挫折経験がない人でも面接は突破可能! 企業の心を掴む回答例10選

この記事のアドバイザー

目次

  1. 挫折経験は採用担当者の意図を汲んで答えるのが重要
  2. そもそも挫折経験とは?
  3. 挫折の定義は人それぞれ
  4. よくある挫折経験の3つのパターンを理解しよう
  5. ①目標を決めて努力したが能力が及ばなかった
  6. ➁途中で心が折れて継続できなかった
  7. ③人を巻き込んだが努力したが目標を達成できなかった
  8. 採用担当者の意図を知ろう! 挫折経験を聞く意図は?
  9. 目標に向かって努力した経験の有無を確かめたい
  10. 困難をどのように乗り越えるかを知りたい
  11. ストレス耐性を把握したい
  12. 挫折から学ぶ力があるかを確認したい
  13. 挫折経験が思い浮かばないときの対処法
  14. 外部要因から探す
  15. 内部要因から探す
  16. 別の経験に視点を置き換えて探してみる
  17. 今から新しいことに挑戦する
  18. 挫折経験がないことを理由を添えて伝える
  19. 面接前に確認しよう! 挫折経験を聞かれたときの答え方
  20. ①挫折の内容を簡潔に答える
  21. ②挫折の原因を述べる
  22. ③挫折の乗り越えるために何をしたかを答える
  23. ④挫折の結果、学んだことをまとめる
  24. 挫折経験がどうしても見つからなかった場合の答え方は?
  25. ①挫折経験がないことを伝える
  26. ②努力した経験や困難を乗り越えた経験を答える
  27. ③経験から学んだことをまとめる
  28. 挫折経験を伝えるときの注意点
  29. 就活に不向きな挫折経験は避ける
  30. エピソードだけにならないようにする
  31. できるだけ新しい経験を選ぶ
  32. 自分の失敗や弱みを開き直らない
  33. 挫折経験がない人でも安心! 挫折経験の回答例文
  34. 例文①アルバイトでの経験
  35. 例文②サークル活動での経験
  36. 例文③部活動での経験
  37. 例文④学業での経験
  38. 例文⑤インターンでの経験
  39. 例文⑥ボランティア活動での経験
  40. 例文⑦スポーツでの経験
  41. 例文⑧趣味・習い事での経験
  42. 例文⑨留学での経験
  43. 例文⑩人間関係での経験
  44. 質問の意図を正しく理解して、今までの経験をアピールしよう!

挫折経験は採用担当者の意図を汲んで答えるのが重要

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、

「挫折経験がないのですが、何をアピールしたら良いのでしょうか?」
「自分が思う挫折経験が内容として適切なのかわかりません。」

といった質問を受けます。面接では「挫折経験はありますか」と聞かれることはよくあり、採用担当者がなぜその質問をするのか、意図を汲んで答えることが重要です。

この記事では、面接で挫折経験について聞く採用担当者の意図から、経験の探し方、適切な伝え方などを詳しくお伝えします。記事を読むことで、挫折経験の質問意図を把握したうえで、意図に沿った適切な返答ができるようになりますよ。

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そもそも挫折経験とは?

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就活生

面接で挫折経験について聞かれることがあると聞いたのですが、挫折経験が思い浮かばず、困っています。そもそも挫折経験とはどんな経験を指すのですか?

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アドバイザー

挫折とは「仕事や計画などが、中途で失敗しだめになること。また、そのために意欲・気力をなくすこと」と定義されています。誰しも大なり小なり何らかの挫折経験はあるものです。

「仕事や計画など」ということは、物事の大小にかかわらず、自分の目標とする何かを成し遂げることができなかったことなら、広く挫折経験として指すことができるでしょう。

挫折の定義は人それぞれ

自分では大した挫折経験ではないと感じていることも、他人からすれば大きな挫折経験と捉えられることがあります。またその逆も然りです。挫折の定義は人それぞれであり、企業が評価する挫折経験もさまざまです。

大きな挫折経験をしていることにストレス耐性がある人材と評価する企業もあれば、小さな挫折を繰り返してPDCAを回せる人材を求める企業もあります。

挫折経験は大小問わず、自分のぶつかった壁や失敗したこと、困難な状況に対して努力したことなどを素直に伝えましょう

よくある挫折経験の3つのパターンを理解しよう

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就活生

挫折経験の定義は人それぞれ異なるのですね。今まで自分は、大きな挫折を経験したことがなかったのですが、小さな失敗や後悔した経験がないか自己分析をしてみます。

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そうですね。実際に失敗や納得のいかない経験をすること自体は自分であり、そのときの状況や思いを挫折経験として適切に伝えましょう。よくある挫折経験の3つのパターンについて解説していきますね。

