目次
- 就活の忙しい時期を知ることでスムーズに就活できる!
- 就活の繫忙期を知るには就活の流れを理解しよう
- 大学3年生6月~:夏インターンのエントリー
- 大学3年生8月~9月:夏インターン
- 大学3年生10月~12月:就活準備
- 大学3年生1月~2月:冬インターン
- 大学3年生3月~:就活解禁
- 大学4年生6月~:選考解禁
- 大学4年生10月~:内定
- 就活で忙しくなりやすい時期ベスト5
- ①就活解禁の3月はかなり忙しい
- ②4月〜5月も選考や説明会で忙しい
- ③10月~2月は就活準備と学業との両立で忙しい
- ④選考解禁の6月は面接ラッシュで忙しい
- ⑤夏インターンのエントリー時期は中間テストの準備と重なって忙しい
- 就活で忙しくなりやすい人の特徴
- 就活の予定と授業が重なる
- アルバイトの予定を入れすぎている
- サークルや部活動の予定が入りすぎている
- 就活の準備ができていない
- 就活の忙しい時期を乗り越えるためのポイント
- 就活の準備を早めにしておく
- 余裕を持って予定を入れる
- 1年生〜3年生の時期にしっかり単位を取得しておく
- 優先順位をつける
- 忙しい学生が効率的に就活を進める方法
- 大学3年生の夏にインターンに参加して企業研究を進めておく
- 序盤は視野を広げて多くの業界・企業を見ておく
- OB・OG訪問をして生きた情報を得る
- スカウト型の就活サイトを利用する
- 就活エージェントを利用する
- 就活で忙しくなりすぎないためには準備が大切
就活の忙しい時期を知ることでスムーズに就活できる!
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、
「これから就活を始めようと思っているのですが、忙しい時期はいつ頃でしょうか?」
「就活の忙しい時期の乗り越え方を教えてほしいです」
といった質問を受けます。初めて就活を経験する学生の中には就活を進めるにあたり、いつ忙しい時期が来て、どのように乗り越えるのがベストなのかがわからずにいる人も多いのではないでしょうか。
企業や学生の動き出しが年々早まるなかで、就活の忙しい時期を把握することはとても重要です。忙しい時期を把握しておくことでメリハリのついた活動をすることができますし、力の入れどころを理解したうえで就活に臨めることでしょう。
今回は就活の忙しい時期について解説するとともに、忙しい学生が効率よく進める方法を解説します。ぜひ最後まで読んで就活に活かしてください。
就活の繫忙期を知るには就活の流れを理解しよう
就活の流れを理解し、忙しい時期を把握することが重要です。特に繁忙期はプライベートな時間をセーブすることで、就活に意識を向けましょう。
そうすることで学業、アルバイトやサークル活動も両立することができます。ここからは、いつ何をおこなうべきなのか、就活の流れを解説します。
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大学3年生6月~:夏インターンのエントリー
大学3年生の夏におこなわれるインターンへのエントリーが就活の第一歩です。インターンのエントリーは、就活の本選考でのエントリーの練習にもなるので、積極的に応募しましょう。
エントリーする際は、自分の興味のある業界やインターンの内容が充実している企業へのエントリーだけでなく、さまざまな業界の企業へのインターンに参加することが良いでしょう。
また、この時期のインターンは、その会社のことだけでなく、就職活動に対する取り組みについて、レクリエーションをおこなっている企業も多く見受けられます。たとえば、自己分析の方法を教えてくれるインターンや面接対策を受けることができるインターンなどもあります。
就活に向けて、良いスタートダッシュを切れるような企業のインターンにエントリーしましょう。
インターンのエントリーシートのコツはこちらを参考にしてみてください。
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大学3年生8月~9月:夏インターン
エントリーをし、選考を突破した企業のインターンへ参加するのは、8〜9月ごろが多いです。その頃は夏休み中の大学も多く、インターンへの参加に集中できるのではないでしょうか。
夏インターンに挑む際は、中途半端な気持ちで臨まずに就活本番という気持ちで臨むように心掛けましょう。なぜかというと、夏インターンに参加した企業での本選考を有利に進めることができる可能性があるためです。
選考過程の面接やグループディスカッションが免除されたり、優秀な学生だと見込まれた場合はリクルーターが就く場合もあります。そのため、インターンといえども本番同様の気持ちで臨みましょう。
