目次
- 神経質は簡単に長所として言い換えられる
- そもそも就活における神経質の定義とは?
- 自分に当てはまる? 神経質な人の4つの特徴
- 計画的な行動を心掛ける
- 完璧主義な傾向がある
- 周囲からの評判を気にしやすい
- 他人の些細な変化を見逃さず、配慮する
- 短所を長所に言い換える3つのメリット
- 長所と短所が矛盾しない
- リフレーミングが活用できるようになる
- 長所を体験に基づいてアピールしやすい
- 神経質に言い換えられるポジティブな類義語を把握しておこう
- 神経質を長所に言い換える際の3つのポイント
- 神経質な性格が役立ったエピソードを洗い出す
- 周囲から神経質であることを指摘されたことを思い出す
- 実体験がともなう類義語に言い換える
- 簡単3ステップ! 神経質を言い換えた長所の伝え方
- ①結論から伝える
- ②神経質を長所として発揮したエピソードを伝える
- ③入社後の業務での具体的な活かし方を伝える
- 神経質を長所に言い換えた例文
- 例文①誠実
- 例文②几帳面
- 例文③計画性
- 例文④視野が広い
- 例文⑤慎重さ
- 例文⑥感受性が豊か
- 例文⑦気を緩めない
- 神経質を長所として言い換えて選考を突破しよう
神経質は簡単に長所として言い換えられる
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。面接を控えた学生から
「神経質は採用担当者にネガティブな印象を持たれやすいのでしょうか」
「神経質さをポジティブに言い換えてアピールする方法はあるのでしょうか」
という声が寄せられています。就活で神経質というワードをそのまま使ってしまうと、ややネガティブな印象を持たれてしまう可能性もあるでしょう。
ただ、神経質さは入社後の業務で役立つ性質でもあります。コツを知っていれば十活向けの長所として簡単に言い換えられるため、伝え方次第で良いアピールになるでしょう。
そこで今回は、神経質な人の特徴や神経質を長所に言い換える際のポイント、神経質を言い換えた長所の伝え方を例文付きで解説します。神経質な性格を気にしている学生はこちらの記事を参考にして、就活でアピールできる表現に言い換えてみてください。
そもそも就活における神経質の定義とは?
神経質とは、些細な点にも過敏に反応して気に病む性質を意味します。
就活で後先考えずに神経質というワードを使ってしまうと「細かいことを気にしてしまう」「繊細で感情の起伏が激しい」というややネガティブな印象を持たれてしまう可能性が高いでしょう。そのため、仕事をするうえでデメリットになると判断されてしまうかもしれません。
キャリアアドバイザー
自分に当てはまる? 神経質な人の4つの特徴
就活生
僕はよく周りから神経質だねって言われるのですが、大丈夫でしょうか?
キャリアアドバイザー
不安にならずに大丈夫ですよ。神経質な性格の人だからこそ使えるポジティブな言い換え表現もあります。
神経質であることにはさまざまな特徴があり、自分が知らないほかの強みを見つけられるかもしれません。ポジティブな表現に言い換える際に使えるため、自分に当てはまる特徴を把握しておきましょう。
計画的な行動を心掛ける
神経質な人は何が起きるか分からない状況に不安を覚えるため、計画を立ててから物事に臨む傾向がありますね。
たとえば、入社後にプレゼンをする機会があれば、当日のシュミレーションや資料の確認など最善の準備をして臨むのが当たり前になるでしょう。計画的な性格は社会人として長所になり得ますね。
完璧主義な傾向がある
神経質な人は完璧主義な場合が多いです。完璧主義とは過度な目標を設定したり、自分に対して厳しい評価をしたりする精神状態を指しますね。
完璧主義が故に他人にも高いレベルの仕事を求める人や、失敗を恐れて消極的になる人もいるでしょう。
周囲からの評判を気にしやすい
神経質な人は周りからの評判を気にしやすいですね。たとえば、テストでの学内順位を気にしたり、クラスで自分がどんなふうに思われていたりするかが気になったりする人が多いでしょう。
評判を気にするあまり、人に合わせて行動を決定してしまう場合もありますね。
他人の些細な変化を見逃さず、配慮する
他人からの評判を気にする人ほど、周囲に目を向けることが多くなりますね。自分がどう思われているかを判断するためとはいえ、相手の人の些細な変化を見逃さずに汲み取ることもできるでしょう。
たとえば、商談相手の建前としての回答を見抜き、本音で話すことで契約をゲットできる可能性もあります。自分の細かい部分に気を配れる性格を他人とのかかわりでも発揮している場合は、気配りができる人だと認識されているかもしれません。
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短所を長所に言い換える3つのメリット
- 長所と短所が矛盾しない
- リフレーミングが活用できるようになる
- 長所を体験に基づいてアピールしやすい
就活生
短所を長所に言い換えるとどんなメリットがあるのでしょうか?
