目次
- 就活の夏採用は難易度が高いからこそ対策を入念に
- まずは知っておきたい! 夏採用の特徴とは
- そもそも夏採用って何?
- 夏採用のスケジュール
- 春採用との違い
- 夏採用はどのような人が受けるの?
- ①夏採用時期まで無内定の学生
- ②内々定があっても納得できていない学生
- ③公務員志望組
- ④留学帰り・体育会出身者
- 企業が夏採用を実施する理由を把握しよう
- 理由①通年採用をしているから
- 理由②採用予定人数を確保できていないから
- 夏採用を実施する企業ってどんなところ?
- 比較的人気の低い企業
- BtoBなどの知名度が低い企業
- 辞退者が発生している企業
- 大手企業のグループ会社
- 通年採用を実施している企業
- 夏採用を実施している企業例
- 意外と難しい!? 夏採用を実施している企業の探し方
- ①就活サイトを利用する
- ②合同説明会・企業説明会に参加する
- ③就活エージェントを利用する
- ④TwitterなどのSNSを活用する
- ⑤大学のキャリアセンターに相談する
- 夏採用を受けるうえで覚悟しておきたいこと
- 公務員志望・留学帰り・部活引退後の学生が多い
- 知名度がある企業は難易度が増す
- 選考ペースが速いため短期戦
- 内定が欲しい! 夏採用で内定を獲得するための6つのポイント
- ①なぜ夏採用までに就活が終わらなかったを明確にする
- ②自己分析をやり直す
- ③企業選びの軸を明確にする
- ④就活エージェントを利用する
- ⑤選考対策を練ったうえで受ける
- ⑥選考後の振り返りは必ず実施する
- 準備しておこう! 夏採用で聞かれる質問事項
- ①「なぜ春採用の選考は受けなかったのですか?」
- ②「これまでどのように就活を進めてきましたか?」
- ③「他社で内定は持っていますか?」
- ④「就活で何を学びましたか?」
- 体調管理も大切! 夏採用を受ける時のおすすめの服装
- 夏採用でも基本はリクルートスーツ
- 服の素材には注意しよう
- 夏採用について知りたい学生からよくある質問に回答!
- ここが勝負! 夏採用で内定を獲得するためのポイントを理解しよう
就活の夏採用は難易度が高いからこそ対策を入念に
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「夏採用を視野に入れているけど実施している企業はどう調べればよいのでしょうか?」
「夏採用は難易度が高いって聞いたことがあるけど、本当ですか?」
夏選考に挑もうとしている学生の中には、このような疑問や不安を抱いている人もいるのではないでしょうか。
夏採用は企業が募集する人数が少ない一方で、今までの就活に参加できなかった学生も多くエントリーします。限られた内定枠をライバルたちと競うことになるので対策が重要です。
今回は難易度の高い夏採用を成功させる秘訣について解説します。ライバルと差をつけるためにもぜひ参考にしてくださいね。
まずは知っておきたい! 夏採用の特徴とは
夏採用の対策を伝える前に、まずは夏採用の特徴を理解しておきましょう。夏採用のスケジュールや春採用との違いを理解しておくことによって、夏採用ならではの対策ポイントも理解しやすくなります。
そもそも夏採用って何?
夏採用とはその名の通り、6月~8月にかけての夏に実施される選考のことです。多くの場合夏採用は春採用で確保できなかった人材の追加募集としておこなわれますが、企業の中には通年採用の一環として夏採用の時期に選考をおこなうものもあります。
夏採用のスケジュール
夏採用は6月~8月という短期間でおこなわれます。春採用と比べると、その短さがよく分かりますね。また、企業によりエントリーの時期は異なり、6月末や7月初旬でESの提出を締め切ってしまう企業もあるので注意が必要です。
期間が短いため選考のスピードも早く、8月には面接を終えて結果が出る企業がほとんどです。
8月以降は秋採用を実施する企業もあります。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
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春採用との違い
一般的に夏採用とは追加募集であるとお伝えしました。そのため、本選考である春採用ではたくさんの採用枠が準備されていますが、夏採用ではそこから残った採用枠しかありません。
春採用で採用枠を充足した企業は夏採用自体を実施しないこともあります。このため夏採用では、春採用に比べて募集される人数は大幅に少ないという違いがあります。
また、内定式までに採用予定人数を確保したい企業は、夏採用には時間をかけないのが普通です。春採用より圧倒的に短い期間で選考がおこなわれるので、学生にとっては準備期間も短くなります。このように、夏採用は春採用よりもハードルが高くなる要素があるのです。
就活の縁についてはこちらの記事で解説しています。一度目を通してみると良いかもしれません。
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夏採用はどのような人が受けるの?