サマーインターンを本選考に活かす方法はこちらを参考にしてみてください。
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大学3年生10月~12月:就活準備
大学3年生の後期になると、いよいよ本格的に就活の準備が始まります。この時期の準備としては、業界研究、企業研究、自己分析やSPI対策をすることがおすすめです。
就活の準備は早ければ早いほど、有利に就活を進めることができます。また、SPIなどの学科試験は、選考の序盤におこなわれることが多いため、この時期から準備しましょう。
余裕を持って準備をすることで、しっかりと知識を身につけることができます。また、不明点をしっかり把握することで、苦手な項目を潰していくこともできます。
最低でも大学3年生の10月〜12月中には、ある程度の業界・企業研究や自己分析結果を把握しておき、SPI対策も抜かりなくしておきましょう。
- 業界研究
- 企業研究
- 自己分析
- SPI対策
大学3年生1月~2月:冬インターン
就活が解禁する1ヶ月前に、もう一度インターンに参加することも良いでしょう。この時期に開催されるインターンは、業界研究や企業研究をした結果、自分が本当に就職したい業界の企業に参加するのがおすすめです。
冬のインターンは、その方向性が本当に間違っていないのかを最終確認する場面でもあります。また、就職を希望する企業の冬インターンに参加することができた場合、自分をアピールすることも大事です。
そのアピールが人事や管理職の目に留まれば、本選考でも有利に選考過程を進めることができます。
冬は比較的、短期インターンが多いため短期インターンについて理解を深めておきましょう。
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大学3年生3月~:就活解禁
大学3年生の3月からいよいよ就活が解禁です。合同説明会が開催され、多くの企業が出展します。合同説明会では、自分の興味のある業界や企業だけでなく、まったく知らない企業の説明を聞くことも大事です。
なかには、学生からの知名度は低いものの優良企業の場合や、自分のやりたいことができる企業もたくさんあります。先入観を持たずに、幅広くたくさんの企業の説明を聞くことが良いでしょう。
また、早期選考やSPIなどの選考もこの時期から開始されるため、かなり忙しくなることを覚悟しておきましょう。
大学4年生6月~:選考解禁
大学4年生の6月からは選考が解禁されます。しかし、この時期になると内々定を持っている学生やある程度の選考を突破している学生も多くいます。優秀な学生を確保するために、この選考解禁時期を厳密に守っていない企業も多いです。
しかし、大手企業などは6月から選考を解禁しているので、この時期から本命の企業の選考が始まる方もいらっしゃるでしょう。いきなり本命である企業の選考に挑むのはリスクが高いため、それまでにある程度企業の選考に参加しておき、グループディスカッションや面接に慣れておきましょう。
大学4年生10月~:内定
10月までに内々定をいただいている方は、10月から「内定」に切り替わります。この時期までには自分が就職する企業を1社決め、会社へ内定承諾、もしくは内定辞退の連絡をしておきましょう。
10月は内定式や内定者懇親会を開催する企業が多く、出席が求められます。授業や部活、サークルがあったとしても、基本的には出席しましょう。企業は早めに予定を伝えてくれるはずなので、その日はスケジュールを空けておく必要があります。
また、入社前研修として数日間の研修をおこなう企業があります。それらの日も基本的には参加し、入社までに意識を高めることが必要です。
内定承諾の期限についてはこちらを参考にしてみてください。
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39点以下は要注意。就活力診断で対策を始めましょう
就活では気をつけるべきことが多いです。いざという時に「その対策はしていなかった…」と後悔したくないですよね。
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就活で忙しくなりやすい時期ベスト5
就活はどのタイミングで何をおこなうかを明確にすることは大事ですが、実際に忙しくなりやすい時期はいつなのでしょうか。
忙しい時期が分かれば、その時期にアルバイトや友人との予定を抑え、就活を有利に進めることができます。就活が忙しくなる時期ベスト5を紹介するので、参考にしてください。
