目次
- 面談後のお礼メールは採用担当者に好印象を与えるチャンス
- 面談後のお礼メールが必要な3つの理由
- ①お礼メールを送るのはビジネスマナーにあたるため
- ②時間を割いてくれたことに対する感謝の気持ちを伝えるため
- ③人柄や志望度の高さをアピールできるため
- 面談後のお礼メールで記載すべき6つの項目
- ①件名
- ②宛先
- ③最初のあいさつと面談のお礼
- ④面談で印象に残ったことや今後の抱負
- ⑤結びの文
- ⑥署名(大学名・氏名・連絡先)
- 面談後に送るお礼メールで気を付けたい4つのポイント
- ①面談を受けた当日の勤務時間内に送る
- ②企業独自の内容にする
- ③面談の雰囲気にかかわらず丁寧な文章で作成する
- ④読みやすさにも気を配る
- 面談後のお礼メールのOK・NG例文
- OK例文①入社意欲が伝わる
- OK例文②アドバイスを実践しようとしている
- OK例文③企業との相性の良さをアピールできている
- NG例文①雑談の内容をメインに書いている
- NG例文②どの企業にも共通する内容となっている
- 面談後のお礼メールに関する不安を解消しよう
- お礼メールに対する返信が届いた場合は再度返信すべき?
- お礼メールより電話や手紙の方が印象が良い?
- 面談相手が複数人いる場合は全員にメールを送るべき?
- 面談後のお礼メールはポイントを押さえて好印象を残そう!
面談後のお礼メールは採用担当者に好印象を与えるチャンス
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。面談を終えた学生から
「面談後にお礼メールは送るべきでしょうか?」
「面談後のお礼メールの内容は合否に影響しますか?」
という声が寄せられています。お礼メールを送った方が丁寧だとわかっていても、「メールのマナーがわからないので、できれば送りたくない」という人もいるのではないでしょうか。
面談後のお礼メールは採用担当者に好印象を与えるチャンスになり得ます。お礼メールに書くべき内容は項目ごとに分かれており、作り方もマナーも非常にシンプルです。
今回はお礼メールを作成する際のポイントやマナーを例文付きで解説します。面談以降の選考を有利に進めたい学生は、是非読んでみてください。
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面談後のお礼メールが必要な3つの理由
就活生
キャリアアドバイザー
「送らないと絶対に不合格」というわけではありませんが、ぜひ送ることをおすすめします。
面談後にお礼メールを送るか迷っている人も多いと思いますが、結論から言うとお礼メールは送った方が好印象です。
面談後のお礼メールが必要な理由を3つ紹介するので、まずは必要性を十分に理解してからお礼メールを作成しましょう。
一次面接のお礼メールが採用担当者へ与える印象について知りたい学生はこちらの記事を参考にしてみてください。
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①お礼メールを送るのはビジネスマナーにあたるため
お礼メールを送ることはビジネスマナーの1つです。たとえば、営業訪問後には時間を取ってもらったお礼をメールすることが一般的です。
もちろん学生に対して完璧なビジネスマナーを求める企業は基本的にありませんが、社会人としては当然のルールだと心得ておきましょう。
②時間を割いてくれたことに対する感謝の気持ちを伝えるため
面談担当者は通常業務の合間を縫って面談をおこなっています。たとえば、面談の時間により、その日は残業を余儀なくされた社員もいるかもしれません。
そこで忙しい中で面談をした社員に向けて、ぜひ感謝の気持ちを伝えましょう。社員に面談した甲斐があったと思ってもらえれば、良い印象につながる可能性がありますね。
③人柄や志望度の高さをアピールできるため
お礼メールは面談の参加者全員が送るわけではありませんから、そこでわざわざメールを送るというのはあなたの熱意のアピールにもなります。
たとえば、お礼メールに面談で得られた情報や担当者の話で勉強になったことを盛り込むと、面談先の企業に興味を持っていることや常に学びを得ようとする人柄が伝わりやすくなるでしょう。
キャリアアドバイザーコメント鴨川 未奈プロフィールをみる
面談後はお礼メールを送りましょう。お礼メールは名前の通り「感謝の気持ち」に加えて「相手に礼儀をつくしたい」という敬いの気持ちのあらわれでもあります。そのためお礼メールを送ることで、相手を敬う気持ちが伝わりやすくなります。
お礼メールを受け取った側は、送ってくれた学生に対して「自分や自社のことを大切に思ってくれている」「自社を志望してくれているんだろう」という気持ちになりやすいです。結果として、お礼メールを送ってくれた学生に対して好印象を持ちやすくなります。
面談してくれた担当者に感謝はもちろん敬いの気持ちを伝えるため、お礼メールはできるだけ送るようにしましょう。
面談後のお礼メールで記載すべき6つの項目
面談後のお礼メールは記載すべき項目が決まっています。項目に抜けがあったり、重要な部分に独自性がなかったりするとあまり良い印象にはつながりません。お礼メールを記載する前にどんな項目があるのかを確認しておきましょう。
- 件名
- 宛先
- 最初のあいさつと面談のお礼
- 面談で印象に残ったことや今後の抱負
