【例文5選】就活で「挫折経験」を魅力的に伝える6ステップを解説!

この記事のアドバイザー

避けるべき内容も紹介 挫折経験は○○を押さえてアピール!

目次

  1. 挫折経験は伝え方が重要! 6つのステップで面接官の心をつかもう
  2. まずは挫折経験の言葉の定義を理解しよう
  3. 意図は何? 企業が挫折経験を聞く4つの理由
  4. ①高い目標設定ができるのか知るため
  5. ②ストレスへの耐性がどれくらいあるのか知るため
  6. ③何を苦手とするのか知るため
  7. ④どのように問題解決するのか知るため
  8. エピソード別! 挫折経験の例文5選
  9. ①サークル・部活
  10. ②アルバイト
  11. ③学業(研究なども含む)
  12. ④インターン
  13. ⑤留学
  14. 面接で高評価を得られる「挫折経験」の伝え方6ステップ!
  15. ステップ①:挫折経験を簡潔に伝える
  16. ステップ②:具体的な挫折内容を詳しく伝える
  17. ステップ③:挫折した原因と反省点を伝える
  18. ステップ④:挫折を乗り越えるために取り組んだことを伝える
  19. ステップ⑤:挫折を経て学んだことを伝える
  20. ステップ⑥:学びを入社後どこで活かすのかを伝える
  21. これだけは避けよう! ネガティブな印象を抱かれやすい挫折経験3つ
  22. ①克服していない内容を伝える
  23. ②挫折経験はないと伝える
  24. ③個人的すぎる内容を伝える
  25. 就活で聞かれる「挫折経験」についてよくある質問に回答! 
  26. 大学より前のエピソードでも良いですか? 
  27. 挫折経験がない人はどうしたら良いですか? 
  28. 面接官の心に残る挫折経験を伝えて魅力をアピールしよう!

挫折経験は伝え方が重要! 6つのステップで面接官の心をつかもう

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。就活中の学生から、

「面接で挫折経験を聞かれた際は、どのように回答すれば良いのでしょうか?」
「挫折経験を聞いてくる企業側の意図を知りたいです」

といった質問をよく受けます。挫折経験と聞くと何となくネガティブな印象があり、回答すること自体に躊躇してしまう人も多いかと思います。ただ、挫折経験は正しい伝え方を理解することで、自分の魅力を効果的にアピールできるようになりますよ。

この記事では、就活で挫折経験を伝える際のポイントや注意点などについて解説していきます。エピソード別の例文も紹介していくので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。

挫折経験に似た質問として、「人生で一番つらかったこと」について聞かれることもあります。その際の答え方や回答例については、以下の記事で詳しく解説しています。

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まずは挫折経験の言葉の定義を理解しよう

そもそも挫折経験とは、どのような経験を指すのでしょうか。挫折経験の回答を考えるにあたって、まずは「挫折」の言葉の定義を理解しておきましょう。

挫折とは、目標に向けて努力していたことが内的要因あるいは外的要因によって途中でダメになってしまうことです。反対に、たとえば、目標もなしにただ何となく進めていた大学受験勉強をやめて就職を選んだ場合は、挫折ではなく「進路変更」になります。

挫折経験の代表的なパターンとしては、以下の3つが挙げられます。

挫折経験の代表的なパターン
  • 目標を決めて努力したが能力が及ばなかったパターン
  • 途中で心が折れて継続できなかったパターン
  • 人を巻き込んで努力したが目標を達成できなかったパターン

なお、挫折に似たものとして「失敗」という言葉がありますが、失敗は目標達成のプロセスにおける一時的な壁やミスのことを指し、目標達成への道が閉ざされたわけではありません。

両者は「目標達成への道が閉ざされたかどうか」という点で違いがあるため、混同に注意しましょう。

面接で失敗談について聞かれた際の答え方や回答例については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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意図は何? 企業が挫折経験を聞く4つの理由

