目次
- 職務内容を正しく理解していないと就活で損をする
- 職務内容とは? まずは事業内容や業務内容との違いを理解しよう
- 事業内容:企業単位の仕事
- 業務内容:部署単位の仕事
- 職務内容:個人単位の仕事
- 職務内容を知るメリットは実際に働く姿がイメージできること
- 入社後のギャップを回避できる
- 職務内容は4つの切り口で考えると分かりやすい
- ①何を扱う仕事なのか
- ②誰を相手に仕事をするのか
- ③周囲とどう関わるのか
- ④ライフスタイル
- 自分に合った職務内容を知る2つの方法
- ①人よりも自分ができることを見つけよう
- ②過去の経験から自分の得意・不得意を知ろう
- 企業の職務内容を把握する3つの方法
- ①説明会や座談会に参加する
- ②OB・OG訪問をする
- ③インターンに参加する
- 職務内容の具体例
- 営業:営業部=営業職とは限らない
- 事務・管理:会社を支える縁の下の力持ち
- 企画・マーケティング:商品の誕生に携わることができる
- 販売・サービス:お客さんの声を直接聞くことができる
- IT:新しいことを学び続ける姿勢が必要
- クリエイティブ:発想力や行動力が求められる
- 職務内容を志望動機に活かすコツ
- 過去の経験から職務内容との適性をアピールしよう
- 職務内容を活用した志望動機の例
- 職務内容を正しく理解して企業選びに役立てよう
職務内容を正しく理解していないと就活で損をする
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「職務内容と業務内容って何が違うんですか?」
「職務内容って具体的にどんなものがあるんですか?」
企業選びを進めている就活生から、このような質問を受けることがあります。職務内容は、事業内容や業務内容と混同する就活生が多く、意味を正しく理解していないと、企業とのやり取りで誤解を生む可能性があります。
また、職務内容について何も意識せずに就活をおこなうと、「思っていたイメージと違う」と入社後に後悔してしまうかもしれません。
この記事では、職務内容についての理解を深めるとともに、具体的にどうやって企業選びに活かしていけばいいかを詳しく解説していきます。
職務内容とは? まずは事業内容や業務内容との違いを理解しよう
職務内容の意味は、混同されやすい事業内容や業務内容と合わせて理解しましょう。そうすることで、企業の全体像が見えてイメージしやすくなります。具体例もまじえて解説していくので、まずは「事業内容」「業務内容」「職務内容」の意味と構造を押さえましょう。
事業内容:企業単位の仕事
事業内容とは「企業がおこなう仕事の内容」です。たとえば銀行の場合、事業内容には預金業務や貸出業務などがあります。食品メーカーであれば商品の製造・販売業、スーパーマーケットであれば小売業などです。
事業内容は1社に1つとは限らず、幅広い事業展開をしている企業もあります。たとえば、鉄道会社の場合、交通事業はもちろんですが、不動産事業やレジャー・サービス事業などを展開している企業も存在します。
企業のパンフレットやホームページを見てみると、事業内容について載っていることが多いですよ。事業内容の詳しい解説は、こちらの記事を参考にしてください。
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業務内容:部署単位の仕事
業務内容は、事業内容を細分化した「部署単位でおこなう仕事の内容」のことです。事業内容と職務内容の中間にあたります。事業内容を遂行するために、それぞれの部署が担っている仕事です。
銀行の場合は、預金業務や貸出業務などの事業を遂行するために、さまざまな部署が存在します。たとえば、相手にするのが個人か法人かでリテール部門とホールセールス部門にわかれていたり、システム周りを担当する部署、他の企業と同じく人事や経理などがあります。
企業のホームページに組織図が載っていることもありますが、名前を見ただけだと何をやっているか分からない部署も中には存在します。企業説明会に参加したりOB・OG訪問などで直接社員と話したりすると理解が深まりますよ。業務内容の詳しい解説は、こちらの記事を参考にしてください。
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職務内容:個人単位の仕事
職務内容とは、「社員個人がおこなう仕事の内容」のことで、部署内の仕事を細分化したものです。部としての業務を効率良く進めていくために、一人一人に割り振られている仕事のことを言います。
