就活はいつまで続くのか|平均的な終了時期と内定が出ない時の対処法

この記事のアドバイザー

熊野 公俊

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間在籍後、22歳で都内の大学へ入学。大学では心理学・教育学などを学ぶ。卒業後、大手総合人材サービス企業にて人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPOでの勤務を経て現職。将来の目標はキャリアコンサルタントとして幅広い人たちの前向きな一歩をサポートすること。皆さんのより良い一歩を応援できるご支援が出来ればと思います。

伴 美寿々

大学卒業後、宝飾店にてジュエリーアドバイザーを経験。最年少で副店長になり、店舗のマネジメントと人材育成を経験。業界トップの塾の社長・役員秘書を経てポートへ入社。「わからない」を自分ひとりで抱えこまず、一緒に新しい世界へ飛び込む準備をしていきましょう。

コラムの目次

  1. 就活がいつまで続くか不安な時こそ行動しよう
  2. 就活はいつまで続く?
  3. 就活が終わらない学生に共通する特徴4つ
  4. 就活でいつまでも内定が出ないときの対処法4つ
  5. 就活がいつまでも終わらない学生はアプローチを変えて内定を目指そう

就活がいつまで続くか不安な時こそ行動しよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から

「就活全然終わらないです…。」
「就活がいつまで続くかわからなくて不安です。」

という声を多く聞きます。就活が終わらない不安からエージェントを利用する就活生は多く、これまで多くの就活生から相談を受けてきました。なかなか内定がもらえないと「いつまで続くんだ」と不安になりますが、不安な時こそ行動するべきだと思います。

ただし、やみくもに行動するのではなく、これまでの行動を振り返り効率よく改善していくことが大切です。そこでこの記事では、就活が終わらない学生に共通する特徴や対処法を紹介していきます。

就活はいつまで続く?

就活は、いつまで続けるものなのでしょうか?2021年卒から経団連主導の就活ルールが廃止され、政府主導へと変更になりました。しかし、政府は企業に対してこれまでのルールの維持を求めているため、大幅なスケジュール変更はないと言えます。それを踏まえて、20卒の就活生がいつまで就活を続けていたのかをみていきましょう。

7月には約70%の学生が就活を終える

20卒就職活動実施率(全体)

就職みらい研究所の※就職活動実施率によると、20卒の就活ボリュームゾーンは就活が解禁される3月1日であることがわかります。そこから徐々に就活をする学生は減っていき、7月1日時点では28.5%の学生しか就活を続けていません。夏までには多くの就活生が内定を獲得し、就活を終わらせていくことがわかります。つまり、就活を終わらせる平均的な時期は6〜7月と言っていいでしょう。

※当該1日時点の就職活動実施人数 ÷ 就職志望人数

内定が獲得できていない就活生の多くは秋以降も就活を続ける

20卒就職活動実施率(内定未取得者)

こちらは、※内定未取得者の就職活動実施率です。7月1日になっても、約80%の学生が就活を継続していることがわかります。9月まで状況は変わらず、10月になってようやく約60%まで減ります。12月にかけて就活を終わらせる学生が減りますが、それでも12月1日時点で約37%の学生が就活を継続しています。

※当月までに内定(内々定)の取得経験がない者

キャリアアドバイザーコメント

周りにのまれてモチベーションを失わないようにしよう

就活は自身のキャリアについて未来を描く期間として、自分自身と向き合うものです。周りと比較し、焦る気持ちは必然的に起きやすいですよね、分かります。ですが、目指している業界、職種、採用人数により選考のスピードは変わりますし、内定を獲得するまでにかかる期間も変わりますよね。周りにのまれてご自身のモチベーションが失せることはもったいないです。周囲を気にしすぎず、自分の課題と向き合って前向きに就活を進めましょう。

就活が終わらない学生に共通する特徴4つ

  1. 志望先を明確に決められていない
  2. 選考の対策をしていない
  3. 選考を受けている数が少ない
  4. 受け身で消極的

就活がいつまでも終わらないと悩む人は多いですが、なかなか終えられない人には共通した特徴があります。まずは、その特徴に自分が当てはまっていないかどうかを確認することが大切です。そして、改善を目指すことで問題を解決に導けるでしょう。大切なのは、何が原因で失敗が続いているのかを知ることです。

①志望先を明確に決められていない

新卒の就活では幅広い選択肢があります。一部専門職はありますが、ほとんどの業界、業種は、学部や学科に関係なくチャレンジできるでしょう。選択肢が多すぎるがゆえに志望先を明確に決められていない人は多く、これが原因で失敗することも少なくありません。志望先をきちんと決められていないと、自身に合った業界や企業を見つけることができず、選考の成功率は低くなってしまいます。

