目次
- 面接の「ストレスを感じるとき」は対処法を伝えてストレス耐性をアピールしよう
- 面接官が「ストレスを感じるとき」を聞く3つの意図
- ①どんな出来事にストレスを感じるか知りたい
- ②ストレス耐性を知りたい
- ③ストレス解消法があるか知りたい
- 「ストレスを感じるとき」の回答で大事な3つのこと
- ①アピールを意識した回答ではなく自分なりの回答で良い
- ②ストレスへの対処として入社してからもできることを用意する
- ③社会人としての節度を守った回答をする
- ストレスの原因別|「ストレスを感じるとき」の回答例文10選
- ①ミスをすることにストレスを感じる場合
- ②忙しさにストレスを感じる場合
- ③物事が思うようにいかないことにストレスを感じる場合
- ④想定外のことにストレスを感じる場合
- ⑤力を十分に発揮できないことにストレスを感じる場合
- 「ストレスを感じるとき」の回答3ステップ
- ステップ①ストレスを感じる瞬間や出来事を簡潔に述べる
- ステップ②ストレスを感じたときの具体的な状況を説明する
- ステップ③ストレスへの対処法と克服した出来事を伝える
- 迷ったら確認! 面接で伝えてOKな「ストレスを感じるとき」の見極め方
- 面接に適したストレスの例
- 面接で避けるべきストレスの例
- 面接で「ストレスを感じるとき」を聞かれた際のNG回答
- ①「ストレスをよく感じる」
- ②「ストレスを感じた経験はない」
- ③「ストレス解消法はない」
- こんな質問は要注意! ストレス耐性をチェックされている質問例
- アルバイト先でクレーム対応をしたときどのように対処しましたか
- 締め切りが迫っているタスクが複数ある場合どのように対処しますか?
- 「ストレスを感じるとき」の質問意図を理解して面接で伝える回答を準備しよう
面接の「ストレスを感じるとき」は対処法を伝えてストレス耐性をアピールしよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「面接でストレスを感じるときを聞かれた場合、どんな回答をすれば良いですか」
「ストレスを感じるときを本音で回答しても良いのでしょうか」
などの悩みを相談される機会がよくあります。「ストレスを感じるとき」は面接でよく聞かれる質問の一つで、事前の対策が必須です。
この記事では、面接で「ストレスを感じるとき」を質問される理由、回答の考え方、例文などを解説します。面接で自信を持って受け答えできるように対策しましょう。
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面接官が「ストレスを感じるとき」を聞く3つの意図

就活生

キャリア
アドバイザー
たしかに、質問の意図が気になりますよね。では、ストレスを感じるときを質問する企業の意図をまずは解説します。
ここからは、面接官が「ストレスを感じるとき」を聞く3つの意図を解説します。受け答えの内容によっては、「弊社と合わない学生だ」とマイナス評価につながる可能性があるので、意図を理解しておいてくださいね。
キャリアアドバイザーが読み解く!ストレスを感じるときを聞く意図は企業によって多種多様
「大切にしている価値観を知りたい」という理由が一般的
「ストレスを感じるとき」を質問される意図として、学生が大切にしている価値観を知りたいといったものもあります。人がストレスを感じるとき、その人が重要視している考え方や行動に反するものに直面している場合が多いからです。
つまり、ストレスを感じる場面を裏返すと、その人が大切にしている価値観が見えてきます。たとえば「物事を予定どおりに進められなかったとき」にストレスを感じるのであれば「何かを遂行するときは、ある程度計画を立て、さらにそれを守ることを大切にしている人物」だと読み取れますね。
自分を客観視できているかを判断する意図も
ほかにも「自分を客観視できているかどうか」を判断するために質問することもあります。自分がどのような状況でストレスを感じるのか、その際どのような解決策をとることが良いのか、普段から意識して考えている人はそう多くないでしょう。
自分自身の性格や置かれている環境をある程度客観視できていないと分析はできません。どのような仕事でも、このような客観的な視点で考える能力が重要になります。そのため、ストレスに関する質問を通して、物事を俯瞰して考えることができるのかを判断しているとも言えるでしょう。
①どんな出来事にストレスを感じるか知りたい
ストレスを感じる出来事が明確になれば、学生が入社後にどんな職種や業務で成果を上げられる可能性があるか、どのような配属先に適性があるかがわかります。
たとえば、「急に予定が変わるとストレスを感じる」と回答した学生の場合、転勤が少なく、毎日の業務内容が大きく変動しない職種が向いている可能性があると考えられます。