企業が挫折経験を聞く4つの理由
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就活生

そもそもですが、なぜ企業は挫折経験を聞いてくるのでしょうか? 悲しい過去を蒸し返されているようで、面接の雰囲気も悪くなるような気がするのですが……。

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アドバイザー

確かに挫折した過去を言葉にするのは、心苦しい気持ちになる人もいるかもしれません。ただ、企業が挫折経験を聞いてくるのには、しっかりとした意図があります。

挫折経験の回答で高評価を得るためには、企業側の質問の意図を把握しておくことが重要です。ここからは、企業が挫折経験を聞く理由について見ていきましょう。

①高い目標設定ができるのか知るため

企業が挫折経験を聞いてくるのには、学生が高い目標設定ができるのかを知りたいという意図があります。

前述の通り、挫折経験は目標に向けて努力していたことが途中でダメになってしまった経験のことです。

つまり、挫折を経験するには何かに本気で取り組んだ経験が必要であり、そういった経験がある人は現状に甘んじず高い目標を掲げて努力できる人ととらえることもできます

社会人になれば毎年、毎月、毎週と細かいスパンで目標を設定し、その目標への進捗を見ながら仕事をしていく必要があります。

ここで高い目標設定ができないと、企業への貢献度も低くなってしまうことから、企業は挫折経験を聞くことで、高い目標設定ができる人材であるかどうかを確かめようとしているのです。

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特に、営業職などの成果が求められる職種の場合は、挫折経験が聞かれる可能性も高くなる傾向にあります。

②ストレスへの耐性がどれくらいあるのか知るため

企業が挫折経験を聞いてくるのには、学生のストレス耐性がどれくらいあるのかを知りたいという意図もあります。

ストレス耐性とは、ストレスが溜まった際に適切に対処する能力のことです。社会人になればノルマや納期、人間関係など、さまざまなストレスを抱えながら仕事をしなければならず、ストレス耐性が低いと入社後に休職や退職につながる可能性が高くなります

そのため、企業は挫折経験を通じて、「挫折をどのように受け止めたか」「挫折を経験したときにどのように感情をコントロールしたか」といった点を確認し、学生がどれくらいのストレス耐性を有しているかを測ろうとしているのです。

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③何を苦手とするのか知るため

学生の苦手分野を把握することも、企業が挫折経験を聞いてくる理由の一つです。

挫折を防ぐことができなかった理由は人によってさまざまでしょうが、その人の苦手とすることが隠れていることがよくあります。

そのため、企業は学生が話す挫折経験のエピソードから、そういった弱みや欠点などを把握し、配属先や育成方針を考える際の材料にしたいという狙いもあるのです

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あくまで人材配置や人材育成に役立てることが目的であるため、無理に自分の苦手分野を隠そうとする必要はありませんよ。

④どのように問題解決するのか知るため

企業は挫折経験を通じて、学生がどのように問題解決するのかという点も知ろうとしています。

問題の解決方法は人によってさまざまですが、「挫折をどう乗り越えようとしたか」という姿勢からその人の問題解決の傾向が垣間見えることが多くあります

ビジネスの現場は、困難と問題解決の連続です。特に入社直後は困難に直面する場面も多くなることから、どのように問題を解決して乗り越えていくのか、学生の入社後のイメージを持つために企業は挫折経験を聞いてくるのです。

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また、困難に直面した際はその人の素の人間性が現れやすいため、企業によってはそういった部分を把握して、自社との相性をチェックしていることもあります。

問題解決能力を向上させたいと考えている人は、以下の記事を参考にしてみてください。

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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!挫折経験が思い浮かばない人へのアドバイス

清水 沙也香

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「挫折」のハードルを下げよう

挫折経験がなかなか思い浮かばない場合は、「挫折」のハードルを下げて考えてみてください。人生を左右するようなドラマチックな挫折でないといけないと思い込んでいる人も多いですが、実際のところそこまで大きなものでなくてもかまいません。

