目次
- 自己PRを「計画性」にするなら「適応力」をセットで伝えよう!
- アドバイザー87人に独自調査!計画性の自己PRへの印象は?
- 「決まったことをやる」だけでは評価されづらい
- 計画性は社会人としての必須スキルでもある
- 評価される「計画性」の自己PRの3つの要素
- ①ゴールから逆算した根拠のあるプランを立てられる
- ②あらかじめリスクを想定している
- ③想定通りの進行でない場合も的確に調整できる
- あなたは「計画性」をアピールすべき? 職種との相性表で確認しよう!
- 3ステップで完成! 「計画性」の自己PRの作成法
- ステップ①計画性があると言えるエピソードを振り返る
- ステップ②計画性を発揮した際の「考え方」を深掘りする
- ステップ③入社後にどう活かせるかを言語化する
- エピソード別! 企業に響く「計画性」の自己PR例文9選
- ①ゼミ
- ②部活
- ③サークル
- ④アルバイト
- ⑤資格取得
- ⑥留学
- ⑦インターン
- ⑧委員会活動
- ⑨イベントの幹事
- 要注意! 企業が不採用にしがちな「計画性」の自己PRの特徴
- ①計画を立てただけで終わっている
- ②自分の計画を守るばかりで周囲への配慮がない
- ③企業で活かしにくいエピソードになっている
- 【Q&A】「計画性」の自己PRの疑問を解消!
- ①成果が出なかった場合は自己PRにしないほうが良いですか?
- ②どこまで行動できていれば「計画性がある」とアピールして良いのでしょうか。
- ③「旅行の計画を立てました」というのはアピールになりますか?
- 「計画性」の自己PRは適応力の高さも伝えて内定獲得につなげよう!
自己PRを「計画性」にするなら「適応力」をセットで伝えよう!
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「計画性=期限までにやるべきことを予定通りにこなすこと」と思っている人がいるなら、それは誤解です。
企業が求める「計画性」とは、単に計画通り物事を進める力ではありません。
なぜなら、多くの人がかかわっている以上、仕事が100%シナリオ通りに進むことなどありえないから。
企業が真に求める計画性とは、「トラブルがあっても柔軟に対応し、何がなんでも計画を完遂させる力」のことです。

この記事では、年間2万人以上の就活生を支援する87人のキャリアアドバイザーの意見を紹介しながら、評価される「計画性」の自己PRの特徴や自己PRの作り方について紐解いていきます。
なお、そもそも自己PRの作り方や考え方について理解を深めたい人は以下の記事も参考にしてみてください。
自己PRの意味は自分を売り込むこと|強みが見つかる4つの分析方法
面接官の心を掴む自己PRの3つの伝え方|例文や注意点も解説
自己PRのエピソードは3ステップで発見! ないときの対処法も解説
アドバイザー87人に独自調査!
計画性の自己PRへの印象は?
「計画性」は、間違いなく企業が求める力の一つです。
しかし、「そもそも社会人として当たり前に持っておくべき力」ととらえられる可能性もあるため、単に「計画性がある」とアピールするだけでは響かない場合も。
ここからはキャリアパーク就職エージェントで多くの学生を支援している現役のキャリアアドバイザー87人に、「計画性」という自己PRへの率直な印象を聞きました。
| 【自己PRに関する調査】 ・調査方法:アンケート調査 ・調査日:2025年12月10日~17日 ・調査元:「キャリアパーク就職エージェント」を運営するキャリアパーク就職エージェント編集部 ・調査対象者:「キャリアパーク就職エージェント」のキャリアアドバイザー87人 |
「決まったことをやる」だけでは評価されづらい

アンケートの結果を見ると、行動力や決断力などの「行動・推進系」の強みやリーダシップ、協調性などの「対人・組織系」の強みが評価されやすいことがわかります。
アンケートから抜粋したキャリアアドバイザーの実際の声のなかにも、
行動力のある学生は、実務的スキルも早く身に付けられそうで好印象ですね。
仕事はチームで進めていくものなので、人とかかわる力を自己PRにする学生は再現度が高そうだと思います。
といった意見は多くあります。一方で「計画性」は、「継続・規律系」に分類される強み。
もちろん必要とされる力には違いありませんが、それでも「行動・推進系」や「対人・組織系」の強みと比べるとインパクトに欠ける可能性が高いのです。
計画性は社会人としての必須スキルでもある

確かに「計画性」は目を引く強みではありませんが、一方で企業から「ないと困る」と思われている必須スキルでもあります。
同じくキャリアパーク就職エージェントのキャリアアドバイザー87人に実施したアンケートによると、避けたほうが良い弱みとして「計画性がない」が3位にランクインしています。
