目次
- 職場見学の目的を理解して企業のリアルを引き出す質問を準備しよう
- まずは企業が職場見学を実施している意図を押さえよう
- 企業理解を深めてもらうため
- 選考だけでは見えない部分を確認するため
- 職場見学でおすすめの質問例35選
- ①企業についての質問
- ②仕事内容についての質問
- ③求める人物像についての質問
- 職場見学で避けた方が良いNG質問例
- ①調べればわかる質問
- ②プライベートに関する質問
- ③給与や待遇面に関する質問
- これで準備は万端! 職場見学で活用できる質問リストの作り方
- ①何が知りたいのか目的を明確にする
- ②知りたいことをジャンル分けする
- ③事前に調べて質問の質を上げる
- ④調べたうえで重複・不要な質問は除外する
- ⑤聞きたい優先度の高い順にリストアップする
- 質問とあわせて押さえたい! 職場見学当日の服装・持ち物
- 油断大敵! 職場見学終了後に気を付けるべきマナー
- 担当者へ挨拶をして職場見学を終える
- 休憩は会社から離れたところでとる
- 参加後はお礼のメールを送付する
- 職場見学の質問に関する学生からのよくある疑問に回答!
- 質問はいつのタイミングで実施されることが多いですか?
- 質問は何個くらい準備すれば良いですか?
- 質問をすべて聞き終わったらどうしたら良いですか?
- 職場見学の質問をうまく活用して自分に合う企業を見極めよう
職場見学の目的を理解して企業のリアルを引き出す質問を準備しよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「会社の職場見学があるのですが、どのような質問をすれば良いでしょうか」
「職場見学で意識するべきことはありますか」
就活生からこのような質問をされることがよくあります。職場見学はすべての企業で実施されるわけではなく、選考中の職場理解や内定後のフォローとして一部の企業で実施されるものです。
ただ、選考中に職場見学が実施される場合、そこでの質問内容や参加する姿勢によって評価が左右されるケースがあります。また、内定後の実施であっても、ミスマッチを防ぐきっかけにもなるため、職場見学の準備は就活においてとても重要です。
ここでは、職場見学をおこなう目的やチェックすべきポイント、質問例などを解説します。職場見学へ参加する前に、必ず確認するようにしてくださいね。
職場見学ですべき質問10選! 入社後ミスマッチを防ぐ方法も徹底解説!
【完全無料】
大学生におすすめ!
面接前に必ず使ってほしい厳選ツール
1位:面接力診断
40点以下は要注意!面接を受ける前にあなたの面接力を診断しましょう
2位:自己PR作成ツール
自己PRがまとまらない人は、AIツールを活用して自己PRを完成させよう
3位:志望動機作成ツール
5つの質問に答えるだけで、AIが受かる志望動機を自動で作成します
4位:最終面接マニュアル
通常の面接対策では不十分!最終面接は個別に対策が必要です
5位:面接回答集60選
見るだけでOK!面接でよく聞かれる質問と模範解答をまとめました
6位:逆質問例100選
面接官から「志望度が高い」と思われる逆質問例を厳選しています
7位:採用基準丸わかりシート
面接官が実際に使う評価シートで面接時の注意点を確認してください
まずは企業が職場見学を実施している意図を押さえよう
職場見学が具体的にどのような目的で実施されるかを知らないまま参加すると、的外れな質問をしてしまう可能性がありますよね。まずは、職場見学を実施する企業の意図を把握することが大切です。
ここからは企業の意図として考えられる2つの職場見学の実施理由を説明します。自分が参加する職場見学はどのような目的で実施されるのか考えながら確認してくださいね。
企業理解を深めてもらうため
企業説明会や説明資料だけでは、企業の理念や方針、社風などを完全に理解することは難しいですよね。企業としてもその点は理解しているので、実際に現場を見てより理解を深めてもらうために職場見学を実施しているケースがあります。
就活生の企業への理解が深まれば、より志望度が高くなることもあり、なにより本当に自分に合う環境なのかを就活生側が把握でき、結果的に採用のミスマッチを避けることにもつながります。職場見学は、企業にとっても、就活生にとってもメリットがあるからこそ、実施されているわけです。
選考だけでは見えない部分を確認するため
職場見学を実施する目的の中には「面接では見えない学生の性格や特徴を把握したい」というものも含まれます。
エントリーシート(ES)や面接だけでは、就活生のすべてを判断することはできません。たとえば、現場の社員とのコミュニケーションが取れるか、社風に合っているかなどは、限られた時間、限られた資料からでは判断ができない部分です。
採用する以上は自社にマッチした人材を採用したいというのが企業の本音。だからこそ、さまざまな角度から就活生の情報を仕入れ、本当に採用すべき人材なのかを見極めるべく、職場見学という機会を設けているわけです。

