グループディスカッションで評価されるタイムキーパーのコツを解説

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目次

  1. グループディスカッションのタイムキーパーで高い評価を得るには立ち回りの理解が最重要
  2. グループディスカッションをするには正しい理解からはじめよう!
  3. グループディスカッションには主に4つの役割がある
  4. グループディスカッションではできるだけ役割を持つと良い
  5. グループディスカッションでのタイムキーパーの具体的な役割
  6. 話し合いの時間設定
  7. 経過時間の報告
  8. 時間配分の修正
  9. グループディスカッションのタイムキーパーはこんな学生におすすめ!
  10. 普段からグループを仕切って先頭に立つのが苦手
  11. メモを取って会話をまとめるのが苦手
  12. 時間の管理が得意
  13. グループディスカッションのタイムキーパーでアピールできる4つの能力
  14. ①チームワーク
  15. ②論理的思考力
  16. ③コミュニケーション力
  17. ④タイムマネジメント力
  18. グループディスカッションで評価されるタイムキーパーの特徴
  19. 時間を管理しながらも積極的発言ができる
  20. 時間配分が的確である
  21. 経過時間をもとにチームへの気配りができる
  22. 冷静に時間の軌道修正ができる
  23. タイムキーパーをするうえでも理解しておくべき! グループディスカッションの流れ
  24. 自己紹介
  25. 役割を決める
  26. 時間配分を決める
  27. テーマに対しての定義付け
  28. テーマに対してアイデアを出し合う
  29. アイデアをまとめる
  30. 発表準備
  31. 実施時間別で紹介! グループディスカッションでタイムキーパーをするうえでの適切な時間配分
  32. ①実施時間が15分の場合
  33. ②実施時間が30分の場合
  34. ③実施時間が45分の場合
  35. 油断禁物! グループディスカッションでタイムキーパーをするときの2つの注意点
  36. ①時間管理だけに注力しない
  37. ②時間の経過を見過ごさない
  38. スマホはNG? グループディスカッションのタイムキーパーは時計が無難
  39. 理由①スマホをいじっていると勘違いされるリスクがあるため
  40. 理由②誤タップにより時間管理が乱れるリスクがあるため
  41. グループディスカッションのタイムキーパーを成功させて採用担当者から高い評価を獲得しよう!

グループディスカッションのタイムキーパーで高い評価を得るには立ち回りの理解が最重要

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、

「グループディスカッションのタイムキーパーの役割について教えてください」
「タイムキーパーで高い評価を得るためにはどんなことに気をつけるべきですか?」

といった質問を受けます。たしかに今後の選考を有利に進めるためにも、採用担当者からグループディスカッションで高い評価を得たいですよね。

チームの役割をとおしてタイムキーパーにはタイムキーパーなりの求められていることがあるため、しっかりと立ち回りを理解することが高い評価を得るためのポイントだといえるでしょう。

この記事では、グループディスカッションのタイムキーパーの役割や実施するうえでの注意点について詳しく解説していきます。

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グループディスカッションをするには正しい理解からはじめよう!

まずはじめにタイムキーパーを担当するうえでもグループディスカッションについての理解が必要です。いくらタイムキーパーの役割を理解していてもグループディスカッションそのものの理解が浅いと高い評価を得ることができません。

そのため、ここではグループディスカッションのそれぞれの役割や役割を持つほうが良い理由について説明していきます。

グループディスカッションには主に4つの役割がある

グループディスカッションの4つの役割

グループディスカッションでは決められた時間内に結論を出さないといけません。そのため、グループディスカッションでは効率よく議論するために4つの役割に分担されることが多いのです。テーマに対して良い結論を導くためにも、まずはそれぞれの役割について理解を深めましょう。

①司会

司会はグループディスカッションの議論を進行・整理するのが役割です

具体的に議論に参加できていない人に発言を促したり、意見や論点を整理して生産性の高い議論を展開することがポイントです。

そのため、チームの状況を率先して気にかけたり、ディスカッションの意見の方向性を示すなどのリーダーシップがより求められる責任感ある役割だからこそ、活躍できると高く評価してもらえる可能性があります。

②書記

書記はグループディスカッションの議論を分かりやすくまとめるのが役割です。また、単に発言をメモするのではなく、要点をおさえて見返しやすくまとめることがポイントです。