自分の挫折経験も、これらのどれかに該当するのであれば、その経験を挫折経験として用いて問題ありませんよ。

①目標を決めて努力したが能力が及ばなかった

最終的なゴールである目標を決めて、それに向かって努力をしたものの、自分の能力が及ばずに目標を達成できなかった経験があげられます。

具体例
  • 大学受験で、〇〇大学を第一志望と目標にして毎日8時間以上勉強する努力をおこなったが、必要な点数を超えることができず、不合格になった。

この挫折経験は、目標の大小問わず誰もがある挫折経験の1つではないでしょうか。挫折経験を見つけようとするよりかは、何か目標を立てておこなったことはないか、という部分から考えてみると発見しやすいですよ

➁途中で心が折れて継続できなかった

よくある挫折経験のパターンとしては、目標に向かって取り組んでいたものの、どうしても困難やつらさに耐えることができず、最後まで継続することができなかったというものもあげられます。

具体例
  • 大学から初心者で始めたダンス部で、経験者であるほかの部員との技術面における差を縮めることに対して心がおれ、部活を退部したこと。

この例は間違いなく挫折経験と言えるでしょう。しかし、このような挫折経験は、途中で諦めてしまう人なのかと判断されてしまう恐れがあります。できるだけこの挫折経験を伝えるのは避けるようにしましょう。

③人を巻き込んだが努力したが目標を達成できなかった

自分だけではなく、人を巻き込んで一丸となって努力したけれども、目標を達成することができなかった経験も挫折経験と言えるでしょう。

具体例
  • 大学3年生のときにテニス部の部長を務め、全国大会優勝という目標に向けて部員全員で努力したが、準優勝という結果になってしまったこと。

こういったタイプの挫折経験を用いる場合、結果が全てではなく、結果を出すために努力した過程や学んだこと、この経験を通じて他者を巻き込む力や働きかける力をアピールすることができますよ

根岸 佑莉子

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他人に及ばなかった経験も挫折パターンのひとつ

自分と向き合う目標設定だけでなく、ライバルや他人と比較してより優位に立ちたいという目標を立てることもありますよね。その結果、ライバルに及ばなかったことも挫折経験になります。

たとえば、部活やサークルの大会でライバルはベスト8に進出したものの、自分はベスト16で敗退してしまったときなどが当てはまります。他にも、大学の成績で学年トップを目指していたが、GPAが数点足りずに2位となってしまった経験なども挙げられます。

ライバルや他人と競争をする経験からアピールできることは、常に高みを目指す向上心やライバルとなる相手を分析する力です。誰かと競争する場合、資格やテストのように「60点を取れば合格」のような基準はありませんよね。相対的な評価で結果を残すためには、高いモチベーションを保つことが必要です。また、スポーツは特にライバルの分析をして勝つためのトレーニングや戦略を考えるため、分析力もアピールできますよ。

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採用担当者の意図を知ろう! 挫折経験を聞く意図は?

採用担当者が挫折経験を聞く質問意図4つ

面接の場で挫折経験を聞かれることは意外と多くあります。挫折という窮地に立たされたときにどんな考えや行動を取るのか理解することで、仕事において臨機応変な行動ができるかどうか再現性を把握する大切な質問になります。

面接官の意図を理解した状態で回答するのとそうでないのとでは大きく回答が異なります。意図を汲み取った回答内容である方が好印象は狙いやすいので、ここで挫折経験を聞く意図をしっかり把握していきましょう。

目標に向かって努力した経験の有無を確かめたい

挫折した経験の背景には、何かの目標に向かって取り組んだ努力がありますよね。結果としてその努力が報われなかったものの、目標に向かって努力するという高い向上心やチャレンジ精神を持つ人材であることが予想できます。

新卒採用では、ポテンシャル採用であるため、最初から高いスキルを求めているわけではありません。そのため、成功経験や何か特別な高いスキルがなくとも、失敗を恐れず目標に向かってチャレンジしていく姿勢は高い評価を得ることができるのです

困難をどのように乗り越えるかを知りたい

困難なことに突き当たった時、どう乗り越えるのかという就活生の思考プロセスや取る行動を知りたいと企業側は考えています。

  • 問題の視点を変えるのか
  • ボトルネックとなる原因を突き詰めて解決策を導くのか
  • ほかの人に助けを求めるのか

どんな方法であっても、困難な状況において逃げ出さずに乗り越える方法を自分なりに見いだすことが大切です。これができる人材は、仕事で困難なことがあったときにも、自分で考えて乗り越えていくことができるだろうと予測できるからこそ、挫折経験について質問をし確認しようとするわけです。

ストレス耐性を把握したい

挫折経験について質問することで、学生がどれだけストレス耐性を持っているかを把握したいという意図も企業側にはあります。

多大なコストを払って採用活動をしている企業としては、ストレス耐性が弱く、入社しても早期離職してしまう可能性が高い学生は、採用を避けたいというのも本音。採用や教育コストに見合った人材の獲得ができず、企業の損失につながってしまうからです

