参考例50選|会社の強みを把握することでミスマッチを防げる!

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目次

  1. 企業側は会社の強みから志望度の高さを把握している
  2. 会社の強みを把握しておく3つのメリット
  3. 企業選びをする際の材料になる
  4. 面接で問われた際に志望度をアピールできる
  5. 志望動機の内容に盛り込むことで説得力が生まれる
  6. 会社の強みを探す7つの方法
  7. 企業の公式HPを競合他社と比較してみる
  8. インターンに参加する
  9. OB・OG訪問を取り付ける
  10. 企業説明会に参加する
  11. 業界や企業についてのニュースを読む
  12. 業界に関連するサイトや書籍を探す
  13. IR情報をチェックする
  14. より説得力を上げたいなら会社の強みを分析しよう
  15. コア・コンピタンス
  16. SWOT分析
  17. 面接で会社の強みを問われた場合の回答例の作り方
  18. ①会社の強み(結論)から話す
  19. ②どうしてそう思うのか(理由)を伝える
  20. 参考にしよう! 会社の強みの例一覧50選
  21. 会社の強みを問われた際の回答例文10選
  22. ①事業展開
  23. ②海外展開
  24. ③業績
  25. ④商材
  26. ⑤ブランド力
  27. ⑥技術力
  28. ⑦顧客基盤
  29. ⑧社内制度
  30. ⑨経営戦略
  31. ⑩市場創造力
  32. 会社の強みを問われた際の避けるべき4つの回答
  33. 他の企業でも使い回せる回答
  34. 商材のファンでしかない回答
  35. 企業の利益に直結しない回答
  36. 最新情報ではない情報を使った回答
  37. 企業の弱みを問われた際はどう答えるべき?
  38. 良い例
  39. 悪い例
  40. 会社の強みの例文を参考にして面接で的確な回答をしよう

企業側は会社の強みから志望度の高さを把握している

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。就活中の学生から

「面接で会社の強みを聞かれた際に上手く答えられませんでした」
「会社の強みや弱みを把握する方法が分かりません」

という声が寄せられています。そもそも学生を選ぶ立場である企業側が自社の強みを聞いてくる意図が分からない学生もいるのではないでしょうか。企業側は会社の強みから志望度の高さを把握しているのです。

会社の強みを把握するには念入りな企業研究が必要となります。企業理解が深い学生は志望度が高く、内定を出したら高い確率で入社してくれると判断されるでしょう。

ここでは会社の強みを把握しておくメリットや会社の強みを探す方法、面接で会社の強みを問われた場合の回答例の作り方を例文付きで解説します。会社の強みの探し方や伝え方が分からない学生はぜひ最後まで読んでみてください。

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会社の強みを把握しておく3つのメリット

会社の強みを把握しておく3つのメリット
  • 企業選びをする際の材料になる
  • 面接で問われた際に志望度をアピールできる
  • 志望動機の内容に盛り込むことで説得力が生まれる

会社の強みを把握しておくメリットは面接での質問に答えられるだけではありません。会社の強みを知ることで企業とのミスマッチを防げたり、選考突破できる可能性が上がったりするのです。ここでは会社の強みを把握しておくメリットを3つ解説します。

企業選びをする際の材料になる

興味を持った業界や企業にとりあえずエントリーしている学生もいるのではないでしょうか。エントリーの段階では問題ありませんが、優先順位を決めないと数十社の選考を並行して進められません。また、複数の企業から内定をもらった際は入社する企業を選ぶのも難しいでしょう。

そんな状況に陥らないためにも会社の強みを把握しておきましょう。会社の強みとは同業他社にはない応募先企業の優位な点です

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キャリアアドバイザー

同僚他社にはない部分を書き出して比較すると、自分にとって優先すべき企業が見えてくるため、把握するのをおすすめします。

キャリアプランに沿った企業かを判断できる

会社の強みを把握することで数十年間の社会人生活のキャリアを考える際の材料になりますね。

たとえば、将来的に起業したいという目標がある場合は店舗経営やマーケティングに強みがある企業に入った方が目標に達成に近づけるでしょう。自分の目標を明確化した後に、会社の強みを把握するとキャリアプランに沿った企業であることが判断できますね。