キャリアアドバイザー
面接ではどうしても緊張してしまいますし、内容も志望動機などかっちりしたものがメインになりがちです。一方職場見学はそこまで堅苦しくない雰囲気で進むことが多いので、素の自分をアピールするチャンスにもつながりますよ。
職場見学でおすすめの質問例35選
いざ「質問をしよう」と思っても、具体的にはどんなことを聞いたら良いのかイメージしづらい人もいるかもしれませんね。
ここからは、職場見学へ参加するときに企業理解が深まり、且つ企業へ自分の熱意をアピールできるおすすめの質問を紹介します。
こちらの記事もあわせて参考にしながら、効果的な質問を考えてみましょう。
関連記事
会社訪問の質問で好印象を残すには?事前準備と心構えも要チェック
会社訪問の質問で好印象を残すために、聞きたい内容の要点を明確にしておきましょう! 今回は会社訪問の事前準備や質問時のマナーを紹介していきます。キャリアアドバイザー監修のもと、会社訪問で聞くべき質問や避けるべき質問も紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
記事を読む

①企業についての質問
企業についての質問は、説明会や面接の場でも「何かありますか」と聞かれることが多く、尋ねたことには基本的に答えてもらえます。しかし、職場見学の際に現場で活躍している人へ質問することで、よりリアルな実態を確認することができますよ。
- 今後の中長期のビジョンと取り組みを具体的に教えてください
- キャリア形成や成長の機会についてどのような制度がありますか
- 入社してから発見したこの会社ならではの魅力はありますか
- 社内の雰囲気はどのような特徴がありますか
- 他社と比較した際の御社の強みは何ですか
- 会社が現在直面している課題は何ですか
- 社内のコミュニケーション方法や情報共有の仕方について教えてください
- リモートワークや柔軟な働き方の実践例を教えてください
- 社員の定着率や平均勤続年数に部署ごとの違いはありますか
- 社内の研修制度や自己啓発支援について詳しく教えてください
- 最近導入された新しい制度や取り組みはありますか
- 会社の企業文化や大切にしている価値観は何ですか
- 社内のダイバーシティ推進に関する取り組みについて教えてください
- 業界内での御社のポジショニングや市場シェアはどうなっていますか
- 今後注力する事業領域や新規事業の展開予定はありますか
気になる点を深く掘り下げて質問することによって、資料や求人票の内容をより具体的に理解でき、その企業への興味・関心の強さもアピールできますよ。
②仕事内容についての質問
具体的な仕事内容について知りたいのであれば、職場見学は大きなチャンスとなるでしょう。説明会や面接の場では抽象的な内容しか聞けないケースも多いですが、現場で働く社員からなら、よりリアルな声を聞くことができます。
- 新入社員が最初に担当する業務や役割の例を教えていただけますか
- 1日のスケジュールを教えてください
- 仕事を通じてどんなときにやりがいを感じますか
- プロジェクトやチームの編成はどのようにおこなわれていますか
- 入社後の配属先や部署はどのように決まりますか
- 具体的にどのようなスキルを活かせる仕事がありますか
- 業務における最も大変な点と、それをどう乗り越えているかを教えてください
- この部署・チームの主な業務目標や成果指標は何ですか
- 仕事の中でクライアントや他部署とどのように協働していますか
- 繁忙期とオフシーズンの業務量や内容の違いについて教えてください
仕事への理解を深めたうえで、自分のやってみたいことと合いそうかどうか、自分が頑張ろうと思えそうな仕事であるかどうかを判断してみましょう。
③求める人物像についての質問
現場で働いている人が「どのような人と働きたいと感じているか」を把握することも重要です。企業にはそれぞれ異なる社風や文化があり、マッチする人のタイプも異なるためです。
- 新入社員に期待するスキルや考え方はありますか
- 活躍している社員の共通点はありますか
- 学生のうちに習得すべきことがあれば教えてください
- どのような性格や価値観を持った人が会社になじみやすいですか
- 入社後にどのようなキャリアパスが考えられますか
- チーム内でどのような役割を期待されるでしょうか
- 挑戦をする社員に対して会社はどのようなサポートをしていますか
- 社内で評価される具体的な行動や成果にはどのようなものがありますか
- 新入社員が最初の1年で身に付けるべき能力は何ですか
- 長期的にキャリアを築いていくために重要視される要素は何ですか
ただし、配属される部署やチームによって求められるスキルや考え方は変わることもあるため注意が必要です。たとえば、事務職と営業職では求められるコミュニケーションの質や、折衝の機会の有無も異なりますよね。そのため、回答に自分が100%当てはまらないからといってすぐに諦める必要はありませんよ。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!企業が求める人物像について質問するときの注意点
企業の採用ページでかならず事前にチェックしよう
職場見学で質問をし、前向きな姿勢をアピールすることも大切です。ただし、すでに採用ページで公開されていないかどうかは事前にチェックしましょう。すでに採用ページに公開されている情報を職場見学で質問すると、「事前に会社について調べていない」とマイナスな評価になってしまうこともあります。
公開されている情報に対して質問すると高評価が得られる
採用ページに情報が公開されていても、具体的なイメージが湧かないこともありますよね。そのようなときには、職場見学で質問することで高評価が得られることもあります。
たとえば、「採用ページを拝見し、求める人物像にリーダーシップがあると書かれていました。具体的には、どのような場面で必要になるのでしょうか」などです。このような質問をすると、採用ページを事前に確認していることのアピールだけでなく、企業理解を深めることもできますよ。
職場見学で避けた方が良いNG質問例