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アドバイザー
面接官が理解しやすいように「限られた時間で成果を求められたときに、焦りと責任感からストレスを感じます」などと具体的に伝えてください。「いつ」「どんな場面で」「どんな行動をすると」ストレスを感じるかまで伝えられると良いでしょう。
②ストレス耐性を知りたい
ストレスを感じた際に、どの程度許容できるかというストレス耐性を知りたいという意図もあります。
ストレスをどのように受け止めて、これまでどのように乗り越えてきたかがわかれば、入社後も困難に負けず企業に貢献できる人材だとわかりますよね。ストレスの感じ方は人それぞれのため、早期離職や休職を防ぐためにも、企業は応募者のストレス耐性について把握しておきたいと考えているのです。

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アドバイザー
面接官にストレス耐性があることを理解してもらうためには、「ストレスを感じたときに、〇〇をして解決しました」「今は〇〇を実践しています」などと対処法を伝えるのがポイントです。
企業がストレス耐性を重視している理由は、以下の記事でも解説しているので参考にしてください。
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③ストレス解消法があるか知りたい
ストレス解消法がある人は、仕事とプライベートの切り替えがうまくできるので、パフォーマンスを低下させずに業務できる可能性が高いです。一方、ストレス解消法がない人はストレスを抱え込んでしまい、仕事へのモチベーションが保ちづらい傾向にあります。
仕事ではストレスが発生する場面が多々あるので、モチベーションを落とさずに、一定のパフォーマンスを発揮し続けられる人材は重宝されますよ。

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アドバイザー
面接でスムーズに伝えるためにも、普段から自分のストレスにどう向き合っているか、ストレスを解消した経験はあるかなどを言語化しておきましょう。
「ストレスを感じるとき」の回答で大事な3つのこと


就活生
ストレスを感じるときの回答を考えたいです。どんなふうに考えれば良いですか?

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アドバイザー
では、まずストレスを感じるときの回答を考えるときに、大事な3つのことを押さえておきましょう。
ストレスの解消法を考えるときは、自分なりのストレス解消法であること、入社してからも実践できる対処法であることを意識して考えるのが大切です。一緒に、面接官からの評価につながる回答とは何か見ていきましょう。
①アピールを意識した回答ではなく自分なりの回答で良い
ストレスを感じるときの回答は、企業に好かれそうな正解を狙う必要はありません。自分なりの回答を考えておきましょう。面接官は、自己理解やストレス耐性の有無を知りたいと思っています。
無理にアピールを意識した回答をしてしまうと、嘘っぽさや矛盾が出てしまい評価が下がる可能性が高いので注意してくださいね。たとえば、以下のように伝えると、前向きさやストレス耐性が伝わるでしょう。
人前で話すのが苦手でゼミのプレゼンでは毎回とても緊張します。しかし、回数を重ねるうちに慣れてきて、今では練習を重ねることで良い緊張感に変えて取り組めるようになりました。

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ストレスは誰しも感じるものです。ストレスを感じているのがダメなことと捉えるのではなく、どのように向き合っているかを伝えることが大切だと覚えておきましょう。
②ストレスへの対処として入社してからもできることを用意する
ストレスを感じたときの対処法には、入社してからもできることを用意しておくのが大切です。
入社後にも実践できる対処法でなければ再現性が低く、ストレスに耐えられない可能性があると思われてしまうからです。入社後にも実践できるストレスの対処法には、以下のようなものがあります。
- 毎朝10分は散歩などの軽い運動をする
- タスク過多になったときは、ToDoリストを作って優先順位をつける
- 疲れが溜まった日は、サウナに行き汗を流す
- 一人で静かに過ごす時間を作り思考を整理する
- 週に1回は趣味の時間を作って気持ちを切り替える