就活は単に能力の高い人が成功を収められるわけではなく、相性のいい業界や企業を見つけられた人が成功を掴み取れるといっても過言ではありません。志望先が決まっていない=本当に自分に合う仕事が見つけられていないということです。闇雲に就活に取り組んでいることが原因で就活が長引いていると言えるでしょう。

キャリアアドバイザーコメント

伴 美寿々

「やりたいことの根本的な目的」を分析しよう

志望先が決められない学生さんにありがちな傾向は「やりたいこと」だけを念頭に掲げて、「視野を広げて保険をかけない」ことです。「視野を広げました!」と言ってもまた倍率の高い人気企業を受け続け、結局最後まで内定が出ず、焦って闇雲に説明会を受け疲れてしまう…こういった学生さんが多いなという印象です。

対処法としては、「やりたいことの根本的な目的はなにか」をしっかり分析することです。例えば「人に感動を与えるために広告をやりたい」という学生さんは、「人に感動を与えた先にそのターゲットがどうなればいいのか」まで考える必要があります。

そうすれば広告業界にいくことは目的ではなく、手段になります。広告業界が手段のひとつであれば、目的は変わらず視野を広げることが可能です。また、その手段の中で順位をつけて受験していけば、志望先は明確に決められると思います。

②選考の対策をしていない

そもそも就活は難しいものであり、選考を突破するのは簡単なことではありません。どの企業を志望するにも念入りな対策が必要です。就活がいつまでも終わらない人は、選考の対策が徹底できていない、あるいはそもそも対策すらしていないことが多いです。選考の対策は、実力を最大限発揮するために必要です。

どれだけ能力が高い人、志望先と相性がいい人でも、正しく実力を発揮できていないと高評価の獲得は難しいと言えます。また、対策をしていない=志望度が低く企業への優先度が低いと判断されることも少なくありません。「志望度が高いなら対策するのが当たり前」と企業は考えているため、準備不足なのが伝わると不合格になる可能性が高いです。

③選考を受けている数が少ない

就活を終わらせるには、志望先の選定と徹底した事前対策が必要です。しかし、それだけで確実に内定がもらえるとは限らず、多少は運の要素もあります。ですから、選考を受けている数が少ないと、どうしても内定の獲得率が下がって就活が長引いてしまいます。どれだけ高い能力を持った人でも、数十社受けてようやく1社内定が出るかどうかということも少なくありません。

人によっては1社受けていきなり内定を獲得することもありますが、これは極めて稀なケースです。基本的には何社、何十社と選考を受けて可能性を高めておく方がいいでしょう。早く内定を獲得した人は、選考を受けた企業数も多い傾向にあることは覚えておきましょう。

④受け身で消極的

就活がいつまでも終わらない就活生は、受け身で消極的なことが多いです。就活が面倒でインターンやOB訪問なども受けておらず、志望動機や自己PRを使い回す…このような態度は面接官に見透かされます。結果的にいい印象を持ってもらえず、周囲が内定をもらう中なかなか就職が決まらないという状況に陥りやすいです。

受け身で消極的だと「入社後の成長が見込めない」と判断される可能性が高いと言えるでしょう。面接官は積極性がある就活生にいい印象を抱きます。それは、就活に熱心であれば入社後も積極的に仕事をしてくれるだろうと思うからです。「自分はどうせだめだ」と思うとネガティブな雰囲気が面接官に伝わるので、出来るだけ前向きに考えましょう。

就活でいつまでも内定が出ないときの対処法4つ

  1. 就活のやり方を根本から見直す
  2. エージェントを利用する
  3. 秋採用をしている企業の選考を受ける
  4. 期限を決めて小さな目標をいくつか作る

就活の終わりは人によって違いますが、基本的には内定の獲得がひとつのゴールになるでしょう。就活に取り組む人は内定の獲得を目指して行動していますが、なかなか内定が出ずに悩んでいる人は少なくありません。内定がなかなか出ない場合は、何らかの対処法を講じる必要があります。失敗が続くなら対処法を考え、状況を改善して就活の攻略を目指しましょう。

①就活のやり方を根本から見直す

いつまでも内定が出ないのは、就活のやり方自体を間違えている可能性があります。zることを考えなければなりません。まずは自己分析や業界・企業研究といった、もっとも基本的な部分を見直しましょう。これらは一度で完璧にできるとは限らず、何度もやってこそクオリティを高められます。

また、就活を続ける中で考え方が変わることもあるため、定期的にやり直すことが大切です。特定の段階で失敗が続いているなら、なぜ失敗するのか、理由を考えて改善させましょう。書類選考で失敗するなら履歴書やESを、面接で失敗するなら面接のマナーや質疑応答での回答内容を見直して刷新することが大切です。