就活生
聞きたいことはたくさん思いついたのですが、何でもかんでも質問して良いというわけではありませんよね。

キャリアアドバイザー
そうですね。職場見学は、あくまで就活の一環です。いくら担当の社員がフレンドリーに接してくれていても、社会人としての節度を守るよう心掛けてくださいね。
職場見学ではいろいろな質問をしたいと思う一方で「万が一失礼な質問をしてしまったらどうしよう」と不安を抱えている人も多いでしょう。確かに、就活の際にふさわしくないとされる質問は存在します。
質問の内容が悪かったからといってそれだけで不採用になるケースは稀ですが、その学生への印象が変わってしまう可能性は否定できません。そこでここからは、避けた方が良い質問の例を紹介します。
①調べればわかる質問
企業のホームページ(HP)で調べたらわかることや、説明会ですでに解説されていることを質問するのは避けましょう。「しっかり調べていないんだな」「うちの会社にはそこまで興味がないのだな」と思われてしまう危険性があります。
- 御社にはどのような事業部がありますか
- 従業員は全部で何名いますか
- 今年度の採用人数は何名ですか
職場見学での質問タイムは、社員の業務の合間を縫って用意されているものです。その場でしか聞けない内容を具体的に尋ねるよう心掛けましょう。「現場のリアルな声を聞きたい!」という気持ちで、質問内容を考えてみてくださいね。
②プライベートに関する質問
「何でも聞いてね」と言われたからといって、社員のプライベートに踏み込むような質問をするのは避けるべきです。職場見学時の質問はあくまでその企業やそこでの業務に関する内容を尋ねる時間であって、社員個人のことを知るためのものではありません。
- 休みの日はどのように過ごしていますか
- 会社の近くに住んでいるのですか
- ご結婚されているのですか
現代は、企業側もコンプライアンスやハラスメントを強く意識しています。職場見学の際も相手への敬意を忘れることなく、節度を守った質問をするように意識しておきましょう。
③給与や待遇面に関する質問
給与や福利厚生といった待遇面は、多くの学生が気にするものでしょう。しかし、こういった内容を職場見学の際にするのはおすすめできません。
- 昇給のペースをどう思いますか
- 前回のボーナスは何カ月分出ましたか
- 残業代はきちんと支払われていますか
条件面ばかりを気にしているという印象を相手に残してしまうと「条件さえ当てはまればどの企業でも良いのではないか」と相手から思われてしまいます。どうしても気になることがある場合は、質問をする背景や意図を明確にし、相手に不快感を与えない尋ね方を工夫してみてくださいね。
キャリアアドバイザーが読み解く!聞きにくい内容を質問するときのコツ
質問の意図と背景を具体的に伝えることが大切!
たとえば、残業時間やキャリアチェンジといった、本音では気になるものの聞きにくい質問は、率直にたずねるとマイナスな印象につながってしまうこともあります。そのため、「枕詞」をうまく使い、質問の意図と背景をきちんと伝えることで、ネガティブな印象を避けることができますよ。
たとえば、「決められた業務時間のなかで効率的に業務を遂行するスキルも非常に重要だと考えておりますが、実際にはどの程度の残業時間があるのか気になります」といった聞き方です。
このように、企業への貢献意欲を示したうえで質問をすることで、前向きな姿勢を伝えることができますよ。
これで準備は万端! 職場見学で活用できる質問リストの作り方
ここまで、職場見学ですると良い質問と避けるべき質問について解説してきました。おそらく今「この質問をしてみよう」という案がいくつか浮かんでいるのではないでしょうか。
ここからは、職場見学の質問タイムを有効活用するための、質問リストの作り方について説明します。限られた時間の中で必要な情報を得るために、ぜひ参考にしてみてください。
①何が知りたいのか目的を明確にする
まずは、職場見学の場で最も知りたいことを明確にしましょう。現場の社員に質問できるとなると、つい「あれもこれも」と考えてしまいますが、実際に質問できる時間は限られています。
そのため、思い浮かんだ質問内容について「何のためにそれを知りたいのか」という目的も併せて考えておくのがおすすめです。

