面接カードの充実は公務員試験合格への一歩! 例文付きで書き方解説

この記事のアドバイザー

目次

  1. 公務員試験で成功するには面接カードの充実が必須 
  2. 公務員試験で必要な面接カードとは?
  3. 面接カードの概要
  4. 面接カードの提出時期
  5. 面接カードの入手方法 
  6. 面接官が面接カードで見ている3つの評価ポイント
  7. ①公務員に対する熱意があるか
  8. ②学生の人柄がわかるか
  9. ③コンピテンシー(行動特性)が把握できるか
  10. 面接カードを作成する際の心構え
  11. PREP法を意識する
  12. 実際に面接している気持ちで作成する
  13. 問われていることを的確に捉える
  14. 気をつけよう! 面接カードを書く際の注意点
  15. 文字は丁寧に書く
  16. 嘘の併願状況を書かない
  17. です・ます調で書く
  18. 誤字脱字には気をつける
  19. 提出期限には余裕を持たせる
  20. 項目ごとに解説! 面接カードの魅力を高めるために必要なコツ
  21. ①志望動機
  22. ②自己PR
  23. ➂長所や短所
  24. ④趣味・特技
  25. ⑤最近あった出来事
  26. ⑥併願状況
  27. ⑦学歴や職歴
  28. 就活を成功させる公務員試験面接カードの項目別例文
  29. ①志望動機
  30. ②自己PR
  31. ➂長所や短所
  32. ④趣味・特技
  33. ⑤最近あった出来事
  34. ⑥併願状況
  35. ⑦学歴や職歴
  36. 面接カードを充実させて公務員試験を成功させよう

公務員試験で成功するには面接カードの充実が必須 

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。 公務員試験に挑戦しようとしている学生から

「公務員試験にある面接カードって何でしょうか?」
「どのような内容をアピールすれば良いのでしょうか?」

という声をよく聞きます。公務員試験は基本的に一次試験の「筆記試験」、二次試験の「面接試験」という流れとなっています。

公務員試験では、一次試験の筆記試験後の面接を突破することが合格へのカギとなります。公務員試験の面接に臨むにあたって欠かせない面接カードは公務員試験を受検するには重要なものになります。

この記事では、面接において重要な「面接カード」について、詳しい内容や効果的な作成方法、注意点などをお伝えしていきます。効果的な面接カードの作成について知りたい学生はぜひ参考にしてくださいね。

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公務員試験で必要な面接カードとは?

面接カードとは公務員試験の一次試験の「筆記試験」合格後、二次試験である「面接試験」の際に必要となります。具体的には受験者の経歴や志望動機、自己PRなどの基本情報が記載された参考資料です。

面接の際の質問も、面接カードの内容から質問されるので、面接のことも想定してきっちり作成する必要があります。

面接カードの概要

面接カードは面接をする際に応募者の情報を書きまとめた書類です。

具体的な面接カードの項目例
  • 志望動機
  • 自己PR
  • 学生時代に打ち込んだこと
  • 学業以外で打ち込んだこと
  • 長所、短所
  • 卒論テーマ
  • 部活動、サークル活動 等

公務員試験の面接内容も基本的に面接カードに沿って質問されますので、面接時に質問されても大丈夫なようにしっかり準備していきましょう

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面接カードはさまざまな項目がありますが、面接官が聞きたいことは入所後に仕事に活かせるかです。すべての設問は、自己PRにつながると思って作成しましょう。

民間企業でいうESのようなもの

面接カードをわかりやすくたとえると、民間企業の就活に使用されるエントリーシート(ES)のようなものです。

ただ民間企業の場合、ESの出来によってふるいにかけられて合格した場合のみ次の選考に進みますが、公務員試験の場合には、筆記試験で受験者をふるいにかけるため、面接カードのみで評価はされません

面接カードの目的は、あくまで面接の際に受験者の参考資料として利用されます。

面接カードの提出時期

面接カードは国家公務員試験の場合には、一次試験合格後に面接カードをホームページからダウンロードして、面接当日に持参するのが一般的です。

しかし公務員試験の官庁訪問では、面接カードではなく「訪問カード」と呼ばれ、訪問時に書かされて提出することもあります。

地方公務員試験の場合は、その地域によっても提出方法はバラバラで、願書の提出時や筆記試験当日、筆記試験の合格後に郵送、面接日に持参などがありますので受験時にしっかりと確認することが必要です