キャリアアドバイザーコメント

模擬面接などで他者視点から客観的な意見をもらおう

これまでの就活のやり方を見直すには、他者視点から客観的な意見をもらいましょう。模擬面接練習は一番いい策かと思います。模擬面接にて答えられなかったことは、そもそも自己分析不足に繋がります。何が足りないのかを把握するいいきっかけになりますよ。

いくら履歴書が書けていても、アウトプットできなければ伝わりません。スポーツに置き換えれば、大会に勝つために練習試合を重ねますよね。足りない所を洗い出し、日々のトレーニングで強化していくはずです。面接も、ぶっつけ本番では本領を発揮できません。本番に近いシチュエーションで練習を重ねることが大切です。

自己分析

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②エージェントを利用する

就活が終わらないときは、エージェントの利用がおすすめです。キャリアパーク!就職エージェントでは、アドバイザーが面談でヒアリングした内容を元に、就活生に合った企業を紹介します。「企業探しに難航している」「一刻も早く内定が欲しい」という就活生におすすめです。

アドバイザーが面接の日程設定や面接対策を担当するので、安心して選考を受けることができます。サービスはすべて無料です。こちらのボタンで登録できます。また、下に表示される電話番号に直接電話もできるので、お気軽にお問い合わせください。

③秋採用をしている企業の選考を受ける

夏を過ぎても内定がない就活生は、秋採用をしている企業の選考を受けましょう。内定式を終えても採用活動を継続する企業はあり、このような10月以降の採用は秋採用と呼ばれます。12月初旬まで採用活動が続くため、10月に内定がなくて落ち込んでいてもまだチャンスがあると言えるでしょう。

秋採用をおこなう企業には「春夏で採用を決め切れなかった」「辞退者が増えて補充が必要」などの理由があります。就活生への知名度が低いだけで、隠れた優良企業が残っているケースも多いです。企業側も人材の獲得に意欲的なので、きちんと対策をすれば秋採用の企業から内定をもらえる可能性も十分考えられます。

こちらの記事では、企業が秋採用をする理由や特徴、内定を獲得するためにやっておきたいことを紹介しています。秋以降も就活を続ける就活生はぜひ参考にしてみてください。

キャリアアドバイザーコメント

熊野 公俊

秋採用で内定を得るには企業が求める人材の追求が必要

秋採用は、企業にとって採用の終盤と言えます。企業が秋採用で求める人材への基準は非常に高いです。秋採用だからといって、内定を獲得できる可能性が高まる訳ではありません。

むしろ採用が終盤に差し掛かっている分、春夏採用より難易度は高いといえます。そのため、秋採用では春夏採用以上に企業が求める人材を調べ上げることが大切です。そして、企業が求めている情報を的確に伝えるために質の高い自己分析とそれを伝える力が求められます。秋採用といって油断せず、これまで以上に集中力をもって挑みましょう。

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④期限を決めて小さな目標をいくつか作る

就活がいつまでも終わらないという学生は「◯月の第1週までに内定をもらう」という期限を決めるといいでしょう。特に、ついだらけてしまうという就活生はやってみてください。期限を決めたら次に小さな目標をいくつか作りましょう。例えば「〇〇会社に応募する」「自己PRをブラッシュアップする」などです。

期限だけ決めても、それを達成するための目標がなければ内定は近づきません。スケジュール帳を用意して「いつまでに何をやればいいのか」を可視化できる状態にしましょう。焦りが募っていると「今何をやるべきなのか」を見過ごしやすいです。内定を獲得するためにも、まずは小さな目標をひとつずつ達成していきましょう。

就活がいつまでも終わらない学生はアプローチを変えて内定を目指そう

就活がいつまでも終わらなくて悩んでいる学生は、これまでのやり方を変えて内定を目指しましょう。例えば、これまで自己PRを使いまわしていた就活生は、企業の仕事に合わせてアピールポイントの魅せ方を変えてみてはどうでしょうか。「その企業だからこそ発揮できる」「〇〇という仕事に役立つ」という風に伝えることで、面接官に意欲をアピールできます。

また、早く就活を終わらせるためにも「◯月の第1週までに内定をもらう」と期限を決めるのがおすすめです。期限を決めていないことで、いつの間にか行動にメリハリがなくなっている就活生は少なくありません。期限を決めることでタスクを細分化し、スケジュールを立て直してみるといいでしょう。

この記事の監修者

北原 瑞起 (きたはら みずき)

新卒でポート株式会社へ入社。入社2年目に年間1億2千万円の売上を記録し、全社の年間MVPを獲得。現在は、リクルーティングアドバイザーグループの責任者として、年間300社の採用支援及び、年間2,000人の学生の就活相談に乗り、企業と学生の最良なマッチング機会の創出をおこなっている。詳細

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