目次
- 自己紹介は第一印象を決める重要な項目
- 自己紹介ではどんなところを見られている?
- 自分の基本情報を要約して簡潔に伝える能力があるか
- 自社と就活生のマッチ度は高いか
- 自分を客観的に把握して魅力付けができるか
- 3分の自己紹介で必ず伝えるべきことは?
- 挨拶・プロフィール
- 自分について(趣味・特技・経験など)
- 締めの言葉や挨拶
- 3分の自己紹介の5つの流れを紹介
- ①挨拶やプロフィールを伝える
- ②自分の経験やその成果を伝える
- ③自分の趣味や特技を伝える
- ④意気込みを伝える
- ⑤締めの挨拶をする
- 3分の自己紹介をつくるときのコツ
- 将来性を感じるポジティブな内容にする
- テキストであれば1,000文字が目安
- 自己紹介を録画し確認しながらつくる
- 3分の自己紹介を伝えるときの5つのコツ
- ①早口にならないようにする
- ②面接官の目を見て話す
- ③明るい表情ではきはき話す
- ④基本的な面接マナーを頭に入れておく
- ⑤わかりやすい言葉や丁寧な言葉遣いを心掛ける
- 3分の自己紹介の注意点
- 自己紹介と自己PRを混同しない
- 内容の丸暗記はせず流れを把握しておく
- 時間制限を気にしすぎない
- 3分の自己紹介の例文
- 例文①:自分の強みを伝える例文
- 例文②:大学での経験・サークル活動・アルバイト経験を伝える例文
- 例文③:自分の軸をアピールする例文
- NG例文①:自己PRしすぎている
- NG例文②:あいまいな内容になっている
- 3分の自己紹介で言葉に詰まってしまったときは?
- 3分の自己紹介について悩む学生からよくある質問に回答!
- 簡潔でポジティブな3分の自己紹介で好印象を与えよう
自己紹介は第一印象を決める重要な項目
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「自己紹介で3分間も何を話せばいいのかわからない」
「面接官に好印象を与えるにはどうしたらいい?」
という就活生は多いのではないでしょうか。「3分で自己紹介をしてください」などと時間を指定されたときは、3分を有効に活用し、しっかりと話すことが大切です。
とはいえ、なんの用意も練習もなしに急に自分のことを3分間話し続けられる人はなかなかいません。就職活動での自己紹介は、第一印象を決める重要な質問です。前もって自己紹介の作り方や、面接官に好印象を与えるコツを押さえて、面接に臨みましょう。
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自己紹介ではどんなところを見られている?
まずは、「自己紹介ではどんなところを見られているのか」というところから考えてみましょう。履歴書を見れば、氏名や大学名、これまでの経歴などはわかるはずです。それでもあえて自己紹介をさせるのには、意図があります。ここからは、企業が自己紹介で見ているポイントをチェックしてみましょう。
自分の基本情報を要約して簡潔に伝える能力があるか
面接官は、自己紹介を聞くことで就活生が「自分の基本情報やこれまでの経験を簡潔に伝える能力があるか」をチェックしています。
必要なことをわかりやすく簡潔に伝えることは、ビジネスシーンにおいて欠かせない能力の一つです。自己紹介の質問をすれば、要約する能力のレベルをすぐに確かめられます。
自己紹介に細かい情報を詰め込む必要はないので、「自分の要約文」をつくるつもりで必要な情報をまとめましょう。1つの項目について長く語りすぎるとバランスが悪くなってしまうため、注意が必要です。
自社と就活生のマッチ度は高いか
自社と就活生のマッチ度を確かめることも、自己紹介の目的です。実際に対面した際に、就活生の口から直接自己紹介を聞いたほうが、エントリーシートや履歴書を読むだけよりも多くのことがわかります。自己紹介によって就活生の人柄を知ることで、自社の社風や今後のビジョンと合っているかを判断できるのです。
近年では人柄を重視する企業も増加しています。リクルートキャリアの「就職活動・採用活動に関する振り返り調査 データ集(2021年3月発行)」によれば、企業が採用基準で重視する項目で最も多いのは「人柄(93.1%)」となっており、人柄は就活で重要な項目となっています。
自分を客観的に把握して魅力付けができるか
自己紹介をつくる際には、自分のことを正しく、冷静に把握することが欠かせません。自己紹介の質問をすることで、就活生がきちんと自らのことを客観的に把握できる人物であるかを見ています。
ビジネスシーンでは、客観的に物事を把握する能力も重要です。特に、リーダーとして活躍していくためには、全体を冷静に見渡して、状況を把握を正しく把握したうえで指示を出す必要があります。
また、「自分は粘り強く努力できるところが強み」など、自分の強みをきちんと理解している人であれば、持っている能力を発揮しやすくなるでしょう。
3分の自己紹介で必ず伝えるべきことは?
