文理別の職種の種類一覧|選び方や向いている人の特徴まで解説

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目次

  1. 職種の種類を把握して自分に合った職業を選択することが大切
  2. 違いに要注意! 職種と業種の定義を把握しよう
  3. 職種:個人の仕事内容の種類
  4. 業種:会社の事業内容の分野
  5. 【文系職種の種類一覧】必要なスキルと向いているタイプ7選
  6. ①営業職
  7. ②企画職
  8. ③事務職
  9. ④販売・サービス職
  10. ⑤マーケティング職
  11. ⑥福祉職
  12. ⑦官公庁に関連する職種
  13. 【理系職種の種類一覧】必要なスキルと向いているタイプ5選
  14. ①開発職
  15. ②研究職
  16. ③技術職
  17. ④金融系専門職
  18. ⑤IT系職種
  19. 迷っている人必見! 就活生に人気の職種
  20. 自分に合った仕事を選ぼう! 職種選択の3つの基準
  21. ①自分の強みを活かせるか
  22. ②キャリアプランに沿った職種か
  23. ③大学で学んだ専門性を活かせるか
  24. 総合職に応募する場合は職種にこだわりすぎないようにしよう
  25. いきいきと働くために自分に合った職種を見つけよう

職種の種類を把握して自分に合った職業を選択することが大切

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

「職種にはどんな種類があるのでしょうか?」
「自分に合っている職種はどのように選べば良いでしょうか?」

就活を意識し始めた学生から、このような声が寄せられています。就活を進めるにあたって、まずはどんな職種があるのか知りたいという人もいますよね。

当然ですが職種によって仕事内容や適性が大きく異なります。職種の種類を把握して自分に合った職業を選択しましょう。

今回は職種の一覧やそれぞれで必要なスキル、自分に合った職種を選ぶ基準について解説していきますね。すでに就職活動を始めている人は、自分に合った職種が応募先企業にあるかをチェックしながら読んでみてください。

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違いに要注意! 職種と業種の定義を把握しよう

職種と業種の定義

学生によっては職種と業種の違いが曖昧な人もいるのではないでしょうか。違いを知らないまま就活を進めてしまうと、企業選びや企業とのやり取りで齟齬が生じる可能性もあります。

職種と業種の定義を解説するので、まずはそれぞれについて理解しましょう。

職種:個人の仕事内容の種類

  • 職種:個人単位の業務内容によって分けた仕事のこと。営業職・事務職・開発職・研究職など

会社内では、基本的に部署によって職種が分けられています。たとえば、営業部には営業職や営業事務職の社員が配属されています。

職種の分類がいまいちわからない学生もいるかもしれません。そんな場合は厚生労働省編職業分類で11種類に分類されているのでチェックしてみるのがおすすめです。

職種別の業務内容について知りたい学生はこちらの記事も参考にしてください。

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業種:会社の事業内容の分野

  • 業種:業界の中で扱う商材やサービスの種類のこと。同じメーカーでも扱う商材によって食品・化粧品・住宅など細かく分かれる

大企業の場合は複数の業種にかかわっています。たとえば、家電メーカーが生活用品も扱っている場合などですね。

また、別業種でも職種が同じ場合もあります。しかし、その場合は業務内容が大きく異なります。

たとえば、同じデザイナーでも広告・ゲーム・アパレルの業種それぞれの業務内容はデザインする商品・サービスや必要なスキルが異なるため、ほぼ別物と言って良いかもしれません

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業種と職種の組み合わせによって、仕事内容が決まると言えますね。

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【文系職種の種類一覧】必要なスキルと向いているタイプ7選

文系から就ける職種は専門性よりポテンシャルを重視している職種が多い傾向にあります。文系職種に必要なスキルと向いているタイプを8つ解説します。自分に合った職種があるかチェックしてみてくださいね。

文系職種の種類一覧
  1. 営業職
  2. 企画職
  3. 事務職
  4. 販売・サービス職
  5. マーケティング職
  6. 福祉職
  7. 官公庁に関連する職種

