【例文5選】塾講師経験のガクチカの書き方|評価を得る7つのコツ

この記事のアドバイザー

塾 講師 ガクチカ

目次

  1. 塾講師のガクチカは差別化がカギ! 独自の魅力をアピールしよう
  2. そもそも塾講師経験はガクチカのアピールになるの?
  3. 塾講師経験に対して企業が抱く印象
  4. 真面目で責任感がある
  5. 人とかかわることが好き
  6. 社会人マナーが備わっている
  7. 塾講師のガクチカでアピールできる4つの強み
  8. ①課題解決能力
  9. ②協調性
  10. ③相手の立場に立って考える力
  11. ④プレゼンテーション能力
  12. 3ステップで完成! 塾講師のガクチカを作成するときの流れ
  13. ①アピールしたい強みを絞り込む
  14. ②強みを裏付けるエピソードを決める
  15. ③基本構成に沿ってガクチカを作成する
  16. 確認必須! 塾講師のガクチカでライバルに差をつけるコツ
  17. 塾講師のアルバイトを始めたきっかけを話す
  18. 業務内容を具体的に説明する
  19. 塾講師の業務の中で自分なりに工夫したことを挙げる
  20. 「〇点アップ」「〇人合格」など具体的な数字を盛り込む
  21. 保護者から褒められた経験など客観的評価を挙げる
  22. 企業がもとめる人物像を意識する
  23. 完成したガクチカを第三者に添削してもらう
  24. ガクチカで塾講師経験をアピールするときの注意点
  25. 個人の成果ばかりアピールしない
  26. アピールにならない話題は避ける
  27. わかりやすい表現を心掛ける
  28. OK例NG例を紹介! 塾講師をテーマにしたガクチカ例文8選
  29. 【OK例文】①生徒のモチベーションアップ
  30. 【OK例文】②生徒との信頼関係
  31. 【OK例文】③生徒の成績アップのための工夫
  32. 【OK例文】④業務効率化
  33. 【OK例文】⑤塾運営にかかわる取り組み
  34. 【NG例文】①具体性がなくありきたりな内容である
  35. 【NG例文】②個人の成果ばかりアピールしている
  36. 【NG例文】③当たり前のことをこなしただけである
  37. 塾講師経験のガクチカを魅力的にアピールして選考を突破しよう

塾講師のガクチカは差別化がカギ! 独自の魅力をアピールしよう

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。就活中の学生から

「ガクチカで塾講師のアルバイトをアピールしても大丈夫ですか? 」
「どうしたら魅力的なガクチカになりますか? 」

といった相談を受けることがよくあります。

学生時代に力を入れたこと、通称ガクチカとして塾講師の経験をアピールするのはもちろんOKです。ただし、塾講師経験のある学生は多くいるため、内容によっては企業に「また塾講師の話か……」と思われてしまう可能性があります。

そこで今回は、ガクチカで塾講師の経験を話すときの基本構成やコツ、注意点について解説していきます。エピソード別の例文も紹介するので、塾講師のガクチカを作成したいと思っている人はぜひ参考にしてください。

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そもそも塾講師経験はガクチカのアピールになるの?

ガクチカの内容を考えるときに、「自分は何もすごい経験がない……。塾講師のアルバイトを頑張ってきたけど、それをガクチカにしても良いのだろうか?」と悩む人も多いでしょう。

結論から言うと、塾講師の経験は十分ガクチカのアピール材料になります。ガクチカというと珍しい経験を話した方が有利だと思われがちですが、企業が知りたいのは経験そのものではなく学生の考え方や物事への取り組み方です。そのため、塾講師の経験で得たことや感じたことをしっかりとアピールすれば、企業に好印象を与えられるでしょう。

ただし、ガクチカで塾講師経験のある学生は多く、同じようなエピソードになりがちです。企業に「またこのパターンか……」と思われないためには、ほかの学生と差別化しつつわかりやすく伝えるための工夫をしましょう。

塾講師経験に対して企業が抱く印象

塾講師経験に対して企業が抱く印象

ガクチカに限ったことではありませんが、面接で話す内容と企業が持つイメージにギャップがあると違和感を与える可能性があります。そのため、ガクチカで塾講師経験をアピールする際は、その経験が企業に対してどんな印象を与えるのかを知っておくことも大切です。

では、塾講師経験がある学生に対して企業はどんな印象を抱くのでしょうか。一緒に確認していきましょう。

真面目で責任感がある

塾講師の経験がある人は、真面目で責任感がある人だという印象を持たれやすいです。塾講師は子どもたちの将来を左右する重要な場面に携わる仕事であり、勉強はもちろん、立ち振る舞いや態度なども含め生徒の模範にならなければなりません。教育系の仕事を志している人も多いことから、真面目で堅実なイメージにつながるでしょう

