目次
- 「計画性」は自己PRに最適な強み! 魅力的なアピール方法を理解しよう
- そもそも「計画性」とは? 計画性がある人の特徴を理解しよう
- アピール方針に活かそう! 企業がもとめる「計画性」の中身
- ①物事の優先順位を決めて行動できる
- ②リスク管理をきちんとおこなえる
- 計画性の自己PR例文8選! エピソード別+文字数別に紹介
- 例文①ゼミ
- 例文②サークル・部活
- 例文③大学受験
- 例文④アルバイト
- 例文⑤インターン
- 例文⑥ボランティア
- 例文⑦200字でまとめたver(履歴書を想定)
- 例文⑧400字でまとめたver(履歴書を想定)
- 計画性の自己PRは3ステップで伝えよう!
- ステップ①計画性が強みであること簡潔に伝える
- ステップ②過去の経験から計画性があることの根拠を示す
- ステップ③計画性をどう仕事で活かせるのかでまとめる
- 「計画性」を言い換えて自己PRするのもおすすめ! 言い換え表現一覧
- NG例文付き! 計画性の自己PRの3つの注意点
- NG例①短所のようにも見える内容になっている
- NG例②計画だけで行動が伴っていない
- NG例③計画性を示す根拠が弱い
- 計画性をアピールしたい学生からよくある質問に回答!
- 就活で計画性はアピールポイントになりますか?
- 自己PRで計画性を伝える際の注意点はありますか?
- 計画性の高さが伝わる自己PRを作成して選考突破につなげよう!
「計画性」は自己PRに最適な強み! 魅力的なアピール方法を理解しよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から、
「計画性って自己PRになりますか?」
「計画性を効果的にアピールするには、どのようにすればいいですか?」
という声を多く聞きます。「計画性」は、どんな仕事を進める際にも欠かせない重要なスキルなので、自己PRでも積極的にアピールして構いません。
ただし、企業に自分の計画性を伝え、良い印象を残すためには、根拠となるエピソードとともにわかりやすく伝える必要があります。
今回は、計画性という性格を上手にアピールするためのコツを詳しく解説します。実際に使える例文や、逆に真似してはいけないNG例文まで紹介するので、ぜひ最後まで読み、参考にしてみてくださいね。
計画性を自己PRで使うポイント|注意点や伝え方も解説
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そもそも「計画性」とは? 計画性がある人の特徴を理解しよう
計画性のある人とはどのような人でしょうか。まずは自分に当てはまるかどうか、特徴を確認してみましょう。
- 物事を計画的に進めようとする
- 事前準備を念入りにおこなう
- トラブルを予測して事前に回避しようとする
- ゴールから逆算して道のりを考える
- 物事が上手くいくか・失敗しないか心配しがちである
- 何かを始める際に失敗やトラブルが頭をよぎってしまう
- 他人に迷惑をかけることを嫌う
計画性のある人は、心配性であることも多いです。しかし同時に責任感も強く「他の人に迷惑をかけたくない」という気持ちを強く持っている傾向が見られます。
「失敗したくないから行動しない」のではなく「失敗しないように準備する」点が、計画性のある人の大きな特徴です。一見ネガティブに見える性質も、実は周りから見れば高く評価されているかもしれませんよ。

キャリアアドバイザー
キャリアアドバイザーの体験談計画性をアピールしてエンジニア職の内定獲得!
逆算思考で計画的に実行した経験をアピール
私が支援した学生は、計画性をアピールしてエンジニア職で内定を獲得しました。彼が自己PRでアピールしたのは、TOEICの資格取得を目標に、逆算して学習計画を立てて実行した経験です。TOEICで目標スコアを設定し、現状の課題を分析。期間ごとに集中的に学習する内容を計画して勉強を進め、目標点数を大幅に超えたエピソードを話したことで、逆算思考を印象付けることができました。
特にエンジニア職のように、納期が明確に決まっている専門性の高い職種においては、計画性は非常に重要な強みになります。具体的なエピソードを交えながら計画性をアピールすることで、選考突破の確率も高めることができますよ。
心配性は短所でもありますが、伝え方によっては魅力的なアピールポイントとなります。具体的な方法は以下の記事でも詳しく解説しています。
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アピール方針に活かそう! 企業がもとめる「計画性」の中身

就活生
計画性のアピールをしたら、面接官に評価されますか?