文系の仕事について知りたい学生はこちらの記事を参考にしてみてください。

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①営業職

営業職の業務内容は商品やサービスを購入してもらうことです。営業職では主に顧客のニーズに沿った提案をしたり、顧客との信頼関係を築いたりする必要があります

営業職の主な種類
  • BtoB営業:企業や団体など法人の顧客に対して営業をおこなう
  • BtoC営業:個人の顧客に対して営業をおこなう
  • 新規開拓営業:これまで取引経験のない相手に営業をおこなう
  • ルート営業:取引経験のある既存の顧客に営業をおこなう

向いている人の特徴

営業職に向いている人の特徴
  • コミュニケーション力が高い
  • 人の話を聞くことが得意
  • 自分の意見を主張できる
  • 課題を発見して柔軟に行動できる

営業は基本的に顧客とのかかわりが生じます。そこで、最低限のコミュニケーション能力は欠かせません。話す力だけでなく、顧客が求めるニーズを把握する必要があるため、ヒアリング力も重要です。

また営業職は顧客が抱える問題を見つけ出して改善策を提案します。つまり、課題発見能力と提案力も必要だと言えるでしょう。

逆に営業職に向いていない人の特徴を知りたい学生はこちらの記事を参考にしてください。

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②企画職

企画職の業務内容は新しい商品やサービスの企画をおこなうことです。企業によっては企画・立案だけでなく、マーケティング調査やシステムの設計図を作成している場合もあります。

主な企画職の業務内容
  • リサーチ:これから作る商品・サービスの市場調査やターゲットの調査などをおこなう
  • 商品企画・商品開発:調査結果を元に新商品の開発や既存商品のブラッシュアップをする

リサーチに関しては外部の専門企業へ依頼したり、社内のマーケティング部が担ったりする場合もあります。

商品企画・開発は商品やサービスのコンセプトを設計したり、生産コストや販売コストを天秤にかけたりします

企画職の業務内容について知りたい学生はこちらの記事を参考にしてください。

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向いている人の特徴

企画職に向いている人の特徴
  • 世の中にないものを生み出す発想力がある
  • 消費者のニーズを汲み取る力がある
  • 情報へのアンテナが高い
  • プレゼン力がある
  • どんな人ともコミュニケーションが取れる

新しい商品を生み出すので、0から1を生み出す発想力が必要になります。また、市場を分析して消費者のニーズを汲み取れないと、ヒット商品を生み出せません。

企画職では世の中のトレンドを意識して、企画に反映させます。流行に敏感な学生は情報感度があり、リサーチや企画で活かせる可能性が高いです。

また、実際に商品を開発するのは開発部、商品を売るのは営業部です。そのため、その商品のセールスポイントを説明するなど、他の部署と連携が取れることも求められます。

あなたが受けないほうがいい職業を診断しよう

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③事務職

事務職の業務内容は企業規模や配属先によって異なります。小規模な企業では総務の仕事や営業事務を兼任したり、大規模な会社では仕事が細分化されたりします。

基本的には書類作成や電話・来客対応、データ入力などがメインです。細かい数字やデータを扱う機会が多く、丁寧で正確な仕事が要求されますね

主な事務職の種類
  • 一般事務・OA事務
  • 営業事務
  • 経理事務
  • 人事労務事務
  • 総務事務
  • 医療事務
  • 貿易事務
  • 学校・大学事務
  • 法務事務