自己紹介では、必ず伝えなければいけない情報もあります。下記の内容は必ず自己紹介の内容に盛り込みましょう。
- 挨拶・プロフィール
- 自分について(趣味・特技・経験など)
- 締めの言葉や挨拶
また3分の自己紹介をつくるときには、バランスを意識することも大切です。時間が足りなくなって締めの言葉や挨拶が一言二言になってしまわないよう、バランスを考えて自己紹介文を考えていきましょう。
1分の自己紹介についてはこちらの記事で紹介しています。
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挨拶・プロフィール
最初に挨拶をして、その後氏名などのプロフィールは自己紹介に欠かせません。名前などは履歴書に書かれているから、といきなり話し始めるのではなく、必ずフルネームをきちんと伝えましょう。
大学名や学部、学科名なども忘れずに伝える必要があります。なお、大学名などは略称ではなくきちんと正式名称で伝えるのがマナーです。
自分について(趣味・特技・経験など)
次は、自分がこれまで学んできたこと、学校での経験や学校外での経験で得たもの、趣味や特技などアピールしたいポイントを伝えましょう。
趣味や特技、経験などをエピソードを交えて伝えることで、企業はあなたの人柄をより深く理解しやすくなります。いくつかエピソードを考えてみて、応募先企業で活かすことができそうな経験があればそれを伝えるといいでしょう。
締めの言葉や挨拶
面接の終盤では、意気込みや挨拶で面接を締めます。最初の挨拶も重要ですが、応募先企業に対して、自分の熱意を伝えることができる締めの言葉も同じく重要です。
いい印象を崩してしまうことのないよう、最後まで気を抜かずに取り組みましょう。
3分の自己紹介の5つの流れを紹介
ここからは、自己紹介を5つの項目に分けて、流れを紹介していきます。実際にどんな流れで自己紹介をしていくか、構成を組み立てるつもりで一つひとつチェックしてみてください。
①挨拶やプロフィールを伝える
自己紹介は最初の印象が大切です。緊張して声が小さくなってしまわないように、意識してハキハキと明るく話すようにしてください。
また、表情も大切です。きょろきょろしたり、うつむいたりせずに、前を向いて明るい表情で面接官にいい印象を持ってもらえるようにしましょう。
②自分の経験やその成果を伝える
次に、自分の経験を伝えましょう。なぜそれらに力を入れて取り組んでいたのか、具体的にどのような努力をしたか、得られたものは何かなど、具体的なエピソードも盛り込みます。そうすることで、面接官によりあなたのことをしっかりと理解してもらうことができるでしょう。
伝える内容としては、以下のようなものがあります。
- サークル活動
- ボランティア活動
- ゼミなどの研究
- アルバイト経験
③自分の趣味や特技を伝える
大学での経験を伝えたら、今度は自分の趣味や特技を伝えます。趣味を伝えるときは、本当の趣味について話しましょう。嘘の趣味を伝えても、自分の本当の魅力や個性は伝わりません。また、嘘がバレてしまう可能性もあります。
ただし、ギャンブルなどの趣味は面接ではマイナスイメージを与えてしまいかねないため、伝えるのは避けるほうがいいでしょう。
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④意気込みを伝える
自己紹介では、面接への意気込みを伝えましょう。「緊張していますが、真剣に取り組みますのでよろしくお願いします」「力を出し切れるよう精一杯がんばります」のように伝えるだけでもOKです。
ちょっとしたことのように思えるかもしれませんが、意気込みがあるのとないのでは、印象に違いがあります「◯◯です。よろしくお願いします」よりも「◯◯です。緊張していますが、真剣に取り組みますのでよろしくお願いします」の方が一生懸命な印象を感じますよね。締めの言葉でしっかり意気込みを伝え、熱意をアピールしましょう。
⑤締めの挨拶をする
意気込みを伝えたら、最後は挨拶で締めましょう。ここは難しく考える必要はなく、「本日はよろしくお願いします」などの挨拶でOKです。
最後でボソボソと話すのでは印象が悪くなってしまいます。もしも自己紹介が自分の思っていたようにできなかったとしても、締めの言葉で挽回するつもりでハキハキと伝えましょう。
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基本的に、企業は趣味・特技をたずねることで学生の人柄やストレス発散方法を知りたいと考えています。そのため、特に回答に正解があるわけではありませんから、自分の正直な回答をしてかまいません。
