就活でのLINEのやりとり失敗例8つ|基本マナーを例文つきで解説

就活 line やりとり

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コラムの目次

  1. 就活で企業とLINEのやりとりをする機会が増えている!
  2. 就活でLINEのやりとりが増えた理由
  3. スピーディに連絡できるから
  4. グループチャットで情報を共有できるから
  5. 個人的な連絡以外にも情報発信ができるから
  6. LINEのマナーは企業にどのくらい見られるもの?
  7. 他のやりとりと同様に重視している
  8. こんな落とし穴に注意! 就活のLINEやりとりでよくある失敗例
  9. ①スタンプを使った
  10. ②タイムラインに余計な投稿をした
  11. ③挨拶を忘れた
  12. ④言葉がくだけすぎていた
  13. ⑤既読スルーをした
  14. ⑥アイコンやアカウント名が不適切だった
  15. ⑦送信取り消し機能を使用した
  16. ⑧欠席の連絡や選考辞退、謝罪時に使用した
  17. 就活で意識すべき正しいLINEの送り方
  18. 最初に挨拶と大学名・氏名を入れる
  19. なるべく早く返信する
  20. 連絡は営業時間内にする
  21. 簡潔な文章にまとめる
  22. マナーに則った言葉遣いをする
  23. すべての会話が終わるまで返信する
  24. こんなときに便利! 企業のLINEアカウントの活用例
  25. インターンシップやイベントの予約
  26. インターンシップや面接後のお礼
  27. 説明会などに関する質問
  28. 企業研究に関する質問
  29. 参考にしよう! 就活でのLINE返信例文を紹介
  30. インターンシップの予約
  31. 面接後のお礼
  32. 説明会に関する質問
  33. 企業研究に関する質問
  34. 就活のLINEのやりとりを自信を持っておこなおう

就活で企業とLINEのやりとりをする機会が増えている!

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生から

「就活で企業とのやりとりをLINEでする場合は、どこまでマナーを見られますか?」
「就活中に企業から送られてきたLINEはどのように返信すればいいですか?」

という声が寄せられています。近年、就活の連絡手段としてLINEを使用する企業が増えています。LINEは就活生が普段使い慣れているツールとはいえ、就活となるとどのような対応をすれば良いのか迷ってしまいますよね。

そこでこの記事では、就活で企業とのやりとりをLINEでおこなう場合のマナーや注意点、正しい送り方を返信例文付きで解説します。

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就活でLINEのやりとりが増えた理由

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キャリアアドバイザー

LINEは電話やメールより気軽にやりとりでき、コミュニケーションがとりやすいですよね。だからこそ、就活でLINEを使うことが増えてきているんです。

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就活生

ただ、友人同士で使うツールというイメージがあるので、なぜわざわざ就活に、という気もします。

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キャリアアドバイザー

では、就活の連絡手段として企業がLINEを取り入れるようになった理由について見ていきましょう。

スピーディに連絡できるから

企業が就活でLINEを活用する理由のひとつが、スピーディに連絡できるからです。

たとえば、これまで主流だった電話は就活生の状況によって出られないことがあり、普段あまり使用しないメールは気がつかない可能性があります。しかし、就活生の多くが日常的に利用しているLINEならメッセージを見逃す心配がほとんどなく、チャット形式なので返信もスムーズにできますよね

また、LINEは短文でのやりとりもしやすいですし、電話でのやりとりが必要になった場合には通話機能の利用も可能です。

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キャリアアドバイザー

かしこまったイメージの電話やメールよりもハードルが下がるため、就活生もLINEならメッセージや通話機能でのやりとりがしやすいですよね。

グループチャットで情報を共有できるから

LINEにはグループチャット機能があることも理由のひとつです。

企業は就活生との個人的なやりとり以外に、同じ情報を複数人に伝達しておきたいこともあります。電話やメールを使って同じ内容を一人ひとりに伝達するとなると、手間も時間もかかりますよね。

情報を伝達したい対象者の人数が増えるほど企業の負担は増えますし、場合によっては情報の共有漏れの可能性も出てきます。また、選考段階ごとに共有したい情報があるなど、グループごとに異なる情報を伝達したいケースもあります。

