サイレントお祈りを企業がする理由|合否結果の目安や問い合わせ例文

この記事のアドバイザー

戸田 開

大学卒業後、大手民間教育企業に入社し歴代新卒最速で拠点長に。その後、外資系生命保険会社での営業では単月5000万の売上を出すなど別の土俵でも活躍を見せる。人と向き合う仕事を経験し続けてきた中で、「就職」という人生の一大選択に自身の経験を役立てたいという想いからポート株式会社に入社を決意し今に至る。学生の皆さんに真剣に向き合って、キャリアプランを一緒に考えていきたいと思っています。まずはお気軽にご相談ください!

コラムの目次

  1. サイレントお祈りに悩まされる就活生は多い
  2. 企業がサイレントお祈りをする理由
  3. サイレントお祈りかどうかを見分けるには
  4. 結果が気になるときは企業に問い合わせよう
  5. サイレントお祈りは大手企業に多い!結果が気になる場合は問い合わせよう

サイレントお祈りに悩まされる就活生は多い

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。書類選考や面接を終えた就活生から、

「もう2週間ぐらい面接をした企業から連絡がないです。サイレントお祈りですかね?」
「サイレントお祈りはさすがに傷つく」
「次に進むためにも合否をはっきりしてほしい」

という声を多く聞きます。サイレントお祈りとは、採用に至らなかった学生に対して企業が通知を出さないことです。不採用通知のメールには「ご活躍をお祈り申し上げます」という文言が書かれていることが多いことから「お祈りメール」と呼ばれています。そして、通知さえ届かないのが「サイレントお祈り」です。

2017年度新卒採用に関する企業調査によると、不合格者への連絡について22.4%の企業が「しないことがある」と回答しています。従業員数3,000人以上の企業においては、連絡しない企業が31.8%と全体の3割に上るのです。

事前に連絡しない旨を伝えているかどうかで意味合いが異なりますが、大企業は応募者も多いことから、このような結果になっていると考えられます。なぜ企業はサイレントお祈りをするのでしょうか?この記事では、サイレントお祈りが起きる理由や対処法についてご紹介していきます。

企業がサイレントお祈りをする理由

就活生

第1志望だった企業にサイレントお祈りされたんですけど、すごく失礼ですよね。

キャリア
アドバイザー

連絡を待たされていた分、サイレントお祈りだととてもショックですよね。企業がサイレントお祈りする理由について、考えられるものを見ていきましょう。

内定辞退に備えてキープしている

サイレントお祈りの理由として最も多いのが、キープするために不採用通知を送らないというものです。採用活動ではあらかじめ採用人数が決まっていますが、もちろん内定辞退が出ることもあります。そうした場合、内定辞退した学生の席を埋める必要があるということで、当落線上にいる学生に内定通知を送るという流れです

一度不採用通知がきた後で「欠員が出たから内定にします」と言われても、いい気持ちがしませんよね。企業はさらなる内定辞退を防ぐためにも、採用するか迷っている就活生には結果を送らずに、内定辞退が出れば補填、出なければ不採用という方法を取っていると考えられます。完全に企業都合なので、振り回されていると感じるのも無理はありません。

就活生からの問い合わせを避けるため

企業がサイレントお祈りをする理由には、返信の手間を省きたいというのもあります。お祈りメールに対して不満をぶつける学生や、不採用の理由を聞きたい学生などさまざまですが、いずれにしても返信する時間が必要になり、業務に支障が出てしまいます。応募者が多いほど問い合わせる学生も増えるでしょう。

また、返信内容次第では企業の評判を左右する可能性もあります。企業側にとっては、不採用にした学生も今後はお客様になるのです。そのため丁重に対応する必要がありますが、1人ひとりに対応すると膨大な時間が必要になります。問い合わせがくることで業務に支障が出る、企業の評判に繋がるというリスクを考慮した上で、あえて不採用の連絡はしないという対応を取っている企業もあるのです。

サイレントお祈りかどうかを見分けるには

2週間程度を目安にする

合否連絡がくるまでの期間は、合格と不合格の場合で異なるケースが多いです。企業は基本的に合格者への連絡を優先するので、早ければ2、3日、遅くても1週間以内には連絡がくるケースが多くあります。一方、不合格の場合2、3日以内に連絡がくることは少なく、1週間から2週間は見ておいた方がいいです。

そのため、2週間をひとつの区切りと考え、2週間を過ぎても合否の連絡がない場合はサイレントお祈りと判断していいでしょう。就活における2週間はとても貴重であり、その間に説明会や他の企業の選考にも参加できてしまいますよね。連絡を待っている間は不安で仕方ないかもしれませんが、不合格だったときに備えて対策をしておくことも大切です。

事前に通知期間を尋ねておくのがおすすめ

選考が面接段階の場合は、どのくらいで連絡がくるのかを尋ねてみましょう。面接の終わりに「本日の結果はいつ頃どのような形で通知されるのでしょうか?」と聞いてみるのがおすすめです。ここで面接官からはっきりとした返事がもらえれば、待っている間余計な不安を抱える必要がなくなります。

また、ここで明確な答えをもらえなくても、問い詰めるのはNGです。「回答をもらえないと困るので教えてください」と強い口調で話すのを避け、「もしよければ教えていただきたいのですが…」という謙虚な姿勢で質問しましょう。ここで回答が得られなかったからといってあからさまに態度に出すと、合否にも影響を与えかねません。

