目次
- リーダーシップを発揮した経験はチームへの貢献の仕方をアピールしよう
- 何が求められている? 企業がリーダーシップを発揮した経験を聞く3つの理由
- ①就活生の人柄を知るため
- ②入社後に活躍できる人材かを確認するため
- ③志望動機を深掘りするため
- エピソード別10選! リーダーシップを発揮した経験の回答例文
- 部活動①
- 部活動②
- サークル①
- サークル②
- ゼミ・研究室①
- ゼミ・研究室②
- アルバイト①
- アルバイト②
- インターン①
- インターン②
- リーダーシップを発揮した経験の作り方4ステップ
- ①自分のなかのリーダーシップの定義を決める
- ②定義にあったエピソードをピックアップする
- ③リーダーシップを発揮した結果どうなったのか振り返る
- ④入社後リーダーシップをどのように活かすかを考える
- 高評価につながらない! リーダーシップを発揮した経験を伝える際の注意点
- 役職のアピールだけにとどまらないようにする
- 独りよがりな印象を持たれないようにする
- 自己PRの内容と乖離しないようにする
- リーダーシップを発揮した経験がない……! そんな人におすすめの3つの対処法
- ①自分の強みをリーダーシップと定義する
- ②リーダーでなくても一生懸命取り組んだ経験を話す
- ③「ない」と正直に答え今後の目標を話す
- リーダーシップを発揮した経験についてよくある質問
- 中学や高校時代の経験を話しても良いですか?
- 部長やバイトリーダーの経験があると有利になりますか?
- リーダーシップを発揮した経験は入社後の活躍イメージにつなげて好印象を得よう
リーダーシップを発揮した経験はチームへの貢献の仕方をアピールしよう
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。就活生のなかには、
「リーダーシップを発揮した経験をどうアピールすれば良いかわからない。」
「面接官に好印象を持ってもらうにはどのような経験を伝えれば良いの?」
と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。リーダーシップ経験を伝えるには、リーダー職を担ったことだけ述べたり、自分一人で努力したエピソードをアピールしたりするのでは不十分です。
重要なのは、周囲のメンバーとどのように協力したのかや、率先してチームへ貢献したエピソードがあるかだといえます。そのため、協調性や周りを巻き込む力があることをアピールしながら、リーダーシップ経験を伝えるなどの工夫が必要です。
この記事では、面接官に響くリーダーシップを発揮した経験の答え方や、エピソードの作り方について紹介します。また、実際にリーダー職に就いた経験がなくても効果的な回答ができるかも解説するので、悩んでいる人はぜひ参考にしてくださいね。
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何が求められている? 企業がリーダーシップを発揮した経験を聞く3つの理由

就活の面接ではリーダーシップを発揮した経験について聞かれることがあります。この質問は、単にリーダーを経験したことがあるかどうかを聞いているわけではありません。
では、企業はなぜリーダーシップを発揮した経験を聞くのでしょうか? ここでは、その理由について詳しく解説します。
理由を知れば企業の意図に沿った回答ができ、自分の人柄や強みを効果的にアピールできるはずですよ。
①就活生の人柄を知るため
企業がリーダーシップ経験を聞く理由の一つは、就活生がどのような人柄なのかを知るためです。企業は、あなたの経験や考え方を知り、自社に合う人物か判断したいと考えています。
なぜなら、就活生が大切にしていることと企業が重視することがミスマッチだと、最悪の場合は早期退職につながることもあるからです。これはお互いにとってメリットがないため、極力避けたい事態でしょう。
そのため、企業は自社の社風にマッチする人材かどうかを確かめる目的で、どのような場面でどのように感じたのか、なぜそう思ったのかというエピソードを聞くことがあるのです。
②入社後に活躍できる人材かを確認するため
リーダーシップを発揮した経験の有無を質問すれば、企業は「就活生が入社後に活躍できそうな人材か」を見極めることができます。というのも、リーダーシップがある人は、下記のような入社後の活躍に欠かせない素質があると推測できるからです。
- 目標を達成するために逆算して計画を立て、実行する努力ができる
- 失敗を恐れず、必要な選択をする決断力がある
- 積極的に課題を発見し、自ら解決策を見つけていく問題解決意欲がある
- 困難なことが起きてもポジティブとらえて立ち向かう力がある
上記のような素質があることをアピールするには、物事に向き合う力や行動力、挑戦力などを伝えることが重要です。

キャリアアドバイザー
③志望動機を深掘りするため
企業がリーダーシップについて聞くのには、志望動機を深掘りして、志望度の高さや本音を確認したいという意図も含まれています。たとえば、