銀行の場合は、同じリテール部門の中にも、来店したお客さんを案内する人や、窓口でお客さんとやり取りをする人、データ入力などの事務作業を担当する人など、人それぞれ役割がありますね。
職務内容を把握するには、社員に直接聞くことやインターンシップに参加することがおすすめです。詳しくは後半で解説していきます。
職務内容を知るメリットは実際に働く姿がイメージできること
企業選びでは、事業内容や業務内容に目が行きがちで、職務内容までは把握していないという学生も少なくありません。
しかし、職務内容が分かっていないと、入社後にどんな働き方をするのか、具体的にイメージすることが難しくなります。まずは、職務内容の重要性を理解しましょう。
入社後のギャップを回避できる
新入社員の場合は特に、事業内容や業務内容に憧れを抱いて入社しても、実際の職務内容とのギャップが生じる場合があります。
たとえば、営業がやりたかったのに志望する部署には入れず事務作業ばかりであったり、多方面で活躍することをイメージしてエリア総合職で入社しても実質一般職と変わらなかったりと、自分がイメージしていた仕事ができないということもあり得ます。
事業内容や業務内容で企業選びをすることはもちろん間違っていませんが、自分の抱くイメージだけで判断せず、職務内容を把握して実際の働き方まで想像することが大切です。
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注意! 職務内容だけで判断することは危険
一方、職務内容は企業選びにおいて重要な項目ですが、職務内容だけを重視することは危険と押さえておきたいところ。「働き方」には、職務内容に加えて、周囲との関係性や労働環境など、さまざまな要素が関わってきます。
職務内容だけにこだわらず、自分にはどんな企業や働き方が合っているのかを多方面から考えていくことが重要です。自己分析をして自分の価値観や考え方を把握し、企業選びに活かしましょう。
自己分析のやり方についてはこちらの記事を参考にしてください。
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職務内容は4つの切り口で考えると分かりやすい
一言で職務内容と言っても、捉え方はさまざまです。自分に合った職務内容を考えたり、行きたい企業の職務内容を調べるにあたって、どう考えていけば分かりやすいか、4つの切り口にわけて解説していきます。
①何を扱う仕事なのか
職務内容を分類する1つの方法として、主に何を扱う仕事なのかを考えてみましょう。事務作業を担当する人はデータや書類を扱いますし、経理担当者はお金、携帯ショップの販売員であれば携帯電話やスマートフォンなど、職務内容によって何を扱うかが異なります。
何を扱うかが職務内容との適性を判断する上で必ずしも重要なわけではありませんが、自分の好きなものや苦手なものがはっきりしている人は、それを判断基準にしても良いでしょう。
自分の好きなものを営業や販売できる職種を選ぶのも良いですし、細かい数字やデータが苦手であればそういったものを扱う職種を避けることもできますよね。
②誰を相手に仕事をするのか
誰を相手に仕事をするかによって、職務内容は異なります。営業であっても、法人を相手にするBtoBか、個人を相手にするBtoCかでわかれますし、同じBtoBやBtoCでも、営業する対象がこれまでに取引のある既存の顧客か、取引経験のない新規の顧客かで営業スタイルや適性が変わりますよね。
人事や総務、経理などのバックオフィスは自社の社員を相手にしますし、秘書であれば担当する社長や役員、またその取引先など、職務によって誰を相手にするかはさまざまです。
職務内容を判断する1つの基準として、「誰を相手にするのか」を考えると、その先の仕事内容や、自分にとっての良し悪しが見えてくると思います。
③周囲とどう関わるのか
職務内容が異なれば、周囲との関わり方も異なります。チームで何かを企画したり考えたりする仕事では、周囲と協力しながら仕事を進めていくことになりますし、毎日決まった事務作業をコツコツと進めていくような仕事では、個人個人が自分のペースで仕事を進めていくことになるでしょう。
自分に合った周囲との関わり方を見つけるためには、これまでの出来事から、自分が誰かと物事に取り組んだ経験を思い出すことが有効です。どのような関わりの中で自分の力を発揮できたかを振り返り、職務内容にあてはめてみましょう。
④ライフスタイル
同じ企業の中でも、職務内容によって、労働時間や休みの取りやすさなどライフスタイルが変化することが多いです。たとえば、営業か事務かで帰宅時間が異なったり、職種によって土日休みかシフト制かでわけられていたりする場合もあります。