①就活解禁の3月はかなり忙しい
就活の解禁は3月1日です。就活が解禁するとさまざまな企業が合同説明会に出展します。合同説明会に出展する企業は、15〜30分の説明会をおこなうので、学生は興味のある企業の説明会に参加します。
新型コロナウイルス感染症の拡大以降はオンライン説明会が主になっていますが、その企業の熱量や人事の方と直接触れ合うことも、判断基準の1つとなることでしょう。そのため、できるのであれば現地に赴いて、いろいろな企業の説明会に積極的に参加しましょう。
3月中はかなり忙しくなるため、アルバイトや友人との遊びなど、自分の予定はセーブせざるを得ません。この時期から数カ月間は就活に集中しましょう。
②4月〜5月も選考や説明会で忙しい
3月におこなわれる合同説明会が終了すれば、今度は興味がある企業の説明会に参加します。内定獲得までの選考に参加するには、「企業説明会参加が必須」としている企業も多いため、合同説明会だけでなく企業単独の説明会も必ず参加しましょう。
この時期は企業説明会にたくさん足を運び、自分の目と耳で確かめることが重要です。また、少し早いですが、この時期から本格的な選考が始まる企業もあります。筆記試験やグループディスカッションなどはこの時期に開始する企業が多いため、説明会や選考の移動時間や就寝30分前にコツコツ対策をすることが大事です。
③10月~2月は就活準備と学業との両立で忙しい
大学3年生の10月〜2月は就活準備で忙しくなる時期です。この準備期間に、SPI対策や自己分析、ESを書いておくようにしましょう。また、就活が本格化する3月までに、取得できる単位は落とさないことが重要です。
就活が始まると説明会や選考でスケジュールが埋まってしまい、授業を休まなければならないことも多くなります。そのため、学業を優先することが難しくなる可能性もあり、就活と並行して単位を取得することが困難になります。
卒業単位ギリギリで就活に臨むのではなく、卒業に必要な単位は余裕を持って取っておきましょう。
SPIの勉強方法はこちらを参考にしてみてください。
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SPIは手順を踏んだ練習が高得点のカギ こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。選考では、適性検査としてSPIを受検することもしばしば。そんなときに、 「SPIってどうやって勉強したら良いですか?」「そもそもSPIに […]
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④選考解禁の6月は面接ラッシュで忙しい
選考解禁される6月には、いよいよ面接が始まります。どの企業も面接が始まるので、しばらくはほぼ毎日面接の予定が入るでしょう。
面接は気を遣うので、いつも以上に疲れます。面接ラッシュの時期でも睡眠やリフレッシュなどの休養はしっかりと取りましょう。
⑤夏インターンのエントリー時期は中間テストの準備と重なって忙しい
大学3年生の夏に参加するインターンは、中間テスト期間と被る可能性があります。勉強をしながらインターンに参加するので、忙しく感じることが多いでしょう。しかし、就活はまだまだ始まったばかりです。
これからこの忙しさが続くことを考えると、気が滅入るかもしれませんが、一生に一度しかない経験でもあります。今後の人生がほぼ決まると考えて、頑張っていきましょう。
39点以下は危険!就活の弱点を克服するために今すぐ診断しよう
就活では気をつけるべきことが多いです。いざという時に「その対策はしていなかった…」と後悔したくないですよね。
後悔せずに就活を終えたい人は、今すぐ「就活力診断」で診断しましょう。たった30秒であなたの弱点を判定し、これからするべき就活対策がわかるようになります。
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就活で忙しくなりやすい人の特徴
いくら就活の対策をおこなっていても、忙しい時期を知らずに予定を詰めてしまい、就活を忙しくして自らの首を絞めてしまっては、準備をした結果がありません。何より自分自身の余裕をなくしてしまい、本来の実力を発揮できなくなります。
では、どのような方が就活で忙しくなりやすいのでしょうか。就活で忙しくなりやすい人の特徴を見てみましょう。
就活の予定と授業が重なる
就活の予定は、なるべく学校の授業と重ならないように組みましょう。大学1年生や2年生の際に遊びすぎて、大学4年生になっても、多く単位を取らなければならない状況だと、就活に全力を注ぐことは難しくなります。