ストレス耐性をチェックする意図はこちらを参考にしてみてください。

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挫折から学ぶ力があるかを確認したい

挫折からどんなことを学び、その学びを今後どう活かせるのかを整理・言語化することができる人は成長速度も速い傾向にあります。自社で活躍してくれる人材を採用したい企業としては、そういった人材を狙って採用したいからこそ、挫折経験について質問しているということも考えられます。

そのため、失敗や挫折経験からしっかり学びを得て、次の行動に活かすことができる人材であることをアピールすることが重要です

清水 沙也香

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「困難をどのように乗り越えるか」はもっとも重要なポイント

挫折経験を聞く意図の中でも、「困難をどのように乗り越えるか」は、面接官が最も気になるポイントです。就職した後に、トラブルや困難なく働けることが理想ですが、残念ながらすべての仕事がうまくいくとは限りません。仕事にトラブルは付きものなので、困難をどのように乗り越えるかを採用担当者は最も重視しているのです。

そのため、どのような困難に直面をしたのかを具体的に書くことも大切です。具体的にどのような困難であったのかを把握できなければ、初めてエピソードをESで見たり面接で聞いたりする面接官は評価をすることができなくなってしまいます。もちろん、どのように解決したのかも具体的に伝えなければなりません。

採用担当者に困難を乗り越えた経験をアピールするために、数字やセリフなどを使って具体化をしましょう。そうすることで、面接官が重視している「困難を乗り越えた経験」を効果的にアピールできますよ。

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挫折経験が思い浮かばないときの対処法

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私はこれまで順調な人生を歩んできたため、挫折した経験が思いつかなくて……。挫折経験がないのは、自分が今まで大した経験をしてきてないせいだと反省していますが、どうすれば良いのでしょうか?

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挫折経験が思い浮かばないという学生からの相談はよく受けます。そこで、挫折経験が思い浮かばないときの対処法について解説していきますね。

挫折経験がないと悩む学生は毎年多いですが、それは自分の中で挫折経験に気づいていないだけかもしれません。自分の挫折経験を見つけるためには、さまざまな角度から過去の経験を見ることが大切です。

外部要因から探す

挫折経験には、外部要因によるものと内的要因によるものの2つにわけられます。そのうち、外部要因とは自分の思考や行動が要因となっている訳ではなく、外部環境が要因となって起こる挫折経験を指します

具体例
  • サッカーの練習試合中、相手チームのメンバーに後ろから足蹴りされ、全治2週間の怪我をし、3日後に控えていた大会に出場することができないという挫折を経験した。

上記の例だと、相手チームのメンバー起因で起きた怪我、つまり外的要因になります。このほかにも、病気の罹患、親族の怪我や死別、親の転勤による転校などもあげられます。

内部要因から探す

一方、内部要因とは、自分の思考や感情、行動が要因となって起こる挫折経験を指します。

具体例
  • 今まで検定試験に1度も落ちたことがことがなかった自分が、簿記検定1級の試験に立て続けに2回落ちてしまうという挫折を経験した。

上記の例は、不適切な勉強の仕方や能力不足から起こる挫折経験です。内部要因は、外部からの影響を受けていないため、自分自身の問題であります。

しかし、失敗して挫折すること自体は悪いことではありません。その問題から何を学び、どう向き合い、立ち向かうためにどう考え行動したかを説明できることが重要です

別の経験に視点を置き換えて探してみる

「挫折=大きな失敗で立ち直るのに時間がかかった経験」と捉えていると、自分にはそんなに大変だった経験は無かったなと思いつかずに困る人もいることでしょう。

挫折経験を考えるうえでのコツとしては、少し違った視点に置き換えて過去の経験を見つめ直してみるのが効果的です。すると、挫折した経験を見つけるヒントを得ることができますよ。

一生懸命努力した経験

自分の人生の中で一生懸命努力した経験を探してみましょう。一生懸命努力した結果、努力が報われて成功に結びつく場合、挫折経験だとは思わないことでしょう。

しかし、努力して得た成功体験の過程の中には、何度となく挫折経験があったはずです。一つひとつの挫折は小さいことだったかもしれませんが、その経験もれっきとした挫折経験です。

一生懸命努力した経験を見つけるには、以下の項目を考えると見つかりやすいですよ。

  • 人よりも時間をかけて取り組んだこと
  • 今自分が人並み以上に得意と言えること
  • 過去にできなかったけれど今できるようになっていること
  • 人に教えられること

困難を乗り越えた経験

困難を乗り越えた経験についても思い返してみましょう。前項の一生懸命努力して成功した経験と合わせて考えると良いでしょう。

成功へと導くことができたのは、何かしらの困難な壁を乗り越えたからこそのはずです。その背景を振り返ることで、挫折経験が見つかることも多くあります。そのほかにも困難を乗り越えた経験を探すには、以下の項目を考えると良いですよ。