就活生
人に寄り添うことが得意という強みを活かして、業界トップの御社で学びながら営業成績トップをとれる人材になりたいです。
と志望動機を伝えたとしましょう。この場合、面接官は下記のような疑問を持つと考えられます。
- 人に寄り添うとは具体的にどういうことか
- 顧客が拒否した場合は、相手の気持ちに合わせて営業をやめるのか。それとも成績のために職務をまっとうするのか
- きれいごとを言っているだけなのではないか
このような疑問を解決するために、企業はリーダーシップを発揮した経験を質問し、さらなる深掘りをおこないます。具体的なエピソードから人とのかかわりで大切にしていることや仕事に対する考え方を知り、就活生の志望動機の真意を探っているということです。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!企業が求める「リーダーシップ」とは?
リーダーシップを発揮し主体的に行動できる人材は重宝される
近年、さまざまな業界や分野で変化や変革が求められています。企業でも部署異動や仕事の変化は当たり前になっていて、そこで働く人々は「受け身」の姿勢ではなく、リーダーシップを発揮できる人が求められているのです。
そのため、企業がこの質問をする意図は、学生が主体的に行動できるかを見極めるためです。特に、人と密接に関わる新規開拓型の営業職や、積極性が求められる企業では、リーダーシップが重要視される傾向にあります。企業は、会社の状況を自分ごととしてとらえ、主体的に行動できる人材が、高いパフォーマンスを発揮し、チームの連携をうまく図れると理解しているからです。
チャレンジ精神や行動力が重視される!
ただし、企業が求めるリーダーシップは、単にチームを引っ張るだけではありません。新しいことに積極的に挑戦する姿勢や、目標達成や課題に対して具体的な行動ができるかといった点も含まれます。
たとえば、100名以上のサークルメンバーをリーダーとしてとりまとめてイベントを開催し、前年よりも集客人数を増やすことができたといった、具体的な背景や成果を示せると、企業から良い評価を得られますよ。
エピソード別10選! リーダーシップを発揮した経験の回答例文
企業の質問意図を満たしたり、説得力のある内容を伝えたりするには、いくつかのポイントを押さえて回答することが重要です。ここからは、リーダーシップを発揮した経験の回答例をエピソード別に紹介します。
各例文でポイントも解説しているので、ぜひ実際の回答を作成するときの参考にしてくださいね。また、まだエピソードが決まっていない場合は、それぞれの例文に近い経験がないか考えるのもおすすめですよ。
部活動①
私にとってリーダーシップとは、周囲の人を巻き込んで行動する力があることです。私がこのリーダーシップを発揮したのは、大学の陸上部で部長を担ったときでした。
私が所属する陸上部では、大会で成績を残す意欲が低い部員が多く、練習中も部員同士が話す時間が極端に多い状況でした。そこで私は、まずは自らが必要最低限の休憩時間に留めるよう心掛け、練習中はこまめに「一緒に走らない?」と部員に声かけをおこないました。
毎日続けることで徐々に部員一人ひとりの休憩時間が減り、積極的に練習に励む人が増えました。そして「ここまで努力したのだから、次の大会で良い成績を残したい」との声をよく聞くようになりました。
その結果、部員の半数以上が大会で自己新記録を樹立し、良い成績を残せました。入社後はこの経験を活かして、まずは自らが手本となる行動を心掛け、周囲を巻き込んで成績を上げられる営業職になりたいです。

キャリアアドバイザー
例文のように、課題に対してどのような行動をしたのかを具体的に述べると、行動力が伝わりやすくなります。また、エピソードを考えるときはどのような行動をしたのか時系列で書き出し、面接官に刺さりそうな内容を2つほどピックアップするのがおすすめですよ。
部活動②
私にとってリーダーシップとは、どんなことにも決断を下せることです。私がこのリーダーシップを発揮したのは、大学の吹奏楽部で副部長を担ったときでした。
私が所属する吹奏楽部は、部員数が100名以上とかなりの大所帯です。しかし、コンクールに参加できる人数は55名までと少なく、毎年コンクールに参加できる部員を半数に絞る必要があります。このコンクールの参加者を決めるのは、副部長である私の役割でした。
本気で部活動に励んでいる部員も多く、来年卒業の先輩もいるなかで、出場者選びをおこなうのは簡単ではありませんでした。しかし、目標はコンクールで優勝することだったため、忖度するのはかえって失礼だと感じ実力で選ぶことに決めました。
そこで私は部内で4度にわたって実力テストをおこない、中でも実力が高いと感じた部員を選びました。そして、全員の前で出場部員を公表しました。
その結果、選ばれず泣いていた部員もいましたが、コンクールでは優勝できました。全員にとってベストな決断はできなかったかもしれません。しかし、この経験は結果を出すためには精度の高い決断力が必要だという重要な学びとなりました。
入社後はこの経験を活かして、どのような場面でも目標を達成するために決断し、行動できるビジネスパーソンになりたいです。