キャリアアドバイザー
長所と短所に一貫性が出るため、強みに説得力が出ますね。また、就活後に活用できるフレームワークが身に付くかもしれません。
長所と感じるものをアピールする方が簡単ですが、短所を言い換えた長所は言い換えの工程を踏んだ分、アピールに説得力が増す内容になりやすいですね。ここでは、短所を長所に言い換えるメリットを3つ解説します。
長所と短所が矛盾しない
就職活動の選考では話や印象の一貫性をチェックされていますね。
たとえば、長所として「責任感の強さ」と挙げた人の短所が「最後までやり遂げるのが苦手」だった場合は説得力が欠けてしまうかもしれません。矛盾点から「長所と短所は嘘なのでは?」と疑われてしまう可能性があります。
面接は長期的に定着してくれる信頼できる同僚を探す場です。大事な場面で嘘をつく人は信用できないですよね。短所を長所に言い換える方法を使用すると、長所と短所に一貫性が生まれ、信憑性のある話に仕上がりやすいでしょう。
リフレーミングが活用できるようになる
リフレーミングという言葉を初めて聞いた学生もいるのではないでしょうか。リフレーミングとは、対象の枠組みを変化させて別の感じ方をできるようにするフレームワークですね。
たとえば、リフレーミングを活用すると、レポートの締め切りまで「あと1週間しかない」といった感じ方を「1週間もある」といった感じ方に変化させられます。
短所から長所を考える行為は今見ている視点と別な角度から物事を捉える訓練になるでしょう。リフレーミングを活用できるようになれば、気分や感情を管理しやすくなりますね。
キャリアアドバイザー
多角的な視点を持っていると、業務中に上手くいかないことがあっても解決策を思いつきやすくなるため、社会人になる前に意識してみてはどうでしょうか。
長所を体験に基づいてアピールしやすい
短所を長所に言い換えることで、長所を体験に基づいたアピールがしやすいですね。長所と短所は表裏一体であり、短所を言い換えた長所によって成果につながった可能性は往々にしてあります。
たとえば、短所である神経質は気を緩めないことだと言い換えることが可能です。
就活生
気を緩めずに勉強を続けていたことで不合格になった資格試験でも、すぐに合格できました。
上記の内容は短所である神経質が招いた結果ですよね。そのため、言い換え表現は長所を体験に基づいたアピールがしやすいメリットがあります。
神経質に言い換えられるポジティブな類義語を把握しておこう
前述したとおり、神経質はややネガティブな印象につながりやすいため、ポジティブな類義語に言い換えるのをおすすめします。ポジティブな類語に言い換えができれば、採用担当者からの印象を好転させられるでしょう。
- 誠実
- 几帳面
- 計画性
- 視野が広い
- 慎重さ
- 感受性が豊か
- 気を緩めない
キャリアアドバイザー
それぞれの言い換え表現が示す能力や特徴は異なります。神経質を発揮して活躍したエピソードにもっともニュアンスが近い類義語を採用しましょう。
キャリアアドバイザーコメント川﨑 瑛久プロフィールをみる
紹介した類義語のほかにも、ある学生は、神経質な気質を「情報整理力があります」とアピールしたところ、企業から高評価を得られたそうです。
その学生は、自己分析では「情報が散漫になっていると探す時間がもったいなく感じ、ストレスを抱える」という性格が浮き彫りになって、当初は「自分は神経質なんだな」とネガティブに捉えていたんです。しかし対処方法を分析すると、「これって仕事で必要なスキルなのではないか」と思えてきたそうですよ。
他にも神経質の人は、「状況を細かく分析することができる」「メリット・デメリットを考え注意深く行動することができる」などと言い換えた事例もあります。長所と短所は表裏一体になっていることが多く、ポジティブに言い換えることができないか考えてみると良いでしょう。
神経質を長所に言い換える際の3つのポイント
自分の性格について詳しく理解できていない学生もいるのではないでしょうか。神経質を上手く長所に置き換えるには、過去の記憶からエピソードを思い出しましょう。ここでは神経質を長所に言い換える際のポイントを3つ解説します。
神経質な性格が役立ったエピソードを洗い出す
自分の経験を棚卸しして、神経質な性格が役立ったエピソードを洗い出しましょう。過去のエピソードを時系列順に把握できる自分史を作成するのがおすすめですね。
たとえば、
就活生
計画を立てないと不安なことから、研究発表の準備をスケジュール通りに進めることができました。
などこれまでの人生を遡ることで神経質に関するエピソードを思い出せます。
自分史の作り方について詳しく知りたい学生はこちらの記事も参考にしてみてください。
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就活をするうえで自分史を作成すると、自己分析を効率的に進められます。今回は自分史の作成方法と自己分析の仕方をキャリアアドバイザーが解説します。自分史を活かせる質問例や回答例も紹介しているので、自己分析の際の参考にしてみてくださいね。