まずは「スポーツで怪我をした」「受験に落ちた」といった日常生活でよくあるような内容から考えてみましょう。なお、客観的には挫折と言えるのに、本人はそう思っていないというケースもよくあります。どうしても見つからない人は、第三者に聞いてみましょう。

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また、面接でされる質問とその受け答えに自信がない場合は「面接回答集」がおすすめです。

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エピソード別! 挫折経験の例文5選

挫折経験の回答を考えるにあたって、例文を参考にしてイメージをつかんでおきたいという人も多いかと思います。

そこでここからは、挫折経験の例文をエピソード別に5つ紹介します。例文を参考にしながら、全体の流れをつかむようにしましょう。

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内容は参考にしつつも、自分なりにカスタマイズしてから活用するようにしましょう。

キャリアアドバイザーの体験談実際に魅力的に感じた挫折経験

吉川 智也

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吉川 智也

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ギャップが大きいほど魅力的

実際に学生と面談してきたなかで魅力的に感じた挫折経験は、「全国大会優勝レベルの選手だったが、大きな怪我で一年は休むことを余儀なくされた」というものです。

エピソードとしてはよくあるものですが、その学生の凄いところは怪我を乗り越えて再び全国大会に舞い戻ったことです。「挫折前」と「挫折後」、そしてそれを「乗り越えた経験」のコントラストが大きいほど魅力的に感じますね。

ただし、必ずしも大きい経験である必要はありません。小さなことでも熱量が伝われば魅力的に感じることは多いと思います。

①サークル・部活

例文

私は大学で所属するサッカー部で大怪我を負い、戦線から離脱してしまったときに挫折を経験しました。

もともとレギュラーとしてスタメンに起用していただいており、リーグ戦で得点王を取ることを目標に活動していました。ただ、試合中に相手選手との接触により、全治6カ月の靭帯損傷という大怪我を負ってしまいました。その怪我にともない、レギュラーの座からも降り、負傷中はマネージャーとしても働けないもどかしさを感じていました。

怪我が完治してからは、二度と同じようなことは起こさないよう、怪我をする前の2倍の時間をかけてストレッチをおこない、怪我防止のためのサポーターを練習中も着けるようにしました。その成果もあり、復帰後の3年間は一切怪我をすることはなく、プレーを続けることができました。

これらの経験から、大きな失敗を経ることで、同じ過ちを繰り返さないための入念さが身に付くことを学びました。

入社直後は失敗の連続だとは思いますが、失敗をしたときこそ、自分が成長する機会と丁寧な仕事ができるきっかけを手に入れたととらえ、営業職として多くのチャレンジをしていきたいと考えています。

※この回答例は面接回答集から抜粋しました。
面接を突破できる質問の回答例がわかる「面接質問リスト&回答集」

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怪我による挫折経験について、簡潔な構成でわかりやすく伝えられていますね。怪我の防止策についても具体的に述べているため、説得力があります。

部活動で学んだことの答え方や回答例については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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②アルバイト

例文

私の挫折経験は、所属しているファミリーレストランの教育担当として、うまく新人アルバイトの方を教育できなかったことです。

私はアルバイトとして半年も経たないうちに、新人の教育担当を任され、1カ月で合計3名を教育することになりました。私自身、これまでに人に物事を教える経験がなかったため、かなり手探りで教育をしていました。そういった経緯もあり、本来は2週間後には新人一人でホールを回せる状態になることが目標とされていたにもかかわらず、私が教育した3名は独り立ちするまでに4週間もの期間を要してしまいました。

この状況を変えるために、もともと教育を担当していた先輩に直接教え方を聞きに行ったり、教育に関する本を合計5冊ほど完読したりしました。その成果もあり、翌月からは目標の2週間で新人を独り立ちさせることができるようになり、今では店長からもなんの心配もなく教育担当を任せていただいています。加えて、今月からはバイトリーダーにも昇格しました。