事務職の業務内容について知りたい学生はこちらの記事を参考にしてみてください。

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向いている人の特徴

事務職に向いている人の特徴
  • 正確な仕事ができる
  • 理解力が高い
  • マルチタスクがこなせる
  • 注意深い
  • 人当たりが良い

書類の作成や電話・来客対応、データ入力など並行して複数の作業をおこなうことが求められ、マルチタスクをこなせるのも重要な資質と言えます。

特に経理事務では会社の帳簿管理や決算書類を扱ったり、人事労務事務では社員の勤怠管理や給与計算をおこなったりするのでミスが許されません。

また、事務職は来客・電話対応の際は会社の顔となるため、敬語や立ち振る舞いなどビジネスマナーが求められますね。

こちらの記事ではマルチタスクについて詳しく解説していますよ。マルチタスクをアピールしたいと考えている人は、あわせて参考にしてみましょう。

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④販売・サービス職

販売・サービス職の業務内容はさまざまな商品やサービス、情報によって顧客のニーズを満たしたり、問題解決をしたりすることです。

販売・サービス職はアパレル・飲食・ホテル・ブライダルなどの多種多様な業界で以下のような職種が存在します

主な販売・サービス職の職種
  • 販売スタッフ:店舗で顧客に商品を販売したり、サービスを提供したりする。
  • マネージャー:在庫管理・売上管理、アルバイトの採用・育成など店舗の運営を担う。
  • バイヤー:店舗に陳列する商品の仕入れを担当する。販売店舗の営業方針や商品のニーズに沿って、商品を買い付けをおこなう。

販売職の種類や業務内容について知りたい学生はこちらの記事を参考にしてみてください。

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向いている人の特徴

販売・サービス職に向いている人の特徴
  • ホスピタリティがある
  • 明るい性格
  • マネジメント能力がある
  • 負けず嫌い

販売・サービス職は顧客と対面で接客するので人当たりがよく、配慮のある対応が求められます。営業職以上に人とかかわるのが好きな学生に向いているかもしれません。

また、店長になればパートやアルバイトの採用や育成などマネジメント能力も必要なるので、面倒見が良い人も向いていると言えますね。

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月単位の契約件数や売上目標が決まっている企業や業種があるため、ノルマ達成の意識を強く持つ必要があります。

⑤マーケティング職

マーケティング職の業務内容は商品の販売戦略やプロモーション手法を検討したり、新しい商品を企画したりするなどです

マーケティング職の業務内容
  • 営業・販売促進:マーケット調査をおこない、結果を商材の開発や販売戦略に反映させる。
  • 市場調査・分析:製品情報やマーケットの情報をリサーチ・分析して、営業部など社内の関連部署に伝達する。
  • 広告宣伝:商品やサービスの認知拡大のために広告の出稿など宣伝を担う。広告会社に依頼する場合もある。

マーケティング職に興味のある人はこちらの記事も参考にしましょう。

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向いている人の特徴

マーケティング職に向いている人の特徴
  • 数字に強い
  • トレンドに敏感
  • 人と接するのが好き
  • 論理的思考ができる

マーケティング職は調査データを分析することから始まります。集めたデータをツールで分析するため、数字に強いのはメリットですね。

マーケティング職では各部署の意向を汲みながら、商品・サービスのコンセプトを提案します。意見が食い違った時でも折衷案を取ったり、上手に提案して納得してもらったりする能力が必要ですね。

また仮説に論理的な正しさがないとマーケティングプランは作れないので、論理的思考力は必要不可欠な能力と言えます。

マーケティング職の選考に突破するための対策についてはこちらの記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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⑥福祉職

福祉職の業務内容は、生活全般の相談に応じて助言や援助など支援をおこなったり、障害者や高齢者を介護したりします

主な福祉職の種類と業務内容
  • 介護職:介護が必要な高齢者や障害者に対して、食事・入浴・着替え・排泄など身体介護をおこなったり、食事の支度や片付け、買い物など生活援助をしたりする。
  • 相談援助職:悩みや問題を抱えている人から相談を受けて、解決のためにサポートをおこなう。高齢者福祉施設では生活相談員やケアマネジャーが業務を担う。