キャリアアドバイザー
「自分が働く姿をよりはっきりとイメージしたい」「ミスマッチを防ぎたい」など、自分の就活の軸とも照らし合わせながら書き出していきましょう。
②知りたいことをジャンル分けする
職場見学のときに聞きたい質問は多岐にわたるものです。実際に聞くときに混乱しないように、質問内容をジャンルごとに分類しておくと良いでしょう。
たとえば「仕事内容」「キャリア」など、タグ付けをするようなイメージで分けておくのがおすすめです。

キャリアアドバイザー
一度分類しておけば、質問する際の優先順位を付けるときに役立つだけでなく、あとで得られた情報を整理する際にも便利ですよ。
③事前に調べて質問の質を上げる
限られた時間の中で自分の知りたい情報を得るためには、事前準備も重要です。会社のパンフレットやHPを見て、より深い質問をできる状態にしておきましょう。
たとえば「業務の効率化のために何をしていますか」よりも「御社のHPでDX推進のためにAI(人工知能)を活用していると拝見しました。具体的にはどのような場面で、どのようにAIを活用されているのですか」と聞いた方が、その企業への理解度は高まります。
また、自分がより深い知識を得られるだけでなく、担当者からも「この学生は志望度が高いな」と良い印象を抱いてもらえる可能性も高まります。

キャリアアドバイザー
しっかり下調べをしてから質問の内容を考えてみてくださいね。
④調べたうえで重複・不要な質問は除外する
職場見学で質問できる時間は限られています。そのため、実際に社員に尋ねる内容は厳選しておくことが重要です。
知りたいことを思ったままに書き出していくと、内容が重複することがあります。たとえば「実際に働いてみて良かったと感じる点」と「入社前後のギャップ」については、どちらを聞いても同じような答えが返ってくると想像できるのではないでしょうか。
また、企業のHPなどで調べればわかることを質問してしまうと、時間が無駄になるだけでなく、相手の心証も損なってしまいます。

