目次
- 面接では合格か不合格かのフラグが立つ?
- 面接で合格の可能性が高いフラグ3つ
- ①面接時間が予定より長くなかなか終わらない
- ②配属先や働き方などの入社後に関する質問をされる
- ③次回選考について詳しく説明される
- 面接で不合格の可能性が高いフラグ3つ
- ①選考段階初期の面接時間が極端に短い
- ②面接官が明らかに興味なさそうにしている
- ③選考の説明や入社後など今後の話を一切されない
- 不合格フラグが立ったら前向きな逆質問で挽回しよう
- 逆質問の例文
- 面接での合格・不合格のフラグについて疑問を感じている学生からよくある質問に回答!
- 面接の合格・不合格フラグは気にし過ぎないようにしよう
面接では合格か不合格かのフラグが立つ?
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から
「面接の時間が短かったということは不合格ですよね?」
「面接中とても親切に接してもらえたので合格だと思います!」
という声を多く聞きます。合格か不合格かを予想する材料として、面接時間の長さや面接官の態度を指標にする就活生は多いです。しかし、フラグを気にし過ぎるのはよくありません。
フラグが立ったとしても面接の合否を確定するものではなく、「可能性がある」程度だということは理解しておきましょう。まずは面接に集中することが大切です。合格フラグや不合格フラグに振り回されないためにも、それぞれのフラグに対する理解を深めておきましょう。
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面接で合格の可能性が高いフラグ3つ
まずは、合格の可能性が高いフラグについて紹介します。基本的に、面接官が面接中にあからさまな態度で「合格」「不合格」を示すことは少ないです。しかし、好感を持つ就活生との面接では、興味を示したり入社後をイメージしたりします。
つまり、このような面接官の考えが言動にあらわれたものが、合格フラグと言えるでしょう。合格フラグには、次のような状況や面接官の態度があげられます。
面接の合否フラグはずばり〇〇! 見分け方を解説
①面接時間が予定より長くなかなか終わらない
面接時間は企業によって設定時間が違いますが、合格の線が濃厚な場合は時間が長くなりやすいです。面接時間が長くなるのは、面接官が「もっと就活生のことを知りたい」と興味を持っている証拠だと言えるでしょう。面接が終了予定時間を過ぎても終わらない場合や、ぎりぎりまで続く場合は合格の可能性が高いです。
しかし、面接官に特別興味を持たれなくても面接が長引くことがあります。それは、就活生の回答がうまく面接官に伝わらず、面接官が再質問したり内容を確認したりする場合です。簡潔にわかりやすく答えられなかったために面接が長引いた場合は、面接官が前向きな評価をしている可能性は低いと言えます。
面接時間が長い理由はこちらの記事で詳しく説明しています。
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②配属先や働き方などの入社後に関する質問をされる
面接官が就活生に対して「いいな」と思った時は、もっと色々なことを知りたいと興味を持ちます。面接官が前のめりな姿勢で就活生の話を聞く時は、合格フラグが立っていると言えるでしょう。面接の際に用意する質問は企業によって違いますが、決まって聞かれる質問も多いです。
例えば、志望動機、自己PR、学生時代に頑張ったことなど、ESに記載した内容を中心に質問されます。しかし、合格フラグの可能性が高い場合は、入社後の配属先や働き方、企業でやり遂げたいことなど、入社後に関する質問をされる傾向にあります。面接官の頭の中では、もしかしたら合格をほぼ決めているかもしれません。
③次回選考について詳しく説明される
選考段階の途中の場合は、次の面接が残っていますよね。まだ選考が残っている状態で、次回の選考について説明された場合は、合格の可能性が高いです。確実に不合格とわかっている就活生には、次回選考に関する詳細な説明をする必要はありません。
次回選考の説明をするということは、面接官が選考通過を見据えている証拠と言えるでしょう。しかし、次回選考の話をされたとしても、自分の後に面接をした就活生の方が評価が高ければ不合格になってしまう可能性もあります。確実に合格ということではないので、もし他の企業の選考も受けていたら、そちらも気を抜かないように取り組みましょう。
面接で不合格の可能性が高いフラグ3つ
面接では合格の可能性を示すフラグがある一方で、不合格の可能性を示すフラグもあります。合格フラグが面接官からの好意的な気持ちによって発生する一方、不合格フラグは面接官からあまり興味を持たれなかったりマイナスの印象を持たれたりすることで発生します。 不合格フラグが立っても焦らずに、冷静に対処しましょう。