  • どうしていいかわからず悩んだこと
  • 乗り越えるには今ある能力だけでは越えられないと思ったこと
  • 一朝一夕でどうにかならないと感じたこと

成功に至らなかったことや現在も乗り越えている途中のことでもどんど挙げてみることがポイントです

熱中した経験

熱中したことから挫折経験を見いだすこともできます。熱中していることには、多くの時間と労力をつかうことも多いため、振り返ってみれば上手く行かないことや試行錯誤をした経験を見つけやすく、そしてそれはそのまま挫折経験として用いることができます。

熱中していることは、自分の好きなことや意欲的に取り組んでいることであるため、多少つらいことでも乗り越えるための行動をしていることでしょう

熱中した経験を探すには以下の項目を考えてみましょう。

  • 余暇の時間を割いてでも取り組んだこと
  • 一定期間以上、熱心に取り組んだこと
  • 本来やらなくてもよいことを内発的に取り組んだこと

今から新しいことに挑戦する

前項で示した「一生懸命努力した経験」や「困難を乗り越えた経験」「熱中した経験」がどうしても見つからない学生もいることでしょう。

また、人によっては困難なことにぶつかった経験があるのに、それを困難なことだったと自覚していないこともあります。

そのような場合には、自分なりに困難と思えることに今から取り組むというのも1つの方法です。今から始めた新しいことが、面接段階で目標達成の途中過程でも十分アピールすることができますよ

挫折経験がないことを理由を添えて伝える

挫折経験がない人は、素直に挫折経験がないこととその理由、そして今後どうしていきたいのかを伝えることも1つの方法です。

挫折経験がないこと自体がマイナスにつながるといったことはありません。「挫折経験はありますか」と聞かれた際にも、挫折経験がない事実を素直に伝えつつも、そのことに対してどう考え、今後どんな行動を取っていきたいのか伝えれば、面接官にマイナスな印象を抱かれることもないでしょう。

面接前に確認しよう! 挫折経験を聞かれたときの答え方

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自分なりに挫折といえる経験を見つけることができました。ただ、挫折したときのつらかった経験や、その後の行動まで含めて話そうとすると長くなりそうです。

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挫折経験は、つらかった思いから感情的になりやすかったり、話が長くなったりしがちです。挫折経験について面接で聞かれることは多いので、その経験をしっかり思い出しながら簡潔に答えられるよう対策しておきましょう。

ここでは挫折経験について面接で聞かれたときに答える構成を解説していきますね。

挫折経験の魅力的な回答方法はこちらを参考にしてみてください。

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挫折経験の回答は魅力を伝える場! 企業が聞く理由と例文で徹底解説

①挫折の内容を簡潔に答える

まずは、挫折経験の内容を簡潔に答えます。どの時期にどんな困難に出会ったのか、相手にわかるように伝えましょう。挫折経験に限ったことではありませんが、まずは結論を伝えることが大切です。

相手は、自身の挫折経験について何も知らない状態から聞き始めることになります。だからこそ、まずいつどんなことがあった話なのかという状況を把握してもらうことが必要です。そのうえで詳細を話すと、相手は話を理解しやすくなりますよ。

②挫折の原因を述べる

挫折に至るには、何かしらの原因があるはずです。挫折経験の原因として以下のようなことがあげられます。

  • 自分の努力不足だったのか
  • 間違った方法で努力た招いた失敗なのか
  • 自分の想定範囲外のことが起きてしまったのか
  • ほかのメンバーを上手く巻き込めなかったのか

自分の挫折経験には、これらのどれかに当てはまるか、それともほかの原因があるのか、原因を追求をしてみましょう

③挫折の乗り越えるために何をしたかを答える

挫折の原因がわかった後、それを乗り越えるためにどんな行動をしたのかを伝えます。困難な状況を打開するために、起こした行動を伝えることで、あなたの思考プロセスや行動パターンを採用担当者に理解してもらうことができます

働いていると、挫折するような壁にぶつかることがあります。そんなときに乗り越えるためのアクションを取れるかどうかという再現性を採用担当者は見ているからこそ、この部分までしっかりと言及できれば好印象が狙いやすくなりますよ。

④挫折の結果、学んだことをまとめる

最後に、挫折経験から学んだことをまとめます。挫折経験は、そこから学びを得て、今後の成長につなげるからこそ意味を見いだせます。

挫折経験から何も学ばずにただ「つらかったな」という思いで、同じ失敗を繰り返したり、チャレンジすることから逃げてしまったりしては何の成長にもつながりませんし、企業としても評価がしにくいです。

学んだことをまとめるうえでは、志望企業への入社後にも活かせる内容を意識すると入社意欲もアピールできます。入社意欲の高さは企業としてもよく見ている評価ポイントなので、選考突破にグッと近づくことができるでしょう。

挫折経験がどうしても見つからなかった場合の答え方は?

