目次
- 慎重な性格をアピールする場合は仕事内容や企業の価値観を踏まえよう
- 慎重な性格が面接官に与えがちな4つの印象
- ①受け身そう
- ②コミュニケーション能力が高くなさそう
- ③ 物事を確実にやり遂げられそう
- ④失敗が少なそう
- 慎重な性格のアピールが向く職種と向かない職種
- 慎重な性格をアピールする3つのポイント
- ①どのような慎重さなのかを具体的に伝える
- ②具体的なエピソードを伝える
- ③仕事での活かし方を伝えよう
- 慎重な性格をアピールできるOK・NG例文
- OK例文①慎重かつ仕事が早いこともアピール
- OK例文②物事を前向きに進める慎重さ
- OK例文③発想や行動まで具体的に伝える
- NG例文①具体性のない慎重さをPR
- NG例文②頑固な印象を与える
- NG例文③リスクをとらない慎重さ
- 慎重さをアピールしたい学生からよくある質問に回答!
- 慎重な性格は企業が求める人柄とマッチした場合にアピールしよう
慎重な性格をアピールする場合は仕事内容や企業の価値観を踏まえよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から
「慎重な性格ってアピールしても評価されますか?」
「慎重な性格のアピールってどうすれば上手くいきますか?」
「自己PRで慎重さを取り上げたいのですが、コツを教えてください」
という声を多く聞きますが、まずは「本当に慎重な性格をアピールすべきかどうか」を考える必要があります。慎重な性格のアピールは、面接官からの評価が高いとは言えません。前提として面接官が自己PRで見ているのは「企業で活躍できるか人材であるかどうか」です。
新卒はポテンシャル採用と言われており、入社後に活躍できそうな就活生が評価される傾向にあります。入社後に活躍できるかどうかは、入社後の職種や企業の価値観とのマッチ度で左右すると言えます。慎重な性格が志望する職種に合うか、企業の働き方に合うかを考えてアピールすべきかどうかを考えていきましょう。
慎重な性格が面接官に与えがちな4つの印象
「慎重な性格」と聞いたときに多くの人がイメージするのは、大人しくて消極的な人物像です。何かに果敢に挑戦したり、自ら行動したりするイメージってあまり湧きませんよね。これは面接官も同じです。
しかし、面接官が一般の人と違うのは、ビジネスパーソンとして見ているところです。ビジネスパーソンとしての慎重な性格の人材は、高評価を得られる強みとは言えません。一方で慎重な性格には魅力的な面もあるので、あわせて確認していきましょう。
①受け身そう
慎重な性格のアピールを聞いて面接官が思うのは「受け身そう」です。企業が望んでいるのは自社で活躍できる人材だと紹介しましたが、企業で活躍するためにはまず経験を積む必要があります。職場で経験できることは業務で必要なことだったり上司からの指示だったり…ということが多いですが、時には自分から行動することも大切です。
慎重な性格からは強い行動力が感じられず、経験を積む速度が周囲より遅くなりそうだと思われやすいです。特に積極性や成長意欲を大切にする企業を志望する場合は、慎重な性格のアピールは裏目に出る可能性が高いと言えます。企業が求める人物像を把握する他にも、実際の社員の働き方を参考にして、慎重な性格のアピールがマッチするのか考えてみましょう。
②コミュニケーション能力が高くなさそう
慎重な性格をしている人は、人間関係においても慎重になりがちです。気を遣えるのはいいことですが、過度に気を遣いすぎて相手と距離が縮まらないことも多いのではないでしょうか。特に面接は初対面の面接官と話し、将来を左右される場でもあるので、いつもより緊張してしまう就活生も多いと思います。
面接官はそのような就活生に対して「あまりコミュニケーションが得意ではないのかな」とイメージするのです。どのような仕事もコミュニケーション力が欠かせません。特に必要とされるのが、営業職などのコミュニケーション力が直接実績に繋がるような仕事です。営業職を希望する場合は、適性の有無から見直したり慎重さ以外に強みがないか振り返って見ましょう。
③ 物事を確実にやり遂げられそう
慎重な性格をしている人の多くは、物事に取り組む際の事前準備を欠かさないのではないでしょうか。慎重な性格の人はトラブルを未然に防ぐ能力に長けてそうとイメージする面接官は多いです。仕事は結果がすべてであり、途中まで上手くいっていたとしても完遂できないと評価されないことも多いです。
それどころか、途中で投げ出すことで企業に迷惑がかかってしまい、重大な損失も招きかねません。そのため、丁寧で確実な仕事を求める企業の場合は、慎重な性格をプラスに受け取ると言えます。職種で言えば、書類作成やデータ入力をする事務職において評価を得られるでしょう。
④失敗が少なそう
面接官は、慎重な性格の人に対して失敗が少なそうなイメージを持ちます。慎重な人はリスク管理を徹底するため、少しでも危険があると感じたなら無理に進めずに途中でチェックを入れたりするでしょう。作業開始が遅れやすいというデメリットはあるものの、その分失敗する可能性が低く、リスクも下げられます。