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ストレスを感じる要因と対処法はセットで伝えるのがベストです。普段の業務の合間にもできるようなストレスへの対処法があると、再現性が高まるのでおすすめです。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!企業に要注意人物だと思われる回答
自分なりの対処法を用意しておこう
ストレスに対して特に対処法を持っていないこともあるかもしれません。しかし、「ストレス解消法がない」という人や、「ストレスをうまく発散できているか怪しい」と感じる学生に対して、企業は不安を抱きやすいです。
ストレスを解消できず、ただ飲み込んでいるだけのタイプだと、「壁にぶつかったときに誰にも相談できず、一人でパンクして潰れてしまうのではないか」と思われる可能性が高いです。さらに、結果的に早期離職につながるリスクを考えてしまうこともあります。
また、ストレスを放置して時間の経過とともに処理するタイプだと、チームで意見が食い違った際に、自分の意見を主張できないような「ことなかれ主義」だと思われてしまう可能性も考えられます。「意見が異なる人たちが集まる会社という環境で、折り合いをつけられない人物だ」と判断されるリスクがあるので、社会人として組織で働くうえで、一つでも良いので対処法を持っておくようにしましょう。
③社会人としての節度を守った回答をする
ストレスを感じるときの回答は、社会人としての節度を守った内容にしましょう。社会人としての節度を守れていない回答は、「この学生を採用しても大丈夫だろうか」という懸念につながります。
たとえば、「趣味のパチンコで負けたときにストレスを感じます」「朝起きるのがつらく、ストレスです」などの回答は、多くの企業がマイナスな印象を持つでしょう。

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ストレスを感じるときの回答を考えるときは、「面接官はどう思うか」を考えましょう。
ストレスの原因別|「ストレスを感じるとき」の回答例文10選

就活生
ストレスを感じるときの回答を考えたいのですが、うまく思いつきません。

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それでは、ストレスを感じるときの回答例文を紹介するので、参考にしてみましょう。
ここからは、ストレスを感じるときの回答例文を10個紹介します。考え方のポイントも解説するので、例文を読みながら、自分ならどのような回答をするかイメージを膨らませてみてください。
①ミスをすることにストレスを感じる場合
ミスをすることにストレスを感じる人は、真面目で責任感が強い傾向にあります。「完璧でなければいけない」という思いを持っていることも多いでしょう。
ミスをしてストレスを感じたときにどう対処しているか、ミスをした経験をどんなふうに学びに変えて次に活かしているかなどをあわせて伝えると評価につながります。
例文①アルバイトのレジ打ちでミスをした
アルバイト先のパン屋で、レジ打ちのミスをしたときにストレスを感じます。
金額の打ち間違いやお釣りの渡し間違いをしてしまうと、後ろに並んでいるお客様を待たせてしまうので、プレッシャーでストレスを感じることが多いです。
対処法として、ミスをアルバイトの前日に復習する、開店前に社員さんにミスが起きた場合にサポートしてほしい旨を伝えることで、落ち着いて対応できるようにしています。また、ミスをしてもすぐに謝罪して、引きずらないように気持ちを切り替えています。

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どのような場面でストレスを感じるのかが、わかりやすく書けている例文です。ミスをしても引きずりすぎないように気持ちを切り替えられていることも伝えられていて良いですね。
自己PRやガクチカでもアルバイト経験をアピールしたいと考えている人は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
例文10選|アルバイト経験の自己PRは4ステップの振り返りが必須
「学生時代頑張ったこと」でアルバイト経験をアピール|答え方と例文
例文②大学のテストでケアレスミスをした
大学のテストで、ケアレスミスをしたときにストレスを感じました。1カ月前から勉強して挑んだにもかかわらず、確認不足でミスをして目標にしていた点数に達することができませんでした。正直、3日は落ち込んだほどです。
そのようなときは、どうすれば次に活かせるかを考えています。たとえば、次のテストの目標や改善点などを書いた壁紙をスマートフォンのロック画面に設定し、悔しさを忘れない工夫をしています。

