめです。
就活生
私はあまりリーダータイプではないので、これまでリーダーシップを発揮した経験は正直ありません。ですが、何事にも前向きに取り組み真面目な性格を活かして、今後は周囲の人を巻き込む力を培っていきたいと思います。
このようにポジティブな言い方をすれば、面接官も「入社したら主体的に頑張ってくれそうだ」とポジティブな印象を持ってくれるでしょう。
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面接官から「リーダーシップを発揮した経験はありますか」と聞かれ、どうしても思いつかない人は、上述のように「ない」ことを正直に答える人もいるかと思いますが、自己分析を掘り下げていくと、何かしらのリーダーシップを見出せる場合が多くありますよ。
学生の中には、「リーダーシップ」のことを一部の特定の人だけが持っている能力と勘違いしている人がいますが、仕事ではメンバー全員がリーダーシップを発揮する場面というのがよくあるのです。そもそもリーダーシップとは、チームのために自ら考え行動を起こすことやかかわる人に影響を与えることを指しています。たとえば、あるメンバーはチームのために自発的に図書館で資料を探し、またあるメンバーは社外研修で学んだことをチームにおろすといった、これらのことも「リーダーシップ」の一つです。
これまでの自分の体験を振り返って、「リーダー」「〇〇長」といった肩書きがなくても、自ら考え行動したり、周囲に影響を与えたことはありませんか。企業がリーダーシップについてたずねる理由は、就活生に対して「何らかのリーダーシップがあってほしい」といった希望もあると思います。この希望に応えるために、自分の体験を振り返り何かしらのリーダーシップにつなげてアピールすることをおすすめします。
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面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。
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リーダーシップに関してよくある質問
ここまで、リーダーシップの考え方や答え方について説明してきましたが、まだまだ分からないこともあるでしょう。そこで次に、リーダーシップに関してよくある質問にお答えします。
中学や高校時代の経験を話しても良いですか?
リーダーシップを発揮した経験について聞かれたときは、中学や高校時代の経験を話してもかまいません。部活動や委員会活動などアピールしたいエピソードがあれば積極的に話しましょう。
ただし、中学や高校時代のエピソードを話すだけで終わるのはNG。というのも、面接官は今のあなたの人柄や価値観を知りたがっているからです。中学や高校自体のエピソードを話すときでも、そこから学んで今活きていることや継続して意識していることを盛り込むようにしましょう。
部長やバイトリーダーの経験があると有利になりますか?
部長やバイトリーダーの経験があるからといって、就活で有利になるとは限りません。というのも、企業は「リーダー」ではなく「リーダーシップのある人」を求めているからです。また、就活生の中には部長やバイトリーダーの経験を持つ人も多くいるので、それだけで評価される可能性は低いでしょう。
前述したように、就活におけるリーダーシップとは何かの代表になった経験ではなく、働く上で必要な責任感や問題解決意識を持っているかどうかを指します。そのため、部長やバイトリーダーの経験を通して何を感じ何を学んだのかを伝えることが大切です。
リーダーシップを発揮した経験を聞かれたときの回答例
最後に、リーダーシップを発揮した経験を聞かれたときの回答例を紹介します。ただしこれはあくまでも例文なので、この通りである必要はありません。自分らしい伝え方ができるように、これを参考にアレンジしてくださいね。
ゼミや研究室の経験
私にとってリーダーシップとは、自ら問題を提起し解決していくことだと考えています。
大学3年生で研究室に配属されたときの話なのですが、当時はデータの管理が個人に任されているという状態でした。そのため、必要なデータがどこにあるかわからず都度先輩に確認しなければなりませんでした。私はこの状況に問題意識を持ち、データの管理方法をマニュアル化しいつでも情報共有できる仕組みを作りたいと提案しました。その結果、各々が実験したデータを研究室メンバーや教授と共有できるようになり、作業効率が向上しました。
この経験を通して、組織の中で当たり前とされていることでも改善余地があること、それを見つけて実行していくことで生産性が大幅にアップすることを感じました。問題提起をして解決していくことは働く上でも大切なので、社会人になっても意識したいと思っています。
キャリアアドバイザー
エピソードが具体的でわかりやすい回答ですね。自ら問題を見つけ解決していこうとする姿勢は、面接でも高評価につながるでしょう。
部活やサークル活動の経験
私が思うリーダーシップとは、自分の行動によって周りのモチベーションを上げることです。
私は高校時代バドミントン部の部長をしていたのですが、人によってモチベーションがバラバラという状態が続いていました。これではいけないと思い、部長としてまず私が新しい練習メニューを提案したり週一回のミーティングを提案したりして、改善に取り組みました。その結果、部員同士のコミュニケーションが増え練習の質も向上しました。
この経験から、周囲のモチベーションを上げるにはまず自分が行動するべきだということを学びました。大学生になった今でもアルバイトやゼミでこのようなことを意識しています。御社に入社しましたら周囲のモチベーションを上げられる存在として活躍したいです。
キャリアアドバイザー
高校時代の経験を現在までつなげられている素晴らしい答え方ですね。入社後も主体的に働いてくれそうなイメージが浮かびます。
部活経験を魅力的にアピールするコツについてはこちらも参考にしてくださいね。
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アルバイトの経験
リーダーシップとは、責任を持って最後までやり抜くことだと思います。これを裏付けるエピソードとしては、レストランでのアルバイトの経験を話させていただきます。
私は3年間レストランで接客のアルバイトをしているのですが、慣れないうちは忙しい時間帯に焦ってしまいうまくできないことが多くありました。想像以上に大変だったので何度も心が折れそうになりましたが、お客様に迷惑をかけるわけにはいかないと思い、先輩に困ったときの対処法を聞きながらなんとか乗り越えました。今では接客にも慣れ、忙しくても冷静にこなせるようになりました。
この経験から、働くことの大変さや困難があっても自分の力で乗り越えていく達成感を学びました。社会人になったら初めてで戸惑うことも多いと思いますが、持ち前の粘り強さで何事も最後までやり抜きたいです。
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真面目で素直な人柄が伝わる内容ですね。責任感や粘り強さは働く上で非常に大切なので、面接でも良い印象を与えられるでしょう。
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リーダーシップを発揮した経験は誰にでもある
リーダーシップというと、「自分にはそんな経験はない」「リーダー経験がないと不利になる?」と思う人も多いでしょう。しかし、リーダーシップとは役職やポジションのことではなく、定義は人によってさまざまです。
そのため、面接でリーダーシップについて聞かれたときは、自分の強みをリーダーシップの定義につなげて答えましょう。そうすれば、自分を偽ることなくリーダーシップをアピールできます。
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そのため、新卒採用でもリーダーシップの資質を見られる傾向にあるのです。企業はこれまでの事例から、企業の業績やあり方に興味を持ち、会社全体の状況を自分ごととして捉えることのできる人の方が、仕事のパフォーマンスが高かったり、チームの連携をうまく図れたりする人材につながることを理解しています。
面接でリーダーシップが感じられない人は、「人から指示をされないと動かない」「自ら考えて行動することができない」といった印象を持たれ「変化に対応しづらく、今の時代に合ってない」と低く評価される場合があります。だからこそ面接では、リーダーシップのあることをアピールできると良いですね。