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私は挫折経験をなんとか見つけることができましたが、なかには見つけられずに困っている人もいるのではないでしょうか?

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その通りです。挫折経験が見つけられないと多くの学生からよく相談を受けます。精神的なメンタルが強い人や保守的な志向の人によくある傾向ですね。

挫折経験がどうしても見つからなかった人も、適切に伝えることで、アピールすることは可能です。以下で具体的な答え方について解説していきますね。

①挫折経験がないことを伝える

挫折経験がない人はまず素直に挫折経験がない旨を伝えましょう。

具体例
  • 現在に至るまで、立てた目標に対して毎回達成をしてきたため、私には挫折経験がありません。私は、小さな目標を立てて成功経験を積むことで、自己肯定感が上がり、それがモチベーションの源泉となります。大きな目標設定ではなく、小さな目標設定をしてきたため、目標の達成を果たし、挫折経験がないのであると認識しています。

上記の具体例のように、初めに挫折経験がないという結論を簡潔に提示してください。そのうえで、なぜ挫折経験がないのかを説明するようにしましょう。挫折を味わうような困難な挑戦や、つらいことから逃げてきたのではないということを明確に伝えることが大切です

②努力した経験や困難を乗り越えた経験を答える

挫折はしていないものの、目標を達成するには努力した経験や困難を乗り越えた経験があるはずです。どんな努力や困難を乗り越えてきたのかを伝えましょう。

具体例
  • Instagramのフォロワーを毎週100人増やすことを目標の施策としてフォロワーのコメントやDMからのリクエストに応えた投稿作成を3ヶ月以上継続しておこないました。

結果として目標を達成することができたものの、その背景にある努力は、挫折したときと同等またはそれ以上のものであると採用担当者が理解してくれるでしょう

挫折経験でなくとも、このように十分なアピールをすることは可能であるということはぜひ覚えておいてくださいね。

③経験から学んだことをまとめる

挫折した経験を伝えるときと同じように、経験から学んだことを最後にまとめます。単純に経験したことだけを伝えても効果的なアピールにはならないからこそ、学んだことを伝えるこの部分はとても大切です。

具体例
  • この経験から、ユーザー視点を持つことで、フォロワー数の増加と既存フォロワーの信頼を獲得できることを学びました。この経験で学んだ顧客視点を活かし、御社で顧客満足度を高めるサービスの提案に尽力致します。

挫折経験と同じように、学んだことが入社後に活かせることまで提示すると、入社後に活躍できるイメージを採用担当者に与えることができます

津田 祥矢

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挫折経験がない人は質問の答え方が重要

説明されているとおり、挫折経験があるかどうかで採用担当者は合否を判断しているということはありません。挫折をした後「どのように取り組んだのか」を面接官はより重視しています。そのため、「努力した経験や困難を乗り越えた経験」と「経験から学んだこと」では、経験に焦点が当たっているのです。

面接官からの高評価を得られるように、過去のエピソードを具体的に語れるようにしましょう。

「挫折経験はない」はできるだけ避けよう

また、「挫折経験」と聞くと、少し大げさにとらえて「挫折経験はありません」と言ってしまう学生がいます。しかし、アルバイトや取り組んできたことで失敗した経験でも、挫折経験になります。その失敗をどのように乗り越えたのか伝えることが大切なのです。

「挫折経験はない」と答えると、採用担当者は「もし入社後、失敗や挫折をしたときにどう対応するのだろう」という疑問を抱いてしまいますよね。あまり大げさに捉えすぎず、「失敗をどのように乗り越えたのか」に焦点を当ててみてくださいね。

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挫折経験を伝えるときの注意点

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挫折経験の見つけ方や伝え方についての理解が深まってきました。

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理解が深まってきたところで、面接で挫折経験を伝えるときの注意点についても押さえておきましょう。

挫折経験を伝えるには、注意点も把握しておかないと、せっかくアピールできることがあるのに、適切に評価してもらえない可能性があります。ここでは挫折経験を伝えるうえでの注意点を解説するので、しっかり確認しておきましょう。

就活に不向きな挫折経験は避ける

挫折経験自体は悪いことではなく、適切に伝えることができれば、アピール材料の1つになることを解説してきました。

しかし、挫折している経験であれば何でも良いという訳ではありません。就活に不向きな挫折経験を伝えると、採用担当者にマイナスな印象を与えてしまうので避けるようにしましょう。