ただし、自己紹介がアイスブレイクやその後の面接での質問に発展する場合があるので、事前にその趣味や特技については「どこが楽しいのか・魅力的なのか」「どのくらいできるのか」など、深掘りして考えておくようにしましょう。そのうえで、趣味・特技そのものだけでなく、簡単な説明も併せて伝えておくことが大切です。映画や読書が趣味ならば具体的な作品を、料理ならばどれくらいの頻度などを示せるとそこから話が生まれやすいですね。
また、実際に伝える際はかたくならずに楽しそうに話せるとなお良いですね。好きなことである様子がさらによく伝わります。加えてこのあとに始まる面接に自分がリラックスして臨むためにも役立ちますよ。
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3分の自己紹介をつくるときのコツ
自己紹介をつくるときは、いくつかのコツを押さえておくことで面接官に好印象を与えやすくなります。ここからは、3分の自己紹介をつくるときのコツを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
将来性を感じるポジティブな内容にする
自己紹介の内容は、全体を通して「将来性を感じるポジティブな内容にする」ということを意識しながら書いていきましょう。自己紹介は面接の最初に聞かれることがほとんどですので、初めの印象がとても重要です。
また、頑張っていることやこれまでの経験、成果などを伝えるときは、具体的なエピソードに加えそれを今後仕事にどう活かすつもりであるかを最後に伝えると、「しっかりとしたビジョンのある人物」として好印象を持ってもらいやすくなります。
テキストであれば1,000文字が目安
3分間の自己紹介は、テキストであれば1,000文字前後が目安です。人が1分間に話すのはおよそ300文字といわれているため、1,000文字前後を意識すると短すぎず、長すぎず、ちょうどいい長さの自己紹介にできるでしょう。
人によっても話すスピードは異なるため、まずは1,000文字ほどの文章を作ってみて、実際に時間を図って添削をおこなうのもおすすめです。文章にすると、全体の流れもきちんと把握できます。自然な流れになっているか、バランスが悪くなっている部分はないかなども実際に読んでみてチェックするといいですよ。
キャリアアドバイザー
3分の自己紹介は構成の組み立てが大切です。「3分の自己紹介の5つの流れを紹介」で説明した流れにそって、あらかじめ構成を組み立てておくことで適切な長さの自己紹介にできるでしょう。
自己紹介を録画し確認しながらつくる
自己紹介の文章ができたら、実際に自分が話しているところを録画してみましょう。恥ずかしいと感じるかもしれませんが、録画すれば「自分がどんなふうに見えているか」ということを客観的にチェックすることが可能です。
用意した文章を話すのに何分何秒かかったかがわかるのはもちろん、話し方のスピードは適切か、声の大きさは問題ないか、どんな表情をしているかまでわかります。
就活生
ここは声が小さくなりがちだから気をつけよう……。
就活生
この部分は大事なところだから、自信を持って話せるようにしよう。
など、見つかった改善点をもとに文章を修正して、自己紹介のクオリティをアップさせていきましょう。
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3分の自己紹介はおよそ1,000字が目安とお伝えしましたが、実際に1,000字もの文章をただ作るのは難しいですよね。そんな人は先ほどお伝えした5つの流れの各項目ごとに字数を定めて作ってみると良いでしょう。まず始めのプロフィールはおよそ50字以内で収めます。そのあとに話す頑張ったことやその成果、趣味や特技はそれぞれ350字ほどでまとめましょう。最後の意気込みと締めの言葉はまとめて250字ほどで伝えられるとらバランスよくなりますよ。
また、特に趣味や特技が複数ある人は、せっかくの機会だからとあれもこれもさまざまなエピソードを盛り込みたくなるものですよね。しかし、いくら3分間という時間的な余裕があっても、自己紹介で話す各項目のエピソードは1つに絞っておくことが無難です。複数のネタを盛り込むと、各内容が薄くなってしまい結果的に浅い印象しか残らなくなります。話す内容は1つのエピソードに絞り、その内容の厚みを増すことを意識しましょう。
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3分の自己紹介を伝えるときの5つのコツ