また、人に何かを教えるときにはどうしたら相手が理解してくれるかを考え、工夫しなければなりません。成果が現れるまでには時間がかかるため、根気強く指導を続けることも必要となり、生徒に寄り添う力や忍耐力ももとめられることから、責任感が強いというイメージも持たれやすいです。

真面目さをアピールしたい人はこちらの記事も確認しておきましょう。

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人とかかわることが好き

塾講師はさまざまな生徒や保護者とかかわることから、コミュニケーション能力が必要不可欠です。

特に思春期の生徒は、精神的に不安定になりやすく前向きに取り組めないことも少なくありません。そのような環境の中でも生徒一人ひとりに寄り添い、サポートしていく姿勢がもとめられるため、塾講師として働く学生は、誰かを支えたり感謝されたりすることにやりがいを感じる人が多い傾向にあります。

そのため、「人とかかわることが好き」という印象を持たれやすいため、ガクチカの内容もそのイメージと乖離しないように意識すると良いでしょう

たとえば「自分の世界に没頭するタイプ」「黙々と作業することが好き」という内容では、「結局どんな人なの? 」と思われる可能性があります。面接官に違和感を与えないためには、世話好きであることや協調性を意識した内容を心掛けましょう。

社会人マナーが備わっている

塾講師は子どもや保護者とかかわる機会も多く、たとえ学生アルバイトであっても先生であることには変わりありません。社会人として、大人としてふさわしい対応がもとめられるため、身だしなみや言葉使いなど基本的なマナーをわきまえているという印象につながります

社会人マナーはどの仕事でも大切なので、その意味において塾講師の経験は就活の武器になるでしょう。

ただし、マナーをわきまえていることは採用の最低条件と考えている企業が多いため、それだけで採用が決まるものではありません。企業が見ているのは経験そのものではなく物事への取り組み方や考え方なので、塾講師経験で得たものを自分の言葉でわかりやすく伝えることが大切ですよ。

酒井 栞里

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学生のうちから社会人マナーを身につけておくことはとても大切です

多くの企業は新入社員がさまざまな業務に携われるよう、まずは研修をおこないビジネスマナーを教えていきます。会社の中で新入社員が何かをおこなう際には、少しぐらい粗相があったとしても「この人は新入社員だから」という目で見てもらい許されることはあるでしょう。

しかし外部から見ると、たとえ新入社員であってもその企業の1人の社員として見られてしまいます。社会人としてのマナーが備わっていなければ「あの企業の人はマナーがない人だ」というレッテルを貼られてしまうリスクもあります。

企業からしてもこれは避けたい事態です。「入社後に教えてもらえるから大丈夫だ」と考えるのではなく、就活の段階から社会人マナーが備わっていることが採用において非常に重要視されるのだと肝に銘じておきましょう。

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塾講師のガクチカでアピールできる4つの強み

塾講師のガクチカでアピールできる4つの強み

企業はガクチカを通して、学生の人柄や価値観を知ろうとしています。そのためガクチカを話すときは、ただエピソードを説明するのではなく自分の強みをアピールすることが大切です。

では、ガクチカとして塾講師経験を伝える場合にはどんな強みをアピールできるのでしょうか。ここでは、塾講師経験からアピールしやすい強みを4つ紹介します。

①課題解決能力

学習塾は「学力が低い」という悩みを抱えた生徒が行く場所であり、塾講師はそれを解決する仕事です。そして生徒によって学習能力や目標は異なるため、一人ひとりに適した方法でアプローチしなければなりません。

そのため、塾講師として生徒の成績向上に取り組んだ経験は課題解決能力のアピールにつながります。「どうしたらこの問題を理解してもらえるか」「どうしたらモチベーションを上げられるか」などの困難に対して、どう考え取り組んだかを伝えれば魅力的なガクチカになるでしょう。

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キャリアアドバイザー

課題やその解決方法を特定し、実行していく能力は幅広い業種で評価されますよ。

②協調性

塾講師をしていく中で、指導計画や目標設定、塾運営にかかわる業務などチームで協力して取り組んだ経験も多くあったのではないでしょうか。たとえマンツーマン指導であったとしても、自分1人だけで指導を進めることは稀ですよね。塾講師はチームで協力しなければならない場面が多いことから、ガクチカで協調性をアピールすると説得力が増すでしょう

チームで仕事をする能力は多くの業界でもとめられるため、ガクチカでも評価されやすいです。生徒の成績向上のために同僚と協力したことや、塾運営のために取り組んだことなどをガクチカでアピールすると、面接官はあなたの入社後の働きぶりや役割をイメージしてくれるでしょう。