部署内や課内であっても職務によってライフスタイルが変化することもあるため、事業内容や業務内容だけで連想するのではなく、その中でどういった職務内容の人がどのようなライフスタイルを送っているのかにも注目してみましょう。
自分に合った職務内容を知る2つの方法
これまで職務内容の重要性や切り口について解説してきましたが、では自分に合った職務内容を知るにはどうしたらいいでしょうか。
企業選びで大切なのは自己分析ですが、その中でも自分に合った職務内容を知るための方法を2つ紹介します。
①人よりも自分ができることを見つけよう
人より自分ができることがあれば、それを職務内容を選ぶ際に活かすことができます。
分かりやすいものであれば、資格や大学の専攻などが挙げられます。職務内容によっては資格が必要となるものも当然ありますし、たとえば法学部の学生は法律関係の職務も検討できますよね。帰国子女や留学経験のある人は、英語力を活かす仕事という選択肢もあります。
ただし、自分が人よりできることを必ずしも職務内容に反映させなければならないわけではありませんし、現状それがない人も心配する必要はありません。
新卒の就活は転職と比べてポテンシャルで採用する傾向にあります。現在もっているスキルよりも、その人の人柄や価値観、資質などが評価ポイントである場合が多いので、スキルが足りないからといって選べる職務内容が特別少なくなるわけではないですよ。
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②過去の経験から自分の得意・不得意を知ろう
過去の経験を振り返り、自分の得意なことや不得意なことを見つけると、どのような職務内容が合っているかが分かりやすくなります。
自分の得意なことが分かればそれを活かせる職務内容が向いていますし、不得意なことが分かればあらかじめ避けることもできます。自分の得意・不得意なことがよく分からないという人は、以下の例を参考にして考えてみましょう。
- 人とのコミュニケーション
- 人前に立つこと
- 1人で黙々と作業をすること
- 根気強く物事を進めること
- 1から何かを作り上げること
- 既存のものを改善すること
- 問題点を見つけること
- プレッシャーを感じる環境
- 人に指摘する(される)こと
- 誰かの相談を聞くこと
黙々と作業することが得意な人はこちらの記事を参考にしてみてください。職種の魅力についても紹介しています。
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キャリアアドバイザーコメント北浦 ひよりプロフィールをみる
自分に合った職務内容を知るために、人に評価された経験や得意なものを洗い出しましょう。「自分が好きなもの」ではなく「得意」「評価される」という軸で探します。過去の入賞経験や人を助けた経験などはありませんか? こうした経験を紙に書き出していくと、自分自身の得意なことが可視化されて、自分に合った職務内容を探す手がかりになります。
また「やりたくないこと」を書き出して、相性の良くなさそうな職務を消去法的に消すやり方もあります。「あまり人と関わりたくない」「正確な作業ができない」など、苦手なことをピックアップし、それらの能力が必要な仕事を省いていきます。残ったものがあなたと比較的相性のいい職務です。ただし、やりたくないこともやらないといけない時はあるので、完全にそれらのことをやらずにすむ仕事はなかなかないことも意識しておきましょう。
ほかの探し方は、「やっていて苦にならないもの」は何かを考えることです。自然とやれてとくに苦痛もない作業は、あなたに適した職務の可能性があります。
得意なことを見つける際は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
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企業の職務内容を把握する3つの方法
企業のパンフレットやホームページを見れば事業内容や業務内容はなんとなく分かりますが、職務内容まで把握することは難しいこともあります。企業の職務内容を調べる方法を3つ紹介するので、ぜひ実践して企業選びに役立ててください。
①説明会や座談会に参加する
職務内容について知るには、実際に働く社員に聞いてみることが1番です。そのため、気になる企業の説明会や座談会には積極的に参加しましょう。
多くの説明会や座談会では、社員に質問できる時間が設けられています。そこで、たとえば「〇〇部ということですが、そこで具体的にどんなお仕事をされているんですか」「1日のスケジュールを教えてください」など、職務内容が分かる質問をしてみましょう。