キャリアアドバイザー
時間のロスを防ぎ、より幅広い情報を得るためにも、質問が重複していないか、あるいは無駄な質問がないかをあらかじめ確認しておいてくださいね。
⑤聞きたい優先度の高い順にリストアップする
せっかく聞きたいことを整理していても、その中で特に聞きたい質問を聞きそびれてしまってはもったいないですよね。そこで、質問内容が決まったら、聞きたい優先順位に応じてあらかじめリストアップしておくのがおすすめです。
職場見学には同時にほかの学生が参加しているケースも多く、質問タイムも限られています。そのため、すべての質問に答えてもらえるとは限りません。「本当はすごく知りたかったのに聞けなかった……」という後悔はしたくありませんよね。

キャリアアドバイザー
それぞれの質問に「絶対に聞きたいこと」「なるべく聞きたいこと」「できれば聞きたいこと」のようにランクを付け、落ち着いて対応できるように用意しておきましょう。
40点以下は要注意!面接を受ける前に面接力を測定しよう!
やみくもに面接を受ける前に、自分の面接力を知っておくことが大切です。
そこで無料の「面接力診断」を活用しましょう。面接力診断を使えば、簡単な質問に答えるだけであなたの面接力と弱点がわかります。
今すぐ活用して、志望企業の面接を突破しましょう。
質問とあわせて押さえたい! 職場見学当日の服装・持ち物

就活生
職場見学のときって、スーツで行かないとダメなんでしょうか。

キャリアアドバイザー
社員もカジュアルな服装で働いている会社であれば、オフィスカジュアルでOKなところも多いです。ほとんどの会社は事前に教えてくれると思うので、メールなどを確認しておきましょう。
職場見学のときにどんな服装で行けば良いのか、そして何を持っていけば良いのか迷ってしまう学生もいるのではないでしょうか。そんなときは、以下の内容を参考にしてみてください。
- 「指定なし」の場合は基本的にスーツ
- 「私服可」はオフィスカジュアルがおすすめ
服装については先方の指定に従いましょう。カバンについては明確な指定がないケースが一般的ですが、ビジネス向けのデザインのものを選ぶようにしましょう。床に置く可能性もあるので、自立できるタイプがおすすめです。
職場見学に適した服装については以下の記事で詳しく説明しているので、気になる人はぜひこちらもあわせてチェックしてみてください。
関連記事
会社見学の服装は清潔感×TPOが合言葉! 指定別の服装選びを図解
会社見学の服装は清潔感とTPOに適したものであることが重要です。この記事ではキャリアアドバイザーが、会社見学の服装選びのポイントや指定別の服装例をイラスト付きで解説します。直前に確認できるチェックリストも紹介するのでぜひ参考にしてください。
記事を読む

- 履歴書と証明写真
- 学生証などの身分証
- 筆記用具とメモ帳
- スマートフォン・モバイルバッテリー
- 折りたたみ傘
- クリアファイル
- 洋服ブラシなど身だしなみを整えるもの
職場見学の場合は、最低限筆記用具があれば何とかなる場面も少なくありません。しかし、貰ったパンフレットをしまうクリアファイルや、いざというときのための折りたたみ傘など「あって良かった」というアイテムも多いものです。
就活中の持ち物についてはこちらで詳しく解説しています。必須アイテムから「持ってて良かった!」な意外なアイテムまで幅広く紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
関連記事
面接で必須の持ち物とあると役立つ35選|チェックリスト付き
就活の面接で必須な持ち物は、提出書類や腕時計などさまざまあります。今回は、キャリアアドバイザーが就活の面接で必須な持ち物8選と面接であると便利な持ち物を紹介していきます。持ち物チェックリストや当日に忘れてしまった際の対処法も紹介しているので、参考にしてみてください。
記事を読む