キャリアアドバイザー
評価されるかどうかは、「どういった計画性なのか」によりますね。仕事にプラスに働くなら評価される可能性が高いです。
計画性を自己PRに活かすには、企業がどのようなタイプの「計画性」を評価しているかを知ることが重要です。
計画性とひとくくりにいっても、実際にはさまざまな解釈ができます。その企業が求めている計画性がどのようなものかを把握できれば、それに合わせたアピールができるようになるでしょう。
そこで、ここからは多くの企業が「計画性」と聞いてイメージするであろう要素を、2つの側面から解説します。自己PRで計画性をアピールする際の言葉選びやエピソードの選択の際に、ぜひ参考にしてみてください。
①物事の優先順位を決めて行動できる
計画性のある人は物事を始める前に準備をし、段取りよく作業を進められます。このことから、面接官は「計画性がある=物事の優先順位を決めて行動できる」と評価します。
仕事において頑張ることは大切ですが、計画を立てずにがむしゃらに取り組んでも、作業効率が悪くなったり、ペースを乱して周囲に迷惑をかけたりする可能性があります。
一方、優先順位を適切に定めながら仕事を進めれば、効率や成果物の質の向上にもつながるでしょう。さらに、不明点なども事前に上司や先輩に確認しながら進められるため、チーム全体の効率改善にも貢献できます。

キャリアアドバイザー
面接官は、計画性の高い学生と聞くと「優先順位をつけながら仕事ができるんだろうな」というイメージを抱きます。
②リスク管理をきちんとおこなえる
計画性のある人には、高いリスク管理能力も備わっています。事前に失敗やトラブルを予測し、それらを防ぐようなスケジュールを立てることを得意としているのです。
もちろんどんな仕事にも、急なトラブルのリスクは潜んでいます。しかし、その確率をあらかじめ限りなく0に近づけられる計画性の高さがあれば、被害を最小限に抑えられます。
また、計画性の高い人はトラブルが起こってしまった際のリカバリー案を考えることにも長けていることが多いです。このようなリスク管理能力は、職場で重宝されるに違いありません。

キャリアアドバイザー
リスク管理をおこなうには幅広い能力が必要ですが、だからこそきちんとできれば高く評価されるのですね。
キャリアアドバイザーが読み解く!計画性がより効果的にアピールできる業界や仕事内容
特にルート営業や無形商材を扱う仕事では計画性が光る!
計画性はエンジニア職のような専門職・技術職以外にも、営業職においても不可欠な能力です。特に、既存顧客を担当するルート営業や、人材業界やコンサルティング業界といった無形商材を扱う営業においては、計画性がより重要視されます。
たとえば、人材業界などでは、仕事を進めるうえで論理的に考えることが非常に重要になります。目に見えないサービスを提供するからこそ、計画性や逆算思考といった強みが不可欠な場面が多いのです。無形商材の営業は有形商材と比べて、論理的思考や物事を逆算する能力がより一層重要になると言えます。
計画性が高い人は、単に納期から逆算するだけでなく、目標達成までのプロセス全体を俯瞰して起こりうる問題を予測したうえで、それに対する対策を考える力にも長けていると思います。
計画性の自己PR例文8選! エピソード別+文字数別に紹介
計画性を自己PRで適切にアピールするためには、どのようなエピソードと関連付け、どのような構成で伝えればいいのでしょうか。
ここからは、学業やアルバイト、課外活動など8つのシチュエーションをもとにした自己PRの例文と、履歴書の文字数に合わせた書き方の例文をそれぞれ紹介します。
この後具体的な書き方のポイントも紹介しますが、まずは例文をチェックして、自分でも使えそうなエピソードがないかを確かめてみてくださいね。
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例文①ゼミ
私の強みは、目標設定から逆算して計画を立て、着実に実行できるところです。
私の所属しているゼミでは、半年間に渡るスマートフォンの市場調査プロジェクトを実施しました。当初は何から始めるべきかもわからず混乱していましたが、私は最終発表日から逆算し、具体的なスケジュールを提案しました。提案した内容は調査全体のスケジュール、アンケート作成および配布期日、データ分析の期限などです。
途中、回収率が予想より低いという問題が発生しましたが、あらかじめ設定していた予備日を活用して追加調査を実施し、結果的に質の高いデータを収集できました。
御社でも、プロジェクトの全体像を把握し、リスクを見越した計画立案能力を活かして貢献したいと考えています。