夏採用を受ける就活生にはどんなライバルがいるのか気になりますよね。夏採用の選考にエントリーしてくるであろう学生を4つのカテゴリーに分類して紹介します。
どのようなアピールや対策が必要となるのかを考えながら読んでみてください。
①夏採用時期まで無内定の学生
当然のことながら、内定を持っていない学生は夏採用の選考にエントリーしてきます。これまでの就活で苦戦する中での失敗の経験を活かして、次こそは内定をと意気込んでいる人も多いと思います。
自分も内定がとれていないから夏採用を受ける予定だという人は、他のライバルがどういう学生たちなのかをよく知って、その中で自分をうまくアピールする方法を考えてみてくださいね。
就活の振り返りをして、自分の弱い部分を克服しておくことも大切になるでしょう。
就活がうまくいっていない人はこちらでも対処法をまとめているので参考にしてみてください。
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②内々定があっても納得できていない学生
すでに内々定は持っていても納得していないため就活を続けているという学生もいます。「第一志望の企業が夏採用をおこなうから」「内々定を持っている企業とは別の業界の企業にも興味が出てきたから」など、理由はさまざまです。
このような学生は、内定までどのように選考を進んでいくかの流れや対策を知っています。また、内々定があることで自信や余裕も持っているでしょうから、強力なライバルと言えそうですね。
③公務員志望組
公務員試験に落ちてしまった、もしくは落ちたときのために夏採用から就活を始めるという学生もいます。
公務員試験では筆記試験の他に、エントリーシート(ES)を提出したり、面接を受けたりといった民間企業と同じような選考もあります。そのため、公務員志望の学生たちは就活の素人というわけではありません。
将来のために勉強に打ち込んでいた経験も活かして夏採用に臨んでくることが考えられるでしょう。
キャリア
アドバイザー
公務員志望組は筆記試験の対策をしっかりおこなっている傾向があります。負けないように対策を怠らないようにしたいですね。
公務員と民間企業の就活を併願する人はこちらの記事も参考にしてください。
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④留学帰り・体育会出身者
夏採用の時期は、海外に留学していた学生が帰国してくる時期とも重なります。また、体育会の部活動をしていた学生が引退する時期も同じです。
日本にいなかった、試合で忙しかったといった理由で春採用には参加できなかった学生は、始めから夏採用に照準を合わせています。
2022年卒の学生の中では、コロナウイルスの影響を受けて留学帰りの人が減っているかもしれません。ですが、この状況下でも留学していたという人は、よりタフな精神力を身に着けて就活に臨んできそうですね。
キャリアアドバイザーコメント酒井 栞里プロフィールをみる
夏採用ではこれまで内定をもらっている学生も最後の踏ん張りで活動を続けますし、留学していた学生や体育会学生も活動が一区切りし本格参戦してきます。
これらの学生は春からずっと就活を進めてきた学生にとってはキラキラして見えるかもしれません。体育会の学生は「礼儀正しい・体力がある」などよいイメージが先行して企業が積極的に取りたがる傾向があります。さらに、集団面接で華々しい成功エピソードを披露され怯むこともあるかもしれませんね。
周りに圧倒されたままでは、夏採用で成功することは難しいでしょう。夏採用は短い期間であることからも内定獲得のため本気で活動する学生が多く、その中で自己分析をしっかりおこない状況を冷静に判断できる学生が納得できる結果を手にできます。周りを気にしすぎずに、自分の軸を持って就活を続けていきましょう。
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企業が夏採用を実施する理由を把握しよう
続いて、企業の目線から夏採用について考えてみましょう。企業が夏採用を実施する理由がわかると、夏採用で企業が求めている人材がどのような人なのかについても明らかになってきます。
企業の立場に立って考えてみることで、より良い対策をすることもできるはずですよ。
理由①通年採用をしているから
通年採用をしている一環で夏採用の時期にも選考を実施しているという企業があります。
通年採用では、春採用以外の時期でも採用枠数を多く確保できるため、留学帰り・体育会出身者・公務員志望組といった多様な経歴を持った学生を多く採用できるというメリットがあります。
このように通年採用をする企業には、春採用には参加してこない多種多様な学生を積極的に受け入れたいという意図があると言えます。選考では何か特別な経験をアピールしてみると良いかもしれませんね。
キャリアアドバイザー
留学帰りの学生を、即戦力となるグローバル人材として採用したいと考える外資系企業もありますよ。
通年採用企業の仕組みを知りたい方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみましょう。
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理由②採用予定人数を確保できていないから
「春採用では内定を出せなかったため採用枠が余った」「内定辞退者が出たため欠員が出た」という企業も夏採用を積極的におこなっています。
夏採用は追加募集の意味合いが強いとお伝えしてきました。それはつまり、春採用までのところで採用予定人数を確保できなかった企業が、残りの枠を埋める目的で夏採用を実施するということです。
夏採用では、企業がどのような性格・強みを持った学生を探しているのか分析し、自分がそれに合った人材であることをアピールしたいですね。
夏採用を実施する企業ってどんなところ?