協調性を魅力的にアピールする方法についてはこちらを参考にしてください。

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③相手の立場に立って考える力

塾講師の仕事は生徒とのコミュニケーションが大部分を占めます。生徒一人ひとりの言葉に耳を傾け指導をおこなった経験をガクチカとして伝えることで、相手の立場に立って考える力をアピールできるでしょう

アピールする際は、「学校の授業についていけず悩んでいる生徒に対して、あえて易しい問題からチャレンジさせ自信を持たせた」など具体的なエピソードの提示がおすすめです。円滑なコミュニケ―ションはどんな企業に入社しても重要なので、相手の立場に立って考える力は就活においても評価されやすいでしょう。

相手の立場に立って考える力をアピールしたい人はこちらの記事も読んでくださいね。

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④プレゼンテーション能力

塾講師は、わからないことがある生徒に対して理解できるように説明していく仕事です。相手に理解してもらうため、覚えてもらうための説明が非常に大切であるため、塾講師のガクチカによりプレゼンテーション能力をアピールすることも可能です。

わからない部分やその原因を突き止め、相手の立場に立って説明をする力は、塾講師に限らず幅広い仕事でもとめられます。会議やコンペでプレゼンするときはもちろん、情報を共有したり連絡したりするときも大いに役立つでしょう。

ただし、ガクチカでプレゼンテーション能力が強みだといっておきながら、わかりにくい伝え方だと説得力がありません。わかりやすいガクチカを話すことが何よりもプレゼンテーション能力のアピールになるので、口だけにならないように注意しましょう

長尾 美慧

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塾講師の経験はさまざまな領域で活かすことができます

塾講師のアルバイト経験が評価されやすい業界としてまず挙げられるのは、学校教育に関連するような業界でしょう。小中学生などと触れ合ってきた経験は、働き始めてからも当事者意識を持って業務に取り組んでくれることが想像しやすいからです。

このほかにも何かに困っている相手に対して、その解決策を一緒に考え支援する仕事も向いているといえるでしょう。たとえばコンサルティングの仕事や営業職は、これに当てはまっています。営業職と聞くとガツガツしているイメージを持ってしまう学生もいるのですが、営業の仕事は相手が何に疑問や課題を感じているのかを考え、わかりやすい言葉を用いながら提案をすることです。塾講師を経験したことがある学生であれば、こうしたスキルは自然と身についていることが多いはずです。

このように、塾講師で培ってきた強みはさまざまな業界や職種で活かせるので自信を持ってください。

コピペで使えるガクチカがかんたんに作れます

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学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)は、自己PRや志望動機と差別化するのが重要です。とは言え、特別なエピソードがなくてガクチカで話せるネタがなく悩む人も多いでしょう。

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3ステップで完成! 塾講師のガクチカを作成するときの流れ

3ステップ! 塾講師のガクチカを作成するときの流れ

塾講師のガクチカを作成する際は、ただ経験を説明するだけでなく自分の強みや考え方をわかりやすく伝えることが大切です。ここでは、塾講師のガクチカを作成するときの流れを3ステップで説明しますので、是非参考にしてみてください。

①アピールしたい強みを絞り込む

ガクチカは経験の希少性ではなく、物事に取り組む姿勢や考え方をアピールするためのものです。アピールの軸が定まっていないと、何を言いたいのかわからないガクチカになってしまうため、まずはガクチカを通してアピールしたい自分の強みを絞り込みましょう

塾講師の場合、先程紹介した課題解決能力や協調性、相手の立場に立って考える力といった強みをアピールすると評価されやすいです。もちろんこれらでなくてもかまいませんが、自己PRや長所などほかの質問と内容が乖離しないように注意しましょう。

②強みを裏付けるエピソードを決める

ガクチカの軸となる強みを決めたら、その強みを裏付けるエピソードを決めましょう。

ガクチカで塾講師経験を話す際、「できるだけ多くのエピソードを言ってアピールしなければ」と思うかもしれませんが、欲張ってあれもこれもと詰め込んでしまうと、かえって要点がわかりにくいガクチカになってしまいます。そのため、エピソードは1つに絞ったうえで内容を深掘りしていくようにしましょう

エピソードの例
  • 生徒のモチベーションを上げるためのアイディアを出した
  • 生徒の成績アップのために指導方法を工夫した
  • 生徒と信頼関係を築いた
  • マニュアルを作り業務効率化を図った

③基本構成に沿ってガクチカを作成する

伝えたい強みとエピソードを絞り込んだら、次はガクチカの作成です。

面接やエントリーシート(ES)では、限られた文字数・時間の中でエピソードや強みを伝えなければなりません。適切にアピールするためには、「結論→具体例→活かし方」という基本構成に沿って作成するのがおすすめです

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構成でオリジナリティを出す必要はないので、わかりやすさを重視して以下の流れでガクチカを作成しましょう。