これらの経験から、初挑戦であっても積極的に学ぶことで不安を解消できるということを学びました。

御社に入社直後は、本当に初挑戦と不安の連続だと思います。そんなときこそ、「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」という言葉のもと、聞くべきときは積極的に先輩社員を頼り、逆に自分に後輩ができたときにはしっかりと教えられるような社員になりたいと考えています。

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エピソードで具体的な数字を用いている点が良いですね。聞いている側も具体的なイメージが湧いてきます。

アルバイトで学んだことの答え方や回答例については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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③学業(研究なども含む)

例文

私の挫折経験は、大学受験のセンター試験で目標に100点近く及ばなかったことです。

高校3年生の夏頃に志望大学が定まり、その目標が決まってからは平日は5時間、休日は10時間の勉強時間を確保し、目標の大学に合格するために勉強を継続してきました。しかし肝心のセンター試験本番で、まったく予想されていなかった形式の問題に直面し、焦りでいつも通りの力を発揮できず、目標点を100点ほど下回る結果になってしまいました。

ただ、センター試験終了後に、ほかの学生や速報情報を聞いた際、同様に予想されていなかった形式の分野の平均得点も例年に比べ、50点ほど低くなっていました。そこから、予想されていない変則的な問題はほかの学生も同様に焦る可能性があると知り、二次試験でも想定外の問題が出ても「ほかの学生も解ける確率が低い」と頭のなかで意識するようにしました。結果は残念ながら不合格ではあったものの、二次試験だけでの私の得点は合格者平均点を上回る結果でした。

これらの経験から、想定外のことが起きても、冷静に臨機応変に対処すれば解決策は見つかることを学びました。

御社に施工管理として入社した後も、スケジュール変更や建築部材の変更など、建築現場では想定外のことが多く発生すると思います。ただ、大学受験で得た学びを活かし、どんな緊急事態が起きても冷静に対応し、周りに落ち着きを与える頼りがいのある社員を目指したいと思います。

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挫折から得られた学びについて、自分が志望する職種に合わせて具体的に伝えている点が良いですね。自分の志望職種が明確な場合は、企業研究をする際に「どのような仕事で自分の学びが活かせそうか」という点を意識しながらインプットするようにしましょう。

④インターン

例文

私の挫折経験は、営業インターンの初月に営業成績ランキングのワースト1位になってしまったことです。

私は大学2年生から、ベンチャー企業の営業インターンに参加しており、正社員も含めた従業員のなかで月間営業成績1位を取ることを目標にして、営業活動をおこなっていました。ただ、インターン参加直後の2カ月間は全従業員200名いるうちの200位ということで、自分の営業力の弱さを痛感しました。

営業成績が振るわない理由として、自分の営業の経験値不足がありました。そこで私は、経験値(商談の場数)を短時間で人より多く積むため、副業でもクロージング代行を始めました。すると、副業と本業でシナジーが生まれ、副業でもインターンでも成果を上げることができました。最終的に目標の月間営業成績1位はとることはできませんでしたが、最高3位の成績を挙げられるまでになりました。

これらの経験から、不調なときこそ、原因をきちんと特定し、解消する大切さを学びました。

私は、OB訪問を通して、若手がぶつかりやすい壁についてお伺いしました。その壁に当たったときには、何が欠けているのかを細かく分析したうえで一つひとつクリアしていき、営業職として早々に売上に貢献できるよう尽力したいと思います。

※この回答例は面接回答集から抜粋しました。
面接を突破できる質問の回答例がわかる「面接質問リスト&回答集」

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挫折経験を通じて、実務でPDCAをしっかりと回せる点をアピールできていますね。働くことへの意欲の高さが伝わってきます。

⑤留学

例文

私は留学先での英語力テストで、下位の成績をとってしまったときに挫折を経験しました。

私が語学留学で訪れた学校では、月に1回、順位を掲示板に張り出される形式の英語テストがありました。そこで最初の1カ月目の英語テストで200名学生がいるうちの190位を取ってしまいました。自分にとってはかなりショックを感じる経験でした。その190位を取ってからは、自分の英語力に危機感を持ったことと、単純に負けず嫌いであることが原動力となり、6カ月目の最後の英語テストでは上位10%に入ることを目標に英語力を上げる努力を継続しました。