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正直に3日落ち込んでしまったと伝えることで、本音で回答していることが伝わります。悔しい気持ちを前向きに捉えて行動している点から、成長意欲の高さも感じますね。
②忙しさにストレスを感じる場合
学業、アルバイト、サークル、部活動などをしていると、忙しさからストレスを感じる人もいるでしょう。「頑張りたい」という気持ちを持っている人ほど、現実と理想にギャップが生まれて悩みやすい傾向があります。
働くうえでも忙しさを感じることはあるので、ストレスの対処方法は仕事をしながらでもできることを選べると良いですね。
例文③物事を両立できなかった
私は、複数のことを両立できないときにストレスを感じます。私はバレーボール部に所属しており、部活動と学業を両立しようと頑張っていますが、稀に忙しさからストレスを感じるときがあります。
朝練、昼練、放課後の練習に加えて、授業やテストに追われ、集中力が続かないことが増えてしまったときは、ストレスがかかっていると自覚し、すぐに一人で過ごす時間を確保しています。カフェで1時間景色を眺めて、気持ちを切り替えるようにしています。

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ストレスを溜め込む前に自分で気付いて対策できている自己管理能力の高さが伝わる例文です。ストレスの対処方法が、自分一人で実践できるという点も良いですね。
自己PRやガクチカで、部活動の経験をアピールしたい人は以下の記事も参考にしてみてください。
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例文④多忙で自分の時間がなかった
多忙で自分の時間がなくなるときに、ストレスを感じます。大学の勉強に加えて、所属するサッカー部の練習をしなければならず、プライベートの時間が少なくなることでストレスを感じた時期がありました。
「自分の時間が減ってきたな」と感じたときは、ストレスが溜まる前に瞑想をするようにしています。リラックスすることで、新たな気持ちで学業と部活動を再開できます。

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自己完結できるストレス解消法のうち、いつでもできる方法を伝えられています。入社後もストレスに打ち勝ってくれそうなイメージが湧きますね。
③物事が思うようにいかないことにストレスを感じる場合
物事が思うように進まないときに、ストレスを感じる人も多いでしょう。社会人になってからも、想定外のトラブルや成果が出ない場面に直面することはたくさんあります。
そのため、対処法としてうまくいかないときにどう向き合うか、気持ちをどう立て直すかを伝えられると良いですよ。
例文⑤勉強がはかどらなかった
大学の定期試験の勉強が思うようにはかどらないときに、ストレスを感じます。勉強がはかどらないまま試験に臨んでも良い合格点を取れず、単位を落としてしまうのではないかと不安になってしまうからです。
勉強がうまく進まないときは、お風呂に浸かり体を休めることにしています。そうすることで、体も心もリフレッシュできます。

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気持ちを切り替えることで、勉強を継続できると主張できています。仕事をするうえでも適度にリフレッシュしてくれそうな印象を持てますね。
例文⑥計画がスケジュール通りにいかなかった
資格の勉強をしようと計画を立てたは良いものの、立てた計画通りにいかないときにストレスを感じます。資格試験の勉強が予定通りにいかずに、試験当日を迎えてしまったら試験に落ちてしまうのではないかと不安になるからです。
予定よりも進まないときは、まず計画を練り直すことも大切ですが、勉強効率を上げるためにサウナに入ってリフレッシュするようにしています。そうすることで、気分を入れ替えて、勉強効率を上げることができています。