介護職に興味がある人はこちらの記事も参考にしましょう。

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向いている人の特徴

向いている人の特徴
  • 体力がある
  • 人とかかわるのが好き
  • 客観的な助言ができる
  • 協調性がある

特に介護職は人とかかわる時間が長い+夜勤のあるシフト勤務が多いので体力が必要になります。

相談援助職では、患者やその家族とケアプランなど立てたり、相談に乗ったりする場面があります。肩入れしすぎずに客観的な視点を持った助言ができる学生が重宝されますね。

職場のスタッフと協力したり、利用者やその家族とコミュニケーションを円滑に取っていくことは必要になるので、協調性のある学生も向いているでしょう。

こちらの記事では介護士を含む夜勤の職種について詳しく解説しています。夜勤に向いている人の特徴なども紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
職種16選|夜勤の仕事を狙うなら将来から逆算した選び方が最重要!

⑦官公庁に関連する職種

官公庁の職種と業務内容は以下の通りです。職種によって業務内容は大きく異なり、いずれも職種に就くには試験を突破する必要があります

官公庁の職種の種類と業務内容
  • 行政職:治安・外交・税金関係、農業・工業・商業関係、労働・厚生・社会福祉関係、教育・文化関係など所属によって業務内容が異なる。
  • 警察官:交番勤務でパトロールや事故・事件の対応をおこなう地域課や犯罪の操作、取調べ、逮捕などをおこなう刑事課などがある。
  • 消防士:消化活動や負傷者の応急処理をおこなったり、119番で救急車に乗って医師の元へ搬送したりする業務がある。
  • 教師:授業やテストの問題作成、生徒の相談、部活の顧問などさまざまな業務がある。
  • 教育委員会職員:公立学校の廃止など教育関係の管理・執行をおこなう。市町村教育委員会に対して、適正な処理についての必要な指導・助言・援助をする。

公務員と一般企業の就活を両立したい人はこちらの記事も参考にしてくださいね。

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向いている人の特徴

官公庁に向いている人の特徴
  • 学習意欲がある
  • 正義感が強い
  • 責任感が強い

公務員は数年単位で異動があるので、その度に法律や制度、業務を覚え直さなければなりません。意欲的に学習ができる人が良いですね。

正義感が強く社会貢献への意欲がある人に向いています。どんな場面でも公務員としての振る舞いを求められるので、信頼を失うような行動はしない責任感が必要です。

加藤 大智

キャリアアドバイザーコメント加藤 大智プロフィールをみる

ほかにも秘書や資材調達職なども文系におすすめの職種

上記の職種以外にも、秘書、製造業では購買・資材調達職、人材サービス業ではキャリアアドバイザー(CA)やリクルーティングアドバイザー(RA)という職種もあります。企業のホームページによっては、採用のコーナーに募集職種がどんな仕事なのか詳しい解説がされているものもありますので、参考にするといいでしょう。

職種に就くまでの過程はしっかり調べたうえで応募しよう

ただし必ずしも希望の職種にすぐに就けるわけではありません。ある程度の仕事経験を積んだ後でその職種に配属するという企業もあります。たとえばアパレル業界で文系学生に多い職種で、商品の開発から仕入れ、販売計画、予算管理など一貫した業務を担うマーチャンダイザーは、マーケティングスキルや豊富な商品知識、営業・販売職としての実績などを経て配属される職種です。

新卒採用時になりたい職種の募集がないからといって、その企業へのエントリーを諦めたりすることはせず、目指す職種にどういう経緯で就けるのか、先輩社員の話を聞くといいでしょう。

また、大企業ほど職種が業務ごとに細分化されていますが、中小企業ではたとえば総務・管理・広報、購買・管理・マーケティングなど、1人で複数の仕事を兼務している場合もありますので、中小企業のほうが希望職種に就ける可能性がある場合もありますよ。いずれにしろ、企業研究をしっかりとおこなうことが大切です。

あなたが受けないほうがいい職業を確認しておこう

就活の成功は、自分に合う仕事・合わない仕事を知ることが鍵です。しかし、それがどんな仕事なのかが分からず悩む人も多いでしょう。

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早めに自分に合う仕事・合わない仕事を知って、就活を成功させましょう。