キャリアアドバイザーコメント

戸田 開

「お祈りされた=自己否定された」と考えないようにしよう

まず、サイレントであろうとなかろうと「お祈り」メールをもらうと気持ちが落ち込むこともあると思います。ただ、「お祈りされた=自己否定された」という受け取り方はしないでほしいと私は常々学生さんに伝えています。

何かに秀でている学生さんでも、「うちの会社では彼(彼女)の強みを活かしてあげられないから、学生のために他の企業に就職したほうが良い」という理由でお祈りすることもよくあります。そして「サイレント」というのは、一生懸命ESを書いたり、面接で自分の想いを伝えたりした学生さんからすると納得のいかない部分ももちろんあると思います。

ただ、企業側も時間と人員さえあれば、自分たちの会社に興味をもって選考を希望してくれた学生の皆さんに選考の結果はもちろんですが、お礼と今後のエールを送りたいはずです。やむを得ない事情で連絡が出来なかったという事情を理解して、まだ選考が進んでいる他社の選考に全力を注ぐ方が建設的な就職活動が出来ると思います。

結果が気になるときは企業に問い合わせよう

2週間待っても合否の連絡がこない場合は、企業に問い合わせても問題ありません。問い合わせる場合、合否そのものではなく、「いつ頃結果が出るのか」を問い合わせましょう。企業に問い合わせる場合は、電話とメールどちらでもOKです。ただし、電話をかける場合はタイミングに注意する必要があります。出勤直後、退勤前、担当者が不在のお昼休みを避け、10~12時、14~16時の間を目安にかけましょう。

また、話が長くなると相手に迷惑をかけるため、簡潔に話すことが大切です。メールで問い合わせる場合は、採用担当者が読むということを忘れずに、メールのマナーを守って失礼のないようにしましょう。メールであれば、担当者の手が空いているタイミングで返信することができるため、相手に与える負担は少ないです。

電話で問い合わせる場合の例文

例文

就活生:
お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。先日の採用試験の件でお電話させていただきました。採用ご担当の○○様はいらっしゃいますか?
受付:
はい、少々お待ちくださいませ
担当者:
お電話かわりました。○○です。
就活生:
お世話になっております。○○大学○○学部の○○です。先日の面接では貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。お忙しいところ大変恐縮ですが、先日の選考結果のご連絡がいつ頃になるか伺いたくお電話いたしました。
担当者:
合否については今週中にご連絡できると思います。
就活生:
承知いたしました。お忙しい中お時間いただき、ありがとうございました。お待ちしております。

企業に電話をする場合、必ずしも採用担当者が出るとは限りません。そのため、はじめに担当者に電話を取り次いでもらうようお願いする必要があります。その後担当者が電話に出たら、面接のお礼を言った後に連絡がいつ頃になるかを尋ねましょう。不安な気持ちから声のトーンが暗くなりがちですが、ハキハキと明るく話すように心がけることが大切です。

メールで問い合わせる場合の例文

例文

件名:○月○日の面接の結果につきまして/○○大学○○学部○○

○○株式会社
人事部 ○○課 ○○様

お世話になっております。
○○大学○○部の○○です。
先日の面接では、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。本日は合否の結果の件でご連絡致しました。何日頃にご連絡いただけるか、教えていただくことは可能でしょうか?
本来であれば、面接時に期日を確認すべきところ、私の不注意でこのようなメールを差し上げることになり、大変失礼かとは存じますが、ご連絡いただけますと幸いです。
ご多忙の中、お手数をおかけして誠に恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。
署名

メールで問い合わせる場合も、はじめに面接のお礼を伝えます。また、電話と同様に面接の結果ではなく、面接の結果がいつ頃届くのかを尋ねるようにしましょう。丁寧に文章を作成しても催促メールということには変わりないので、読み手からすると責められている気持ちになります。そこで、「本当は自分が確認すべきだった」という内容の文章を盛り込むことで催促の印象を薄くしましょう。

キャリアアドバイザーコメント

戸田 開

企業に連絡するか他社の選考に力を入れよう

就活生から「2週間前に選考を受けた(webテストを受けた)が結果がまだ来ていない」といった相談を受けることは度々あります。アドバイスとしては大きく2つあって、1つ目は結果が気になるのであれば企業に連絡を入れてみるというものです。

2つ目は、他者に目を向けることです。結果が気になるという心情はとてもよく理解できます。しかし、そこだけに意識を向けすぎて他社の選考の進捗を止めることが一番よくないので、ある程度割り切って他社の選考に力を入れましょう。

サイレントお祈りは大手企業に多い!結果が気になる場合は問い合わせよう

サイレントお祈りは就活生の多くを悩ませるものです。企業側の理由としては「内定辞退に備えてキープしている」「就活生からの問い合わせを避ける」などがあげられます。特に大手企業は不採用者に連絡をしない傾向が強く、応募者が多く対応に手間がかかるという理由も考えられます。

2週間程度連絡がこない場合は、サイレントお祈りと判断してもいいでしょう。合否の結果は、1週間程度で通知されることが多いです。基本的に合格者への連絡を優先するため、不合格者の元に通知がくるのは遅くなります。企業によって連絡の早さや手段は異なるため、面接時にいつ頃連絡がくるのか尋ねておくのがおすすめです。そして、2週間程度待って連絡が来なかった場合は、電話やメールで問い合わせてみましょう。

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