全体の意見を把握できる書記だからこそ、積極的に意見をまとめる時間を作り、うまく立ち回ることで高い評価につながります。

③タイムキーパー

タイムキーパーはグループディスカッションの時間を管理するのが役割です。チーム内で話に夢中になるとついつい時間を忘れてしまいます。その中で、定期的に経過時間を知らせ、ディスカッションの進行をコントロールすることがポイントです。

また、時間を管理することだけでなく、いち参加者として意見出しをすることも忘れないようにしましょう。

④監視者

監視者とは、議論の進行がずれないように監視するのが役割です。それほど発言数が多くなくてもチームで良い結論を出すためには重要な役割を担います。また、監視者は他の役割と兼務することが多いポジションでもあります。

そのため、時間を気にしながらも状況を見て、議論が問題ない方向で盛り上がっているなら、積極的に発言することも心掛けましょう。

グループディスカッションの役割の決め方はこちらの記事を参考にしてみてください。

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グループディスカッションではできるだけ役割を持つと良い

グループディスカッションではできるだけ役割を持つといいでしょう。積極的に発言をして、チームで良い結論を出すことは大切ですが、個人の評価も気にする学生は多いはずです。ここではグループディスカッションで役割を持つべき2つの理由をそれぞれ説明していきます。

理由①発言以外でも役割を通して自分をアピールできる

採用担当者はグループディスカッションで発言をとおして、学生の積極性や協調性をみていることがあります。役割を持つと発言以外にも、役割をとおして自分の能力をアピールすることができます。自分にあった役割を見つけて、できるだけ役割を持ってグループディスカッションに参加しましょう。

理由②役割ごとに人事担当者が評価している

役割を持つことでその役割でやるべきことができているのか、人事担当者は評価をしています。たとえば、司会であれば「自分の意見や存在を強調するのではなく参加者全員を巻き込んで行くようなリーダーシップが取れているか」や、書記であれば「議論の流れを捉え、全員の考えを論理的に誰が見てもわかりやすいようにまとめらえている」など役割によって評価のされかたはさまざまです。

そのため、人事担当者からさまざまな視点で自分を評価してもらうためにも役割を持つことは良いとされています。

グループディスカッションでのタイムキーパーの具体的な役割

それでは実際にグループディスカッションのタイムキーパーの役割について具体的に説明していきます。タイムキーパーは主に時間にかかわる役割が多いため、チームのペースメーカー的存在です。

時間管理がうまくできないとチームの話し合いにも大きく影響をおよぼしてしまうため、それぞれの役割についてしっかり理解しましょう。

話し合いの時間設定

まずはじめに時間配分を決めることが重要です。どうしても焦ってすぐアイデア出しに走りがちですが、限られた時間内に良い結論を出すためにも時間配分は欠かせません。だた、冒頭で決めるとなると司会の人に主導権を握られてしまうかもしれません。

そのため、積極性をアピールするためにも、タイムキーパーが率先して「まずは話し合いの時間配分を決めましょう」と発言していくことを心掛けましょう。

経過時間の報告

議論がはじまったら経過時間と各パートごとでの残り時間を教えてあげましょう。
たとえば

アップロードした画像


就活生

17分経過しました。

アイデア出しの時間は残り3分なので、〇〇と△△のアイディアを絞っていく必要があると思います。

など経過時間とパートごとの制限時間の報告をしましょう。また、ここで報告だけでなく自分の意見なども入れると積極性をアピールできるので、なお良いです

そのためにもまずは自身が経過時間を把握しながらも、客観的視点で物事を把握することを心掛けましょう。

時間配分の修正

時間配分を決めてもそれどおり議論が進まないこともあります。そこで重要なのが、時間配分の修正です。主に時間配分の修正には余ってしまった時間の修正と、足りない時間の修正があります。

時間の修正はその後のディスカッションを円滑に進めるためにも、自分の意見を伝えながら他のメンバーと相談して進めていきましょう

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グループディスカッションのタイムキーパーはこんな学生におすすめ!