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予定通りにいかないときに、どのようにリフレッシュして気持ちを入れ替えているのかが想像しやすい例文ですね。気分を入れ替えて予定通りに計画を進めることは、働くうえでも大切なので評価してもらえるでしょう。
勉強習慣や資格勉強をした経験をアピールしたいという人は、以下の記事もおすすめです。
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④想定外のことにストレスを感じる場合
仕事では、想定外のトラブルなどが起きるケースはよくあります。想定外のことが起きたときにどのように感じ、どう行動できるかを伝えられると、ストレス耐性のある学生として評価してもらえるでしょう。
たとえば、誰に助けを求めたのか、どのように切り替えたのかなど、ストレスを感じた瞬間の対応や捉え方をアピールできないか考えてみてくださいね。
例文⑦グループワークのメンバーと突然連絡がつかなくなった
グループワークで一緒に活動していたメンバーと、突然連絡がつかなくなったときにストレスを感じました。
ゼミのグループワークで5人1組になり、発表の準備をしていたときのことです。発表の2日前に重要なデータを持っているメンバーと連絡が取れなくなってしまい、焦りからストレスを感じました。
すぐに対応する必要があったため、ほかのメンバーと作業を分担し、自分が代わりにデータを作成することで乗り切りました。このような出来事があってからは、万が一のリスクを考えて、週に1度は必ず対面で進捗を共有し合うことでトラブルを防いでいます。

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トラブルが起きたあとの冷静な対応が伝わるので、業務でも臨機応変に行動できるイメージが湧きますね。トラブルが再発しないように、予防策まで考えられている点も好印象です。
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例文⑧アルバイトで研修内容と異なる業務を指示された
想定と異なる指示をされたときに、ストレスを感じます。飲食店のアルバイトでホール業務を担当する予定でしたが、急にキッチン業務を任されたことがありました。心の準備ができていなかったため、不安と戸惑いからストレスを感じたのを覚えています。
このようなときは、「自分にできることを全力で取り組もう」と意識して、店長や先輩のアドバイスを聞きながら行動するようにしています。前向きに切り替えて経験を積むことで、少しでもストレスを感じないように対策しています。

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真面目さや責任感のある人柄が伝わりますね。ストレスを感じても、切り替えて前向きに行動できる姿勢から、仕事でも活躍できる印象を持ってもらえるでしょう。
⑤力を十分に発揮できないことにストレスを感じる場合
力を十分に発揮したのに成果が出なかったときや、体調が悪くなり実力を発揮できなかったときにストレスを感じる人もいるでしょう。入社後も、力を入れた提案が通らなかったり、想定外の状況で本領を発揮しきれない事態は誰にでも起こり得ます。
そのようなときに、どう気持ちを切り替えてストレスに対処しているのかが、評価のポイントになります。また、同じことが起きないように、どんな対策をするかも伝えられると良いですね。
例文⑨長期間準備したプレゼンがうまくいかなかった
長期間準備したプレゼンがうまくいかなかったときに、ストレスを感じます。大学のゼミの発表があり、資料を3カ月かけて作り込み、何度も発表練習を重ねました。しかし、本番では緊張で言葉が詰まり、伝えたい内容の半分も話せなかった経験があります。
落ち込んでストレスが溜まったときは、気持ちを切り替えるために趣味の読書をしたり、30分のランニングをしたりしてリフレッシュしています。この経験をして以来、要点だけを覚えて伝える練習をすることで、同じミスが起きないように対策しています。

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ストレスの発散方法が、いつでも取り組める内容なのが良いですね。同じ失敗を繰り返してストレスを溜めないように、準備できている点から成長力の高さも評価してもらえるでしょう。
例文⑩体調が悪くてテストで本領発揮できなかった
体調が理由で十分に力を発揮できなかったときに、ストレスを感じます。大学のテストの当日に39度の高熱が出てしまい、勉強したにもかかわらず結果が伴わなかったことが悔しかったです。
それ以来、生活リズムを見直して最低7時間は睡眠時間を確保するなど、体調管理を優先しています。また、ストレスを溜めすぎないように、入浴中にアロマを焚いてリラックスしています。