どの企業でも、計画性はなくてはならないスキルであることがわかりますね。
「計画性」はどの職種でも必要とされますが、特に期限厳守の業務が多い経理や人事などの職種で重宝されます。
キャリアアドバイザーの体験談「熱意が見えにくい」などのフィードバックが目立つ
目標達成への執着心や実行力をアピールしよう
実際、私が支援していた学生のなかでも「計画性」を自己PRにしていた人はいました。
支援している学生の面接が終わると企業からフィードバックをもらえるのですが、そういった際に話にあがりがちなのは「計画的に取り組めていることはわかったが、泥臭く頑張るガッツの部分が見えなかった」「長期的に活躍してくれるイメージが湧かなかった」という意見です。
そのため壁にぶつかった際に「何としても目標を達成する」という強い執着心や実行力を伝えるようにしましょう。
評価される「計画性」の自己PRの3つの要素
ここまで説明してきたように、「計画性」はわかりやすく評価されるような自己PRでないことは事実。
しかし、内容によってはほかの強みと同様に高く評価される自己PRにすることができます。
ここからは、企業から高く評価される「計画性」の必須条件を3つ解説していきます。
①ゴールから逆算した根拠のあるプランを立てられる
- 最終的なゴールを明確にしてから着手している
- 「なぜ今日それをやるのか」という理由を論理的に説明できる
- 感覚や勢いではなく、具体的な根拠に基づいて計画している
まず「いつまでに何をやるのか」というゴールを決め、そこから逆算して今日やるべきことを割り出していく。
そのような計画性を持つ人は企業から高く評価されます。
なぜなら、仕事では確実に期限を守る必要があるため、「地に足のついた計画」が求められるからです。
- 計画:今日は120ページまで進める
- 根拠:5日間で600ページ進めなければならないため、最低限1日120ページ進める
企業は「見積もりの正確さ」、つまり「自分ができる量と時間を正確に把握できているか」も見ています。
過去の経験や数値を根拠に答えられると、信頼が一気に高まりますよ。
②あらかじめリスクを想定している
- 順調に進まないことを前提にして計画を立てる
- 遅れを見越してスケジュールに余裕を持たせる
- 万が一ダメだった場合の代替案を用意している
万が一のリスクも想定し余裕を持った計画を立てられる人は、仕事でも大いに活躍することが期待されます。
仕事において計画通りに物事が進むことなどほとんどなく、予備日を設けたり、別のプランを考えたりといった第二、第三のプランを想定しておくのは最低限必要な対応。
それが学生のうちからできていると、大きなアドバンテージになりますよ。
仕事では「上司の確認待ちで止まる」「依頼相手が遅れる」といった自分以外の要因で進捗が遅れることもあります。
周囲が遅れた場合まで計算に入れた計画を立てられれば、視座が高いと評価されますよ。
③想定通りの進行でない場合も的確に調整できる
- 計画を守ることよりも、ゴールを達成することを最優先している
- トラブル発生時、思考停止せずにすぐ「新しい計画」を練り直せる
- 状況の変化に合わせて、手順や優先順位を柔軟に組み替えることができる
不測の事態に見舞われたときも、慌てず今できる最善の手を考え、適切なリカバリープランを考えられる。
そのような計画性がある人は、入社後も重宝されます。なぜなら、仕事で評価される「計画性」とは、柔軟に軌道修正しながらゴールまで導く力だから。
たとえ大きなトラブルがあっても、状況に合わせて柔軟に計画を練り直せる力こそが、仕事においては求められるのです。
調整にあたっては、周囲を巻き込む力が必要になります。
そういったコミュニケーション能力も合わせてアピールできると、さらに強力な自己PRになりますよ。
キャリアアドバイザーが読み解く!個人で完結するエピソードは職種によっては要注意
人とのかかわりがメインの職種は避けよう
計画性を自己PRしたい人のなかには、「資格試験に合格した」「TOEICの点数を伸ばした」など、個人で完結するようなエピソードを題材にしようと考えている人もいるでしょう。
そういった自己完結型のエピソードも悪いわけではありませんが、職種によっては評価が分かれるということは覚えておいてほしいですね。
特に営業職などの「人とのかかわり」がメインになる職種では、一人で頑張った話はインパクトに欠けるととらえられる可能性があります。
個人でコツコツ進める仕事ではOKな場合も
一方エンジニア職では、個人で完結するようなエピソードでも高評価につながりやすい傾向にあります。
なぜなら、業務内容的に「自分で目標を立ててコツコツ頑張れる」人を求めているからです。
そのため、エピソードは志望する職種・業界に合わせて調整するようにしましょう。
あなたは「計画性」をアピールすべき? 職種との相性表で確認しよう!