キャリアアドバイザー
ゼミでのプロジェクト管理における計画性をアピールする例文です。特に「最終発表日から逆算してスケジュール立案」という点は、ビジネスでも重要なスキルです。学業での経験ですが、プロジェクト管理という仕事に直結する能力を示せているため説得力があります。
例文②サークル・部活
私の強みは、物事を効率的に進められるよう計画を立てられるところです。
私は大学時代ソフトテニス部に入っており、練習試合などで遠征に行くことがよくありました。遠征で九州に行くことがあり、後輩が航空券購入や順路を仕切ってくれる予定だったのですが、急きょ行けなくなってしまいました。
他の部員はそれぞれ手配すると言いましたが、それではミスが生じたり経費管理に手間が掛かってしまうと思い、私が代行することになりました。全員分の航空券を購入し、会場までの順路も調べて全員に共有しました。その結果、後輩を除くメンバー全員が同じ便に乗り、スムーズに会場入りすることができました。
御社でもリスクを見越しながら、ひとつひとつの仕事を計画的に進めたいと考えております。

キャリアアドバイザー
部員のために部活内で航空券を購入したり、順路を共有したりした経験を伝える例文です。ポイントは「ミスが生じたり経費管理に手間が掛かってしまうと思い、代行することになった」という部分です。リスクを考えて実際に行動した点が評価されるでしょう。
例文③大学受験
私の強みは長期的な目標に対して計画的に取り組む姿勢です。
私は高校3年生の4月から第一志望の大学合格という目標を掲げ、緻密な学習計画を立てました。まずおこなったのは、各科目の現状の偏差値と目標値のギャップを分析し、科目ごとの優先順位を決定することです。次に月単位、週単位、日単位の学習計画を作成し、定期的に模試の結果をもとに計画を修正していきました。
特に苦手だった英語は、毎朝30分の単語学習、週3回の長文読解という具体的なルーティンを確立し、月末には進捗を振り返る時間もあらかじめ設定するようにしていました。その結果模試の成績が着実に向上し、最終的に第一志望校に合格することができました。
御社でも、長期的な視点で目標を設定し、日々の業務を着実に積み重ねることで成果を上げていきたいと考えています。

キャリアアドバイザー
大学受験という明確な目標に向けて計画的に取り組んだ経験をアピールする例文です。計画性について具体的に説明できている点がポイントです。目標達成のプロセスを体系的に説明することで、仕事でも同様のアプローチをしたいという姿勢を示すことにつながっています。
例文④アルバイト
私は計画性があり、物事の優先順位を考えて効率的に作業を進められます。
大学時代は居酒屋のキッチンでアルバイトをしていました。アルバイト先は非常に忙しく、大量にオーダーが通るため、常に優先順位を意識しなければなりません。
来た順番に捌くのではなく、時間のかかるものや仕込みが必要なものから始め、待ち時間が発生する間に他の料理を作り、忙しい時間帯もスムーズに乗り越えました。
御社でも仕事を始める際に、まず何をすべきか優先順位をしっかり考え計画的に一歩ずつ仕事を進めることで、大きな目標の達成を目指したいと考えています。