企業を選ぶ際には出世のスピードや目標達成のために必要なスキルが身につくのかも把握しておきましょう。

キャリアプランの立て方が分からない学生はこちらの記事を参考にしてみてください。

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面接で問われた際に志望度をアピールできる

どの企業も志望度の高い学生を求めていますね。志望度の高い学生は入社後も高いモチベーションを維持して、業績に貢献してくれる可能性が高いためです。

会社の強みを伝えられれば、それだけ企業の情報を調べていることが分かり、同業他社よりも志望度が高いという裏付けになるでしょう。実際、企業について知識がない学生より豊富な知識がある学生の方が本気度が伝わりやすいですね。

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キャリアアドバイザー

強みを伝える際はデータを根拠にしてみてはどうでしょうか。「扇風機の開発力に長けている」と伝えるより「羽のない扇風機を筆頭にパイオニア的な商品開発をおこなっており、扇風機の業界シェア率1位を誇る」と表現した方が企業への高い理解度が伝わりやすいです。

志望動機の内容に盛り込むことで説得力が生まれる

ありきたりな志望動機では「同業他社でも良いのでは?」と思われてしまいます。志望動機では「応募先企業ではないといけない理由」を伝える必要があるでしょう。

前述したとおり、会社の強みとは同業他社にはない応募先企業の優位な点です。他に企業にない点なら応募先企業を選んだことに説得力が生まれます。そのため、応募先企業ではないといけない理由として会社の強みを伝えましょう。

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会社の強みを探す7つの方法

会社の強みを探す7つの方法

会社の強みを探す方法が分からない学生もいますよね。企業説明会やOB・OG訪問で質問したり、業界関連のニュースを仕入れたりするなど方法は多いです。複数の方法を併用して、会社の強みを探しましょう。

企業の公式HPを競合他社と比較してみる

企業のホームページ(HP)をチェックしている学生は多いかもしれませんが、ただ見るだけでは何が本当の強みなのか分からない場合もあります。そこで以下の項目を競合他社と比べてみましょう。

  • 事業展開
  • 業績
  • 商材

同業他社と比較することで応募先企業が差別化を図ってる項目が分かります。その部分が強みである可能性が高いため、まずは応募先公式HPをチェックしてみてはどうでしょうか。

インターンに参加する

会社の強みを知るには、実際に会社の雰囲気を体感すべきですね。インターンシップ(インターン)に参加することで実際の業務内容や社内制度の充実度合いなど理解が深まります

また、インターンには座談会など社員に直接質問できる場面も用意してあるのです。採用担当者以外の現場の社員に質問できる機会は貴重ですね。現場の社員が感じる会社の強みは他の学生にはない情報なため、差をつけるチャンスでしょう。

インターンの種類や流れについて詳しく知りたい学生はこちらの記事も参考にしてみてください。

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OB・OG訪問を取り付ける

インターンと同様に、OB・OG訪問では実際に働いている社員から強みを教えてもらえますね。ただ、OB・OG訪問の方が就活直前や就活中でも質問できるメリットがあるのです。

初歩的な質問をするのは業務時間内の貴重な時間を割いてくれているOB・OGに対して、失礼に当たる可能性があります。そのため、事前に企業研究をおこない、自分なりに仮説を立てたうえで質問をしましょう

質問の例
  • 御社の強みはなんでしょうか? 
  • 御社は〇〇事業に力を入れていますが、具体的な取り組みを教えていただけますか?
  • 御社の強みは〇〇だと考えていますが、〇〇さんが業務で実感することはありますか?

OB・OGを見つける方法が分からない学生もいますよね。こちらの記事ではOB・OGの見つけ方を解説しているので、参考にしてみてください。

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キャリアアドバイザー

会社の強みは他社と比較した際に浮かび上がるため、同業他社の社員にも質問してみましょう。同業他社から見たその企業のイメージや社員では話しにくいネガティブな情報まで聞けるかもしれません。

企業説明会に参加する

企業説明会をおこなう目的は学生が自社に対して興味を持ってもらうことです。採用担当者が自社の強みを分かりやすく説明してくれますね。選考にエントリーするには説明会の参加が必須になる企業もあるため、志望度が高い場合は確実に参加しましょう

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キャリアアドバイザー

業界のことを含めた説明をおこなってくれる場合が多く、他社との比較によって会社の強みを把握しやすいですね。

業界や企業についてのニュースを読む

今まで業界や企業に関するニュースに興味がなかった学生もいるのではないでしょうか。ただ、就活前や就活中は業界や企業についてのニュースを読んでおくのをおすすめします。

たとえば、応募先企業が新しい市場を開拓していた場合はそれが強みになるかもしれません。ただ、ニュースを見ても、ある程度企業や業界について知識がないと強みなのかが判断しにくいです

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就活生

白物家電の開発しかおこなっていなかったA社がTVの開発に取り組んでいる!