キャリアアドバイザー
決定しづらい場面でも決断を下せるとアピールすれば、どのような場面でも決断力を発揮できる人材だと伝わります。アピールするときは、何も知らない面接官でも想像しやすいよう、前提知識を共有しながら話しましょう。
就活で部活動の経験を伝える際は、こちらの記事も参考になります。あわせて確認しておきましょう
自己PRで部活経験を魅力的にアピールするコツ|例文あり
部活動で学んだことを聞かれたら|自己PRで好評価につながる答え方
ケース別例文|ガクチカで部活を伝えるなら「過程」への言及がマスト
サークル①
私にとってリーダーシップとは、積極的に問題を発見し、解決していく姿勢があることです。私がこのリーダーシップを発揮したのは、テニスサークルでマネージャーを担ったときでした。
私の所属するテニスサークルは初心者が多いにもかかわらず、技術力が上がる練習方法が確立されていないことが課題でした。そこで私はテニス経験がある友人へ相談し、初心者向けの練習メニューを一緒に作成してもらいました。
さらにプロのテニス選手が発信している動画をチェックし、上達するためのポイントを知り、練習メニューに組み込みました。オリジナルのメニューをサークルのメンバーへ共有し、練習をおこなった結果、他校との練習試合で初めて勝つことができました。
入社後はこの経験を活かして、現状に満足せず積極的に課題を見つけ、お客様の問題を解決していきたいです。

キャリアアドバイザー
リーダーシップを発揮した経験を述べる際、必ずしもリーダーや部長経験が必要なわけではありません。マネージャーや役職がない場合でも積極的に行動した経験があれば、リーダーシップがあることを伝えられますよ。
サークル②
私にとってリーダーシップとは、周囲を巻き込んで組織を大きくする力があることです。私がこのリーダーシップを発揮したのは、写真サークルを立ち上げたときでした。
私は高校時代写真部に所属しており、大学入学後も写真を続けたいと考えていました。しかし、私の大学には写真サークルがありませんでした。そこで、自分でサークルを立ち上げようと考えました。
大学にサークルと認めてもらうためには、5名以上のメンバーが所属していることが必要です。そこで私は、SNSで部員の勧誘を始めました。
SNSでは、写真サークルを立ち上げたことを報告し、写真好きの方へ向けてさまざまな作品を掲載しました。そして、待っているだけでは応募は来ないと考え、写真に関するハッシュタグを付けている同じ大学の生徒へDMを送りました。
数名の生徒からDMの返信が来たため、そこでさらに勧誘をおこない、実際に入部体験もしてもらいました。
その結果、10名もの生徒が写真サークルへ加入してくれ、大学から無事サークルとして認められました。入社後はこの経験を活かして、会社にとって利益となる新規事業を立ち上げ、結果を出していきたいです。

キャリアアドバイザー
入社後の展望とリーダーシップ経験をアピールしたエピソードがマッチしており、今後の活躍が想像できる例文です。エピソードに迷っている人は、希望職種やキャリアアップ像に照らし合わせて、マッチする内容を選ぶと良いでしょう。
就活でサークル活動の経験を伝える方法はこちらの記事で紹介しています。あわせて確認しておきましょう。
【例文付き】自己PRではサークル活動をアピール|作成のコツも解説
11例文|ガクチカでサークル活動はあり! 理解必須な4つの評価軸
ゼミ・研究室①
私にとってリーダーシップとは、率先して動く力があることです。私がこのリーダーシップを発揮したのは、ゼミでマーケティングの研究をおこなったときでした。
私のゼミでは、卒業研究をチームでおこないます。そのため、大学3年生に入ってすぐの時期に、教授が指定したチームで研究を始めることになりました。
チームメンバーとは初対面で、進め方は各自に任せられていたのですが、私のチームには率先して動く人がいませんでした。そこで私は自らファシリテーターとなり、自己紹介をはじめ、マーケティングのどの分野に興味があるかヒアリングしました。
チームメンバーのほとんどが「売れる商品を分析したい」という希望を持っていたため、その内容をテーマにしました。そして、各自調査する項目を具体的に割り振り、定期的に共有会を実施するスケジュールを組みました。
すると、最初は消極的だったメンバーが少しずつ意見を出してくれるようになり、最終的に活発な意見交換ができました。
結果、納得のいく卒論が完成し、教授からは「多角的な視点からよく分析されていて素晴らしい」と評価してもらえました。また、チームメンバーからは「〇〇さんのおかげで有意義な議論ができた」といってもらえました。
入社後はこの経験を活かして、どのようなことにも率先して取り組み、イベントを推し進めていく企画職になりたいです。