就活で希望する企業から内定をいただいたとしても、単位不足や卒業論文が提出できずに卒業ができなかったら、就職することができません。そのため、就活をしながらも学業は疎かにしないようにしましょう。単位が多く取得できるときは、なるべく単位を落とさないようにすることが重要です。
アルバイトの予定を入れすぎている
就活は思っているよりもお金がかかります。選考場所までの交通費、説明会や選考の間の昼食代やカフェ代、手書きのES代など。そのため、就活をしている時期にお金を稼ごうとアルバイトのシフトをたくさん入れる学生もいることでしょう。
ただ、アルバイトのシフトを入れすぎて、就活のスケジュールがタイトになってしまうため、結果的に時間に余裕がなくなってしまいます。
就活にかかる費用は、就活が始まる前にある程度貯蓄しておくことで、精神的・時間的に余裕を持つことが可能です。就活に対する時間を多く割くことができれば、精神的・時間的にも余裕が生まれて、忙しくなることを防ぐことができるでしょう。
サークルや部活動の予定が入りすぎている
大学4年生の時期に就活が本格化します。大学4年生というと、学生最後の1年となるので、プライベートの時間を充実させたい気持ちもあると思います。先述したバイトと同様に、サークルや部活動もラストシーズンになるので、熱が入るのもわかります。
しかし、就活も今後の人生を決める一生に1度の重要なイベントです。サークルや部活動などは今しかできないことですが、没頭し過ぎて就活が忙しくなってしまっては、サークルや部活動での活動も中途半端になるでしょう。
就活をする時期は就活に重きを置き、自分の納得できる就活をしてから、再度サークルや部活動に没頭しましょう。
就活の準備ができていない
就活が忙しくなる理由として、よくあるパターンが「就活の準備ができていない」ことです。SPI対策や自己分析など、早くから始めなければならない就活の準備は多々ありますが、後回しになって結局準備ができていない人もいます。
計画的に就活の準備をおこなわなければ、行き当たりばったりの準備になってしまい正しい努力ができません。また、精神的に余裕がなくなってしまい、余計に忙しく感じるので、準備は早くからおこなうことを心掛けて後回しにしないようにしましょう。
就活準備についてはこちらを参考にしてみてください。
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キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
コンサートやスポーツ観戦など、日付が固定される趣味を持つ人や、資格試験を目指している人も注意が必要です。
就活が忙しい時期と夏休みや春休みなどの長期休暇は重なりがちです。アルバイトのシフトが決まるタイミング、旅行や音楽コンサートなど自分の趣味のチケットを取るタイミング、また、資格試験の申込みをするタイミングではまだ就活が本格化していないため、「何とかなるだろう」という考えからスケジュールを詰め込みすぎてしまう学生もいます。
もちろん、時にはリフレッシュをすることも大切なのですべてを諦める必要はありません。ただし就活が本格化すると、大事な説明会とこれらの予定が重なってしまった、ということはよくあります。そのため、きちんと優先事項を決めなければいけなくなるという自覚を持ちながら予定を立てていきましょう。
どのくらい大変になるかどうかイメージがわかない場合には、同じような趣味を持つ先輩に聞いてみるなど、実体験も参考にしてみてください。
就活の忙しい時期を乗り越えるためのポイント
就活の忙しい時期は誰にでも訪れます。学業やバイトと同時に就活を進めなければならないため、力の入れ具合を間違うと就活がかなり忙しく感じてしまいます。
ですが、事前にコツさえつかんでおけば、忙しい時期を上手く乗り越えることができます。時間的余裕を持った状態で就活をするにはどうすれば良いか解説していきます。
就活の準備を早めにしておく
就活の準備は早くやれば早くやるほど、就活を有利に進めることができます。特に自己分析やSPI対策などは、早い時期から対策をすることが重要です。
「就活が本格化するのはまだ先」という気持ちでいると、あっという間に時間は過ぎて何も準備ができていないまま忙しい時期を迎える羽目になりかねません。就活の準備に早すぎるということはないので、早めからの動き出しを心掛けましょう。
準備1:自己分析
就活で最も重要な準備でありかつ最も難しい準備は、自己分析でしょう。なぜならば、自己分析に基づいてESを企業へ提出しますし、面接でも必ずといっていいほど聞かれる「ガクチカ」や「長所・短所」は自己分析をもとに考えることが多いからです。