- 結びの文
- 署名(大学名・氏名・連絡先)
①件名
件名は「誰から何の連絡がきたのか」が一目でわかるようにしましょう。なぜなら、件名がわかりにくいと、面談の担当者に届く他の業務関係のメールに紛れてしまうためです。
たとえば、「本日の面談のお礼 〇〇大学〇〇(氏名)」のように「今日の面談の学生か」と一目で認識できる内容にするのをおすすめします。件名で簡潔に要件を伝えましょう。
②宛先
宛先には会社名・所属部署名・名前を正確に記載してください。
会社名と部署名は略さずに正式名称で記載しましょう。特に『〇〇株式会社』を『〇〇(株)』と略するのは避けてくださいね。
担当者の名前がわからない場合の対処法
担当者の名前がわからなくて困る場合もありますよね。その場合は以下のような対策がおすすめです。
- 名刺をもらっていないかを確認する
- メールの宛先を「面談ご担当者様」と記載する
名刺をもらっている場合は確実に所属部署や氏名が記載されています。名刺がない場合は面談ご担当者様と記載しても失礼には当たりません。
大切なのはお礼メールの内容なのであまり心配せずに、メール作成に移りましょう。
キャリアアドバイザー
ただ、敬称の間違いには注意してください。敬称は会社や部署など組織の場合『御中』、担当者など個人の場合『様』を使用します。
③最初のあいさつと面談のお礼
最初のあいさつは「お世話になっております。」+「大学名・学部・学科・自分の名前」を伝えてください。大学名・学部・学科・名前は重要なので件名だけでなく、本文でも記載すべきですね。
その後に「本日は面談のお時間をいただき、ありがとうございました」と面談のお礼を記載しましょう。このメールの目的は面談のお礼を伝えることですから、それがわかるよう最初にお礼を伝えます。
④面談で印象に残ったことや今後の抱負
面談の担当者の話で特に印象に残ったエピソードや気付きを伝えましょう。
独自の内容を記載することで熱心に話を聞いていたことが伝わり、企業へ興味関心があることを印象付けられるかもしれません。
たとえば、希望部署のリアルな労働環境の実態や先輩社員の1日のスケジュールなど面談でしか聞けない内容が良いですね。
キャリアアドバイザー
「入社意欲がさらに高まった」「〇〇さんのアドバイスを活かして選考に臨みたい」など前向きな表現を用いると好印象につながります。
1~2文で簡潔にまとめよう
面談で印象に残ったことや今後の抱負はたくさん伝えてアピールにつなげたい人もいるかと思いますが、1~2文で簡潔にまとめるのをおすすめします。
面談担当者は業務中にお礼メールを受け取ります。長文だと内容が良くても、読む気が失せてしまうかもしれません。
キャリアアドバイザー
今後社会人として相手を慮れるスキルは重要視されます。読む相手の負担やストレスを考えて、伝えたい内容だけを簡潔に伝えましょう。
⑤結びの文
結びの文では再度面談のお礼を述べましょう。綺麗に文章がまとまります。
たとえば、「お忙しいところ面談のお時間を頂いたこと、改めてお礼申し上げます。」と定型文でかまいません。
- 貴重なお時間をいただきましてありがとうございました
- 今後ともよろしくお願いいたします
- 貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます
⑥署名(大学名・氏名・連絡先)
メールの末尾に署名を記載しましょう。なぜなら、署名がないと、今日面談したどの学生が送ったメールなのかわからなくなる可能性があるためです。
- 学校名・学部名・学科名
- 名前
- メールアドレス
- 電話番号
ビジネスメールでは基本的に末尾に署名をします。企業の担当者にとっては当たり前のマナーですから、忘れずに署名を記載しましょう。
キャリアアドバイザー
就活では企業とメールのやり取りが何度もあります。署名はメールのテンプレート保存をしておくのがおすすめです。
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面談後のお礼メールに記載したい6項目のなかでもっとも重要な部分は「④面談で印象に残ったことや今後の抱負」です。志望動機につなげられるうえ、ほかの学生と差がつけられるからです。
この部分は面談中の担当者の言葉を引用して志望動機につなげてもいいですね。たとえば「お客様からの声を大切にする」というキーワードが心に残っていたら「私もお客様の声を大切にして仕事に取り組み、貴社に貢献したいと考えております」とつなげます。
面談で印象に残った部分を書くときの失敗例として「馴れ馴れしくなる」ということがあります。面談で担当者と和気あいあいと話せていても、お礼メールを送るときは礼儀正しい文面を心がけましょう。絵文字も不可です。
お礼メールで印象に残った内容を書くことは大切です。しかし面談を通じ担当者と仲良くなれたとしても、お礼メールではビジネスマナーを守って文面を考えましょう。
面談後に送るお礼メールで気を付けたい4つのポイント
面談の雰囲気やお礼メールの内容が良くても、メールを送る際にマナー違反が見られれば悪い評価につながってしまいます。お礼メールで選考が不利になるのは本当にもったいないので、気を付けたいポイントを解説します。
①面談を受けた当日の勤務時間内に送る
面談を受けた当日の勤務時間内に送りましょう。なぜなら、お礼メールは早い方が印象に残りやすく、また好印象につながりやすいためです。一方、メールを出すのが遅れてしまうと優先度が低いと感じる担当者も一定数います。