公務員試験のスケジュールについてはこちらで詳しく解説しています。

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面接カードの入手方法 

面接カードの入手方法もさまざまですので注意が必要です。一次試験の合格後に受験先から郵送で送られてくる場合や、ホームページからダウンロードする方法などの入手方法があります。

たとえば国家公務員採用試験は、ダウンロード期間中に自分で面接カードを入手しなければなりません。 また、自治体によって、面接カードの項目や形式、大きさは異なりますのでしっかり確認をしましょう

公務員試験では集団面接をおこなうことがあります。こちらの記事では、公務員試験ならではの集団面接対策について詳しく解説しているので、併せて確認してみましょう。

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吉川 智也

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入手後から提出までは短いので前もって準備することが大切

今お伝えしたように、面接カードは一次試験合格後に入手するのが一般的です。合格発表から提出までの期間が短い場合もあり、あわてて作成する就活生も多く見られるので、なるべく早めに準備にとりかかるようにしましょう。

中には合格発表を待たずに作成に取りかかる人もいるくらいですよ。昨年度の面接カードが入手できると良いですが、もしできなかったとしてもこのあと説明する一般的な項目については事前に考えておくと良いでしょう。

また面接カードは手書きの作成が多く、かなり簡素化されているフォーマットもあるため、記述できる文字数に頭を悩ませる応募者もいます。短い行数に自分の思いや考えをすべて記述しようとするあまり、文字が小さくなって、読みづらい場合がありますので注意しましょう。

簡素化されている面接カードは、アウトラインを記述するイメージで作成し、詳細は面接で伝える気持ちで作成すると良いですよ。

39点以下は要注意!
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面接官が面接カードで見ている3つの評価ポイント

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面接官は面接カードでどこを見ているんでしょうか……初めて書くので不安です。

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大丈夫ですよ!公務員試験の面接は、基本的に面接カードの内容に沿って進められます。そのため、面接カードは面接本番を想定しながら内容を作成することが大切です。

面接官が面接カードで重視している評価ポイントを理解して作成することが面接でうまくいくことにつながります。そこで3つの大事なポイントについてお伝えします。

①公務員に対する熱意があるか

熱意が面接官に伝わると入所後も、一生懸命仕事をしてもらえると感じてもらえる可能性が高いです。

まず大切なのは、しっかり自己分析をして、入社して「どのような仕事をしたいのか」を明確にする必要があります。特別な理由でなくても大丈夫ですので自分のやりたいことを明確にしましょう。

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公務員に対する熱意とは当然仕事に対してですので、いくら熱意があっても「公務員は安定しているから志望します」ではやる気は伝わりませんので注意しましょうね。

熱意を伝える志望動機の締め方はこちらを参考にしてください。

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あなたの面接力は何ランク?
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②学生の人柄がわかるか

面接官は採用面接時に「この人と一緒に働きたいか」という点を重視することがあります。

人柄が良いと上手な人間関係を築くことができ、成長の伸びしろがありそうと判断されます。そのため、人柄がの良さをアピールすることは面接を突破する近道の1つとなります。

面接カードでも自己PRや学生時代で取り組んだことを通じて、あなた自身の人柄が伝わるように工夫してみましょう

文字の丁寧さからも人柄が伝わる

人柄は文字にも表れます。見た目が第一印象に影響を与えるのと同じように、面接カードの文字も重要です。面接カードの文字を丁寧に書くということはそれだけで、その面接カードの第一印象が良くなることにつながります。

逆に汚い文字や雑な文字だとそれだけで第一印象が悪くなります。字が下手でもいいので必ず丁寧に書きましょう

③コンピテンシー(行動特性)が把握できるか

  • コンピテンシー:高い成果を出す人の行動特性を表す概念

面接官はコンピテンシーを把握することで、あなたがどのような行動をやって高い成果を出す人間なのかを把握します。面接カードに書くときは取り組んだ「結果」だけでなく、結果にたどり着いた「プロセス」をきちんと書くようにしましょう。

具体的には、困難に直面したり、何かに挑戦してそこからどんな行動をとったか、何を学んで、どうやって仕事に活かせるかなどを伝えることが大切です。公務員として求めるスキルや能力があるのか見極められます。

コンピテンシーに関してはこちらでも詳しく解説しています。

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塩田 健斗

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公務員の資質が感じられるエピソードでアピールしよう!