といったようにある程度知識があれば、ニュースから強みを発見できますね。

おすすめのニュースサイト

業界に関連するサイトや書籍を探す

応募先企業の業界内での立ち位置や業績が分かりやすくまとめられているため、業界に関連するサイトや書籍は強みを探すのに最適でしょう。

その中でも就職四季報がおすすめですね。それぞれの企業の業績や業界内の勢力図が記載されています。幅広い業界について記載されているため、業界を絞りきれていない人はぜひ読んでみてはどうでしょうか

就職四季報で見るべき情報について詳しく知りたい学生はこちらの記事も参考にしてみてください。

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キャリアアドバイザー

最新情報をゲットするには、基本的に出版年の新しいものを選びましょう。古い情報を話してしまうと、採用担当者に志望度が低いとみなされてしまう可能性がありますね。

IR情報をチェックする

IR情報と聞いて、ピンとこない学生もいますよね。IR情報とは、企業が投資家向けに経営状況や業績などを発信しているものです。IR情報は企業のHPに記載されており、同業他社の情報と比較しましょう

IR情報でチェックすべき項目
  • 事業内容:多くの企業では年4回の決算発表をおこなっているため、最新情報が手に入るため。
  • 中期経営計画:企業の将来の展望が分かり、今後伸ばしていく分野を把握できるため。
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キャリアアドバイザー

特に中期経営計画はIR情報をチェックしていないと得られない情報なため、強みの内容に盛り込んでみてはどうでしょうか。

吉川 智也

キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる

企業の公式サイトだけではなく雑誌インタビューなども参考にできます

初めて企業情報に触れる学生の場合、数字や専門用語も多いIR情報は「読んだけれどもだから何?」という感想になってしまう恐れもあります。今一つピンとこなかった場合には株主総会の資料なども探してみましょう。企業の株主には個人の顧客もいるため、わかりやすい説明がされているケースもゼロではありません。

このほかにも、企業のプレスリリースや第三者が発行する雑誌やインターネット記事を参考にするのもおすすめです。注意をするべき点は、素性が明かされていない個人が、SNSやブログで「元〇〇会社の社員が語ります」などと称してその会社のことを語っている場合です。このようなコンテンツはあくまでも一個人の感想として述べられていることが多いため、すべてを鵜呑みにせず多面的に物事を探せるようにしましょう。

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より説得力を上げたいなら会社の強みを分析しよう

説得力を上げる会社の強味の分析方法

会社の強みを把握して分析するとより説得力が増しますね。内定をゴールと思ってしまっている学生もいるかもしれません。ただ、入社後の働くことまでイメージしている学生はモチベーションを維持して将来的に戦力になる可能性が高いため、重宝されるのです。

ここで解説する会社の強みの分析方法を活用してアピールしましょう。

コア・コンピタンス

コア・コンピタンスという言葉を初めて聞いた学生もいますよね。コア・コンピタンスとは、競合他社を圧倒できるような強みのことです。まずは以下の3つを満たす強みを探しましょう。

顧客に対して何らかの利益をもたらすことができる能力
  • 競合他社が真似できない能力
  • 複数の市場や製品にアプローチできる能力

企業の中でも複数の強みが洗い出されるでしょう。ただ、その中で以下の5つの視点を満たすものがコアコンピタンスになりますね。

  • 模倣可能性:他社による模倣の可能性が低い
  • 移動可能性:幅広い展開が期待できる
  • 代替可能性:技術や能力、製品などが代替できない
  • 希少性:技術や特性が珍しい
  • 耐久性:長期的に渡って優位性を保てる

SWOT分析

SWOT分析

SWOT分析とは、外部環境や内部環境をプラス面とマイナス面で分けて、企業を分析するフレームワークですね。SWOT分析も会社の強みを理解するのに適しています。

表の左半分がプラスの要因、右半分がマイナスの要因です。見比べることで会社の強みだけでなく、今後の課題まで分析できるかを把握できます。企業の今後について問われる場合もあるため、SWOT分析で分析しておくと回答しやすくなるでしょう。