キャリアアドバイザー
計画性と聞くとデスクでコツコツ作業するイメージを抱く人もいるかもしれませんが、この例文のように現場でのエピソードを述べるのも効果的です。意識した点や工夫したことを具体的に伝えれば、良い印象を残せる例文になりますよ。
アルバイトの経験は計画性をアピールしやすいです。より効果的に伝えるために以下の記事もチェックしておきましょう。
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例文⑤インターン
私の強みは、目標達成から逆算して計画を立て、着実に業務を遂行する計画性です。IT企業での長期インターンシップで、Webメディアの記事作成を担当した際にこの強みを発揮しました。当初は作業に時間がかかり、記事を完成させるまでの見通しが立てられませんでした。
そこで「1カ月で4本の記事を入稿する」という目標を設定し、記事作成の工程を「企画」「構成案作成」「執筆」「校正」の4つに分解しました。そして、各工程の締め切りを定めた週間スケジュールを作成し、常に進捗を意識しながら作業を進めました。計画を立てたことで、作業の遅れや課題を早期に発見してメンターの方に相談できるようになり、結果として毎月4本以上の記事を安定して納品できました。
御社でも、常にゴールを明確にし、計画的に業務に取り組むことで、一日も早く戦力として貢献していきたいと考えております。

キャリアアドバイザー
この例文では、記事納品という最終的な目標に向けて、どのように予定を立てて取り組んでいたかを具体的に説明することで、説得力のある内容になっていますね。
例文⑥ボランティア
私の強みは、複数の関係者と調整しながら計画を立て、実行できる点です。大学2年次に参加した被災地支援ボランティアでは、50名の学生ボランティアの1週間の活動スケジュールを立案する役割を担当しました。
私が特に尽力したのは、限られた人数で効率的に支援をおこなうための人員配置です。瓦礫撤去、物資配布、炊き出しなど活動内容ごとに必要人数と時間を算出し、メンバーそれぞれの希望も踏まえたシフト表を作成しました。また、活動中、豪雨で予定変更を余儀なくされる事態も発生しましたが、あらかじめ屋内でもできる活動を設定しておいたので、つつがなく進めることができました。
この経験を通じて、多様な要素を考慮した計画立案の重要性を学びました。御社でも、さまざまなステークホルダーのニーズを調整しながら、柔軟かつ堅実な計画を立てて業務を推進したいと考えています。

キャリアアドバイザー
ボランティア活動で、計画性を活かしてイベントを成功に導いた点をしっかりアピールできています。関係者との調整力や、予期せぬ事態への対応力は、ビジネスシーンでも重要な能力ですから、このような内容は高く評価される可能性が高いです。
例文⑦200字でまとめたver(履歴書を想定)
私の強みは、期日に向けて計画的に取り組める点です。大学でグループワークをおこなった際には、発表日から逆算してメンバー一人ひとりの予定を提案し、進捗を確認しながら進めていきました。アルバイトやサークルで忙しい人も多い中、オンラインでの打ち合わせも活用しながら取り組んだ結果、最高評価を獲得することができました。御社での業務においても、目標から逆算したPDCAサイクルを意識し、効率的に取り組みたいです。(200字)

キャリアアドバイザー
履歴書のフォーマットによっては、コンパクトにまとめる必要があります。その場合は「結論→エピソードの要点→入社後どう活かすか」という構成がおすすめです。結論と入社後の展望はそれぞれ一文にまとめ、残りをエピソードの紹介に使うと良いでしょう。
例文⑧400字でまとめたver(履歴書を想定)
私の強みは長期的な視点で計画を立て実行できる点です。
卒業研究では高齢者向けアプリ開発に取り組みました。課題を提示されてまず取り組んだことは、8カ月のプロジェクト期間を「調査」「設計」「開発」「評価」の4段階に分け、それぞれの期限と目標を明確にすることです。
調査フェーズでは、文献の研究をしながら実在する高齢者施設でのヒアリングをおこないましたが、一度施設との調整に難航したことがありました。しかし、もともと一週間程度の余裕を持たせておいたため、全体の流れに影響はありませんでした。
開発においても、バグに備えた予備日を設定し、日単位、週単位で進捗を確認しながら進めた結果、大きなトラブルなく終えることができました。それぞれのフェーズをギリギリで設定していたら、実際の発表日までに完成しなかったかもしれません。
御社でも長期的視点を持ちながら計画を適切に管理し、確実に成果を出していきたいです。(394字)