①選考段階初期の面接時間が極端に短い
面接時間の長さは、就活生への興味の度合いを示す指標のひとつと言えます。合格の可能性が低いと判断した就活生に対して、たっぷり時間を掛けようとは思わないものです。合格の可能性が少しでもあれば、就活生のことをもっとよく知ろうと思い、時間を掛けて質問をします。
5分以内など、極端に短い時間で面接が終わる場合は不合格の可能性が高いです。特に一次面接や二次面接など、就活生の情報を集める段階の面接が早く終わる場合は、不合格の傾向が強いと言えます。しかし、最終面接ではそうとも限りません。「最終面接は入社意欲の確認程度」と考える企業もあるため、早く終わったとしても合格する可能性もあります。
面接時間が短かった場合について、さまざまな可能性などをこちらの記事で詳しく解説しています。気になる人はぜひ併せて読んでみてくださいね。
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②面接官が明らかに興味なさそうにしている
面接官が自分に興味を持っているかどうかも、不合格の可能性をはかるための指標にあります。面接官はたくさんの質問を投げかけて就活生について知ろうとするので、興味がないように見えることはほとんどないと思います。しかし、隠しきれないこともあるのです。
面接官は何十人、何百人という数の就活生を相手にするので、誰にでも同じ温度感で興味を持つわけではありません。具体的に、面接官に興味を持たれにくい就活生の特徴には、以下のような内容があげられます。興味を持ってもらうには、話す内容や話し方を工夫することが大切ですよ。
- 自分の言葉で話していない
- 暗記しているために棒読み
- 志望動機などを使いまわしている
- 話す内容に一貫性がない
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
学生さんと面接練習をさせて頂くことが多いですが、面接の雰囲気にのまれず、笑顔でお話しして頂いている姿だけで、この子のお話しを聞きたい!と本当に思います。面接官は皆さんのことが知りたいですからね。他にも、以下の点を心がけて話すことがおすすめです。
①結論から述べる
②その背景を述べる
③定量的に述べる
例えば「サークルの参加率があがりました。以前は〇名、今回の施策により〇名に増加。〇%UPしました」など数字で示す話し方をしましょう。
③選考の説明や入社後など今後の話を一切されない
合格フラグのひとつに「次回選考の説明をされる」というのがありましたが、不合格の場合はほとんどされません。また、次回選考の話だけでなく、入社後についても深く話すことが少ないです。質問されることがあるかもしれませんが、深堀りされずに「次の質問ですが…」とすぐに質問が切り替わったりします。
不合格の可能性が高い場合、質問に対する回答に面接官が深堀りして聞くことは少なく、ただ答えるだけで終わることも珍しくありません。また、面接官から企業のアピールなど魅力付けをされない場合も不合格の可能性があると言えます。企業の考え方や社員のエピソードなどの話題は、合格が濃厚な就活生を中心に広げる傾向にあります。
不合格フラグが立ったら前向きな逆質問で挽回しよう
面接中に上記で紹介したような不合格フラグが立ったとしても、諦める必要はありません。まだ面接は終わっていないのですから、チャンスはあります。最後のチャンスは、逆質問です。逆質問は、就活生から面接官に向けてコミュニケーションが取れる時間なので、「特にありません」で終わらせず有効に使いましょう。
逆質問のタイミングは多くの場合で面接の最後に用意されるので、印象が残りやすいとも言えます。逆質問にアピール要素を取り入れることで、入社意欲の高さや自分なら活躍できるという思いを伝えることができます。具体的には、以下のような逆質問がおすすめです。
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逆質問の例文
私は、御社に入社して世界で戦える金融マンを目指したいと思っております。そこで質問があるのですが、御社が金融マンにとって最も大切だと思われる資質には、どういったものがありますか?現在の私に不足している資質であった場合、卒業するまでの約1年間、自分自身の力として身につけるべく努力したいと思っております。
逆質問が最後のチャンスだと思って、企業に対する意欲をアピールしましょう。前向きな姿勢が面接官に伝わり、好感を得る可能性もあります。この例文ではただ質問するのではなく、改めて自分が目指す姿を伝えた上で「そのためにはどうすればいいか?」という質問の仕方をしています。質問の意図がわかりやすく、面接官にとっても答えやすい聞き方です。