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!職場見学へ参加する前にすべき事前準備
ビジネスモデルを理解しておこう
職場見学ではただ単に職場を見学するだけではなく、どのように会社の利益を生み出しているのかを理解することも重要です。ビジネスモデルを把握することで、訪問した企業の仕事をより理解することができます。すると、会社の強みや課題を見つけやすくなりますよ。
たとえば、サブスクリプションモデルを展開する企業へ訪問するときに、ビジネスモデルを理解しておくと、商品・サービスの販売や開発、フォローアップの仕組みなどが重要であることがわかります。すると、訪問するときに何に着目をすれば良いのかや、どのような質問をすべきかが明確になります。
また、その業界全般の課題について調べておくのもおすすめです。似た事業をやっている会社でも、その課題に対するアプローチの仕方が差別化されていることも多く、競合と比較しやすくなりますよ。
油断大敵! 職場見学終了後に気を付けるべきマナー
職場見学は参加して終わりというものではありません。参加した後にいくつかの行動を意識することで、ほかの学生と差を付けるチャンスにも変えられます。
担当者へ挨拶をして職場見学を終える
基本的なことではありますが、職場見学の最後には、必ず担当者にお礼を伝えてから立ち去るようにしましょう。職場見学は企業の義務ではなく、学生のために業務時間を割いて実施してくれているイベントです。場を設けてくれたことへの感謝の気持ちを忘れず、丁寧に挨拶をするのがおすすめです。
もし担当者と個別で話す時間があれば、職場見学の感想や感謝も伝えられると、より好印象を残せる可能性が高まりますよ。
休憩は会社から離れたところでとる
就活中には1日に複数社を訪問することも珍しくなく、ときにはカフェなどで休憩を取ることもあるでしょう。もちろん休憩を取ること自体に問題はありません。しかし、可能であれば職場見学に参加した企業から離れた場所で休憩を取るようにしましょう。
職場見学に訪問している最中は緊張感があり、ビジネスマナーを意識できている人がほとんどだと思います。ですが、職場見学が終わると少し気が抜けてしまいますよね。
気を抜いた姿を見られた結果、そのときの立ち居振る舞いがマイナス評価につながるおそれがあります。職場見学が終わった後でも、会社の近くでは担当者と会う可能性があることを覚えておきましょう。
参加後はお礼のメールを送付する
職場見学に参加したら、お礼のメールを送りましょう。感謝の気持ちを伝えられることはもちろん、企業への関心や熱意をアピールすることもできますよ。
メールを送付するタイミングについては、職場見学へ参加した当日中、あるいは遅くとも翌日の午前中までに対応することがおすすめです。担当者は多くの学生と会っているため、何日も経ってから送ってもはっきり思い出してもらえない可能性があるからです。
職場見学参加後のお礼メールの例
○○○○○@shukatsu.com
△△△△△@shukatsu.com
【職場見学のお礼】〇〇大学 港太郎
株式会社〇〇
人事部
〇〇 〇〇様
いつも大変お世話になっています。
〇〇大学〇〇学部 港太郎でございます。
本日は職場見学の機会をいただき誠にありがとうございました。
説明会や選考ではイメージが湧かなかった
実際の業務のイメージを深めるきっかけになりました。
貴社の強みである〇〇により魅力を感じ、
入社をして〇〇を実現したいという思いがより強くなりました。
貴重なお時間を割いていただき、改めてお礼申し上げます。
ご多忙かと存じますので、ご返信は不要でございます。
今後ともよろしくお願いします。
―――――――――――――――――――――――――――
港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:minato@○○○○○○.ab.jp
―――――――――――――――――――――――――――
企業へのお礼メールの書き方については、以下の記事で詳しく解説していますよ。
関連記事
会社訪問後のお礼メールの書き方|基本的な構成と注意点を徹底解説
会社訪問後のお礼メールは、当日の就業時間内に送るようにしましょう。今回は会社訪問後に送信するお礼メールの基本的な構成をキャリアアドバイザーが紹介していきます。お礼メールを送る際の注意点もOK例文NG例文付きで解説します。
記事を読む