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周囲から神経質であることを指摘されたことを思い出す
親や友人など第三者から神経質だと指摘された場面を思い出しましょう。
自分だけが感じている長所は客観性がなく、採用担当者の納得感が得にくい可能性があります。客観性がないと、採用担当者に「嘘をついているのでは?」と採用を避けられたり、内定を獲得できても入社後にミスマッチを起こすリスクが高かったりするのです。
就活生
第三者から指摘された長所は採用担当者が感じるイメージに近いため、思い出してみてはどうでしょうか。
実体験がともなう類義語に言い換える
前述したとおり、神経質はポジティブな類義語に言い換えられます。ただ、自分の気質に合っていると感じた類義語でもエピソードがなければ、自己PRとしては不十分です。
ポジティブな類義語をどんな場面で発揮したのかをエピソードとして伝えることで、本当に長所であることの裏付けになるでしょう。エピソードがないと説得力が生まれないため、実体験がともなう類義語に言い換えましょう。
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
自己分析をする際、上述にもあるように自分史を作る方法はとても効果的です。自分の人生を客観視することができ、長所や得意なことなど見つけやすくなります。特に自身の「成功体験」を振り返ってみると、神経質な性格だからこそ、うまくいったことも結構あると思いますよ。
目標を達成した時、仲間と喜びを分かち合えた時、自分を誇らしく思えた時、そのような時に「自分の神経質な性格のおかげだったかも」と思えることがなかったか、ぜひ振り返ってみてください。
また案外、自分では自分の良さに気づかないこともあるかと思います。そのような時は大学のキャリアセンターやキャリアアドバイザーを訪ねて、自己分析を手伝ってもらうことをおすすめします。キャリアアドバイザーと対話することで、「自分の良さが見えてきた」という学生も多いですよ。人生の先輩でもあるので、「それって、よくいえば〇〇だよね」と自分にはなかった視点のアドバイスがもらえる場合もあります。自力で長所に変換させるのが難しいと感じる人は、周りの人を頼るのも一つの手ではないでしょうか。
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簡単3ステップ! 神経質を言い換えた長所の伝え方
せっかく神経質を長所に言い換えても伝え方が悪いと、採用担当者からの高評価にはつながりません。ここで解説する神経質を言い換えた長所の伝え方の3ステップを参考にして、採用担当者が理解しやすい話し方ができるようにしましょう。
①結論から伝える
エピソードから話し始めてしまうと、採用担当者が話の内容を理解しにくくなってしまうリスクがありますね。
就活生
私の長所は几帳面なところです。
上記のように結論から述べることでアピールしたい長所の内容が明確に伝わるだけでなく、インパクトも与えやすいでしょう。
②神経質を長所として発揮したエピソードを伝える
前述したとおり、長所をどんな場面で発揮したのかをエピソードとして伝えると、神経質が長所であることの根拠になります。
エピソードを伝える手順は以下の通りです。
- 問題が生じた出来事
- 解決するためのとった行動
- 行動によって得た成果
就活生
大学時代はイベント系サークルで会計を務めていました。私が会計担当を引き継いだ時点では、収入金額・支出金額・差引残高がExcelに記載されているだけでした。
ただ、無駄な支出が多いと感じた私は分析グラフを用いて、サークルの経済状況を把握することにしました。グラフによってサークルに必要な経費や目標とする売上金額も明確にわかるようになりました。
結果的に私たちの代は歴代で最も利益を残して、後輩に引き継ぐことができました。
といったように長所を具体的な問題解決に役立てたエピソードがあれば、入社後の業務での再現性を感じてもらいやすいでしょう。
キャリアアドバイザー
「将来的に戦力になりそう」という期待感から、採用担当者が内定者を決める際のダメ押しになりやすいですね。
③入社後の業務での具体的な活かし方を伝える
面接は自社で活躍してくれる人材を探す場です。そのため、企業で強みを活かせる人材=適性のある人材だと認識されやすいでしょう。
就活生
このような経験を活かして、御社の財務部でも会社の今後のお金の管理をして、利益向上に一役買いたいと思います。
上記のように企業で長所が活かせると感じてもらうためには、実際の業務に絡めて長所の具体的な活かし方を伝えましょう。
キャリアアドバイザー
採用担当者に実際に応募先企業で働く姿をイメージしてもらえると、内定に近づきますね。
自己PRが思いつかない就活生は、AIツールを使うのが一番おすすめ!