学生時代はアルバイトやサークル、ボランティアなどさまざまな経験を積んだと思いますが、公務員の資質につながる「奉仕の精神」や「責任感」などが感じられるエピソードは高評価を得る傾向にあります。

たとえば、ボランティア活動で子どもや地域のために取り組んだエピソードからは「社会や誰かの役に立ちたい思い」が感じられ、今説明した「②人柄の良さ」をアピールできるのではないでしょうか。またアルバイトやゼミ活動などで、アルバイトリーダーやゼミ長を任された学生は、与えられた役割を責任を持って取り組むことができる「責任感や誠実さ」といった印象がもたれることでしょう。

採用担当者は、面接カードを読みながら応募者の大まかなイメージを作り上げていきます。
そのため、面接カードに記述するエピソードは、公務員としてふさわしい人物像をイメージできるものが理想的ですね。

面接本番まで時間がない人は、頻出質問の模範解答だけでも必ず押さえておこう

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面接カードを作成する際の心構え

面接カードを作成する際の心構え

面接カードを作成する際は、ただなんとなく作成すれば良いというわけではありません。作成する際に心がけたいポイントがあり、そのポイントを抑えることで面接官に良い印象を持ってもらえることにつながるでしょう。

ここからは面接カードを作成する際の心構えを解説しますね。

PREP法を意識する

PREP法

面接カードに限らずですが、文章を書く際はPREP法を意識しましょう。PREP法とは、物事をわかりやすく説明する構成を作るためのモデルです。面接カードを書く際にも、PREP法を意識して作成することで面接官にもわかりやすい内容となります

PREP法は文章を「P:結論」「R:理由」「E:具体例」「P : 結論」の4構成にまとめることで、相手に論理的に伝える手法となります。

PREP法のやり方
  1. 要点(主張や結果)を記載
  2. 結論に至った理由を記載
  3. 具体例(エピソード)を記載
  4. 最後にもう一度要点を記載
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PREP法は面接カードだけではなく、面接で説明する際も有効の手段となりますよ。

実際に面接している気持ちで作成する

面接カードを作成するときには、面接をしているときの気持ちになって作成することが大事です。実際に、公務員試験の面接では面接カードに記載している項目を中心に質疑応答がおこなわれることが多いですので、作成時から面接を想定しておくことがポイントです。

面接をイメージしながら面接カードを作成することで、面接時も内容が矛盾せずに一貫性のある回答ができるようになります。面接カードに書く内容は、自信を持って答えられる内容にしておきましょう。

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作成する際には面接のときに質問を深掘りされることまで想定しておくことがおすすめですよ。

面接カードの内容が面接時にアピールするベース内容になる

公務員試験の面接は、面接カードの内容から質問されることが多いです。面接官からの質問を想定することに加えて質問の答えも予め準備することが必要となります。

面接カードにすべて詳細に書いてあると面接官も質問に困るため、あえてすべてを書かずにシンプルにまとめる方が良いです

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面接官の手元に面接カードがあるわけなので、面接カードに何を書いてあるかを忘れずに把握しておくことも大切です。出来上がったらコピーを取り手元に保管しましょう。

問われていることを的確に捉える

面接カードの設問項目で問われていることに的確に答えるようにしましょう。関係ないことを長々と記載したり、的外れなこと記載しても、まったく効果はありません。むしろ、逆にマイナスな印象を抱かれるでしょう。

たとえば、自己PRの欄に自分の強みを説明するために長々と学生時代に取り組んだエピソードを書いている場合は、質問の意図とズレてしまいます。その質問から相手が何を聞きたいのかを考えて作成しましょう。

39点以下は要注意!面接を受ける前に面接力を測定しよう!