ほかにも就活に不向きな内容ではないか心配な人は、人に聞いてもらうという客観的な意見を聞くのも1つの方法ですよ

単に諦めてしまった話

挫折に対して単に諦めてしまった話は、マイナスな印象になる可能性が高いため避けるのが無難です。

具体例
  • 挫折経験は、高校から始めた吹奏楽部の練習がきつく、1ヶ月で辞めてしまったことです。

このような諦めた話を挫折経験の回答に用いると、仕事で難しい局面に立ったときにも諦めてしまうのではないかと不安に思われてしまいます。

困難なことに対して諦めて逃げ出すような人を採用するのは企業にとってリスクであり、避けようとするのも当然。挫折経験を伝えるうえでは、入社後、困難な状況になっても諦めずに立ち向かう精神力の強さや思考・行動力を伝えることも意識するようにしてくださいね

恋愛など個人的過ぎる内容

片思いや失恋といった恋愛話など個人的過ぎる内容は避けた方が良いでしょう。

具体例
  • 挫折経験は、3年間付き合っていた彼女に浮気をされたことです。

恋愛の挫折経験から学ぶことはもちろんあることでしょう。しかし、それまでの恋愛事情や恋人との関係性を詳しく話さないと理解しきれないことが多く、話が長くなりがちです。

恋愛での挫折経験で学んだことを無理矢理ビジネスに活かそうとするくらいなら、学業や課外活動などで学んだ小さな挫折経験を活かす方がおすすめですよ

エピソードだけにならないようにする

挫折経験を伝えるときは、エピソードだけにならないようにしましょう。もちろん、挫折経験を裏付けるためのエピソードは必要で、面接で深掘りされる場合に備えてよく思い出しておくことも大切です。

しかし、エピソードよりももっと重要なことがあります。それは、エピソードである挫折経験から何を学び、今後にどう活かしていけるのかということです。エピソードばかりに時間を費やしてしまわないよう、事前に内容は確認するようにしてくださいね。

できるだけ新しい経験を選ぶ

複数の挫折経験がある場合はできるだけ新しい経験を選んでください。あまりにも古い時期の内容だと、そこからさまざまな経験を経て、思考や行動が変化している可能性があるからです

入社時から1番近い時期の経験ほど、今の自分の思考や行動特性を表現することに適しています。採用担当者もできるだけ新しい情報を聞くことで、入社時も同じような思考や行動を取ってくれるだろうと安心して採用を決めることができます。

自分の失敗や弱みを開き直らない

挫折経験について、自分の失敗や弱みを開き直らないように伝えましょう。仕事における自分の失敗や弱みから招いたことに対して、開き直るような態度や言動をしてしまうと、協調性に欠ける人物であると評価されてしまう可能性があります

また、開き直らないことに合わせて、自分の失敗や弱みをほかの人のせいにするのも避けましょう。仮にほかの人からのマイナス要因があったとしても、同じメンバー内の失敗は、自分の失敗であるかのように真摯に向き合う姿勢を示すようにしてくださいね。

39点以下は要注意!面接を受ける前に面接力を測定しよう!

やみくもに面接を受ける前に、自分の面接力を知っておくことが大切です。

そこで無料の「面接力診断」を活用しましょう。面接力診断を使えば、簡単な質問に答えるだけあなたの面接力と弱点がわかります

今すぐ活用して、志望企業の面接を突破しましょう。

挫折経験がない人でも安心! 挫折経験の回答例文

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挫折経験の伝えるポイントについて、かなり理解が深まりました。面接で挫折経験について聞かれても、適切に答えられるように早速対策していきます。

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そうですね。最後に挫折経験の例文を見ておきましょう。12個解説していくので、対策の参考にしてみてくださいね。

ほかの人の例文を見ることで、自分では気づかなかったような挫折経験を発見する手掛かりになることもありますよ。

例文①アルバイトでの経験

例文

昨年、バイトリーダーとして後輩指導に苦戦した経験です。メモを取っているにもかかわらず、一度説明した同じことを聞いてくる後輩に対して強く当たってしまいました。

その後輩は、私の指導が厳しいことに悩んでいるとほかのアルバイトに伝えられ、知りました。振り返ってみると、自分が新人の頃すぐには覚えられなかったことを思い出し、相手を配慮した指導ができていなかったことに気づいたのです。

そこで、確認テストと進捗管理表を作成し、後輩の理解がどこまでできているのかが後輩も自分も把握できるようにしました。

この経験から、進捗理解を指導する人・教育を受ける人両方が確実におこなう必要性を学びました。御社に入社後、生徒への教育指導にこの学びを活かし、生徒の学習に対する理解度を高めていきます。

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アルバイト経験を「学生時代に力を入れたこと」の質問で用いる人が多いですが、例文のように挫折経験で用いることもできますね。例文では、入社後生徒へ教える立場になるため、教育方法としてアルバイトの指導経験を活かせることについてわかりやすく伝えています。