企業によっては、失敗しないことを重視する場合もあります。リスク管理意識の高い企業だと、慎重であることはより高く評価されやすいでしょう。仕事での失敗は大きな損失に繋がることも多いため、ミスをしないのは非常に重要なことです。志望する企業で慎重な性格が武器になるかどうか考えていましょう。
こちらの記事では、面接で評価されやすい性格を紹介しています。社会人として身につけておきたい能力を知りたい就活生にもおすすめです。
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慎重な性格のアピールが向く職種と向かない職種
慎重な性格をアピールしようとしている就活生は、それが本当に企業に対するアピール内容として正しいのかどうかを確かめることが大切ということを紹介してきました。企業が慎重な性格の人材を求めている場合は、積極的に自己PRすべきです。しかし、そもそも慎重な性格を重視していない企業には、適性がないと判断される可能性が高いと言えます。慎重な性格のアピールに向いている企業・向いていない職種は以下のとおりです。
- 事務職
- 研究開発職
- コンサルタント
- 士業
- 営業職
- 接客
- プロデュース
事務職を目指している人はこちらの記事も参考にしてください。
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慎重な性格をアピールする3つのポイント
慎重な性格のアピールが向いている職種を志望する場合は、面接官からより高い評価を得るためにアピールポイントをおさえておきましょう。上記で紹介したように慎重な人には魅力的な面がありますが、ただ特徴を示すだけでは面接官に響くアピールになりません。これから紹介する3つのポイントを踏まえて自己PRを作成してみてください。
①どのような慎重さなのかを具体的に伝える
慎重な性格をアピールする場合は、どのような「慎重さ」なのかを具体的に提示することが大切です。慎重な性格から連想する性格は人それぞれ違うので、まずは自分が何を伝えたいのかを明確にする必要があります。内容次第ではアピールの方向性も変わります。
このように、アピール内容を冒頭で提示するのは大切です。最初に明確な定義付けができるかどうかが、評価されるための第一ステップと言えます。最初に何を伝えたいのかをきちんと提示できていないと、その後のアピールも印象が薄れてしまうため、冒頭で「自分はこんな人です」と伝えることが大切です。
- リスクを先読みできる
- 丁寧に作業できる
- 物事に疑問を持ち、課題を発見する
②具体的なエピソードを伝える
慎重な性格をアピールする場合、具体的なエピソードを盛り込んで根拠を示すことが大切です。ただ「私は慎重です」と伝えるだけでは、初対面の面接官に本当だと信じてもらえませんよね。どのような場面のどのような行動から、自分が慎重な性格と言えるのかを話す必要があります。
エピソードを伝える際は「問題が生じた出来事」→「解決するためにとった行動(慎重な性格を発揮)」→「行動したことで得た結果」の流れで構成しましょう。慎重な性格を課題解決や目標達成のために発揮したと伝えることで、面接官に「入社後も同じように行動してくれるだろう」と期待を持ってもらうことができます。
エピソードが思いつかない人はこちらの記事も参考にしてみてください。
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③仕事での活かし方を伝えよう
アピールの最後に、慎重という強みを企業でどのように活かすのかを伝えましょう。冒頭で、企業は自社で活躍できる人材を求めていると紹介しました。つまり、この部分こそが企業にアピールする際の重要なポイントになるのです。強みの活かし方が企業が大切にしている価値観や求める人物像にマッチしていれば、採用される可能性が高まります。
活かし方を伝える際は、自分がイメージする強みの活かし方が企業で実現できることが大切です。強みを活かせない企業の場合は、入社後思うように成長できずにミスマッチを感じてしまうでしょう。「自分はこうやって働いていきたい」という入社後のイメージ像と、面接官が求める働き方がマッチしているのが一番です。
- 丁寧な仕事を心がけて細心の注意を払う
- ミスを防ぐために準備や確認を徹底する
- リスク管理を徹底する
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慎重な性格をアピールできるOK・NG例文
上手に自己PRするためには、例文を参考にするのもおすすめです。どのようにアピールするのか、具体的な例を知っておくことで細部のポイントまで理解できるでしょう。細かい点まで把握しておくとアピールで失敗しづらく、高評価も獲得しやすくなります。OK例文、NG例文のそれぞれをチェックして、評価されるアピールを考えましょう。
OK例文①慎重かつ仕事が早いこともアピール