誰しも自分の性格や特徴から得意不得意があるはずです。また、グループディスカッションでは主に4つの役割があるので、自分にはどんな役割が向いているのかわからない学生もいるでしょう。今回はグループディスカッションのタイムキーパーはどんな人が向いているのかについて説明していきます。

普段からグループを仕切って先頭に立つのが苦手

積極性は評価をされるうえで大切なことですが、グループをまとめたり、先頭に立って司会進行が苦手な学生にはタイムキーパーはおすすめです。大事なことはタイムキーパーをとおして積極性と協調性をアピールすることなので、控えめな学生でも十分に活躍できる役割だといえるでしょう。

メモを取って会話をまとめるのが苦手

メモを取って会話をまとめるのが苦手な学生にはタイムキーパーがおすすめです
自分自身でも話の流れをつかみ理解しておく必要はありませんが、それを文字にまとめなくて良いのもタイムキーパーの良いところです。

しかし、積極性と協調性の観点からも自分の役割を全うし、積極的な発言をしないとチーム内の学生に評価の部分で劣ってしまうので、忘れないでくださいね。

時間の管理が得意

普段から時間管理が得意な学生は迷わずにタイムキーパーを担当しましょう。
タイムキーパーは「時間管理」をとおしてチームのディスカッションをコントロールすることが重要なのです。そのため、タイムマネジメントに突出した学生はアピールのチャンスにもなります。

グループディスカッションが苦手な人の対処法をもっと詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

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グループディスカッションのタイムキーパーでアピールできる4つの能力

タイムキーパーでアピールできる4つの能力

①チームワーク

グループディスカッションで一番大事なことはチームワークです。それはタイムキーパーを担当するうえでも同じことが言えます。グループディスカッションで評価される学生は「チームワーク」つまり、「協調性」が必須なのです

そのため、タイムキーパーで時間配分を決めるときも自分だけで決めてしまうのではなく、メンバー全員の同意を得てから議論を進めることで評価されやすくなります。

チームワークに必要な協調性についてもこちらの記事であわせて押さえておきましょう。

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②論理的思考力

タイムキーパーでは論理的思考力もアピールできます。イメージが沸かない学生もなかにはいるかもしれませんが、タイムキーパーをするうえで与えられたテーマに対して良い結論を出すためには逆算して考えなければなりません。

具体的に「このテーマに対して、どこのパートを厚みをもたせて議論すべきなのか」や「各パートごとにどのくらいの時間が必要なのか」など論理的に考えることが大切です。できるタイムキーパーになるためにも論理的に物事を考え、進めていくことを心掛けましょう。

論理的思考に必要な分析力についてもこちらの記事であわせて押さえておきましょう。

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③コミュニケーション力

グループで議論するうえでコミュニケーション力は必要不可欠です。コミュニケーション力はグループディスカッションにかかわらず入社後働くうえでも大切なので、採用側も気にして見ているポイントになります

そのため、グループディスカッションのタイムキーパーでも自分の意見や考えを積極的に発言したり、ときには相手の発言に対して助言をするなど積極的なコミュニケーションを意識しましょう。

コミュニケーション力を長所にしたいと考えている人はこちらの記事を参考にしてみてください。

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④タイムマネジメント力

タイムマネジメント力はタイムキーパーにおいてもっともアピールすべき能力です
なぜならグループ内でタイムマネジメント力を発揮できるのはタイムキーパーだけだからです。

そのため、うまくタイムマネジメントができればグループ内の学生と差別化を図ることも期待できます。せっかくタイムキーパーをやるのであれば、しっかりと自分の役割を理解し、タイムマネジメント力を採用担当者にアピールしましょう。

清水 沙也香

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多数決はチームワークのマイナス評価になるので注意しよう

グループディスカッションの時間が迫ると、グループの意見がまとまらずに多数決をしたくなるかもしれません。ですが、多数決をすると評価が下がることがあるので注意が必要です。多数決で全員の意見が一致すれば問題ないですが、少数派の意見が尊重されなくなってしまいますよね。

時間が限られていることが原因で、このように誰かの意見を切り捨ててしまうことはグループとしてのチームワークに欠ける原因となってしまいます。また、入社してからも1人の声が社会を変えることもあるため、むやみに多数決を使うことはやめましょう。

チームワークを評価されるためには多数決ではなく、お互い話し合ってグループのメンバー全員が納得して意見をまとめることを意識してください。

グループディスカッションで評価されるタイムキーパーの特徴

前提として、グループディスカッションで評価されるにはまずは自分の役割をしっかり理解して、その役割を正しくこなすことです。そのなかでも役割をとおして評価されるタイムキーパーはどんな人なのか、特徴についてそれぞれ説明していきます。