キャリアアドバイザー
400文字といえば原稿用紙一枚分です。この文字数であれば、意識して力を入れたことや、困難に立ち向かい乗り越えた経験など、幅広い内容を入れられますね。エピソードを具体的に掘り下げ、説得力の高い文章に仕上げましょう。
計画性の自己PRは3ステップで伝えよう!
計画性は仕事をスムーズに進めるうえで欠かせない能力であり「本当にある」と評価されれば高評価を得やすくなります。
しかし、どれだけ素晴らしい能力も、上手に伝えられなければ高評価にはつながりません。
計画性をアピールする際のポイントは、大きく3つに分けられます。それぞれ細部まで理解を深め、あなたのスキルをしっかり伝えましょう。
こちらの記事では、自己PRの伝え方のコツを紹介しています。面接官に評価される自己PRを考えたいという人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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ステップ①計画性が強みであること簡潔に伝える
自己PRを印象的なものにするために、まずは結論から提示することを心がけましょう。
「計画性」という言葉のイメージは幅広いため、抽象的な表現では面接官が先を予想できません。結論ファーストで述べることで、計画性をアピールしたいという旨が明確に伝わり、インパクトも持たせられます。
- スケジュール管理が得意
- ゴールから逆算して予定を立てるのが得意
- リスクに備えて計画を立てるのが得意
- マルチタスクへの対応力がある
最初に話すパートではありますが、内容を考える際には先にエピソードから考えるのがおすすめです。

キャリアアドバイザー
自分のエピソードにキャッチコピーをつけるようなイメージで考えてみましょう。
自己PRで使えるキャッチフレーズのつけ方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
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ステップ②過去の経験から計画性があることの根拠を示す
次に、計画性をどのように身につけたか、あるいはどのようなシーンで発揮したか、過去の経験を述べて根拠付けをしましょう。
「計画性がある」と述べるだけなら誰にでもでき、極端に言えば嘘をつくことも可能です。だからこそ、信憑性の高い具体的なエピソードとともに述べることが重要です。
- 問題が生じた場面を説明する
- 解決するために計画性を活かしておこなったことを述べる
- 自分の行動の結果どうなったかで締めくくる
上記のような構成で伝えれば、話の筋が明確になり、面接官にも自分の工夫したことや努力したことが伝わりやすくなりますよ。