上半分の内的要因は企業内部から見た特徴など実際に企業で働いてみないと分かりにくいです。ただ、下半分の外的要因は業界のニュースなどで情報を集めやすいため、基本的には外的要因を中心に情報を集めましょう。

家電メーカーの例
  • Strength(強み):市場開拓力・特化した商品を作る開発力
  • Weakness(弱み):価格より品質の高い他社製品が選ぶ人も多い
  • Opportunity(機会):ネット通販市場が拡大
  • Threat(脅威):巣ごもり需要が終わりを迎える
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キャリアアドバイザー

上記の企業を分析するとネット通販市場の拡大により価格順で検索ができるため、安価な商品を求めている人に刺さりやすいですね。価格を抑えつつ、洗浄力に特化した炊飯器など無駄な機能を省いた商品を展開していくべきでしょう。

面接で会社の強みを問われた場合の回答例の作り方

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学生

質問に答えるだけなのに意識するポイントなんてあるのでしょうか?

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キャリアアドバイザー

質問に簡潔に答えられるかどうかで評価は変わるため、内容を磨くだけでは不十分ですね。

面接で会社の強みを問われた場合に伝え方が悪いと、内容や着眼点が良くても評価されにくいのです。入社後の実務では説明する機会が多いため、説明能力が低いと内定を避けられてしまうかもしれません。ここでは面接で会社の強みを問われた場合の回答例の作り方を解説します。

①会社の強み(結論)から話す

結論から話さないと、採用担当者が話を理解しにくいですね

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学生

私が考える御社の強みは高い技術力です。

といったように答えることで「技術力の話をするのか」と理解でき、採用担当者が話の内容を見失わずに済むでしょう。

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キャリアアドバイザー

会社の強みを問う質問にかかわらず、面接への質問は結論ファーストで答えるのをおすすめします。

②どうしてそう思うのか(理由)を伝える

どうしてそう思うのかという根拠がないと説得力が出ません。そこで結論を述べた後に根拠を伝えるだけでなく、具体性を持たせると採用担当者の納得感を得やすくなりますね

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学生

御社はIot炊飯器など最新技術を搭載した商品を開発していますが、それは高い技術がなせることです。

など事例や自分自身が商品やサービスを利用したエピソードを絡めて根拠を伝えましょう。

参考にしよう! 会社の強みの例一覧50選

ここでは会社の強みの例を一覧にして50個用意しました。応募先企業に近い強みがあれば、参考にしてみてください。

事業展開
  • メイン事業で培ったノウハウを活かして別の事業を展開している
  • 今後伸びる可能性が高い市場に参入している
  • シニア層をターゲットにした戦略が成功している
  • 参入障壁が低い事業なら積極的に参入している
  • 技術力を応用して近隣の市場へ参入している
海外展開
  • 〇〇業界の先陣を切って海外に進出した
  • 現地の習慣や風土に合わせて商品をアレンジした
  • アジアを中心に海外に30拠点を展開している
  • シングルタスクが当たり前の文化圏でも生産性を上げるためにマルチタスクできるように教育した
  • 現地の人の好みをしっかり調査してから展開した
業績
  • 業界内の売上
  • 業界内のシェア率
  • 業界内の顧客満足度
  • 前年比の売上高
  • 純利益
商材
  • 商品のラインナップが幅広い
  • 子どもから指示される商品が多い
  • サブスクリプションサービスが好評
  • 日本で初めて搭載された機能がある
  • サービスの解約率が低い
ブランド力
  • 家電製品に詳しい人以外からも認知されている
  • 高品質であることが広まっている
  • 〇〇ならここの商品を選べば間違いないとされている
  • ファン層が確立されている
  • スタイリッシュなデザインというイメージがついている
技術力
  • デザイン性が優れている
  • 世界トップシェアの商品を作っている
  • 他の企業にはない独自の技術を持っている
  • 自社の技術を他の分野にも活用している
  • 業界内の表彰を受けている
顧客基盤
  • 大企業の顧客が多い
  • グループ全体のネットワークがある
  • 比較的興味の移り変わりの少ないシニア層を顧客基盤としている
  • 長期的にパートナーとしてサポートしている企業がある
  • 既存の顧客を大切にすることでリピート率が高い
社内制度
  • 評価基準が明確
  • 管理職の女性がおり、キャリアアップできる制度がある
  • 優秀な社員を表彰する機会がある
  • 成績によって賞与額の上がり幅が定められている
  • 自社の商品を無料で支給している
経営戦略
  • 他社と自社の差異を明確化して優位なポジションを確立している
  • 主力の市場とは別の市場で新商品や新規事業を立ち上げている
  • ターゲットとなる顧客層や地域を絞り込んでいる
  • これまでになかった市場を生み出して価格競争に巻き込まれないようにしている
  • 長期的な目線で事業を立ち上げている
市場創造力
  • これまで興味がなかった層をターゲットにして〇〇人口を増やした
  • それまで存在しなかった行動を提言して習慣化させた
  • 顧客が欲しくなるものを考えて売っている
  • 法人向けの商品を個人向けに改良して販売した
  • 新しい常識を生み出して商品を販促した