具体的には自分が苦手な分野を洗い出し、その苦手分野を集中的に勉強するようにしました。私の苦手分野はスピーキングとリスニングだったため、授業後に他国から来ている留学生と話す時間を毎日1時間取り、上位にいつもランクインしている留学生にスピーキングとリスニングの勉強法を聞き、教えてもらった勉強法を愚直に帰宅後毎日2時間継続しました。その甲斐あって、5カ月目には上位10%、6カ月目には上位5%にランクインすることができました。

この経験から、正しい努力を継続することで、大きな成果を出せるということを学びました。

御社の営業部門では、毎月売上成績が掲示されると聞いています。今回の留学で学んだことをもとに、成績上位の方に助言をもらいながら自分の欠点を埋める努力を重ね、御社の売上アップに貢献したいと考えています。

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挫折経験で学んだこと以外に、負けず嫌いや愚直さなどの強みもセットでアピールできていますね。挫折を乗り越えようとした原動力を説明することで、エピソード内で複数の長所をアピールできるようになりますよ。

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面接で高評価を得られる「挫折経験」の伝え方6ステップ!

面接で高評価を得られる「挫折経験」の伝え方6ステップ
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挫折経験の回答の流れはイメージできましたが、実際に自分の回答を考えようとすると、なかなかうまくいきません……。

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その場合は、これから紹介する手順に沿って考えていくのがおすすめですよ。

ここからは、面接官から高評価を得られる挫折経験の伝え方を6ステップで解説していきます。このステップに沿って伝えていけば、挫折経験を効果的にアピールできるようになるため、ぜひ参考にしてみてください。

ステップ①:挫折経験を簡潔に伝える

まずは「私の挫折経験は、○○です」「私は○○のときに、挫折を経験しました」といったように、最初に結論を簡潔に伝えましょう。

例文

私は大学時代のサッカー部のレギュラーから控えになってしまったときに、挫折を経験しました。

結論から伝えることで話の展開が頭に入りやすくなります。逆に前置きが長いと、面接官から「何を伝えたいのか?」と思われる可能性が高くなるため、挫折経験に限らず、面接では常に結論から話すことを心掛けるようにしましょう。

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なお、挫折経験では、なるべく自ら目標を掲げて取り組んだエピソードを選ぶようにしましょう。そうすることで、主体性や成長意欲を示しやすくなります。

ステップ②:具体的な挫折内容を詳しく伝える

次に、具体的な挫折内容を伝えていきましょう。

例文

ありがたいことに大学入学当初からレギュラーに抜擢していただき、公式戦にもフル出場していました。また、チームとしては、大学の関東リーグで2部から1部昇格を目標に日々の練習に励んでいました。しかし、まさに1部昇格が狙えると言われていた3年の春に、右足を怪我してしまい、全治3カ月の診断を受けました。その怪我もあり2年間守り続けたレギュラーの座から降りることになり、さらにチームとしても惜しくも1部昇格にはならず、大きなショックを受けました。

当然ながら、面接官は自身の挫折経験について何も知らない状態です。そのため、どのような状況において、どのような挫折を味わったのかを具体的に説明し、面接官が状況をイメージできるようにしましょう

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ここでも長々と説明するのは避け、要所を端的に伝えることを意識してくださいね。

ステップ③:挫折した原因と反省点を伝える

挫折内容を説明したら、続いて挫折した原因と反省点を伝えるようにしましょう。

例文

怪我の大きな原因は、オーバートレーニングによる身体への過度な負荷でした。結果を求めるあまりにペース配分を見誤っていたことが、このような結果を招いてしまったのだと反省しています。