「計画性」は職種によっても評価されやすいかどうかが異なります。
以下に職種ごとの評価のされやすさを表にまとめました。あなたの志望する職種との相性はどうか、チェックしてみてください。
| 職種の特徴・傾向 | 計画性との相性 | 職種の例 |
|---|---|---|
| 【進行管理】 状況を俯瞰し納期通りに完了するよう全体を動かす | ◎ | ・施工管理(建築・設備) ・エンジニア ・生産管理(メーカー) ・物流管理 |
| 【バックオフィス】 正確性と効率化を重視した仕事が求められる | ◎ | ・事務職(一般・営業事務) ・経理 ・財務 ・法務 ・公務員 ・社内SE ・インフラエンジニア |
| 【コンサル・提案型営業】 課題解決と長期的な関係構築が重視される | ○ (武器になる) | ・ルートセールス(メーカー・商社) ・コンサルタント ・カスタマーサクセス |
| 【販売・サービス】 顧客の感情や状況への対応が最優先 | △ (柔軟性が優先) | ・販売・接客(小売・飲食) ・ホテル ・ブライダル ・旅行 ・客室乗務員 ・福祉・介護 ・保育 |
| 【新規開拓】 行動を積み重ね成果を上げていくことが重視される | △ (行動力が優先) | ・新規開拓営業(証券・保険・不動産) ・MR(医薬情報担当者) |
| 【クリエイティブ・企画】 新しい価値やアイデアを生み出す | △ (発想力が優先) | ・企画・マーケティング ・広告クリエイター(制作) ・研究開発(R&D) ・Webデザイナー・ライター |
△のついている職種でも「計画性」はアピールできますが、販売・サービスなら「ホスピタリティ」、新規開拓なら「行動力」など、ほかに優先してアピールすべきことがあります。
こういった職種で計画性をアピールしたいなら、ほかの重要な強みを支える土台の力としてアピールするなど、伝え方を工夫するようにしましょう。
3ステップで完成! 「計画性」の自己PRの作成法
「計画性」の自己PRでやりがちなのが、「計画を立て、その通りに実行しました」という事実だけを述べてしまうこと。
しかし企業が知りたいのは、あなたがどのような意図で計画を立て、実行したかというプロセスの部分です。
ここからは、企業に活躍イメージが伝わる「計画性」の自己PRの作成法を3ステップで解説します。
ステップ①計画性があると言えるエピソードを振り返る
まずは過去の経験を振り返り、計画性が発揮されたエピソードをリストアップしましょう。
ここで必ず見つけてほしいのは、「計画を実行するなかでどんな課題に直面したか」。企業が知りたいのは、計画通りにいかなかったときにどう行動したかです。
- 【ゼミ・研究】 提出期限から逆算し、メンバーの進捗遅れまでカバーした
- 【アルバイト】 繁忙期の混雑を予想して事前に配置を変え、トラブルを未然に防いだ
- 【サークル】 イベント当日のトラブルに対し、柔軟に対応し計画を成し遂げた
チームで何かをおこなったエピソードを選ぶ際には、自己完結ではなく周囲を巻き込んだ経験になっていると、仕事での再現性が高くなり評価を得やすいですよ。
ステップ②計画性を発揮した際の「考え方」を深掘りする
エピソードを掘り起こせたら、どんな考えのもと計画を立て、実行したのかを深掘りしてみましょう。
企業が見ているのは、結果そのものよりも「入社後も再現できる考え方を持っているか」です。
以下の3つの視点にあてはめて深掘りすると、説得力のあるアピールになりますよ。
- ①ゴールの分解
例:「新入生30人の獲得」という目標から逆算し、必要な見学者数を算出。「1週間で○人を集める」「そのために1日20人に声をかける」と、日々の行動レベルにまで数値を落とし込んだ - ②リスクの想定
例:屋外での勧誘がメインだったため、「悪天候で活動できない日」があることを想定。雨天でも機会を失わないよう、あらかじめSNSでのオンライン説明会やDM配信の準備も進めておいた - ③定期的な見直し
例:週次で進捗を確認した際、ビラ配りの効果が薄いと判明。計画に固執せずビラの予算を削減し、反応の良かった「体験イベント」の開催数を増やす方針へ即座に切り替えた
「誰のために、何のためにその計画が必要だったか」という目的意識まで語れるとベストです。
目の前のやるべきことだけでなく、その先のゴールまで見すえられるという視野の広さが好印象につながりますよ。
ステップ③入社後にどう活かせるかを言語化する
最後に、自分の「計画性」を入社後どう活かすかを具体的に説明しましょう。
ここを具体的な業務内容に交えて説明できれば、人事担当者に「この学生はよく調べてきている」「志望度も理解度も高そうだ」と良いイメージを持ってもらいやすくなります。