就活生
夏採用を実施するのはどんな企業が多いんですか? もっと具体的に知りたいです。
キャリア
アドバイザー
夏採用を実施する企業にはいくつかの傾向があります。これから解説していきますから、よく理解したうえでエントリーする企業を選んでくださいね。
夏採用を実施する企業の傾向を掴むことで、エントリーする企業を探しやすくなりますね。効率よく企業選びをおこなうためにも、事前に押さえておきましょう。
比較的人気の低い企業
学生からの人気が低い企業では、春採用での応募者数が少ないために採用予定人数を確保できないことがあります。そのため、夏採用も実施していることが多いです。
企業選びをする時にはどうしても知名度のある大手企業に目が行きがちですが、世の中には他にもたくさんの企業があります。大手企業に隠れて目立たない企業の人気は低くなる傾向がありますが、視野を広げて探すと自分にぴったりな企業が見つかるかもしれません。
人気が低いからと言って悪い企業というわけではありませんから、夏採用を機に目を向けてみると良いでしょう。
- BtoB企業
- CMなどの広告を一切していない企業
- サプライチェーンの中流企業
BtoBなどの知名度が低い企業
知名度が低いために採用予定人数分の人材を集められない企業も、人材確保のため夏採用を実施する傾向があります。
BtoB、つまり企業どうしでの取引で仕事が完結している企業のことは、日常生活の中ではなかなか知る機会がありませんよね。
このように、一般の人の生活との関係性が見えにくい製品やサービスを提供する企業の知名度は低くなってしまうので、春採用での応募者も少なくなりがちです。ですが、企業どうしでの取引には安定性があり、経営状況のいい企業も多いのです。
キャリアアドバイザー
あなたが志望する業界の中にも「そんな仕事があったのか 」という新たな発見があるかもしれません。夏採用で、知らなかった企業との出会いを探してみるのも良いでしょう。
- 素材メーカー
- 部品メーカー
- 原料メーカー
- 専門商社
BtoBについてはこちらで解説しているので参考にしてみてください。
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辞退者が発生している企業
一般的に、企業は内定辞退者がいることを見越して、春採用では採用予定人数より多めに内定を出す傾向があります。それでも内定を辞退する学生が多くいて欠員が出てしまったため、補充をしようと夏採用を実施する場合があるのです。
学生から人気のある企業でも内定辞退者が発生することは大いにあります。年によって欠員の有無や人数は異なりますから、夏採用があるかどうかの情報は漏らさずチェックするようにしましょう。
大手企業のグループ会社
大手企業のグループ会社も夏採用をしている傾向が強いです。大手企業のグループ会社は本体の大手企業に比べて知名度が低く、応募者が少なくなる傾向があります。そのため、夏採用で追加募集することが多いのです。
「グループ会社といっても大手企業ではないからちょっと…」と思う人もいるかもしれません。ですが、大手企業のグループ会社だからこそ、経営が安定しているおかげで福利厚生が充実しており、親会社と大差ない勤務条件で働けるなどといった良い点もあります。
今までグループ会社のことは考えていなかったという人もぜひ調べてみてくださいね。
大手企業はそこまで多くない
夏採用を受ける際の注意点としては夏採用を実施する大手企業はそこまで多くはないということです。
知名度が高く人気のある大手企業には春採用の時点での応募者が多くいます。そのため早い段階で採用予定人数が確保できている場合が多く、夏採用自体が実施されないこともよくあります。
夏採用が実施される場合も、人気は変わらずたくさんの応募者がいることが予想されますから、難易度が上がることも覚悟してから応募する必要があるでしょう。
通年採用を実施している企業
通年採用の一環として夏採用を実施している企業があることについてはすでにお伝えしてきました。
この方法で優秀な学生を集めるには、どの時期でも学生が応募したいと思うような企業でなければならないため、実は知名度の高い企業が通年採用を導入する傾向があります。
通年採用は、知名度のある大手企業や留学帰りの学生を求めている外資系企業の他、ベンチャー企業でも導入の動きがあります。
多様な経歴を持ったポテンシャルの高い学生を求める企業が多く、一部企業では既卒者の採用も合わせておこなっています。選考のハードルは決して低くはありませんが、有名企業への就職のチャンスでもあるのでチェックしてみてください。
- 外資系企業
- IT系企業
- ベンチャー企業
夏採用を実施している企業例
2022年卒の学生に向けて夏採用を実施している企業をいくつか紹介します。
もちろんこの他にも夏採用を受けることができる企業はありますし、これから情報が更新される企業もあります。自分の志望する企業で夏採用が実施されるかどうか、よく調べてみてくださいね。
- 三井住友海上