キャリアアドバイザー
リーダーシップを発揮した結果、他者から高評価を受けたエピソードを伝えれば、第三者視点からの実力もアピールできます。数字で実績をアピールできない場合は、周囲からかけられた言葉を思い出してみましょう。
ゼミ・研究室②
私にとってリーダーシップとは、人や物事をまとめられる力があることです。私がこのリーダーシップを発揮したのは、ゼミで議論をおこなっていたときでした。
私は環境保全を研究するゼミに所属しており、授業の内容は議論がメインです。自分の意見を強く持ち、議論好きな人が集まっていることもあり、議論ではよく意見が飛び交います。
しかし、話をまとめる人がおらず、いつも着地点があいまいなまま話が終わっていました。そのため、なかなか研究が進まず、次の議題に移れないことが課題でした。
そこで私は、意見を出すのではなく話をまとめつつ、議論の軌道修正をおこなう役に徹することにしました。議論が逸れそうになったときは「今は〇〇という問題を解決しよう」と提案し、最後は必ず「今日の結論は〇〇です」と締めくくりました。
その結果、スムーズに次の議題に移れるようになり、年度内に議題に対する解決策をプレゼンできました。教授からは「〇〇さんのおかげで授業が順調に進むようになった」といっていただけました。
入社後はこの経験を活かして、自社とお客様の意見を適宜まとめ、最適な結論を導き出せるコンサルタントになりたいです。

キャリアアドバイザー
例文のように、一見すると縁の下の力持ちのポジションでも、伝え方を工夫すればリーダーシップ力をアピールできます。強みはさまざまな言い換えが可能なので、リーダーシップに変換できる強みがないか一度検討し、言い換えを模索するのもおすすめです。
就活でゼミ活動について伝えたい人はこちらの記事もあわせて参考にしてください。
例文7選|ゼミのガクチカには王道の構成がある! 伝え方コツも解説
【13例文】ゼミ題材の自己PRは行動×学びでマッチ度をアピール!
アルバイト①
私にとってリーダーシップとは、周囲の人を育成できることです。私がこのリーダーシップを発揮したのは、アルバイトで教育係を担ったときでした。
私は大学1年生の頃から居酒屋でアルバイトをしています。大学2年生に上がったタイミングで、店長から新人の教育を任されました。
教育は初めてでノウハウはありませんでしたが、自分なりに教育計画を作成することにしました。まずはレクチャーする内容を書き出し、それを難易度順に並べ直しました。そして、1週間ごとにどこまでレクチャーするか計画を立てました。
実際に新人が入社してからは計画に沿ってレクチャーしつつ、一つ教えるごとに質問の時間を設けました。また、最初は質問しにくいだろうと感じたため、雑談ベースでヒアリングするよう心掛けました。
その結果、通常半年かかる新人教育を4カ月で完了することができました。新人からは「〇〇さんには何でも相談しやすく、答えも明確で吸収しやすかった」といってもらえました。
入社後はこの経験を活かして、誰でも理解しやすい教育プログラムを作り、優秀な人材を育成できる人事になりたいです。

キャリアアドバイザー
実績をアピールするときは、例文のように「通常かかる期間と比較してどの程度前倒しで完遂できたか」を伝えるのも効果的です。そうすれば、初対面の面接官にもあなたの実力がわかりやすく伝わるでしょう。
アルバイト②
私にとってリーダーシップとは、周囲の手本となる行動ができることです。私がこのリーダーシップを発揮したのは、居酒屋でアルバイトをしたときでした。
私がアルバイトしていた居酒屋のお客様は常連の方がほとんどで、新規のお客様を獲得できていないことが課題でした。そこで私は「新規のお客様がご来店しづらい雰囲気があるのが原因ではないか」と考えました。
この状況を改善するには、まずは入口から一見さんが入りやすいものにする必要があると感じました。そこで、店長に許可をいただいて「一見さん大歓迎」という内容と、新規の方限定で割引していることを記載したPOPを店頭に貼りました。
さらに、実際にご来店いただいた新規のお客様には都度お声がけをし、コミュニケーションを取りやすい雰囲気作りを心掛けました。
その結果、新規のお客様の来店数が3倍に増え、現状を改善できました。入社後はこの経験を活かして、会社の売上を何倍にも伸ばせる営業職になりたいです。