なお、以下の表に「計画性」を活かしやすい職種と、職種別の「計画性」を活かせるシーンをまとめました。
活かし方がわからないという人はぜひ参考にしてみてください。
相性が良い職種と職種別の活かし方
| 職種 | 計画性が活かせる具体的な方法・シーン |
|---|---|
| 施工管理 | 【工程の死守】 天候や資材遅延を織り込んだ余裕ある工程表を作成。トラブル発生時は職人や機材の手配を即座に組み替え、納期を絶対に守る |
| エンジニア | 【手戻りの防止】 設計段階でバグや仕様変更のリスクを想定。開発中に問題が起きても優先順位を整理し、期限までに仕上げる |
| 物流管理 | 【配送網の維持】 渋滞や車両故障を想定し、代替ルートや予備車両を確保。遅れが発生した際はリアルタイムで配送順を修正し、物流の停滞を最小限に抑える |
| 事務 | 【ミスのない完遂】 突発的な依頼やシステム停止を見越した締切の設定。不備が発覚した際は即座にリカバリーに回り、組織の業務を止めない |
| 公務員 | 【行政サービスの継続】 災害や法改正による混乱を想定したマニュアルを整備。予期せぬ事態でも、公平性と正確性を保ちながら迅速にフローを修正し、住民の安全を保つ |
| インフラエンジニア | 【ゼロダウンタイム】 サーバー障害やサイバー攻撃を前提として設計。障害が発生した際は即座に復旧計画を実行し、インフラの安定稼働を維持する |
| ルートセールス | 【効率的な巡回】 顧客の急な欠品や不在を想定した巡回ルートの策定。トラブル対応で予定が狂っても、残りの訪問先を瞬時に再計算し、重要顧客を漏らさずフォローする |
| コンサルタント | 【確実な目標達成】 施策が期待通りの成果を出さないリスクを考慮した検証計画。数値のズレを察知したら即座に戦略を修正し、クライアントの利益を死守する |
大事なのは、「自分が計画的に動くことで、チームやお客様にどんなメリットがあるか」まで想像することです。
「この子が入れば仕事もスムーズになりそうだな」と思ってもらえたら勝ちですよ。
なお入社後の活かし方を考えるには、志望する職種の業務内容を理解することが重要です。
以下に上の表に記載の職種について解説している記事をまとめました。気になる人はチェックしてみてください。
職種について解説した記事一覧
計画性の自己PR作成には「自己PR作成ツール」の活用もおすすめ
計画性の自己PRを作る際には、キャリアパーク就職エージェントの『自己PR作成ツール』を使ってみるのも手です。
1年で100人以上の学生と面談するキャリアアドバイザーが監修しているツールであるため、実際の面談に基づいた、企業に響く自己PRが作成できます。

質問は全部で7つ。回答をもとに「自分で考えた強み」と「AI(人工知能)が見つけた強み」の2パターンを提案してくれます。
またブラッシュアップ機能を使えば、自分の言葉で自己PRを仕上げられるため、ほかの学生と被ることもありません。ぜひ一度試してみてください。
エピソード別! 企業に響く「計画性」の自己PR例文9選
同じ「計画性」でも、アピールしたいエピソードによって企業に響く伝え方はさまざま。ここでは、エピソード別の例文を9つ紹介します。
あなたのアピールしたいエピソードに合わせて参考にしてみましょう。
①ゼミ
私の強みは、ゴールから逆算してリスクを回避する「計画性」です。
経済学ゼミで4人チームの論文リーダーを務めた際、「データ集計の遅れが全体の質にかかわる」という過去の反省をふまえ、大学の提出期限よりもあえて「2週間前」をチームの完成目標に設定しました。
さらにメンバーの進捗が遅れる可能性も考慮し、週に1日は調整用の「予備日」を設けました。実際に分析ソフトの不具合で作業が3日遅れるトラブルがありましたが、この予備日を活用することで焦ることなく軌道修正ができました。
結果、期限内に内容をブラッシュアップすることができ、学内コンテストで最優秀賞を獲得しました。 入社後も、不測の事態を想定した「根拠のある計画」を立て、確実に業務を遂行したいと考えています。
この例文のポイントは、過去の事例からリスクを予測して早めたという根拠がある点です。ビジネスでは「なんとなく」の計画は評価されません。
この例文のように「なぜそのスケジュールにしたのか」を論理的に説明できれば、事務職や施工管理、ITエンジニアなど納期と正確性が求められる職種で「リスク管理ができる人材」として高く評価されます。
ゼミでの経験を自己PRの題材にする場合は、こちらの記事もあわせて参考にしてください。
【13例文】ゼミ題材の自己PRは行動×学びでマッチ度をアピール!