結論(どんな経験をしたのか)

まずは、結論としてどんな経験をしたのかを端的に説明しましょう。前置きが長かったりいきなり細かい説明をしたりすると、採用担当者は「一体何の話をしているんだろう」と混乱を招く原因となります。

最悪の場合、「話がわかりにくかった」「コミュニケーション能力が低い」というマイナスな印象を残す可能性があるため、ガクチカとして最も伝えたいエピソードを一言で伝え、「今からこの話をします」という意思表示をしましょう

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キャリアアドバイザー

物事を説明するときは一番伝えたいことを冒頭に持ってくるのが基本です。就活では円滑なコミュニケーションがとれるかどうかも大きな評価ポイントであるため、結論ファーストで話しはじめる癖をつけておきましょう。

具体例(どのように取り組んだのか)

結論の次は、それを裏付ける具体的なエピソードを伝えましょう。

ガクチカで塾講師経験をアピールする学生は非常に多いです。そのため「丁寧な指導を心掛けた」「生徒にしっかり向き合った」など抽象的な内容ではほかの学生に埋もれてしまい、採用担当者の印象に残りません。

オリジナリティのあるガクチカにするために、エピソードはなるべく具体的に伝えましょう。エピソードを具体化するには、以下の要素を盛り込むのがおすすめです。

  • どのような業務に取り組んだのか
  • なぜその取り組みをおこなったのか
  • 困難に対してどんな工夫をしたのか
  • その結果どうなったのか

これらの要素を盛り込んだエピソードを伝えることで、採用担当者はあなたの人柄や価値観をより明確に把握できるようになりますよ。

活かし方(仕事に学びをどう活かすか)

ガクチカの最後は、経験から何を感じたのか、それを社会でどう活かしたいのかを述べて締めくくりましょう。

学生の中には、経験だけを伝えてガクチカを終わらせてしまう人も多いです。しかし、企業が知りたいのは物事への取り組み方や価値観であるため、それだけではガクチカとして十分ではありません。経緯から学んだことや仕事への活かし方まで踏み込むことで、はじめてあなたの魅力が最大限に伝わります

仕事への活かし方については、応募先企業の業務内容や社風を理解しておかないと的外れなアピールになってしまいます。採用担当者の心をつかむためにも、しっかりと企業研究をしたうえでガクチカを作成しましょう。

ガクチカで学んだことを伝える方法についてはこちらを参考にしてください。

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加藤 大智

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まずは400文字のガクチカを目指して準備をしておきましょう

塾講師というアルバイトはたくさんの人と長期的な関係を築いていくことが特徴です。そのためガクチカに書きたいエピソードがたくさんありすぎて、どのようにまとめればいいのか迷ってしまう学生もいるでしょう。

まずは基本のスタイルとして350~400文字程度でまとめられるようにしておきましょう。400文字を声に出すと約1〜2分かかると言われており、面接では1分半程度でまとめるのがおすすめです。

400字でまとめることができたら、今度は200文字など短い文字数で表現するならどのようになるかを考えてみたり、400文字の内容を話した後どの部分を膨らませていきたいか面接の流れを考えてみたりするといいでしょう。

特別なエピソードがなくても大丈夫!
ツールを使えば魅力的なガクチカが完成します

学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)は、自己PRや志望動機と差別化するのが重要です。とは言え、ガクチカで話せるネタがなく悩む人も多いでしょう。

そこで活用したいのが「ガクチカ作成ツール」です。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけ魅力的なガクチカが完成します。

ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。

確認必須! 塾講師のガクチカでライバルに差をつけるコツ

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就活生

塾講師のガクチカを作成する際の基本的な流れを説明してきましたが、より魅力的なガクチカにするためにはどうすれば良いのでしょうか?

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キャリアアドバイザー

では次に、塾講師のガクチカでライバルに差をつけるためのコツを7つ紹介しますね!

塾講師経験をアピールする学生は多いので、ぜひ以下の点を心掛けて採用担当者の心をつかみましょう。

塾講師のガクチカでライバルに差をつけるコツ
  • 塾講師のアルバイトを始めたきっかけを話す
  • 業務内容を具体的に説明する
  • 塾講師の業務の中で自分なりに工夫したことを挙げる
  • 「〇点アップ」「〇人合格」など具体的な数字を盛り込む
  • 保護者から褒められた経験など客観的評価を挙げる
  • 企業がもとめる人物像を意識する
  • 完成したガクチカを第三者に添削してもらう

塾講師のアルバイトを始めたきっかけを話す

エピソードの中で、塾講師のアルバイトを始めたきっかけについて触れるのもおすすめです。大学生は飲食店やコンビニなどサービス業のアルバイトをする人も多いですが、その中でなぜ塾講師を選んだのかを考えてみましょう。