挫折を味わったのには、何かしらの原因があるはずです。単に挫折した事実だけではなく、その原因と反省点も伝えることで分析力の高さを示すことができます

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自分自身を客観的にとらえ、自らの弱みを素直に認められる人は、成長が早い人材として企業からも評価されやすくなりますよ。

分析力をアピールする際の注意点や例文については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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ステップ④:挫折を乗り越えるために取り組んだことを伝える

挫折した原因と反省点を述べた後は、挫折を乗り越えるために取り組んだことを伝えましょう。

例文

結局怪我の完治までは6カ月かかってしまい、レギュラーの座も取り戻すことはできませんでしたが、怪我の状態の自分ができる精一杯の取り組みとして、マネージャー業務を現役のマネージャーと一緒にやることにしました。その際は、自分と同じ過ちを犯すことがないよう、各部員の練習量を常にチェックし、オーバートレーニングの防止を積極的に呼びかけるようにしました。

「挫折した後にどう立ち直り、どのような行動を起こしたのか」という点は、多くの面接官が注目している点であり、回答の肝となる部分です。思考プロセスや人間性を理解してもらうためにも自分が取り組んだことを積極的にアピールしていきましょう

ステップ⑤:挫折を経て学んだことを伝える

挫折経験を一通り述べたら、その経験を通じて学んだことを伝えましょう。

例文

結果的に自分はレギュラーに戻ることも、チームとして1部に昇格することもできませんでしたが、マネージャー業に全力を注いだことにより、チームメイト全員から引退時に感謝の手紙をいただきました。これらの経験から、組織がうまく機能するには自ら役割を見出し、主体的に動くことが重要であると学びました。

ビジネスにおいては、失敗から学ぶ姿勢が非常に重要です。挫折経験から得た教訓を伝えることで、面接官に成長意欲を示すことができます。

企業によっては、挫折そのものよりも「何を学んだか」という点が重視されることもあるため、挫折を通じて得た学びや成長をしっかりと伝えるようにしましょう

ステップ⑥:学びを入社後どこで活かすのかを伝える

最後に、挫折経験を通じて得た学びを仕事でどのように活かすのかを伝えて、回答を締めくくりましょう。

例文

この学びを活かして、御社に入社後も積極的に仕事に携わることで自らの役割を見出し、売上向上に貢献したいと考えています。

面接官は「挫折経験を通じて得た学びを活かして、入社後にどのように貢献してくれるのか」といった部分も知りたいため、仕事への再現性までアピールすることで、企業側の採用意欲を高めることができます

その際は、学びの活かしどころが志望先が求めている人物像とマッチしていると、より効果的なアピールとなるため、事前にしっかりと企業研究をおこなっておきましょう。

企業研究のやり方
  • 企業のコーポレートサイトや公式SNSを確認する
  • OB・OG訪問をする
  • 企業説明会に参加する

企業研究のポイントや方法については、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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これだけは避けよう! ネガティブな印象を抱かれやすい挫折経験3つ

挫折経験はその性質上、ネガティブな要素も含むため、内容によってはマイナス評価につながる可能性もあります。

ここからは、ネガティブな印象を抱かれやすい挫折経験のNG例を3つ紹介するので、自分の回答がこれらのケースに当てはまっていないか、面接に臨む前にチェックしておきましょう。

①克服していない内容を伝える

面接で挫折経験を聞かれた際に、克服していない内容を伝えるのは避けましょう。

面接官が注目しているのは挫折の中身ではなく、「挫折をどのように乗り越えたか」「挫折の経験から何を学んだか」といった、行動や考え方の部分です。

そのため、挫折経験を語る際に克服していない内容を伝えてしまうと、面接官から「問題解決力が欠けているのでは?」「挫折経験から何も学んでいないのでは?」といった疑いを持たれる可能性があります。