②部活
私の強みは、状況の変化に合わせて柔軟に計画を修正できる点です。
在学中はテニス部の練習責任者として、「リーグ昇格」を目標に年間の練習計画を立てました。当初は基礎練習を重点的におこなう計画でしたが、春の大会で実践経験の不足が課題となり、チームの士気も停滞してしまいました。
そこで私は当初の計画に固執せず、目標達成のためにプランを書き換える決断をしました。部員と話し合いの末、実践形式のメニューを大幅に増やし、週ごとに課題を見直す仕組みを導入しました。
その結果弱点を克服でき、悲願のリーグ昇格を達成できました。 貴社においても、一度決めたやり方に固執せず、目標達成のために常に最善のルートを選んで行動したいです。
計画性のアピールで陥りがちなのが「決めたことを守りました」という点ばかりアピールしてしまうこと。
しかしこの例文は「勝つこと(目的)」のために「練習計画(手段)」を柔軟に変えています。
ビジネスの現場は常に状況が変わるもの。計画通りにいかないときもすぐに代替案を出せる力は、営業職や企画職など、結果を出すことが求められる職種で非常に強いアピールになります。
部活の経験を自己PRで効果的にアピールするコツは、こちらの記事で詳しく解説しています。
自己PRで部活動を魅力的に伝えるコツ| 強み早見表・例文付き
③サークル
私の強みは、最悪の事態を想定して準備を徹底する「計画性」です。
大学時代はサークルの新歓代表として、野外での交流イベントを企画しました。最大の懸念は天候で、ほとんどのサークルは最初から「雨天中止」として計画を進めていました。
しかし私は新入生獲得の機会を失いたくないと考え、雨天時でも開催できる「屋内レクリエーション」を事前に準備しました。
実際に当日は雨予報となりましたが、前日の段階で迷わず屋内レクリエーションへ計画を変更。会場確保や役割分担も事前に決めていたため、混乱なくスムーズに実施できました。
結果、例年の1.5倍となる30名の新入生が入会してくれました。 入社後も楽観的な予測に頼ることなく、常に最悪の事態を想定して準備しておくことで確実に業務を遂行したいです。
多くの学生は想定外のアクシデントが起こった場合の対応を深く考えず計画を立てがちですが、この例文は「雨の場合はどうするか」を具体的に考え、計画できています。
仕事においても、「プランAがダメなら終わり」という仕事の仕方は非常に危険です。
代替案まで用意しておくという慎重さは、営業や事務などあらゆる職種で「安心して仕事を任せられる」という高評価につながります。
サークルでの経験を自己PRの題材にするなら、あわせてこちらの記事にも目を通しておきましょう。
【例文付き】自己PRではサークル活動をアピール|作成のコツも解説
④アルバイト
私の強みは、予測に基づいて先手を打つ「計画性」です。
学生時代にアルバイトをしていたカフェでは、クリスマス期間の混雑による「提供遅れ」が課題となっていました。そこで私は去年の売上データを店長に見せてもらい、混雑のピーク時間と注文が多いメニューを分析。その予測をもとに、「ピークの1時間前には仕込み量を通常の2倍にする」「新人スタッフをレジではなく洗い場に配置する」という具体的な対策を提案しました。
その結果、過去最高の来客数だったにもかかわらず、提供時間を平均5分以内に収めることができ、クレームもゼロに抑えられました。 仕事においても、感覚で動くのではなく、データや事実に基づいて段取りを組み、効率的に成果を出したいです。
アルバイトのエピソードは「頑張りました」に終始しがちですが、この例文では「去年のデータを見た」「予測して配置を変えた」という論理的な思考が光っています。
「忙しくなってから慌てる」のではなく「忙しくなる前に手を打つ」。
こういった事前に手を打つ用意周到さは、店舗運営や販売職はもちろん、マーケティングや物流管理などでも強く求められる資質です。
自己PRとしてアルバイトでの経験をアピールする人は、こちらの記事もあわせて参考にしてください。
例文10選|アルバイト経験の自己PRは4ステップの振り返りが必須
⑤資格取得
私の強みは、目標達成のために計画を柔軟に書き換える「調整力」です。