キャリアアドバイザー
入社後に残したいと考えている具体的な実績と、実際のエピソードで出した結果がリンクしており、説得力のある例文です。営業職に必要な数字を意識する力があることもアピールできており、面接官に入社後の活躍を期待してもらいやすいでしょう。
就活でアルバイトの経験を伝えたい場合は、こちらの記事も参考にしてください。
厳選5例文|自己PRでアルバイトを魅力的に伝えるための3つの要素
「学生時代頑張ったこと」でアルバイト経験をアピール|答え方と例文
例文10選! アルバイトで学んだことを魅力的に伝える方法
インターン①
私にとってリーダーシップとは、先陣を切って困難に立ち向かえることです。私がこのリーダーシップを発揮したのは、コンサル職の短期インターンシップに参加したときでした。
このインターンシップは、5人1組になり、与えられた議題に対して3日間で解決策を出すものです。しかし、議題の抽象度が高く、どのチームもどう解釈すべきかわからず難航していました。
そこで私は「まず議題を要素分解して、解釈し直そう」とチームメンバーに提案しました。そして、各メンバーの解釈を共有し合い、議論してチームなりの解釈を定めました。
その後はどのようなリサーチが必要になりそうか話し合い、ある程度すべきことが決まったら役割を割り振りました。
また、何度か議論をおこない意見を集約していく必要があったため、1日2回決まった時間にディスカッションするよう提案しました。さらに、議論に行き詰ったときは今までの話を整理して論点を改めて書き出し、道筋を提示するよう心掛けました。
その結果、3日間で納得のいく結論を出すことができ、参加していた6チームのなかで一番高い評価を得られました。入社後はこの経験を活かして、一見解決策がない課題に対しても積極的に取り組み、自分なりの解を導き出せるコンサル職になりたいです。

キャリアアドバイザー
「周囲がどのように困っていたか」「自分がどう手を差し伸べたか」がわかりやすく、率先して困難を乗り越える人柄が伝わります。さらに周囲を気にかける協調性も伝わるため、面接官へ好印象を残しやすいでしょう。
インターン②
私にとってリーダーシップとは、周囲に良い影響を与えられることです。私がこのリーダーシップを発揮したのは、営業職の長期インターンシップに参加したときでした。
このインターンシップは、10名で半年間インターネット回線の電話営業をおこない、受注件数を争うものです。私は営業経験がなかったため、まずは実際に架電して自分の課題を把握しようと考えました。
30件ほど電話すると、ほとんどの断り文句が同じなことに気付き、切り返しを用意すれば改善できるのではないかと感じました。そこで、現状の課題と自分なりの切り返し案を社員の方に相談し、フィードバックをいただいた内容で再度架電しました。
その結果、初めて受注できました。ほかのインターン生は未受注だったため、このまま結果を出せば私が一位でしたが、それでは会社に利益を出せません。
そのため、会社の利益を優先し、退勤時間の前に実施される夕会で自分のナレッジを共有しました。すると、翌日から受注できるインターン生の数が増え、自らナレッジを共有する人も増えました。
その結果、半年後には多くのインターン生が横並びで高い受注件数を出し、会社全体の利益を底上げできました。また、ナレッジを共有したり、積極的に動いたりしたことが評価され、内定もいただけました。
入社後はこの経験を活かして、自分だけでなく周囲を含めて成長できる環境を作り、会社の利益を上げる営業職になりたいです。

キャリアアドバイザー
例文のように、内定を獲得したことも立派な実績になります。他社の社会人に評価されていることも証明できるため、選考に有利になるはずですよ。
リーダーシップを発揮した経験の作り方4ステップ


就活生
面接官に響く「リーダーシップを発揮した経験」を作るにはどうしたら良いのでしょうか?

キャリアアドバイザー
これから紹介する4ステップを守ることが重要です。そうすることで、説得力を持って自分の人柄や強み、企業とのマッチ度を伝えられます。
リーダーシップを発揮した経験を魅力的に伝えるには、伝えるべき内容を一つずつ整理して組み立てていくことが重要です。実際の回答を作成する前に、まずは重要な4ステップを確認し、回答のベースを作っていきましょう。
①自分のなかのリーダーシップの定義を決める
リーダーシップを発揮した経験を作るときは、まずは「自分のなかのリーダーシップとは何か?」という定義を決めましょう。最初に定義を決めることで「自分が何を伝えたいか」を明確にできます。
リーダーシップの定義とは、たとえば下記のようなものです。
- 周囲に良い影響を与えられること
- 率先して動くこと
- 周囲の人から頼られること
- 目標の達成のために積極的に動くこと
もし定義付けに迷ったら「リーダーシップ」に関連する自分の強みを考えて、そこに協調性や積極性を加えてみましょう。

キャリアアドバイザー
「目標を達成すること」が強みなら「周囲を巻き込んで目標を達成すること」と言い換えると、リーダーシップを感じられるはずですよ。
②定義にあったエピソードをピックアップする
自分のなかのリーダーシップの定義が決まったら、説得力を持たせるために具体的なエピソードを思い出してみましょう。
たとえば「周囲に良い影響を与えること」を定義にした場合、下記のように自分の行動で周囲の成長を促したエピソードが適切です。
- アルバイトで積極的に接客し、周囲の士気を上げたエピソード
- 新人を教育して一人前に育てたエピソード
- 結果が出せず落ち込んでいる部活仲間を励まし、背中を押したエピソード