- 早口にならないようにする
- 面接官の目を見て話す
- 明るい表情ではきはき話す
- 基本的な面接マナーを頭に入れておく
- わかりやすい言葉や丁寧な言葉遣いを心掛ける
自己紹介では話す内容も大切ですが、話し方や表情も同じくらい大切なものです。暗い顔をして小さな声で話している人と、明るい表情でハキハキ話している人では、受け取り印象は大きく変わります。面接官に好印象を持ってもらうためにも、これからご紹介するコツを意識してみてください。
①早口にならないようにする
これは自己紹介だけではなく面接全体の注意点でもありますが、早口にならないように気をつけましょう。人は緊張すると、どうしても早口になってしまうことがあります。早口になると話している相手には内容が聞き取りづらくなるうえ、落ち着きのない印象を与えてしまいます。
普段から早口という人は、意識してゆっくり話すようにしましょう。先ほど紹介したように、自分の自己紹介を録画してみて、早口になってしまっていないかチェックするのもおすすめです。
②面接官の目を見て話す
きょろきょろとあちこちに視線をさまよわせたり、天井や床などを見たりすると自信のない印象を与えてしまいます。
話すときは人の目を見るというのは、マナーであり、コミュニケーションの基本です。相手の目を見るというのは緊張するかもしれませんが、心配であれば前もって友達や先生に頼んで面接の練習をするといいでしょう。苦手なことも、場数をこなすことで自信につながります。
③明るい表情ではきはき話す
緊張しているとどうしても表情が強張ってしまいがちですが、明るい表情をつくることも重要です。人が視覚から得る情報はとても多いといわれており、対面でおこなう面接だからこそ、明るい表情をつくることで好印象を与えやすくなります。
にこやかな笑顔をつくるのが苦手な人は、口角を上げることを意識すると自然と柔らかい表情になるでしょう。面接官は自己紹介の内容だけではなく、就活生の表情や話し方なども見ています。そのことを忘れず、明るい表情と話し方を意識しましょう。
④基本的な面接マナーを頭に入れておく
面接には入退室の仕方、お辞儀の仕方など、基本的なマナーがあります。これらのマナーを守ることは、面接の基本です。
面接マナーがしっかり頭の中に入っていないと、一つひとつの動作がぎこちなくなってしまいます。意識しないでも自然におこなえるようになるまで練習しておくと、マナーを気にすることなく、自己紹介など面接内容に集中できるようになるでしょう。
こちらの記事で面接の流れやマナーなどを解説しています。併せて読んでおきましょう。
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⑤わかりやすい言葉や丁寧な言葉遣いを心掛ける
自己紹介の内容がいいものだったとしても、言葉遣いが適切でなければ、マイナスの印象を持たれてしまいます。しっかりした敬語を身につけるのが一番ですが、それが難しい場合でも必ず「です」「ます」の丁寧語は使えるようにしましょう。
また、気をつけたいのが「えっと」「かなり」などの言葉です。面接に慣れていないと、普段無意識に何気なく使っている口癖がついつい出てしまうこともあるため、注意しましょう。無意識だからこそ注意するのは難しいかもしれませんが、自分の話を録音したりすると、口癖がわかるかもしれませんね。
面接で気をつけたい正しい言葉遣いについてはこちらの記事で紹介しています。
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3分の自己紹介の注意点
自己紹介で好印象を与えられるよう、注意すべきポイントについても把握しておきましょう。注意点を理解しておくことで、失敗を防ぎ、自己紹介を成功につなげることができます。
自己紹介と自己PRを混同しない
自己紹介と自己PRは同じもののように考えている就活生も多いですが、これらは別々のものであると考えましょう。面接では自己紹介の次に自己PRを話すようにいわれることもあり、混同していると話す内容に困ってしまうことになります。
自己PRは、スキルや経験など、自分の強みをアピールして、自分がいかに応募先企業に必要な人材であるかを売り込むことが目的です。自己紹介よりも自分についてより深く掘り下げて話す自己PRのほうが、話す時間は長くなる傾向にあります。自己紹介は、自分を積極的にアピールすることではなく、自分について簡潔に伝えて自分を知ってもらうことが目的です。
イメージとしては、自己紹介で自分のプロフィールなどを述べて印象づけをおこない、自己PRでさらに深く掘り下げると考えておくといいでしょう。