「なぜ」という行動動機は、企業側に仕事に対する価値観や物事の考え方などをアピールできるポイントです。より自分らしさのあるガクチカを作成するために、ぜひ深掘りしてみましょう。

ただし、「家から近い」「時給が高い」など条件面の理由は言わない方が無難です。アピールしたい強みとつながらない場合も無理に入れる必要はないので、全体のボリュームやバランスを見て判断しましょう。

業務内容を具体的に説明する

塾講師のガクチカでほかの学生と差別化するためには、業務内容をなるべく具体的に説明することも大切です。

一言で塾講師といっても、生徒は小学生なのか高校生なのか、マンツーマンなのか集団授業なのか、どの科目を教えていたのかなど業務内容はさまざまなパターンがありますよね。業務内容を「塾講師」の一言で終わらせてしまうとオリジナリティが出にくくなってしまうので、簡潔かつ具体的に説明しましょう

例文

私は個別指導塾の塾講師として、都内有数の進学校に通う学生に対して、指導をおこなっていました。

ただし、ダラダラと長い説明はかえってわかりにくくなるので注意が必要です。いったん作成したあとに余分な部分を削るなど、なるべく短く説明できるように工夫しましょう。

塾講師の業務の中で自分なりに工夫したことを挙げる

ガクチカでエピソードを説明する際、単に経緯や結果を話すだけではあなたの努力や成果は伝わりません。

たとえば、「成績に悩む生徒に対して指導をおこなったところ、テストの点数が10点上がった」という内容では、学生自身が何を頑張ったのかわからないですよね。この場合は「テストの点数を上げるために工夫したこと」を盛り込むと、企業はあなたの努力を知ることができます。

何かを自分で考えて行動できる人は、「入社してからも主体的に働いてくれそう」という印象を与えられます。生徒との向き合い方やほかの塾講師との意見交換など自分で考えて工夫したことがあれば積極的にアピールしましょう

「〇点アップ」「〇人合格」など具体的な数字を盛り込む

ガクチカでオリジナリティを出すには、「〇点アップ」「〇人合格」など具体的な数字を盛り込むことも大切です。

たとえば、「クラスの平均点が向上した」「多くの人が志望校に合格できた」という内容では具体性に欠けますよね。当たり障りのない説明をしていると思われる可能性もあります。

一方、「指導方法を〇〇にした結果、定期テストの点数が10点上がった」「教え子5人が全員志望校に合格した」など数字を入れると、具体的で説得力のあるガクチカとなるでしょう

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キャリアアドバイザー

経験をした期間やかかわった人の人数、変化の量を示すのもおすすめです。塾講師のガクチカを話す学生は多いので、自分だけのエピソードにするためにも積極的に数字を盛り込みましょう。

保護者から褒められた経験など客観的評価を挙げる

具体的な数字のほかに、保護者や上司から褒められた経験など客観的評価を挙げるのもおすすめです。

たとえば、「業務改善を提案したら上司から褒められた」「生徒のモチベーションが上がり保護者から感謝の言葉を言われた」などです。客観的評価をつけ加えることでエピソードの説得力が増すので、保護者や上司から褒められた経験があれば積極的に盛り込みましょう

ただし、塾の生徒から褒められた経験は、ガクチカのアピールとしては説得力に欠けるため注意が必要です。企業が知りたいのは社会人としてこれから活躍できるかどうかなので、子どもではなく上司や保護者の評価を挙げるようにしましょう。

企業がもとめる人物像を意識する

ガクチカで塾講師経験をアピールする際は、企業がもとめる人物像も意識しましょう。ガクチカの内容を企業がもとめる人物像につなげることで、自分と企業との適性の高さをアピールできます。

たとえば、企業がもとめる人物像に「積極的にチャレンジできる人」と掲げているとしましょう。この場合は自ら進んで指導方法を工夫した経験や塾運営に関する提案をした経験などを伝えると評価されやすいです。無理に寄せていく必要はありませんが、自分の強みとの共通点があれば積極的にアピールしましょう

企業がもとめる人物像は、企業ホームページや求人サイトなどに掲載されていることが多い傾向にあります。会社説明会で紹介されることもあるので、あらかじめ調べておきましょう。

完成したガクチカを第三者に添削してもらう

ガクチカの精度を上げるためには、完成したガクチカをエージェントやキャリアセンターなど第三者に添削してもらうのもおすすめです。

自分で作成した文章を自分で読み返しても、先入観を持ってしまうため正しい判断ができません。その結果、完璧だと思ったのに採用担当者にはなぜか評価されないという状況に陥りやすくなってしまいます。

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ガクチカは企業(第三者)に伝えるためのものであるため、ぜひ自分以外の視点も取り入れましょう。