キャリアアドバイザー
面接官に「入社後も同じように行動してくれるだろう」と期待してもらえるように、伝え方を工夫しましょう。
述べるべき経験である自己PRネタを見つける方法についてはこちらの記事で解説しています。
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ステップ③計画性をどう仕事で活かせるのかでまとめる
最後に、計画性という強みをどのように仕事に活かすのかをアピールしましょう。
いくら素晴らしい強みがあっても、実際の現場で活かせる要素でなければ就活の場では評価されません。自分の志望している業界や職種でも役に立つと、しっかり伝える必要があるのです。
最も理想的なのは「自分はこうやって働いていきたい」という入社後のイメージと、面接官が求める働き方がマッチしている状態です。
無理に先方に合わせる必要はありませんが、企業研究をしっかりおこない、適切な内容で締めくくれるよう工夫してみてくださいね。
企業研究のやり方については以下の記事で詳しく説明しているので、ぜひ目を通しておきましょう。
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就活では企業研究により自分に合う企業を見つけ、説得力のある志望動機を作成することで内定に近づきます。この記事では企業研究の目的、おすすめの方法、注意点などをキャリアアドバイザーが解説します。 具体的な活用方法も紹介するので、ポイントを絞ったアピールで周囲と差をつけましょう!
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自己PRが思いつかない就活生は、AIツールを使うのが一番おすすめ!
自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
そこで紹介したいのが「自己PR作成ツール」です。ツールを使えば、簡単な質問に答えるだけで裏付けるエピソードが思いつかなくてもあなたの強みが完璧に伝わる自己PRが自動で完成します。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう!
「計画性」を言い換えて自己PRするのもおすすめ! 言い換え表現一覧
計画性をより明確に伝えるには、言い換え表現を使うのもおすすめです。
ひとくちに計画性といっても人によってイメージするものは違い、どのような能力を求めるのかは企業によって異なります。内容によっては言い換え表現を使ったほうがしっくりくる場合もあるため、自分のエピソードにぴったりな表現を探してみましょう。
- 慎重
- 責任感がある
- 危機管理能力がある
- リスク回避ができる
- 優先順位を考えられる
- 目標を設定できる
- 効率的に行動できる
- スケジュールを立てられる
- 約束や期限を守る
簡単に挙げただけでもこれらの言い換え表現があり、それぞれが示す能力や特徴は少しずつ異なります。外交的か内向的か、論理派か感覚派かなど、自分の性格について幅広く振り返り、最適な表現を選びましょう。

キャリアアドバイザー
自分の性格に一番近い表現を見つけ、効果的にアピールしてみてくださいね。
「慎重」や「責任感」と言い換え表現を使った場合のアピールのコツや例文はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
慎重な性格は自己PRに向かない? アピールするポイントを例文付きで解説
10例文|「責任感」の自己PRは3ステップで伝える! NG例付き
NG例文付き! 計画性の自己PRの3つの注意点

就活生
この間、先輩から「計画性があるのはいいけど頭が固いよね」と言われてしまいました……。

キャリアアドバイザー
計画性に限らず、どんな性格も表裏一体ですからね。就活においても、アピール方法には気を付ける必要がありますよ。
計画性は多くの企業が求める重要なスキルですが、自己PRでうまく伝えるのは意外と難しいものです。ただ「計画性があります」と言うだけでは説得力に欠け、伝え方によっては短所にも聞こえるリスクもあります。
ここからは、計画性をアピールするときによく見られる3つのNG例について紹介します。

キャリアアドバイザー
NG表現に気を付けながら、自分の強みを効果的に伝えるためのポイントをしっかり押さえ、好印象を残せる自己PRを作成しましょう。
NG例①短所のようにも見える内容になっている
私は計画性があり、予定を立ててから行動するタイプです。
大学のグループワークでも、事前に計画表を作成し、メンバーにも積極的に共有していました。特に頑張ったのは、個々のタスクに期限を定め、そこからずれないようまめに進捗確認をすることです。細かすぎる、柔軟性に欠けるという声もありましたが、期限がある以上まずはそこを死守することが最優先だと考え、声掛けを続けました。
計画通りに進めれば確実に成果を出せると考えているので、御社でも計画に沿った業務遂行を心掛けたいと考えています。

キャリアアドバイザー
計画性をアピールする一方「柔軟性に欠ける」という短所を自ら認めてしまっています。「期限を守ることが最優先」という表現も、状況によっては融通が利かない印象を与えかねません。強みをアピールする場面では、ポジティブな側面を強調しましょうね。
NG例②計画だけで行動が伴っていない
私の強みは計画性です。アルバイト先のカフェでは、繁忙期に備えて事前準備の計画を立てました。過去数年分のデータに基づいた来客予想に基づいて、仕込み量の増加や人員配置の見直しを提案し、作業工程表も作成しました。
ポイントは、予想を上回る来店に備えて、追加発注や人員増加の手順についても確認しておくことです。また、季節イベント向けの販促計画も立案し、装飾やメニュー提案もおこないました。
このようにさまざまな状況を想定しながら計画を立てるスキルがあるので、御社でも活かせると考えています。