自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
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神経質を長所に言い換えた例文
ここでは神経質を長所に言い換えた例文を用意しました。「簡単3ステップ! 神経質を言い換えた長所の伝え方」を網羅して作成したため、参考にしてみてください。
例文①誠実
私の長所は誠実なところです。大学時代は学生寮の寮長を務めていました。ベットメイキングの見回りがある寮でしたが、他の学生は適当に済ませていました。ただ、私は学生時代から衛生面を気にした方が良いと判断したため、シーツや枕カバーの交換日を定めることにしました。結果的に学生からは「清潔な寝具で寝るのが当たり前になったから、一人暮らしになっても続けたい」という反応をもらいました。このような誠実さを活かして、相手の本当に利益になるような提案をしていきたいと思います。
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キャリアアドバイザー
具体的なエピソードから誠実に物事と向き合えることがわかる例文でした。上司にも進言できる意思の強さを感じましたね。
例文②几帳面
私の長所は几帳面なところです。大学時代はイベント系サークルで会計を務めていました。私が会計担当を引き継いだ時点では、収入金額・支出金額・差引残高がExcelに記載されているだけでした。ただ、無駄な支出が多いと感じた私は分析グラフを用いて、サークルの経済状況を把握することにしました。グラフによってサークルに必要な経費や目標とする売上金額も明確にわかるようになりました。結果的に私たちの代は歴代で最も利益を残して、後輩に引き継ぐことができました。このような経験を活かして、御社の財務部でも会社の今後のお金の管理をして、利益向上に一役買いたいと思います。
キャリアアドバイザー
几帳面な性格から適当な仕事を許せず、自発的に行動を起こした例文でした。
今後の会社のためにお金を管理する財務部のような意識で会計をおこなっていたことから、将来的に戦力になることを期待させますね。
例文③計画性
私の長所は計画性です。大学時代は公認会計士を目指して資格取得の勉強に励んでいました。1年半の期間を設けた勉強を始めて、毎週の学習計画を立てていました。暗記科目と数学的な考え方が必要な科目に分けて、勉強をしていきました。暗記科目はエビングハウスの忘却曲線という暗記した情報を忘れるタイミングを見計って暗記を繰り返す方法を使いました。1日後、4日後、7日後に復習することを計画にも記して実行してました。暗記科目で高得点を獲得できたこともあり、良い順位で合格することができました。このような経験を活かして、日々の監査業務でも計画的に企業の財務諸表のチェックをしていきたいと思います。
キャリアアドバイザー
目標に向かって計画的に努力ができる人材は就職後も成果を出してくれる可能性が高いです。自分なりに工夫したポイントにフォーカスしてアピールすることで、計画性があることの裏付けになりますね。
計画性についてアピールしたい人はこちらを読んでおきましょう。
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計画性は幅広い業界や企業で評価されますので主体的な行動をアピールしましょう。 この記事では計画性をアピールする際のポイントや注意点、例文をキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画も参考に、どこが評価されるかを知り、上手にアピールしましょう!