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会社の強みを問われた際の回答例文10選

ここでは会社の強みを問われた際の回答例文を10個用意しました。前述した面接で会社の強みを問われた場合の回答例の作り方を網羅してあるため、参考にしてみてください。

①事業展開

例文

私の考える御社の強みは若年層をターゲットにした事業戦略です。御社のカーシェア事業は20代の利用率が80%を占めていると伺いました。昔に比べると高額な商品を所有したい人より、必要な時に利用したいと考える人が増えています。そこに目をつけカーシェア事業をパイオニアとして始めたという点で、他社にはない強みだと考えました。

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キャリアアドバイザー

事業展開は他の企業と差別化を図りやすい点であるため、会社の強みを見つけやすいでしょう。メイン事業で培ったノウハウを活かして別の事業を展開していたり、今後伸びる可能性が高い市場に参入していたりなど特色も出やすいですね。

②海外展開

例文

私の考える御社の強みは発展途上国を中心に海外展開をしていることです。国内より人件費を抑えられたり、原材料となる〇〇も現地の方が安く調達できたりすると伺いました。大きな利益が手に入るだけでなく、現地の従業員に安定した収入が得られる環境を提供することでその国の発展にもつながっています。社会貢献も兼ねて、事業を展開している点が強みだと感じました。

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キャリアアドバイザー

海外展開に力を入れている企業は増えてますが、単純に展開している国の数や視点の数を述べるだけでは強みと考える理由としては説得力がありません。海外展開をすることで得られるメリットや展開する真意を読み取って伝えましょう。

③業績

例文

御社の強みは業界トップを誇る顧客満足度だと思います。御社は顧客が求めることをアンケートなどでリサーチして、接客やサービス内容の改善を図っていると伺いました。また、サービスを提供して終わらないよう、継続的なアフターサポートをおこなっていることが顧客満足度の向上につながっていると考えました。

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キャリアアドバイザー

特に業界トップの売上や顧客満足度は業績として強みになりますね。ただ、それらは過去の結果にしかすぎないため、強みになる理由まで伝えましょう。

④商材

例文

私が考える御社の強みは商品自体です。御社の商品は安価で高品質なものが多く、コアな層もライト層も使用しているという評判を伺いました。私も詳しい知識のない掃除機から知識があるPC周辺機器まで御社の商品でそろえています。故障のない頑丈な作りと直感的に操作できるインターフェースにより、ストレスなく使用できています。御社の商品を選んでおけば間違いないという安心感が支持され続ける強みだと思います。

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キャリアアドバイザー

商材の特徴は企業が力を入れている点であるため、強みとして伝える学生が多いです。そのため、エピソードに独自性がないと印象に残りにくいかもしれません。実際に利用したことがある場合は自分の体験談を交えるのをおすすめします。

⑤ブランド力

例文

私が考える御社の強みはブランド力だと考えています。御社は革製品を愛している人が愛用するブランドとして認知されています。事実、数十年愛用できる革靴や革小物としてアパレルスタッフから必ず名前が挙がるだけでなく、雑誌にも特集されています。職人さんが一つひとつ手作りしているストーリーから分かるこだわりも玄人心をくすぐるブランド力につながっているのだと思います。

CAワンポイント
ブランド力があることを伝えて商品の良さを語っても企業のファンで終わってしまいますね。第三者の意見やメディアまたは公的な機関の情報など客観的な事実を用いて、説得力を出しましょう。

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キャリアアドバイザー

ブランド力があることを伝えて商品の良さを語っても企業のファンで終わってしまいますね。第三者の意見やメディアまたは公的な機関の情報など客観的な事実を用いて、説得力を出しましょう。