私は、慎重さを活かして事前にミスを防ぐことができます。私は、パン工場で検品のアルバイトをしていました。アルバイト先では1つ1つ検品をする必要がありましたが、時短のために2つ同時に検品する従業員もいました。しかし、私はどれだけ忙しくても正確な手順で丁寧に検品をするようにしました。
時短の課題には、事前にチェック箇所を決めてスピードを意識することで乗り越えました。チームのリーダーからは仕事が丁寧で早いと褒めていただくこともありました。私はこの慎重な性格を活かして、事務職として丁寧で早い仕事を実現していきたいと思っています。
※この例文は自己PR作成ツールで作成しました。
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キャリアアドバイザーコメント桑原 翔
長所が慎重ということもあって、裏を返すと時間をかけすぎるという印象を抱いてしまう場合もありますが、しっかりとエピソードの中で「慎重かつスピードを上げるための改善を行ったこと」を伝えているため、人事の方にも慎重かつ仕事も早いという印象を持って頂けるかと思います。
OK例文②物事を前向きに進める慎重さ
強みは、物事に疑問を持って考え抜く慎重さです。私は大学のダンス部に所属していたのですが、一度に5名の部員が退部する出来事がありました。部長からは「残されたメンバーで全国大会に向けて練習をしよう」と伝えられ、詳細の共有はありませんでした。
しかし、私は退部の根本の理由を知らずにいるとさらに部員が減ると思い、退部した部員から情報を集めることにしました。結果的に退部理由は遠征費や衣装代などの金銭面だとわかり、経費の見直しをすることになりました。この結果、退部する部員を0にすることができました。私は御社に入社後も起こり得るリスクを見据えて、持ち前の慎重さで課題を解決していきます。
※この例文は自己PR作成ツールで作成しました。
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この例文では「物事に疑問を持って考え抜く慎重さ」として慎重な性格を具体的に伝えています。受け身ではなく、身の回りに起きた出来事に対して当事者意識を持っているのが印象的です。慎重な性格だからこそ危機感を抱き、事前にリスクを回避した内容になっています。
OK例文③発想や行動まで具体的に伝える
私の強みはリスクを先読みして慎重に行動できるところです。私はボランティア活動として地域の交通指導員を2年間おこなっていたのですが、指導員の不足によって担当していた交差点の人数が3名から1名に削減されることになりました。
しかし、交通量の多い交差点だったので1名では目が届かない場所が出てくると思い、地域のボランティア団体に許可を頂いた上で大学内のボランティアサークルに応援を依頼しました。この結果、引き続き地域の安全を守ることができました。御社に入社後もリスクを見据えた上で慎重に行動することで、大きな失敗を起こさないことに注力いたします。
※この例文は自己PR作成ツールで作成しました。
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この例文では、冒頭で「リスクを先読みして慎重に行動できる」と慎重な性格について伝えています。交通指導員をしていた時に起きた出来事を取り上げており、どこで慎重さを発揮したのかがわかりやすいです。慎重な性格ならではの発想と行動が伝わる例文になっています。
エピソードとしてボランティア経験を使いたい学生はこちらの記事も読んでみてください。
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自己PRでボランティア経験を効果的に伝えるための4つのステップ
自己PRでボランティア経験をアピールすときは、能力や人柄が伝わる内容にすることで効果的に伝えましょう。今回は、自己PRでボランティア経験で効果的に自己PRする4つのステップや自己PR例文をキャリアアドバイザーが紹介します。
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NG例文①具体性のない慎重さをPR
私は慎重に作業を進めることができます。大学時代はカフェでアルバイトをしていましたが、ミスなくお客様にメニューを提供出来るよう、オーダーは何度も確認しました。フードもドリンクも、提供に若干時間はかかってしまいましたが、結果的にミスなしで終えられ、お客様からクレームを頂いたこともありません。御社でも慎重を期して仕事を進め、とにかくミスを減らします。失敗をゼロにして確実に利益に貢献することで、重宝される人材に成長したいと考えています。
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慎重さが提示されているものの、それがどのような類のものか、明確に定義されていません。慎重に確認して作業をすることと、確実に仕事を完遂できることのどちらをアピールしたいのかが分からない点がNGポイントです。また、慎重すぎて提供時間が遅くなっているというように、マイナス面も目立っています。独りよがりな印象を与えてしまい、これも評価ダウンに繋がるポイントでしょう。