座談会についてこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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②OB・OG訪問をする
職務内容についてさらに詳しい話を聞くには、OB・OG訪問をすることがオススメです。説明会や座談会と異なり、1対1でより深く職務内容について聞くことができます。
注意すべき点として、興味のある職務内容がある場合は、それに当てはまるような部署の社員にOB・OG訪問をするということです。せっかくお互いに時間をとっても、自分の知りたい職務内容でなければあまり意味がないですよね。
部署や年齢などから職務内容をなんとなく想像して社員を選べば、質問を用意しやすいという利点もあります。興味のある職務内容についての理解を深めることができるよう、どの社員にどのような質問をするかをしっかりと考えてOB・OG訪問をしましょう。
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③インターンに参加する
インターンに参加するというのも、職務内容を知る有効な手段です、短期インターンの場合は、実際の職務を経験するというよりも、企業の説明や企業理解を深めるワークのようなものが多いので、職務内容を知るには長期インターンに参加すると良いでしょう。
長期インターンでは、実際の職務を経験できる場合が多いですし、周りで働く人の職務内容を見ることもできます。また、インターンを通じて職務内容に興味をもったことを選考で話せば、説得力が出て企業からの印象も良いですよね。
長期インターンについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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職務内容の具体例
職務内容にはさまざまな種類がありますが、その中から6つに分類して紹介していきます。これらに含まれないものももちろん存在しますが、ぜひ自分に合った職務内容を考える際の参考にしてみてください。
営業:営業部=営業職とは限らない
営業職とは、商品やサービスを顧客に紹介して、販売や契約につなげる仕事のことです。営業職の中にもさまざまな種類があり、新規営業(新しい顧客を開拓する)か既存営業(すでに取引がある顧客におこなう)、顧客が個人か法人かなどで分かれています。
営業職の種類によっても求められる力は異なりますが、全てに共通して必要なのはコミュニケーション能力です。顧客の気持ちをくみ取りながら、自分の伝えたいことを相手に伝える必要があります。また、結果が数字に出やすい仕事でもあるため、プレッシャーに弱い人はなかなか向かないでしょう。
注意すべきなのは、「営業部」という名前の付く部署だからといって、全員が営業職とは限りません。営業のサポートをする営業事務などの職務もあるので、把握しておきましょう。
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事務・管理:会社を支える縁の下の力持ち
事務職は、業界や業種によってさまざまな種類がありますが、基本的にはデータ入力や資料作成、電話対応など事務作業をおこなう仕事を言います。また、会社を管理する職種として、経理や法務、人事なども挙げられます。
これらは基本的にどの企業でも存在する職種で、会社を支えるような役割です。そのため、人のために何かすることが好きな人や、サポートが得意な人は向いているでしょう。
また、事務作業は速く正確に仕事を進めていくことが求められます。限られた時間で効率よく仕事を進めていく必要がありますし、データや数字を扱うので、少しのミスが大きな影響を与えることもあります。事務職が自分に合っているか判断するにあたっては、効率性や正確性で考えるのも良いですね。
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企画・マーケティング:商品の誕生に携わることができる
企画職とは、新しい商品を開発したり既存のものを改良したりする職種で、マーケティング職は商品の開発や改良にあたって必要な情報を収集する職種です。
商品開発というとメーカー企業をイメージしやすいですが、サービスやキャンペーンも企画・マーケティングの対象となるため、多方面の業界で存在する職種となります。
企画・マーケティング職で求められる力の1つは、根気強さです。消費者のニーズを捉えるために情報収集を徹底する必要がありますし、情報収集や企画を経て提案をしても、それが認められないと振り出しに戻ってしまうこともあります。