キャリアアドバイザーコメント桑原 翔
最後の一言で印象をプラスに転じさせることは可能だと思います。特に面接中の会話が緊張して上手く答えられなかった場合、企業も最後に一言自分の想いを話させて試してみたいという思いがあるかもしれません。そのため、緊張でうまく話せなかったのであれば、ここで働きたいという強い気持ちを伝えるべきだと思います。
「今日は非常に緊張してしまい、うまく私の想いを話せなかったですが、ここで働きたい想いだけは誰にも負けません。よろしくお願いします!」と、最後に気持ちを乗せた思いを話すだけで人事の印象はガラッと変わるかと思います。この言葉を言われて嫌になる人事もいないかと思いますので、最後の一言はその企業への熱い気持ちをはっきりと気持ちを乗せて伝えてみてください。人事の方は、真剣な姿勢を読み取ってくれるでしょう。
こちらの記事では、逆質問の例とNG例を紹介しています。逆質問は1つではなく複数用意しておいた方がいいので、ぜひこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
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面接での合格・不合格のフラグについて疑問を感じている学生からよくある質問に回答!
面接を受けている途中または受けた直後に、合否がわかるフラグがあるのか疑問を感じている学生や、面接で不合格のフラグが立ってしまい不安を感じている学生もいるでしょう。そういった学生からよくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。
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面接では合格か不合格のフラグはありますか?
合格または不合格の決定的なフラグはありませんが、可能性の高さや低さを示すフラグはあるでしょう。たとえば同じ企業の面接でも、必要最小限のことしか聞かれず、あっという間に面接が終わる人もいれば、面接官が応募者のことに興味を持って多くの質問を投げかけたため、予定の時間よりも長くなってしまう人もいます。この場合、後者の方が合格フラグである可能性があります。
またキャリアパスや配属先など、入社後の具体的な働き方を面接官から説明される場合も合格のフラグが高いといえるでしょう。
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面接で不合格のフラグが立った場合はどうしたらいいですか?
面接で不合格のフラグが立ったと感じたとしても、そこで落ちこむのではなく、まだ挽回の余地があることを心得ておきましょう。面接官が、自分の話に興味を持っていなさそうだったり、事務的で早く切り上げようとした場合でも、笑顔を忘れず前向きな回答を意識してくださいね。
学生の中には最後の逆質問で入社への意気込みを伝えたり、説明会で魅力を感じたことを伝えたうえで質問し、企業から好印象を持たれた人もいます。面接は、最後まであきらめずに挑むようにしましょう。
面接の合格・不合格フラグは気にし過ぎないようにしよう
面接時間の長さや面接官の態度によって合格か不合格かを判断することがありますが、あくまでもその可能性が強いというだけです。必ずしも合格または不合格になるわけではないので、気を抜いたり不安になり過ぎたりしないようにしましょう。合格フラグが出ている時はそのまま過ごせますが、不合格フラグが立つと動揺してしまう就活生も多いです。
フラグが立ったからと言って結果が決まるわけではないので、最後まで諦めずにアピールしましょう。不合格フラグが立った後に挽回するには、逆質問のタイミングがおすすめです。逆質問は就活生から面接官に向けてコミュニケーションを取ることができるので、面接で伝えられなかった思いをアピールしてください。もちろん質問することも大切ですが、アピールの延長線上に質問があるくらいのバランスでも問題ありません。
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
面接時間が短くなる場合、不合格と判断される以外にもさまざまなケースが考えられます。例えば、早い段階で次回選考に進められるレベルだと判断された場合も短くなることがあります。
面接官も人間ですし、多岐にわたる業務をおこなっているので、早い段階で合否の判断をしようとしてくることもあります。だからこそ、結論から自身のPRをおこなうことが大切です。第一印象でわかりにくい説明だという印象を与えずに、端的にわかりやすく伝えましょう。