お礼メールは当日中に出すのがマナーです。ただ、就業時間外に送ってしまうと、非常識な印象がついてしまう可能性があるので注意しましょう。
キャリアアドバイザー
翌日にメールを送信する場合は「お礼のメールが遅れてしまい申し訳ございません。」とお詫びの言葉を冒頭に添えると良いですね。
②企業独自の内容にする
面談のお礼メールのテンプレートを使いまわしている学生もいるのではないでしょうか。毎回、企業へのお礼メールの内容を考えるのは大変かもしれません。
しかし、面談担当者は多くの学生を見ています。ワンパターンな定型文では他の学生に埋もれてしまうかもしれません。そこであなたの熱意が伝わるような企業独自の内容を考えましょう。
- 担当者自身の仕事の話
- 面談で聞いた質問の回答
- 企業への印象の変化
上記のような内容を加えると企業独自の内容になりやすく、面談担当者の印象に残りやすいですよ。
③面談の雰囲気にかかわらず丁寧な文章で作成する
面談は企業と応募者が対等にコミュニケーションを取れる場です。フランクなやりとりの面談を受けたことがある学生も多いのではないでしょうか。
しかし、面談の雰囲気にかかわらず丁寧な文章で作成しましょう。いくら面談がくだけた雰囲気でも、お礼メールはあくまでビジネスメールです。ビジネスマナーに沿った内容にする必要があります。
たとえば、「今日は緊張しました笑 〇〇さんの話を参考にして、面接を頑張ります!」など友人に送るようなメールは「社会人になる自覚がない」と判断されてしまうかもしれません。
言葉遣いに不安がある人はこちらの記事を参考にしましょう。面接の内容となっていますが基本的にはメールも同様です。
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④読みやすさにも気を配る
面談後に送るお礼メールでは読みやすさにも気を配りましょう。読みにくいメールはそれだけで相手のストレスになります。
面談は忙しい社員が自身の業務の合間を縫っておこなうとお伝えしました。そんな中読みにくいメールを受け取ると、最後まで読まれなかったりマイナスの印象につながったりする可能性もあります。
適切な位置で改行する
友人とのLINEでは長文を打つ機会がなく、改行する位置がいまいちわからない学生もいるのではないでしょうか。
ただし、文章が詰まっていると読みにくいですよね。適切な位置で改行することはビジネスメールでは必須です。
- 30文字前後で改行する
- 類似した内容でブロック分けをする
- 1つの単語や文章の途中で改行しない
漢字とひらがなのバランスに気を配る
読みやすい文章を作成するには、漢字とひらがなのバランスに気を配りましょう。メールでは簡単に変換ができるので漢字が多くなる傾向があります。
漢字が多い文章は一つひとつの単語の意味を理解しながら読む必要があり、読みにくく機械的な印象を受けるかもしれません。
一方、ひらがなが多い文章は単語の切れ目がわかりにくかったり、稚拙な印象を受けたりする可能性があります。
そのため、ひらがな7割・漢字3割くらいのバランスがベターですね。
- 宜しくお願い致します→よろしくお願いいたします
- して頂き→していただき
- 出来ます→できます
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お礼メールは当日中に送るようお伝えしましたが、加えて送る時間帯にも気をつけましょう。当日中に送らなければと思うあまり、日付が変わる直前、夜遅くに送るのは好ましくありません。不摂生な生活を送っていると思われかねないからです。
「不摂生な生活を送っている」と思われてしまうと、社会人基礎力が低いと捉えられてマイナスな印象につながりかねません。「入社してからもだらしない生活を送って仕事に集中しないのではないか」と受け取られやすくなります。
深夜にしか送れない場合はいさぎよく翌日に送るのが吉
ただ、バイトや勉強などで忙しく、夜しかお礼メールを送る時間が取れない学生もいますよね。どうしても深夜にしか送れなさそうであれば、いさぎよく翌日に送るようにしましょう。翌日にお礼メールを送るときは、午前中までに送るようにします。お礼を伝えるのが遅くなってしまったことについて謝罪する言葉は付け足しましょう。
また、面談前にあらかじめお礼メールを作っておいて「あとは面談の感想を書いて送信するだけ」というところまで下準備しておくのもおすすめです。
お礼メールを送る時間帯によって、生活習慣を誤解されてしまわないように気をつけましょう。
企業にメールを送る時間はこちらの記事も参考にしましょう。
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面談後のお礼メールのOK・NG例文
面談後のお礼メールで、担当者にプラスな印象を与えやすいOK例文とマイナスな印象につながりやすいNG例文を5つ用意しました。アピールしたい部分と重なる点があれば、ぜひ参考にしてみてくださいね。
OK例文①入社意欲が伝わる
新規メッセージ
○○○○○@shukatsu.com
△△△△△@shukatsu.com
本日の面談のお礼 〇〇大学・港太郎
〇〇株式会社
商品開発部
〇〇様
お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の港太郎と申します。