添削をお願いするのは友人などでもかまいませんが、最もおすすめなのはエージェントやキャリアセンターの職員など就活ノウハウを持った人です。就活で評価されやすいポイントを踏まえてアドバイスをしてくれるので、ガクチカが完成したら積極的に添削してもらいましょう

アルバイト経験をガクチカで差別化するコツについてはこちらも参考にしてくださいね。

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アルバイト経験をガクチカで差別化するコツ|5ステップで完結させよう

ガクチカが思いつかない就活生は、ツールを使うのが一番おすすめ

学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)は、自己PRや志望動機と差別化するのが重要です。とは言え、ガクチカで話せるネタがなく悩む人も多いでしょう。

そこで活用したいのが「ガクチカ作成ツール」です。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけ採用担当者に魅力が伝わるガクチカが完成します。

ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。

ガクチカで塾講師経験をアピールするときの注意点

ガクチカで塾講師経験をアピールするときの注意点

塾講師のガクチカは十分評価につながるものですが、伝え方によってはかえってマイナスな印象を与えることもあります。思わぬところで評価を下げてしまわないためには、次のことに注意しましょう。

個人の成果ばかりアピールしない

塾講師のエピソードを説明する際は、個人の成果ばかりアピールしないように注意しましょう。

たとえば「自分の指導のおかげで生徒の点数が上がった」「教え子全員志望校に合格できた」と結果ばかりを強調すると、「協調性がないのでは? 」「自慢しているだけ……」と捉えられる可能性があります。

採用担当者が知りたいのは物事への取り組み方であり、個人の成果はあくまでもそれを説明するエピソードの一部にすぎません。そのため成果をアピールする際は、工夫して取り組んだことや周囲の人との連携を伝えることに重点をおきましょう

アピールにならない話題は避ける

塾講師のガクチカは、どんなエピソードでも評価されるわけではありません。

アピールにならない話題を選んでしまうとかえって印象を悪くする可能性があるため、企業が魅力を感じる内容かどうかをしっかり考えましょう。たとえば、以下のような話題はアピールにならないので避けた方が無難です。

子どもに対するコミュニケーション能力

塾講師のガクチカでは、子どもに対するコミュニケーション能力をアピールしないように注意しましょう。

たとえば、「すぐに生徒と打ち解け楽しく授業をおこなった」といったエピソードを話す学生は多くいます。しかし、塾の中という限られたコミュニティかつ相手が子どもである場合、それは企業がもとめるコミュニケーション能力とは言えません

コミュニケーション能力よりも、生徒を合格させる責任感や創意工夫したことなどを伝えた方が比較的多くの企業に響くでしょう。もしコミュニケーション能力をアピールしたいのであれば、相手の立場に立って考える力やわかりやすく説明する力など、ほかの角度からアプローチがおすすめです。

当たり前のことをこなしただけ

当たり前のことをこなしただけのエピソードも避けるようにしましょう。

たとえば、「生徒に笑顔で対応できた」「遅刻や欠席をせず授業をおこなった」といったエピソードは、塾講師のアルバイトとして当たり前のことをおこなっただけでアピールにはなりません。そればかりか、「アピールできる成果が無い」「目標意識が低い」とマイナス評価になる可能性もあります

時間やルールを守ったり生徒に優しく接したりすることは塾講師として当たり前のことなので、特に力を入れて取り組んだことや工夫したことをメインに伝えましょう。

わかりやすい表現を心掛ける

企業はガクチカを通して学生の論理的思考力やコミュニケーション能力も見ているため、わかりやすい表現で伝えるように心掛けましょう。

「~の経験から、〇〇することは非常に大切なことだと塾講師のアルバイトで学びました」という主張よりも、「塾講師のアルバイトを通して〇〇の大切さを学びました」の方がシンプルでわかりやすいですよね。

無駄の多い文章や回りくどい言い方だと、せっかく良いエピソードを言っても魅力が十分に伝わりません。人に教える立場の塾講師だからこそ、わかりやすい表現をしないと説得力に欠けるので注意しましょう。

石川 愛

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専門用語はなるべく使わない方が無難です

そのほかにも塾講師ならではの用語があるということにも注意をしておきましょう。たとえば中学受験のことを「中受」と省略するなど略称は避けた方が無難といえます。なじみがない人が聞いたら誤った解釈をしてしまうリスクがあります。

また、塾で働いていたら当たり前のように使う「チューター」という役職にも注意が必要です。塾によってチューターの役割はさまざまですし、塾講師との違いを明確に理解してもらえない可能性もあります。 

誤解を与えてしまうことで自分が頑張ってきたことが上手に伝わらなかったらもったいないです。塾にあまりなじみがないような人に自分のガクチカを見てもらい、どのような印象を受けたかどうかフィードバックをもらうなどをしてブラッシュアップを重ねていってください。