⑥技術力

例文

私が考える御社の強みは技術力です。御社はIot炊飯器など最新技術を搭載した商品を開発していますが、それは高い技術がなせることです。独自の技術を持っているからこそ、他社が後追いしたくなるような商品が次々開発されていると考えています。

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技術力に自信のないメーカーはほとんどないため、「技術力がある」と伝えるだけでは不十分でしょう。どんな点から技術力の高さを感じたのかをきちんと説明してみるのをおすすめします。

⑦顧客基盤

例文

私が考える御社の強みは同業他社と被りにくい顧客基盤です。御社は業界では珍しくシニア層に向けたサービスを提供しています。シニア層は若年層と比較すると、興味の移り変わりが少ないです。すでに十数年にわたって御社を利用している顧客が多く、その次の世代にも紹介していくことが推測できるため、今後も安定的に利益を生み出していけると思っています。

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顧客基盤という言葉を初めて聞いた学生もいるのではないでしょうか。顧客基盤とは、商材をリピートして利用したり、購入したりしてくれる人たちのことですね。同じ業界でも顧客基盤によって将来性に差が出てくるため、強みとして語れるポイントになります。

⑧社内制度

例文

私が考える御社の強みは女性が働きやすい制度が多いことです。インターンの座談会で女性がキャリアアップできる制度があることや育休・産休などライフイベントに関する福利厚生の充実度合いを伺いました。制度を導入してから業績は好調で、女性が働きやすい企業ランキングにも選ばれています。男女の有利不利がなく、仕事ができる環境は強みだと思いました。

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企業の業績は働く社員の力があってこそですよね。社員が成果を出しやすい環境を提供していれば、業績は自然と伸びていくため、社内制度も強みになるでしょう。気になる社内制度の詳細は、OB・OG訪問や企業説明会で質問しておきましょう。

⑨経営戦略

例文

私が考える御社の強みは経営戦略です。御社は主力の市場である家電開発だけではなく、別の市場でも新商品を発売しています。ノウハウを活かせる市場を模索しており、業界に囚われない戦略から幅広い商品を展開していると伺いました。最終的には自社商品だけを取り扱うECサイトに誘導して、顧客を囲い込む戦略は理にかなっていると思いました。

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キャリアアドバイザー

市場の生き残りをかけて、成長に向けたビジョンを描く経営戦略は企業にとって重要です。戦略がどんな結果につながっているのかまで記載すると強みであることが理解しやすいでしょう。

⑩市場創造力

例文

私が考える御社の強みは市場創造力です。御社の主力商品である〇〇は元々法人向けの商品だったものを個人向けに改良して販売したところ大ヒットしたと伺いました。先月発売した△△じゃこれまで興味がなかった層をターゲットにしています。これも常識に囚われず、世間のニーズを考える姿勢がないと思いつきません。今後も活躍する市場を広げていく創造力が強みだと感じました。

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キャリアアドバイザー

市場創造力と聞いてピンとこない学生もいますよね。市場創造力とは、顧客の新しいニーズを生み出して新しい価値を創造することです。特にスタートアップ企業のようなまったく新しいビジネスで市場を開拓する企業の強みになりやすいでしょう。

塩田 健斗

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「なぜ」を繰り返すことで強みの回答方法を深めていこう

会社の強みを考えるときには、「なぜその強みが発揮されるようになったのか」まで考えられるといいでしょう。たとえば、「女性が働きやすい」という部分に着目をした場合には経営者のインタビューやその企業の沿革を詳しく調べてみてください。そうすると、女性が働きやすい環境を作ろうと思った理由は経営者自身の実体験があるからだとわかるかもしれません。

その場合には、単に「女性が働きやすい環境」が強みなだけではなく、経営者が自分の経験に対し改善しようとしている、という当事者意識の強さもその会社の強みになってくるかもしれません。

会社の強みに絶対的な答えはありません。しかし、このように「なぜ」を深めていくと他の学生と比べて一歩踏み込んだ回答ができると思うので取り組んでみましょう。

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会社の強みを問われた際の避けるべき4つの回答

会社の強みを問われた際の避けるべき4つの回答

会社の強みを問われた際に明確に避けるべき表現は存在しますね。企業について理解が浅いと判断されたり、質問の意図を把握していないと思われたりしてしまうため、ここで把握しておきましょう。ここでは会社の強みを問われた際の避けるべき表現を4つ解説します。