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販売・サービス:お客さんの声を直接聞くことができる
販売職とは、自社の商品をお客さんに販売する職種で、雑貨や小物、食品、家電、携帯電話など販売するものはさまざまです。また、ホテルのスタッフやブライダルコーディネーター、ツアーコンダクターなど、お客さんへサービスを提供する職種は、サービス系として分類されています。
販売・サービス系の職務は、お客さんからの声を直に聞くことが多いため、誰かに感謝されることにやりがいを感じる人は向いていると言えます。また、人とコミュニケーションをとることが好きな人は合っているでしょう。
注意点としては、土日休みではない場合が多いことです。集客が見込まれる日は仕事が入りやすいため、土日やゴールデンウイーク、お盆休みなど、世間一般的な休日は休みになりにくいと考えたほうがよいでしょう。
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IT業界全体として、近年成長が著しく、技術の変化が激しい傾向にあります。そのため、どの職種であっても、新しいことを学び続ける姿勢が必要です。知的好奇心の強い人や、柔軟性のある人が向いているでしょう。
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クリエイティブ:発想力や行動力が求められる
クリエイティブ職とは、テレビや雑誌、Web、ゲームなどのあらゆる媒体や制作物に関わる仕事のことです。具体的な職種には、デザイナーやクリエイター、ディレクター、ライターなどと呼ばれるものがありますが、企業によっても種類はさまざまです。
クリエイティブ職では、アイディアを考え形にする必要があります。そのため、新たなものを生み出す発想力や、それを実現させるスキルや行動力が求められます。
フリーランスや業務委託が多いことも特徴なので、制作が1つの企業で完結しているとは限りません。企業を選ぶ際は、自分がなりたい職種の募集があるかどうかを必ず確認しましょう。
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職務内容を志望動機に活かすコツ
自分の希望する職務内容が見つかった人は、その理由を志望動機に活用するのも良いでしょう。ただし、職務内容は志望動機にしづらい点もあるため、注意が必要です。企業に好印象を与えられるよう、正しいやり方で志望動機を考えましょう。
過去の経験から職務内容との適性をアピールしよう
職務内容との適性をアピールするには、自身の過去の経験と結びつけることが大切です。そうすることで、志望理由に説得力が生まれます。
希望する職種を目指すきっかけとなった出来事や、自分がその職種に向いていると感じた出来事など、過去の経験を根拠として示しましょう。
たとえば、事務職を志望する場合は、人をサポートすることでやりがいを得た経験を話すと、志望度の高さがより伝わりますよね。
職務内容だけを志望動機にするのは危険
前提として、職務内容だけを志望動機にするのは危険です。志望動機を考えるにあたって大切なことは、その企業ならではの理由になっているかどうかなので、職務内容だけでは難しい部分があります。
職務内容は、一部の限定的な職種を除けば、他の企業にも存在するものが多く、職種を志望する理由にはなっても、企業を志望する理由にはなりにくいと言えます。ですから、職務内容だけを志望理由にするのではなく、企業独自の魅力を付け加えると良いでしょう。
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職務内容を活用した志望動機の例
では、職務内容を活用した志望動機について、実際の例文を紹介していきます。ぜひ志望動機を考える際やエントリーシート(ES)を作成する際の参考にしてください。
私が貴社を志望する理由は、貴社のお客様ファーストという企業理念のもとで、やりがいを持って働くことができると感じたからです。私は現在アパレル店員のアルバイトをしています。自分が販売した商品でお客様が笑顔になったり、お客様から感謝の言葉をいただけることに大きなやりがいを感じたため、販売職を志望しています。また、現在のアルバイトでもお客様の気持ちを1番に考えることを心がけているため、貴社のお客様ファーストという企業理念に強く共感しました。貴社と共通の価値観をもちながら、販売職としてやりがいを持って働きたいと考えています。