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体調不良による失敗を事前に防ぐために取り組めているのが好印象ですね。普段から継続しやすいリラックス方法を伝えられている点も良いでしょう。
「ストレスを感じるとき」の回答3ステップ

ここからは、「ストレスを感じるとき」の回答の仕方を3ステップで解説します。面接官が理解しやすく評価につながる受け答えができるように、一緒に作成してみてくださいね。
ステップ①ストレスを感じる瞬間や出来事を簡潔に述べる
ストレスを感じる瞬間や出来事は、簡潔に伝えることが大切です。前置きが長いと何を伝えたいのか、どんなことにストレスを感じるのかが伝わりづらくなります。
やらなければならないことがたくさんある状態のときに、ストレスを感じます。
ストレスを感じる瞬間や出来事を伝えるときは、以下の点に気を付けましょう。
- 自分が原因のストレスにする
- 仕事に影響しそうなストレスは言わない
- デリケートな話題(恋愛や家庭の事情など)は避ける

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他責ではなく自責思考で考えられているか、「採用するとリスクがありそう」と思われる回答になっていないか確認しましょう。
ステップ②ストレスを感じたときの具体的な状況を説明する
結論のあとは、ストレスを感じたときの具体的な状況を説明しましょう。はじめてあなたの話を聞く面接官は状況を知らないので、イメージしてもらいやすいように説明する必要があります。
やらなければならないことがたくさんあるときに、ストレスを感じます。大学のテスト期間とサークルのイベント準備が重なった時期がありました。勉強とイベントの資料作成やチームの統括が必要になり、時間が足りずにストレスを感じました。

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ストレスを感じた原因と状況が伝わるので、面接官にも理解してもらいやすい内容です。背景を考えるときは「いつ、どこで、誰が、何を、どうしたのか」という視点で考えると、具体的に説明できますよ。
ステップ③ストレスへの対処法と克服した出来事を伝える
ストレスの対処法や、どのように克服したかを伝えましょう。ストレスを感じたときにどのように向き合えるかは、ストレス耐性があるかどうかの評価につながります。
ストレスの対処方法には、以下のようなものがあります。
どちらの対処方法でも良いので、エピソードや自分の人柄に合った方法を伝えましょう。
ストレスを「発散」してリセットする
ストレスを「発散」する方法を伝える場合、以下のようなものが挙げられます。
- 温かいシャワーを浴びてスッキリする
- コメディを見て笑う
- ジョギングで一汗流す
- 映画を見て泣く
- 趣味に打ち込む など
ストレスを感じたときは、15分のジョギングをしたり、寝る前に好きな音楽を聴いたりして気持ちをリセットしています。

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例文のように、どのようなストレス発散法を、いつどのくらい実践しているのかまで伝えると、説得力のある内容になりますよ。
ストレスの「原因を解消」して再発を防ぐ
ストレスを「解消」する方法には、以下のようなものがあります。
- 原因を分析してミスをなくした
- スケジュールを見直して予定を再調整した
- タスクを細分化して優先度を可視化した
- 周囲の人に相談した
ストレスを感じた経験をきっかけに、原因を振り返り「どの作業にどのくらいの時間がかかるのか」を可視化して、前倒しで取り組めるようにしています。結果、余裕を持って対応できるようになり、同じような状況でもストレスを感じづらくなりました。

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ストレスが起きる原因を自分で予防できるようなものは、発散方法ではなく、解消方法を伝えられると良いですね。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「発散」よりも「解消」が吉なケースも
解消方法を具体的に答えよう
ストレスの対処法には、一時的な気分転換で気持ちを楽にする「発散」と、原因を解決してストレスを根絶する「解消」があります。「ストレスを感じるとき」の回答を考えるうえで、発散方法を伝えるか解消方法を伝えるか迷ったら、解消方法を伝えるようにすると良いでしょう。
なぜなら、「発散方法」だと一時的な対処法なので内容が浅く聞こえる可能性があるからです。普段自分がどのようにストレスと向き合い、解消しているかをできる限り具体的に伝えるようにしてください。一時的な気晴らしで終わるのではなく、根本的な問題解決に取り組む姿勢を示すことが重要ですよ。
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迷ったら確認! 面接で伝えてOKな「ストレスを感じるとき」の見極め方