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キャリアアドバイザー

対象者を選んでグループを作り、複数人に一斉にメッセージが送れるグループチャットを活用すれば、情報伝達が一度で済むうえに共有漏れの心配もないわけですね。

個人的な連絡以外にも情報発信ができるから

LINEは個人的な連絡やグループチャットを利用する以外にも、さまざまな使い方ができます。

たとえば、公式アカウントを作成しておき、その企業に興味がある就活生に友達登録をしてもらえば、メッセージ機能やLINE VOOM(旧タイムライン)でさまざまな情報発信が可能です。トーク画面をカスタマイズできたり、画像や動画も取り入れられたりするためより効果的に情報発信ができるのです。

企業が就活生に対してLINEで情報発信できることの例
  • 選考スケジュールなど就活に関する情報
  • 企業のリアルな雰囲気や魅力
  • 業務内容の詳細

就活に関する情報はもちろん、画像や動画でリアルな雰囲気を伝える、採用後のミスマッチを防ぐ目的で業務内容の詳細を伝えるために活用するケースもあります。

キャリアアドバイザーコメント

酒井 栞里

酒井 栞里プロフィール

日常的に使うツールだからこそミスコミュニケーションを減らせます

就活では、スピーディにやりとりがおこなえるということが非常に重要です。学生の中には、1日を通してメールアプリを開かないこともある、または開いたとしてもメールマガジンに埋もれて大事なメールを見つけられなくなっているという人もいるのではないでしょうか。

一方、LINEのような日常生活で利用頻度が高いツールの場合だと、頻繁に画面を見るため何日も返信を忘れてしまうというリスクをぐっと下げることができるでしょう。

さらに、LINEの場合には既読を確認できる機能もあるため、もし返信がない場合には状況を確認して電話をかけることも可能です。便利なツールだからこそ正しい使い方で就活を効率的に進めていきましょう。

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LINEのマナーは企業にどのくらい見られるもの?

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就活生

電話やメールより気軽にできるのはいいのですが、どのくらいマナーに気をつけるべきなのか気になります。

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キャリアアドバイザー

電話やメールよりはかしこまらなくて良いことは確かですが、ある程度のビジネスマナーは当然必要です。

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就活生

やっぱりそうですよね。テンポ良くやりとりしていると、つい普段のクセが出てしまいそうです。

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キャリアアドバイザー

気軽に使えるからこそ注意しなければなりませんね。

企業はLINEマナーもしっかりと見ていると考えたほうが無難です。どの程度重視されているのかについて解説します。

就活のマナー全般についてはこちらの記事で解説しています。

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他のやりとりと同様に重視している

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就活生

スピーディに連絡するためにLINEを使うなら、企業側もビジネスマナーよりスピードや手軽さを重視するのではないでしょうか?

実はLINEを活用する場合も電話やメールなど他のやりとりと同様に、企業はマナーを重視しています。あくまでも活用するツールが変わっただけで、企業とやりとりをするという目的は電話やメールと変わらないからです

LINEでやりとりをする場合のマナーは、基本的にメールと同じです。「LINEだから大丈夫だろう」と考えず、ビジネスの一環として通常通りのビジネスマナーを守りましょう。

書類選考通過のお知らせメールに対する返信マナーはこちらの記事で解説しています。

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本来の人柄が出やすいものとして見られる場合も

プロフィールをカスタマイズできるLINEは、本来の人柄が出やすいツールの1つです。

たとえば電話は声のトーンや話し方から雰囲気は想像できるものの、就活のために受け答えを練習しているため本来の人柄までは伝わりません。型を元にメッセージを作成できるメールの場合は、より人柄が伝わりづらくなります。

LINEでのやりとりでは気軽でスピーディにできる分、より就活生の素の部分が出やすくなります。

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キャリアアドバイザー

LINEのやりとりではビジネスマナーだけでなく、人柄も見られている可能性があることを考慮しましょう。

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こんな落とし穴に注意! 就活のLINEやりとりでよくある失敗例

こんな落とし穴に注意! 就活のLINEやりとりでよくある失敗例

就活のやりとりをLINEでおこなう場合、ビジネスマナーを意識していてもやってしまう失敗例がいくつかあります。どれも普段から使い慣れているツールだからこその失敗ですが、企業からの印象が悪くなってしまうこともあるので注意が必要です。