- 三菱電機
- 昭和コーポレーション(中電工グループ)
- MXモバイリング(丸紅グループ)
- ベネッセスタイルケア(ベネッセグループ)
- ユニクロ
- リクルート
- ソフトバンク
- ネスレ
- フィリップモリスジャパン
- サイボウズ
- メルカリ
【就活】夏採用をミスらず成功させるためにやるべき2つのこと
意外と難しい!? 夏採用を実施している企業の探し方
春採用と比べて、夏採用を実施している企業の数は少ないのが普通です。また、春採用で出た欠員の補充という理由で夏採用を実施する企業も多く、昨年は夏採用があった企業でも今年はないという場合もあります。そのため、夏採用を実施している企業を探すのは難しいです。
ここからは、夏採用を実施している企業を探す方法を5つ紹介していきますので、参考にしてみてくださいね。自分の理想の企業に出会えるよう、情報をたくさん集めましょう。
①就活サイトを利用する
これまでも企業を探すのに便利だった就活サイトは、夏採用を実施している企業を探すのにも有効です。自分が志望する業界の企業が夏採用をおこなっているか調べてみましょう。
大手の就活サイトでは掲載されている企業の母数が多いので、手に入る情報も多いかもしれません。
また就活サイトには、特定の業界に特化していたり中小企業に強かったりと特徴を持つものもあります。自分に合った就活サイトで夏採用を実施している企業を探すのも良いでしょう。
- 向いている人
広く網羅的に情報を集めたい人 - 夏採用を実施する企業の探し方
キーワード検索で「夏採用」や「通年採用」と検索する
②合同説明会・企業説明会に参加する
夏採用を実施する企業の合同説明会に参加するのも良いでしょう。一度にたくさんの企業の情報が得られるというのも魅力的ですね。あまり知らなかった企業もブースを設けている可能性がありますから、積極的に説明を聞きに行ってみてくださいね。
合同説明会だけでなく、企業説明会を開催する企業もあります。この場合はより詳しくその企業について知ることができ、また夏採用のスケジュールなどについても説明があることも多いです。
夏採用でぜひ志望する企業の内定をもらいたいと考えている人は見逃さないようにしましょう。
- 向いている人
短い時間で効率的に情報収集したい人 - 夏採用を実施する企業の探し方
説明会に足を運んで情報を得る
③就活エージェントを利用する
就活エージェントとは、プロが学生個人に向けた企業の紹介や就活のサポートをするサービスです。就活エージェントを利用して夏採用をおこなう企業を効率よく見つけるのもおすすめですよ。
就活情報サイトには載っていないような企業に出会えることもあります。またプロの支えがあると、自分に合った優良企業にも効率よく出会うことができそうですね。ぜひ利用してみましょう。
キャリアパーク就職エージェントでは夏採用をおこなう企業も多数取り扱っています。
- 向いている人
ひとり就活が不安でサポートがほしい人 - 夏採用を実施する企業の探し方
エージェントに相談して企業を紹介してもらう
④TwitterなどのSNSを活用する
TwitterなどのSNSは身近な存在ですが、就活にはそんなに使っていなかったという人も多いのではないでしょうか。実は、夏採用の情報収集にSNSを利用するという方法があります。
SNS内で「夏採用 締切」などのキーワードを検索してみてください。夏採用を実施する企業のES提出締切をまとめて教えてくれる画像、SNSアカウントを見つけることができるでしょう。企業の公式な採用アカウントが見つかる場合もあります。
ただしSNSを活用する時は、情報に信頼性があるかどうか注意深く見極める必要があります。正しい情報か必ず確認しましょう。
- 向いている人
気軽にスマホから調べたい人 - 夏採用を実施する企業の探し方
SNS上でキーワード検索で「夏採用」や「通年採用」と検索する
⑤大学のキャリアセンターに相談する
大学のキャリアセンターで夏採用を実施している企業を紹介してもらうという方法もあります。自分の志望に合った企業を教えてもらえる他、これまでの就活の悩みなども相談でき、アドバイスももらえるかもしれません。
また、キャリアセンターには「ぜひこの大学の学生を採用したい」という企業から、一般には公開していない夏採用の募集が届いていることがあります。そのような特別な募集に出会えたら、内定が近づいてきそうですね。
- 向いている人
就活のアドバイスを貰いたい人 - 夏採用を実施する企業の探し方
キャリアセンターのスタッフに相談する
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
夏採用・通年採用をおこなっている企業を見つけるのは春採用に比べ難しいかもしれません。大企業や有名企業は選考をおこなっていない可能性も高いでしょう。
夏採用では、就職サイトで情報を集めつつ、就職活動のプロであるエージェントやキャリアセンターで相談してみることをおすすめします。これまでのデータを蓄積し分析しているプロなら、希望する業界や職種情報があるかもしれませんし、再度企業選びを手伝ってもらうこともできますよ。迷ったときは相談してみてくださいね。