例文②サークル活動での経験

例文

大学の軽音楽サークルで、メンバー内の温度差による壁にぶつかったことです。5人のバンドメンバーのうち、自主練習に全く参加しない2人のメンバーは、完成度が低くても楽しめれば良いという考えを持っています。

しかし、私を含めたほか3人は、演奏会前であったため、自主練習に割く時間を増やして完成度を高めたいと思っていました。

改めて5人全員でミーティングをして、演奏会前2週間は週に3回以上練習必須とし、それ以外の期間は自由参加にすると決めたところ、全員がそのルールを守るようになったのです。

この経験を通じて、チームで活動するには、一人ひとりの思いを話し合ってみることが大切であると気づきました。この気づきをもとに、チームで仕事をすることの多い御社では、一人ひとりの方向性や考えを伝え合って成果を出していきます。

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例文のように、エピソード内に具体的な数字を用いることで、内容を想像しやすくなります。チームで活動していると、ときには方向性がずれ、意見がわかれることがあります。それぞれの意見や思いを傾聴し、譲歩し合うことが大切です。

例文③部活動での経験

例文

高校から初心者で始めたバスケットボール部で一度もメンバー入りできなかったことです。

5人しか試合に出ることができないうえに、経験者が多かったため、1年間1度もメンバー入りすることができませんでした。バスケットボールをすること自体は好きで、部活を辞めたくはなかったため、「競技を楽しみ、部活全体のパフォーマンスを上げることに貢献する」という目標を設定しました。

結果、前向きに部活に参加し、メンバーからも自分のおかげで勝利することができたと感謝の言葉をもらいました。

この経験を通じて、変えることが難しい現状は、視点を変えることで納得感を得られることを学びました。この学びを生かし、努力が報われないことがあっても、自分が意欲的に仕事ができるよう、常に客観的な視点を持ちたいと考えています。

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決してメンバーになれたというプラスの方向へ導くことはできなくても、自分なりにその場に対応していったことを例文では伝えています。挫折経験を結局乗り越えていないなと思っていても、継続したこと自体が実は挫折経験を乗り越えていることになるのです。

例文④学業での経験

例文

大学1年時の初めてのレポート提出で単位を落としてしまったことです。

大学のレポート作成やテスト勉強に掛かる時間がわからず、適切な計画が立てられなかったことが原因でした。今回の結果を教訓として、次のレポート提出前には、各テスト勉強やレポート作成時間の予測とバッファを持たせたスケジュール管理をおこないました。

結果、1つ1つのレポートに掛ける時間を確保することができ、全てのレポートにおいて1番良い評価である「AA」を得ることができました。

この経験を通じて、適切なスケジュール管理をする力を身につけることができました。このスケジュール管理能力を活かし、限られた時間内に最大限のパフォーマンスを発揮した仕事ができるように努力致します。

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スケジュール管理能力は、どんな仕事でも限られた時間の中でおこなうため、社会人の必須スキルとしてアピールできます。例文では、大学1年次に失敗を経験したものの、その次の課題からは成功しています。入社後も最初の1年目はどんどん失敗して、わからないことは聞いて成長していくものです。

例文⑤インターンでの経験

例文

大学2年次に参加した長期インターンで顧客の要望に合った提案ができなかったことです。

自分の質問の仕方が不適切で、顧客との間に齟齬が生じ、期待に応える提案ができませんでした。そこで、社員の営業を徹底的に観察してメモを取ることと、社員や同じインターン生に協力してもらって営業ロールプレイングを10回以上おこなうことの2点に注力して取り組みました。

その結果、インターン2ヶ月目の営業では、お客様からの満足度の高い感謝の言葉をもらうことができました。御社に入社後、この挫折経験から身につけたヒアリング力を活かし、顧客に満足してもらえる提案をしていけるよう、尽力いたします。

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挫折経験を乗り越えるためにおこなったことについて明確に伝えているため、課題解決するための思考や行動が読み取りやすいです。ただ、相手もビジネスマンであるため、どんな営業が良いかの知識や経験を持っています。深掘りされてもきちんと答えられるようにしておきましょう。

例文⑥ボランティア活動での経験

例文

昨年からおこなっている貧困世帯の学習支援ボランティアにて、中学生との距離を上手く取るのに苦労したことです。

私が担当した中学生は、大人に対する不信感がある生徒だったのです。そのため、私が「わからない問題があったら声を掛けてね」と言っても、全く反応をしてもらえませんでした。

その状況にショックを受け、今後どうコミュニケーションを取っていけば良いか困惑していました。

そこで、まずは信頼を得ることが最優先だと考え、思わず笑ってしまうような自分の失敗談や生徒の趣味の話を振ったところ、その生徒は自分に心を開いてくれるようになりました。

この経験から、信頼を得るには自己開示をしながら丁寧なコミュニケーションをする大切さを学びました。御社に入社後、この学びを活かして顧客から信頼される営業ができるよう尽力致します。