①スタンプを使った

身近なLINEでのやりとりは担当者との距離感が近いと感じやすいため、スタンプで返信してしまうケースがあります。

たとえば「かしこまりました」と伝えたい場合、文字だけを送信すると堅い印象ですが、絵や色が使われているスタンプなら親近感が沸きそうですよね。移動中などメッセージの入力ができないシーンでも、スタンプならすぐに返信できます。

しかし、就活はビジネスの一環です。敬語やシンプルなタイプのスタンプも多数ありますが、友達同士のラフなやりとりとは異なりスタンプだけで返信をするのは避けるのが無難です。担当者によっては不快に感じたり、ビジネスマナーを知らない就活生だと思われてしまったりする可能性があるため、スタンプの使用は避けましょう。

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仮に送信したいメッセージが一言だけであっても、文字を入力して送信しておくと安心ですね。

②タイムラインに余計な投稿をした

タイムライン(LINE VOOM)を定期的に投稿している場合、投稿した内容にも注意しなければなりません。友達やフォロワーに向けたプライベートな内容や、悩み・愚痴などの暗い内容はイメージダウンにつながる可能性があるからです

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過去の投稿を見直してマイナスイメージになりそうな投稿があった場合は削除するとともに、就活中の投稿は控えたほうが安心です。

③挨拶を忘れた

身近な人とやりとりをするLINEでは、「おはよう」や「おやすみ」など日常的な挨拶をすることはあっても、かしこまった挨拶をすることはほとんどありませんよね。

友達同士のやりとりであれば突然本題に入っても問題はありませんが、就活のやりとりの場合はメールと同様の挨拶が必要です。挨拶を忘れてしまうと基本的なマナーが守れない就活生という印象になりかねませんよ

企業とのLINEでおこなう挨拶の例
  • お世話になります
  • いつもお世話になっております
  • 突然のご連絡失礼いたします

「おはようございます」や「こんにちは」などの一般的な挨拶ではなく、ビジネスマナーに則った挨拶を記載することも大切です。

④言葉がくだけすぎていた

正しい言葉を使うのは社会人の基本です。学生時代のアルバイト先で日常的に敬語を使っていた場合も、敬語や言葉遣いを間違えていなかったか確認しておきましょう。

くだけやすい敬語と正しい敬語の例
  • 承知です。了解です。→承知いたしました。かしこまりました。
  • すいません。→失礼いたしました。申し訳ございません。
  • お願いします。→お願いいたします。
  • 大丈夫です。→問題ございません。
  • 確かに。なるほどですね。→おっしゃるとおりです。さようですか。
  • 参考になります。→勉強になります。
  • 教えてください。→ご教示ください。ご教示お願いします。

「です」「ます」をつければ敬語になるわけではありません。正しい敬語を使い、くだけすぎた言葉を使わないように注意しましょう

就活での正しい言葉遣いについて、こちらの記事もチェックしておきましょう。

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⑤既読スルーをした

友人同士のLINEでは「既読がつけば確認したことが相手にも伝わるから」と返信をしないケースもあるかもしれません。しかし、企業とのやりとりでは既読スルーはおすすめできません。

就活のLINEで既読スルーをしてしまうと、「基本的なマナーがなっていない」と思われ、マイナスな印象になってしまうこともあります

個人的なやりとりではもちろん、一斉送信のメッセージでも確認したことを示す返信をしたほうが無難です。特に一斉送信の対象者が少ない場合、万が一返信している就活生が多ければ既読スルーした就活生が目立ってしまいます。

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「ご連絡ありがとうございます。承知いたしました。引き続きよろしくお願いいたします」など、短文で構わないので返信するように心掛けましょう。

⑥アイコンやアカウント名が不適切だった

就活中はLINEのアイコンやアカウント名にも気を配りましょう。アイコンは過度に加工してある自分の写真、奇抜なデザイン、ギャンブルを連想させるなどマイナスイメージのものは避けるのが無難です。アイコンの印象はそのまま本人のイメージにつながってしまうため、採用担当者に見られても問題のないような写真を選びましょう。

就活中に使用できるアイコンの例
  • 自分の顔(ふざけていないもの)
  • ペットの写真
  • スイーツなど食べ物の写真
  • きれいな景色
  • 自分の後ろ姿