【理系職種の種類一覧】必要なスキルと向いているタイプ5選

理系の場合は学生時代に磨いた専門性が評価される場合が多く、大学で学んだ分野であれば就活で有利になりやすい傾向があります。ただ、必ずしも学生時代の専門分野に就職するのが正解ではありません。

ポテンシャルがあれば実務経験がなくても評価されやすいのが新卒就活なので、興味のある職種には積極的に挑戦してみましょう。理系職種で必要なスキルと向いているタイプを5つ紹介します。

【理系職種の種類一覧】必要なスキルと向いているタイプ5選
  1. 開発職
  2. 研究職
  3. 技術職
  4. 金融系専門職
  5. IT系職種

理系の職業について知りたい学生はこちらの記事を参考にしてみてください。

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必ず見つかる!  理系の職業一覧を見極め方とともに徹底解説

薬学部におすすめの就職先については、こちらの記事にて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみましょう。

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【薬学部卒に人気の就職先】自分にぴったりな業界・職種を見つけよう

また、工学部におすすめの就職先についてこちらの記事で解説していますので、併せて参考にしてみてください。

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工学部は専門性が高いため就職で有利になりやすいです。この記事ではキャリアアドバイザーが工学部におすすめの就職先10選や、工学部の学生に人気な職種について解説します。工学部出身学生が就活を成功させるコツについても解説しているので、工学部の学生はぜひ参考にしてくださいね。

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【業界・職種別】工学部のおすすめ就職先を紹介|就活のコツも解説

①開発職

開発職の業務内容は商品の開発や生産をおこなうことです。たとえば、メーカーの場合では商品開発職が考えた商品を形にします

主な開発職の種類
  • 商品開発職:新技術や研究成果と自社の商品企画職からの商品イメージをもとに、新しい製品を製作していく。企画から開発まですべて任される場合もある。
  • 技術開発職:研究の成果を新商品・サービスとして具体的に形にしていく。コスト面に配慮したり、効率的な方法で開発が進められるように工夫したりする。
  • 研究開発職:既存の技術より高度な技術へ進展させるために基礎研究をおこなう。

向いている人の特徴

  • 計画性がある
  • ものづくりが好き
  • 相手の意図を正確に読み取る能力がある

開発職は生産目標が定められており、納期の遅れは許されません。そのため計画的に業務を進める必要があります。また企画職やクライアントの提案を形にするために、相手の意図を正確に読み取る傾聴力も欠かせません。

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新しい商品や技術を開発する仕事への熱量が人一倍必要になるため、「ものづくりが好き」という気持ちは大きなモチベーションになるでしょう。

②研究職

研究職は2つの職種に分かれており、仕事内容が異なります

主な研究職の種類
  • 基礎研究:未知の研究や原理を発見して、仮説の検証や解明をおこなう。
  • 応用研究:基礎研究を通じて解明された事柄を活用して、実用化する。

研究職に就職するメリット・デメリットについて知りたい学生はこちらの記事を参考にしてみてください。

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向いている人の特徴

研究職に向いている人の特徴
  • 探究心が強い
  • チームワークを発揮できる
  • 発想力がある
  • 専門分野の知識・スキルがある
  • 情報感度が高い

研究は長期間にわたり作業を繰り返します。「なぜこうなったのか」と繰り返して、納得のいくまで没頭できる人には向いているかもしれません。

特に企業の研究職はチームで研究する場面が多く、同僚や上司、他部署の研究職と情報共有する必要があります。そのため、チームで連携できる力があると良いですね。

企業就職の場合は商品化など利益を得られる応用研究がメインです。専門的なスキルや知識はもちろん、基礎研究での発見をアイデアとして成立させるために、社会に必要な製品やサービスに対する感度が必要になります。