時間を管理しながらも積極的発言ができる

タイムキーパーで評価されるためには、時間管理だけでなく、テーマに対してアイデアを考え、積極的に自分の意見を述べることが大切です。役割はあくまでもプラスアルファであって、タイムキーパーはけっして時間だけを管理するのが役割ではありません。

また、発言自体もできるだけ主観ではなく、客観的な視点から根拠をもとに話すとグループの人にも共感してもらいやすくなるので意識してみると良いかもしれません。

時間配分が的確である

時間配分の的確さは評価されるうえで大切です。時間配分が的確でないと途中で修正することになってしまい、時間ロスにつながります。そうすることで議論の時間やまとめる時間がなくなり、余裕をもって発表することができません。そのため、あらかじめ各パートごとでどのくらい時間がかかるのか把握しておくようにしましょう

経過時間をもとにチームへの気配りができる

グループでなにか取り組むうえでチームへの気配りは欠かせません。タイムキーパーでは時間の管理をしながら、チームへの働きかけが重要です

たとえば、出たアイデアをまとめているときに「アイデアをまとめる時間は残り5分なので、そろそろ〇〇さんを中心にまとめていただき、発表準備に移りましょう」などアイデアをまとめることに没頭しているメンバーに対して、事前に今の状況を気づかせてあげることができます。

グループディスカッションで失敗しないためにもタイムキーパーをとおしてチームへの気配りは最後まで心掛けましょう。

冷静に時間の軌道修正ができる

本来の予定より思うようにディスカッションが進まないときでも、まずは冷静でいることが重要です。主にタイムキーパーをしていて時間修正が必要なときは「時間が足りなくてしまった場合」と「時間が余ってしまった場合」の2点があげられます

それぞれどのような対応が適切なのか具体例も交えて説明していきます。

時間が足りなくなってしまったとき

時間が足りなくなってしまったときは、その後のパートの優先順位を考えましょう。なぜならどこに比重をおくかで、手間の失敗は後ろでいくらでも挽回できるからです。

たとえば、役割決めでメンバー間での主張が強く、予定より3分過ぎてしまったとします。ここで本来15分を予定しているアイデア出しに進む前に「役割決めで3分の超過があります。アイデアをまとめる時間や発表準備は大切なので、アイデア出しを12分にします。できるだけひとり1つの意見出しにして時間を短縮しましょう」などパートの優先順位を考え、時間配分をメンバーに伝えることでその後のディスカッションを円滑に進めることができるのです。そのためにもパートごとの重要性を事前に把握しておきましょう。

時間が余ってしまったとき

余った時間はいかに有効活用できるかが重要です。また、余った時間は内容として足りていない部分を補うために使いましょう。

たとえば、いくらアイデアをたくさん出すことができ、時間が余っても内容自体が薄かった場合、内容の深堀りが必要です。そんなときは

就活生「アイデア出しが予定より早く出し終えたかと思うのですが、時間が5分余っているので、アイデアの内容に具体性を出すためにもそれぞれ出したアイデアの根拠について1分ほどで発表しあいましょう」

など客観的に物事を判断し、グループのメンバーに働きかけると採用担当者にも良い印象を与えることが期待できます。

上原 正嵩

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積極的な発言をすることはタイムキーパーで評価されるために特に重要

タイムキーパーは時間管理に注力しがちですが、積極的に発言をすることで初めて採用担当者から評価を得ることができます。そもそもグループディスカッションとは、グループで議論をすることが目的なので、時間を測ることが目的にならないよう注意が必要です。

また、時間を気にしているとグループメンバーの意見をまとめる発言をするタイムキーパーが多いので注意しましょう。やはり時間を管理していると、時間内に収めることを意識して新しい意見・アイディアを出すことに躊躇してしまうという声を聞きます。ですが、発言するだけでなく「どのような意見を伝えているのか」などの内容も評価の対象になるので、時間管理が目的にならないように意識してグループディスカッションに参加しましょう。

タイムキーパーをするうえでも理解しておくべき! グループディスカッションの流れ

タイムキーパーはグループディスカッションをするうえでのあくまでも役割にすぎないので、いちプレイヤーとしてグループディスカッションの流れについて理解しておく必要があります。

また、グループディスカッションの流れは基本的に決まった進め方があります。進め方を無視して違った方法で進めてしまうと議論がうまくまとまらず、かえって悪い結果となってしまいます。