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例文④視野が広い
私の長所は視野の広さです。大学時代は野球部の捕手として試合で活躍していました。捕手は試合では自分のことだけを気にするのではなく、投手の調子から配球を組み立てたり、相手の監督がサインを出した後の選手を見て、何のサインか予測して味方に指示を出したりしました。ある大会では相手選手の雰囲気からスクイズのサインを見破り、同点を阻止しました。結果、「チームを優勝に導くプレーになった」と監督から評価していただきました。このような経験を活かして、顧客が何を求めているのかを相手の会社の状況や商談中の様子から予想して提案していきたいと思います。
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キャリアアドバイザー
スピード感と緊張感がある実践から役立っていた強みは、入社後の実務で再現性があるかもしれません。スポーツをやっていた場合は自分の強みを発揮したプレーを思い返して見ても良いでしょう。
例文⑤慎重さ
私の長所は慎重さです。大学時代はフットサルサークルの代表を務めていました。ある大会で会場が練習試合をおこなう予定だったほかの団体とブッキングしてしまいました。運営側のミスだったのですが、練習試合をおこなう団体は怒り心頭でした。話を聞いてもらえず、泣き寝入りになるリスクを考えて、慎重に行動することにしました。そこでまずは相手の怒りが収まるまで話を聞き、少し落ち着いてから運営のミスであることと自分の大学の体育館を手配できることを伝えました。結果的に別の団体に移動してもらい、公式戦をおこなうことができました。このようなリスクを考えて慎重に判断した経験を活かして、御社のブランドイメージを崩さないような接客を心掛けていきたいと思います。
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不安要素に気づいて行動できたことが、平和な結果につながった例文でした。業務での折衝能力やクレーム対応能力の高さも伺えますね。
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例文⑥感受性が豊か
私の長所は感受性が豊かなところです。大学時代は「ビブリオバトル」というおもしろいと思った本を紹介する競技に参加していました。多くの人が長編小説を紹介する中で、私は予選から本戦まですべて短編集を紹介しました。私は短編集の短いストーリーの中に凝縮した世界があり、読後に世界が少し違って見えるような感覚があるところに魅力を感じていました。最初は一つのストーリーを単調に紹介することしかできませんでした。そこで連作になっている短編集に目をつけ、琴線に触れた部分にフォーカスすることで、伏線をあえてミスリードさせるように紹介しました。結果的に全国大会で優秀賞を受賞することができました。今後も普通であれば見逃してしまうような点に目をつけて、新しい気づきを得て、御社のCMプランナーとして活躍したいと思います。
キャリアアドバイザー
感受性が豊かなことで細やかなポイントを見逃さないことがわかる例文でした。クリエイティブな職種だと、より評価されやすい内容でしょう。
CMプランナーを志望している人はこちらの記事でも詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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例文⑦気を緩めない
私の長所は気を緩めないことです。私はラグビー部の部長を務めていました。私の所属していた大学はリーグを3年連続で連覇しており、夏までは独走ペースでした。ただ、ある試合で油断からリードを守りきれず、引き分けてしまいました。引き分けも勝ち点なので、そこまで厳しくする必要はないかもしれませんが、ミーティングでは全国の強豪校を引き合いに出して、喝を入れました。結果的に4年連続リーグ優勝することができ、全国を意識した練習や試合をおこなったことで初の全国大会出場を勝ち取りました。周囲に流されず、気を緩めない精神力を活かして、御社で営業成績を伸ばしていきたいと思います。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
キャリアアドバイザー
神経質だからこそ、自分や周りに厳しくできることがわかる例文でした。部員の手綱を上手く握れることから、マネージャーとしての片鱗を感じましたね。
キャリアアドバイザーコメント上原 正嵩プロフィールをみる
自己PRでは、面接官に好印象を持ってもらうことが大切です。そのため、神経質から言い換えた長所が「この人なら仕事を任せられそうだな」「うちの社風に合ってるな」と思わせることが大切なのです。
また、具体的なエピソードを伝えるときは、前向きな言葉を用いると良いでしょう。たとえば「達成することができました」「最後まで全うしました」などの表現は、ビジネス感が感じられ採用担当者も入社後のイメージがしやすいと思います。
他にも、数字で表現できるものは数値化することもおすすめですよ。単に「頑張りました」と伝えるよりも「4年連続優勝できました」「売上を15%伸ばすことができました」など、数字を用いることで客観的評価も得られやすくなるでしょう。
採用担当者に自分の良さを理解してもらうためにも、体験例と体験を通して得たことを具体的に表現することをおすすめします。
神経質を長所として言い換えて選考を突破しよう
神経質を短所だと思い、悩んでいる学生もいるかもしれません。ただ、神経質には言い換えられるポジティブな類義語がたくさんあります。神経質を長所として言い換えて、選考を突破しましょう。
しかし前述したとおり、神経質は言い換えると強みにもなるため、伝え方を工夫しましょう。