就活生
ストレスを感じるときって、正直に言っても良いのでしょうか? 言い方を間違えると落とされそうで不安です。

キャリア
アドバイザー
面接官が本当に知りたいのは、どんな場面でどのように対処できるかなので、伝え方次第で印象は変わりますよ。
ストレスを感じるときの回答で嘘をつく必要はないものの、内容によってはマイナスな印象につながってしまうこともあります。ここからは、面接で伝えても良い内容の見極め方を解説するので、「この話をしても良いのかな」と不安に感じている人は参考にしてみてくださいね。
面接に適したストレスの例
- 勉強のストレス
- アルバイトのストレス
- 部活動のストレス
勉強は学生の本分なので、向き合って感じたストレスはポジティブに受け取られやすいです。定期テストや課題など定期的に負荷がかかることは、社会人になってからの繁忙期と似ている点があるため、入社後の働き方などをイメージさせやすくなります。
アルバイトは実際に働くなかで感じた経験となるので、仕事での再現性が伝わる内容を考えやすいでしょう。また、部活動での経験も、組織の中での役割やプレッシャーに向き合うことは、組織の中で成果を求められる社会人の姿と重なる部分が多いため、効果的なアピールにつながる可能性があります。
面接で避けるべきストレスの例
- 恋愛のストレス
- 人間関係のストレス
- 就活のストレス
恋愛のストレスは、プライベートすぎる内容なので避けましょう。また、人間関係にストレスはつきものですが、それを話してしまうと「ほかの社員とうまくやっていけるだろうか」と、懸念に感じる面接官もいます。
また就活のストレスも伝えるのは避けましょう。確かにストレスは多いと想像できますが、わざわざ面接の時間を割いてもらっている採用担当者の前で「就活がストレスだ」と伝えると、あなたの魅力が半減してしまう原因にもなりかねません。
アピールにつながるような別の事柄がないか考えてみてくださいね。
面接で「ストレスを感じるとき」を聞かれた際のNG回答
ここからは、面接で「ストレスを感じるとき」を聞かれた際のNG回答を解説します。知らないうちに評価を下げる回答をしてしまわないように、一緒に確認しましょう。
①「ストレスをよく感じる」
ストレスをよく感じると答えるのは避けましょう。「些細なことでストレスを溜めやすいのでは」「入社後も精神的に不安定になりやすいかもしれない」という印象を持たれてしまう可能性があります。
対人関係やタスクが重なったときなど、日常的にストレスを感じることが多いです。
このように伝えてしまうと、「入社後に継続して働き続けられるのかな」というネガティブなイメージにつながってしまうので注意しましょう。

キャリア
アドバイザー
「日常でストレスを感じても、対処して前向きに行動できている」などと言い方を工夫できないか考えてみてくださいね。
②「ストレスを感じた経験はない」
ストレスを感じたことがない人は恐らくいないはずです。この回答をしてしまうと、自己分析ができていない学生だと捉えられる可能性もあります。
ストレスを感じた経験がないと主張した場合、具体的にストレスを感じそうなシチュエーションを提示され、それに対してどう思うかなどの深掘り質問を受けることもあります。
ストレスを感じるときは特にありません。

キャリア
アドバイザー
よほどのことがない限りは、ストレスを感じたことはないと主張するのはやめておきましょう。
③「ストレス解消法はない」
「ストレス解消法はありません」と答えるのも避けましょう。どのような人でも、日常の中で無意識にストレスを発散しているはずです。
また、ストレス解消法がないと伝えた場合、「入社後にストレスを溜め込んでしまうかもしれない」「セルフコントロールができないのでは」といったマイナスイメージにつながる可能性もあります。
「解消法はない」と伝えるのではなく、自分なりの解消法を見つけたり考えたりしてみましょう。
特にストレス解消法はありません。