本日はお忙しい中、貴重な機会を設けていただきありがとうございました。
貴社の商品開発部の業務内容や一日の社員のスケジュールを理解することができました。
特に〇〇様が携わったドラム式洗濯機の開発秘話をお聞きすることができ、私も貴社の戦力になりたいという気持ちがより一層強くなりました。
お忙しいところ面談のお時間を頂いたこと、改めてお礼申し上げます。
貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。
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港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:minato@○○○○○○.ab.jp
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キャリアアドバイザー
面談で聞いた独自の内容になっており、就労意欲を感じさせる内容になっています。面談で印象に残ったことや今後の抱負も簡潔な文章になっていて読みやすいですね。
OK例文②アドバイスを実践しようとしている
新規メッセージ
○○○○○@shukatsu.com
△△△△△@shukatsu.com
本日の面談のお礼 〇〇大学・港太郎
〇〇株式会社
営業部
〇〇様
お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の港太郎と申します。
本日はお忙しい中、貴重な機会を設けていただきありがとうございました。
貴社の社風や業界内での立ち位置など、私の踏み込んだ質問にしっかり答えていただいたことで、現状の疑問を解消できました。
特に〇〇様がおっしゃっていた優れた営業職になるためのコツとして、毎日違う人と話したり、配慮した行動を取ったりすることを実践してみようと思います。
お忙しいところ面談のお時間を頂いたこと、改めてお礼申し上げます。
貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。
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港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:minato@○○○○○○.ab.jp
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キャリアアドバイザー
アドバイスを実践することが記載されていると、学生が後輩として働くイメージが湧く人もいます。仕事への熱意が伝わりますね。
OK例文③企業との相性の良さをアピールできている
新規メッセージ
○○○○○@shukatsu.com
△△△△△@shukatsu.com
本日の面談のお礼 〇〇大学・ 港太郎
〇〇株式会社
営業部
〇〇様
お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の港太郎と申します。
本日はお忙しい中、貴重な機会を設けていただきありがとうございました。
〇〇様のわかりやすい説明により、貴社の業界にとらわれないものづくりの姿勢や業績を上げるための取り組み及びマインドがわかりました。
私も受験やアルバイトで成果を上げることに念頭において行動してきたので、熱意を持ちつつ、冷静に数字を追う貴社で働きたいという思いが一層強くなりました。
お忙しいところ面談のお時間を頂いたこと、改めてお礼申し上げます。
貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。
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港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:minato@○○○○○○.ab.jp
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キャリアアドバイザー
企業の姿勢とあなたの実体験を踏まえた価値観がマッチしていることをアピールできています。企業側が積極的な人を求めている場合は好印象ですね。
NG例文①雑談の内容をメインに書いている
新規メッセージ
○○○○○@shukatsu.com
△△△△△@shukatsu.com
本日の面談のお礼 〇〇大学・ 港太郎
〇〇株式会社
人事部
〇〇様
お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の港太郎と申します。
本日はお忙しい中、貴重な機会を設けていただきありがとうございました。
〇〇様が本日面談したとおっしゃっていた〇〇君が同じ学科にいることがわかりました(笑)
今後話しかけてみようと思います。
貴社の事業内容や入社後の配属先部署を知り、働きたい気持ちが芽生えました。
お忙しいところ面談のお時間を頂いたこと、改めてお礼申し上げます。
貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。