キャリアアドバイザー
エピソードはできるだけ具体的に思い出しておくのがおすすめです。抽象的な内容だと面接官へ話したときに細部まで伝わらない可能性があるため、注意してくださいね。
③リーダーシップを発揮した結果どうなったのか振り返る
いくつかエピソードを思い出せたら、それぞれどのような結果を得られたのかも考えていきましょう。質問されたときに結果を述べれば、実力をアピールできるだけでなく、社会人に必要な結果を意識する姿勢があることも伝えられます。
リーダーシップを発揮した結果とは、たとえば下記のようなものです。
- 大会で優勝した
- 内定を獲得し
- インターンシップでチームを優勝させた
- サークルの入会者数を増やした
また、

就活生
アルバイト先の売上を10%アップさせました。
など、数字で語れる実績があれば、より実力が伝わりやすいでしょう。
ただし、このようにわかりやすい結果がなくても問題はありません。周囲から褒められたことや声をかけてもらったことがあれば、それを結果として伝えると良いでしょう。
行動した後の周囲の反応なども含めて、一度振り返ってみてくださいね。
④入社後リーダーシップをどのように活かすかを考える
最後に、志望企業に入ったらそのリーダーシップをどう活かし、活躍できそうなのかを考えましょう。入社後の活かし方を伝えることで、面接官は入社後のあなたの活躍を現実的に想像できるようになります。
入社後の活かし方を考えるときは、志望職種や業界、理想のビジネスパーソン像にあわせて検討するのがおすすめです。たとえば、営業職を志望しており、アルバイト先の売上アップに貢献した経験があるなら下記のような関連付けができます。
- 顧客の売上を伸ばせる営業職になりたい
- 顧客の売上に貢献できる施策を提案できるコンサル職になりたい
- 誰もが買いたいと思う商品を開発していきたい

キャリアアドバイザー
面接官が入社後の活躍をよりイメージしやすいのはどのような展望か考えつつ、自分の目標を伝えてくださいね。
もし入社後の目標が決まっていない場合は、下記の記事を参考に一度考えてみましょう。入社後の目標を決めるときのコツや、面接官に響く回答例を学べますよ。
関連記事
例文8つ|入社後の目標で企業を納得させる3つのコツ
就活の面接では入社後の目標についてよく聞かれますが、企業側の質問意図を知ることで答え方がわかってきます。 この記事では、面接官の質問の意図などを考えながら、目標の考え方やヒントなどをキャリアアドバイザーが詳しく解説します。 入社後の目標で面接官を納得させるコツや事務職・営業職などの職種別の回答例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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キャリアアドバイザーの体験談リーダーシップを発揮した経験を伝える際のポイント
具体的な自身の背景や考えが不可欠
学生のなかには「リーダーシップ」の資質を勘違いしている人がいるので、注意しましょう。単にメンバーやグループ内で指示や命令を出すことが「リーダーシップ」ととらえている人がいますが、それだけではなく、しっかり自分の言動の背景まで伝えることが大切です。
ある学生は面接で、「リーダーシップを発揮したことは」と聞かれ、「ゼミ長になってメンバーに役割を指示したこと」だけを伝えたところ、面接官は物足りなさそうな顔をしていたそうです。このような場合、「メンバーの希望を伺いつつ、性格や能力を考慮して仕事を割り振った」など、そこに至るまでの背景を話すと面接官も納得したのではないでしょうか。
ほかにも面接でアルバイトリーダーになって、シフト管理やレジ締め作業を行った仕事内容だけを伝え、「責任ある仕事を任せてもらえた」ことをアピールしようとした学生もいたのですが、面接官から「〇〇さんは、単に勤務年数が一番長かったからリーダーになったのでは」と、鋭いツッコミが入りとても焦ったそうです。
リーダーシップを発揮したエピソードを伝える際は、単なる言動だけではなく「なぜ、そのような行動をとったのか」といった自身の背景や考えも盛り込むと良いでしょう。
高評価につながらない! リーダーシップを発揮した経験を伝える際の注意点

リーダーシップを発揮した経験を伝える際、エピソード自体は素晴らしくても伝え方次第であなたの良さが伝わらないことがあります。自分の良さや人柄を正しく伝えるためにも、注意点を守って回答するよう心掛けましょう。
役職のアピールだけにとどまらないようにする
リーダーシップの経験を語るときに、具体的なエピソードを述べず、役職ばかり主張するのをやめましょう。なぜなら、企業が知りたいリーダーシップは役職自体ではなく、働くうえで重要になる素養についてだからです。
たとえば、下記のような回答のみだと役職しかアピールできていません。
- バイトリーダーを経験しました
- 部長をしていました

キャリアアドバイザー
役職は前提情報として伝えるにとどめ、そのあとに続くエピソードをメインとして、リーダーシップをアピールしましょう。
独りよがりな印象を持たれないようにする
周囲と協力する姿勢がないと思われる回答をしないことも、リーダーシップを発揮した経験を伝える際に重要な点の一つです。社会に出ると、個人作業がメインの職業でも周囲との連携が欠かせません。
そのため、協調性がない人は面接官に好印象を感じてもらいにくいといえます。たとえば、以下のような回答だと独りよがりな印象を持たれてしまうでしょう。
- 自分の目標の達成だけを考えて努力しました
- 自分の考えに共感してくれる人にだけアドバイスをおこないました