自己紹介の概要についてはこちらで詳しく解説しています。
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内容の丸暗記はせず流れを把握しておく
自己紹介で話す内容は、丸暗記するのではなく、全体の流れを把握することを心掛けましょう。すべてを丸暗記してしまうと、自己紹介というより、用意された原稿を読んでいるような不自然な印象を与えてしまいます。
また、もしもどこかの一文を忘れてしまうと、頭が真っ白になってしまいやすいのも丸暗記のデメリットです。自己紹介は暗記テストではないので、一字一句覚える必要はありません。
キャリアアドバイザー
むしろ、全体の流れだけ把握しておき、自分の言葉で話すほうが、想いを相手にしっかりと伝えることができます。
時間制限を気にしすぎない
自己紹介本番では、時間制限を気にしすぎないようにしましょう。「3分で自己紹介をしてください」といわれた場合、できる限り3分間で話すことを目標にしますが、きっちり3分間でなければ不合格というわけではありません。
極端に短すぎる、3分を大幅にオーバーしてしまった、ということにならないよう、誤差は20秒以内を目標にして練習を繰り返すといいでしょう。
3分の自己紹介の例文
ここでは、3分の自己紹介の例文をいくつか紹介します。自己紹介を作るときの参考にできる例文のほか、注意したいNG例文もご紹介しますので、確認してみてください。
自己紹介の例文についてはこちらの記事でもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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就活での自己紹介は面接の結果に大きな影響を及ぼすため念入りに準備しておく必要があります。 この記事では、伝えるべきポイント、NGポイント、自己紹介例文などをキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画も参考に、好印象につながる自己紹介を作成しましょう!
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例文①:自分の強みを伝える例文
大学時代は4年間サッカーに打ち込み、推薦でキャプテンとなってからは「大会優勝」というチームの目標達成のため、力を注ぎました。サッカー部のキャプテンを務めた経験で得た実行力やリーダーシップが私の強みです。
私が部長になった当初は、部員同士のコミュニケーションやチームワークが円滑ではありませんでした。サッカーではチームワークが重要なので、大会優勝のためには、この点の改善が必要だと考えました。そこで、ミスをしたときは「惜しい!次は成功できるから頑張れ!」、ゴールしたときは「ナイス!」などの声掛けを全体でおこなうようにしたり、2対1での練習をメニューに組み込んだりしました。
これによってチームの団結力は強固なものとなっていき、それと同時に大会へのモチベーションも高まってきました。その結果、目標である大会優勝を果たすことができました。この経験を活かし、御社での業務においても個人プレーではなく、チーム全体で目標を意識し、達成に向けて取り組みたいと考えています。
※この回答例は面接回答集から抜粋しました。
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この例文では、大学時代の部活でのエピソードを伝え、自分の強みである実行力やリーダーシップをアピールしています。自分の強みの部分は簡単にまとめ、その裏付けとなる具体的なエピソードの情報を充実させることで、自己紹介の内容に説得力を持たせることができるでしょう。
入社後、強みをどんなふうに活かすことができるのかという点も伝えることで、面接官に将来性を感じてもらいやすくなります。
例文②:大学での経験・サークル活動・アルバイト経験を伝える例文
大学では経営学を学び、常に変化し続ける環境のなかで企業をどのように豊かにしていくか、ということについて研究しました。経営学を選んだのは、もともとインテリアに興味があり「自分で作ったものを販売してみたい」と考えたときに、消費者はどのようにして購入する商品を選んでいるのか気になったことがきっかけです。研究という新しい視点で消費活動を見ることで、顧客は購買意思決定プロセスという一連のプロセスを経て商品購入に至るということがわかりました。