NG例文②頑固な印象を与える
私の強みは慎重なところです。何でも準備を徹底しないと行動しないようにしています。周囲の人に比べて時間はかかりますが、自分の信念として大切にしています。御社に入社後も何事も準備を徹底して慎重に物事をやり遂げたいです。
この例文では準備を徹底にすることをアピールしていますが、少し頑固な印象があります。 「周囲と比べて時間がかかりますが〜」の部分でも改善する気がないように受け取れます。企業に入社すると、自分の信念よりも上司の指示や環境に合わせるべきことがたくさんあるので、面接官に「やっていけるだろうか」と不安を抱かせる可能性が高いです。
NG例文③リスクをとらない慎重さ
私の強みは慎重な性格です。何事も行動する前に下調べをすることが大切だと思っており、リスクを取らないようにしています。誰もやったことがないことだとリスクが大きいので、他の人がやったことを分析してから着手することを心がけています。
この例文では、リスクを取らないようにしていることを取り上げています。「他の人がやったことでないとやらない」というのは消極的な印象を持ちますし、熱意や意欲を感じません。新卒らしいフレッシュさや素直さを求めている面接官からは高い評価が得られないでしょう。
マイナスのイメージともとられがちな性格はプラスの印象をつける言い方を意識するようにしましょう。こちらの記事を参考にしてみてください。
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【短所例55選】短所はこう答えてアピールにつなげる! 例文付で解説
短所は答えない方がいい? こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生から 「短所ってない方がいいですよね?」 「短所があると評価が悪くなりませんか?」 という声を多く聞きます。短所=自分の劣っている部分なので、こう […]
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慎重さをアピールしたい学生からよくある質問に回答!
慎重な性格が就活においてアピールポイントになるのかわからなかったり、慎重さの魅了的な伝え方がわからないと悩む学生は多いです。そのような学生からの質問に、キャリアアドバイザーが回答します。
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慎重な点はアピールポイントになりますか?
「慎重な点はアピールポイントになるのか」と不安になる学生も多いですが、慎重さは就活において十分評価されるポイントになります。たしかに「慎重」と聞くと、受け身な印象をもたれてしまったり、堅苦しい印象を抱かれてしまうこともあります。しかし、リスクヘッジが重要な職種であったり、ミスなく業務を進めることが重視される仕事内容であれば、慎重さは何よりもアピールポイントになるでしょう。
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慎重さをアピールする際のコツを教えてください。
ただ単に慎重とだけ聞くと「受け身そう」「行動に移すのが遅そう」などマイナスイメージを抱かれかねません。そのため慎重さアピールするには、慎重であるとどういったメリットがあるのか深堀って考えるようにしましょう。たとえば「ミスなく正確に物事を進めることができる」「危機管理能力がある」「責任感がある」などがあげられます。自分自身が実際に慎重さを発揮した場面を思い出し、具体的に言語化していきましょう。
慎重な性格は企業が求める人柄とマッチした場合にアピールしよう
慎重な性格は消極的なイメージを与えやすいので、職種や企業が求める人柄とマッチしていると判断された場合に限りアピールすることがおすすめです。面接官は企業で活躍できる人材を求めて採用活動をしているので、「慎重な性格」を武器に働けるかどうかがカギです。
慎重な性格のアピールが向いている企業の特徴としては事務職などの「徹底した管理がもとめられる業務」があげられます。自己PRは企業に自分を売り込むためのものなので、強みを企業で活かせるかどうかを考えることを意識しましょう。
キャリアアドバイザーコメント伴 美寿々
慎重なことをアピールすることで、「じっくりと計画を立てミスなくこなせる人物」というイメージを与えることもできます。計画的に仕事ができることは、ビジネスパーソンとしてとても評価が高いです。
一方、スピードの求められる職種ではマイナスに捉えられてしまう場面もあります。「慎重=行動スピードが遅い」と評価されてしまうこともあるので、スピード感が求められ、期日のある商材を扱う仕事を志望している場合は、伝え方に十分気を付けてほしいと思います。
また、「慎重=冷静な判断ができる」と定義づけてアピールすると、緊急対応や金額の大きい商材を扱う仕事に適していると評価してもらえますよ!