最新情報を得るにはSNSもおすすめ
また近年はSNSやオファー型採用などインターネット上で情報を得る機会が多くなっています。タイムリーな情報が流れてきますし、求人を出している企業が見つかることもあるので利用してみてください。面接対策をしてくれるキャリアコンサルタントもいますよ。
夏採用を受けるうえで覚悟しておきたいこと
就活生
夏採用を受ける予定ですが、採用人数も少ないみたいで内定がとれるのか不安です。
キャリア
アドバイザー
夏採用の難しさは採用人数の少なさだけではありません。注意するべきポイントをよく知って、適切な対策をして覚悟して乗り切りましょう。
これから始まる夏採用には学生が苦戦しやすいポイントがいくつかありますのでそれぞれを解説しますね。
公務員志望・留学帰り・部活引退後の学生が多い
夏採用の選考にエントリーする学生には、公務員志望・留学帰り・体育会の部活引退後の学生が多いということをすでにお伝えしてきました。経験に裏打ちされた強みを持つ彼らは、強力なライバルと言えそうです。
また、企業が始めから「粘り強く物事に打ち込んだ」「努力して困難な状況を乗り越えた」などの経験があることが明らかな彼らを採用しようと夏採用を実施している可能性もあります。
特別な経験を活かして、企業で活躍することを期待されているということですね。
知名度がある企業は難易度が増す
春採用までの選考でも、知名度のある人気企業には応募する学生が多く難易度が高い印象があったと思います。
そのような企業がおこなう夏採用というと、数少ない追加募集の枠に向けて志望度の高い学生が多く応募してくることになりますから、さらに内定の獲得の難易度は上がるでしょう。
知名度がある企業の情報は手に入りやすいからと、そのような企業にばかり応募するのは危険です。夏採用を実施する企業を大企業から中小企業まで幅広く探し、自分に合った企業にエントリーしましょう。
選考ペースが速いため短期戦
春採用と比べて夏採用の選考は短期間でおこなわれます。第一の理由としては、多くの企業は10月1日に内定式を開催するため、長い時間をかけていられないことがあるでしょう。
また、春採用までの内定者に課題を与えたり企業の見学会を開催したりと、企業は内定者のフォローアップをおこなう傍らで夏採用を実施している場合もあり、選考に割ける時間が少ないことも挙げられます。
これまでに比べてESや面接など各選考ステップに向けて準備する期間が短いので、早めに対策を考えておきましょう。また、同時期に面接の予定が詰め込まれる可能性もあります。スケジュール管理に気をつけてくださいね。
内定が欲しい! 夏採用で内定を獲得するための6つのポイント
ここまでお伝えしてきたように難易度が高そうな夏採用ですが、困難な中でも内定を獲得できるよう、意識すべき6つのポイントを紹介していきます。ぜひ参考にして、志望する企業の内定を狙ってみてくださいね。
①なぜ夏採用までに就活が終わらなかったを明確にする
まず第一に、これまでの就活を振り返ってみましょう。夏採用までに就活が終わらなかった原因は何なのか、自分に問いかけてみてください。
留学などの理由で就活はこれからスタートという人は、焦らず準備を始めましょう。ES作成や面接の経験が少ないでしょうから、練習をしてみると良いと思います。
就活をずっとしているけれど内定を持っていないという人は、失敗の原因を明確にしてみてください。選考プロセスの中で自分が苦手としていることが分かると、その対策をすることができますね。
- 春採用に失敗
- 部活でスタートが遅れた
- 公務員志望
- 留学
②自己分析をやり直す
自己分析は内定獲得の鍵と言っても過言ではありません。夏採用にエントリーする前に自己分析をやり直してみましょう。特に春採用でうまくいかず夏採用に挑戦するのであれば、自己分析の方法を見直す必要があります。
効率的に自己分析をおこなう具体的な方法としては、自分史・モチベーショングラフの作成があります。自分史によって、これまでの人生で楽しかったこと、苦労したことを思い出すと、自分の考え方の傾向や強みがつかめます。
また、モチベーショングラフでは、自分がやる気を維持するためには何が必要かという価値観が明らかになります。自己分析によって自分の性格、強み、価値観が分かったら、自分にマッチした企業でしっかりアピールしてくださいね。
自分史について詳しく知りたい人はこちらも参考にしてくださいね。
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簡単3ステップ! 自分史を使った自己分析で説得力をアップしよう
就活をするうえで自分史を作成すると、自己分析を効率的に進められます。今回は自分史の作成方法と自己分析の仕方をキャリアアドバイザーが解説します。自分史を活かせる質問例や回答例も紹介しているので、自己分析の際の参考にしてみてくださいね。