OK例NG例を紹介! 塾講師をテーマにしたガクチカ例文8選

ここまでのポイントを踏まえて、塾講師をテーマにしたガクチカの例文を紹介します。例文を読みながら、自分だったらどう伝えたいかをイメージしてみましょう。学生にありがちなNG例文もあるので、ぜひ参考にしてください。

【OK例文】①生徒のモチベーションアップ

例文

私が学生時代に力を入れてきたのは、塾講師として生徒のモチベーションをアップさせることです。

私は高校受験対策向けの塾で英語の指導をメインでおこなっていました。受け持っていたのは基礎を重点的に教えるクラスだったのですが、中には学習に対してやる気のない生徒もいました。そういう生徒に対して無理に勉強を教えても、思うように成績は伸びません。

そこで私は、どうしたら受験勉強に対する意識が高まるか、前向きに取り組めるようになるかを考え他のアルバイトと意見を出し合いました。そして、授業の冒頭で毎回英語のクイズを出し、まずは英語を楽しんでもらうようにしました。

その結果、英語学習に対する抵抗が減り模試の平均点が2カ月で10点アップしました。英語が苦手な人の立場に立って新しい方法を取り入れたことが、成果につながったのだと思います。

この経験から、人の気持ちを動かすにはその人の立場に立って考えること、そして周囲と協力してアイディアを出すことが大切だと実感しました。入社後は常に顧客に寄り添い、相手が喜ぶ提案ができる営業職になりたいです。

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キャリアアドバイザー

塾講師の仲間と議論を交わし、生徒のモチベーション向上を図った経験は、実際の業務にも活かすことができるコミュニケーション能力が備わっていることをアピールできるでしょう。

【OK例文】②生徒との信頼関係

例文

私は学生時代、高校生向けの個人指導塾でアルバイトをしてきました。その中で、生徒との信頼関係を築くことに尽力してきました。

塾講師を始めたのは、自分自身が高校生のとき化学の勉強で苦労した経験があり、同じように悩む生徒の力になりたいと思ったからです。そのため化学に苦手意識を持つ生徒に対して、たとえ話を盛り込みながら丁寧に説明するようにしていました。しかしその教え方は生徒には合っていなかったようで、次第に質問をしてくれなくなりました。

そこで私は、「わかりにくいところや要望が合ったら何でも言ってね」と声をかけてみました。するとその生徒は、「たとえ話をされるとかえって混乱してしまうため教科書通りに教えてほしい」といってくれました。その言葉を聞いて教え方を変えてから、生徒は私を信頼するようになり積極的に質問してくれるようになりました。

この経験を通して改めて感じたのは、独りよがりな行動では人との信頼関係は築けないということです。御社での仕事も顧客との信頼関係が大切だと思っているので、入社後も常に自分の行動を振り返りながら業務に取り組みたいです。

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キャリアアドバイザー

信頼関係を築くことできる力は、社会人として重要なスキルの1つです。信頼関係の重要性を理解していることを伝えている点も良いですね。

【OK例文】③生徒の成績アップのための工夫

例文

私が学生時代に力を入れたことは、中学生向けの学習指導塾で生徒の成績アップを目指すことです。

アルバイト先の塾はテストの点数によって3クラスにレベル分けされていたのですが、同じクラスでも生徒によって理解度に差があるという問題がありました。その原因として私は、テストの点数は同じでも生徒によって苦手分野が異なる、それにもかかわらずマニュアルに沿って画一的な指導をしているからだと考えました。

そこで月に一回、塾長と担当講師、生徒の3人で面談をおこなうことを塾長に提案しました。面談をすることにより生徒1人1人の苦手を把握できたため、どこを個人的にフォローすべきかが見えてきました。その結果、半年後にはクラスの平均点が8点ほど上がりました。

このように私は、塾講師を通して問題の原因を分析し解決策を提案する力を培いました。仕事においても、この課題解決能力を活かして生産体制の強化に取り組みたいと思います。

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キャリアアドバイザー

課題に対して、どのような対応をおこなったのかが良くわかりますね。具体的な数字も出せている点も、評価を得やすいポイントでしょう。

【OK例文】④業務効率化

例文

私は学生時代、個人経営の学習指導塾でのアルバイトに尽力してきました。その中で特に力を入れたのは、業務の効率化による塾全体の質向上です。

アルバイト先は生徒数20人の小さな個人塾であったため、生徒の成績情報や指導記録などがきちんと共有できていない状況でした。各講師がそれぞれ管理していたため、ほかの講師が代理で授業をおこなうときにどこまで進んでいるのかわからないこともありました。