③技術職

技術職の業務内容は製品の生産にかかる予算や時間などコスト管理をおこない、製品や部品を効率的に量産させることです

また、技術職の一つである生産・製造技術職では、新商品の生産に必要な製造技術の開発や改良をして、生産現場で役立つような技術に落とし込むのが主な業務になります。

技術職の詳しい仕事内容や選考対策はこちらの記事を参考にしましょう。

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向いている人の特徴

技術職に向いている人の特徴
  • 知的好奇心がある
  • 協調性がある
  • 計画性がある

技術職はノウハウの移り変わりが激しく、常に新しい知識を求められます。常にアンテナを高くして、自ら学ぶ姿勢が必要です。

また、チームや外注先と協力して仕事を進めることも多いので協調性も必要になります。最適な技術を探るので、試行錯誤を繰り返す根気がいる作業が多いです。

新製品生産の際は予算や期間に制約が設けられています。限られた設備と人員で効率良く計画を進めていく必要があるため、計画性がある学生に向いていると言えるでしょう。

④金融系専門職

金融系専門職の業務内容は、銀行や証券先会社などでお金を動かすことです。企業の業種によっても募集している職種や仕事内容が異なるため、企業ごとにホームページなどで仕事内容を確認しましょう。

金融系専門職の主な職種の種類
  • ディーラー:顧客の代わりに為替相場で円・ドルなどを売買して差額で利益を生み出す。
  • トレーダー:顧客の株式や債券に関する情報を提供して、売買注文を受注する。その後、ディーラーに取り次ぐ。
  • アクチュアリー:自社の利益を保ちつつ、加入者の適正な掛け金と支払い保険料を設定されるように算出する。
  • ファンドマネージャー:高度な専門知識と分析技術で投資価値の評価をおこない、投資家へ助言をする。

向いている人の特徴

金融系専門職に向いている人の特徴
  • 責任感がある
  • ミスが少ない
  • 分析力がある
  • 情報収集力がある

金融系専門職は社内外でお金を取り扱うので念入りに確認をおこない、ミスが許されない仕事です。

また、どの職種でも顧客に情報を提供したり、過去のデータを分析したりするため、情報収集力と分析力がないと実績を上げられません。

そのため、高い能力を兼ね備えた正確な仕事ができる学生に向いていますね。

銀行の中でも地方銀行に興味のある学生は、ぜひこちらの記事も併せて確認すると良いでしょう。志望動機の例文などを紹介しています。

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⑤IT系職種

IT系職種の業務内容はコンピューターシステムの企画・開発・保守・運用などです。IT技術の進歩に伴い将来性のある職種とも捉えられますね。

主なIT系職種の種類
  • システムエンジニア(SE):システムの開発の提案から設計・開発・テストまでかかわる。プログラマーに指示を出したり、納品までスケジュールを管理したりする。
  • プログラマー:SEの作成した仕様書を元にプログラミングをおこない、機能を実装する。
  • ネットワークエンジニア:ネットワークシステムの設計・構築・運用・保守をおこなう、

IT企業に興味がある人はこちらの記事も参考にしてみてください。

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向いている人の特徴

  • 知的好奇心がある
  • 集中力がある
  • 専門知識やプログラミングスキルがある

エンジニア職は最新技術を取り扱うため、常に新しい情報を求められます。そのため、新しい知識を積極的に得ようとする知的好奇心が大切です。

またどの職種でも専門知識やプログラミングスキルが必要不可欠です。そのためIT知識を持っている学生は即戦力として活躍できるでしょう。

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キャリアアドバイザー

とはいえIT系職種の需要は高く、未経験者を歓迎する企業もたくさんありますよ。

吉田 実遊

キャリアアドバイザーコメント吉田 実遊プロフィールをみる

公務員として技術系の技官になる道もある

ほかの選択肢としては、国家公務員になり、各省庁の技術系職員(技官)になる道もあります。たとえば、建築や土木を専攻した学生なら国交省でインフラ整備に、化学専門なら環境省で大気汚染を防ぐ制度の検討に、数理系なら総務省で統計調査にかかわる仕事に携わることができます。

地方公務員なら、市役所で下水道下線建築・管理課、建築課、道路建設・管理課、都市計画課などで市民生活を支える仕事に就くこともできるでしょう。

文系向きと思われがちな営業職も理系の学生におすすめの職種!