そのため、これから紹介する流れを把握して、チームでの成果はもちろん、自身のタイムキーパーでの「時間配分」や「チームへの気配り」にも活かしていきましょう。

グループディスカッションの進め方や流れについて詳しく知りたい学生はこちらの記事を参考にしてみてください。

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グループディスカッションの基本の流れ

自己紹介

まずグループディスカッションで同じチームになったメンバー同士で、自己紹介をしましょう。これからコミュニケーションをとっていくなかでひとつのテーマに対して、議論していくためにも、お互いのことを知っておく必要があります。

ここではひとり15秒から30秒程度で「名前」と「大学名」について簡単に自己紹介すると良いでしょう

役割を決める

グループディスカッションを円滑に進めるためにも司会、書記、タイムキーパー、監視等それぞれ役割を分担をしましょう

また、役割をもちたい学生は「私、〇〇やりたいです」だけの願望ではなく、自分の性格や長所を踏まえて、担当したい役割に立候補すると周りも納得してくれるかもしれません。グループディスカッションをとおして自分を最大限にアピールしたい学生には役割をもつのがおすすめです。

時間配分を決める

時間配分は司会やタイムキーパーを筆頭に決めていくことが多いです。しかし、チームで円滑なコミュニケーションをとり、より良い議論をするためには皆で決めるのが無難でしょう

とはいえ、時間配分は主にタイムキーパーが担当するので、タイムキーパーは積極的に提案することを忘れないようにしてくださいね。

テーマに対しての定義付け

テーマに対してアイデア出しをするまえに必ず定義づけをする必要があります。なぜなら、そもそもテーマに対してグループ内のメンバーの解釈がそれぞれ異なるからです。解釈がそれぞれで違ってしまうといくら時間をかけてアイデア出しをしてもアイデアがまとまることはありません。だからこそ、必ずテーマに対して全員で共通認識をもったうえで議論するようにしましょうね

テーマに対してアイデアを出し合う

テーマに対してのアイデア出しは採用担当者も評価するうえでもっとも注目しているポイントになります。ここでの積極的な発言はコミュニケーション力をアピールするうえでも絶好のチャンスといえます。

ただし、積極的すぎるがゆえに自分だけ話していたり、そもそも発言の内容が抽象的かつ自分の主観だけで話すのはNGです。しっかりと周りの状況や話の流れを理解し、内容の濃い発言を心掛けましょう。

アイデアをまとめる

最終的にチームの結論を発表するためにも、出し合ったアイデアをまとめる必要があります。さまざまな意見が出たからこそここでは意見が割れることも大いにあるでしょう。

しかし、ここでの注意点として割れた意見を多数決で決めないことです。多数決で決めてしまうと少数派の人はその結論に納得がいっていないわけです。なので、それぞれの意見の良いところをかみつまんでまとめ、全員が納得できるような結論をグループ全員で目指しましょう。

発表準備

テーマに対しての結論を出せたら、各グループでプレゼンをおこないます。どんなに良い結論を出すことができてもうまく発表できないと採用担当者には伝わりませんよね。
また、発表者は結論を出し、採用担当者により理解いただくためにもしっかりとその結論にいたった根拠や理由などを伝える必要があります。だからこそ、結論出しだけでなく、どのように発表するかなど時間に余裕をもって準備しましょうね

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実施時間別で紹介! グループディスカッションでタイムキーパーをするうえでの適切な時間配分

時間配分はグループディスカッションをおこなううえでとっても大事なことですが、企業によって実施時間もまちまちです。ここではよく実施される15分、30分、45分についてそれぞれ解説していきます。時間帯別で各パートでどのくらい時間を使うのが適切なのかしっかり押さえておきましょう。

①実施時間が15分の場合

15分だとそこまで深く考えるようなテーマではないと予想されますが、時間内でできるだけ具体性のある結論を出せるようにしましょう。また、テーマに対してのアイデア出しも5分の設定のなかでより多くのアイデアを出してしまうとまとめるのに時間がかかってしまうので、注意が必要です

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定義付けの段階でお互い共通認識をしっかりもち、アイデア出しも2つ、3つぐらいにすることで、まとめる作業もスムーズにおこなえるでしょう。

②実施時間が30分の場合

グループディスカッションのなかで30分での実施が一番多いとされています。ご覧のとおり、自己紹介や役割決めの部分は計2分と変わりないですが、それ以降のパートで使える時間が大きく変わります。