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③企業選びの軸を明確にする
夏採用を実施する企業が少ないからといって、手当たり次第に応募しようと考えるのは危険です。この状況だからこそ、企業選びは軸を明確に持っておこないましょう。
特に、春採用で就活の軸を持っていた場合、それで失敗しているのであれば思い切って視点を変えてみるのも1つの方法です。
たとえば、営業の仕事しか視野に入れていなかったのであれば違う職種にも視野を広げたり、志望業界を変えてみたりするのもよいでしょう。
キャリアアドバイザー
自己分析を通じて把握できた価値観や大切にしていることはずらさずに、今まで視野に入っていなかった職種や業界にも目を向けると良いですよ。
企業選びの軸を明確にするには自分の価値観を知ることが重要です。価値観の考え方についてはこちらも参考にしてみてください。
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価値観から企業とのマッチ度の高さを押し出す方法を例とあわせて理解しよう こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生から 「どうやって自分の価値観を見つけたらいいでしょうか。」「価値観に関する質問に、どう答えたらいい […]
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④就活エージェントを利用する
すでに夏採用を実施している企業の中から自分に合った企業を選んで紹介してくれる最適な相談相手として就活エージェントをおすすめしてきました。
就活エージェントは客観的なアドバイスをしてくれるだけでなく、企業側の事情にも精通しています。
また就活エージェントがおすすめできる点としては、就活生一人ひとりの企業選びから内定獲得までをサポートしてもらえることです。忙しい就活スケジュールの管理もしてもらえるので、気持ちの余裕も持てるでしょう。
⑤選考対策を練ったうえで受ける
短期戦の夏採用で内定を獲得するためには、早めに選考対策を練ることも必要です。企業の目に留まるESを書き、面接の場で自分を効果的にアピールするためには、ESや面接のノウハウを知って練習を積み重ねておかなければなりません。
公務員志望・留学帰り・部活引退後の人は、その経験と学んだことをアピールする自己PRができるように準備しましょう。ES・面接に関するセミナーなどが開催されているので、参加してコツを教わるのも良いですね。
留学経験を自己PRでアピールしたい学生はこちらの記事を読んでみると良いでしょう。
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自己PRで留学をアピールするときは前後のプロセスが欠かせません。今回は留学をアピールする際に知っておくべきことや、アピールできる強みについて紹介していきます。キャリアアドバイザー監修のもと、強み別に例文6選も解説するので、参考にしてくださいね。
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⑥選考後の振り返りは必ず実施する
夏採用の選考がうまくいったと感じる時もそうでない時も、必ず振り返りをするように心がけましょう。特に面接は自分の記憶の中で振り返るしかないので、時間をおかずにその日のうちに分析すると良いですよ。
- 服装・姿勢などの見た目に清潔感があったか
- 面接官の質問内容と回答内容を書き起こす
- 回答が質問の意図にズレていないか確認
- 事前に準備した内容を伝えられているかチェック
- 改善点を見つけて次回の準備
失敗は繰り返さず、良いところは伸ばして内定につなげていってくださいね。
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
これまで就職活動がうまくいかなかった人は、春からの活動を振り返る時間をつくりましょう。これをおこなわずやみくもに応募しても、ESに書くことが思い浮かばなかったり面接で熱のこもったPRができなかったりと、不合格となる悪循環です。
大企業にこだわらずBtoBにも目を向けよう
そして何より自分らしく働けそうな企業を選んでいきましょう。大企業は倍率が高くなりがちですが、従業員規模300名くらいの企業へシフトするとあまり知られていない優良企業は数多くあります。「企業名は知らなかったがある商品で市場シェア70%」などということも珍しくありません。BtoB企業にも目を向けてみましょう。
この時期に内定を貰えていない就活生は自分に合った企業に出会えていない場合が多いです。決して人格や学生時代を否定されているわけではないので「自分の強み」を活かせる企業探しを続けていきましょうね。
準備しておこう! 夏採用で聞かれる質問事項
就活生
夏採用に向けて面接の練習をしています。夏採用でよく聞かれる質問ってありますか?