また、アカウント名を下の名前のみやニックネームにしていると、メッセージを送信しても企業の担当者にわかってもらえません。そこで就活中はアカウント名をフルネームにしておくことも大切です。

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フルネームに加えて大学名も記載しておくと、より気配りができる印象になりますよ。

⑦送信取り消し機能を使用した

送信取り消しは便利な機能ですが、送信を取り消した履歴は残ってしまいます。単なる入力間違いで取り消しをしたとしても、履歴を見た担当者は「何か都合の悪いことが書いてあったのかな」などと考えてしまいます。

送信してから入力間違いに気が付いたり途中で送信してしまったりした場合は、送信取り消し機能ではなく、誤送信をしてしまったことに対する謝罪文を添えて正しい文章を送りましょう

とはいえ、企業とのLINEのやりとりでは、誤送信をしないことが一番です。間違いや途中で送信してしまうのを防ぐためにメモ機能などを利用して下書きをし、しっかり確認したうえでコピー&ペーストするのがおすすめです。

⑧欠席の連絡や選考辞退、謝罪時に使用した

欠席や選考辞退、謝罪など伝えづらいこともありますよね。いくらLINEでやりとりをする企業でも、これらの内容をLINEで伝えるのはマナー違反です。申し訳なく感じていても、LINEで済ませてしまうと気持ちが伝わりません

担当者によっては「就活を軽く考えている」「非常識だ」と捉えてしまうことも。重要な事柄は電話で伝えましょう。

また、当日の欠席など急用の場合も電話を利用します。タイミングが合わずに電話がつながらなかった場合は、LINEではなくメールで連絡をします。その場合は「先ほどお電話をさせていただきましたが、ご不在でしたのでメールにて失礼いたします」と一言添えて送信しましょう。

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長尾 美慧

長尾 美慧プロフィール

あくまでも対企業のやりとりであることを忘れないようにしましょう

ツールがメールからLINEに変わったとしても、やりとりをおこなう相手が誰かによって節度ある行動がもとめられることは忘れないようにしましょう。LINEはあくまでも就活をスムーズにおこなう手段の1つであり、手段が異なれば何をしてもいいというわけではありません。

特に、断りの連絡のように言いづらい話題や、友達同士であればスタンプで済ませることができる了承の連絡などはつい対応を間違えてしまう可能性が高くなります。スピードももちろん大切ですが、友達同士でフランクにやりとりをしている癖が出てしまわないように、送信ボタンを押す前には一呼吸を置くことを忘れないようにしましょうね。

面接本番まで時間がない人は、頻出質問の模範解答だけでも必ず押さえておこう

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就活で意識すべき正しいLINEの送り方

就活でのLINEのやりとりで印象を良くするには、失敗例を避けるだけでなく以下の6つのポイントを押さえることも大切です。

就活での正しいLINEの送り方
  • 最初に挨拶と大学名・氏名を入れる
  • なるべく早く返信する
  • 連絡は営業時間内にする
  • 簡潔な文章にまとめる
  • マナーに則った言葉遣いをする
  • すべての会話が終わるまで返信する

先述したとおり、LINEのマナーは基本的にメールのマナーと同じです。メッセージの内容や返信するタイミングを意識してみてくださいね。

最初に挨拶と大学名・氏名を入れる

就活でLINEを送る際は、「お世話になっております」など最初の挨拶に続けて、大学名と氏名を入れるのがマナーです。

例文

「お世話になっております。
〇〇大学の△△(氏名)と申します。」

担当者は多数の就活生とやりとりをしています。最初の挨拶に続けて大学名と氏名も伝えれば、担当者はLINEを開く前に一目でどこのだれからのLINEなのかがわかります。万が一同姓同名の就活生がいても、大学名まで記載しておけば担当者は見分けやすいですよね。

アカウント名に大学名まで入れている場合でも、記載しておいたほうが好印象になります。初めてLINEを送信する場合は、「突然のご連絡失礼いたします」「はじめまして」と記載するとさらに丁寧ですね。

なるべく早く返信する

企業は就活生とのやりとりをスムーズにするためにLINEを活用します。メッセージに気がついた際は、なるべく早く返信するように心掛けましょう。すぐに対応できない状況の場合でもできれば当日中に、遅くても24時間以内には返信するのが原則です。