やみくもに面接を受ける前に、自分の面接力を知っておくことが大切です。

そこで無料の「面接力診断」を活用しましょう。面接力診断を使えば、簡単な質問に答えるだけあなたの面接力と弱点がわかります

今すぐ活用して、志望企業の面接を突破しましょう。

気をつけよう! 面接カードを書く際の注意点

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面接カードのポイントは理解できました。早速作成してみようと思います!

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作成するにあたって注意点を理解していますか? 注意点を理解しないとアピールにつながらないので気をつけましょうね。

ここでは面接カードを書く際の大事なポイントと注意点を解説していきます。

文字は丁寧に書く

まず大切なのは、文字を丁寧に書くということです。テクノロジーの発達によってPCやスマホの利用頻度が上がり、文字を書くのが苦手という人は多いでしょう。だからといって面接カードを汚い文字を書くと、良い印象は持たれません。

たとえ文字が下手であっても丁寧に書くことが大事ですし、文字から人柄が伝わることにもつながります。内容ももちろん重要ですが、選考に使用する書類は文字の丁寧さはとても重要です。丁寧に書けていないと「志望度が低いので適当なのでは?」とネガティブな印象を持たれかねませんので、丁寧に書くようにしましょう

文字の大きさやバランスにも注意

文字を丁寧に書くことと同じくらい大事になるのが、文字の大きさやバランスです。

いくら文字を丁寧に書いたからといって大きさやバランスが悪いと、面接官がパッと見た第一印象でマイナス印象を持たれてしまう可能性もあります。対策としてはいきなり文字を書くのではなく、一度鉛筆で薄く下書きをするのが効果的です

文字が曲がっていたりしないよう定規で薄く線を引き、それに沿って書くようにしましょう。下書きが済んだらその上からボールペンでなぞりましょう。

手書きで書く際のコツはこちらを参考にしてください。

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嘘の併願状況を書かない

公務員試験を受験する場合、民間企業や別の公務員試験を受験をしている人が多いです。志望度を伝えたいからといって、併願にもかかわらず専願と嘘の内容を書くのはおすすめできません。

仮に嘘がバレた場合に挽回は出来ませんし、嘘の場合は合格するまで余計な緊張のまま過ごすことにもなります。実際の業務でも公務員という職業は信用が大切な職業であり、一度でも不祥事を起こしてしまうと、市民からの信頼がなくなってしまいます

したがって面接官も不祥事を起こしそうな人は採用しないため、疑いをもたれないためにも嘘の併願はやめましょう。

就活で嘘をつくリスクはこちらで詳しく解説しています。

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です・ます調で書く

面接カードに内容は「です・ます調」で書くことが基本になります。「だ・である調」で書いても、それだけの理由で不合格になることはないのですが、面接カードは「です・ます調」で書くことが一般的です。

「です・ます」調で書くと丁寧な人柄である印象につながりやすいというメリットもありますよ。面接カードは「だ・である調」で書くよりも無難に「です・ます調」で書きましょう。

誤字脱字には気をつける

誤字脱字にも気をつければなりません。誤字脱字が多ければ、面接官からの印象は悪くなってしまいますし、そもそも誤字脱字を「確認もしていないのか」と、いい加減な印象を持たれていまいます。

公務員という職業は単純なミスをせずに確実に仕事をすることが求められるので、必ず誤字脱字がないことを確認しておきましょう

誤字脱字が与える影響についてはこちらで詳しく解説しています。

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提出期限には余裕を持たせる

提出期限には余裕を持って面接カードを作成しましょう。締切直前になってバタバタしないためにも早めの期限設定して取りくんでください。

提出期限をギリギリで取り組むと、時間にも余裕がなくなり中途半端な中身となってしまい、アピールが弱くなります。そのような面接カードでは面接時点でマイナスからのスタートになる可能性があります。

また社会人になっても納期よりも前に仕事をすることが大切になるため、今のうちから意識を変えておくようにしましょう。

項目ごとに解説! 面接カードの魅力を高めるために必要なコツ

次はさらに魅力的な面接カードにするためのコツをお伝えします。面接カード自体で合否が決まるものではないのですが、内容がよければそれだけで有利になることは間違いありません。