学生時代「2カ月で簿記2級に合格する」という目標で学習計画を立てました。しかし開始2週間後の模試で、苦手な「工業簿記」の点数が伸びず、計画通りの点数を取ることができませんでした。
そこで当初の「全範囲を均等に勉強する計画」を改め、残りの期間を苦手分野の克服に集中するようスケジュールを組み直しました。
通学時間を暗記にあて、机に向かう時間は計算演習に特化するなど時間の使い方も見直した結果、本番では合格ラインを大きく超える90点で合格できました。 入社後も計画通りにいかないときはすぐに改善策を考え、泥臭くゴールを目指します。
資格取得の話は「毎日コツコツやりました」といった継続力アピールになりがち。
しかしこの例文は模試の結果が悪かったことを受け、計画を組み直すなど柔軟に対応できています。
仕事ではうまくいかないときにどう立て直すかが大切です。
「状況を見て時間配分を変える」という判断力は、エンジニアやコンサルタントなど、期限と成果にシビアな職種で高く評価されるでしょう。
資格を取得した経験をアピールする方法については、こちらの記事で解説しています。参考にして企業の目を引く自己PRにしましょう。
自己PR「資格取得」でアピールする方法|就活のプロが本音で解説!
⑥留学
私の強みは、限られた時間で成果を出す「計画性」です。
3カ月の語学留学に参加した際、「なんとなく過ごして終わりにしたくない」と考え、帰国時のTOEICスコア目標から逆算して「週ごとの行動計画」を設定。「今週はリスニング強化のため、現地の友人と計10時間話す」など具体的な数値目標を立てました。
しかし、最初の週は目標の半分も達成できません。そこで「放課後は図書館ではなくカフェで会話をしてみる」など行動パターンを修正し、毎週日曜日に計画を見直すサイクルを徹底しました。
その結果、帰国後にはスコアを200点伸ばすことができました。 仕事においても、最終ゴールから逆算して「今やるべきこと」を明確にし、着実に成果を積み上げたいです。
留学エピソードは「異文化交流」などの抽象的な話になりやすいですが、ここでは「数値目標」と「週次の振り返り」に焦点を当てています。
計画(Plan)→実行(Do)→修正(Check/Action)というサイクルを自ら回せている点は、ビジネス基礎力が高い証拠。
特に営業職や企画職など、自分で目標を管理して動く自律性が求められる職種で好印象です。
留学はただ海外に行っただけではアピールになりません。うまく自己PRで伝える方法はこちらの記事で解説しています。
体験談ではNG! 自己PRで留学をアピールする方法と強み別例文6選
⑦インターン
私の強みは、目標達成に向けた「論理的な計画性」です。
大学2年生で参加したIT企業の長期インターンでは、「月間30件アポイントを獲得する」を目標に活動していました。当初はやみくもに電話をかけるばかりで成果が出ず、目標未達の危機に直面することに。そこで私は「1件のアポに必要な架電数」を算出し、「1日〇件かければ確率的に達成できる」という小さな計画に落とし込みました。
さらに断られる理由を集計し、トークスクリプトを毎週修正。成功率を高める工夫も並行しておこないました。その結果、最終月には目標の1.5倍となる45件のアポを獲得することができました。
入社後も数字に基づいた計画を立て、確実に目標を達成できる営業になりたいです。
インターン経験がある学生のなかでも、このように「ゴールに向けた行動目標(=KPI)」を意識して動ける人は一目置かれます。
確率から逆算して行動量を決めるという思考は、まさにビジネスの基本。特に営業職やマーケティング職を志望する場合、この例文はそのまま使えるほど強力なアピールになります。
インターンでの経験を自己PRに活かすには、「インターンで何を学んだのか」「何を目的として参加したのか」を明確にすることが重要です。インターンの目標を明確化する方法はこちらの記事で解説していますよ。
インターンの目的とは|持つべき心構えや充実度アップのコツを解説
⑧委員会活動
私の強みは、周囲の動きを見越して全体をコントロールする「計画性」です。
学生時代は、学園祭実行委員でパンフレット制作の進行管理を担当しました。過去、各サークルからの原稿提出が遅れて印刷がギリギリになる問題が起きていました。