特に面接のスケジュール確認などは、企業や他の就活生のスケジュールとも関係してきます。返信を先延ばしにしていると企業に迷惑をかけるだけでなく、希望の日程が埋まってしまい面接ができなくなってしまう可能性もあります。

出先ですぐに回答できない場合は、その旨を伝えておくのがマナーです。

例文

「大変恐縮ではございますが、現在外出しており、すぐに対応させていただくことが難しい状況にいるため、本日の夕方までには必ずご連絡差し上げます」

連絡は営業時間内にする

LINEの返信はなるべく当日中が理想ですが、だからといっていつでも良いわけではありません。LINEの返信は緊急性がない場合、営業時間内にするのがマナーです

担当者は緊急時に備えて営業時間外も端末を持ち歩いているケースがあります。メッセージを受信すれば確認はできるかもしれませんが、プライベートな時間に連絡がきても良い気はしないはずです。

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キャリアアドバイザー

どうしても急ぎで連絡しなければならない場合は「夜分遅くに申し訳ございません」など、お詫びの言葉を添えて送信しましょう。

簡潔な文章にまとめる

丁寧な内容にしなければと意識しすぎるあまり、ダラダラと文章を続けてしまうのは逆効果です。要点のみを伝えられるように、LINEの内容や文章は簡潔にまとめます

企業とLINEでやりとりをする際に取り入れる主な内容
  1. 挨拶+大学名+氏名
  2. 返信の場合は「ご連絡ありがとうございます」などお礼の言葉
  3. 本文
  4. 締めの挨拶

本文は結論を先に書くこと、一文が長くなりすぎないようにすること、改行を入れることを意識すると簡潔にまとまり読みやすくなります。

締めの挨拶は「よろしくお願いいたします」が基本です。企業からの返信を待つ内容の場合は「お手数をおかけしますが、ご返信いただければ幸いです」「お忙しいところ大変恐縮ですが、よろしくお願いいたします」など一言添えましょう。

マナーに則った言葉遣いをする

マナーに則った言葉遣いができているかどうかも確認しましょう

たとえば、企業を表す言葉に「御社」と「貴社」がありますよね。どちらもていねいな言葉である点は変わりませんが、「御社」は面接時などで使う話し言葉、「貴社」はLINEなど文章で使う書き言葉です。従ってLINEで企業を表す際は「貴社」が正解です。

また、社会人のマナーとしてビジネスシーンで使い分けをしたい言葉もあります。面接などでも自然に使えるよう、意識してみてくださいね。

ビジネスシーンで使い分けをしたい言葉
  • 今日→本日
  • もうすぐ→まもなく
  • すぐに→ただちに、早速
  • 後で→のちほど
  • 少し→少々
  • できません→いたしかねます
  • 思います→存じます
  • 訪問します、行きます→伺います

すべての会話が終わるまで返信する

就活で企業とLINEのやりとりをする際、どこまで返信すれば良いのか迷う人も少なくありません。先述した失敗例にもあるとおり既読スルーは大きなマイナスポイントとなるため、会話の最後は就活生側になるように心掛けます。個人宛てのやりとりでは、特に注意が必要です。

ただし、メッセージに「返信不要」と記載されている場合は、返信しないようにしましょう。不要との記載があるにもかかわらず返信してしまうと、メッセージの内容をきちんと確認していないと捉えられてしまう可能性があるからです。

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キャリアアドバイザー

企業の担当者は自分だけとやりとりをしているわけではないため、負担をかけないためにも返信不要の記載があった場合は守りましょう。

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加藤 大智

加藤 大智プロフィール

相手の立場を考えた文面を作ることを意識しよう

相手がLINEを読む際にどの媒体を使っているかにはよりますが、LINEの文字は改行をしないとぎっしりと凝縮された文字列になってしまい、少々読みにくい印象を与えてしまいます。また、過去のやりとりが埋もれてしまう可能性もあるため「先ほどの件を修正します」などとメッセージの数が増えてしまうと埋もれたやりとりの検索も大変になってしまいます。