キャリアアドバイザー
独りよがりな印象を持たれないようにするには、周囲を気にかけたエピソードや協力して成し遂げたことを伝えるのが効果的です。率先して行動した点などに焦点を当て過ぎず、周囲とのやりとりを含めたエピソードを伝えてみてくださいね。
自己PRの内容と乖離しないようにする
リーダーシップ経験を伝えるときは、履歴書やエントリーシート(ES)の自己PRの回答内容とかけ離れたエピソードを伝えないよう注意しましょう。前述したように「リーダーシップを発揮した経験」は就活生の人柄や適性を知るための質問です。
もし自己PRと質問の答えが乖離していたら、自分がどのような人柄なのか、面接官に伝わりづらくなってしまうかもしれません。そうなると採用も遠のいてしまう可能性があるため、十分に注意しましょう。
たとえば、自己PRで「縁の下の力持ちタイプ」と書いている場合、面接で下記のような強みを伝えてしまうと矛盾が生じます。
先頭に立って人をまとめるのが得意です。
反対に、下記のように関連性のある強みを述べれば、回答に一貫性が生まれてあなたの人柄が伝わりやすくなるでしょう。
裏のリーダーとして周囲をサポートし、目標の達成へ導くのが得意です。

キャリアアドバイザー
回答に矛盾が生まれないよう、面接前には履歴書やESで書いた自己PRの内容を確認し、一貫性のある答えを心掛けてくださいね。
また、自己PRの内容がどうしても長くなってしまう人は、下記の記事を参考にしてみてください。伝えたいポイントをしっかり残しつつ、効果的にアピールする方法を紹介していますよ。
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キャリアアドバイザーが読み解く!企業が懸念を抱いてしまうリーダーシップの経験の特徴
受け身な印象を受ける表現は避けよう
ここまでリーダーシップを発揮した経験を伝える際の注意点を解説しました。
今回解説したもの以外にも、チームで取り組んだ内容を聞かれたときに、「誰かに言われたから動いた」というような、受動的な印象を受ける表現には注意しましょう。繰り返しになりますが、企業は自ら物事について考え、主体的に行動してくれる人材を求めていますよ。
40点以下は要注意!面接を受ける前に面接力を測定しよう!
やみくもに面接を受ける前に、自分の面接力を知っておくことが大切です。
そこで無料の「面接力診断」を活用しましょう。面接力診断を使えば、簡単な質問に答えるだけであなたの面接力と弱点がわかります。
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リーダーシップを発揮した経験がない……! そんな人におすすめの3つの対処法


就活生
私にはリーダーシップを発揮した経験がありません。選考で質問されたときはどうすれば良いのでしょうか?

キャリアアドバイザー
就活では「リーダーシップのある人」を求める企業も多いため、リーダータイプではない人は答え方に困ってしまうこともありますよね。しかし、リーダーシップを発揮した経験がなくても落ち込む必要はありませんよ。
いくつかのポイントをつかんで対処すれば、リーダー経験がなくても面接官に好印象を残すことも可能です。ここでは、リーダーシップを発揮した経験がない人がリーダーシップについて聞かれたときの対処法を説明します。
①自分の強みをリーダーシップと定義する
リーダーシップの考え方は人それぞれで明確な定義はなく、部長やゼミ長などの役職経験が必須なわけでもありません。重要なのは、リーダーシップの定義と紐づけられる自分の強みがあるかどうかです。
もしあるなら、それはリーダーシップを発揮した経験として十分にアピールできます。
たとえば、真面目で几帳面な性格が強みなら「何事も最後までやり抜く責任感」をリーダーシップの定義とすれば良いのです。そうすれば、リーダー経験がない人でも自信を持って答えられますよね。

キャリアアドバイザー
要するに、リーダーシップのとらえ方次第で、誰でもリーダーシップをアピールできるということです。
長所の見つけ方について詳しく知りたい人はこちらも参考にしてくださいね。
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リーダーシップを発揮した経験の作り方4ステップ|回答例文付き
リーダーシップを発揮した経験を回答する際は、自分なりのリーダー像を伝えたうえで、どのようにチームに貢献したかを伝えることが重要です。この記事ではリーダーシップを発揮した経験の作り方や回答例文をキャリアアドバイザーが解説します。
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②リーダーでなくても一生懸命取り組んだ経験を話す
リーダーシップについての質問を通して、企業は就活生の人柄や価値観を知りたいと思っています。そのため、輝かしい経験でなくてもこれまで何かに対して努力した経験を話せれば、問題ありません。
たとえば、以下のような内容が効果的でしょう。
- アルバイトで苦労を乗り越えた経験
- 周囲と切磋琢磨した大学での研究活動
- 時間の合間を縫って尽力したボランティア活動
- 集客に苦労した大学でのイベント企画
大切なのは、リーダー経験があるかどうかではなく、どんな経験をして何を感じたのかを的確に伝えることです。そうすれば、面接官はあなたの人柄や価値観を理解し評価してくれるでしょう。
③「ない」と正直に答え今後の目標を話す
どうしてもリーダーシップにつながる経験が思いつかない場合は「ない」と回答してしまっても問題ありません。ただし、それだけで終わらせるのではなく、今後の目標も一緒に話すようにしましょう。
たとえば、以下のような言い方がおすすめです。