そこで私は、講師が別々で管理していた指導記録を生徒ごとのファイルにまとめ、指定の場所で管理することを提案しました。生徒1人1人の情報をいつでも確認できるようになったことから業務が効率化し、その分学習指導計画に時間をかけられるようになりました。

この経験を活かし、大学の研究室でもデータの共有や管理を積極的におこなっています。御社に入社後も、サービスの質向上に向けて業務効率化に尽力したいと思います。

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キャリアアドバイザー

業務効率化の経験は、仕事を受け身の姿勢ではなく、主体的に取り組んだことをアピールすることができますね。

【OK例文】⑤塾運営にかかわる取り組み

例文

私は大学1年生から小学生向けの塾で講師のアルバイトをしてきました。そこで最も力を入れてきたのは、新人講師の指導マニュアルの作成です。

私が塾講師を始めたころは、新人教育のマニュアルがなく講師それぞれが自分で塾のルールやカリキュラムを考えなければなりませんでした。そのためアルバイトの離職率が高く、講師不足が問題となっていました。

そこで私は塾長に対して、新人アルバイトのマニュアル作成と指導係の配置を提案しました。研修体制が整っていれば離職率低下につながると考えたからです。そしてその予想は見事的中し、研修体制を構築してからは早期離職する人がほとんどいなくなりました。人材不足が解消されたことにより、塾全体の質も向上したと感じています。

この経験を活かして、今後も何か問題があったときは原因を突き止め改善方法を提案していきたいと思います。

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キャリアアドバイザー

提案だけで終わらず、その後の効果についても書かれている点が良いですね。

【NG例文】①具体性がなくありきたりな内容である

例文

私は学生時代、塾講師のアルバイトに力を入れてきました。

始めたばかりのころはうまく教えられず、生徒の成績も思うように伸びませんでした。しかし、何とか志望校に合格してほしいという思いもあって、毎回丁寧に説明するようにしました。その結果、3年生の秋ごろから点数が伸び始め無事に志望校合格となりました。

塾講師は生徒の進路を決める責任ある仕事だと思っています。この責任感を活かして、社会人になってもやるべきことをしっかりこなしていきたいです。

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キャリアアドバイザー

塾講師のガクチカとしてありがちなNG例文です。一見問題ないように見えますが、具体的なエピソードがなくありきたりな内容になっていますね。責任感をアピールしたいのであれば、生徒の成績向上のために工夫したことや粘り強く指導したことなどを盛り込むと良いでしょう。

【NG例文】②個人の成果ばかりアピールしている

例文

私は塾講師のアルバイトをしており、高校生の成績を向上させた経験があります。

私が受け持っていた生徒は数学が苦手で、実力テストでは平均点をなかなか取れないという状況でした。このままでは志望校合格は難しいと考え、徹底的に基礎を教え込むことにしました。授業で丁寧に説明することはもちろん、復習の大切さも伝えました。

その結果、生徒は数学の実力テストで20点アップを実現しました。短期間でここまで上がるのは、自分が指導方法を工夫したからだと思います。

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キャリアアドバイザー

「自分のおかげで生徒の成績が上がった」という個人の成果ばかりをアピールしているため、少し上から目線な印象を受けます。ガクチカでは成果を伝えるのも大切ですが、そのために自分が取り組んだことや周囲と協力したことに重点を置いた方が印象は良くなりますよ。

【NG例文】③当たり前のことをこなしただけである

例文

学生時代に力を入れたのは、塾講師のアルバイトです。

塾講師に大切なのは生徒からの信頼感だと考えているため、毎回生徒には明るくフレンドリーに接するように心掛けてきました。ときには雑談を交えながら授業をおこなっていたので、生徒から「授業がおもしろい」と言われたこともあります。

このように私は人とのコミュニケーションを大切にしています。御社に入社後も、持ち前の明るさを活かし前向きな姿勢で仕事に取り組みたいです。

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キャリアアドバイザー

「生徒に優しく接する」「楽しい授業をする」は塾講師として当たり前のことであるため、ガクチカのアピールポイントとしては弱いです。採用担当者がこのエピソードを聞いても印象には残らないでしょう。この場合は、生徒への接し方で心掛けたことや楽しい授業をするために工夫したことを説明すると良いガクチカになりますよ。

塾講師経験のガクチカを魅力的にアピールして選考を突破しよう

塾講師のアルバイト経験は「真面目で責任感が強い」「人とかかわることが好き」という印象を与えやすいため、ガクチカのエピソードとして十分評価されます。

ただし、企業が見ているのは経験そのものよりも物事の考え方や取り組み方であるため、それだけで有利になるとは限りません。大切なのは経験から学んだことや自分の強みを、いかにわかりやすくかつ具体的に伝えられるかです。

塾講師で培ったプレゼンテーション能力や対人能力を活かし、ガクチカでも自分の強みを最大限にアピールしましょう。

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