長文になる恐れがある際には適度に改行をしたり、自分が何について話をしたいのか明確にして会話を進めてください。また、自分が送る内容に自信がない場合には複数の要件を一度に伝えてしまうのではなく、1メッセージにつき1つの話題にして、少しずつ解決をしていく手法をとってもいいかもしれません。繰り返しにはなりますが、相手の立場を考えながら対応をしていきましょうね。

こんなときに便利! 企業のLINEアカウントの活用例

こんなときに便利! 企業のLINEアカウントの活用例

就活でLINEを使用する場合、メッセージのやりとり以外にも企業のLINEアカウントでできることがあります。

LINEでの予約なら面倒な操作もありませんし、電話やメールだとハードルが高くて躊躇してしまいがちなお礼のメッセージも送信しやすいので、ぜひ活用してみましょう。

インターンシップやイベントの予約

企業によっては各種予約をLINEで受け付けているところがあります。

LINEで予約できるものの例
  • 面接
  • インターンシップ
  • セミナーなどのイベント

予約の方法は直接メッセージをやりとりしたり、画面に記載されている日時のなかから希望する日時を選んでタップするだけだったり、チャットボットで日時の調整ができたりと、さまざまです。

自分のスケジュールを確認しながら操作できるので、予約してから「やっぱり違う日にすれば良かった」「この時間だとギリギリかも……」など失敗する心配もありません。

また、人気の企業やイベントは、早めに予約しなければ希望の日時が埋まってしまう可能性があります。LINEなら企業からの案内にも気が付きやすく、予約を開始したことがわかり次第スムーズに対応できる点もポイントです

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インターンシップや面接後のお礼

内定が決まったときにお礼のメッセージを送るのは必須ですが、インターンや面接後でもメッセージを送るべきか迷ってしまいますよね。

インターンや面接後は、ビジネスマナーとしてお礼のメッセージを送りましょう。時間を割いてくれたことに対する感謝の気持ちを表すとともに、志望度の高さを伝えられるからです。OB・OG訪問をおこなった場合も、感謝の気持ちを伝えると好印象になりますよ。

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キャリアアドバイザー

お礼のメッセージを送るタイミングは、インターンが終了した日や面接、OB・OG訪問をした当日中がベストです。送信できるのが深夜だったり当日中に送信できなかったりした場合は、翌日の朝に送信しましょう。

面談後のお礼メールの送り方はこちらの記事も参考にしてください。

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説明会などに関する質問

急ぎの内容でなければLINEを使って質問できます。

LINEを活用して質問できることの例
  • 説明会
  • 面接
  • イベント
  • OB・OG訪問

ただし、自分で調べればわかることや、予約の日時変更が可能かなど自分の都合で何かを要求するような内容は非常識な印象になるので避けましょう

質問のメッセージも通常のやりとりと同様に、挨拶や内容、送信時間に注意が必要です。企業から返信がきた際は、お礼のメッセージを送信してやりとりの最後は就活生側になるようにします。

質問の回答に対する連絡方法はこちらの記事も参考にしてください。

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質問の回答に対するお礼メールは当日中か翌日までに送りましょう。今回は質問の回答へのお礼メールの書き方を紹介します。内容や宛名の書き方のマナーや、追加で質問する時の注意点なども解説していきます。また、例文や使えるフレーズをキャリアアドバイザーが紹介していくので、お礼メール作成の参考にしてみてくださいね!

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企業研究に関する質問

就活において企業研究は欠かせません。志望度が高い企業ほど、より詳しく知りたいことがたくさんありますよね。

志望する企業のホームページや説明会だけでわからないことがある、より深い情報を知りたいなどの場合は、LINEで質問しましょう。気になることがわかるだけでなく、志望度の高さもアピールできます。

企業研究に関する質問例
  • その企業で働く際に役立つスキルや資格
  • 資格取得のための支援の有無
  • 産休や育休を取得している人の割合
  • 有給休暇の取得率
  • 転勤の有無

企業によっては事業内容や働き方など、企業研究に役立つ情報をLINEで発信しているところもあります。それらも参考にしながら、LINEを上手に活用しましょう。

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石川 愛

石川 愛プロフィール

企業に質問をするときにはタイミングに注意しよう

企業へ質問をする際にLINEを使うことに、少し抵抗がある学生もいるかもしれません。しかし、積極的に質問すればするほど企業側も「学生が何を知りたいのか」というニーズを知ることができます。