サークルは軽音楽部に入り、ギターを担当しました。ギターには豊富なコードがあり、音楽を華やかにする存在なので、バンドを引っ張っていきたいと考えていました。私を含め全員が初心者のバンドだったため最初はなかなか演奏が合わず、苦戦しましたがメンバーと一緒に集まり何度も練習を重ねることでチームワークも良くなり、最高の演奏にすることができました。御社でも新しいことに積極的にチャレンジし、チーム内で教え合って切磋琢磨しながら業績アップを目指します。
さらに、靴屋のアルバイトでは、お客様との交流の中でニーズを読み取る能力や、コミュニケーション能力を身につけました。お客様によってどんな靴を求めているか、靴に重視する点などは異なるため、しっかりとお話に耳を傾けることを意識しました。御社でもお客様一人ひとりに合わせた細やかな対応をおこない、新規顧客数アップ、リピーター獲得につなげたいと考えています。
この例文では、大学での経験・サークル活動・アルバイト経験など自分のこれまでについて伝え、その中で得たスキルなどについてアピールしています。
浮かび上がった疑問に対し、実際に学ぶという行動に起こし、研究の結果答えを得ていることで行動力や目標達成力をアピールできます。サークル活動やアルバイトなどにも活発に取り組んでおり、新しいことに挑戦しながら経験の中で得た学びを活かし、成長できる人物と考えることができるでしょう。
例文③:自分の軸をアピールする例文
◯◯大学◯◯学部◯◯学科から参りました、◯◯と申します。私は幼少期からミイラ文化に興味を持ち、映画やテレビ番組の特集、フィクションなどの小説や学術書も含めミイラのあらゆる情報を集めてきました。ミステリアスなイメージのミイラですが、詳しく調べてみると当時を生きた人々の生活や文化などについて知れることに魅力を感じています。
大学時代には、短期留学もおこないました。留学では研究を進めつつ、地元の学生たちと積極的に交流を図りました。相手に興味を持ってしっかりと話を聞くこと、身振り手振りを交えることなど、工夫次第では言葉の壁を乗り越えられると学びました。本日の面接でも精一杯取り組みますので、よろしくお願いいたします。
前半では自分の趣味について簡潔に説明し、好奇心や探究心があることをわかりやすく伝えています。また、ミイラに興味を持ったきっかけを伝えることで、面接官がより人柄や性格について理解しやすくしていることもポイントです。
留学先でも、言葉の壁を乗り越えるためにはさまざまな工夫をおこない、コミュニケーションが円滑に進むように努力したことが見て取れます。
NG例文①:自己PRしすぎている
◯◯大学の〇〇と申します。私の強みはポジティブ思考と推進力です。大学時代はバスケットボール部に所属し、副部長を務めました。私が副部長となった当初は思うように結果が残せずベスト8入りもできませんでした。練習を重ねるも思うように結果が出せず落ち込む日々が続きましたが、それでも「諦めなければ勝てる」と言い聞かせ、ポジティブに努力を重ねました。また、チームメイトを鼓舞し積極的にチームワークを高める取り組みもおこないました。
その結果、少しずつ成績を伸ばすことができ、最後の試合で優勝は叶わなかったものの3位という結果を残すことができました。バスケットボール部時代に得たポジティブ思考と推進力を活かし、御社に貢献できるよう頑張りますのでよろしくお願いいたします。
※この回答例は面接回答集から抜粋しました。
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この自己紹介では、自己PRをしすぎています。また、部活での経験や具体的なエピソードよりも自分の強みに偏っており、「具体的にどんな努力をしたのか」という点がわからないのもマイナスポイントです。
自己紹介で自分の強みについて話す場合はあくまで簡潔に伝え、詳細については自己PRの際に伝えるようにしましょう。
NG例文②:あいまいな内容になっている
◯◯大学法学部から参りました、◯◯◯ ◯◯と申します。私は大学でも一番大きな◯◯というサークルに所属し、主にメンバーを盛り上げる役割を果たしていました。サークルや大学生活で経験したことを活かして、社会に出てからも活躍していきたいと考えています。本日は、何卒よろしくお願い申し上げます。
主にサークルについて語っていますが、具体的な活動など就活生の大学生活を想像できるエピソードがなく、あいまいな内容になっています。これだけでは、何をどう活かして会社に貢献するつもりなのか、面接官は想像することができません。
あいまいな表現は避け、どのような活動をしたのか、それでどんな学びを得たのかなど、具体的なエピソードを伝えましょう。
3分の自己紹介で言葉に詰まってしまったときは?