面接官からの深掘りは、自己分析ができていれば何の問題もなく答えることができます。自己分析に時間を割けば割くほど、面接中にどれだけ深掘りをされても受け答えで詰まる可能性が低くなるでしょう。
質問の回答に時間が空いてしまうと、面接官は良いイメージを抱かないことが多いようなので、何を聞かれてもすぐに答えることができるように自己分析をしっかりしましょう。
自己分析の手法としてマインドマップを使うことがおすすめですよ。
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準備2:企業分析
企業分析は選考に勝ち進むために、とても重要な準備といえます。その企業のどこに興味を持ったのか、また入社してからどの部署で何をしたいのかなどの質問は面接中に頻繁に質問されます。
企業分析ができていないと答えることができなくなり、その企業に興味がないと捉えられます。企業側はどれだけ優秀な学生でも、その企業に興味がない方には内定を出すことができません。
また、企業研究を進めて、事業内容はもちろんのこと、給与や福利厚生、休日なども併せて確認しておくと良いでしょう。
企業研究のコツはこちらを参考にしてみてください。
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準備3:筆記試験対策
筆記試験は選考の序盤におこなわれることが多く、筆記試験を通らなければグループディスカッションや面接にも進めない企業が多数あります。要するに、会ってももらえずに選考から落ちるのです。
筆記試験で選考から落ちることがないよう、しっかりと筆記試験対策は準備しましょう。また、筆記試験にもさまざまなSPIや玉手箱などのさまざまな種類があり、それぞれに特色があります。それぞれの特徴に応じた勉強をし、筆記試験を突破してください。
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準備4:面接対策
面接はぶっつけ本番で挑んでも上手くいくことはほとんどないでしょう。しかし、面接対策をおこなうことで、本選考の面接を突破できる可能性がグンと高まります。
面接対策の本を読むことも重要ですが、最も効果のある対策は模擬面接をすることです。模擬面接は実際の面接と同じように話をする練習になります。
また、試験官役を担ってくれた方からフィードバックをもらうことができるため、第3者からの視点も踏まえて改善をすることができます。トライ&エラーを繰り返すことで面接の突破率は上がるので、しっかりと対策をしましょう。
模擬面接の効率的なやり方はこちらを参考にしてみてください。
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余裕を持って予定を入れる
就活では余裕を持ったスケジュール調整を心掛けましょう。あまり序盤から多くの予定を詰め込みすぎるとパンクして何から手をつければいいかわからなくなることもあります。
また、1日のスケジュールも複数の予定がある場合は、時間的余裕をもってスケジュールを立てることが大切です。初めて訪れる場所の場合、迷うこともありますし、公共交通機関の遅延が起きるかもしれません。その際に時間的な余裕がないと、気持ちが焦ってしまい、普段から準備してきたことを発揮できない可能性が高まります。
精神的な余裕を持ったうえで就活を進めるためには余裕をもったスケジュール管理を心掛けましょう。
1年生〜3年生の時期にしっかり単位を取得しておく
1年生〜3年生の間に卒業に必要な単位を取得しておくことは、就活をするうえで最も重要な準備だといえるでしょう。説明会や選考が大学の授業と重なると、授業を欠席しなければならない場合もあります。
そのため、大学4年生になっても単位がかなりの数残っている方は、就活に失敗しやすい傾向があり、最悪の場合は内定を獲得できても卒業できずに内定取り消しになってしまう可能性があります。
就活にだけ集中するためにも単位取得を早めしておくことをおすすめします。
優先順位をつける
優先順位をつけることが効率よく就活を進めるコツです。優先順位をつけるとは、どの企業のどの段階の選考を優先するかを都度考えるということです。たとえば、第一志望の最終面接と、練習用に受験した企業の一次面接の日程が被ったとします。
この場合だとどちらを優先すべきかは言うまでもありませんが、あらゆる選択肢の中から決断することを求められる就活においては常に優先順位付けをおこなっておきましょう。優先順位をつけることで、迷った際の判断基準になるため後悔のない決断ができるようになるでしょう。