その結果として、その他のSNSや説明会で「このような質問が多いですが」といった形で詳細な説明をしてもらえる機会に恵まれるかもしれません。もちろん、自分自身も企業への理解が深まっていくので志望度を高められるでしょう。 

一方、面接が終わって結果を待っている間に「面接のときに聞くのを忘れたのですが」といった具合で情報を収集することはなるべく避けた方がいいでしょう。面接時に聞けばいい話を後から聞き始めると、「どうして今聞いてくるのだろう」と悪印象を与えてしまう可能性があるので注意してくださいね。

参考にしよう! 就活でのLINE返信例文を紹介

就活で企業とやりとりをする際の注意点やマナーがわかったところで、実際にどのような返信をすれば良いのかも確認しておきましょう。

就活で予約やお礼、質問をする際のLINE返信文例を4つ紹介しますので、企業とやりとりするときの参考にしてみてくださいね。

インターンシップの予約

例文

突然のご連絡失礼いたします。〇〇大学の△△(氏名)と申します。

この度、貴社でおこなわれます夏季インターンシップに応募したく、ご連絡いたしました。
貴社のホームページで拝見した□□に関心があり、貴社のことを学びたいためインターンシップの応募にいたりました。

つきましては、インターンシップに参加する機会をいただけますと幸いです。
ご多忙のところ恐れ入りますが、ご検討のほど何卒よろしくお願いいたします。

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キャリアアドバイザー

インターンの予約のメッセージには、インターンに参加したい意思に加えて、なぜその企業のインターンに参加したいのかを一言添えることがポイントです。

面接後のお礼

例文

お世話になっております。〇〇大学の△△と申します。

本日はご多忙のなか、面接の機会をいただき誠にありがとうございました。
お話を伺い貴社の理解が深まり、さらに貴社で仕事がしたいと感じております。

今回は面接のお礼を申し上げたくメッセージを送信いたしました。
今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。

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キャリアアドバイザー

面接で企業への志望度が高まった場合、熱意や感じたことをなるべく多く伝えたくなってしまうかもしれませんが、文章は担当者の負担にならない程度のボリュームに押さえるのがベターです。

説明会に関する質問

例文

初めまして。〇〇大学の△△と申します。

〇月〇日に開催が予定されている貴社説明会の参加を希望しております。
説明会の案内にて服装に関する記載が見当たらないのですが、当日はスーツでお伺いして問題ありませんでしょうか。

お忙しいところ大変恐れ入りますが、ご返信いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。

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キャリアアドバイザー

説明会の服装はスーツが基本ですが、アパレルや美容関係など「スーツ以外のほうが良いかもしれない」と迷う業種もあります。

質問する際はイエスかノーなど簡単に回答できるような文面にすると、担当者に負担をかけません。

説明会に参加する際のマナーはこちらの記事を確認してください。

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企業研究に関する質問

例文

お世話になっております。〇〇大学の△△と申します。

本日は貴社の説明会(イベント)にてご対応いただき、ありがとうございました。貴社への理解が深まり、入社したい気持ちが一層高まりました。

1点お伺いしたいことがあります。業務に必要な〇〇の資格を取得する際の支援などはございますか?

説明会でお伺いできず申し訳ありません。貴社への入社が叶いましたら、なるべく早い段階で資格取得を目指したいと考えているため、お手すきの際にご回答いただけますと幸いです。

何卒よろしくお願いいたします。

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キャリアアドバイザー

説明会やイベントの終了後に〇〇が気になったときは、調べても記載されていない情報の場合に限り、企業説明会やイベントのお礼を伝えつつ質問をしてみましょう。

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しかし、LINEはメッセージのやりとり以外の部分も見られている可能性もあるので、就活中は企業に見られることを意識することも大切です。また、普段使い慣れているLINEだからこそ、いつも以上にマナーに注意しなければなりません。

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記事の編集責任者

北原 瑞起きたはら みずき

新卒でポート株式会社へ入社。入社2年目に年間1億2千万円の売上を記録し、全社の年間MVPを獲得。現在は、リクルーティングアドバイザーグループの責任者として、年間300社の採用支援及び、年間2,000人の学生の就活相談に乗り、企業と学生の最良なマッチング機会の創出をおこなっている。プロフィール詳細

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01458)

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