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ボランティア経験について、「自由な意志でおこなうものであるが、挫折をしてまでなぜ続けたのか?」と深掘りされることが予想されます。「ボランティアをなぜ始めたのか」「どんな目的でボランティアをしていたのか」というボランティアにおける目的意識について改めて考えておくと良いでしょう。

例文⑦スポーツでの経験

例文

昨年、9年間続けてきたバレーボールの集大成となる大会前に突き指をしたことです。大会3日前に突き指をしたため、大会には出場することができず、悔しい思いでいっぱいでした。

しかし、いつまでも悔やんでいても自分の性に合わないと思い、バレーボールで培った人一倍努力する力を活かし、大学受験に没頭しました。その結果、部活引退後に受験勉強を始めたものの、第一志望の〇〇大学に合格することができました。

この経験から自分の強みを1つの局面のみならず、ほかの局面においても活かす視野の広さを身につけました。この強みを活かして、御社での営業という局面においても、営業成績がトップの存在になれるよう、人一倍努力していきます。

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スポーツや部活動で得た自身の強みやスキルは、案外思いもよらない場面で発揮することがあります。ある局面では花が咲かなかったとしても、そこで得たことがほかの局面でプラスに働いたことはないか振り返ってみると良いですよ。

例文⑧趣味・習い事での経験

例文

私は高校3年生まで10年間習っていた習い事のピアノを辞めなければいけない選択に迫られたことです。

大学進学を機に上京することになり、習い事を続けることが難しくなったからです。習い事内のメンバーと連弾することやピアノについてする話がとても好きだったので残念な思いでいっぱいでした。 

しかし、上京後も彼らとは連絡を取り、ときにはお互いの演奏会を見に行くことで、より仲が深まりました。この経験から、離れていても同じ方向性を持った人との関係構築を継続しておこなうことは自分にとって活力を与えると気づきました。御社では、店舗異動が年に1回行われるとお話をお聞きしました。

1つの店舗で築いた関係性を異動後も途絶えず、互いの情報共有や相談できる長期的な関係性を構築し、職場仲間を大切に致します。

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趣味や習い事など好きで続けているものこそ、継続するには途中で挫折となる経験があるものです。好きで続けている趣味や習い事について、「なぜ継続できたのか」「つらいことはなかったか」と問いかけてみましょう。

例文⑨留学での経験

例文

大学2年時のアメリカ留学で言語の壁を痛感したことです。留学前に語学の学習をしていたものの、実際にネイティブの会話を聞き取るのに苦労しました。

最初は躊躇したものの、ゆっくり話してもらうこと、聞き取れなかった言葉を書いてもらうことの2点を依頼しました。

現地の人は、想定以上に自分の要望を受け入れてくれて、自分の伝えたいことをフォローしてくれたり誤った文法や発音をわかりやすく教えてくれたりもしました。

この経験から、自分1人で解決できることは限られていて、周囲の人に協力を仰ぐことの大切さを学びました。御社では、チームで連携した仕事が必須だと認識しております。働くうえで、チームでの適切な連携を意識し、課題解決に最大限注力致します。

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決して1人でできることは限られていて、お互いが協力し合うことで、仕事を回すことができるのです。挫折経験から、働くうえで大切なことを学んでいる学生には、採用の見込みを立ててもらいやすくなるでしょう。

例文⑩人間関係での経験

例文

現在も続けているスーパーのアルバイトで、ともに働く仲間と関係を崩してしまったことです。

重い荷物を運ぶ仕事を仲間に任せるのは悪いと思い、自分1人で仕事を抱えていました。ある日、職場仲間から「手伝ってほしいと言ってくれないことを残念に思っている」と伝えられました。

そこで、今まで仕事を頼まなかった理由と謝罪、これからは協力させてもらう旨を伝え、今では助け合いながら仕事をおこなうことができています。

この経験から、相手の思いを勝手に想像するのではなく、お互いの意見を伝え合う大切さを学びました。特に御社では、チームで働くことが求められる機会が多いため、働く仲間と丁寧なコミュニケーションを取ることに注力致します。

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自分が考えていることは、案外相手に伝わっていないものです。日頃から綿密な伝え合いをしないと例文の挫折経験のように、ミスコミュニケーションを起こしてしまいます。コミュニケーションの重要性について、理解していることは高く評価してもらえますよ。

質問の意図を正しく理解して、今までの経験をアピールしよう!

挫折経験が見つからなかったり、答え方に悩む人は多くいますが、ここまでの解説を参考にしっかりと経験を洗い出し、回答を準備しておけば、いざ面接で聞かれたとしても何も心配はいりません。

解説をしてきた通り、挫折経験自体の大小は関係ありません。どういった経験をしてきて、どういったことを学び、これからその学びをどう活かしていくのか、明確に回答できるよう対策を進めていきましょう。

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