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ここでは時間いっぱいアイデアを出し合い、意見をまとめ、しっかりと準備をしてより良い発表ができるようにしましょう。

③実施時間が45分の場合

45分ではより考えさせられるようなテーマが出ると予想されます。それにより、テーマに対しても定義がグループ内でそれぞれ異なってくる可能性があるでしょう。ここでの定義づけがあいまいだと最終的に良い結論にはいたらないので、いかに慎重に議論できるかがポイントです。また、時間があるからこそ、15分や30分以上に具体的かつ論理的な発表が求められます。

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長丁場ですが、気を抜かずに最後までチームで協力して良い発表ができるようにしましょう。

グループディスカッションの練習方法はこちらの記事を参考にしてください。

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油断禁物! グループディスカッションでタイムキーパーをするときの2つの注意点

タイムキーパーは常に残り時間を確認しておかなければならず、これを怠ると時間配分で失敗してしまいます。そのため、これから説明する2つの注意点をしっかり理解して、気を抜かないようにしましょう。

①時間管理だけに注力しない

先ほども説明したとおり、タイムキーパーの役割は「時間管理」だけではありません。グループディスカッションのいちメンバーとして積極性をアピールするために自分のアイデアを発言することが求められます。時間の管理を徹底しながらも、常にテーマに対して考える姿勢を大切にしましょう

②時間の経過を見過ごさない

積極的に議論に参加している姿勢はすばらしいことですが、夢中になってしまいついつい時計を見忘れてしまうのは危険です。タイムキーパーが時間を見逃してしまっては元も子もありません。タイムキーパーを担当した学生は、議論に積極参加しつつ、頭の片隅では必ず時間を意識してください

津田 祥矢

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グループディスカッションの時間配分のミスがあれば修正しよう

ディスカッションを進める中で、はじめに決めた時間配分ではうまく進められないときもありますよね。そのようなとき、躊躇せずに途中で修正することも大切になりますよ。

就活生の中には一度決めたことを変えることに抵抗感がある人もいるかもしれません。ですが、時間配分の修正をせずにタイムマネジメントができないと、タイムキーパーとしての評価が下がってしまう可能性もあります。また、時間に追われてグループの雰囲気が悪くなり、グループとしても良いアウトプットができなくなってしまうこともあるのです。

このようにマイナス評価になってしまう可能性があることをきちんと理解して、時間配分の修正が必要かどうかを常にチェックしておくことも注意しましょう。

スマホはNG? グループディスカッションのタイムキーパーは時計が無難

タイムキーパーで時間管理するうえで、せっかく真剣に取り組んでいてもつかぬことで評価が下がってしまう可能性があります。時間管理には主にスマホや腕時計、ストップウォッチなどさまざな手段があげられます。

しかし、結論としてグループディスカッションではスマホだけはNGです。なぜ、スマホで時間管理することがよくないのか、2つの理由について説明していきます。

理由①スマホをいじっていると勘違いされるリスクがあるため

スマホで時間管理するのはいっけん便利ですが、どうしても誤解を招いてしまう可能性があります。時間を測るために一生懸命スマホをいじっている姿は採用担当者からすると議論に参加していないように見られてしまうため、タイムキーパーとして好ましくない姿なのです。高い評価を得るためにも時間を測る手段は腕時計かストップウォッチにすると良いでしょう。

理由②誤タップにより時間管理が乱れるリスクがあるため

時間を測っている最中についつい指が触れてしまって、時間がリセットされてしまっては元も子もありません。また、時間がリセットされてしまうと経過時間がまったく読めず、自分だけでなくチーム全体に迷惑をかけてしまいます。

そのため、スマホは使用上のリスクが非常に高いと考えられるのです。しっかりと時間を測り、グループディスカッションをチームで成功させるためにもリスクはできるだけ抑えて臨むことが無難でしょう。

グループディスカッションのタイムキーパーを成功させて採用担当者から高い評価を獲得しよう!

まず、グループディスカッションで高い評価を得るためには自身の役割を全うすることはもちろんですが、一番大事なことはチームとして良い発表ができ、高い評価を得ることです。

考え方で言うと、グループディスカッションはあくまでも個人競技ではなく、チーム競技なので、「チームの成功=自分の成功」になるわけです。だからこそ、チームで積極的にコミュニケーションをとり、協力しあって、グループディスカッションをより良いものにしましょう。

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