他の企業でも使い回せる回答

同業他社にも当てはまる内容は会社の強みではありません。前述したとおり、同業他社に当てはまらない内容にするには応募先企業+同業他社の情報まで調べて、比較しましょう。同行他社と被っている強みは差別化が難しいため、伝えない方が良いですね

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強みに関するエピソードがないと強みである根拠を提示できません。具体的なエピソードが浮かばない場合は、他社製品との比較を伝えてみてはどうでしょうか。

商材のファンでしかない回答

昔から応募先企業の商材を使用していて、良いポイントをたくさん言える学生もいますよね。ただ、それは自分にとっての企業の魅力でしかなく、褒めるだけでは「企業研究不足」だと判断されてしまいます

優れている点をコア・コンピタンスやSWOT分析で客観的に分析しておきましょう。

企業の利益に直結しない回答

広告代理店の強みに対して「ボランティア活動をおこなっている」といった回答は企業の利益に直結しないため、的外れでしょう。前述したとおり、会社の強みとは同業他社にはない応募先企業の優位な点です。つまり、企業の利益を生み出しているものになります。

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遠からず利益につながる項目を「なぜ強みといえるのか」まで論理立てて説明できるものを伝えましょう。

最新情報ではない情報を使った回答

中古で買った書籍やインターネットの情報は最新ではない場合もありますね。最新情報を把握していないと志望度が低いとみなされてしまうかもしれません。

最新情報を得る方法
  • 定期的にIR情報を見ておく
  • 説明会で採用担当者の説明を聞く
  • 企業の最新ニュースをチェックしておく

高橋 宙

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自分のエピソードも話すことで相手に納得してもらえるようにしましょう

企業は、何も完璧な回答を学生に求めているわけではありません。そのため、「〇〇のニュースを見たのですが」「説明会で言っていたのですが」など、他人から得た情報を強みの根拠として話しても特段大きな問題はありません。まるで経営学者のように優れた回答をしよう、などと変に身構える必要はないので安心してください。

それよりも大切なことは、なぜその強みに魅力を感じたのかという自分の価値観を伝えることです。たとえば「スピードを大事にしている点が強みだと思い、魅力に感じました」と伝えるだけではなく、「自分も部活動ではまずやってみるというモットーを掲げていたため」など自分のことを話して説得力を高めていきましょう。

企業の弱みを問われた際はどう答えるべき?

「強みはともかく、弱みを話した際に失礼に当たらないか?」と答える際に困ってしまう学生もいるのではないでしょうか。ただ、企業は以下のような質問の意図があって質問しているため、失礼に当たることはほぼありません。

質問の意図と答え方
  • 志望度は高いか:弱みとなる部分に対してどんな展望を見すえているか、改善するためにどんな考えがあるかを伝える。
  • 客観的な視点での説明力があるか:数値や具体的な改善策を加えると当事者意識もアピールできる。

企業の弱みを問われる意図を把握して、採用担当者が求める回答とズレがないようにしましょう。

良い例

例文

私が考える御社の弱みは海外展開です。国内市場は縮小傾向にある〇〇業界では海外のシェアを積極的に取りにいくべきだと思います。御社は海外の支社が同業他社に比べて少ないため、工場や支社を作り、常駐社員を派遣して現地の従業員を育成する仕組みを作っても良いと思いました。

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キャリアアドバイザー

採用担当者の質問の意図を網羅して改善点を含む自分の意見を伝えましょう。弱みという仮説を立てるためには、企業研究をして理解度を深める必要があります。そんな学生は志望度が高い傾向があるため、効果的なアピールになるでしょう。

悪い例

例文

業界のトップシェアを誇る御社に弱みはないと考えています。ただ、入社後に発見した際は改善できるように尽力したいと思います。

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キャリアアドバイザー

強みと同様に「弱みはない」と答えるのはやめておきましょう。弱みを答えられないと、企業研究不足だと判断されてしまうかもしれません。

会社の強みの例文を参考にして面接で的確な回答をしよう

会社の強みをきちんと伝えられると志望度の高さをアピールできるため、採用される可能性が上がります。ただ、内容が良くても伝え方が悪いと、「説明能力が低い」と判断されてしまうでしょう。そのため、会社の強みの例文を参考にして面接で的確な回答をしましょう。

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