何度も繰り返し自己紹介の練習をしたとしても、面接本番ではどうしても緊張してしまうものです。緊張のあまり練習した内容を忘れてしまい、思ったように言葉が出ないというときもあるでしょう。
もしも3分の自己紹介で言葉に詰まってしまったときは、コミュニケーションを取ろうとする姿勢を見せることが大切です。言葉に詰まったからといって諦めたり、自分を追い込んでしまったりするのは勿体ないので、自分の想いを伝えられるように努力しましょう。
キャリアアドバイザーコメント堀内 康太郎プロフィールをみる
自己紹介は面接の一番初めにおこなわれるものです。その分もっとも緊張する瞬間ですよね。まずひとつ押さえておいてほしいのは、仮に自己紹介で言葉に詰まってしまったからといって評価には直結しないということです。面接官も学生の緊張は理解していますし、「自己紹介」という学生の1つの側面だけを見るのではなく、志望動機や自己PRなども含めて総合的な観点で判断しようとしているからです。
大切なことはそこから立て直して自己紹介を続けることです。少し噛んでしまったりつまずいた程度であれば、そのまま自己紹介を続行してかまいません。もしも話す内容をが頭から抜けてしまった場合は、「すみません、緊張で伝えたい内容を忘れてしまいました。少しお時間を頂けますか」と話し、頭を整理する時間を作っても良いでしょう。自己紹介はあくまでアイスブレイクの時間でもありますから、面接官のほうから会話のバトンを渡してくれることもありますよ。言葉に詰まってしまうことを過度に意識しすぎずに、落ち着いて臨めると良いですね。
3分の自己紹介について悩む学生からよくある質問に回答!
3分で自己紹介でする場合、何を盛り込めばいいのか分からないと悩む学生や、注意点を知りたい学生は多くいます。そんな学生の質問に、注意点と共にキャリアアドバイザーが回答します。
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3分で自己紹介を伝える際はどのようなことを盛り込めばいいですか?
冒頭に大学名、学部、学科、氏名を述べることと、最後の「本日はどうぞよろしくお願いいたします」の挨拶以外は、特に定められたテーマを与えられているわけではないので、自分自身の事を自由に語ることができます。趣味、特技、学業、ゼミの内容、アルバイト、サークル活動、ボランティア活動など、日頃取り組んでいる活動の中から、自分自身がどういう人間であるのか、相手によく知ってもらいたい内容を選ぶといいでしょう。持続性や積極性がアピールできるものならより好印象につながります。
また、最後の挨拶前に時間的に余裕があれば、企業に関心を持ったきっかけや、面接への意気込みを一言述べると熱意が伝わりますよ。
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自己紹介を3分で伝える際の注意点を教えてください。
自己紹介の内容は、学業、サークル活動、ゼミ、アルバイト、趣味など、学生時代に取り組んだすべてを盛り込む必要はありません。あまりにも多くを盛り込むと、あなたがどういう人物なのかわかりにくくなってしまうため、1つか2つに絞るようにしてくださいね。
また、履歴書やESの内容と、面接で話す自己PRや長所、ガクチカなどの内容が矛盾がないように一貫性を持たせることが重要ですよ。自己紹介で話す内容を書き出し、まとめあげたら、実際に話してみて時間を計ってみましょう。聞き取りやすいスピードで話し、3分を大きくオーバーしたり、短すぎたりしたら、その都度修正し、最終的には暗記せずにしっかりと話せるように練習を重ねましょう。
簡潔でポジティブな3分の自己紹介で好印象を与えよう
自己紹介は、自分のこれまでの経験などを要約し、簡潔に伝えることが目的です。「3分の自己紹介をしてください」と時間を指定された場合は、できる限り3分間に近づけることができるよう、前もって自己紹介の構成をしっかり考えておきましょう。
自己紹介の内容は、面接官があなたの将来性を感じることができるよう、ポジティブなものにすることもポイント。
自己紹介を録画して自分を客観的に確かめながら文章の修正や面接の練習をおこなえば、改善と内容の修正が同時にできるのでぜひ実践してみてください。コツを押さえて、好印象を与えられる自己紹介を作りましょう。
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「自己紹介」と考えるとかしこまった挨拶のようなものを想像する学生も多いかもしれませんが、自己紹介とは面接官に対して自分のことを印象付けるプレゼンテーションです。そして、そのようなプレゼン力は社会に出てからも必ず重要となるスキルですので、この自己紹介の場でそのスキルがある事を示しておけると良いですよね。
印象に残るためにはやはりオリジナリティを出すことが大切です。担当した学生の中には、エピソードが部活に関する話だったためうまくほかの学生と差別化を図れないと考えて、昔話の「うさぎとかめ」になぞらえながら自分のことをおもしろおかしく話していた人がいました。または四字熟語やことわざで端的にわかりやすく自分を表現していた学生もいましたよ。
自己紹介で話す内容自体は多くの学生と似通っていても、それをどう表現するかは人によって変わってくるはずです。自分のことをどうプレゼンすれば相手にインパクトを与えやすいか、さまざまな方法を試してみてくださいね。