ここでは、面接カードの魅力を高めるために必要なコツを設問項目別にお伝えします。

①志望動機

民間企業を受ける場合と同様に志望動機は必ず問われる質問の1つです。そのため、周りと差別化しようと特別な志望動機を作成しなければならないと思われる方も多いですが、志望動機は特別なものでなくても大丈夫です。

志望動機で大切なのは「なぜそこに入所したいのか」という点と「入所後なにを何を遂げたいのか」という点になります。

その仕事に興味を持ったきっかけや入所後にやりたいことを記入するようにしましょう。また、他の人と差をつけるのであればどのように貢献できるかという将来についても言及するとよいでしょう

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②自己PR

自己PRを書くときのポイントは、長所とエピソード(裏付け)をしっかりと書いていることです。また、自分の長所は希望している仕事内容にマッチしていることが大切です。

長所と仕事内容がマッチしていない場合、いくら志望度が高くてもアピールするのは難しいと言えるでしょう。したがって、しっかり自己分析だけでなく仕事内容の研究をしたうえで自己PRを書くことをおすすめします。特に公務員の仕事は行政サービスを通じて人々をより良くする内容が多いため「人のために動いた」エピソードなどでアピールするとよいでしょう

さらに、その長所を裏付けるエピソードも大事で、学生時代に学んだことや取組みで長所を発揮したエピソードを述べると良いでしょう。そして、最後の締め方として、の長所をどのように仕事に活かしていきたいかを伝えましょう。

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➂長所や短所

自己分析を通じて長所は把握できるけど、短所を見つけるのは難しいと悩むのではないでしょうか。短所のポイントとしては、ストレートな表現のまま記入しないことです。

面接カードに短所をストレートに記入したり、面接で話をしてしまうと、どうしても面接官にマイナス面の印象を持たれてしまいます。短所を考える際には同じ意味でも表現を変えることが有効です。

「短所は長所の裏返し」と言われますが、表現を変えるだけでたとえ短所だとしても良い印象に変えられます。

短所の言い換え例
  • 優柔不断⇒慎重 
  • 飽きっぽい⇒好奇心旺盛 
  • 自分の意見がない⇒協調性がある

長所や短所どちらを答えるにしても公務員の仕事に向いていると思われるような、真面目さや誠実さをアピールしていきたいですね

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短所は長所の裏返しですので、長所も短所も自己PRに関連づけて説明できるようにしておきましょう。

長所と短所がわからない人はこちらを参考にしてください。

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④趣味・特技

趣味や特技はどのようにアピールすればよいかわからないと悩むかもしれません。ただ、面接カードの項目はすべて面接につながる内容となるため、趣味・特技も自己PRにつなげることが大切です。

趣味や特技は基本的に自分の好きなことでかまいませんが、悪い印象を持たれやすい「ギャンブル系」の趣味は避けましょう。特に公務員の場合は繰り返しにはなりますが、業務上人からの信用とは切っても切り離せないため、悪いイメージを持たれる可能性のある趣味は避けた方が無難です。

趣味や特技を記載する際のポイントは仕事に活かせる点や具体的なエピソードも一緒に伝えることが大切になります。趣味や特技はその内容から自分の人間性を伝えるように工夫しましょう。

趣味・特技を魅力的に書くポイントについてはこちらを参考にしてください。

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⑤最近あった出来事

最近会った出来事については、最近の時事ネタでも問題ありませんが、おすすめは受験する自治体に関するニュースです。

大事な視点はそのニュースに関する意見が「合っている」か「間違っている」かということではなく、そのニュースに関して自分の考えや意見を伝えることです

ただし、マイナスなことは言わないように注意しましょう。

ニュースの情報源
  • 新聞記事
  • グーグル検索:「都道府県+最近のニュース」と検索
  • TVのニュース

最近あった出来事についてはこちらの記事も読んでおきましょう。

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⑥併願状況

注意点でも解説した通り併願状況に関しては嘘をつかずに正直に書きましょう。一般的に公務員試験の時期は民間企業よりも遅い傾向にあるため、多くの学生は民間企業や他の役所を併願しています。