忙しい学生が効率的に就活を進める方法
就活生
就活で忙しい時期が来るのは覚悟しているのですが、より効率的に進める方法があれば教えてもらいたいです。
キャリア
アドバイザー
そうですね。人によって忙しさは異なりますし、忙しくなることを避けられない場合もあります。そこでおすすめの効率的におこなう方法を紹介しますね。
忙しい時期を乗り越えるコツを理解できたとしても、どうしてもある時期に忙しくなってしまうのが就活です。そのため、あらかじめ効率よく就活を進める方法を理解しておくことでうまく進めることができます。
大学3年生の夏にインターンに参加して企業研究を進めておく
企業研究の方法は、説明会に参加したりインターネットで情報を検索したりと、さまざまな方法があります。その中でも企業研究のやり方として有効な方法は実際にその会社の人に触れることでしょう。
特に、サマーインターンはその会社の方々と接するだけでなく、詳しい説明を聞くこともできます。そのため、企業理解だけでなく実際にどのような社風があるのかの理解を進められるため企業研究にはうってつけです。
インターンを充実させるためにはあらかじめ質問を用意することがおすすめです。
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インターンを充実させる50個の質問集|上手に質問をするコツも伝授
インターン期間中は質問することで会社の実情を知れる絶好の機会なので、事前に質問をまとめておきましょう。 この記事では、インターンで使える質問や注意点、質問の仕方などをキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画も参考に、充実したインターンにしてくださいね。
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序盤は視野を広げて多くの業界・企業を見ておく
就活の準備を始めた当初は、特定の業界や企業だけを見るのではなく、多くの業界・企業に視野を広げることが重要です。自分が知らないだけで、業界にはさまざまな仕事があり、もしかすると自分のしたい仕事が思ってもみない業界で見つかるかもしれません。
初めのうちから業界を絞ってしまうと視野が狭くなり、自ずと選択肢が狭まります。あなたが知らないだけで、もしかするとあなたにピッタリの業界があるかもしれません。業界を絞るタイミングは後からでもできるので、選択肢を狭めないためにも序盤は視野を広げておきましょう。
業界の絞り方についてはこちらを参考にしてみてください。
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就活で業界を絞る際には、焦らず自分でしっかりと判断することが大事です。今回は就活で業界を絞る際に気をつけたいことや、業界の絞り方を4ステップでキャリアアドバイザーが解説します!正しい絞り方を身に付けて、自分に合った業界を選びましょう!
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3月頃から絞ると効率的に進められる
では、幅広く業界を見た中で、希望する業界や企業をいつから絞れば良いのでしょうか。
就活が解禁する3月ごろから絞っていくのがおすすめです。3月以前までにインターン期間を通じて業界・企業研究を進めておき、3月以降は本選考に向けて一気に絞り込んでいくと良いでしょう。
OB・OG訪問をして生きた情報を得る
その企業の生の情報を得る良い方法は、OB・OG訪問です。OB・OG訪問はその企業に勤めている方から直接話を聞けるため、インターネットからでは得ることができない貴重な情報を入手できます。
生の情報を得ることで、その企業の社風を感じ取ることもできます。また、話を聞いて価値観や方向性が異なると感じた場合は、その企業の選考をやめることも就活を効率よく進めるコツです。
志望度が高くない企業の選考に進まないことも就活では非常に大事なので、ぜひOB・OG訪問をして、現場の声を聞いてみてください。
OB・OG訪問で聞くべき質問についてはこちらを参考にしてみてください。
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OB・OG訪問は質問を準備しておくことで、充実した時間になりますよ。 この記事ではOB・OG訪問の目的、充実させるコツ、質問すべきこと、よくある質問などをキャリアアドバイザーが解説します。 OB・OG訪問で得たリアルな情報は企業選びや選考対策に役立ちますよ!