キャリアアドバイザー
この例文では、さまざまな計画を立てたことは述べているものの、その計画を実際に実行したのか、どんな結果になったのかについては触れられていません。実際の行動と成果も伝え、説得力のあるアピールを意識してみてくださいね。
行動力のアピールもセットで伝える方法はこちらの記事を参考にしてください。
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例文つき|行動力が題材の自己PRは4ステップで通過率を上げる!
行動力は自己PRにおすすめの強みで、具体的なエピソードと入社後どのように貢献したいかを伝えると高評価を得られますよ。 この記事では行動力のわかりやすい伝え方や自己PR例文などをキャリアアドバイザーが解説します。
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NG例③計画性を示す根拠が弱い
私は計画性に優れており、効率的に物事を進めることができます。
たとえば、日々ToDoリストを作成し、優先順位をつけて物事に取り組んでいます。大学の授業でも提出物の期限を守り、試験前には計画的に勉強していました。普段から時間管理を意識しており、約束の時間も守るよう心がけています。サークル活動でも計画的に準備を進めるよう意識していました。
このような日々の計画性を活かして、御社でも効率的に業務を進めることができると考えています。

キャリアアドバイザー
計画性をアピールしていますが、内容が当たり前のことばかりで根拠に欠けています。このような内容の薄い自己PRになってしまうと「他にアピールできる経験がないのか」「課題を乗り越えた経験が少ない学生なのか」と思われるかもしれません。
計画性をアピールしたい学生からよくある質問に回答!
計画性をアピールしたいけれどほかの学生と差別化できるか心配な学生や、どうやって計画性を伝えたらいいかわからない学生もいるでしょう。
ここからは、そういった学生からのよくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。
就活で計画性はアピールポイントになりますか?
業務を進めるうえで、目標を達成するための計画性は不可欠です。したがって、計画性は就活において立派なアピールポイントになりますよ。
どんな企業であっても、売上や顧客人数など、何らかの目標を設定し、常に成長を目指しています。そんな中で、無計画に仕事をする人と、しっかりと計画を立てて行動する人がいれば、後者の方が評価されるのは想像できるでしょう。
ただし、どんなに良い計画を立てられても実行できなくては意味がありません。計画性をアピールする際は行動力や遂行力についても併せて伝えるようにしましょう。
自己PRで計画性を伝える際の注意点はありますか?
自己PRで計画性を伝える際は、計画だけ立てて満足したと捉えられないよう注意しましょう。
計画性は素晴らしいものですが、伝え方によっては「計画通りにしか動けず柔軟性やや実行力に欠けるのではないか」「慎重すぎて好機を逃がしてしまう人物ではないか」という誤解を招く危険性もあります。
誤解を避けるためには、計画性だけでなく、例えば「企画力+実行力」「柔軟性+突発的なトラブルへの対応力」「冷静さ+周囲へ説得力」なども計画性とセットにして伝え、それらを発揮したことで、どのような成果につながったのかを具体的に述べるといいでしょう。
計画性の高さが伝わる自己PRを作成して選考突破につなげよう!
計画性は、多くの企業が求める重要なスキルです。適切に伝えることで、相手に良い印象を残せる可能性が高まります。
本記事では、計画性の自己PRを作成するための3ステップやさまざまなシチュエーション別の例文、さらに避けるべきNG例文の例まで幅広く紹介しました。
自己PRを考えるのは難しいという学生も多いですが、面接官に「私はこういう人間です」ということを印象付けるための重要なパートです。この記事で紹介した例文やポイントを参考に「自分ならではの計画性」を魅力的に伝え、内定獲得へと近づいていきましょう。
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「積極性に欠けるのではないか」と悩んでいる学生も多いですが、その慎重さが役に立っている場面も実はたくさんあるものです。