また、営業職というと文系の学生向きかと思いがちですが、取引先が必要とする原料や機械・設備など専門知識を基に提案営業する「技術営業職(セールスエンジニア)」という職種もあります。製薬会社の営業職であるMRも薬学部で学んだ知識を活かせますよ。文系の学生向きの職種で紹介した購買・資材調達職や、品質・生産管理の仕事も理系の専門知識を活かせる仕事でしょう。

セールスエンジニアについてはこちらの記事で詳しく解説していますよ。向いている人の特徴についても紹介していますので、興味のある人はぜひ参考にしてみてください。

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迷っている人必見! 就活生に人気の職種

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就活生

職種についてはなんとなくわかってきましたが、どれを目指すべきかはいまいち定まりません……。

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キャリアアドバイザー

一旦、他の就活生に人気の職種を参考にしてみるのがおすすめです。人気のある職種から自分に合いそうなものを考えてみたり、反対に倍率が高い人気職種は避けるという方法もあります。

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就活生

その発想はありませんでした! チェックしてみます!

どの職種を選んで良いか迷っている学生は就活生に人気の職種を参考にしてみましょう。他の学生がどんな部分を重視して職種を選んでいるかが参考になりますよ。

就活生にはどんな職種が人気なのでしょうか。マイナビの人気の業種・職種ランキングによると、人気の職種は以下の通りでした。

  1. 事務・管理系(総務、経理、事務など)
  2. 医療・福祉系(薬剤師、看護師、医師など)
  3. 技術・研究系(研究、生産・製造、品質管理、建築土木など)
  4. 専門系(警察官、保育士、栄養士、アナウンサー、公務員、MRなど)
  5. クリエイティブ系(編集、フォトグラファー、デザイナー、広告デザイナーなど)
  6. IT系(プログラマー、エンジニアなど)
  7. 企画系(広報、商品開発など) 
  8. 営業系(営業、営業推進など)
  9. 販売・サービス系(店長、エステティシャン、客室乗務員、美容部員、シェフなど) 
  10. 金融系(為替ディーラー、証券アナリストなど)

堅実で安定していて、大学での学びにかかわらず目指しやすい事務・管理系が1位となっています。また医療・福祉系が上位ということから手に職をつけられる職種も人気だとわかります。

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キャリアアドバイザー

専攻している分野または堅実な職種を目指す学生が多いですね。

安定した職業についてはこちらの記事で詳しく解説しています。安定した職業の基準や就職するための対策についても紹介していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

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自分に合った仕事を選ぼう! 職種選択の3つの基準

職種選択の3つの基準

興味があるだけで職種を選択すると、業務内容に適性がなく、入社後にミスマッチを感じる可能性があります。自分に合った職種選択の基準を参考にして、入社後後悔しないような職種選びをおこないましょう。