キャリア
アドバイザー
夏採用では「なぜ夏採用を受けているのか」にかかわる質問がよく出てきます。詳しく見ていきましょう。
夏採用には春採用とは異なる頻出質問もあります。事前に押さえておいて、本番で万全な回答ができるようにしましょう。
時期にかかわらず面接でよく聞かれる質問についてはこちらの記事を参考にしてくださいね。
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面接の質問に対する回答内容を事前に考えておこう こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から 「面接でどんな質問がされるかわからない」 「ぶっつけ本番で質問に答えるとヤバいですか?」 といった声を多く聞きます。 […]
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①「なぜ春採用の選考は受けなかったのですか?」
夏採用の多くは追加募集であるため、本選考である春採用に応募してこなかった理由を聞かれることはよくあります。
留学していた人や体育会の部活動をしていた人は、その活動期間や自分が成し遂げたことをしっかり説明することで、他にどうしてもやりたいことがあったのだと伝えましょう。
これまで就活をしてきた人も正直に理由を述べると良いでしょう。就活をする中で自己分析が深まり、志望する業界・企業が変わったということもあります。
その気持ちの変化を筋道立てて話せば、より自分に合った企業を選べるようになったのだと成長が伝わるでしょう。
春選考は受けましたが就職活動を通じて考えが深まった結果、志望する業界が変わったため、現在も就職活動を継続しています。
具体的には多くの業界をサポートしたいと考え、世の中に広く必要なカネを扱う金融業界を志望していましたが、自分がやりたいのは間接的なサポートというより、直接的なサポートと感じました。
そのため、多くの産業に使われる素材を製造する業界こそ、自分のやりたいことが実現できると考えています。
②「これまでどのように就活を進めてきましたか?」
内定を持っていない場合、これまでの就活について聞かれると「内定がとれなかった失敗談なんて話したくない」と答えに詰まってしまう人もいるでしょう。
ですが、企業側はこの質問を通して、その人の物事に取り組む時の考え方や企業選びの軸を知りたいと思っています。失敗談を話す場ではなく自分を知ってもらえるチャンスですから、自信をもって答えましょう。
「自分の強みを〇〇のような形で活かせる業界で働きたいと考えて就活をしている」というような形で、自己アピールしながら回答できると良いですね。
好奇心が旺盛という私の強みを活かせる業界で働きたいと考えて就活を進めてきました。その中で、新規ビジネスの立ち上げという視点で企業選びをおこなっています。
新規ビジネスを立ち上げるには常に最新の動向や顧客ニーズを捉えることが必要だと思っています。この点においては好奇心の強さを活かして世の中に必要なものは何か考えていくことができると考えています。
③「他社で内定は持っていますか?」
夏採用の選考の場合、就活のスケジュールの中では遅めの時期ですから、他社での内定の有無を聞かれる可能性は高いでしょう。この質問をされた時は、嘘はつかず正直に答える方が安心です。
内定がある人は、それを伝えながら入社したいという意志をしっかり話すことで志望度の高さを分かってもらいましょう。面接官は、他社も採用したいと考える魅力的な人材であると思ってくれているかもしれません。
内定を持っていない人も、正直に答えたからといって悪い評価につながるということはありません。その企業と自分がマッチしていると考える理由などを話して、入社の意欲が強い学生だと伝わるよう心がけてください。
現在、内定は1社あります。ただし、私がやりたいことを実現できる企業は御社だと考えていますので現在も就職活動を継続しています。御社から内定を頂くことができればいつでも就職活動を終える覚悟はできております。
内定がある場合は「なぜ就活を継続しているのか?」
内定があると答えると、就活を継続している理由についても聞かれることがあります。
第一志望の企業の面接の場合は、この選考を受けるためだと答えることができますね。第一志望である理由を論理的に伝えられるよう準備しましょう。
もっと自分に合った企業を探したいという気持ちから就活を継続しているという人もいると思います。自分の力をどう発揮して、どのようなキャリアプランを持って働ける企業に出会いたいのか詳しく話せると、将来のことを長期的な目線で考えられる人だと伝わりますよ。
④「就活で何を学びましたか?」
就活を長く続けている人には、就活で学んだことは何かという問いかけをされることも想定されます。この質問には、強みを聞かれたときや自己PRをするときと同じように回答すると良いでしょう。
まず自分が得た学びは何なのかを簡潔に述べ、それは就活という経験の中でどのような場面で感じられたことなのか分かりやすく説明してみてください。
失敗をしたエピソードでも、そこからの成長があったことが伝われば魅力的なものになります。就活で学んだこともあなたの新たな強みとしてアピールできるはずですよ。
就活を通じて結果の振り返りの重要性を学びました。就職活動を始めた直後は選考に落ちたとしても前を向くことだけを考えて原因を振り返りませんでした。
しかし、落ちているのは必ず原因があると考えるようになってからは、合否に関わらず「良かった点・悪かった点」を振り返り、次回につなげるように心がけています。
体調管理も大切! 夏採用を受ける時のおすすめの服装
暑い時期に選考がおこなわれる夏採用では、服装に困ってしまう人も多いでしょう。高温の屋外を歩いて面接の会場に向かわなければならない時、汗びっしょりで企業の人に会って悪い印象を持たれたら…と考えると不安ですよね。
ここからは、面接にふさわしい服装で、さわやかな良い印象を持ってもらえるようにする工夫をお伝えします。社会人になってからも役立つポイントもあるので、ぜひ覚えて実践してみてくださいね。
夏採用でも基本はリクルートスーツ
いくら暑くても、就活の場合はリクルートスーツを着るのが基本です。もちろんジャケットも羽織って面接に臨むことがマナーですから、これまでと同じ服装をするようにしましょう。
炎天下の移動中などではジャケットを脱いでいても大丈夫です。ただし、邪魔だからといってかばんに押し込むとシワがついてしまうので、腕にかけるようにすると良いでしょう。
キャリアアドバイザー
会場の近くに着いたらジャケットを羽織って、鏡でシワが寄っていないか襟が折れていないかなど確認しておくと安心です。
クールビズを指定されたら?