そのため、民間企業ですでに内々定がある場合や同時並行に受験している公務員試験があればきちんと面接カードに記載しましょう。

記載したうえで面接中に併願状況について質問があった場合には、きちんと「第一志望です」と伝えれば問題ありません

併願状況の書き方
  • 〇〇株式会社:内々定
  • 〇〇市役所:1次選考合格(〇月〇日2次選考予定)

こちらの記事では第一志望を聞かれたときの答え方を解説していますよ。

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⑦学歴や職歴

学歴や職歴に関しては設問の文書に指示がある場合や記入例がある場合にはそれに従います。特にない場合ですが、学歴は「中学校卒業」から書くのが良いでしょう。

また、入学・卒業年の表記は西暦か和暦のどちらでも構いませんが必ず統一するようにしてくださ。西暦や和暦が混ざっていると非常に見にくいですし、印象も悪くなります。

なお、学歴欄の学校名は省略せず正式名称で記入するのも大事なポイントで、 在学中の大学名のところには「卒業見込み」と記入するのを忘れないようにしましょう

学歴欄の詳しい書き方はこちらも参考にしてください。

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石川 愛

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希望部署を記述する際は理由を明確にしておこう

自治体の面接カードでは、これ以外にも「希望する課や部署」を端的に記述させることがありますが、ここはよく考えてから書くようにしましょう。大体は面接で「なぜ〇〇課を希望するのですか」と、深堀り質問をされるため、あまり深く考えず感覚的に書いてしまうと、後で困ってしまうかもしれません。

ある学生はアルバイトで塾講師の経験があったことから、希望の部署を「教育委員会」と書き、面接では実体験に基づいて地域の教育の大切さを語ったところ、高評価を得られたそうです。実際に、希望する部署に配属される確証はありませんが、理由を明確に述べることで「やる気がある」「目的意識を持って応募をしている」といった印象を持たれるのではないでしょうか。

面接カードで「希望する課や部署」を記述する際は、仕事研究を充分におこない自分の考えを明確に述べられる部署を書くようにしましょう。

就活を成功させる公務員試験面接カードの項目別例文

最後に公務員試験における面接カードの項目別例文を記載します。先程のコツをもとに各項目の一例を記載していますので、こちらを参考にしてあなたの面接カードを作成してみましょう。

①志望動機

例文

私は貴所の職員として、地域の住民の方々に貢献したいと考えています。〇〇市は幼いころから住み慣れた町であり、この町の歴史的建造物や自然に魅力を感じていたため、より良い町づくりに貢献したいと思い志望致しました。また実際に市役所で働く方々のいきいきした姿や市民一人ひとりに丁寧に向き合う姿を見て、ぜひここで一緒に働きたいと思いました。

現在、市の若者が減少している課題はありますが、若者にも魅力的な町づくりにするための発案やイベントの企画を積極的におこなうことで地域活性化に向けて貢献していきたいと思います。

※この回答例は面接回答集から抜粋しました。
面接を突破できる質問の回答例がわかる「面接質問リスト&回答集」

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この例文は自分の体験をもとにその市で働きたい意思を伝えられているため、熱意が伝わる内容となっています。志望動機はまず「やりたいこと」や「興味を持ったきっかけ」を通じてやる気や熱意を明確にしましょう。

②自己PR

例文

私の強みは継続力があることです。私は小学校から約15年間柔道を続けており、柔道を通して挨拶・礼儀はもちろんのこと忍耐力や継続して頑張る姿勢を学びました。

どんなときでも相手を敬うことを大切にし、練習でも自分を厳しく手を抜かずに続けてきました。強くなるためにの努力として練習後、毎日自宅でも筋力トレーニングを欠かさず行った結果、高校生のときに全国大会に出場を果たすことができました。決めたことに対してやり遂げる継続力は貴所でも活かすことができると考えております。

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この例文では自分の強みを実体験から説明できています。また、継続力は社会人になっても重宝される能力ですので、自己PRの内容としても相性がいいですね。