そこで私は、印刷所の入稿締切から逆算し、各サークルへの提出期限をあえて「本来の締切の1週間前」に設定。案の定いくつかの団体から遅れの連絡がありましたが、事前に設けていた1週間の予備期間のおかげで、焦ることなく対応できました。
結果、例年のような徹夜作業もなく、余裕を持って納品することができました。 仕事でも、関係者の動きまで想定したスケジュールを組み、プロジェクトを円滑に進めたいです。
自分一人の計画を守るのは簡単ですが、他人のスケジュールを管理するのは難しいもの。
この例文では、相手が遅れることを見越して締切を早めるという工夫ができています。
この「巻き込み型の計画性」はディレクター職、施工管理、事務職など、多くの関係者とかかわりながら納期を守る仕事で適性が高いと判断されやすいでしょう。
⑨イベントの幹事
私の強みは、不測の事態に備える「計画性」です。
ゼミ合宿の幹事を務めた際、30名の移動や宿泊を管理しました。そのなかで最も強く意識したのは「当日のトラブル対応」です。
過去にバスの遅れで予定が崩れた話を聞いていたため、単にしおりを作るだけでなく、交通機関が遅れた場合の「短縮ルート案」や、緊急連絡網をまとめたマニュアルを独自に作成。引率の教授とも共有しておきました。
当日は大きなトラブルはありませんでしたが、教授からは「ここまで準備してくれれば安心して任せられる」と評価をいただきました。 貴社においても、常に「もしも」を考えた準備をおこない、周囲に安心感を抱いてもらえるような仕事がしたいと考えています。
幹事を務めたエピソードを語る際は「みんなを楽しませた」という話に終始しがちですが、ここではリスク管理に焦点を当てることでビジネススキルとしてのアピールに成功しています。
教授へ事前共有ができている点もポイントが高いですね。
秘書、総務、ホテルスタッフ、旅行業界など、段取りと安心感が商品となる職種で特に強い説得力を持つ例文でしょう。
要注意! 企業が不採用にしがちな「計画性」の自己PRの特徴
計画性を自己PRにする学生にありがちなのは、今一歩踏み込んだアピールができていないこと。
計画性はインパクトに欠けると思われやすい強みだからこそ、「どう結果につなげるか」を明確にアピールする必要があります。
ここからは企業が不採用にしがちな「計画性」の自己PRの特徴を3つ紹介します。
①計画を立てただけで終わっている

就活生
学園祭実行委員会として、誰よりも綿密にスケジュールを立てました!

採用担当者
スケジュールを立てるだけなら誰にでもできるからなあ……。知りたいのは「その結果どうなったか」なんだけれど……。
企業が求めるのは、「強みを活かして成果を出せる人材」。
だからこそ、計画を立てることそのものより「どのように実行したか」「その結果どんな成果が得られたか」という部分が重視されます。
単に計画を立てたというだけでは評価されづらいことを覚えておきましょう。
学園祭実行委員会として本番までのスケジュールを立て、学園祭を成功させました。
途中トラブルで大幅にスケジュールが押すこともありましたが、あらかじめ設けていた予備日を活用したり、人員配置の見直しをおこなったりした結果、予定より3日前倒して準備を完了させることができました。
②自分の計画を守るばかりで周囲への配慮がない

就活生
話し合いのなかで方向転換をするという案も出ましたが、一からやり直すのはリスクが高いと考え、当初の計画を貫きました!

採用担当者
自分の計画にこだわり過ぎなのでは……。周囲と足並みをそろえるのは苦手なのかな……。
いくら計画性があっても、社内で波風を立てるような人材を企業は好みません。
なぜなら、プロジェクトを進めるためには周囲との協力が必要不可欠だからです。
周囲への配慮がないと思われないよう、状況に応じて柔軟に調整する姿勢が伝わるような内容にしましょう。
メンバーの話し合いにより方向転換をすることになりましたが、優先順位を整理してやるべきことをまとめた結果、以前より高いクオリティの作品を完成させることができました。
③企業で活かしにくいエピソードになっている

就活生
夏までに5kg痩せる計画を立て、毎日のカロリー計算と運動メニューを着実にこなして目標達成しました!