企業から予めクールビズを指定される場合もあるでしょう。そういう時は指示に従って問題ありません。
クールビズスタイルとは、男性であればノージャケット・ノーネクタイ、女性であればノージャケットと考えるのが一般的です。暑さから半袖シャツが着たくなる人もいるかもしれませんが、面接というかしこまった場面ですから、長袖シャツを選ぶのが無難です。
クールビズスタイルでは、シャツが見える状態になるのでジャケットを着込んだ時よりもシワが目立ってしまいます。しっかりアイロンをかけておきましょう。下着が透けることにも注意が必要です。
服の素材には注意しよう
面接会場への移動中、ジャケットを脱いでいても暑くて汗をかくものです。なるべく通気性がよく、吸水速乾性の下着やワイシャツを選ぶなど工夫すると良いでしょう。夏用の冷感素材の下着もおすすめです。
また、リクルートスーツにも春夏用、秋冬用があると知っていますか。春夏用のものは薄手の生地でできており、通気性も良くなっています。中には自宅で洗うことのできるスーツもあるので、夏採用に向けて持っておくと重宝するかもしれません。
ハンカチやハンドタオルは必須
「面接官からジャケットを脱ぐよう促され、ありがたく脱いだら首元に大きな汗ジミができていた」というようなことがあると、少し恥ずかしいですね。清潔でない印象を与えてしまうこともあります。
汗をかいたらこまめに拭き取れるよう、常にハンカチを持っておきましょう。暑さがひどい日は大きめのハンドタオルでも良いですね。
特に女性は、汗で化粧が崩れてしまうことも考えられます。吸水性のいいハンカチで汗を抑えて、万全の状態で面接に臨めるようにしてくださいね。
夏採用について知りたい学生からよくある質問に回答!
どんな企業が夏採用をおこなっているのかや、夏採用で内定を得るためにはどうしたらいいのか、気になっている学生もいることでしょう。そんな学生の質問にキャリアアドバイザーが回答します。
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就活の夏採用を実施する企業の特徴を教えてください。
企業規模に関係なく、春の新卒採用時期に予定者数を確保できなかった場合、内定辞退者や退職者が出た場合に人員補充のために夏に採用がおこなわれます。また、ベンチャー企業や外資系企業、知名度が低いために人員不足に悩む中小企業、BtoB企業などは季節に関係なく通年採用をしており、その一環として夏にも採用をしている場合があります。
最近は、今後さらに進む少子高齢化を見据えて、優秀な人材を確保するために通年採用をおこなう大企業も見受けられるようになりました。また外資系も通年採用を実施しているケースが多いですよ。
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就活の夏採用で内定を獲得するためのポイントを教えてください。
夏採用は期間が短く、選考のスピードも速いため、採用人数が確保できれば早々と採用を終える企業もあるため、スケジュール管理をしっかりおこない、計画的に進めることが重要です。春採用で内定を得られずに夏採用に挑戦する場合は、何が原因だったのか、就活を根本から見直し、自らの課題の克服に努めましょう。
また、自己分析をやり直し、志望業界や職種にミスマッチがないかの再検討やほかの可能性も模索することでチャンスを広げることも大事ですよ。なお面接では、この時期に就活をしていることに関する質問が複数される場合があるので、しっかり答えられるようにしておきましょう。夏採用には早めの対策、早めの行動が大事ですよ。
ここが勝負! 夏採用で内定を獲得するためのポイントを理解しよう
夏本番の暑い時期、スピード感を持って実施される夏採用についてお伝えしてきました。
夏採用として追加募集をおこなう企業・通年採用をしている企業は、どちらも数は多くありません。ハードルの高い就活になることが予想されますが、しっかり対策をすればきっと大丈夫です。
暑さ対策も万全にして、これまでの就活で得た力を発揮したり、留学などの特別な経験を活かしたりして、この短期決戦を乗り切ってくださいね。
【就活】夏採用で内定を獲得する6つのポイント!よく聞かれる質問も紹介
キャリアアドバイザーコメント加藤 大智プロフィールをみる
春から一斉に就活が始まり、6月には内々定が出ている学生が多くなります。夏採用では内定を持ちながらも活動を続ける学生、公務員試験が落ち着き本格参戦してくる学生など、企業の採用枠に対しての学生数が相対的に多くなり、難易度が上がるのは確実でしょう。
春からずっと活動を続けているのに内定のない学生にとってはつらい時期かもしれませんが、活動を続けていれば98%の学生が内定を手にすると言われています。まだ自分と縁のある企業に出会っていないだけなので、悲観せず就活を続けていきましょう。
ただ、これまで自己流で就活をしていてうまくいかなかったのなら、ここでいったん立ち止まり、誰かに相談したり振り返りをおこなうことも検討したいですね。