キャリア
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ストレス解消法がないと感じる人は、普段の生活を振り返ってみてください。入浴、読書、食事など、気持ちが落ち着いたり、無意識のうちにストレスに対処できている行動があるはずですよ。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!ストレスの話題はタブーではない
むしろしっかりと対処法があると答えられると高評価
面接でストレスに関して話すのはタブーのように思えるかもしれませんが、ストレスの解消方法までセットでしっかりと企業に伝えれば問題ありません。ストレスは誰もが感じるもののため、あって当たり前です。
企業も同様の考えを持ってストレスに関する質問をしているので「ストレスはありません」「解消法はありません」などと嘘をつくよりも、正直に回答した方が印象が良くなります。
面接で重要なのは、ストレスの種類とその解消方法です。学生が感じるストレスが入社後に致命的になるものではないか、解消方法が見つかっているか、解消方法が理にかなっていて今後も続けられそうか、といった観点で企業は判断しています。
面接で上記をしっかりと企業に伝えることができれば、何も問題はありませんので、ストレスに関することも自信を持って回答しましょう。
こんな質問は要注意! ストレス耐性をチェックされている質問例
最後に、「ストレスを感じるとき」の質問以外で、ストレス耐性をチェックされている質問や回答方法を解説します。
アルバイト先でクレーム対応をしたときどのように対処しましたか
アルバイト先でクレーム対応をしたときに、どのような対処をしたかについての質問です。この質問では、ストレスの要因を他人のせいにせず、自分ごととして捉えられたかや、プレッシャーのかかる場面でも冷静に対応できるストレス耐性があるかをチェックしています。
回答例
アルバイト先でクレーム対応をする際は、顧客が納得するまで話を聞くことに徹しています。クレームの原因を探るのではなく、現在起きている出来事に真摯に向き合い解決することが大切だと考えているためです。
また、同じようなクレームが起きないように、上司へ報告し店員への情報共有を徹底するようにしています。

キャリア
アドバイザー
顧客からのクレームを自分ごととして考えられていて、真摯に向き合う姿勢が伝わる例文です。また、上司への報告と職場内の共有ができている点も、入社後に再現性があるという印象が持てます。
締め切りが迫っているタスクが複数ある場合どのように対処しますか?
仕事では複数の業務を並行して進めることが多いため、優先順位を付けられるか、自己管理能力があるかなどを見極められています。
回答を考えるときは、締め切りが迫っていたりタスクが複数あるときに、どのように対処するか答えましょう。そのうえで、プレッシャーがある状態でも、冷静に行動するための工夫や実践していることを伝えられると良いですね。
回答例
複数のタスクがあり締め切りが迫っているときは、すべてのタスクを細分化して、納期の近さと重要度を基準に優先順位を付けています。
そのうえで、集中力が必要なタスクと短時間で終わるタスクに割り振り、こまめに進捗管理をおこないながら進めることで、焦らず対応できるように工夫しています。

キャリア
アドバイザー
仕事をするうえでも、締め切りに追われたりタスクが重なったりする機会は多いでしょう。そのような状況でも、やり遂げられる再現性の高さが伝わるのが良いですね。
「ストレスを感じるとき」の質問意図を理解して面接で伝える回答を準備しよう
この記事では面接で「ストレスを感じるとき」を聞かれた場合の答え方、例文、注意点などを解説しました。企業が「ストレスを感じるとき」を聞くのは、どのようなときにストレスを感じ、どうやって対処しているかなどを知りたいからです。
評価につなげるためにも、入社後でも再現性のある自分なりの回答を考えておきましょう。社会人としての節度を守ったストレス解消法を伝えることも大切です。
ストレスを感じるときの質問は、事前準備を充実させるだけでも的確に答えられるようになります。質問意図を理解したうえで準備を徹底し、ほかの学生よりも有利に就職活動を進めましょう。
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そもそも、なぜ面接で「ストレスを感じるとき」を質問されるのでしょうか?