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港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:minato@○○○○○○.ab.jp
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キャリアアドバイザー
雑談はアイスブレイクの一環でおこなわれているので、お礼メールに記載する必要はありません。加えて、「(笑)」など砕けた表現は評価を下げやすいので使用しない方が良いですね。
NG例文②どの企業にも共通する内容となっている
新規メッセージ
○○○○○@shukatsu.com
△△△△△@shukatsu.com
本日の面談のお礼 〇〇大学・港太郎
〇〇株式会社
面談担当者様
お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の港太郎と申します。
本日はお忙しい中、貴重な機会を設けていただきありがとうございました。
〇〇様のお話を伺い、貴社の魅力や今後の事業の展望をよく理解でき、より一層貴社で働きたい気持ちが強くなりました。
お忙しいところ面談のお時間を頂いたこと、改めてお礼申し上げます。
貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。
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港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:minato@○○○○○○.ab.jp
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キャリアアドバイザー
企業の具体的な事業内容や魅力にも触れていません。使いまわした抽象的な内容は担当者の心に残りにくいですね。
面談後のお礼メールに関する不安を解消しよう
就活生
お礼メールに企業から返信がきたのですが、返信すべきでしょうか?
キャリアアドバイザー
それは内容によりますね。イレギュラーなケースにも対応できるようにお礼メールに関する質問を解消していこうと思います。
就活生
助かります。できれば、自分で判断できる就活マナーを身につけたいですね。
面談後のお礼メールに企業からの返信があったり、複数人の面談後には誰にメールを送るべきかわからなかったりと、お礼メールについて戸惑ってしまうこともあるでしょう。マナー違反を避けるべく面談後のお礼メールに関する不安を解消していきます。
お礼メールに対する返信が届いた場合は再度返信すべき?
お礼メールに対する返信が届くのは主に2つのケースがあります。
- 返信が不要な形式的な内容:「このメールに返信は不要です」という旨が記載されている。
- お礼メールの内容の対しての返信:あなた個人に宛てた内容が記載されている。
前者の場合はメールを送る必要はありません。一方、後者の場合は今後の選考に影響する可能性があります。内容を把握して、返信に対するお礼を簡潔かつ迅速に送りましょう。
キャリアアドバイザー
お礼メールの内容の対しての返信には、質問事項が明記されている場合があります。その際は漏れがないように記載してくださいね。
企業からの返信に対してどこまで返信をするべきかはこちらの記事で詳しく解説しています。
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お礼メールより電話や手紙の方が印象が良い?
基本的には電話や手紙はおすすめできません。なぜなら、電話では忙しい業務中に手を煩わせることになったり、手紙ではお礼が届くまでに時間がかかったりするのがネックになるためです。
そのため、迅速にメッセージが伝わり、またお礼を伝えた形が残るメールが良いでしょう。
ただ、以下のように手紙や電話の方が適している場合もあります。
- 基本的にPCを使用しない職場
- 会社訪問までのやり取りが郵送などの老舗企業
キャリアアドバイザー
企業の社風や働き方を見て、お礼をメール・電話・手紙でするかを考えてみてくださいね。
お礼の電話をかける場合はこちらの記事でマナーを確認してくださいね。
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面談相手が複数人いる場合は全員にメールを送るべき?
面談相手が複数人いる場合は全員にメールを送るべきか悩んだことがある学生もいるのではないでしょうか。
面談相手が複数人にいた場合は代表となる最も上役の人に連名で送りましょう。たとえば、「〇〇株式会社 人事部 〇〇様 〇〇様」のように並べて記載します。
キャリアアドバイザー
最も上役の人がわからない場合は宛名を「関係各位」「〇〇部の皆様」として、連絡先を知っている面談担当者1名に送るのがベターですね。
面談後のお礼メールはポイントを押さえて好印象を残そう!
面談後のお礼メールはポイントを押さえて作成するだけで好印象につながりやすいです。お礼メールのマナー自体はシンプルなので把握しておけば、評価が下がる心配はほぼありません。面談で印象に残ったことや今後の抱負などの内容を工夫して、あなたの熱意や意欲をアピールしましょう。
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面談後のお礼メールって送らなくても良いんですか?