そういった事態を避けるためにも、挫折経験を回答する際は、挫折を乗り越えようとする姿勢を示せるエピソードを選定するようにしましょう

②挫折経験はないと伝える

何を挫折ととらえるかは、個人の価値観や目標の度合いなどによって変わってくるため、挫折経験はないと回答するのは必ずしも悪いことではありません。

ただ、挫折経験はないと回答してしまうと、面接官によっては「挫折するほど努力していないのでは?」といったネガティブな方向にとらえられてしまう可能性があるため、就活の面接では避けたほうが無難です。

面接官の多くは挫折経験がまったくない学生よりも、挫折を経験して苦しい思いをしたうえでそれを乗り越えてきた学生のほうに魅力を感じやすいです。就活では自分なりの挫折経験を用意しておくことをおすすめします。

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挫折経験がないという人は、自分の挫折に気付いていないだけの可能性もあるため、改めて自己分析をおこなってみましょう。

自己分析のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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③個人的すぎる内容を伝える

挫折経験を回答する際は、個人的すぎる内容を伝えるのも避けましょう。プライベートに偏った挫折経験では、ビジネスとの関連性を感じることができず効果的なアピールにはなりづらいからです

個人的すぎる内容の例
  • 恋愛に関するエピソード
  • 宗教に関するエピソード
  • 家族とのプライベートな情報

また、あまりに個人的すぎる内容では、面接官もその回答に対する深堀りの質問がしづらく、面接の雰囲気が悪くなる恐れもあるため、面接では避けたほうが賢明と言えます。

キャリアアドバイザーが読み解く!避けるべき挫折経験のエピソードとは?

津田 祥矢

キャリアアドバイザー

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軽微すぎる内容は避けたほうが無難

挫折経験のエピソードにおいて、挫折とまでは言えないような軽すぎる経験を伝えるのは避けましょう。たとえば、「何となく始めたアルバイトが思っていたよりも簡単で飽きてしまった」というような、真剣さが伝わらないような内容は避けるべきです。

ほかにも、自分が原因で発生した人間関係のトラブルも避けたほうが吉です。トラブルのもととなりうる人をわざわざ入社させようとは企業も思いません。

環境や他者が原因で発生したトラブルに巻き込まれてしまったケースは仕方ありませんが、自分が元凶となってしまった場合には、挫折経験として伝えるのは避けるようにしてください。

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就活で聞かれる「挫折経験」についてよくある質問に回答! 

挫折経験の回答を考える際に、「大学以前のエピソードを用いても良いのか?」「挫折経験がない場合はどうすれば良いのか?」といった疑問を持つ学生もいるかと思います。ここからは、そういった学生からよくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。

大学より前のエピソードでも良いですか? 

挫折経験で大学より前のエピソードを用いること自体は、特に問題ありません。ただ、あまりにも古い内容では、その後のさまざまな経験を経て、価値観が変化している可能性もあるため、なるべく大学以降のエピソードを用いたほうが望ましいと言えます。

どうしても大学より前のエピソードを用いたい場合には、「その経験が今の自分にどうつながっているか」という点をしっかりと説明するようにしましょう

挫折経験がない人はどうしたら良いですか? 

挫折経験がない人は、別の経験に視点を置き換えて過去を振り返ってみることをおすすめします。たとえば、これまでの人生のなかで、「一生懸命努力した経験」「困難を乗り越えた経験」「熱中した経験」などを洗い出してみましょう。

それらの経験のなかには、なかなか結果が出ずに苦労したことや、試行錯誤を繰り返したことがあるはずなので、それらを挫折経験として用いるのも一つの方法ですよ。

面接官の心に残る挫折経験を伝えて魅力をアピールしよう!

ここまで、就活で挫折経験を伝える際のポイントや注意点などについて解説してきました。

挫折経験はネガティブな要素を含んでおり、回答が難しい質問の一つです。だからこそ効果的な回答ができれば、ほかの学生との大きな差別化につながります。

今回解説した内容を参考にしながら、面接官の心に残る挫折経験を伝えて、選考の突破を目指しましょう。

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