就活生
正直に申し上げると、これまでリーダーシップを発揮した経験はありません。ですが、何事にも前向きに取り組める真面目な性格を活かして、今後は周囲の人を巻き込む力を培っていきたいと考えています。
このようにポジティブな言い方をすれば、面接官も「入社したら主体的に頑張ってくれそうだ」とポジティブな印象を持ってくれるでしょう。
今後の目標を思い付かない人は、下記の記事を参考にしてみてください。将来やりたいことを明確にする方法や例文を紹介していますよ。
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キャリアアドバイザーが読み解く!リーダーシップを発揮した経験が見つからない場合の対処法
より深く自己分析をすると見つかることも
面接官から「リーダーシップを発揮した経験はありますか」と聞かれ、どうしても思いつかない人は、自己分析を掘り下げていくことで、何かしらのリーダーシップを見出せる場合が多くありますよ。
学生のなかには、「リーダーシップ」のことを一部の特定の人だけが持っている能力と勘違いしている人がいますが、仕事ではメンバー全員がリーダーシップを発揮する場面というのがよくあるのです。そもそもリーダーシップとは、チームのために自ら考え行動を起こすことや、かかわる人に影響を与えることを指しています。たとえば、あるメンバーはチームのために自発的に図書館で資料を探し、またあるメンバーは社外研修で学んだことをチームにおろすといった、これらのことも「リーダーシップ」の一つです。
必ずしも「リーダー」「〇〇長」といった肩書きがなくても問題ありません。企業がリーダーシップについてたずねる理由は、就活生に対して「何らかのリーダーシップがあってほしい」といった希望もあると思います。この希望に応えるためにも、自分の体験を振り返り何かしらのリーダーシップにつなげてアピールすることをおすすめします。
リーダーシップを発揮した経験についてよくある質問
ここまで、リーダーシップの考え方や答え方について説明してきましたが、まだまだわからないこともあるでしょう。そこで次に、リーダーシップに関してよくある質問にキャリアアドバイザーお答えします。
自分の悩みに当てはまるものがないか、一度確認してみてくださいね。
中学や高校時代の経験を話しても良いですか?
リーダーシップを発揮した経験について聞かれたときは、中学や高校時代の経験を話してもかまいません。部活動や委員会活動など、アピールしたいエピソードがあれば積極的に話しましょう。
ただし、面接官は今のあなたの人柄や価値観を知りたがっているため、中学や高校時代のエピソードを話して終わるのはNGです。中学や高校時代のエピソードから学び、今活かせていることや、継続して意識していることを盛り込むようにしましょう。
部長やバイトリーダーの経験があると有利になりますか?
部長やバイトリーダーの経験があるからといって、就活で有利になるとは限りません。というのも、企業は単なる「リーダー」ではなく「リーダーシップのある人」を求めているからです。
また、就活生のなかには部長やバイトリーダーの経験を持つ人も多くいるので、それだけで評価される可能性は低いでしょう。
前述したように、就活におけるリーダーシップとは何かの代表になった経験ではなく、働くうえで必要な責任感や問題解決意識を持っているかどうかを指します。そのため「部長やバイトリーダーの経験を通して何を感じ、何を学んだのか」を伝えることが大切です。
リーダーシップを発揮した経験は入社後の活躍イメージにつなげて好印象を得よう
リーダーシップを発揮した経験は、自分の強みや人柄が伝わるものを選び、伝えるときは入社後の活躍イメージにつなげてください。入社後の活躍イメージを伝えることで、面接官は自社とのマッチ度が高いと感じ、好印象を持ってくれるはずですよ。
また、リーダー職の経験がなかったり、そもそもリーダーシップ経験がなかったりする場合もあるでしょう。そんなときは、自分の強みのなかで少しでもリーダーシップに紐づけられる部分はないか考えるのがおすすめです。
必ずしも輝かしい経験を伝える必要はないので、少しでも自分が持つリーダーシップを考え、気軽にアピールしてくださいね。そうすれば、きっとあなたの良さが伝わるはずですよ。
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ただし、単にリーダーになった経験のみをアピールしないように注意しましょう。