この例文では、現在のアルバイトでやりがいを感じたことを根拠としているので、販売職として働きたい気持ちがよく伝わりますね。企業との価値観の一致をアピールすることで、企業ならではの志望理由にもなっています。
販売スタイルや説明会で聞いた社員の話など、お客様ファーストを感じる具体的なエピソードがあるとさらに良いですね。
志望動機に企業理念を盛り込む際は、こちらの記事も参考にしてみてください。
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例文6選|志望動機で企業理念を盛り込む方法と失敗パターンを解説
志望動機に企業理念を盛り込む場合に気をつけたいのは、しっかりと事業内容や会社の沿革を調べることです。今回は企業理念を志望動機にする際の志望動機の作り方を、例文とともにキャリアアドバイザーが解説します。面接官が評価するポイントも紹介するので、参考にしてみてください。
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貴社で働くことで営業職として成長できると考えたため、貴社を志望しています。私は学校のテストや部活動での試合の結果など、成長が目に見えて分かることで、モチベーションが上がり努力を続けることができました。そのため、目標や成績が明確な営業職として働きたいと考えています。貴社の場合、新人は半年ほど先輩社員とペアを組み、週に1回はミーティングでアドバイスをいただけると企業説明会で伺いました。先輩から丁寧な指導をしていただける貴社の環境では、他社と比較してよりスピーディーに成長していけると感じています。以上の理由から、貴社で働くことを志望しています。
この例文も、自身の過去の経験から、営業職に向いているというアピールができています。また、具体的な教育スタイルに触れているため、その企業への志望度の高さが伝わりますね。
懸念点としては、成績が伸び悩んだ際にモチベーションが下がってしまうのではないかと企業側が考える可能性があります。面接官からそういった質問をされても上手く返答できるよう、あらかじめ回答を考えておきましょう。
キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
職務内容で志望動機を作るにあたってのポイントは「その職務で求められているスキルを私はもっている」とアピールすることです。
営業職なら打たれ強さが求められるので、めげずに努力した経験を伝えられたらいいですね。たとえば「アルバイト先の業績が悪化したけどこんな工夫をして売り上げ〇%アップにつなげた」などのエピソードがあれば伝えたいところです。売上向上までいかなくても、集客アップ・客単価アップやお客様からの評価アップなど、何かいい方に物事が動いていたらそれを伝えましょう。
注意点としては、「目につきやすい仕事内容だけに注目しない」ということです。販売職なら、売上ノルマには反映されませんが、在庫管理などの裏方仕事は大切です。営業なら、営業成績に直結しませんが、自分のとってきた仕事を社内に回す時は相手側のスケジュールを尊重する必要があります。これらは数字としてあがってくるものではありませんが、仕事を進める上でとても重要です。職務内容を志望動機に使うときは、そうした裏方仕事や気遣いの必要性も把握していることをアピールできると良いですね。
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職務内容について正しく理解することは、入社後のミスマッチを防ぐことにつながります。
事業内容や業務内容ももちろん大切ですが、職務内容まで考えられると企業選びがさらに充実したものになるでしょう。職務内容という言葉の意味を理解することにとどまらずに、ぜひ自分に合った職務内容についても考えてみてください。
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
職務内容まで知ることの重要性は、入社後のミスマッチを防ぐことです。職務内容をしっかり把握していると、入社後に「思っていた仕事と違うなぁ」と嫌になって辞めてしまうリスクが軽減できます。
なぜ職務内容を把握するとミスマッチが防げるかというと、同じ部署でも仕事内容が異なるケースがあるからです。会社の業務は細分化されています。たとえば会社によっては、編集部の編集者の中で企画編集をする人もいればデータ入力がメインの人もいます。営業職でも新規開拓担当の営業もいれば既存顧客をまわることが担当の営業もいます。職務内容を把握していると、部署内にある1つ1つの仕事への理解が深まり、よりリアルに働いている姿が想像できますよ。