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!メモを取るときのコツや注意点
キーワードのみを残そう! 目線が下がりすぎてしまうことに注意
職場見学でメモを残すときは、話していたことをすべて記載するのではなく、後から振り返ってもわかるようにキーワードだけを残すようにしましょう。すべて残そうとすると目線が下がってしまい、マイナスな印象になってしまうこともあるからです。振り返れるようにメモを残すことも大切ですが、メモを取ることで企業からどのような印象を持たれるかも意識しましょう。
メモに残すべき要点も押さえておこう
一度取ったメモを振り返ったときに、何が書かれているのかわからなくなってしまった経験はありませんか。メモすべきことがわからない人は、以下のポイントをメモに残すことがおすすめですよ。
・入社後に必要なスキル
・具体的な仕事内容
・社員への質問と回答
・他社と違う点、差別化がわかりやすいポイント
メモを取るときにも、できるだけ相手の目を見て話を聞くことを意識しましょう。
職場見学の質問に関する学生からのよくある疑問に回答!
ここからは、職場見学の質問についてより詳しく知りたいという学生の質問に対して、キャリアアドバイザーが回答します。疑問を解消し、自信を持って職場見学に参加できる状態を目指しましょう。
質問はいつのタイミングで実施されることが多いですか?
職場見学では、企業によってさまざまなタイミングで質問の時間が設けられます。ただ、一般的には以下のようなときに「質問はありますか」と聞かれることが多いでしょう。
- 見学開始時のオリエンテーションの直後
- 各部署や施設を見学した後
- 社員との座談会の終了間際
- 見学終了前の総括の時間
自分で用意しておいた質問をすることも大切ですが、実際に見学しながら浮かんだ疑問を率直に尋ねてみることも効果的です。職場見学の際には漫然と参加するのではなく、常に当事者意識を持って臨むように心掛けましょう。
質問は何個くらい準備すれば良いですか?
職場見学の場合にはほかの学生もいることも多いので、一人ができるのは3~5問くらいというケースが多いでしょう。
ほかの人の質問とかぶることも想定してあらかじめ7~8問用意しておき、その場の流れに応じて適切な質問をするのがおすすめです。
質問をすべて聞き終わったらどうしたら良いですか?
すべての質問が終わったら、まずは丁寧にお礼を述べましょう。見学の場を設けてくれたこと、実際に現場を案内してくれたこと、質問によって理解が深まったことなど、相手との会話の内容に応じて感謝の気持ちを伝えることが大切です。
また、自分自身がその回答に対してどう感じたか、自分の感想や解釈を伝えるのも良いでしょう。「ただ聞いて終わり」よりも良い印象を残せます。
そのほか職場見学については、以下の記事にも目を通しておきましょう。当日の具体的な流れや気を付けるべきマナーについて紹介しています。
関連記事
会社見学の押さえておきたいマナーと質問例|持ち物チェックリストあり
会社見学の際に押さえておきたいマナーは、見学前・見学中・見学後と3種類に分けられ、全部で12個あります!今回はそれぞれのマナーをキャリアアドバイザーが詳しく解説していきます。持ち物チェックリストも紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
記事を読む

職場見学の質問をうまく活用して自分に合う企業を見極めよう
職場見学は、資料や説明会といった表面上の情報では知ることのできない、現場のリアルを垣間見られる貴重な場です。効果的な質問によって、企業理解を深め、自身の希望とどれくらいマッチしているかを確認することもできるでしょう。
どんなことを聞いたら良いかわからないという人は、この記事の中で紹介した35種類の質問を参考にしてみてください。ポイントは、自分自身が就活の軸として定めている内容に近い質問をすることです。
現場のリアルな声を聞くことによって企業理解を深め、より自分にマッチした企業を見つけるヒントにしてくださいね。
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!職場見学で質問する際のポイント
キャリアアドバイザー
清水 沙也香
プロフィールをみる「志望度の高さが伝わる質問をすること」がカギ
職場見学で積極的に質問することは、「志望度の高さを示す手段」として非常に重要です。入社意欲や熱意を伝えられるような質問を3つほど用意しておきましょう。
たとえば、「御社で内定をいただけた場合、早期に活躍していきたいと考えているのですが、活躍されている社員の方に共通する点はございますか」といった質問や、「営業職として早期に活躍していきたいと考えているのですが、入社までに経験しておくべきことがあれば教えてください」といった職種に合わせた質問がおすすめです。さらに、「御社のホームページを拝見したところ、〇〇という記載に大変興味を持ったのですが、これについてもう少し詳しく教えていただけますでしょうか」のような企業研究を示す質問も効果的です。
ただし、給与や休日といった条件面や、福利厚生などに関する質問は避けましょう。また、職場見学は基本的に対面でおこなわれるため、すれ違う社員には必ず挨拶するなど、基本的なマナーも重要です。