採用担当者
確かにすごいけど、仕事に活かせるかと考えると疑問が残るな……。
計画性の自己PRで特に注意したいのが、「仕事での活躍がイメージしづらいエピソードになっていないか」ということ。
例のように自己完結で終わってしまうようなエピソードだと、企業は「企業にどう貢献してくれるのか」がイメージできず、高い評価をつけることができません。
そのため、特に周囲への働きかけが少ない個人的なエピソードを使う場合は「実際にどう業務に活かすか」まで具体的に説明するようにしましょう。
私は5kg痩せるという目標達成のために、現状を分析して確実に実行できる計画を立てました。
まずは自分の生活習慣を数値化し、期限から逆算して「1週間で落とすべき体重」を整理。急な外食などが入った場合は翌日以降のスケジュールを組みなおしました。
この「目標から逆算して計画を立て、確実に目標を達成する力」を活かし、入社後も期限内に確実に成果を出します。
【Q&A】「計画性」の自己PRの疑問を解消!
ここからは、「計画性」で自己PRを考えたい人によくある質問について解説していきます。
自信を持ってアピールできるようになるためにも、ぜひチェックしてみてください。
①成果が出なかった場合は自己PRにしないほうが良いですか?
A.正直微妙なラインですが、自己PRにすること自体は可能です。
ただし、好印象につなげるには伝え方の工夫が必要です。キーポイントは具体性。
目標に向かって努力した過程をいかに具体化して伝えられるかがカギです。
選考では、どのような目標を立て、それに向けてどのような計画を練り実行したのかを順序立てて伝えてみてください。
人事担当者がありありとイメージできるくらい具体的に説明できれば、結果の有無にかかわらずあなたの計画性は十分に伝わるはず。
なおもし結果が出ているものがあれば、個人的にはそちらを優先して伝えるのがおすすめです。
②どこまで行動できていれば「計画性がある」とアピールして良いのでしょうか。
A.高い目標を掲げ、それに向かって行動できていれば、程度は問いません。
企業が学生に期待するのは、現状と目標のギャップを埋めるために努力できる主体的な姿勢です。
そのため、たとえばテスト勉強であれば「絶対に〇点を取る」など自分にとってチャレンジングな目標を掲げ、達成するために計画を立てて頑張れていれば、十分良いアピールになります。
③「旅行の計画を立てました」というのはアピールになりますか?
A.実務に結びつけられる特別な工夫があれば別ですが、基本的にはあまりおすすめしません。
旅行はあくまでプライベートなもの。
そこで発揮される計画性は、仕事で求められるような「責任をともなう計画性」とは異なります。
正直なところ、私が人事担当者なら「ほかにエピソードがなかったのかな」と思ってしまうかもしれません。
企業が知りたいのは、あなたが義務や目標に対してどう向き合えるか。
そのため勉強やインターン、アルバイトといった「やるべきことに向き合った」エピソードを伝えるほうが良いでしょう。
もしどうしても旅行の話を使いたい場合は、予期せぬトラブルにどう備えたか、みんなの意見をどう調整したかなど「組織に対して貢献したこと」「成果につながった出来事」を盛り込むようにしてください。
「計画性」の自己PRは適応力の高さも伝えて内定獲得につなげよう!
「計画性」の自己PRは、場合によっては地味ととらえられがち。だからこそ計画を立てるだけではなく、事前にリスクを想定したり、トラブルが起きた際柔軟に対応したりといった適応力の高さを伝えるようにしましょう。
この記事を参考に、「計画性」をあなただけの魅力的な強みにして、内定を獲得しましょう。
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キャリアアドバイザーの体験談「計画性」の自己PRは好印象な傾向あり
キャリアアドバイザー
酒井 栞里
プロフィールをみる進め方の根拠を説明できるかが評価の分かれ道
「計画性」を強みにする学生は一定数いますが、私個人としては「着実に物事をこなす人」というポジティブな印象を抱きます。
なぜなら、仕事において「段取り力」は物事を進めるために欠かせないスキルだからです。
目的から逆算したことをアピールしよう
ただしどんな計画性でも高評価かと言うと、そうではありません。ポイントは目的から逆算して行動できているかという点。
仕事では必ず納期や目標があり、限られた時間で成果を出すことが求められます。そのため目標から逆算して、今何をすべきかを考える力が必要不可欠なのです。
そのため選考では「なぜその順番で進めようと思ったのか」を説明できるようにしておきましょう。