①自分の強みを活かせるか

適性のある職種なら業務を覚えるスピードが早かったり、周りからの評価が上がりやすかったりします。自分の強みを活かせるかという視点で職種を選ぶことがおすすめです。

反対に、自分の苦手なことを仕事にした場合、モチベーション高く仕事に取り組むことは難しいですよね

たとえば、お菓子が好きでお菓子メーカーの営業職になったとしても、交渉事が苦手で成果が出なければ仕事を辛く感じてしまうかもしれません。

自分の強みを把握するには自己分析をしましょう。詳しいやり方はこちらの記事で解説しています。

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キャリアアドバイザー

最初は興味の薄い仕事だったとしても、強みを活かした業務なら結果が出やすく、仕事が面白くなる可能性があります。

②キャリアプランに沿った職種か

キャリアプランに沿った職種を選びましょう。たとえば、最終的にSEになることを目標にしている学生がいるとします。

一般的にSEになるにはプログラマーとして経験を積むのが一般的です。そこでプログラマーに就職すれば、SEになれる可能性はグッと上がります。

自分の目指すべき将来像がある人は、それに向けてどんなキャリアが必要かを考えて職種を選びましょう

キャリアの考え方はこちらの記事を参考にしてください。

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配属先によって希望職種に就けない可能性があるので注意

特に総合職などで入社した場合、入社後必ずしも希望の職種に就けるとは限りません。特に大企業では全ての新卒の配属先希望を通すのは難しいと言えます。

確実に希望職種へ就きたい場合は職種別で応募できる企業を選ぶのをおすすめします。特にベンチャー企業や中小企業では職種別採用をおこなうケースもあります。

③大学で学んだ専門性を活かせるか

大学で学んだ専門性を活かせる職種を選ぶというのも1つの方法です。特に理系学生の場合は専門性があるだけで就活でかなり有利になります。スキルはもちろん、経歴や学生時代に頑張ったことなど一貫性があり、面接官からも好印象です。

理系の就職先について知りたい学生はこちらの記事も参考にしてみてください。

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塩田 健斗

キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる

Will・Can・Mustが重なる部分こそ自分に合った仕事!

自分に合った仕事に就くためには、①自分がやりたいこと、②自分にできること(知識・長所・技能)、③企業の一員として果たすべき役割、を明確にすることが大事です。この3つが重なる部分が多いほど、あなたに適した仕事である可能性が大きく、やりがいにもつながっていくことでしょう。

加えて、将来は何を目指しているのか(人生観や職業観)、何を重要だと思っているのか(価値観)も明らかにしておく必要があります。

そのうえで、あなたが目指す職種に対して、企業側がどんな人物像を求めているのかを把握し、その企業での仕事と自分とのすり合わせ作業をしていきましょう。なぜその企業で、その仕事をやりたいのか、それは自分がどういう人間だからか、自分のどんな資質や能力がその仕事に役立つのか(貢献できるのか)を自問自答しつつ、明確にしていくことが重要です。

頭の中でイメージするだけでなく、紙に書き出してみると整理しやすいでしょう。ひいてはこの自問自答が志望動機や自己PRの下地にもなりますよ。

総合職に応募する場合は職種にこだわりすぎないようにしよう

新卒採用をおこなう企業では、職種に限定するのではなく総合職などの募集形式が一般的です。

  • 総合職:企業の活動の中心となる業務に携わるコースのこと。さまざまな部署・業務を経験して、管理職や幹部を目指すこともできる

総合職の場合は部署の希望が通るとは限りません。また、新入社員のうちは別の部署で経験を積み、その後希望の部署に配属されるケースもあります。

このようにどんな部署に配属となるかわからない総合職では、選考の時点で職種へのこだわりを押し出しすぎないように気を付けましょう。もちろん「営業を頑張りたい」などビジョンを語ることは問題ありませんが、あまりに固執した内容は避けてくださいね。

総合職とエリア総合職の違いについて知っておきたい方は、こちらの記事を参考にしてみましょう。

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エリア総合職は、転勤をせずに責任ある仕事に取り組んで活躍できるので、その点を理解して選考に臨みましょう。 この記事では総合職や一般職との違いやメリット、志望動機のポイント・例文などをキャリアアドバイザーが解説します。 総合職との選択に参考にしてください。

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いきいきと働くために自分に合った職種を見つけよう

今回はさまざまな職種の種類を紹介してきました。新卒カードがあれば、専門的な職種や難関資格が必要な職種以外なら実務経験がなくても、就職できる可能性があります。

まずは職種の種類や向いている人の特徴を把握してみてください。そして、今回紹介したことを参考にして、いきいきと働くために自分に合った職種を見つけましょう。

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