➂長所や短所

例文

私の長所は責任感が強いことです。

大学時代はサッカー部で部長を経験しました。当初、部員からの信頼を獲得するために、積極的に部員全員とコミュニケーションを取り、また部活内で誰よりも真面目に練習に取り組みました。その結果チームをまとめることができ、全国大会出場を果たすことができました。

一方で私の短所は責任感が強すぎて、1人で抱え込むことがある点です。サッカー部では部員全員とのコミュニケーションを重視するあまり、さまざまな意見から1つの方向性を見出すのに苦労しました。ただ、そのような経験をしたおかげで方向性を見出す際は人の意見を全て反映させるのではなく、自分の考えをベースに足りない点をうまく人の意見を参考にしていくことの重要性を学びました。この経験を貴所に活かして仕事に取り組んでいきたいと思います。

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この例文は長所と短所に一貫性がある点が良いです。また、短所を短所のまま終わらせるのではなく、そこから学んだことを述べられている点も良い点と言えますね。

④趣味・特技

例文

趣味はバスケットボールです。小学校から高校まで部活に所属し、現在はサークルで汗を流しています。バスケットを通してコミュニケーションや、技術を磨くために毎日の練習の大切さを学びました。社会人になっても続けていきたいと考えています。

特技はタイピングです。もともと得意ではなかったのですが、大学時代の2年間、データ入力のアルバイトを経験していく中で身につけることができました。現在ではワードだけでなくエクセルやショートカットキーも使いこなせることができます。

※この回答例は面接回答集から抜粋しました。
面接を突破できる質問の回答例がわかる「面接質問リスト&回答集」

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この例文のように趣味と特技を自己PRにつなげていくのはとても有効的と言えますね。趣味と特技だけを述べるのではなくアピールすることを心がけましょう。

⑤最近あった出来事

例文

新型コロナウイルスの影響で〇〇県の観光業にも影響が出ているというニュースにとても関心があります。〇〇県は観光業が盛んで、毎年多くの観光客の方が訪れていますが、コロナ禍で○○県を訪れる方が減少し、観光業に大きな影響が出ています。今回の経験をもとに今後は主軸である観光業だけでなく、人が外出できなくても〇〇県の魅力を全国に伝えられるようにご当地グルメをECサイト上で販売するなどの工夫も必要だと感じました。

貴所に入所できれば大好きな〇〇県の魅力の発信や、イベントを企画し国内外からも観光客を呼べるようにしたいと思います。

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この例文では最近のニュースから自分の意見をきちんと述べられているのがよいですね。また、最後に入所後にやりたいことにまでつなげられている点も良いアピールの仕方ですね。

⑥併願状況

例文

併願状況の例
東京都庁I類B (合格)
地方公務員上級 (選考中、〇月〇日2次選考)
国家公務員 一般職(選考中、〇月〇日2次選考)
〇〇株式会社 内々定

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併願状況は素直に書きましょう。ただし、素直に書くといっても内々定や合格している状況や選考継続中の志望度の高いところだけに絞るなどの工夫は必要です。

⑦学歴や職歴

例文

学歴
2016年 3月 私立〇〇中学校 卒業
2016年 4月 私立〇〇高等学校 入学
2019年 3月 私立〇〇高等学校 卒業
2019年 4月 国立大学法人 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 入学
2023年 3月 国立大学法人 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 卒業見込み

職歴
なし

※この回答例は面接回答集から抜粋しました。
面接を突破できる質問の回答例がわかる「面接質問リスト&回答集」

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学歴を書く際の入学や卒業の年は西暦や和暦で統一しましょう。一般的には西暦の方がすぐにわかるので親切といえますね。また、修士課程に在籍している人は卒業見込みではなく「修了見込み」と記載する点も知っておきましょう。

面接カードを充実させて公務員試験を成功させよう

今回は充実した面接カードの作成方法について解説しました。面接カードの作成は大変で時間も掛かるとは思いますが、作成をしていく中でしっかり自分自身と向き合うこともできるので、とても良い経験になると思います。

面接カードだけで合否が大きく変わるわけではありませんが、面接カードをもとにして面接がおこなわれるため希望の公務員試験を突破するには重要な書類であることには違いありません。

今回紹介したコツや注意点を参考にして充実した面接カードを作成しましょう。

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