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スカウト型の就活サイトを利用する
就活は、学生が企業にエントリーをして、選考に進んでいくことが基本ですが、企業側が学生にアプローチし、エントリーをしてもらい、選考に進んでもらうサービスもあります。
学生はスカウト型の就活サイトに自己紹介やガクチカなどを登録しておくだけで、興味を抱いてくれた企業からオファーが来ます。
あなたに興味を持っている企業から早期選考の案内や特別ルートでの選考案内をもらえる可能性があるため、うまく利用することをおすすめします。
就活エージェントを利用する
就活エージェントを利用することで効率的に就活を進めることができます。ES添削や面接対策はもちろんのこと、あなたの適性や志向を踏まえて合った企業を紹介してくれます。
あまり公に募集をしていない企業の選考を案内できたり、選考を一部免除できたりと有利に選考を進めることもできるため、就活エージェントを利用することをおすすめします。就活の困りごとは積極的に就活エージェントに相談しましょう。
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
予定を決めるときには、単に「○○をする」という書き方をするのではなくて目的や行動内容の具体化をしておきましょう。
たとえば、勉強も同じですが今日のTo Doリストを書くときに「方程式の勉強」と書く場合と「方程式の問題を○分以内で解けるようにする」と書く場合では、どちらのほうが具体的でしょうか。前者の場合には、いざ机に向かったときに「結局何をすればいいのだろうか?」と迷ってしまいますが、後者の場合にはタイマーを用意するなど行動をすることができます。
就活でも、単に「ESを書く」という予定を立てるのではなくて、「ESのガクチカ部分に書く内容を決めるために自己分析から使えそうなエピソードを選んで箇条書きにする」など、いざ机に向かったときにすぐに着手できる状態にしておきましょう。一見準備に時間がかかるように見えるかもしれませんが、結果として効率的に進められるので試してみてください。
就活で忙しくなりすぎないためには準備が大切
就活が忙しくなってしまいうまくいかなくなる学生の多くは準備が不足してる場合がほとんどです。準備が行き当たりばったりになると、選考に向けて遅れを取ってしまい、本来の力を発揮できません。反対に準備さえしっかりしていれば、先手先手で選考に臨むことができ、自分の力を思う存分発揮できるでしょう。
就活の流れをしっかり理解し、するべきことをやり通せば、忙しいと感じずに就活を乗り越えることができます。まずは準備を怠ることなく、就活を乗り切るようにしましょう。
キャリアアドバイザーコメント川﨑 瑛久プロフィールをみる
コロナ禍以前は、説明会や面接など就活でおこなわれるほとんどの手続きは対面でおこなわれていました。多くの学生が学校内でスーツを着ていたり、校内で就活セミナーなどの案内を目にしたりと、嫌でも就活の情報を知る機会が多くありました。
しかし、コロナ禍でこれらの情報はオンラインでやり取りされる機会が非常に増えていきます。能動的に情報収集をしている場合にはあまり困らないかもしれませんが、多くの学生にとっては不安が大きくなっているのも事実です。その結果として、情報源が不明瞭な噂話などに翻弄されてしまい、結果として就活をうまく進められなくなってしまう学生もいます。
残念ながら、待っているだけでは情報はなかなか入ってきません。乗り遅れずに正しい情報を入手できるようにするためにも、早い段階から周囲の様子に目を配り、わからないことは聞いてすぐに行動できる準備をしておきましょう。